朝、起きるとトドから長いメールが2通に分かれて届いていた。

「みかやん元気ですか、私思い切ってラブホ辞めちゃったェヘ!これから就職活動しなくっちゃあ、フロントK子にも辞めたいって何度もお願いしてたんだけど辞めさせてくれないから挨拶もなく突然、私らしくないやり方だったけど仕方ないもんね、PTAと一緒に居る事が苦痛になってきたら仕事もやりたくなくなって新人7号君もPTAと仲良くなって、私がPTAの悪い所を指摘したらすっごくかばうようになって、ますます私の居場所がなくなってきて、新人8号君は話してくれるけど7号君とは全然話せなくなってしまって毎日がきつかったよ今は未練も何もないから大丈夫、早く仕事探してがんばるよ。みかやんも仕事がんばってると思うけど身体に気を付けてね。それじゃあまた」

えーーーーっ!

取り敢えずトドへ「お疲れ様でした。ビックリです。トドさんはあんな中でよく頑張ったと思います。15日の給料日後に慰労会をしましょう。話が全部分かるのは私とOくんぐらいなので、言いたい事を言ってスッキリして下さい」と返信して、Oくんへ電話した。

みかやん「トドからメールきて、かくかくしかじかで、トドもラブホを辞めたんだってさ」

Oくん「えーーーーっ!マジ?」

みかやん「マジマジ。びっくりした」

Oくん「みかやんが辞めてから3ヶ月になるのに、後がまが育たなくて結局4人なんだからね。K子も引き留めるしかないだろうさ」

みかやん「トドは大丈夫と言うけど、私やOくんでもラブホ辞めた後、かなりズシンとくるものがあったでしょ?トドはあたしらより長く働いたからねぇ」

Oくん「俺も未だにトドとみかやんと俺とラブホで3人で働いてた頃を思い出してばかりだよ。トドは全員に嫌われて丸無視された時でさえ辞めなかったのに、みかやんも居ないし、どうでもよくなったんじゃない」

みかやん「あたしもPTAさえ居なかったら、あの状況でももう少し頑張れたかな?と思うんだ。PTAのイヤラシさは男には分かんないのかねぇ」

Oくん「PTAの事だもの7号君を仲間につけたくて一芝居打ったんだろうさ。8号君は7号君の言いなりだからね。全く計算高い女だよ。手練手管って言うの?恐ろしいね」

みかやん「PTAの事を思い出したらムカついてきたよ。あのクソ女さえ居なかったら、あたしもトドも辞めてなかっただろうさ。。。ごめん、どっかから電話きたみたいだから1回、切るね」

電話に出ると、スーパーの採用が決まる前に採用されたアウトソーシングの会社の人からだった。

会社の人「あなたが応募された企業で欠員が出たので、是非お願いしたかったのですが」

みかやん「いや、それがその」

会社の人「求人広告には載せないお仕事も紹介できますので、是非また事務所へ来て頂きたいんです」

みかやん「私の知人で、仕事を探してる人が居るんですが」

会社の人「あなたの紹介でしたら、その方へ事務所へ来られるよう伝えて下さい。ご希望のお仕事を見つけるお手伝いをさせて頂きます」

そういう話になったので、トドへ電話した。

みかやん「お疲れさま!メール見てホントに驚いたよ」

トド「ごめんなぁ。心配かけて」

みかやん「いやいや。今ね、前に面接受けて合格した会社から電話がきて、欠員がでたので働いて欲しいとか、求人広告に載らない仕事も紹介できるって言われてさ。仕事を探してる人が居るって言ったら、取り敢えず電話くれって言ってたから、電話してみるといいよ」

トド「ホンマやの。願ってもない話や。仕事探すのしんどい思ってたんや。助かるわ〜。ほんで、どないな仕事やったやろか?」

みかやん「食品の包装で、ギフト商品の包装だと思って面接を受けたら、コンビニのおにぎり包装で、機械で出来ない部分を手作業でするらしいんだ。でも、時給937円なんだよ。凄くない?」

トド「きゅうひゃくさんじゅうななえん!凄いやん!みかやんが行かんのにウチが行ってええのんか?」

みかやん「いい、いい。是非、電話してみて」

トド「ホンマに有り難い話や。それと15日過ぎに会いましょうや。電話やったら何時間かかるかわからへん。電話代かかるし会ってから話したいわ。ほな、もうすぐ夫が帰ってくんねん。またな」

思ったよりトドが元気で安心したが、やはり話したい事が山ほどあるようだ。PTAや外道のような腐りきった人間と比べたら、B君は可愛くて可愛くて仕方ないぐらいだ。

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