21:47-7:00 A番

今日はB番がEさんでC番がS君、B君と私がペアでA番だった。最初にB君に「今日は手伝いませんから。というか事務所で書類の作成がありますので、殆ど手伝えませんから」と言われ、動揺しながらも1人で仕事を進める事になった。

最初に惣菜や弁当類の賞味期限チェックをするが、”半額”になっても売れ残っている品がゴッソリ有り、その殆どが賞味期限2時間前で撤去しなければならない物ばかりだった。大慌てで弁当を抱えてバックヤードへ走った。

続いてパンの値引き。前回まではいっぱいいっぱいで気付かなかったが、今日は妙な事に気が付いた。私がパンの値引きを始めると、”半額”やら”30円引き”やらのシールを出すラベラーの「カッシャン」という音を聞きつけて、お客さん達が一斉にパン売場の方へ集まって来た。

「ありゃりゃ。お客さんに包囲されちゃったよ。ラベラー付けし難いったらありゃしない」と思いながら、パンの棚の左側から右側へ、パン一つ一つに半額シールを貼りながら進むと、お客さん達も私と一緒になって左から右へと移動した。

パンの棚の右端まで行ったので、今度は「マジっすか?」と思いながらパンの棚の右側から左側へ半額シールを貼りながら進むと、やはり私と同じスピードでお客さん達がゾロゾロと着いてきた。背後のお客さん達の大移動の気配をひしひしと感じ、怖くて振り返る事はできなかった。

お客さん的には「もしかしたら自分が買おうと思っているパンも半額になるかも」と思うのだろうが、私は「パンの棚、5段有るんだよ〜。この人達、ずっと着いてくるのかい?あたしゃ注目の中で作業するより、人知れずひっそりと作業したいのよ〜」と、この場から逃げ出したいような気分になった。

いやしかし。「ちょっと!このパンも半額になるの?」とか「このパンは半額じゃないの?」「こっちのパンはまだなの?」などと言ってくるあさましいお客さんは1人も居なくて、黙って見守ってくれるあたり、この店は客層が良くて本当に助かる。

B君が事務所から店内へ出てきて、先日の店長との話し合いの続きを知らせてくれた。結局、B番とC番が30分早く出勤して2時間の休憩をするのは無意味で、A番だけが30分早く出勤する事になったそうだ。で、30分早く出勤した分を休憩にするか、30分早く帰るかみんなに聞いて回るそうだ。A番の場合は30分+30分の1時間の休憩しかないので、私は「休憩1時間半!」と答えておいた。

B君「で、実はお願いがあるんですけど、15日に21時から澄川店で会議があるんです。急な話で申し訳ないんですが、時間的に休みの人に行って貰うしかないので、お休みのところ本当に恐縮なんですが、会議に出席して頂くわけにはいかないでしょうか?(物凄く低姿勢)」

みかやん「い、いいですよ(澄川って遠いよね?どやって行くんだい?あたしゃおのぼりさんだよ〜)」

B君「僕が送って行ければいいんですけど、今回は送れないんですよ。本当に申し訳ないんですが大丈夫ですか?」

みかやん「大丈夫・・・だと思います(えーん。心細いよ〜)」

B君「助かります。詳しい事を確認して後でお知らせします。ありがとうございます」

その後、バタバタと品出しをしているとS君がカサカサッと私に近付いてきた。私の耳元で「3時の温度チェックは行きましたか?」と、私が温度チェックを忘れている事をコッソリと知らせてくれた。ヒソヒソと「うわーっ!忘れてました。すみません。どうしましょう?」「今からでもパッと行けば大丈夫ですよ」「知らせて頂いて助かりました〜」「いえいえ、行ってきて下さい」と会話をした。

他の人に知られないようにコッソリと教えてくれるなんて、S君ていい人だ。

朝になりトラック便が到着した。コンテナの搬入を始めると、B君が「このコンテナ、軽いのでどうぞ〜」と軽いコンテナを譲ってくれて本気で嬉しかった。S君にもB君にも親切にされて無性に嬉しかった。

忙しかったけどいい一日だったと帰りにロッカーで一休みしていると、B君がわざわざ私の給料明細を持ってきてくれた。終わり良ければ全て良しってやつかい?本当にいい一日だった。

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