スーパー37日目:有り得ないウザ爺
2004年10月3日22:17-8:37 B番
今日はMさんがA番で、S君がC番だった。何かあっても頼りになるMさんは居るし、私の後のレジではS君がニコニコ笑っているし、とても過ごしやすい理想的な一日だ。日曜の夜でお客さんは少ないハズだし、ますます理想的な一日・・・と思っていたら、意外とお客さんが多くレジの小銭が極端に少なくなった。
Mさんはラーメンの品出しの為にバックヤードの2階へ行っていて、S君も飲料の品出しの為にバックヤードへ行っていて、警備のウザ爺は休憩中で事務所へ行っていた。幸いお客さんが途絶え、店内には私しかいない状態になり「今しかないっ!」と、大急ぎで両替の為に事務所へ走った。
休憩中のウザ爺に「お疲れ様ですっ」と声をかけ、小走りで奥の両替機の前へ行った。さも急いでいるという様子を見せないと(実際、急いでいた)ウザ爺にあーだこーだと話しかけられるので、大急ぎで両替をし終えて事務所を出た。
ここの両替機は、私が勤めていたデパートの両替機よりも、銀行の両替機よりも使い勝手が悪く、どうにも馴染めずにいたが、店内に従業員が誰もいない状態だったので、今お客さんに来られては大変だ!と急いでレジへ走り、速やかに両替したお金をレジへ入れた。
ここまでは良かった。
やがて、ふと10円玉1本500円の残りの500円玉1枚の事を思い出した。両替機から取った記憶もレジに入れた記憶もない。「大変だ!両替機に忘れてきた!」と気が付いた時に、丁度S君が店内へ戻って来たので「事務所へ行かせて下さい」と叫んで、凄い勢いで事務所へ走った。
事務所にはウザ爺が居て、ピーッと警報が轟いていた。恐ろしい事に警報は両替機から鳴っていて愕然としつつも、500円玉を取らねば過不足が出る!と500円玉を取ろうにも、硬貨の取り出し口が閉まっていて、両替機のどのボタンを押しても作動しない状態になっていた。
「えーん。どうしよう」と事務所を出ると、目の前にMさんが居たので、かくかくしかじかと説明をして一緒に事務所へ入った。依然として警報機は鳴ったままでMさんがどのボタンを押しても警報機は鳴りやまなかった。
Mさんが本部へ連絡してくれたが、結局は朝番の事務の人が来るまで現状のままという事になった。
Mさん「あのオッサン(ウザ爺のこと)、あんな警報が鳴り響いてる中で平気で休憩してたんですね。普段あんなに喋るのに肝心な事は喋らないなんて。警報が鳴るなんて、どんな理由かわからないにしろ尋常じゃないって事だけは分かりますよね。普通」
みかやん「はい。私も警報を聞いて青ざめましたから」
Mさん「ハッキリ言って馬鹿ですよね。あのオッサン。使えない。警備員なのに警報の音に無頓着だなんて有り得ないですよ。役立たずというか何というか。警報が鳴り響く中のうのうと休憩してる警備員なんて聞いた事がないです。発見が早ければ硬貨の取り出し口も開いたままだったハズなのに。何の為の警備員なのか分かりませんね。笑えてくるほど有り得ないですよ、あのオッサン」
みかやん「いえ。そもそも500円玉を取り出さないで戻った私が馬鹿なんです。すみません。こんな大事にいたってしまって。以後気を付けます」
Mさん「そんなぁ。みかやんは馬鹿じゃないですよ。あのオッサンはあんな警報の中でツラッと休憩してたんですよ。有り得ないですってば。あははは!あーっはっはっは!有り得ないーっ」
みかやん「あは。あ・・・はは(上手く笑えない)」
朝になり事務の人が大笑いしながら私の所へやってきた。
事務さん「両替機の警報は止まりましたよ。はい500円。警備の人、あの警報の中で普通に休憩してたんですってね。あはははは!」
みかやん「朝からお騒がせしてすみませんでした」
事務さん「あぁ気にしないで。お金を取り忘れたら警報が鳴るって知らなかったから、私も勉強になったもの。それにしても、あの警報の中で休憩って・・・あははは!あーっはっはっは。何も変だとかおかしいとか思わないだなんて。。。あはは!」
お陰で過不足は出ずに済んだし、叱られたり責められたりする事もなく爆笑の渦だった。しかしウザ爺も有り得ないが、私も有り得ない。急いでいてもお金が絡む事で気を抜いてはイケナイと深く反省した。
今日はMさんがA番で、S君がC番だった。何かあっても頼りになるMさんは居るし、私の後のレジではS君がニコニコ笑っているし、とても過ごしやすい理想的な一日だ。日曜の夜でお客さんは少ないハズだし、ますます理想的な一日・・・と思っていたら、意外とお客さんが多くレジの小銭が極端に少なくなった。
Mさんはラーメンの品出しの為にバックヤードの2階へ行っていて、S君も飲料の品出しの為にバックヤードへ行っていて、警備のウザ爺は休憩中で事務所へ行っていた。幸いお客さんが途絶え、店内には私しかいない状態になり「今しかないっ!」と、大急ぎで両替の為に事務所へ走った。
休憩中のウザ爺に「お疲れ様ですっ」と声をかけ、小走りで奥の両替機の前へ行った。さも急いでいるという様子を見せないと(実際、急いでいた)ウザ爺にあーだこーだと話しかけられるので、大急ぎで両替をし終えて事務所を出た。
ここの両替機は、私が勤めていたデパートの両替機よりも、銀行の両替機よりも使い勝手が悪く、どうにも馴染めずにいたが、店内に従業員が誰もいない状態だったので、今お客さんに来られては大変だ!と急いでレジへ走り、速やかに両替したお金をレジへ入れた。
ここまでは良かった。
やがて、ふと10円玉1本500円の残りの500円玉1枚の事を思い出した。両替機から取った記憶もレジに入れた記憶もない。「大変だ!両替機に忘れてきた!」と気が付いた時に、丁度S君が店内へ戻って来たので「事務所へ行かせて下さい」と叫んで、凄い勢いで事務所へ走った。
事務所にはウザ爺が居て、ピーッと警報が轟いていた。恐ろしい事に警報は両替機から鳴っていて愕然としつつも、500円玉を取らねば過不足が出る!と500円玉を取ろうにも、硬貨の取り出し口が閉まっていて、両替機のどのボタンを押しても作動しない状態になっていた。
「えーん。どうしよう」と事務所を出ると、目の前にMさんが居たので、かくかくしかじかと説明をして一緒に事務所へ入った。依然として警報機は鳴ったままでMさんがどのボタンを押しても警報機は鳴りやまなかった。
Mさんが本部へ連絡してくれたが、結局は朝番の事務の人が来るまで現状のままという事になった。
Mさん「あのオッサン(ウザ爺のこと)、あんな警報が鳴り響いてる中で平気で休憩してたんですね。普段あんなに喋るのに肝心な事は喋らないなんて。警報が鳴るなんて、どんな理由かわからないにしろ尋常じゃないって事だけは分かりますよね。普通」
みかやん「はい。私も警報を聞いて青ざめましたから」
Mさん「ハッキリ言って馬鹿ですよね。あのオッサン。使えない。警備員なのに警報の音に無頓着だなんて有り得ないですよ。役立たずというか何というか。警報が鳴り響く中のうのうと休憩してる警備員なんて聞いた事がないです。発見が早ければ硬貨の取り出し口も開いたままだったハズなのに。何の為の警備員なのか分かりませんね。笑えてくるほど有り得ないですよ、あのオッサン」
みかやん「いえ。そもそも500円玉を取り出さないで戻った私が馬鹿なんです。すみません。こんな大事にいたってしまって。以後気を付けます」
Mさん「そんなぁ。みかやんは馬鹿じゃないですよ。あのオッサンはあんな警報の中でツラッと休憩してたんですよ。有り得ないですってば。あははは!あーっはっはっは!有り得ないーっ」
みかやん「あは。あ・・・はは(上手く笑えない)」
朝になり事務の人が大笑いしながら私の所へやってきた。
事務さん「両替機の警報は止まりましたよ。はい500円。警備の人、あの警報の中で普通に休憩してたんですってね。あはははは!」
みかやん「朝からお騒がせしてすみませんでした」
事務さん「あぁ気にしないで。お金を取り忘れたら警報が鳴るって知らなかったから、私も勉強になったもの。それにしても、あの警報の中で休憩って・・・あははは!あーっはっはっは。何も変だとかおかしいとか思わないだなんて。。。あはは!」
お陰で過不足は出ずに済んだし、叱られたり責められたりする事もなく爆笑の渦だった。しかしウザ爺も有り得ないが、私も有り得ない。急いでいてもお金が絡む事で気を抜いてはイケナイと深く反省した。
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