スーパー52日目:若者と和菓子
2004年10月27日22:48-9:11 C番
今日はB君がA番で、EさんがB番だった。出勤すると、青黒い顔の人が赤いジャンパーを着て品出しをしていた。「あれれ?誰だろ?メーカーさんか、本部の人なのかな?」と、取り敢えず挨拶をしなければ!と思い、近付くとB君だった。
みかやん「おはようございます。大丈夫ですか?顔色が悪いですよ」
B君「特に体調は悪くはないけど、顔色悪いかな?」
みかやん「はい。かなり悪いです」
B君「ええええ〜〜」
赤いジャンパーは、冬のコンテナ搬入やバックヤードでの作業の時の為にと、店が用意した店名入りのウインドブレカーだった。それを着ているって事は、B君は寒気がするとか寒いという事なのだろう。普段はわりと色白なB君が土色の顔をしていたので、本気で驚いた。
みかやん「発注の件なんですけど、Bさんに発注の機械操作を教えて頂いた次の日に店長に”今日からやって”と言われましたので、一昨日から始めました」
B君「店長は”そろそろ”って言ってたから、もう少し時間的猶予があると思って、11月から始めて貰おうかと思ってたのに。そうだったんだ」
みかやん「お菓子の材料とスープ類、パックご飯の発注をしています」
B君「Mさん担当の持ち場があまりにも増えて大変だから、協力してあげて下さい」
みかやん「はい。わかりました」
仕事の話をしながらもB君の顔色の悪さが気になって仕方なかった。
レジに入ると、陽気な男の子の2人組がやってきた。1人目の男の子が買い物カゴに羊羹と牛乳を入れていたのを見て、心の中で「やっぱ和菓子には牛乳だよね!」と思ったら、2人が会話を始めた。
青年B「お前、何よソレ。饅頭か?」
青年A「(小声)饅頭じゃないよ。羊羹だよ」
青年B「お前、甘党だったのか」
青年A「そうでもないよ」
若い男の子の口から”甘党”という言葉が出るとは思わず、ちょっと吹き出しそうになった。青年Bが執拗に羊羹の事を尋ねる事を青年Aはウザく思っていたようだ。
青年B「でもよ〜。25才で羊羹って、早くね?」
「ぷははっ!」とここで堪えきれずに吹き出してしまった。大したことじゃなくても、笑っちゃいけないと思えば思うほど笑えてしまう。
青年A「別にいいじゃん!(ふてくされ気味)」
青年B「だってよ。羊羹って婆ちゃんとかが食うやつじゃないのか?」
青年A「婆ちゃんじゃなくても食うんだよ!(キレ気味)」
青年B「ねぇ。25才で羊羹って早くないの?」
みかやん「いえっへっへ。大丈夫ですよっほっほ(完全に笑ってる)」
青年A「ほらみろ!」
青年B「だって笑ってるもん」
みかやん「笑ってませんてっへっへ。笑ってないですよっほっほ(笑ってる)」
青年Bはずっと「俺は25才で羊羹って、絶対まだ早いと思うぞ」と訴えながら帰っていった。以前、某スーパーで爆笑店内アナウンスを聞いた事がある。「毎度〜っほっほっほ。ご来店下さいまして〜へっへ。誠にありがとうございますーふっふ。○○町からお越しのーっほっほっほ。○○様ーっはっはっは!あーはっはっは!」と、何が爆笑かって、アナウンス嬢が爆笑していたのだった。
その時、私は某デパートの電話交換係で店内放送も担当していたので笑えなかったが、周りのお客さん達はアナウンス嬢が何が可笑しくて笑っているのかは分からないものの、みんなつられて笑っていた。その時の事を思い出して、ますます可笑しくなったが、誰も居ないレジで1人で笑うワケにもいかず苦しかった。
次のお客さんがレジに来たので、真面目に取り組もうとするが、次のお客さんも25才ぐらいの若い男性ながら、きなこねじりと牛乳を買っていた。ここでも「やっぱ和菓子には牛乳だよね!」と思うが言えず、「100円が2点へっへ」「68円ですっふっふ」とならないよう、ひたすら堪えた。
どうせなら、きなこねじりの男の子には青年Bのすぐ後ろに並んで欲しかった。私はきなこねじりが大好きだが、今の若い人達はきなこねじりの事を知っているだろうか?夫がいつも買ってきてくれるきなこねじりには裏面に「○○(メーカー名)のきなこねじりは、他の追随を許しません」とまで書いてある。それを読んだ私は「全くだ。これで100円なんて有り得ない」と深く深く頷いてしまったのだった。
若い男の子が羊羹やきなこねじりを買っていく姿を見て、無性に嬉しかった。
今日はB君がA番で、EさんがB番だった。出勤すると、青黒い顔の人が赤いジャンパーを着て品出しをしていた。「あれれ?誰だろ?メーカーさんか、本部の人なのかな?」と、取り敢えず挨拶をしなければ!と思い、近付くとB君だった。
みかやん「おはようございます。大丈夫ですか?顔色が悪いですよ」
B君「特に体調は悪くはないけど、顔色悪いかな?」
みかやん「はい。かなり悪いです」
B君「ええええ〜〜」
赤いジャンパーは、冬のコンテナ搬入やバックヤードでの作業の時の為にと、店が用意した店名入りのウインドブレカーだった。それを着ているって事は、B君は寒気がするとか寒いという事なのだろう。普段はわりと色白なB君が土色の顔をしていたので、本気で驚いた。
みかやん「発注の件なんですけど、Bさんに発注の機械操作を教えて頂いた次の日に店長に”今日からやって”と言われましたので、一昨日から始めました」
B君「店長は”そろそろ”って言ってたから、もう少し時間的猶予があると思って、11月から始めて貰おうかと思ってたのに。そうだったんだ」
みかやん「お菓子の材料とスープ類、パックご飯の発注をしています」
B君「Mさん担当の持ち場があまりにも増えて大変だから、協力してあげて下さい」
みかやん「はい。わかりました」
仕事の話をしながらもB君の顔色の悪さが気になって仕方なかった。
レジに入ると、陽気な男の子の2人組がやってきた。1人目の男の子が買い物カゴに羊羹と牛乳を入れていたのを見て、心の中で「やっぱ和菓子には牛乳だよね!」と思ったら、2人が会話を始めた。
青年B「お前、何よソレ。饅頭か?」
青年A「(小声)饅頭じゃないよ。羊羹だよ」
青年B「お前、甘党だったのか」
青年A「そうでもないよ」
若い男の子の口から”甘党”という言葉が出るとは思わず、ちょっと吹き出しそうになった。青年Bが執拗に羊羹の事を尋ねる事を青年Aはウザく思っていたようだ。
青年B「でもよ〜。25才で羊羹って、早くね?」
「ぷははっ!」とここで堪えきれずに吹き出してしまった。大したことじゃなくても、笑っちゃいけないと思えば思うほど笑えてしまう。
青年A「別にいいじゃん!(ふてくされ気味)」
青年B「だってよ。羊羹って婆ちゃんとかが食うやつじゃないのか?」
青年A「婆ちゃんじゃなくても食うんだよ!(キレ気味)」
青年B「ねぇ。25才で羊羹って早くないの?」
みかやん「いえっへっへ。大丈夫ですよっほっほ(完全に笑ってる)」
青年A「ほらみろ!」
青年B「だって笑ってるもん」
みかやん「笑ってませんてっへっへ。笑ってないですよっほっほ(笑ってる)」
青年Bはずっと「俺は25才で羊羹って、絶対まだ早いと思うぞ」と訴えながら帰っていった。以前、某スーパーで爆笑店内アナウンスを聞いた事がある。「毎度〜っほっほっほ。ご来店下さいまして〜へっへ。誠にありがとうございますーふっふ。○○町からお越しのーっほっほっほ。○○様ーっはっはっは!あーはっはっは!」と、何が爆笑かって、アナウンス嬢が爆笑していたのだった。
その時、私は某デパートの電話交換係で店内放送も担当していたので笑えなかったが、周りのお客さん達はアナウンス嬢が何が可笑しくて笑っているのかは分からないものの、みんなつられて笑っていた。その時の事を思い出して、ますます可笑しくなったが、誰も居ないレジで1人で笑うワケにもいかず苦しかった。
次のお客さんがレジに来たので、真面目に取り組もうとするが、次のお客さんも25才ぐらいの若い男性ながら、きなこねじりと牛乳を買っていた。ここでも「やっぱ和菓子には牛乳だよね!」と思うが言えず、「100円が2点へっへ」「68円ですっふっふ」とならないよう、ひたすら堪えた。
どうせなら、きなこねじりの男の子には青年Bのすぐ後ろに並んで欲しかった。私はきなこねじりが大好きだが、今の若い人達はきなこねじりの事を知っているだろうか?夫がいつも買ってきてくれるきなこねじりには裏面に「○○(メーカー名)のきなこねじりは、他の追随を許しません」とまで書いてある。それを読んだ私は「全くだ。これで100円なんて有り得ない」と深く深く頷いてしまったのだった。
若い男の子が羊羹やきなこねじりを買っていく姿を見て、無性に嬉しかった。
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