スーパー56日目:新札と新警備員
2004年11月2日22:18-8:48 B番
今日はEさんがC番でS君がA番だった。出勤してまもなく、見慣れない警備員さんが現れた。若くて凛々しいお顔建ちだ。その警備さんに「はじめまして。○○と申します。今後は度々こちらでの勤務となりますので、宜しくお願い致します」とキビッと言われて、ちょっとたじたじしてしまった。
随分前に同級生の結婚式に出席した時、結婚式のしおりに同級生(新婦)が新郎の第一印象について「牛若丸みたいと思った」と書いてあったが、「アンタ、牛若丸に会った事あるのかい?牛若丸ってどんな顔さ?源の誰だっけ?義経?」と思った。その時はそう思ったが、この新しい警備さんは、まさに牛若丸みたいな感じだった。
だって京の五条の橋の上に居そうな顔・・・いや、それは弁慶だった。その後、歌の中で弁慶と牛若丸がどうなったか分からない。その歌を唄うと何故か「京の五条の橋の上〜 大の男の弁慶は〜 助けた亀に連れられて〜竜宮城へ〜」となってしまう。
話が逸れた。
レジに50代の男性が来て、レジ作業をしているとふいに話しかけられた。
男性客「前にレシピ集みたいのがが置いてあったんだけど、もう無いのかい?」
みかやん「えっ?レシピ集ですか?(嘘?そんなの有ったっけ?どこに?)」
困惑しているとレジに次のお客さんが来て更に困った。すると牛若丸が走って来た。
牛若丸「失礼致します。お話の途中でしたが、それはどういったレシピで、どの辺にあった物でしょうか?私が探してみます」
男性客「あぁ助かるよ。漬け物のレシピ集だったんだけど、凄く分かり易くていいレシピだったんだ。その時に頂いて帰れば良かったんだけど、つい忘れてしまって」
牛若丸「はい。それでは探して参ります」
するとS君が、そのレシピ集をどこからか大量に持って来た。男性客は「あぁコレコレ。ありがとう!」と大喜びで帰っていった。それにしても牛若丸もS君も地獄耳なのか?牛若丸のファインプレーに助けられた。今までの警備員さんとは、ちょっと違う。「おぬし、なかなかの使い手」とでも言いたいところだったが「ありがとうございます」と、お礼を言った。
無駄に喋って役に立たないウザ爺とは大違いだ。牛若丸こそ私が求めていた警備さんだ。かなり感動した。
一方、今日のS君はチョロチョロと私の所に来ては何かと話しかけてきて「キャッキャッ」と笑って、大はしゃぎだった。暫くして蛍光灯の交換をしていたS君が、蛍光灯を落として木っ端微塵になった。その時も牛若丸が「怪我は有りませんか?」と走って行った。牛若丸は素晴らしい。S君、はしゃぎすぎ(笑)。
朝になり、普通にレジをしていた。
みかやん「869円頂戴します」
男性客「じゃ、千円からお願いします」
みかやん「はい。千円お預かりしま・・・えっ?」
私は見た事がない千円札を手にしたまま固まってしまった。「何コレ?千円って書いてるけど千円なの?ん?て事は千円だよ。いいんだ。千ウォンでも千バーツでもなく千円って書いてるんだから」と、とっさに頭の中がごちゃごちゃになった。
男性客「それ、新しい千円札なんですよ。5千円札も一万円札も、もう新札ですよ」
みかやん「そうだったんですか。すみません。世間の事にはとんと疎くて、お恥ずかしい限りです」
男性客「もしかしてニセ札と思いました?」
みかやん「はい!」
男性客「ニセ札を作るなら、こんなアリアリと”違う!”と分かるものを作ったりしませんよ」
みかやん「あっ!それもそうですね」
男性客&みかやん「あはははは!」
男性客「前から言おうと思ってましたけど、あなた面白い人ですよね」
みかやん「ええっ?」
男性客「覚えてないかな?前に一緒に物を探してくれて”なさげですね”って言ったら”なさげと言うかズバリ無いですね”と答えてましたよ。それにレジ袋の事を”袋的な物”とも言いました。シャレてますよね」
みかやん「すみません!思った事が勝手に口を突いて出てしまう事が多いんです。悪気はないのですが失礼な返答をしてすみません」
男性客「いえいえ。正直な証拠ですよ。これからも明るく頑張って下さい」
みかやん「はい。ありがとうございます」
ふと見ると、牛若丸も微笑んでいた。頼もしい警備員さんが来てくれて本当に良かった。
今日はEさんがC番でS君がA番だった。出勤してまもなく、見慣れない警備員さんが現れた。若くて凛々しいお顔建ちだ。その警備さんに「はじめまして。○○と申します。今後は度々こちらでの勤務となりますので、宜しくお願い致します」とキビッと言われて、ちょっとたじたじしてしまった。
随分前に同級生の結婚式に出席した時、結婚式のしおりに同級生(新婦)が新郎の第一印象について「牛若丸みたいと思った」と書いてあったが、「アンタ、牛若丸に会った事あるのかい?牛若丸ってどんな顔さ?源の誰だっけ?義経?」と思った。その時はそう思ったが、この新しい警備さんは、まさに牛若丸みたいな感じだった。
だって京の五条の橋の上に居そうな顔・・・いや、それは弁慶だった。その後、歌の中で弁慶と牛若丸がどうなったか分からない。その歌を唄うと何故か「京の五条の橋の上〜 大の男の弁慶は〜 助けた亀に連れられて〜竜宮城へ〜」となってしまう。
話が逸れた。
レジに50代の男性が来て、レジ作業をしているとふいに話しかけられた。
男性客「前にレシピ集みたいのがが置いてあったんだけど、もう無いのかい?」
みかやん「えっ?レシピ集ですか?(嘘?そんなの有ったっけ?どこに?)」
困惑しているとレジに次のお客さんが来て更に困った。すると牛若丸が走って来た。
牛若丸「失礼致します。お話の途中でしたが、それはどういったレシピで、どの辺にあった物でしょうか?私が探してみます」
男性客「あぁ助かるよ。漬け物のレシピ集だったんだけど、凄く分かり易くていいレシピだったんだ。その時に頂いて帰れば良かったんだけど、つい忘れてしまって」
牛若丸「はい。それでは探して参ります」
するとS君が、そのレシピ集をどこからか大量に持って来た。男性客は「あぁコレコレ。ありがとう!」と大喜びで帰っていった。それにしても牛若丸もS君も地獄耳なのか?牛若丸のファインプレーに助けられた。今までの警備員さんとは、ちょっと違う。「おぬし、なかなかの使い手」とでも言いたいところだったが「ありがとうございます」と、お礼を言った。
無駄に喋って役に立たないウザ爺とは大違いだ。牛若丸こそ私が求めていた警備さんだ。かなり感動した。
一方、今日のS君はチョロチョロと私の所に来ては何かと話しかけてきて「キャッキャッ」と笑って、大はしゃぎだった。暫くして蛍光灯の交換をしていたS君が、蛍光灯を落として木っ端微塵になった。その時も牛若丸が「怪我は有りませんか?」と走って行った。牛若丸は素晴らしい。S君、はしゃぎすぎ(笑)。
朝になり、普通にレジをしていた。
みかやん「869円頂戴します」
男性客「じゃ、千円からお願いします」
みかやん「はい。千円お預かりしま・・・えっ?」
私は見た事がない千円札を手にしたまま固まってしまった。「何コレ?千円って書いてるけど千円なの?ん?て事は千円だよ。いいんだ。千ウォンでも千バーツでもなく千円って書いてるんだから」と、とっさに頭の中がごちゃごちゃになった。
男性客「それ、新しい千円札なんですよ。5千円札も一万円札も、もう新札ですよ」
みかやん「そうだったんですか。すみません。世間の事にはとんと疎くて、お恥ずかしい限りです」
男性客「もしかしてニセ札と思いました?」
みかやん「はい!」
男性客「ニセ札を作るなら、こんなアリアリと”違う!”と分かるものを作ったりしませんよ」
みかやん「あっ!それもそうですね」
男性客&みかやん「あはははは!」
男性客「前から言おうと思ってましたけど、あなた面白い人ですよね」
みかやん「ええっ?」
男性客「覚えてないかな?前に一緒に物を探してくれて”なさげですね”って言ったら”なさげと言うかズバリ無いですね”と答えてましたよ。それにレジ袋の事を”袋的な物”とも言いました。シャレてますよね」
みかやん「すみません!思った事が勝手に口を突いて出てしまう事が多いんです。悪気はないのですが失礼な返答をしてすみません」
男性客「いえいえ。正直な証拠ですよ。これからも明るく頑張って下さい」
みかやん「はい。ありがとうございます」
ふと見ると、牛若丸も微笑んでいた。頼もしい警備員さんが来てくれて本当に良かった。
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