スーパー63日目:タッキー風
2004年11月12日21:46-7:16 A番
今日はEさんがB番で、B君がC番だった。最後に出勤してきたB君が普通に「おはようございます」と言ってきたが、どうにもB君の顔色が気になった。
みかやん「最近、顔色が良くないと思ってましたが、今日は特に顔色が悪いように見えますけど、大丈夫ですか?」
B君「ええっ?そんなに顔色、悪い?」
みかやん「はい。もう最悪です」
B君「ええええ〜っ」
イケメンB君が今日はキョンシーかゾンビ、いずれにしても死人のように見えた。顔色、悪すぎだ。本当に大丈夫なんだろうか?相変わらずバリバリと働くB君を見て、ちょっと安心して私も品出しに精を出した。
しゃがんで昆布やひじきの品出しをしていると、背後から「あのぅ」という男性の声が聞こえたので、「はい。いらっしゃいませ」と言いつつ、元気良く立ち上がって思わず「あらら」とのけ反ってしまった。目の前に居たのは、今まで生きてきた中で実際に見た最高の美青年だった。
色白でキメの細かい綺麗な肌、赤い唇、スッとした高い鼻、きりりとした濃いめの眉、涼しげに澄んだ瞳、まるでタッキーだ。私はドラマ・マザー&ラヴァーで坂口憲二に胸がキュンとなる篠原涼子のように思わず「うっ!」と胸を押さえた。
美青年「すみません。商品名を忘れたんですけど、普通の豆腐みたいに水っぽくない豆腐で、乾いてるのに濡れたような名前で、カチッと四角いの。って。あの、分かりますか?」
みかやん「ええと(なぞなぞかい?)。しみ豆腐の事でしょうか?」
美青年「はいはいはいはい!ソレっ!それです!すみません」
みかやん「しみ豆腐でしたら、こちらです」
美青年「あっ!こんな目の前に!す、すみません!」
みかやん「いいえ〜。いえいえいえいえ。ぜーんぜんです。そんな何をおっしゃるやら。えへへへへ(接客も忘れ素の自分になって必要以上に照れている)」
このお客様には初めてお目にかかったが、こんなお客様なら毎日でも来て頂きたいし、ドライアイの私の目も癒されるだろう。うっとりしながら、しみ豆腐を手にしてレジへ向かう彼を目で追った。心の中で「明日も来てくれるかしら。うふ。。。えっ?・・・ええ〜っ!」となった。
蛍光灯に照らされた彼の髪の輝きは、明らかに人毛の輝きではなく、ナイロン光りしていて、天使の輪の途中から妖しい輝きを放っている。。。という事は部分ヅ○で、一昔前の物か粗悪品だ。いやしかし一昔前からとなると推定年齢25才の彼は幾つぐらいから逝っちゃってたんだろう?お父さんのおさがりだろうか?ドライアイだがカツ○KGBの私の目に狂いはないだろう。
今時は天下のハリウッド俳優だって逝っちゃってるし、日本の俳優だって包み隠さない人が増えた。特に驚く事でもないんだろうけど驚いた。私も髪は少ないし髪の毛は細いしコシもハリもツヤも無い。専属美容師君にも「髪の三重苦」と言われているし、そう遠くない将来にア○ランスイブのお世話になるだろう。言うなれば彼は先輩だ。
彼の為にも私の為にも、カツラKGBの私が見てもソレと分からないような精巧で格安のヅラ開発をして欲しいと切に願う私だった。もしくは植毛の一般化や日常化か。ネイルサロンや美容室へ行くような感覚で植毛に行ったり、帽子のような感覚でファッションに合わせて毎日ヅラを替えるとか。物凄い養毛剤もいいな。私が本当にヤバくなった頃には、そんな時代になってるといいなぁ・・・。
最近の植毛のCM、腕に植毛してグイグイ引っ張ってるやつ、アレはちょっと怖いよね。ヅラやら植毛やら増毛などの、そっち系のCMは随分と増えたけど、実際に「被ってるの」とか「植えたの」とか「乗せてるの」という人にはお目にかかった事がない。
まだまだ秘密裏に行われているようで、決してオープンではない。そういや、朝番の50代女性もかなりきちゃってるのよね。私も50代になる頃には・・・うーん。微妙・・・なんて事を考えていたら、帰る時間が迫っていた。
大慌てで全棚の商品の前出しをして、作業日報を書いて、バタバタと帰り支度をした。
私に様々な事を考えさせてくれた(勝手に考えただけだけど)タッキー風の彼だったが、その後二度と現れる事はなかった(12月31日現在)。残念!
今日はEさんがB番で、B君がC番だった。最後に出勤してきたB君が普通に「おはようございます」と言ってきたが、どうにもB君の顔色が気になった。
みかやん「最近、顔色が良くないと思ってましたが、今日は特に顔色が悪いように見えますけど、大丈夫ですか?」
B君「ええっ?そんなに顔色、悪い?」
みかやん「はい。もう最悪です」
B君「ええええ〜っ」
イケメンB君が今日はキョンシーかゾンビ、いずれにしても死人のように見えた。顔色、悪すぎだ。本当に大丈夫なんだろうか?相変わらずバリバリと働くB君を見て、ちょっと安心して私も品出しに精を出した。
しゃがんで昆布やひじきの品出しをしていると、背後から「あのぅ」という男性の声が聞こえたので、「はい。いらっしゃいませ」と言いつつ、元気良く立ち上がって思わず「あらら」とのけ反ってしまった。目の前に居たのは、今まで生きてきた中で実際に見た最高の美青年だった。
色白でキメの細かい綺麗な肌、赤い唇、スッとした高い鼻、きりりとした濃いめの眉、涼しげに澄んだ瞳、まるでタッキーだ。私はドラマ・マザー&ラヴァーで坂口憲二に胸がキュンとなる篠原涼子のように思わず「うっ!」と胸を押さえた。
美青年「すみません。商品名を忘れたんですけど、普通の豆腐みたいに水っぽくない豆腐で、乾いてるのに濡れたような名前で、カチッと四角いの。って。あの、分かりますか?」
みかやん「ええと(なぞなぞかい?)。しみ豆腐の事でしょうか?」
美青年「はいはいはいはい!ソレっ!それです!すみません」
みかやん「しみ豆腐でしたら、こちらです」
美青年「あっ!こんな目の前に!す、すみません!」
みかやん「いいえ〜。いえいえいえいえ。ぜーんぜんです。そんな何をおっしゃるやら。えへへへへ(接客も忘れ素の自分になって必要以上に照れている)」
このお客様には初めてお目にかかったが、こんなお客様なら毎日でも来て頂きたいし、ドライアイの私の目も癒されるだろう。うっとりしながら、しみ豆腐を手にしてレジへ向かう彼を目で追った。心の中で「明日も来てくれるかしら。うふ。。。えっ?・・・ええ〜っ!」となった。
蛍光灯に照らされた彼の髪の輝きは、明らかに人毛の輝きではなく、ナイロン光りしていて、天使の輪の途中から妖しい輝きを放っている。。。という事は部分ヅ○で、一昔前の物か粗悪品だ。いやしかし一昔前からとなると推定年齢25才の彼は幾つぐらいから逝っちゃってたんだろう?お父さんのおさがりだろうか?ドライアイだがカツ○KGBの私の目に狂いはないだろう。
今時は天下のハリウッド俳優だって逝っちゃってるし、日本の俳優だって包み隠さない人が増えた。特に驚く事でもないんだろうけど驚いた。私も髪は少ないし髪の毛は細いしコシもハリもツヤも無い。専属美容師君にも「髪の三重苦」と言われているし、そう遠くない将来にア○ランスイブのお世話になるだろう。言うなれば彼は先輩だ。
彼の為にも私の為にも、カツラKGBの私が見てもソレと分からないような精巧で格安のヅラ開発をして欲しいと切に願う私だった。もしくは植毛の一般化や日常化か。ネイルサロンや美容室へ行くような感覚で植毛に行ったり、帽子のような感覚でファッションに合わせて毎日ヅラを替えるとか。物凄い養毛剤もいいな。私が本当にヤバくなった頃には、そんな時代になってるといいなぁ・・・。
最近の植毛のCM、腕に植毛してグイグイ引っ張ってるやつ、アレはちょっと怖いよね。ヅラやら植毛やら増毛などの、そっち系のCMは随分と増えたけど、実際に「被ってるの」とか「植えたの」とか「乗せてるの」という人にはお目にかかった事がない。
まだまだ秘密裏に行われているようで、決してオープンではない。そういや、朝番の50代女性もかなりきちゃってるのよね。私も50代になる頃には・・・うーん。微妙・・・なんて事を考えていたら、帰る時間が迫っていた。
大慌てで全棚の商品の前出しをして、作業日報を書いて、バタバタと帰り支度をした。
私に様々な事を考えさせてくれた(勝手に考えただけだけど)タッキー風の彼だったが、その後二度と現れる事はなかった(12月31日現在)。残念!
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