スーパー64日目:豆腐散乱
2004年11月14日21:47-7:04 A番
今日はMさんがB番で、S君がC番だった。台車上や折りコンの品出しもPOP作りも無く、一瞬「ラッキー!」と思ったら、日配冷蔵庫に品出しする日配品がてんこ盛りになっていた。牛乳やら乳製品が30ケースほどと、豆腐や納豆も30ケースぐらい有って、めまいがした。納豆以外は重い物ばかりだ。
冷蔵庫でキャリーに乳製品を4段2列にして8ケース積み、売場へ運んで品出しをして・・を何回繰り返しただろう。乳製品の品出しだけで重くてヘロヘロで、、まだ豆腐や納豆が残っていたが、この時点で既に思考能力が失われてしまっていた。
何も考えずにキャリーの片側に豆腐を4ケース積み、もう片側に豆腐を4ケース積んで売場へ運び、納豆の品出しを始めた。納豆の品出しは順調に進み、キャリーの上には豆腐4ケースと納豆1ケースになった。やれやれと最後の納豆のケースをキャリーからおろしたとたん、キャリーが豆腐4ケースの重みで傾き「ガターン」という物凄い音と共にケースが倒れて、豆腐が売場に散乱した。
「みかやーんっ!」と叫んでMさんが走って来て、続いてS君が「大丈夫ですかーっ!」と叫びながら走ってきた。この2人は本当にいい人達だ。だが、豆腐のパックが破裂して水浸しになっているのと、ケースが倒れて豆腐が散乱している光景を見て、思わず3人で固まってしまった。
尚も固まっている私を後目に、Mさんはモップを持って走ってきて、S君がビニール袋を持って走って来たとろこで、ようやく私は我に返った。
みかやん「すみません!どうしましょう」
Mさん「前にも誰かが同じ事をしましたよ。気にしないで下さい」
S君「俺ですよ。俺、俺。俺の時はシラタキだったんで、もっと水浸しになったし、臭くて臭くて大変でした」
Mさん「そうだ!シラタキだ!シラタキなんて無臭だと思ってたのに、異様な匂いが店内に広がったんでしたね」
S君「はい。臭くて臭くてってか、Mさんはレジに戻って下さい。後は俺が」
みかやん「いえいえ。後は私が。どうもお騒がせしました」
Mさんからモップを奪い取りモップで床を拭いたが、豆腐の水は思ったよりヌルヌルしていて、拭いても拭いてもヌルヌルしていた。しかも豆腐臭い。その間、S君は豆腐のパックが破裂していないか1つ1つ確認しながらケースに入れてくれていた。結局、破損した豆腐は3丁だった。たった3丁でこのヌルヌルとこの匂いとは。
みかやん「S君、すみませんでした。豆腐もなかなか臭いもんなんですね」
S君「シラタキなんかこんなもんじゃなかったですよ。しかもあの時はシラタキの湖と化しましたから」
みかやん「あはは!湖ですか。いえいえ(笑い事じゃない)、破損した3丁はどうすればいいですか?」
S君「こっちは俺がやっときますから、仕事に戻って下さい」
みかやん「す、すみません!ありがとうございます!」
暫くは豆腐売場付近の床がヌルヌルしていたので、お客さんが滑って転んだりしたらどうしよう?と思ってヒヤヒヤしていたが、それもすぐに乾いて何事もなかったかのように油揚げの品出しをしていると、いつも深夜に来る親子(母と娘。2人とも水商売風)が来た。
娘「お母さん、何か、臭くない?」
母「そう言えば何か匂うわね」
娘「なんだろ?生臭〜い」
母「椎茸や切り干し大根の売場なんかも匂うでしょ。いろんな食品を扱ってるから、いろんな匂いがするものなのよ」
娘「そーお?それにしても匂うような気がするけど」
母「気のせいよ」
私の背中越しに2人が会話をしていた。この親子は母親が物凄く腰が低い人なのに、娘はとんでもなく横柄でともすれば喧嘩口調で何かを訴えてくるので要注意だ。この娘に、豆腐をひっくり返した現場を見られなくて済んで良かった。
もし見られていたら「ちょっとお!アンタ、何、やってんのよ!臭くて仕方ないわ!それに滑って転んだら、どうしてくれるのよ!早く片付けて!あーあー、信じられない!」ぐらいに言われたに決まってる。
その後、キャリーのバランスに気を付けながら決死の品出しをして、何とか7時に帰る事ができた。やれやれ。
今日はMさんがB番で、S君がC番だった。台車上や折りコンの品出しもPOP作りも無く、一瞬「ラッキー!」と思ったら、日配冷蔵庫に品出しする日配品がてんこ盛りになっていた。牛乳やら乳製品が30ケースほどと、豆腐や納豆も30ケースぐらい有って、めまいがした。納豆以外は重い物ばかりだ。
冷蔵庫でキャリーに乳製品を4段2列にして8ケース積み、売場へ運んで品出しをして・・を何回繰り返しただろう。乳製品の品出しだけで重くてヘロヘロで、、まだ豆腐や納豆が残っていたが、この時点で既に思考能力が失われてしまっていた。
何も考えずにキャリーの片側に豆腐を4ケース積み、もう片側に豆腐を4ケース積んで売場へ運び、納豆の品出しを始めた。納豆の品出しは順調に進み、キャリーの上には豆腐4ケースと納豆1ケースになった。やれやれと最後の納豆のケースをキャリーからおろしたとたん、キャリーが豆腐4ケースの重みで傾き「ガターン」という物凄い音と共にケースが倒れて、豆腐が売場に散乱した。
「みかやーんっ!」と叫んでMさんが走って来て、続いてS君が「大丈夫ですかーっ!」と叫びながら走ってきた。この2人は本当にいい人達だ。だが、豆腐のパックが破裂して水浸しになっているのと、ケースが倒れて豆腐が散乱している光景を見て、思わず3人で固まってしまった。
尚も固まっている私を後目に、Mさんはモップを持って走ってきて、S君がビニール袋を持って走って来たとろこで、ようやく私は我に返った。
みかやん「すみません!どうしましょう」
Mさん「前にも誰かが同じ事をしましたよ。気にしないで下さい」
S君「俺ですよ。俺、俺。俺の時はシラタキだったんで、もっと水浸しになったし、臭くて臭くて大変でした」
Mさん「そうだ!シラタキだ!シラタキなんて無臭だと思ってたのに、異様な匂いが店内に広がったんでしたね」
S君「はい。臭くて臭くてってか、Mさんはレジに戻って下さい。後は俺が」
みかやん「いえいえ。後は私が。どうもお騒がせしました」
Mさんからモップを奪い取りモップで床を拭いたが、豆腐の水は思ったよりヌルヌルしていて、拭いても拭いてもヌルヌルしていた。しかも豆腐臭い。その間、S君は豆腐のパックが破裂していないか1つ1つ確認しながらケースに入れてくれていた。結局、破損した豆腐は3丁だった。たった3丁でこのヌルヌルとこの匂いとは。
みかやん「S君、すみませんでした。豆腐もなかなか臭いもんなんですね」
S君「シラタキなんかこんなもんじゃなかったですよ。しかもあの時はシラタキの湖と化しましたから」
みかやん「あはは!湖ですか。いえいえ(笑い事じゃない)、破損した3丁はどうすればいいですか?」
S君「こっちは俺がやっときますから、仕事に戻って下さい」
みかやん「す、すみません!ありがとうございます!」
暫くは豆腐売場付近の床がヌルヌルしていたので、お客さんが滑って転んだりしたらどうしよう?と思ってヒヤヒヤしていたが、それもすぐに乾いて何事もなかったかのように油揚げの品出しをしていると、いつも深夜に来る親子(母と娘。2人とも水商売風)が来た。
娘「お母さん、何か、臭くない?」
母「そう言えば何か匂うわね」
娘「なんだろ?生臭〜い」
母「椎茸や切り干し大根の売場なんかも匂うでしょ。いろんな食品を扱ってるから、いろんな匂いがするものなのよ」
娘「そーお?それにしても匂うような気がするけど」
母「気のせいよ」
私の背中越しに2人が会話をしていた。この親子は母親が物凄く腰が低い人なのに、娘はとんでもなく横柄でともすれば喧嘩口調で何かを訴えてくるので要注意だ。この娘に、豆腐をひっくり返した現場を見られなくて済んで良かった。
もし見られていたら「ちょっとお!アンタ、何、やってんのよ!臭くて仕方ないわ!それに滑って転んだら、どうしてくれるのよ!早く片付けて!あーあー、信じられない!」ぐらいに言われたに決まってる。
その後、キャリーのバランスに気を付けながら決死の品出しをして、何とか7時に帰る事ができた。やれやれ。
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