スーパー66日目:オッサン三たび
2004年11月16日あ22:18-8:35 B番
今日はB君がA番で、EさんがC番だった。出勤するとB君が走り寄ってきた。顔色もかなり良くなっていた。
B君「昨日はご迷惑をお掛けいたしまして、大変申し訳ございませんでした」
みかやん「いえそんな(ぶっちゃけ昨日は死にかけました)。もう大丈夫なんですか?」
B君「はい、お陰様で熱も下がりまして無事に復帰したという次第でございまして、昨日は本当に申し訳ございませんでした」
みかやん「いえいえ。病み上がりですし今日も無理しないで下さいね。どうかお大事に」
B君「ありがとうございます」
B君が品出しに戻ると、いつものオッサン(常連さんファイル・その14)が来た。
その14「なんだ。あの男と仲、悪いのか?」
みかやん「いいえ。そんな事、ないですよ」
その14「他人行儀だろ。”ございます”だの”ございました”ってよ」
みかやん「昨日、あの人が風邪で急に休んだのでそのお詫びだったんですよ(てか、他人ですし)」
その14「あいつが休んだのか?あっはっは!オニノカクランって奴だな」
みかやん「それは違いますよ。そんな・・・」
その14「ちょっといい男だけどよ、気取ってるっちゅうか愛想が無ぇっちゅうかなぁ」
みかやん「ポーカーフェイスなんですよ。感情が顔に出ないというか」
その14「なんだ。随分とカタを持つんだな。お前、あいつに惚れたのか?」
みかやん「そうではなくて、頭が良くて仕事が出来て尊敬できる先輩だと思ってるんです」
その14「だーめだ、ダメだ!あいつはやめとけ!あの男はダメだ」
オッサンは「やめとけ!」「ダメだ!」と繰り返し言いながら外へ出て行った。なんなんだ。この話も忘れかけた頃、またオッサンが来た。
その14「あいつ(B君)どうも客を選んでるフシがあってよ。見てると客によって態度が違うんだよな」
みかやん「そんな事、ないですよ。私が苦手なお客さんともにこやかに話してますし」
その14「苦手な客なんて居るのか、どら、どいつよ!」
みかやん「いえ、そうじゃなくて。あの」
その14「でもあいつはやめた方がいいぞ」
みかやん「やめるも何も、そーゆー事ではなくて・・・」
人間的に尊敬するというのと好いた惚れたというのはまた別の話だと力説しても、オッサンは納得がいかないようだった。こんな時に限ってお客さんも来ないのでオッサンから逃れられなかった。何故、力説してるのか自分でも分からなくなってきたし、さすがにオッサンがウザくなってきた。
夜もすっかり明けた頃、オッサンが三たび登場した。
その14「あの位のトシの頃はよぅ(B君の事)正社員でバリバリ稼いで、それがまた楽しい時期なのによ、こんな所にいるようじゃダメなんだ。ココだって時給なんぼのパートなんだべ。バイトよりはいいんだけどよ。あいつだってもう30近いんだべ」
みかやん「(始まった。稼ぎの話だよ。てか、まだ言ってんのかい。もう勘弁してよ〜)あの人、今月いっぱいでココ辞めるんですよね。就職するらしいですよ」
その14「なんだ。そうか。早く言えよ〜。あはははは!俺はまた、てっきりお前があの男に熱を上げたと思ってよ。俺も何を言ってたんだかなぁ。あはははは!いや、トシもお前の方があいつより、ずっと上だべ。俺は心配してなぁ」
みかやん「あの、ちょっとお待ち下さい。”ずっと”ってなんですか!ずっとって!」
オッサン「男と女の場合はよぅ、女より男が年上なのは当たり前みたいなもんだけどよ。女の方が年上ってのは、ちょっとでもずっとみたいに思うもんなのよ、女が男より年上ってのはな。気にすんなぁ。あははは!」
確かに年下好きだけど、オッサンは何をおっしゃるやら。
オッサンを見送って、あたしゃもう本当に疲れた。4度目は見たくないから、今日はもう来ないでくれ!と祈るような気持ちになった。オッサンも悪い人じゃないんだけど、今日は本当にウザいと思ったし、何を言いたいんだかよく分からなかった。
帰りがけにEさんから「S君も辞めるらしい」と聞いた時には、動悸息切れめまいがした。
今日はB君がA番で、EさんがC番だった。出勤するとB君が走り寄ってきた。顔色もかなり良くなっていた。
B君「昨日はご迷惑をお掛けいたしまして、大変申し訳ございませんでした」
みかやん「いえそんな(ぶっちゃけ昨日は死にかけました)。もう大丈夫なんですか?」
B君「はい、お陰様で熱も下がりまして無事に復帰したという次第でございまして、昨日は本当に申し訳ございませんでした」
みかやん「いえいえ。病み上がりですし今日も無理しないで下さいね。どうかお大事に」
B君「ありがとうございます」
B君が品出しに戻ると、いつものオッサン(常連さんファイル・その14)が来た。
その14「なんだ。あの男と仲、悪いのか?」
みかやん「いいえ。そんな事、ないですよ」
その14「他人行儀だろ。”ございます”だの”ございました”ってよ」
みかやん「昨日、あの人が風邪で急に休んだのでそのお詫びだったんですよ(てか、他人ですし)」
その14「あいつが休んだのか?あっはっは!オニノカクランって奴だな」
みかやん「それは違いますよ。そんな・・・」
その14「ちょっといい男だけどよ、気取ってるっちゅうか愛想が無ぇっちゅうかなぁ」
みかやん「ポーカーフェイスなんですよ。感情が顔に出ないというか」
その14「なんだ。随分とカタを持つんだな。お前、あいつに惚れたのか?」
みかやん「そうではなくて、頭が良くて仕事が出来て尊敬できる先輩だと思ってるんです」
その14「だーめだ、ダメだ!あいつはやめとけ!あの男はダメだ」
オッサンは「やめとけ!」「ダメだ!」と繰り返し言いながら外へ出て行った。なんなんだ。この話も忘れかけた頃、またオッサンが来た。
その14「あいつ(B君)どうも客を選んでるフシがあってよ。見てると客によって態度が違うんだよな」
みかやん「そんな事、ないですよ。私が苦手なお客さんともにこやかに話してますし」
その14「苦手な客なんて居るのか、どら、どいつよ!」
みかやん「いえ、そうじゃなくて。あの」
その14「でもあいつはやめた方がいいぞ」
みかやん「やめるも何も、そーゆー事ではなくて・・・」
人間的に尊敬するというのと好いた惚れたというのはまた別の話だと力説しても、オッサンは納得がいかないようだった。こんな時に限ってお客さんも来ないのでオッサンから逃れられなかった。何故、力説してるのか自分でも分からなくなってきたし、さすがにオッサンがウザくなってきた。
夜もすっかり明けた頃、オッサンが三たび登場した。
その14「あの位のトシの頃はよぅ(B君の事)正社員でバリバリ稼いで、それがまた楽しい時期なのによ、こんな所にいるようじゃダメなんだ。ココだって時給なんぼのパートなんだべ。バイトよりはいいんだけどよ。あいつだってもう30近いんだべ」
みかやん「(始まった。稼ぎの話だよ。てか、まだ言ってんのかい。もう勘弁してよ〜)あの人、今月いっぱいでココ辞めるんですよね。就職するらしいですよ」
その14「なんだ。そうか。早く言えよ〜。あはははは!俺はまた、てっきりお前があの男に熱を上げたと思ってよ。俺も何を言ってたんだかなぁ。あはははは!いや、トシもお前の方があいつより、ずっと上だべ。俺は心配してなぁ」
みかやん「あの、ちょっとお待ち下さい。”ずっと”ってなんですか!ずっとって!」
オッサン「男と女の場合はよぅ、女より男が年上なのは当たり前みたいなもんだけどよ。女の方が年上ってのは、ちょっとでもずっとみたいに思うもんなのよ、女が男より年上ってのはな。気にすんなぁ。あははは!」
確かに年下好きだけど、オッサンは何をおっしゃるやら。
オッサンを見送って、あたしゃもう本当に疲れた。4度目は見たくないから、今日はもう来ないでくれ!と祈るような気持ちになった。オッサンも悪い人じゃないんだけど、今日は本当にウザいと思ったし、何を言いたいんだかよく分からなかった。
帰りがけにEさんから「S君も辞めるらしい」と聞いた時には、動悸息切れめまいがした。
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