21:45-7:16 A番

今日はEさんがB番で、B君がC番のハズだったが、C番で出勤してきたのはMさんだった。知らぬ間に休みを交代していたらしいが、ちょっと残念。B君に会いたかった気がした。

毎度の事だが女性3人の日は必ず夜間店長が「あぁ今日は女性3人かい。警備さん!頼むよ!うちの大事な女の子達だからね〜」と叫ぶが、私の事まで「女の子」という言葉で一括りにされると、かなり恥ずかしいものがある。

その夜間店長は23時に仕事を終え、店のジャンパーを脱いでから缶ビールを買い、事務所で飲んでから帰るのが日課だが、何気に事務所へ行くとグイと私を抱き寄せて離さなかった。「なぁ!みかやん。なぁ!なぁ!」と言うが何が「なぁ」なのか、さっぱり分からないし、警備さんが事務所へ来ても私を離してくれないので焦った。

「もう飲んでるのかい?」と思って時計を見ると23時前だ。少し経ってから解放されたが、いったい何だったのかは謎のまま。全く「ワケ分かんな〜い」。今までは冗談でセクハラ、セクハラと言ってきたが、これぞまさしくセクハラに値するものではないのか?あぁビックリした。

夜間店長が若いイケメン君なら、私も夜間店長の背中に手を回して熱い抱擁をしたに違いない!と思うが、夜間店長って、淀川長治にソックリな白髪のお爺ちゃんなんだもの。

23時になり、夜間店長は普通にビールを買い、普通にビールを飲んで、ごく普通に帰っていった。私の中で謎は深まる一方だった。

ま、いいか。

しかし、これが引き金になったのか、変な客に遭遇してしまった。私の周りをウロウロしている30代の男が居ると思っていたら、いきなり私の前に回り込んで話しかけてきた。

30男「大変だねぇ。女の子なのに、こんな夜中にお仕事だなんて」

みかやん「(だから、女の子じゃないんだってば。でもオバサンって言われると痛いのよね。微妙な年頃よ)いえいえ。慣れると何でもない事です」

30男「休憩時間なんかも有るの?」

みかやん「はい。休憩は1時間半の日と1時間の日があります」

30男「休憩、何時から?そこのロイホでお茶しようよ」

みかやん「は?(ナンパだったんかい?)」

30男「ねぇ、キミ、いくつ?」

みかやん「(聞いて驚くなよ!)それがもう、教えられない程、凄いトシで。あは、あはは!」

30男「冗談言ってないでさぁ。で、休憩は何時から?」

みかやん「朝の6時なんですよ(本当は0時半と3時半)」

30男「6時まで休憩ないの?うっそだぁ!絶対、嘘だ!」

みかやん「・・・(はい。嘘です)」

そこへ、たまたま警備さんが通りかかった。天の助け!と思ったが、相手は客だしこの客を目の前にして「助けて」とも言えない。口では警備さんに「お疲れ様です」と声を掛けたが、目では必死で「助けて!ちょっと!行かないで!助けてーっ!」と訴えた。

私の決死の形相に驚いたのか、警備さんが近付いてくると男は私から離れた。その隙に最初はさり気なくゆっくりと現場を離れ、物陰に隠れてからは猛ダッシュでバックヤードへ走った。暫くバックヤードへの扉に付いている小窓からコッソリと店内の様子をうかがってから、ようやく店内へ出た。変な奴でも客だと思えば迂闊な事は言えないじゃないか。ったく、こっちの弱みにつけ込んで。

どういうワケか真面目そ〜で、おとなし〜い感じの人に限って、外で弱い者いじめみたいな事をするのよね。さっきの男も然り、どう見てもナンパ慣れしてるようなタイプではなかった。それは、会社の人達や家族にいじめられてるから?あかの他人を窘めたり、訳の分からない事を話しかける度胸が有るなら、上司にでも嫁にでもバシッとかましたれや!と思う今日この頃だ。

もうちょっと上手に頭を使って、他人に頼らずにストレスを自力で解消&発散させる術を身に付けて欲しいものだ。お陰でこの通算15分のロスタイムが、見事に就業時間に反映し15分の残業になった。

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