スーパー77日目:S君の悪戯
2004年12月3日22:16-8:43 B番
今日はEさんがA番で、S君がC番だった。暑がりの私は、ずっと制服のジャンパーの下に半袖Tシャツ1枚という薄着でS君に仰天されていたが、さすがに12月だし雪も降ってるし「今日はちょっと寒いかも。明日からは七分袖Tシャツにしよう」などと考えていた。
金曜の夜なので、飲料が売れに売れ、飲料の棚がカサカサになっていたのを見て「おっ!そうだ!飲料の品出しをしたら身体はポッカポカだわ」と、S君が飲料をバックヤードから運んできてくれるのを心待ちにしていた。
やがてS君がカラカラと台車を押してバックヤードから出て来た。台車の上には平日より少な目の飲料が乗っていた。
みかやん「えっ?それだけなんですか?」
S君「バックヤードの在庫もスカスカなんですよ。欠品だらけです」
そう言えば昨日も一昨日も、変に売れていて品出しが忙しかった。アッという間に飲料の品出しが終わってしまい、お陰で身体は暖まらなかった。お菓子の品出しをしていたS君が私を呼ぶので行ってみた。S君のニヤニヤ加減から「これは面白い事が聞けるぞ!」とS君の元へ駆け付けた。
S君「お菓子の棚も穴だらけ(品切れが多い状態)なんですよ。こないだも結構、穴だらけの時があって、そんな時にコレ!コレをこうすると良くないですか?」
S君がコレ!と言ったのはチョコレートの外箱で、ラミーやバッカスのチョコレートは10個単位で納品されるが、10個入れの箱の上はヨン様の写真になっている。それをS君はお菓子の棚の中で商品が欠品している所に立てかけ、お菓子の棚の所々でヨン様が微笑んでいるようにして見せてくれた。
みかやん「あーはっはっは!いいじゃないですか!」
S君「あはははは!でしょう!いいですよねぇ」
みかやん「品切れになってても、ヨン様ファンの人達には叱られないんじゃないですか」
S君「そう思って、こないだはヨン様の写真を立てたままにして帰ったんです。そしたら次の日もそのままになってて、昼の人達にも気に入って貰って撤去されなかったんだぁと思ったんですよ。で、その日のC番がB君だったんです」
みかやん「それは気になりますねぇ」
S君「俺も気になって、B君がヨン様をどうするのか見てたんですよ!そしたら・・・あははは!あーっはっはっは!」
みかやん「えっ?B君、どうしたんですか?」
S君「B君はちょっと立ち止まってから、マユ一つ動かさずにヨン様の箱をビリビリ破いて、バッタバタと捨ててました。日本中のヨン様ファンを敵に回した瞬間を目撃しましたよ」
S君&みかやん「あははは!あーはっはっは!B君らしい!」
S君「シャレが通じないっていうんじゃなくて、本当に真面目なんですよね。B君て」
みかやん「そのB君の姿を見た時のS君を想像すると、また可笑しいですね!あははは!」
S君「その日はもう、B君の顔を見られませんでした」
S君&みかやん「あはははは!」
S君と大笑いして身体が少し暖まった。それにしてもB君ったら真面目過ぎるし、S君ったらなんてお茶目な(笑)。ヨン様を破り捨てたB君の姿を見た時のS君を想像すると、可笑しくて可笑しくて朝まで何度も思い出し笑いをしていたが、笑えない状況に陥った。またレジが壊れて、お釣りが出てこなくなった。
ココへ来たばかりの頃は、ついデパートやコンビニ時代のクセで、お釣りを自分でレジから取ろうとしていたが、レジからお釣りが勝手に出てくる画期的さにはすぐ慣れてしまって、今更レジからお釣りを出すなんて面倒臭いし、早くレジの故障を直さなければ!焦るが、こんな時に限ってレジ付近には誰も居ない。
「もうレジの中に小銭がありましぇん。誰か助けて〜」と思った時に、S君が来てくれて事なきを得た。それにしても慣れとは恐ろしいものだ。以前は当たり前のように自分でレジからお釣りを出していたのに、今の自動レジに慣れてしまったら、レジからお釣りを用意する手がおぼつかないこと、おぼつかないこと。
今日もS君大活躍の巻だったが、そんなS君とももうすぐお別れだ。
今日はEさんがA番で、S君がC番だった。暑がりの私は、ずっと制服のジャンパーの下に半袖Tシャツ1枚という薄着でS君に仰天されていたが、さすがに12月だし雪も降ってるし「今日はちょっと寒いかも。明日からは七分袖Tシャツにしよう」などと考えていた。
金曜の夜なので、飲料が売れに売れ、飲料の棚がカサカサになっていたのを見て「おっ!そうだ!飲料の品出しをしたら身体はポッカポカだわ」と、S君が飲料をバックヤードから運んできてくれるのを心待ちにしていた。
やがてS君がカラカラと台車を押してバックヤードから出て来た。台車の上には平日より少な目の飲料が乗っていた。
みかやん「えっ?それだけなんですか?」
S君「バックヤードの在庫もスカスカなんですよ。欠品だらけです」
そう言えば昨日も一昨日も、変に売れていて品出しが忙しかった。アッという間に飲料の品出しが終わってしまい、お陰で身体は暖まらなかった。お菓子の品出しをしていたS君が私を呼ぶので行ってみた。S君のニヤニヤ加減から「これは面白い事が聞けるぞ!」とS君の元へ駆け付けた。
S君「お菓子の棚も穴だらけ(品切れが多い状態)なんですよ。こないだも結構、穴だらけの時があって、そんな時にコレ!コレをこうすると良くないですか?」
S君がコレ!と言ったのはチョコレートの外箱で、ラミーやバッカスのチョコレートは10個単位で納品されるが、10個入れの箱の上はヨン様の写真になっている。それをS君はお菓子の棚の中で商品が欠品している所に立てかけ、お菓子の棚の所々でヨン様が微笑んでいるようにして見せてくれた。
みかやん「あーはっはっは!いいじゃないですか!」
S君「あはははは!でしょう!いいですよねぇ」
みかやん「品切れになってても、ヨン様ファンの人達には叱られないんじゃないですか」
S君「そう思って、こないだはヨン様の写真を立てたままにして帰ったんです。そしたら次の日もそのままになってて、昼の人達にも気に入って貰って撤去されなかったんだぁと思ったんですよ。で、その日のC番がB君だったんです」
みかやん「それは気になりますねぇ」
S君「俺も気になって、B君がヨン様をどうするのか見てたんですよ!そしたら・・・あははは!あーっはっはっは!」
みかやん「えっ?B君、どうしたんですか?」
S君「B君はちょっと立ち止まってから、マユ一つ動かさずにヨン様の箱をビリビリ破いて、バッタバタと捨ててました。日本中のヨン様ファンを敵に回した瞬間を目撃しましたよ」
S君&みかやん「あははは!あーはっはっは!B君らしい!」
S君「シャレが通じないっていうんじゃなくて、本当に真面目なんですよね。B君て」
みかやん「そのB君の姿を見た時のS君を想像すると、また可笑しいですね!あははは!」
S君「その日はもう、B君の顔を見られませんでした」
S君&みかやん「あはははは!」
S君と大笑いして身体が少し暖まった。それにしてもB君ったら真面目過ぎるし、S君ったらなんてお茶目な(笑)。ヨン様を破り捨てたB君の姿を見た時のS君を想像すると、可笑しくて可笑しくて朝まで何度も思い出し笑いをしていたが、笑えない状況に陥った。またレジが壊れて、お釣りが出てこなくなった。
ココへ来たばかりの頃は、ついデパートやコンビニ時代のクセで、お釣りを自分でレジから取ろうとしていたが、レジからお釣りが勝手に出てくる画期的さにはすぐ慣れてしまって、今更レジからお釣りを出すなんて面倒臭いし、早くレジの故障を直さなければ!焦るが、こんな時に限ってレジ付近には誰も居ない。
「もうレジの中に小銭がありましぇん。誰か助けて〜」と思った時に、S君が来てくれて事なきを得た。それにしても慣れとは恐ろしいものだ。以前は当たり前のように自分でレジからお釣りを出していたのに、今の自動レジに慣れてしまったら、レジからお釣りを用意する手がおぼつかないこと、おぼつかないこと。
今日もS君大活躍の巻だったが、そんなS君とももうすぐお別れだ。
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