22:48-9:16 C番 

今日はB君がA番で、Eさんと新人G君がB番だった。店長が「カッコイイ」と言っていた噂の新人君が入っていたが、やはり店長が思う「カッコイイ」と私が思う「カッコイイ」は違ったようだ。店長め!また熱が上がりそうだった。奇跡の回復を遂げて出勤したものの、途中で具合が悪くなるのではと、多少不安だった。自分で不安がってても仕方ないので、気休めに元気良くレジをしていると、突然激しいめまいがした。

「あぁやっぱダメかも?早退する事になるのかなぁ?」と天を仰ぐと、吊りビラや立て看板がユラユラと揺れていた。とっさに警備さんやEさんに「いっ、今、揺れませんでした?地震じゃないです?」と聞くが、「めまいだわ。お大事に」と言われてしまった。そこへB君が走ってきた。

B君「今、地震があったって話だけど、異常はなかった?」

警備さん&Eさん「ええっ?」

みかやん「吊りビラが揺れていた程度で棚の方は異常ありませんでした」

Eさん「ごめんなさい。病み上がりだって言うもんだから、まだめまいしてるのかと思った」

警備さん「地震だっただなんて全然気付かなかったよ。ごめんごめん。俺は酒酔いだと思ってたし」

B君「絶対、酒だよ。酒、酒(笑)」

みかやん「えええ〜」

私が「だって地震だったじゃないですか!」と言った頃には、皆、解散していた。なんて人達だ(笑)。以前、腹痛に倒れたS君に代わって急遽出勤したものの、酒を7合半飲んでいて強制送還されて以来、私はみんなに大酒飲みと思われている。

B君「そういえば(新人君と)挨拶は終わったの?」

みかやん「いえまだでした」

G君「Gです。宜しくお願いします」

みかやん「みかやんです。私も新人なんで宜しくお願いしま〜す」

B君「お前は新人じゃねぇ!(笑)」

みかやん「ええっ?」

私ってもう新人じゃないの?って事にも驚いたが、B君が親しみを込めて「お前」とまで呼んでくれた事がちょっと嬉しくて驚いたのだった。そう「お前」でいいのよ、私の方が後輩なんだから。B君がかつてS君に言ったように「このチン○野郎」と言ってくれてもいいのよ。でも何故かB君は、そそくさと席を外してしまった。

上のロッカー室で休憩すると寒いので、大事をとって下の事務所で休憩をした。するとB君が来て一緒に煙草を吸い始めた。

みかやん「あの。もう、すぐに次の会社へ行ってしまうんですか?」

B君「いや。何も決まってないんだけどさ。いつまでもココでパートしてらてないと思ってさ」

みかやん「私を残して辞めるなんて酷いじゃないですか。私なんか一生かかってもB君のレベルに達しないですよ」

B君「誰も俺のレベルには到達しないって、みんなにも言ってあるからね。ははは」

みかやん「本当ですよ!」

B君「でも、Mさんが”みかやんは本当によく頑張ってる。一生懸命だ”って褒めてたよ」

みかやん「そんな。いや、あの。私なんて全然(しどろもどろ)」

そこへEさんが来た。たまにB君に褒められると、しどろもどろになるので助かった。そうか、Mさんがそんなふうに言ってくれたから、B君も私と普通に話をしたり私にもおどけてくれるようになったのかな?

その後もB君は、私がチョコレートを持ってウロウロしていると「それはココだよ」と教えてくれたり、パンの納品量が半端じゃなくてあたふたしていると、「こんなにパンが多い日は洋日配のピッキングが出来たら上出来だから」と、救いの言葉をかけてくれたりと、本当に親切だった。

なんたってB君が一番仕事が出来るんだし、一番気が利くんだから、本当に助かる。それに、今まで私にはあまり向けられなかったB君の笑顔が、最近はずっと私にも向けられるようになった。それだけで私は充分に嬉し〜く有り難〜くなっているのだから。

こんなにもB君と親しく過ごせる日々が来るとは思ってなかった。今なら心からB君にもS君にも辞めて欲しくないと思える。

帰りにB君がピーナッツを買っていたので「私はチョコレートで差し歯が取れたので、ピーナッツはもっと危険。深夜勤務は歯が脆くなりやすいらしい」と心配するも「大丈夫、俺は若いから。俺は若いから!あはははは」と言って帰っていった。

悪かったわね。年寄りで(笑)。

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