たかがメール

今日は毎週火曜恒例のバーゲンで、明日は月末バーゲンの為、大量のコーヒー牛乳とカツゲンが冷蔵庫に入りきらずバックヤードにコンテナごと放置されていた。私がぼやく前に夜間店長がぼやいてきた。

夜間店長「こんな馬鹿みたいに発注すんなよなぁ」

みかやん「ホントですよ！うちは牛乳屋じゃないんだから」

夜間店長「牛乳屋だと思ってるんじゃないのか？アホだな」

みかやん「それにこのパン！10バット以上も売れ残ってます。こんな美味くもないパンを大量に仕入れてどうするつもりでしょう」

夜間店長「このパン、本当に美味くないよなぁ。なんぼ安くても俺でも買わない物を客が買うかって」

みかやん「このコーヒー牛乳もカツゲンもパンも私が尻拭いしなきゃなんないんですよ。最悪です」

夜間店長「申し訳ないなぁ。俺も手伝うよ」

夜間店長がコーヒー牛乳やカツゲンの品出しを手伝ってくれたので、私はパンの値引きを始めた。パンも大量に売れ残っていて「うちはパン屋かよ！」と思いながら、値引きラベルを貼っていると、見知らぬお客さんに「今日はパンが沢山あって大変ですねぇ」と声を掛けられた。お客さんにも同情される量だよ。でも嬉し〜くなって頑張った。

冷蔵庫を確認に行くと在庫がてんこ盛り、バックヤードへ確認に行くと「早く品出ししろ！」という合図の台車上の在庫が2台。こんな日に○っちゃんに金魚のフンになられては目も当てられない。

惣菜の値引きをしていると○っちゃんが声をかけてきた。

○っちゃん「これだけ値引きシールを貼り忘れてるよ」

みかやん「行き届かず申し訳ございません。ご親切に教えて頂いて助かりました。でわ失礼します」

そそくさと逃げたが、次の惣菜の値引きの時にも声を掛けられた。

○っちゃん「今日はEさんがC番で、やっぱり飲料パーティーで、しかも盛大です！2本しか出ない物を2ケース持ってこられて、1本も出ない物も何種類も！これじゃ何の為にメモをして取りに行ってるのか・・・Eさんはリーダーなのに。マニュアルには500ペット7本出せるようなら持ってくるって書いてあるのに、1本や2本しか出せない物を持ってこられても」

みかやん「ご愁傷様です。頑張って下さい」

またそそくさと逃げた。

「たかがメール」発言を思い出すと腹が立つし、風邪で全然声が出ないんだから、喋らせないでくれ。

朝になり、いつものコーヒーを買って帰宅しようとするも、レジは○っちゃんだった。仕方なくコーヒーを持ってレジへ。

○っちゃん「体調どうですか？」

みかやん「不調ですよ。声、全然出ませんし（ガラガラ）。じゃ、お先に失礼します」

速やかに逃げた。

私の大切なMさんにイヤな思いをさせて、体調が悪かろうが眠かろうが私には矢のように次々と四六時中メールを送りつけておきながら「たかがメール」とは、本当に恐れ入った。

「たかがメール」だから、私が○っちの事を書いたメールを○っち本人にそのまま言えるんだ。誘導尋問に引っ掛かった私も馬鹿だけど、それは1度ならず2度も3度も。信じても信じても裏切られて、○っちゃんを信じた私が馬鹿だったわよ！

もう信じないから！