眼科へ

2005年4月1日 おでかけ
スーパーのすぐ近所に眼科があったので、仕事帰りに寄ってみた。前回は家の近所にある総合病院の眼科で軽くあしらわれたので、○○眼科という看板に妙に惹かれてしまった。

最初に視力検査。私の前にお婆さんが視力検査をしていて「で!」とか「び!」とか言ってて、視力検査の表に濁点は付いてないだろ?と思わず微笑んだ。次にお婆さんは「うーんと上?や、輪の下が切れてるか?やっぱり上!」と張り切って答えたのに、看護師さんに「ひらがなですよ!」と言われていて、私は懸命に笑いを堪えた。

続いて私の番。物心ついてからずっと視力は2.0で、視力検査の表など上から下まで完璧に見えていたのに、今日は生まれて初めて「見えません」「分かりません」の連発で何とも屈辱的だった。

裸眼で視力0.7。だってブレにブレて見えて輪のどこが切れてるなんか見えやしないもの。眼科専用の眼鏡をかけて、1.0まで見えるまで様々なレンズを入れてみるが、「前のレンズとこのレンズとどちらが見えやすいですか?」と聞かれても、どうもよく分からず、とても時間がかかった。

この後は、様々な目薬の後、様々な機械にアゴを乗せての検査。総合病院での検査より何工程も多かったが、何が行われているのかはよく分からなかった。

辛かったのは涙の量を量る検査。5cm程の細長い紙を下マブタの下に入れて5分待つが、瞬きの度に紙が目の前で凄い勢いで揺れるし、下マブタが痛くて痛くて「早く取って〜」と泣きそうになった。

最後の検査の前に医師から「これから瞳を大きくするお薬を目に入れます。検査自体は30分後に数分で終わりますが、お薬の効果が3時間ほど続きますので、その間は物が見えにくかったり、チカチカしたりします」と説明があった。

噂の薬を目に入れられて、暗い部屋で目を閉じて30分待つ。眠くて意識が遠のいた時に名前を呼ばれて、暗い部屋の中の診察台で、あらゆる角度から目に強い光りを当てられた。

明るい診察室へ出たとたん、チカチカして目を開けられなかった。「はい。ここにアゴを乗せて中の風船を見ていて下さい」と言われても目を開けられず、「目を大きく開けて下さい」「目は開けたままでいて下さい」と言われても、目は一瞬しか開かず焦った。

検査の結果、涙の量が通常10ミリ以上の所、私は3ミリで、軽い乱視の人が0.25〜0.75の所、私は4.50(単位は忘れた)。ドライアイの状態が酷い上に、とんでもない乱視だそうだ。

で、「ドライアイの酷い状態を少し回復させてから、2週間後に眼鏡合わせをしましょう」との事。

みかやん「眼鏡ですかっ?(この時ばかりは目が大きく開いた)」

医師「はい。眼鏡以外考えられません」

暫し絶句した後「ありがとうございました」と立ち上がって会計へ。眩しくて目が開かず、財布を覗いても100円玉なのか1円玉なのか分からない状態で、会計を済ませると看護師さんに「お薬が効いてますので気を付けてお帰り下さい」と言われた。

気を付けながら下の階の薬局へ。「初めての方はこちらのアンケートに・・・」と用紙を渡されたが、何が書いてあるのか全く見えず、薬剤師さんが代わってアンケートを記入してくれた。

眼科への支払い 3210円
薬局への支払い 1040円
薬 ユベラニコチネート100mg 
  ティアバランス0.1点眼液

薬局の会計を済ませて外へ出て驚いた!道路の雪が反射して眩しくて眩しくて、どうにも目を開けられず、目を開けても雪の反射で辺りが真っ白に見えて何が何だか分からず、怖いので壁づたいに隣のモスへ避難した。

携帯を見ると夫からメールが届いていたが、辛うじて夫からだと分かるものの、なんて書いてあるのかさっぱり読めず、勘で平仮名だけで返信して現在の状況を夫へ知らせた。すぐに夫から返信がきたが、また読めず、「どうやって帰ろ?」と泣きそうだった。

暫くモスにいると、ようやく夫からのメールが読める状態になり、自信をつけた私はモスを出たものの、一歩外へでるとまた真っ白で何も見えず、怖々地下鉄駅へ行った。駅構内は薄暗くて何とか辺りの様子が分かり、迷わずいつもの改札から地下鉄に乗る事ができた。

地下鉄をおりてから家までが、やっぱり雪で真っ白に見えて、泣きそうになりながら雪山づたいに歩いて、命からがら帰宅した。

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