怪ファミリー
画像が貼れるようになったというので、やってみただけで、画像と本文は何ら関係ありません(笑)。

久しぶりに怪君とランチ。張り切って家の近所にあるスープカレー屋さんへ行ったら、休みだった。無性にガーリック風味のサフランライスが食べたかったのに。いろいろ彷徨って、結局はみよしのへ行った。

怪君とはいつもふざけて様々なシチュエーションを楽しんでいた。ある時はお坊ちゃまと家政婦とか、ある時は先生と教え子、またある時は親子とか(爆)。その怪君が今日は珍しくノリが悪いというか様子がおかしくて、どうしたのかと思ったら、「飼っていたトリに先立たれた」そうだった。

私は一度も鳥を飼った事はないけど、鳥も実に表情豊かで可愛いらしい。食卓に来てはおかずの味見をして、熱ければ「熱い!」と騒ぐし、口に会わなければ露骨にイヤな顔をして、怪君と目が合えば目をまん丸くして小首を傾げて”いい顔”で、見つめえしていたそうだ。

みかやん「そうだったんだ。寂しいね。いつ?」

怪君「一ヶ月前・・・」

みかやん「・・・・・」

怪君「まだ喪に服してたよ」

みかやん「なんて名前だったの?」

怪君「や、だから”トリ”だよ」

みかやん「・・・鳥の事よく分かんないけど、どんな種類の?(もしかしてトリという名前の犬か猫?表情豊かとか言ってたし・・・イカン。こんな時に余計な事を考えると、笑っちゃいけないのに笑いたくて仕方なくなるのが私だ)」

怪君「普通のインコ。めっちゃ頭良くて俺に懐いててね」

あたしゃ最初から話を取り違えてたかと思ったよ。トリ違えたとか鳥違えたっていうシャレじゃなくてね。

名前をどうしようか凄く悩んで、普通にピッピちゃんって名前にしたら、友達が遊びに来た時に「ピッピちゃんをカゴに入れておいて」と家族に言いにくいし、洋の名前も恥ずかしいし、和な名前も照れるしって事で普通に「トリ」という名前にしたそうだ。

怪君「ね!”トリうるさいから下へ連れてって”とか言ったらスマートで違和感もないでしょ」

みかやん「あたしは別に洋な名前でも和な名前でも恥ずかしくないよ」

怪君「そん時はそーゆーの気恥ずかしい年頃だったんだよ。ティーンエイジャーだったからね。や、マジ凹んだよ。一家全員でオイオイ泣いてさ、泣きながら庭に穴を掘ってちょこんとトリを置いたんだけど、誰もトリに土をかけられなかったんだ。暫くしゃがんでトリ見ながら泣きじゃくってたよ。三日ぐらい家ん中お通夜だったさ」

怪君は今でも、その時の父親の「トリ!しっかり!」や、母親の「トリ!目を開けて!」や、妹の「トリー!トリー!」という叫びが頭の中でこだまして切なくなるそうだけど、その「トリ」って名前が「ト」にアクセントがあれば名前っぽくていいんだけど、アクセントは「鳥」そのまんまなんだもの。

怪君、ホントごめん。ちょっと笑いそうだった。

会った事はないけど、怪ファミリーってみんな仲良くてほのぼのしてるんだろうね。「父親と飲みに行った」とか「母親と飲茶した」とか「妹と買物に行った」とか「家族で花見した」とかよく聞くもの。本当に怪君て明るくて無邪気で、温かい家庭でのびのび育ったって感じ。

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