夕方、○斗君から「今日、晩飯なんか一緒に食えないよね。旦那いるよね。無理だよね。じゃあまた」ってメールがきた。
「ちょっと待ったー!夫は今夜、飲み会で留守なんだよね。しかも冷蔵庫に飲み物しか入ってないし」と返信。
「じゃパッと行ってパッと帰ってこよう」って事で、同じ地下鉄に乗り合わせて街へ出かける事にした。
○斗君「さすがに今日は車じゃ動きにくいと思ってさ」
みかやん「お祭り?なんか浴衣の人が多いよね」
○斗君「は?花火大会だよね。普通に」
みかやん「えっ?」
何年か前、職場の同僚に「お宅のご主人、去年も一昨年もその前の年も、花火大会の日は同じ女の子とご飯を食べながら花火を見てるわよ」と言われた。ご丁寧に、自分が私に告げた事を夫にも知らせてくれちゃって、あまりのきめ細かなサービスに閉口した事があった。
別にいいじゃん。○斗君と私がご飯友達であるように、夫とその女の子も花火大会友達なんだろうさ。ご飯食べながら花火見てたのが、何だって言うんだか。
普通に仕事に行くように見せかけて、Mくんと朝まで飲んでたのが夫に発覚したのも、誰かにチクられたんだったよ。どこのおガキ様か知らないけど、他人の夫婦の事に首を突っ込む権利がお前に有るのかよ!と言いたかった。親でも兄弟でもないのに何様気取りだい?あ、おガキ様だったよ。
だいだい目的は何なのさ。うちの夫婦を離婚させるのが狙い?夫に泣きながら詫びる私を見て嘲笑するのが目的?私への怨恨を晴らす為?意味分かんねえって。はあぁ。ホントにそーゆー意味でのお喋りな奴は大嫌いだよ。余計なお世話。
-----そんな事を思い出して、思い出しムカつき状態になった。
地下鉄を降りたら酷い人だかりで、「あ!この辺のどこかに夫も居るかも」と焦った。や、別に悪い事をしてるわけじゃないから焦る必要はないんだけど、こっちは逸れないようにガッチリと手を繋いで歩いてるし、夫らもそうかも知れないし、やっぱりニアミスは避けたいよねと思ってた。
そしたら○斗君が、帽子を取り替えっこしてくれて、○斗君のシャツを着せてくれた。私的には帽子にメガネってだけで充分変装チックなのに、すっかり変装して何だかワクワクしてきた。ちょっとだけコスプレしてる人の気持ちが分かったような・・・違うか。
そういえば今朝、夫が着替えを持って出勤した。会社のオッサンと飲む時は着替えなんか持たないのに、着替えを持つってことは女絡みね!と思ったんだった。そっか花火大会ね。なるほど。と妙に納得した。
でも、今日みたいなイベントの日に、誰からも声が掛からないようなモテなくて冴えない夫より、全然いいと思うよ、うちの夫。声が掛かるうちが花さ。そんなのにいちいちカリカリしてたら夫婦なんか長く連れ添えないから。
・・・って話を延々と○斗君に語ってしまったよ。
○斗君「なんつーか、ガキっぽくて主体性がないように見せかけてるけど、本当はすげえ大人で冷めてて自分てものを持ってるよな。いつも上手く表現しきれてないけど俺には分かる」
みかやん「先生、それ褒めて頂いてるんでしょうか?」
○斗君「そうだよ。ごく稀に”大人だな”と感じる事があるのが面白いんだよ」
花火大会が終わりきる前に街を離れて、ご飯を食べて帰宅した。
夫は地下鉄の最終で帰ってきた。
夫「今日は浴衣の人が街に溢れてたよ」
みかやん「へえぇ。お祭りか何か?」
夫「さぁ何だったんだろうなぁ」
んなもん、街に居て花火大会だと気付かないワケがない。花火大会友達の女の子と一緒だったんだろうさ。私あたりは世間の事に疎くて、言われなきゃ今日が花火大会とは気付かないさ。
それを敢えて追求しないのが大人の振る舞いだと、あたしゃ思うんだよ。
「ちょっと待ったー!夫は今夜、飲み会で留守なんだよね。しかも冷蔵庫に飲み物しか入ってないし」と返信。
「じゃパッと行ってパッと帰ってこよう」って事で、同じ地下鉄に乗り合わせて街へ出かける事にした。
○斗君「さすがに今日は車じゃ動きにくいと思ってさ」
みかやん「お祭り?なんか浴衣の人が多いよね」
○斗君「は?花火大会だよね。普通に」
みかやん「えっ?」
何年か前、職場の同僚に「お宅のご主人、去年も一昨年もその前の年も、花火大会の日は同じ女の子とご飯を食べながら花火を見てるわよ」と言われた。ご丁寧に、自分が私に告げた事を夫にも知らせてくれちゃって、あまりのきめ細かなサービスに閉口した事があった。
別にいいじゃん。○斗君と私がご飯友達であるように、夫とその女の子も花火大会友達なんだろうさ。ご飯食べながら花火見てたのが、何だって言うんだか。
普通に仕事に行くように見せかけて、Mくんと朝まで飲んでたのが夫に発覚したのも、誰かにチクられたんだったよ。どこのおガキ様か知らないけど、他人の夫婦の事に首を突っ込む権利がお前に有るのかよ!と言いたかった。親でも兄弟でもないのに何様気取りだい?あ、おガキ様だったよ。
だいだい目的は何なのさ。うちの夫婦を離婚させるのが狙い?夫に泣きながら詫びる私を見て嘲笑するのが目的?私への怨恨を晴らす為?意味分かんねえって。はあぁ。ホントにそーゆー意味でのお喋りな奴は大嫌いだよ。余計なお世話。
-----そんな事を思い出して、思い出しムカつき状態になった。
地下鉄を降りたら酷い人だかりで、「あ!この辺のどこかに夫も居るかも」と焦った。や、別に悪い事をしてるわけじゃないから焦る必要はないんだけど、こっちは逸れないようにガッチリと手を繋いで歩いてるし、夫らもそうかも知れないし、やっぱりニアミスは避けたいよねと思ってた。
そしたら○斗君が、帽子を取り替えっこしてくれて、○斗君のシャツを着せてくれた。私的には帽子にメガネってだけで充分変装チックなのに、すっかり変装して何だかワクワクしてきた。ちょっとだけコスプレしてる人の気持ちが分かったような・・・違うか。
そういえば今朝、夫が着替えを持って出勤した。会社のオッサンと飲む時は着替えなんか持たないのに、着替えを持つってことは女絡みね!と思ったんだった。そっか花火大会ね。なるほど。と妙に納得した。
でも、今日みたいなイベントの日に、誰からも声が掛からないようなモテなくて冴えない夫より、全然いいと思うよ、うちの夫。声が掛かるうちが花さ。そんなのにいちいちカリカリしてたら夫婦なんか長く連れ添えないから。
・・・って話を延々と○斗君に語ってしまったよ。
○斗君「なんつーか、ガキっぽくて主体性がないように見せかけてるけど、本当はすげえ大人で冷めてて自分てものを持ってるよな。いつも上手く表現しきれてないけど俺には分かる」
みかやん「先生、それ褒めて頂いてるんでしょうか?」
○斗君「そうだよ。ごく稀に”大人だな”と感じる事があるのが面白いんだよ」
花火大会が終わりきる前に街を離れて、ご飯を食べて帰宅した。
夫は地下鉄の最終で帰ってきた。
夫「今日は浴衣の人が街に溢れてたよ」
みかやん「へえぇ。お祭りか何か?」
夫「さぁ何だったんだろうなぁ」
んなもん、街に居て花火大会だと気付かないワケがない。花火大会友達の女の子と一緒だったんだろうさ。私あたりは世間の事に疎くて、言われなきゃ今日が花火大会とは気付かないさ。
それを敢えて追求しないのが大人の振る舞いだと、あたしゃ思うんだよ。
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