ラブホ142日目:花風呂
11:00-18:00 クイックメイク18+廊下掃除

今日はDさん(20代前半・金髪&ピアス)とP君(20代前半・元自衛官)、Kさん(50代前半・チビウザ)と私の勤務。2連休明けで出勤したらまたKさんとのペアだった。DさんとP君が遅番と決まってたので仕方ないんだけど…。

前回はKさんとも和やかに穏やかに過ごせたけど、今日は土曜日でP君が出勤している。P君が居る時と居ない時とでKさんの様子が全く変わるので、それが私の神経を逆撫でするかも知れない。昼休みは要注意だ。

昼休み前に掃除部屋が無くなり満室のまま落ち着いたので、部屋の掃除は朝のA班に任せて、私達は廊下掃除をする事になった。満室なので、いつどの部屋からお客さんが退室してもおかしくない状況の中、掃除機をかけるので毎度緊張する。

ガーガーと掃除機をかけていて、ふいに人の気配を感じ、相方かと思って振り返るとお客さんだったってのがしょっちゅうで、逃げも隠れも出来ない。バッタリとお客さんと出くわしてしまうのは、私達もイヤなものだけど、お客さんだってイヤだろう。

出来ればお客さんとは出くわしたくない。友達や知り合いだったりしたら倒れそうだもの。まして、友達が使った部屋を掃除する事になって、部屋に入って妙な匂い(白子臭・オヤジ臭・アシガ臭)でも感じたら…想像しただけで目眩がする。

今日も10代ぐらいのカップルや、熟年というより晩年のカップルや、オバサンと青年、お爺ちゃんと孫娘みたいなカップルを目撃した。

いよいよ昼休み、30分遅れでDさんとP君が休憩室に来ると、Kさんは明るく高いテンションで「お疲れ様で〜す♪」と二人を迎えた。ところが今日のP君は絶不調。自衛官時代の同期達と朝迄コースで飲んでいたそうだ。

KさんがDさんやフロント可愛い人と話している隙に、P君が私に「泡盛って飲んだ事ありますか?」と話しかけてきた。私が答えるやいなや、Kさんが「あぁ有るある!」、フロント可愛い人が「泡盛って匂いキツいよね」と話に入ってきた。

アンタら三人で話してたんじゃないのかい?

いつも思うが、Kさんは他の人達と話をしていても、P君と私の話には聞き耳を立てているようだ。ったく、アンタは聖徳太子かい?ま、みんなも休憩室でP君が一人ポツンと浮いてしまわないよう、気を遣ってるんだろうね。

けど、P君が「自分、初めて泡盛を飲んで・・・」と話し始めたのに、Kさんもフロント可愛い人も「私はねぇ」「私の場合は」と、やいのやいのと自分の話を初めて、P君の話なんか聞いちゃいない。オバサン丸出しなんだから(哀)。フロント可愛い人は私と同い年なのに(涙)。

夕方、ある部屋へ入ると草のような花のような匂いがした。部屋を見回しても草花は見つからないので「オッサンの整髪料だろう」って事でKさんと二人、納得した。

ところが、ベッドを組み終えて風呂掃除に行ったKさんが「あーっ!花ーっ!花だったわーっ!」と叫んだ。

みかやん「は?花?」

Kさん「そう!花!お客さんがお風呂に花びらを浮かべてたんだわ。浴槽の底が黄色い花びらだらけ!いやいやいや、どーしよ?そっか、ティッシュで取ろうか。そーだ、そうしよう!」

Kさん得意の自問自答だ。愛読書の”東京セレブなラブホテル”で、浴槽に花びらを浮かべているのを見たけど、私なんかは「奇麗!」と思う前に「どうやって掃除するんだろ?掃除が大変そう」と思った。

お客さん的には、画像のような小洒落た風呂をイメージしたんだろうけど、ココの風呂は一般家庭のユニットバスにジェットが付いただけの殺風景な風呂だし、イメージとはかけ離れてると思うんだけどねぇ。

フロント補助の人がいつもどおりにセットの時にお風呂のお湯を抜いてくれていたけど、となると大半の花びらは排水溝から流れてしまったって事で、それじゃ排水溝が詰まるんじゃないのかい?

まず網かなんかで花びらをすくってから、お湯を抜くべきじゃないのかい?と細かい事が気になるA型の私だった。過ぎた事だしいいんじゃないですか?そうですか…と私も自問自答してみた。

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