11:30-18:00 本メイク5+クイック12+セット

今日は、Eさん(50代後半・高見沢俊彦似)とKさん(50代前半・チビウザ)と私の三人勤務。暇なハズの金曜日なのに、妙に宿泊のお客様が残っているのが気になった。

14時を過ぎてもモニターに宿泊のマークがチラホラ有って、他人事ながら「こんなに居たら延長料金を合わせていくらになるんだろ?」と、みんなで心配したぐらいだ。

夕方にフロントから連絡が入って、私は一人でセットをして回る事になった。

宿泊が多かっただけに、どの部屋も大宴会状態で食べ残しや空き缶等のゴミの山。おまけにご丁寧に暖房を全開にされたままお帰りになってらっしゃるので、うだるような暑さの部屋へ入って一目散に窓を目指し、窓を開けてやれやれという感じ。

階を移動しようとエレベーターに乗ったら、フロント渦巻き君と乗り合わせた。

渦巻き君「え?何してるんですか?」

みかやん「セットして回ってるの」

渦巻き君「は?はははは・・・や、しんどいでしょう?」

みかやん「しんどいっつーか暑さにやられる」

そう言えば初セットの時も「セットしてる」と言ったらフロントHくんに笑われた。で、今日も渦巻き君に笑われたけど何でさ?失敬な!私がすぐに音を上げるとでもお思いかい?あたしゃ少なくともアンタらには負けないわよ!フンだ!

鼻息を荒くしてエレベーターを降りたら、エレベーターホールの電話が鳴った。

フロント子持ち君「70×号室のコスプレ回収をお願いしたいんですが…」

みかやん「あの…私、この姿でも宜しいんでしょうか(ガムテだらけ&裸足)」

子持ち君「いいんです。ただ回収した後、部屋のドアをきちんと閉めて頂ければ」

そっか〜。清算前に部屋のドアが半ドアになってたら逃げられるかも知れないもんね〜と思いながら、目指す部屋の前でドアベルを鳴らした。私的にはコスプレした本人ではなく男性の方が出て来てくれるもんだと思い込んでいたのに、玄関先に出てきたのは女性だった。

しかも辞めたLさんソックリの強面の女性が、よりにもよってピンク×白のメイド服を持って出てきたではないか。「えーっ!」とか「そんなーっ!」と思う気持ちを必死に否定しながら、メイド服を受け取った。

ま、世の中には様々なカップルが居ますわな。

セットに戻り、暑さで身体がオーバーヒートしそうな頃、延長しまくりの泊まりだった部屋のセットに入ると、窓が開けられていて部屋は心地よい涼しさで、奇麗に片付いていた。大宴会状態を想像していた私は拍子抜けしてしまった。

更に風呂の窓も開いていて、浴槽の栓は抜かれ、リネン類はたたんで洗面所に集められ、ゴミも洗面所に集められていた。とたんに「お客さんたら水臭い。こんな事をして私を泣かせようとして・・・うっ」と涙ぐみそうになった。

さぞ素敵なカップルだったことだろう。心の中でそのカップルに敬礼した。モーレツに感動しながら次の部屋へ向かうと、ついさっきコスプレ回収をした部屋だった。イヤな予感はしたものの、部屋は想像以上に酷い事になっていた。

大宴会どころの騒ぎじゃない。泥棒?空き巣?強盗?って感じ。かなり萎えながらベッドの布団を剥がしたら、シーツの上に衝撃の茶色いツブツブ。「うわ〜!やられた〜!やっぱアレはこーゆー事する顔だよね(泣)」と思いつつ、恐いもの見たさで近くでよく見たら…。

チョコレートだった。

うわ〜ん(泣)。お客さんゴメンナサイ。もう顔で判断したりしません。許して下さい。でも、この部屋は今日セットした中でも最悪の部屋だった。

汗だくの滝汗状態でセットを終えてやれやれと思っていたら、渦巻き君にセットの後片付けや補充を習う事になり更に汗だく。誰かに「セットバッグは4つ持て」と習ったので4つ持って運んでたら、渦巻き君が飛んで来て「お、女の人は1つずつでいいんですよ」と言った。

先に言ってよね。お陰で背中がカチカチ山で鼻血が出そうな暑さ…こりゃオーバーヒートだわ。

渦巻き君「しんどいでしょう?」

みかやん「まぁそれなりに(無理に涼しい顔)」

渦巻き君「一日やったら死にそうですよ」

みかやん「一日なんかやんないよ〜。あたしゃベッドメイク係だもん!つーか、あたしゃベッドメイク係で良かった。ホントに良かった(つい本音)」

いつも一緒に帰るEさんを待たせて、私は水やコーラをがぶ飲みしてから帰った。こんなの真夏にやったら死ぬな・・・。

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