ラブホ175日目：呪い系

11：00-18：00　クイックメイク19部屋＋廊下掃除

今日は、Dさん（20代前半・金髪＆ピアス）とCさん（60代前半・元看護師）、P君（20代前半・元自衛官）とSさん（10代後半・初バイト）とX君（20代前半・腰痛持ち）、Wさん（20代半ば・ビジネスホテル出身）と私の勤務。

可哀想な事に、Dさんは今日もハズレクジを掴まされたが、クジ引きじゃなくてフロントの指示なので仕方がない。

私はいつもどおり風呂＆トイレ係を希望してスタートしたが、1部屋目のトイレがウン○まみれだった。しかし、若くて可愛いWさんを相手にウン○ごとき（？）でギャーギャー騒ぐのも大人げないので、黙って便所ブラシで擦ったが萎えた。

気を取り直して3部屋目で2回目の風呂＆トイレ係になったら、そのトイレもDさん風に言えば、見事なビチグソだらけで花火大会の後の状態になっていた。早くも萎え萎えになったが、Wさんの笑顔に救われた。Wさんは今日はメガネをかけてなかったけど、メガネが無いとエキゾチックジャパン系な顔で美しい。

Wさんはカレシさんの事や、プライベートな話をしてくれて、信用されたみたいで何だか嬉しかった。ま、私のプライベートな話は、とてもヒトサマに話せるものではないので、自分の話はしなかったけど（苦笑）。

先週、P君は第三頸椎の痛みの為に欠勤したけど、今日は元気に出勤していた。第三頸椎の炎症の原因は風邪だったそうで、風邪も油断ならない。昼休みにP君に「どーお？X君頑張ってた？」と聞いてみたら「辞めたV君の10倍いいですよ」って返事。P君とX君は同い年なので、仲良く頑張って欲しい。

そういや、P君とX君とDさんの三人は同い年だ。こうして見ると、Dさんはダントツに大人だと思う。しっかり者で頭も良いのでオバサン達との会話も楽しめるゆえに、オバサン受けが物凄く良い。若い力を合わせて、私らオバサン達を引っ張ってて欲しい。

フロント可愛い人とTさんと私の三人も同い年だ。残念ながら今のところはTさんとは・・・（以下自粛）。ともあれ私は、ドサクサに紛れてX君の写真を撮ってゴキゲンだった。

帰りに、P君と二人で残っていたら、P君が恐ろしい話を教えてくれた。

P君「自分と辞めたV君が最後に組んだ日、部屋に変な忘れ物があったんすよ。何でしたっけ？あのわらで出来た人の形をした人形…のら人形でしたっけ？」

-----やややや、わらで出来てるからワラ人形なんだと思うよ。

みかやん「や、ワラ人形でしょ」

P君「ソレですよ！そのワラ人形の紙バージョンがゴッソリと束になって有ったんです。何か、漢字でお経のような文字が書いてあって、何十枚も有ったんすよ。呪い系っすよね？」

-----まぁね、お経がひらがなで書いてあったら、なんかマヌケっぽいし、カタカナで書いてあったら、カタコトなお経になっちゃうんじゃないの？

みかやん「えーっ！怖い！怖過ぎる！何だろ？一人の人間をとことん呪おうとしたのか、何十人もの人をいっぺんに呪おうとしたのか？どっちにしろ怖いよ。んでソレ、どーしたの？」

P君「捨てました」

みかやん「えーっ！捨てたら捨てたで、呪いってか祟りみたいのが有りそうじゃない？あたしゃそんなモノを見たら、泣いて帰ってたかも」

-----そんなモノを発見したとして、相手がV君じゃ「はぁ」か「まぁ」せいぜい「大丈夫」じゃP君もV君には言えないよね。

うわ〜。怖い。そんなモノを自分のエプロンにくくり付けたマイゴミ袋に入れて歩けるワケないし、部屋掃除道具バッグにくくり付けたゴミ袋に入れて持ち歩くのもどうかと思うもの。捨てるに捨てられない。

私なら見なかった事にして、その部屋を出る（爆）。

P君は時々表現が可笑しい。以前も、総入れ歯を「フル入れ歯」とか「フルデンチャー」と言い、はみがきを「歯ブラシに乗せる練り物」とか言ってた。今回は「のら人形」に「ワラ人形の紙バージョン」に「呪い系」だ。

今日もP君は私を地下鉄東西線の乗り場まで送ってから、東豊線のホームへ向かった。地下鉄に乗ってから「ふっ！”呪い系”だってさ（笑）。呪いと言えばあの人だよね、TRFのあの人！あの人、呪い系だよね！」と思って、一人で可笑しかった。

つーか、TRFのあの人の名前が分からない。