11:30-18:00 本メイク4+クイック10+ベッドのみ2

今日はCさん(60代前半・元看護師)とTさん(同い年・ホテルC出身)、Sさん(10代後半・初バイト)と私の勤務。ハズレクジ無しで、私にとっては過ごし易い日だ。昼休みもCさん作の浅漬けを頂きながら、4人で和気藹々と過ごした。

部屋で私と二人になれば物凄くよく喋るSさんも、いつも休憩室では寝たり起きたりだが、今日は休憩室でもよく喋りよく笑っていた。そんなSさんを見ていてなんだか嬉しかった。

今日は良い一日になりそうだ。

休憩明けも意気揚々と出動した。ところが休憩後の2部屋目にフロントしずちゃんが乱入してきた。「713号室やりましたか?」と聞かれたので、Cさんチームではなく私のチームだという意味で「はい」と答えた。

フロントしずちゃんは神妙な顔になって「床にガラスの破片が落ちているので掃除機かけてほしいんです」と言った。713号室の部屋係をしたのはSさんだが、ふと見たらSさんは風呂掃除に苦戦していたので、私が掃除機を持って713号室へ走った。

掃除機をかけていて思い出した、こないだもフロントしずちゃんに「720号室の洗面やったの誰?」と聞かれて、X君が「みかやんです」と答えた。私は「マジすか?」と思いながら洗面係やり直し(初)に行ったら、720号室の洗面係はX君だったと気付いた。

その時も今回も「私じゃないです」と言えるわけもなく、フロントしずちゃんにはひたすら「すみません。申し訳ありませんでした」と詫び倒した。いいのよ…可愛い後輩達の為なら、私が泥をかぶるわよ!

部屋へ戻るとSさんが「すみません!申し訳ありませんでした!うちのせいなのに!うちが悪いのに!うちが行かなきゃなんなかったのに!すみません!」と私に平謝りだ。

格好良く「いやいやいや。うちらの隊、うちらの班のミスなんだから、誰が行ったっていいんだよ」とは言ったものの、フロントしずちゃんには完全に無能な女と思われたであろう事が、何だか物悲しかった。

ホテルQグループは、自分らでベッドメイクした部屋を自分らで点検してから売り部屋にしていて、普通に団結なり協力して奇麗な部屋をお客様へ提供しようという意識があった。

ココではフロントしずちゃんのようなフロント補助係が点検をするが、私達ベッドメイク係の仕事に不備があれば「ミスしやがって誰だ!気をつけろ!」みたいな険悪な空気が流れ、同じ時給のパートでありながらどこかフロント補助係の方が立場が上というような雰囲気になっている。

ココではベッドメイク係とフロント補助係で協力してお客様へ奇麗な部屋を提供しようという意識は微塵もないようで、フロント補助係はアラ探し&犯人探しにやっきになり、ベッドメイク係を叱りつけたり小言を言ったり・・・なんか違うと思う。

私達のベッドメイクが100%完璧に出来ていて当たり前なのは分かる。けど、人間に”絶対”っ事はないし時にはミスもする。それを補うのがフロント補助係じゃないの?と思う。何のための”補助係”なのか意味が分からない。

ホテルQにはハガシや点検をするようなフロント補助係は居なかったけど、ベッドメイク係としてハガシをして頂けるのは大変ありがたいと思うが、こうなるとフロント補助係というのも善し悪しだと思う。

そんなこんなで「やり直し」は、フロント補助係がもたらす脅威であり、ベッドメイク係は精神的に大ダメージを受ける。若いX君やSさんが「やり直し」の憂き目にあうぐらいなら、このババアが泥をかぶって良かったのよ…と自分を納得させた。

そんな事を考えながら今日最後の部屋で風呂係になったら、浴槽の底や周りが泥だらけの風呂に当たった。

ひどい(泣)

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