ラブホ214日目:夏ゆえ
2006年7月22日 らぶほ211:00-18:00 クイックメイク17部屋+リネン折り
今日は、Tさん(同い年・ホテルC出身)とWさん(20代半ば・ビジネスホテル出身)、Eさん(50代後半・高見沢俊彦似)と私の勤務。X君(20代前半・腰痛持ち)はフロント補助係だった。
Eさんと組むのは1ヶ月以上ぶりだったし、最近はろくに話もしていなかったので、気が重かったが仕事なので仕方ない。
1部屋目のベッド組みの最中にEさんが「P君(20代前半・元自衛官)辞めたんだってね」と話しかけてきた。何故か知らないがEさんは満面の笑みだった。今更言う話でもないと思うし、笑うところでもないと思うんだけど。
Eさんの物凄い笑顔を見たら「P君を頼りにしてたのに辞められちゃってお気の毒に…(笑)」いや、もっと言えば「ざまあみろ」ぐらい言われたような気がした。取り敢えず「はい」とだけ答え、話が途切れたけどこれも仕方ない。
重い空気を引きずりながら風呂掃除を始めたら、浴槽や床の目地が砂だらけだった。海水浴帰りのお客さんだったのだろう。浴室内を洗ってシャワーで流して、それでも残った砂を地味にガムテープで拾いまくった。
私の風呂掃除に時間がかかっていて、ガムテでスチャスチャやっていたので、Eさんが「何?髪の毛拾ってるの?」と声をかけてきた。私が「砂だらけです」というと、Eさんも浴室に入ってきて一緒に砂を取ってくれたが、その間ずっと無言だった。
やれやれと隣の部屋へ移動した。今度は私が部屋係だ。床の上に白っぽいカスのようなモノが無数に落ちていたので、最初は珍味の類いだと思っていたが、それにしては匂わない。部屋ん中で珍味を広げられた日にゃ廊下まで珍味臭いのに。
ガムテで拾い集めたら、それは珍味ではなくて日焼け後の皮膚を剥いたモノだった。
砂に日焼けの皮ですか・・・夏のラブホの風物詩ですわね♪だなんて微笑ましいものではなくて、あたしゃさっきからずっと床を這いずり回ってるじゃないの。膝痛いって、首痛いって、目ぇ疲れるって。あぁ年寄りくさい。
他の階へ移動しようと業務用エレベーターに乗り込んだとたん、Eさんが「私、みかやんと喧嘩するつもりないからね!」と叫んだ。
いや…だから…その…そんなに声を荒げなくても、普通に言えばいいじゃないすか。驚いている私にEさんは「私じゃないでしょ(愚鈍さんのせいでしょ)!私やみかやんがイヤな思いする事じゃない!」と、また叫んだ。
あたしゃそんなに耳は悪くない。Cさんじゃないんだからさ。
「こないだまで愚鈍さんを必死で庇ってたじゃないですか?」という言葉を飲み込んで、物凄く正直に言えば既に面倒臭いし、迂闊な事を言えば喧嘩になるので「はい」とだけ答えた。
その後も、当たり障りのない世間話をするつもりもないので、仕事の話以外はせずに淡々と仕事が進んだ。私的には、その方が真面目に真剣に仕事が出来てイイ!
昼頃、風呂係の時に何気に浴槽を覗いたら、黒いゴミのようなモノが無数に落ちていた。「え?垢?」と思ってよく見たら、小さな虫の死骸だらけだった。小さいとはいえ虫全般が全然ダメな私になんてことを!
夏の夜に浴室の窓を開けておかれたら、虫だらけになる。先日もお客様が一晩中窓を開けてらっしゃったらしく、部屋中がカミキリムシみたいな虫の死骸だらけになっていた事があった。
思い出しても寒気がするが、目の前の虫の死骸を何とかしなければならない。本当はEさんに泣いて助けを求めたいところだが、そうもいかず。ま、浴槽内なので黙ってシャワーのお湯をかけた。
死骸ばかりと思っていたら、シャワーをかけたとたん、死骸に見えて生きていた虫が私の方に飛んできた。「ぎゃああああーーーっ!」と心の中で叫んだ。
砂にも耐える、日焼けの皮も我慢する、けど虫だけは勘弁して(泣)
今日は、Tさん(同い年・ホテルC出身)とWさん(20代半ば・ビジネスホテル出身)、Eさん(50代後半・高見沢俊彦似)と私の勤務。X君(20代前半・腰痛持ち)はフロント補助係だった。
Eさんと組むのは1ヶ月以上ぶりだったし、最近はろくに話もしていなかったので、気が重かったが仕事なので仕方ない。
1部屋目のベッド組みの最中にEさんが「P君(20代前半・元自衛官)辞めたんだってね」と話しかけてきた。何故か知らないがEさんは満面の笑みだった。今更言う話でもないと思うし、笑うところでもないと思うんだけど。
Eさんの物凄い笑顔を見たら「P君を頼りにしてたのに辞められちゃってお気の毒に…(笑)」いや、もっと言えば「ざまあみろ」ぐらい言われたような気がした。取り敢えず「はい」とだけ答え、話が途切れたけどこれも仕方ない。
重い空気を引きずりながら風呂掃除を始めたら、浴槽や床の目地が砂だらけだった。海水浴帰りのお客さんだったのだろう。浴室内を洗ってシャワーで流して、それでも残った砂を地味にガムテープで拾いまくった。
私の風呂掃除に時間がかかっていて、ガムテでスチャスチャやっていたので、Eさんが「何?髪の毛拾ってるの?」と声をかけてきた。私が「砂だらけです」というと、Eさんも浴室に入ってきて一緒に砂を取ってくれたが、その間ずっと無言だった。
やれやれと隣の部屋へ移動した。今度は私が部屋係だ。床の上に白っぽいカスのようなモノが無数に落ちていたので、最初は珍味の類いだと思っていたが、それにしては匂わない。部屋ん中で珍味を広げられた日にゃ廊下まで珍味臭いのに。
ガムテで拾い集めたら、それは珍味ではなくて日焼け後の皮膚を剥いたモノだった。
砂に日焼けの皮ですか・・・夏のラブホの風物詩ですわね♪だなんて微笑ましいものではなくて、あたしゃさっきからずっと床を這いずり回ってるじゃないの。膝痛いって、首痛いって、目ぇ疲れるって。あぁ年寄りくさい。
他の階へ移動しようと業務用エレベーターに乗り込んだとたん、Eさんが「私、みかやんと喧嘩するつもりないからね!」と叫んだ。
いや…だから…その…そんなに声を荒げなくても、普通に言えばいいじゃないすか。驚いている私にEさんは「私じゃないでしょ(愚鈍さんのせいでしょ)!私やみかやんがイヤな思いする事じゃない!」と、また叫んだ。
あたしゃそんなに耳は悪くない。Cさんじゃないんだからさ。
「こないだまで愚鈍さんを必死で庇ってたじゃないですか?」という言葉を飲み込んで、物凄く正直に言えば既に面倒臭いし、迂闊な事を言えば喧嘩になるので「はい」とだけ答えた。
その後も、当たり障りのない世間話をするつもりもないので、仕事の話以外はせずに淡々と仕事が進んだ。私的には、その方が真面目に真剣に仕事が出来てイイ!
昼頃、風呂係の時に何気に浴槽を覗いたら、黒いゴミのようなモノが無数に落ちていた。「え?垢?」と思ってよく見たら、小さな虫の死骸だらけだった。小さいとはいえ虫全般が全然ダメな私になんてことを!
夏の夜に浴室の窓を開けておかれたら、虫だらけになる。先日もお客様が一晩中窓を開けてらっしゃったらしく、部屋中がカミキリムシみたいな虫の死骸だらけになっていた事があった。
思い出しても寒気がするが、目の前の虫の死骸を何とかしなければならない。本当はEさんに泣いて助けを求めたいところだが、そうもいかず。ま、浴槽内なので黙ってシャワーのお湯をかけた。
死骸ばかりと思っていたら、シャワーをかけたとたん、死骸に見えて生きていた虫が私の方に飛んできた。「ぎゃああああーーーっ!」と心の中で叫んだ。
砂にも耐える、日焼けの皮も我慢する、けど虫だけは勘弁して(泣)
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