17時で早帰りになったので、Eさんとお出かけする事にした。ここぞ!という時に掲示板に暖かい書き込みをして下さる同業のKOOLさんが、カフェバーを経営されることになったそうなので、そのお店を目指した。

Eさんは「私、明日も仕事だし、お酒飲む所へは行けないわ」と言うが「カフェバーですからお酒を飲まなきゃカフェで単に喫茶店じゃないすか」と、そそのかした。

仕事帰りにてくてく歩いて36号線へ出て、目指す黄色いお店を発見。KOOLさんて、どんな方なんだろう???とドキドキしながら一歩お店へ入ったら・・・。

「お帰りなさいませ〜〜!」

若い女性の声だ。

みかやん「ええ?」

Eさん「み、みかやん、ここ、ち、違うんじゃないの?」

しかも、若い女性はメイド服をお召しだ。

果たしてKOOLさんのお店はここなのか否か。そうだ!こんな時のために合い言葉があるんだった。勇気を出して言ってみた。

みかやん「あの…拭き上げ専門のマスターさんはいらっしゃいますか?」

メイドさん「はあぁっ?」

みかやん「ふ、拭き上げ専門のマスターさんは?」

メイドさん「拭き上げ専門のマスターさんて、どなたのことですかーっ?」

メイドさんが叫ぶと厨房から長身でスマートで映画俳優のようなイケメン男性が出てきた。KOOLさんだった。

「みかやんです」と挨拶をしたが、こんな時にハンドルネームを名乗るのは照れる。

なんだかもう恥ずかしくて照れてフニャフニャになって、挨拶もそこそこに席について、コーヒーやつまみをオーダーした。

メイドさんに「当店では、何とお呼びしたらいいかお客様に伺ってるんですが、なんとお呼びすれば良いですか?お嬢様とか奥様がありますが」と尋ねられた。

みかやん「え????」

Eさん「”お姉様”でお願いします」

Eさんは滑舌よくキビッと言い放った。

メイドさん「はい、かしこまりました。お姉様がたは、このようなお店へ来られるのは初めてですか?」

Eさん&みかやん「はいっ!」

みかやん「Eさん、あそこに”ハムのようなベーコン”って張り紙が有りますけど、注文しますか?」

メイドさん「あ!あれは冗談なんですよ。あれに注目されるとは、お姉様!さすが!お目が高い!」

私はもう、完全に照れてフニャフニャになった。

暫くお店にいるとメイドさんが「サービスです」と言ってタコヤキを運んできてくれた。恐縮しながらタコヤキを頂いて会計をお願いすると、今度はKOOLさんが出てきて出血大サービスをして頂いた。

一段と恐縮してしまい、また挨拶もそこそこに帰ってしまった。

こうして初のメイドカフェ体験が終わった。Eさんと嬉し恥ずかしの珍道中だった。今度またお邪魔させて頂くときは、きちんと大人の振る舞いをしなければ。

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