11:30-18:00 本メイク4部屋+クイックメイク12部屋+ベッドのみ1

今日は、Cさん(60代前半・元看護師)と愚鈍さん、Sさん(10代後半・初バイト)と私の勤務。

1部屋目でベッドを組んでいる時、向かい側でSさんが「あれ?ちょっとお待ち下さ…うわーっ!」と叫んだので見てみると、Sさんは黒くて長い布を手にしていた。

みかやん「うわーっ!何それ?」

Sさん「靴下じゃないですかねぇ」

みかやん「オヤジ靴下?女の人のハイソックス?」

Sさん「えーっ!無理っ!確かめたくもない!取り敢えずコンドームじゃなくて良かった♪(←可愛い言い方)」

みかやん「あはは!それがゴムだったらどんな巨根さ?何サイズ?」

Sさん「スペシャルサイズっていうことで♪(←何か嬉しそう)」

みかやん「ふーん。Sちゃんは大チソが好きなんだ♪」

Sさん「やー!違う!うち、大きいとか関係無いし!や、関係無いってそーじゃなくて、好きとか嫌いとか関係ないし、多分!(この後もSさん節は炸裂するも相変わらず意味不明)」

バージンちゃんをからかっちゃイケマセンね。この部屋のベッドメイクを終えて廊下に出る時もSさんが騒いでいたので「これ!静かに!しーっ!」と言って二人で静かに廊下に出た。

そのとたん斜め向かいの部屋から「ぎゃああああっ!やめてえぇっ!」という女性の叫び声がハッキリと聞こえたので、二人で顔を見合わせてから無言で次の部屋へ走った。Sさんは1部屋目以上に大興奮だった。

Sさん「うち!ホントに怖かった!何あれ?あの声!怖過ぎる!」

みかやん「前にもあったよ。前はもっと廊下中にあの断末魔の叫びが轟いてて、私も怖いぐらいだったよ。でも、あの手の人は”やめて”とは言ってもホントにやめられてしまったら今度は”やめないで”って叫ぶのさ」

Sさん「だって凄い声っていうか声が怖かったもん!」

みかやん「じゃ行ってドア叩いて”お客様あああっ!大丈夫ですかあああっ?”って、あの声で呼びかけてみたら?」

Sさん「無理っ!うち無理!あの声、怖い!」

みかやん「何をしてるか知らないけど、どう聞いても気持ち良さそうな声ではないよね。普通じゃ満足出来なくて、あの声に興奮する男なんじゃないの?隣の家やアパートからあんな声が聴こえてきたら、警察に通報されるよね」

Sさん「うち疲れた。今日もう無理!まだ心臓ドッキドキだもん!あーゆーのホントやめて欲しい!」

みかやん「やややや、お嬢さん!まだココ2部屋目だから」

興奮冷めやらぬ様子なので、真面目な話をして落ち着かせた。真面目とは言っても愚鈍さんの話なんだけど…。

良心というものを持ち合わせてはいない愚鈍さんだけど、Dさんに怒鳴られた事で決して愚鈍さんに牙をむくことは無いであろうSさんを繋ぎ止めておくのに必死のご様子。陰では「Sさんだって言葉の使い方、いつも間違ってるのに」と言いながら、今日の帰りにSさんをケーキバイキングに誘ったそうな。

愚鈍さんが本当にSさんを大切な仲間なり先輩だと思っているなら、自分が叱咤されている時にSさんを引き合いに出すだろうか?そのことをSさんに尋ねてみた。

Sさん「うちは…いいんです」

みかやん「”うちは愚鈍さんが好きなのでいいんです”と”うちは犠牲になってもいいんです”じゃ違うからね。愚鈍さんが必死になるほど、端から見たらSさんが痛々しいんだよ。普段どおり”無理っ!”って言わないと、Sさんが参ってしまったら、どうにもなんないよ」

Sさん「そんなふうに思っててくれたんですか?」

みかやん「そりゃそうでしょう!オバ連と違って多感で繊細な十代だし、年上の後輩にも気を遣って、みんなの顔色見ながらオドオドしてるのも分かるし、心配だよ。その若さで、そんな小さな身体で何でもかんでも一人で背負わなくていいんだからね」

Sさん「そんな…うちは…うちなんか…ありがとうございます」

Sさんはやせ我慢する子だから、ちゃんと見てないとね。

40近いのにアホなオバサンと違って、十代のSさんの方がしっかりしてるし頭が良くて、ちゃんと周りが見えてて健気だ。いつもからかって遊んでるけど、あたしゃSさんが可愛くて仕方ない。

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