退職したYさんから電話がきた。

「ごめんねぇ。相談もしないで、心配させたまま辞めちゃってぇ」という声が妙に響いていると思ったら入浴中だそうだ。

「思い立ったら行動しないと気が済まない性分なもんだからさ。お風呂入ってたんだけど、みかやん居るかなぁ?と思って電話したのぉ」と、テンションは高いやら、声はガンガン響くやら・・・相変わらずせっかちな人だ。

「私が泣いたりしたもんだから、みかやんが心配してると思ってさ。やっぱりEさんに怒鳴られたのが応えたって言うか、ビックリしたって言うか、感情が高ぶってた時だったもんだから、泣いたりしてさぁ、ゴメンねぇ」

「冷静になって考えたら泣いたり吠えたりするようなことでもなかったんだよねぇ。Eさんみたいなのは昔から居るんだわ。あーゆー人を昔は”ズベ公”って言ってね、ズベ公上がりって嫁の貰い手が無かったもんなんだわ。今はスケバンって言うの?不良って言うの?」

「でもね、Eさんのことはふっ切れたの。Cさんも居るし、みかやんも居るし、ズベ公は放っておきゃあいいわけでしょ。とにかくアバラと足が痛くて1月15日頃まで休ませて欲しかったんだけど、支配人さんに却下されたもんだから、退職って形をとったの」

「完全に身体が良くなってご縁があれば、またそちらでお世話になりたいと思ってるんだ。せっかく仕事を覚えたんだし辞めたくなかったからねぇ。そんなふうに思ってたのぉ。後でCさんにも電話するけど、Cさんにも宜しく言っておいてぇ」

「みかやんとCさんにはお世話になったのに、何も言わないで辞めちゃってゴメンねぇ。ハチブ(ちょっと足りない人=愚鈍さん)やらズベ公やらが居て大変だと思うけど頑張ってね!そちらに復帰させて貰ったら私も頑張るから!じゃあ、お元気で!」

相変わらず早口でワーワー言って、この間に私が入れられた合いの手は「うん」と「そっか」と「ズベ公って(笑)」ぐらいなものだった。

Yさんには良い意味でいろんなことを教わったと思う。後でじっくりYさんと私が出会った意味を考えよう。

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