11:30-18:00 本メイク6部屋+クイックメイク2部屋

今日はSさん(10代後半・初バイト)とZさん(20代後半・ZARD似)、#さん(60代前半・元美容師)と私の勤務。

#さんと二人で組むのは今日が初めてだが、#さんは新人さんにしては手が掛からない。様々な仕事をしてきた人なので、おトシの割に飲み込みが早いのかと思っていたら、30年ほど前にベッドメイク係の経験が有るとのこと。

30年ほど前、南区のラブホでは3〜4人のベッドメイク係が一斉に部屋に入って、セット(ハガシ)からベッドメイクに点検をしていたそうだ。かつて私が働いていたラブホQグループのやり方と同じだ。

#さん「今時のラブホはラクなのねぇ。ハガシをしてくれてるだなんて夢にも思わなかったわ」

みかやん「でしょう!私も知らないでココに入って感動したもん!ココは社員さん達は有能だし、フロント補助係ってハガシや点検を専門にやってくれる人がいるから、ベッドメイク係にとっては天国だよ!」

#さん「私も、掃除道具やら替えのリネンやら荷物を山ほど抱えて部屋を出入りするもんだと思ってたもの。驚いたわ」

#さん&みかやん「ねーーーっ!凄いよね!」

#さんは「私にやらせて下さい」と貪欲な姿勢を見せてくれるし「どうしたら効率良く出来るかしら?」と前向きだったりで、期待出来る新人さんだ。

#さんは美容室を畳んでから、超人気の焼鳥屋さんの厨房を任されていたそうだ。我が家の近所にも同じ焼鳥屋さんのチェーン店が有るが、いつも大盛況でガラス張りの厨房の中はてんてこ舞いになっている。

「あの焼鳥屋さんは忙しくて大変だったでしょ?」と聞くと、「うん!でもその分、楽しかったし面白かったわよ」という返事。私はこんなふうに、キツい仕事を楽しみながら出来る人や、辛い仕事の中でも楽しみを見いだせる人が好きだ。

逆に言えば、こーゆー人でなければ昔取った杵柄とはいえ、わざわざラブホ業界には戻って来ない。ま、私もラブホ業界に舞い戻った者の一人だけど。

なんか楽しい!と思ったら、有り難いことに#さんには普通に話が通じる。チーム60の中でもダントツで一番だ。とかく年寄りの会話は一方通行が多くてウザがられたり、Cさんのようにトンチンカンな応答を笑われたりして、若者の会話に入ってこなくなったりするが、#さんなら心配無用だ。

それだけで充分有り難い。Cさんのように通訳の必要な人が増えたら(Sさんにも若干通訳が必要かも?・笑)、通訳係の私が大変だ。

夕方からは、血だらけのおねしょマットや、ウン○でコテコテのトイレや、使用済みスキンや痰など、やたらと汚いモノが目についた。

#さん「私、忘れてたわ!ラブホで働くって、こーゆーこと(汚物との戦い)だもんね!」

みかやん「そうなのさ!私も何年やってても汚物には慣れないよ」

#さん「慣れたくはないよねぇ。逆に慣れたりしたら、綺麗にするって意味でのこの仕事への注意力が落ちたりするんじゃないの?」

みかやん「や…うちのCさんあたりは完全に汚物慣れしてるからね」

#さん「何があっても動じなさそうだもんね」

みかやん「そうそう!もうね、超然としてるから」

そんな話をして二人で大笑いした。Cさん、ごめん。

Cさんクラスともなれば、どんな汚物にも果敢に素手や爪で挑むから凄い。爪だよ、爪。私なんかは他人のウン○が爪の間に入ったりしたら、間違いなく大泣きする。Cさんて凄い!とは思うけど、やっぱり私はそこまで汚物慣れしたくはない。

Cさんたら、汚物にまみれた手を軽くチャチャッと洗って、普通におにぎりを食べたりしてるから信じられない。私に汚物慣れは無理だ。というか慣れちゃイケナイ気がする。

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