ラブホ344日目:検査薬
2007年2月19日 らぶほ2 コメント (2)
11:30-18:00 クイックメイク20部屋
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)とSさん(10代後半・初バイト)、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と私の勤務。
うちのチーム60の方々は揃って老眼で、中でもCさんの老眼はかなり酷いレベルであるようだ。その次がEさんなのだろう。
Eさんは、床についていた茶色いシミを見て「10円玉が落ちてるのかと思って、拾おうとしたら違ったのよ」と悔しがっていた。私はトイレに隠れて笑っていてハッとした。
そういえば、私と同い年のTさん(同い年・ホテルC出身)も、目がかなりヤバいようで、時々ケータイを遠ざけて見たりしている。私達も老眼予備軍だ。笑い事じゃないのかも(暗)。
次の次の部屋で、Eさんが客用冷蔵庫にタッパの忘れ物が有るのを発見した。タッパの蓋を開けて「うわっ!腐ってる!ええ?カビ生えてる!お、おええぇっ!」と言いながら、Eさんが私の元へ走って来た。
「そんな…何日も冷蔵庫に放置されたりしないんですから、腐ったりカビが生えたりはしないんじゃないんですか?」と言いながらタッパを覗いたら、生のホッキ貝とレタスにバジルか青じそが入ったドレッシングをかけたサラダだった。
彼氏か不倫相手の男性の為に一生懸命に作ったサラダを一目見て「腐ってる」とか「カビが生えてる」とか、挙げ句に「おええぇっ!」と言われたんじゃ、忘れて帰ったお客さんも浮かばれない。Eさんにも老眼鏡が必要かも。
やれやれとトイレ掃除を始めたら、汚物入れの中に妊娠検査薬の外箱と内袋と本体一式が入っていた。
逸る気持ちを抑えて、汚物入れに掛かっているゴミ袋ごと外して、ゴミ袋の外側から検査結果を覗いて見たら、見事に「+」のマークになっていた。
みかやん「Eさん!Eさん!ご懐妊ですよ!」
Eさん「ええ?何それ?」
みかやん「妊娠検査薬なんですよ。”+”のマークが出てるんで、出来ちゃってるみたいですよ」
Eさん「えーー?何?そんなのだけで妊娠したって分かるの?どれ?」
Eさんは、おもむろにゴミ袋の中へ手を入れて、妊娠検査薬を取り出そうとしたので「うわっ!それ、オシッコかかってますから」と慌てて止めた。
Eさん「へえぇ。こんなのにオシッコかけただけで、すぐ分かるんだ。噂には聞いてたけど初めて見たわ。お客さん、どう思ったんだろ?望んでたなら嬉しくて記念に持って帰るんじゃないの?」
みかやん「や…でも、オシッコかかってますからね」
Eさん「おめでとう!ありがとう♪と思う人も居れば、そうじゃない人も居るからねぇ」
みかやん「あ!慌てたか、気まずくなったかで、タッパ忘れて帰ったんでしょうか?」
Eさん「喜んだにしろ、後悔したにしろ、タッパどころの騒ぎじゃなくなったんだろうね。まぁ私はもう生理も無いから妊娠なんか関係ないからいいけど…」
みかやん「私も生理なんか早くあがっちゃえばいいのに!と思いますよ。ただ痛くて苦しくてうっとおしいだけじゃないですか。もうウンザリです」
Eさん「そーゆー人に限って、あと20年は続くんだよ」
みかやん「イヤーーっ!勘弁して下さい!」
そう言った後、Eさんは暫く遠い目をして無言になっていた。どうやら、何か昔のことを思い出したらしいので、そっとしておいた。
Eさんは彫りの深い美しいお顔立ちで若々しく、とても60過ぎには見えない。若い頃は、その美貌ゆえにいろいろと有ったんだろうなぁ…と、ついつい想像してしまう。
そして二人とも無言になっていた。
たまには仕事に没頭しないとね。
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)とSさん(10代後半・初バイト)、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と私の勤務。
うちのチーム60の方々は揃って老眼で、中でもCさんの老眼はかなり酷いレベルであるようだ。その次がEさんなのだろう。
Eさんは、床についていた茶色いシミを見て「10円玉が落ちてるのかと思って、拾おうとしたら違ったのよ」と悔しがっていた。私はトイレに隠れて笑っていてハッとした。
そういえば、私と同い年のTさん(同い年・ホテルC出身)も、目がかなりヤバいようで、時々ケータイを遠ざけて見たりしている。私達も老眼予備軍だ。笑い事じゃないのかも(暗)。
次の次の部屋で、Eさんが客用冷蔵庫にタッパの忘れ物が有るのを発見した。タッパの蓋を開けて「うわっ!腐ってる!ええ?カビ生えてる!お、おええぇっ!」と言いながら、Eさんが私の元へ走って来た。
「そんな…何日も冷蔵庫に放置されたりしないんですから、腐ったりカビが生えたりはしないんじゃないんですか?」と言いながらタッパを覗いたら、生のホッキ貝とレタスにバジルか青じそが入ったドレッシングをかけたサラダだった。
彼氏か不倫相手の男性の為に一生懸命に作ったサラダを一目見て「腐ってる」とか「カビが生えてる」とか、挙げ句に「おええぇっ!」と言われたんじゃ、忘れて帰ったお客さんも浮かばれない。Eさんにも老眼鏡が必要かも。
やれやれとトイレ掃除を始めたら、汚物入れの中に妊娠検査薬の外箱と内袋と本体一式が入っていた。
逸る気持ちを抑えて、汚物入れに掛かっているゴミ袋ごと外して、ゴミ袋の外側から検査結果を覗いて見たら、見事に「+」のマークになっていた。
みかやん「Eさん!Eさん!ご懐妊ですよ!」
Eさん「ええ?何それ?」
みかやん「妊娠検査薬なんですよ。”+”のマークが出てるんで、出来ちゃってるみたいですよ」
Eさん「えーー?何?そんなのだけで妊娠したって分かるの?どれ?」
Eさんは、おもむろにゴミ袋の中へ手を入れて、妊娠検査薬を取り出そうとしたので「うわっ!それ、オシッコかかってますから」と慌てて止めた。
Eさん「へえぇ。こんなのにオシッコかけただけで、すぐ分かるんだ。噂には聞いてたけど初めて見たわ。お客さん、どう思ったんだろ?望んでたなら嬉しくて記念に持って帰るんじゃないの?」
みかやん「や…でも、オシッコかかってますからね」
Eさん「おめでとう!ありがとう♪と思う人も居れば、そうじゃない人も居るからねぇ」
みかやん「あ!慌てたか、気まずくなったかで、タッパ忘れて帰ったんでしょうか?」
Eさん「喜んだにしろ、後悔したにしろ、タッパどころの騒ぎじゃなくなったんだろうね。まぁ私はもう生理も無いから妊娠なんか関係ないからいいけど…」
みかやん「私も生理なんか早くあがっちゃえばいいのに!と思いますよ。ただ痛くて苦しくてうっとおしいだけじゃないですか。もうウンザリです」
Eさん「そーゆー人に限って、あと20年は続くんだよ」
みかやん「イヤーーっ!勘弁して下さい!」
そう言った後、Eさんは暫く遠い目をして無言になっていた。どうやら、何か昔のことを思い出したらしいので、そっとしておいた。
Eさんは彫りの深い美しいお顔立ちで若々しく、とても60過ぎには見えない。若い頃は、その美貌ゆえにいろいろと有ったんだろうなぁ…と、ついつい想像してしまう。
そして二人とも無言になっていた。
たまには仕事に没頭しないとね。
コメント
前からEさんの人相は「高見沢俊彦似」ということだったのであまり関心が無かったのですが、美しい方のようですなぁ・・。
日記読むのにも、かなりこちらの感情移入の部分があるので、これからはEさんの認識を新たにして読むようにします。
へんなところに反応してスマン(汗。
またご無沙汰してしまいました。
Eさんは高見沢俊彦にも似てますが、梅宮アンナのお母さんにも似てます。
洋風のお顔立ちで、実はとってもお綺麗なんですよ。
辞めたAさんが「Eさんて、あるひーのたかみーだが、としみーに似てるべ」
と言っていたのを最初にパクったのが敗因です。
へんなところに反応して頂ける方、私は大好きですよ♪