11:30-18:00 本メイク4部屋+クイックメイク11部屋

今日は、Cさん(60代前半・元看護師)とUさん(30代後半・悪霊憑き)、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と私の勤務。

出勤すると、Cさんが「おはよう」の代わりに「平和なのも今日までだよ!今日は楽しまないば!」と言い、Eさんも「明日からまた”宜しくお願いしまぁす”だよ」と言ってきた。妖怪#さんの5連休も今日迄だということだ。

例によって二人は散々に妖怪#さんを罵り、嘲笑していたが、Uさんが出勤してくるとピタリと止めた。二人とも祟りや心霊現象は怖いらしい。

Uさんは”災い爆弾(口は災いの元的なもの)”を抱えていると言うか、Uさんに憑依した悪霊が、時にEさんやCさんが言った事実よりも恐ろしい話を捏造して、妖怪#さんに伝えてしまうという心霊現象を起こしたりするからだ。

Uさんが着替えて出てくると、Eさんが「他所のラブホのアメニティーのハンパが届いてるの。好きなの貰っていいんだって」と声をかけ、Cさんも「スキンも有るんだの。わちやEさんは必要ないけど、Uさんだらまだ要るべさ。うしゃしゃ!」と声をかけた。     

妖怪や悪霊が巣くうような職場じゃ、お調子者や八方美人じゃなければ生き残れないのかも。

昼休み明けからのクイックメイクは、デリヘル嬢を呼んだ部屋が多かったらしく、部屋が荒らされていなかったので、ベッドメイクはとてもラクだった。

Eさん「昨日、給料日だもんね。だけど、デリヘル嬢代とラブホ代でしょ。彼女が居ない男の人は大変だよねぇ」

みかやん「明日への活力というか励みになるんじゃないですか?」

Eさん「そうそう!14日だったか、平日なのに物凄く忙しくて急遽早出になったの。慌てて出動したら今日みたいに綺麗な部屋ばかりでね、考えたらボーナスが出たばかりだもんね。男1人と女2人も2組ぐらい見かけたわ」

みかやん「ボーナスが出たから奮発してデリヘル嬢と3Pですか」

Eさん「女の子二人連れてる男の人って誇らしげっていうか得意気だけど、私ら女が見ても羨ましくも何ともないのにね。$君は羨ましいと思うんだろうか?」

みかやん「$君なら”金で買ったに決まってるじゃないですか!あんなの男の見栄ってやつですよ!”って言いそうです(笑)」

Eさん「なるほどねぇ。男の人って変なところに見栄を張りたがるからね」

Eさん&みかやん「男ってやつは…!だねぇ(笑)」

ってな話をしながら部屋を出ようとしてドアを開けたところでEさんが固まった。Eさんは振り返って無言で両手の親指を立てて「指圧をしてくれ」みたいなポーズをしたが、私は咄嗟に意味が分からなかった。

廊下を白衣のアンマ屋さんでも歩いているのかと思ったら、すぐに男性2人の声が廊下に響いてきた。心の中で「おおっ!アンマ屋さんじゃなくて男二人ね!了解了解!」と凄い勢いで頷きながらドアの隙間から廊下を覗いたら、作業服姿の業者さんが売り止めの部屋へ入るのが見えた。

みかやん「壁紙の業者さんじゃないですか。私はてっきりアンマ屋さんかと…」

Eさん「何でアンマさ?”男二人”って意味の親指2本でしょ!」

みかやん「どう見ても”指圧の心は母心”のポーズでしたよ」

Eさん「”指圧の心は母心、押せば命の泉わく〜”かい?みかやん、古すぎるわ!若いのに!」

Eさんにゲラゲラ笑われて恥ずかし〜くなった。つーかEさんのジェスチャーが古いんだと思う。60代の人に「古すぎる」と言われては立つ瀬がないので話題を変えた。

みかやん「あ…うちらがイケメン二人を従えてラブホ内を歩くのって、やっぱり鼻高々じゃないですかね?」

Eさん「”金にものを言わせた”とか”女の見栄”だとか”女ってやつは”って言われるんだよ、私達も。かと言ってコソコソするのも変だよねぇ。ま、ココに来るわけじゃないからコソコソする必要もないんだけど…でも…や…」

そう言ったきりEさんは無言になった。他所のラブホで若いツバメ達をはべらせた自分を想像したに違いない。Eさんたら…(汗)。

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