11:30-18:00 本メイク4部屋+クイックメイク11部屋

今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とCさん(60代前半・元看護師)、妖怪#さん(60代前半・元美容師)と私の勤務。

出動前、フロント渦巻き君に「社員さんにB班全体の底上げをしろと命ぜられたので、今度から平日はかなり細かく厳しくチェックしますから」と言われた。

望むところだ。厳しくチェックされたところで私は困らない。困るのは、妖怪#さんとUさんとCさんだろう。私に代わって渦巻き君が妖怪#さんを注意してくれるなら、それはとても有り難く喜ばしいことだ。

妖怪#さんも渦巻き君のような高圧的なオッサンに対しては、下手な言い訳や口答えをしないかも知れない。

1部屋目でベッドを組んでいると妖怪#さんに「みかやんと組むの久しぶりですね」と声をかけられたので「そうですね」と答え、これで今日の会話終了。

もしまた妖怪#さんが、いい加減なやり方で10分弱で仕事を終わらせて涼しい顔をしていたなら、そん時はチェックするなり注意するなりさせて頂こうと思っていたが、1部屋に20分弱の時間をかけてキッチリと仕事とチェックをしているようだったので、何も言うことはない。

妖怪#さんには自分自身で1つ1つチェックしながら仕事を進めるという習慣を身につけてほしい。それが為されているようだし、本人もそれを私にアピールしているようなので、心の中で「婆さん、頑張れ」と応援した。

そもそも、パッと出の婆さんが8分程度で終わらせられるほど甘い仕事じゃないんだっつーの。厳しく注意されないからって、どんどん仕事の手を抜かれちゃ困るんだってば(毒)。パートとはいえ、もっとプロ意識を持ってほしい。

ラブホQのアホ社員K子の「通常通り20分で仕事をしても、客に急かされて5分で仕事をしても、結果は同じでなければならない。それがプロの仕事。急いだからミスをしたという言い訳は会社に公然と”手抜きしました”と言っているのと同じ」という台詞を思い出した。

当たり前のことだけど、いま思えばアホK子にしてはまともな発言だ。

そんなことを考えながら階を移動しようとしたら、エレベーターから小柄な若いカップルが降りてきて、女の子の方が妖怪#さんを見て「キャーッ!」と叫んだ。「失礼しました」と頭を下げて衝立の陰に隠れると、カップルの会話が聞こえた。

男「すっげーデカい婆さんだよな」

女「つか、顔怖かったんだもん。強盗犯とか凶悪犯みたい」

男「薄暗い中からヌッと出てきてびびったよな、無駄にデカいし」

女「ナイフとか日本刀とか持ってそうな顔だったもん」

確かに強面かも知れないけど(汗)あまりに酷い言いぐさじゃないか。見ず知らずの他人の見た目をここまで悪く言わなくたって…。

妖怪#さんは私の後で隠れていたが、恐ろしくて振り向けない。どうか妖怪#さんには聞こえてませんように…と祈るような気持ちだ。私も聞こえなかったフリをしなければ!

そう言えば、Cさんと私を見たカップルが「お爺さんと女の子で掃除してるんだね」と言ってたのが聞こえて、私は滝のように汗をかいたけど、Cさん本人には全く聞こえてなかったという事件もあった。

本人に聞こえてないと思えば、他人ほど無責任なことを言うものだ。

こんな時に私が変にフォローしたり同情したようなことを言おうものなら、プライドの高い妖怪#さんには屈辱的に聞こえるだろう。黙っているのが一番だ。

帰りに、渦巻き君に「××8号室と△△3号室の風呂が汚かった」と言われた。どちらも誹謗事件の後に妖怪#さんが風呂係をした部屋だ。カップルの言葉が妖怪#さんにも聞こえていて、動揺したのかも知れない。

妖怪#さんが「私かい?」と聞いてきたので「はい」とだけ答えた。妖怪#さんは言い訳もしないかわりに詫びの言葉も無く全くの無言だった。

いつもの私なら猛然と「渦巻き君に”気を付けます”か”代わりに処理して貰ってすみません”ぐらい言えよ!」と思うところだが、今日はそこまで思えなかった。みんなの前でミスを指摘されて、言い訳したり悪態をついたりしなかっただけでも凄い進歩だ。

頑張れ、婆さん。

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