ラブホ448日目:偏屈王6
2007年7月26日 らぶほ2
11:30-18:00 本メイク4部屋+クイックメイク12部屋+ベッドのみ1
今日は、Sさん(10代後半・初バイト)と妖怪#さん(60代前半・元美容師)、Uさん(30代後半・悪霊憑き)と私の勤務。
昨日、Eさんに「渦巻きにもUさんにも、もう関わらなくていいからね」と言って貰えて、肩の荷が下りたというか、本当に気持ちが楽になった。
帰宅して、たまたま読んだ本に「人を不快にさせる人の言葉を重く受け止めてはいけない。そんな人達のために、気を遣ったり、時間を割いたり、悩んだりすることはない。奴らは人の注意を引き、それをエサにしている。くだらない奴には関わるな!」と書いてあった。
昨年、辞める前のDさんも私に全く同じようなアドバイスをしてくれたことがあったが、その時の私はあまりにもUさんに対して憤怒していて、折角のDさんの言葉が胸の奥まで響いていなかった。
Dさん、ごめんなさい&その節はありがとうございました。今になってようやく貴女の言葉を感得出来るようになりました。
不要な摩擦を避けるため、口は開かず、ただ目の前の自分の仕事を一生懸命するのも、それはそれで清々しい。
晴れがましいような気持ちで今日最後の本メイクをしようとしたら、浴槽が傷だらけのショボい風呂に当たり、あろうことかソレにペンキが塗られていた。明らかに素人仕事のペンキ塗りで、ペンキの量が偏っていたり表面がガサガサだったり、ゴムパッキンにもペンキが塗られているではないか。
改装前のラブホQでも、フロントF氏が浴槽にペンキを塗っていたが、いま思えばアレはプロの技だ。
それは良いとして、ペンキを塗られたのは昨日あたりらしく、それを一晩じゅう窓あけっぱで乾かしていたようで、浴室の隅々や浴槽の角や備品の付近で、様々な種類の蚊や蛾の死骸が無数に折り重なっていた(泣)。それはもう標本が出来る程。
これがクイックメイクだったら「勘弁して下さい」とフロントへ泣きついていたが、残念ながら本メイクなので時間はタップリ有る。半泣きでシャワーのお湯を掛けて蚊と蛾を完全に葬り、それから本メイクを開始した。
昼休みで階下へ降りると、他の班のフロント女子が偏屈王渦巻きバッシングをしていた。
「自分じゃ何にも働かないで、私にアレしろコレしろうるさくて、言われたとおりやってもダメ出しばかりで、自分だけの勝手な仕事のやり方を私にも押しつけてきて、やってられません!あのクソオヤジ、何とかして下さい!」とのことだ。
「そうでしょう、そうでしょう。よ〜く分かるよ」と話を聞いてあげた。
昨日までは偏屈王渦巻きとUさんのことで食欲が無かったが、今日はさっきの蚊と蛾のショックで食欲が失せた。
最近は無益な啀み合いを避けるため、昼休みは静かに読書をしている。随分前に読み始めて読了していなかった”良心をもたない人たち”を読んでいたら、Sさんに「何の本ですか?」と聞かれた。
「これはサイコパスについて書かれた本で、良心を持っていないために何度他人を傷つけてもへっちゃらで、ハッキリと悪意を持って他人を攻撃したにも関わらず第三者には自分が被害者であるように演じるのが得意だったり、うだつの上がらない男を手玉にとって味方につけるのが得意だったり、平気で嘘をついて追い詰められたら逆ギレする…みたいな、悪魔のような女の話」
と言おうとしてやめた。それじゃまるっきりUさんと偏屈王渦巻きの話じゃないか。だけど、読めば読むほど、本の中のサイコパス達が見事にUさんとダブる。
やっぱり、Uさんに比べたら渦巻きなんかは単に偏屈なだけで、可愛いもんだ…でもないか。
今日は、Sさん(10代後半・初バイト)と妖怪#さん(60代前半・元美容師)、Uさん(30代後半・悪霊憑き)と私の勤務。
昨日、Eさんに「渦巻きにもUさんにも、もう関わらなくていいからね」と言って貰えて、肩の荷が下りたというか、本当に気持ちが楽になった。
帰宅して、たまたま読んだ本に「人を不快にさせる人の言葉を重く受け止めてはいけない。そんな人達のために、気を遣ったり、時間を割いたり、悩んだりすることはない。奴らは人の注意を引き、それをエサにしている。くだらない奴には関わるな!」と書いてあった。
昨年、辞める前のDさんも私に全く同じようなアドバイスをしてくれたことがあったが、その時の私はあまりにもUさんに対して憤怒していて、折角のDさんの言葉が胸の奥まで響いていなかった。
Dさん、ごめんなさい&その節はありがとうございました。今になってようやく貴女の言葉を感得出来るようになりました。
不要な摩擦を避けるため、口は開かず、ただ目の前の自分の仕事を一生懸命するのも、それはそれで清々しい。
晴れがましいような気持ちで今日最後の本メイクをしようとしたら、浴槽が傷だらけのショボい風呂に当たり、あろうことかソレにペンキが塗られていた。明らかに素人仕事のペンキ塗りで、ペンキの量が偏っていたり表面がガサガサだったり、ゴムパッキンにもペンキが塗られているではないか。
改装前のラブホQでも、フロントF氏が浴槽にペンキを塗っていたが、いま思えばアレはプロの技だ。
それは良いとして、ペンキを塗られたのは昨日あたりらしく、それを一晩じゅう窓あけっぱで乾かしていたようで、浴室の隅々や浴槽の角や備品の付近で、様々な種類の蚊や蛾の死骸が無数に折り重なっていた(泣)。それはもう標本が出来る程。
これがクイックメイクだったら「勘弁して下さい」とフロントへ泣きついていたが、残念ながら本メイクなので時間はタップリ有る。半泣きでシャワーのお湯を掛けて蚊と蛾を完全に葬り、それから本メイクを開始した。
昼休みで階下へ降りると、他の班のフロント女子が偏屈王渦巻きバッシングをしていた。
「自分じゃ何にも働かないで、私にアレしろコレしろうるさくて、言われたとおりやってもダメ出しばかりで、自分だけの勝手な仕事のやり方を私にも押しつけてきて、やってられません!あのクソオヤジ、何とかして下さい!」とのことだ。
「そうでしょう、そうでしょう。よ〜く分かるよ」と話を聞いてあげた。
昨日までは偏屈王渦巻きとUさんのことで食欲が無かったが、今日はさっきの蚊と蛾のショックで食欲が失せた。
最近は無益な啀み合いを避けるため、昼休みは静かに読書をしている。随分前に読み始めて読了していなかった”良心をもたない人たち”を読んでいたら、Sさんに「何の本ですか?」と聞かれた。
「これはサイコパスについて書かれた本で、良心を持っていないために何度他人を傷つけてもへっちゃらで、ハッキリと悪意を持って他人を攻撃したにも関わらず第三者には自分が被害者であるように演じるのが得意だったり、うだつの上がらない男を手玉にとって味方につけるのが得意だったり、平気で嘘をついて追い詰められたら逆ギレする…みたいな、悪魔のような女の話」
と言おうとしてやめた。それじゃまるっきりUさんと偏屈王渦巻きの話じゃないか。だけど、読めば読むほど、本の中のサイコパス達が見事にUさんとダブる。
やっぱり、Uさんに比べたら渦巻きなんかは単に偏屈なだけで、可愛いもんだ…でもないか。
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