11:30-18:00 本メイク3部屋+クイックメイク10部屋

今日は、Uさん(30代後半・悪霊憑き)と#さん(60代前半・元美容師)、$君(10代後半・ギター少年)と特大君(20代前半・野球一筋)と私の勤務。組み分けはクジ引きではなく、社員の二宮和也似氏が決定して下さり、私にとっては有り難い組み合わせになった。

$君「やっぱりUさんや#さんには新人を任せられないってことでしょうかねぇ」

みかやん「どうだろうね。取り敢えず私が社員なら彼女らには任せない」

$君「俺なんかUさんにも#さんにも仕事の件で嘘ばかり教えられてマジ酷い目に遭いましたからね。特大君、俺の経験から言ってEさんかみかやん以外には仕事の話は聞かない方がいいですよ。嘘を教えられる可能性大ですから」

特大君「はい。わかりました。そうします」

$君「いやいや、俺なんかに敬語は使わないで下さいよ〜」

そんな話をしながらベッドを組む$君と特大君を見ていて、X君と辞めたP君の一度だけのベッド組みや、ラブホPでの7号君&8号君のベッド組み、ラブホQでのO君とY君のベッド組みを思い出して懐かしい気持ちでいっぱいになった。

やっぱり漢(男)メイクはいいよねぇ。久々に見たけど、組み終えたベッドにも張りが有るっつーか、なんつーか…気がついたらウットリ見とれていた。

その後もトシが近い彼らは、使用済みスキンや血のついたものなどエログロい物を見る度、男同士のはしたない話に花を咲かせていたようだ。$君も特大君のような後輩が入ってきたことや、漢メイクが出来ることを喜んでいるようで、何だか私も嬉しくなった。

特大君の仕事をチェックするが、2日目だというのに殆どノーミスで、たまに「ここがちょっと…」と注意をしても「はい、分かりました」と答えるだけで、その辺の妖怪と違って絶対に言い訳はしないし、間違っても悪態などついたりしない。

本当にデキる子というのは、こういうものだ。

こないだ読んだ本には、

「有能な人間は絶対に言い訳はしない。言い訳を聞かされる立場になっても怒ってはいけない。それが無意味なことだと理解しない人間に出会ってしまっただけのことだ。気の毒な人だと寛容に受け止めよう。腹を立てるのではなく、自分が言い訳をしなくて良かったと思おう」

と書いてあった。

私は恥ずかしいことに、#さんの言い訳や悪態には猛然と立腹した。言い訳すればするほど”自分は無能だ”と言ってるようなもんだ「私のせいじゃない」なんてセリフは最も恥ずべきだ…と分かっていても腹の虫が治まらず、そして悲しくなった。

何をやってたんだか…私は…(苦笑)。もしも特大君にも言い訳をされていたら「どいつもこいつも言い訳ばかりしやがって!」と、また憤慨していたに違いない。いつの間にかココでも言い訳を聞かされる立場になっていた。次回からは寛容に受け止めよう。

午前中は特大君に本メイクを教えている間に、$君が他の仕事を全て引き受けてくれたので大助かりだったし、午後からのクイックメイクで私が風呂やトイレの掃除をしていて手が離せない時は、$君が特大君の面倒を見て協力して仕事をしていてくれた。Uさんや#さんより安心して任せられる。

この四ヶ月半ぐらいで$君も立派に成長しているじゃないか。偏屈王も$君が若い男というだけで目くじらを立てたり辛く当たってばかりではなく、こういう面もちゃんと見て評価してあげればいいのに…。

特大君はX君の大学の先輩で、どおりでデキる子だと思ったわよ!という感じ。顔は真ん丸だけど、眉毛と目がKAT-TUNの田中君似だ。硬派な印象で口数は少ないが、時々可愛らしい笑顔を見せてくれる。

その笑顔に、心の中で「キミがデキる子で本当に良かったよ。ありがとう、田中君!」と思いながら微笑み返した。

漢メイクは私にはとても微笑ましい。

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