(1からつづく)

馬鹿馬鹿しくてなんだか笑えてきた。この部屋の点検をさっさと終わらせて別の階へ避難しようと、バタバタと点検をしていたら、また偏屈王が来て今度は「うるさい!怒りに任せてバンバン音を立ててやらないで、静かに点検したらどうだ!子供じゃないんだから!」と金切り声を上げてきた。

来たーっ、男ヒステリーだよ。ピンポンピンポンって何回、私が居る部屋に来るんだか。偏屈王のこういうイヤラシさやおぞましさには本気で吐き気がしてくる。そんな暇が有るならセットの一つも終わらせてくれや。

努めて冷静に「なんなんですか?私にセットさせたいなら、そう指示して下さい。セットもかなり溜まってますよね?」と言ったら、「俺には俺のやり方があるんだ!」と大声を張り上げ、その声が廊下に響き渡った。お前の声の方がよっぽどうるさい。

このオヤジ、遂に壊れやがった…つーか元々壊れてるんだよね、ふっ。「分かりました。この旨を伝えて支配人殿の指示を仰ぎます」と言い残し、一礼して階下へ降りた。昨日は「心身共に不健康でお気の毒だと思えば腹も立たない」と思ったけど、やっぱりムカつく(哀)。

支配人殿に「かくかくしかじかで、あーゆー人、どーすればいいんですかっ!」と直訴した。

支配人殿「あの人、時々変だよね。仕事遅いし…」

みかやん「時々じゃないですよ、もーっ!」

支配人殿「あの人には変なプライドが有るから、誰が何を言っても聞く耳を持たないんだよね…じゃ今日はもう上の階に上がらなくていいんで、#さんとリネン折りますか?」

みかやん「はい。申し訳ありません」

そこまで分かってるなら、あのオッサン何とかしてよね…と思うが、そんなことを支配人殿に言えるわけもなく、すごすごとリネン折りを始めた。でも腹の虫が治まらない。

その場に居合わせた#さんと電話番姉さんに「今かくかくしかじかで、あのクソオヤジが…」と訴えたら、二人とも「そりゃ〜みかやんも怒るわ」「酷い言いがかりだ」「あのオッサン、いよいよ惚けたかい?」と言ってくれたので、少し落ち着いた。

偏屈王にイヤミなほど冷静な受け答えをして自分でも生意気だとは思うけど、私も激昂すれば取っ組み合いになりそうだし、言葉を選ばないとつまんない揚げ足を取られて論点をズラされるのが目に見えてるもの。

随分耐えてきたけど、もう無理だ。想い出作りも終えた、ココではラブホQで習得出来なかった本メイクやフロント補助係の仕事も体験できた、世の中にはどうしても理解できない人間も居るということも学んだ。もう十分じゃないか。

ココで学ぶべきことは学んだ気がするのは傲りだろうか?もう、今まさに潮時なんだと思いたい。辞め時に悩んできたけど年末の忙しくなる前に退職しよう。

(でも辞められませんでしたから…)

コメント

nophoto
もーちゃん
2008年1月29日10:31

みかやんサン。お元気そうで良かったです。
久しぶりにみかやん節を楽しませてもらいました。
またよろしくお願いします。

みかやん。
みかやん。
2008年1月30日8:08

>もーちゃんさん

お久しぶりです。コメントありがとうございます。
またコメントをいただいて嬉しいです。
いろいろありましたし、これからもいろいろありそうですが、
何とか頑張りたいので、こちらこそまた宜しくお願いします。

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索