ラブホ538日目:偽知識
2007年12月12日 らぶほ211:30-18:00 本メイク4部屋+クイックメイク13部屋
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とCさん(60代前半・元看護師)と私の三人勤務。社交君(20代半ば・ユースケサンタマリア似)が欠勤して、Zさん(20代後半・昔の森尾由美似)がフロントになった。
社交君は「インフルエンザかも知れない」という理由で欠勤したそうだが、そういや昨日の昼休み、社交君は私の隣でフゥフゥと息苦しそうだった。無事に復帰してくれれば良いけど…。
出動して暫くしてから、私達がベッドメイクをした部屋にA班の大ベテランメイク女史が点検に入り、後で「トイレにウン○が飛び散ったままだったので気を付けて下さい」と注意をされ、犯人はCさんだった。
また落ち込むのではないか?と心配したが、Cさんは「アンタとEさんとわちだら、ミスするのわちしか居ないべしゃ!ひゃはは!」とケロリとしていた。やはりCさんは、Eさんと私の前で注意をされても落ち込む人ではなかった。
ところがその後、どうしたことかCさんは「わちの話を聞くがいい」的に、知ったかぶりの偽知識をこれでもか!とひけらかした。
4P部屋の本メイク中に掃除機をかけていたらブレーカーが落ちた。するとCさんは…。
「長い時間、電気をつけっぱなしにしてるとこうなるんだの。わちもたまに朝までテレビつけっぱなしの時があるけど、こうなるのがイヤだから起きたらすぐ消すもの。お客さんも一晩中、テレビやら電気やらつけたままだったんだべさ。だけども慌てなさんな。こうなった場合は玄関のスイッチが下がってるんだの。それを上げればまた電気つくのさ。覚えておくと便利だよ」
と得意気だったが、Eさんも私も返答に詰まった。
ご親切にCさんは昼休みにも演説して下さった。
「同じ1匹の豚でも肉の場所によって値段違うの知ってる?同じ豚から取れた肉でも腿とか背中とか腹の方とか場所によって全然値段違うものなんだわ」
また返答に詰まっている私達に、Cさんは「わちも最初は信じられなかったけど、知り合いの肉屋から聞いた話だから間違いない!」と言ってのけ、極秘情報を私達のために公開したようなノリ。返す言葉も無かった。
これってもしかして「仕事じゃミスしても、亀の甲より年の功っていうか長年培ってきた知識はアンタらには負けないんだの」って意味の、Cさんのささやかな抵抗みたいなものなんだろうか?
Eさんも私も「Cさん、もう分かったから。お願いだからもう黙ってて」というか「誰か助けてー!」という感じなんですけど(汗)。全身がむず痒いような、暴れたいような、叫びたいような感覚に襲われた。Cさん、とんちんかんにも程があるよ(泣)。
夕方、Cさんがしてくれたことに対して何気に「おおきに」と言った。すると疲れていたハズのCさんが一気に息を吹き返して、Eさんを呼んだ。
「ちょっと!Eさん、聞いた?みかやんだら”おおきに”だとさ。”おおきに”ってハワイの言葉だの。Eさん、知ってたかい?みかやんだらハワイの人だわ」
ずっと耐えてきたけど、おおきに=ハワイの言葉には思わず吹き出した。Eさんも「おおきにって関西の言葉だべさ。あはは!」と笑い、ひとしきり笑ってふと気付いたら、Cさんがぶんむくれていた。
帰りにEさんがヒソヒソと「ほら、Cさんてプライド高いでしょう。プライド傷つけないように気を付けなきゃね」と言って舌を出したが、私はもう萎えに萎えていて「はぁ」としか返事が出来なかった。
あまりにも疲れて、帰宅して珍しく夫に話したら、私の仕事の話には聞く耳を持たない夫が「酷いな。仕事に行ってるって言うより、それは介護だな」と言った。
よく老人ホームで、お年寄りの話し相手ボランティアを募集してたりするけど、私には無理だと思った。
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とCさん(60代前半・元看護師)と私の三人勤務。社交君(20代半ば・ユースケサンタマリア似)が欠勤して、Zさん(20代後半・昔の森尾由美似)がフロントになった。
社交君は「インフルエンザかも知れない」という理由で欠勤したそうだが、そういや昨日の昼休み、社交君は私の隣でフゥフゥと息苦しそうだった。無事に復帰してくれれば良いけど…。
出動して暫くしてから、私達がベッドメイクをした部屋にA班の大ベテランメイク女史が点検に入り、後で「トイレにウン○が飛び散ったままだったので気を付けて下さい」と注意をされ、犯人はCさんだった。
また落ち込むのではないか?と心配したが、Cさんは「アンタとEさんとわちだら、ミスするのわちしか居ないべしゃ!ひゃはは!」とケロリとしていた。やはりCさんは、Eさんと私の前で注意をされても落ち込む人ではなかった。
ところがその後、どうしたことかCさんは「わちの話を聞くがいい」的に、知ったかぶりの偽知識をこれでもか!とひけらかした。
4P部屋の本メイク中に掃除機をかけていたらブレーカーが落ちた。するとCさんは…。
「長い時間、電気をつけっぱなしにしてるとこうなるんだの。わちもたまに朝までテレビつけっぱなしの時があるけど、こうなるのがイヤだから起きたらすぐ消すもの。お客さんも一晩中、テレビやら電気やらつけたままだったんだべさ。だけども慌てなさんな。こうなった場合は玄関のスイッチが下がってるんだの。それを上げればまた電気つくのさ。覚えておくと便利だよ」
と得意気だったが、Eさんも私も返答に詰まった。
ご親切にCさんは昼休みにも演説して下さった。
「同じ1匹の豚でも肉の場所によって値段違うの知ってる?同じ豚から取れた肉でも腿とか背中とか腹の方とか場所によって全然値段違うものなんだわ」
また返答に詰まっている私達に、Cさんは「わちも最初は信じられなかったけど、知り合いの肉屋から聞いた話だから間違いない!」と言ってのけ、極秘情報を私達のために公開したようなノリ。返す言葉も無かった。
これってもしかして「仕事じゃミスしても、亀の甲より年の功っていうか長年培ってきた知識はアンタらには負けないんだの」って意味の、Cさんのささやかな抵抗みたいなものなんだろうか?
Eさんも私も「Cさん、もう分かったから。お願いだからもう黙ってて」というか「誰か助けてー!」という感じなんですけど(汗)。全身がむず痒いような、暴れたいような、叫びたいような感覚に襲われた。Cさん、とんちんかんにも程があるよ(泣)。
夕方、Cさんがしてくれたことに対して何気に「おおきに」と言った。すると疲れていたハズのCさんが一気に息を吹き返して、Eさんを呼んだ。
「ちょっと!Eさん、聞いた?みかやんだら”おおきに”だとさ。”おおきに”ってハワイの言葉だの。Eさん、知ってたかい?みかやんだらハワイの人だわ」
ずっと耐えてきたけど、おおきに=ハワイの言葉には思わず吹き出した。Eさんも「おおきにって関西の言葉だべさ。あはは!」と笑い、ひとしきり笑ってふと気付いたら、Cさんがぶんむくれていた。
帰りにEさんがヒソヒソと「ほら、Cさんてプライド高いでしょう。プライド傷つけないように気を付けなきゃね」と言って舌を出したが、私はもう萎えに萎えていて「はぁ」としか返事が出来なかった。
あまりにも疲れて、帰宅して珍しく夫に話したら、私の仕事の話には聞く耳を持たない夫が「酷いな。仕事に行ってるって言うより、それは介護だな」と言った。
よく老人ホームで、お年寄りの話し相手ボランティアを募集してたりするけど、私には無理だと思った。
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