11:30-18:00 本メイク5部屋+点検9+ルームサービス+セットバッグ上げ他

今日は、Zさんが風邪で欠勤して、Uさん(30代後半・悪霊憑き)と#さん(60代前半・元美容師)と私の三人勤務。爆笑君(20代前半・陽気な筧利夫)と新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)がフロントだった。

4P部屋からの本メイクスタートとなり、三人とも若干テンション下がり気味で出動した。けどまぁ、4P部屋を二人でベッドメイクするのは大変だけど、三人だとそれほどでもない。

Uさんも#さんも、かつては私の天敵だったが、今は和気藹々と仕事が出来る。正直、こんな日が来るとは思っていなかったけど、単純に楽しく働けるって幸せなことだと思う今日この頃だ。

昼休み、見たことのないA班の子が凄い勢いで休憩室に入って来た。随分と目つきの鋭い女の子だ…と思ったら「お疲れ様です」と言った声が男だった。一昨日、面接を受けたホスト風の男の子とは、この子のことだ。

今日からA班でメイク研修をして、いずれフロント係になる。ホスト風ではなく、こないだまで本物のホストだったそうで、それにしても綺麗な髪に華奢な体つきでパッと見、女の子だ。

見とれていたら、支配人殿に「みかやん、着替えてお昼からフロントでお願いします。新卒君の点検のチェックをしてあげて下さい」とのことで、新卒君と組むことになった。

昨日はみっちりと爆笑君に点検を習っていて、セットバッグが死ぬほど溜まっていたのだろう。新卒君の点検の仕方も、爆笑君仕込みで物凄く神経質で几帳面だ。それほどダメ出し地獄にも堕ちずに点検デビュー出来そうな程になっていてくれて一安心だ。

途中、作業室へ降りると、本部の人が来ていたりしてちょっとした騒ぎになっていた。聞けば、お客様が階段で転倒して流血したそうで「大した怪我ではないが救急車を呼んだ」という話だったが、ゴミ箱には大量の血がついたダスターが捨てられていて、かなり怖かった。

救急車と言えば…で、辞めたフロント可愛い人の話をした。

みかやん「可愛い人がセットに入ったら、入口に黒いポロシャツの人が倒れてて、社員の二宮和也似氏の悪戯だと思って”何やってんの?(笑)”って近づいて腕を掴んだら、全然違う人でしかも腕がもう冷たくなってたんだって」

新卒君「ええ!死んでたんですかっ?」

みかやん「や、生きてたけどずっと倒れてたから冷たくなってたらしくて、結局そん時も救急車沙汰になったんだよね。けど普通はセットに入って人が倒れてたらまず驚いて”ひえーっ!”ってなって”何やってんの?”なんて笑ってらんないよね」

新卒君「つか、聞いただけで怖いですよ」

みかやん「ま、フロントの仕事を一人で何でもするようになったら、いろんなことがあるからね(ちょっと先輩ぶってみたかった・笑)」

点検に戻る途中、60代男性と20歳そこそこの女性と出くわし、非常階段に隠れた。

新卒君「いかにも援交って感じの人達が多いですよね。こんなに多いと思ってませんでした」

みかやん「金の力は恐ろしいよね。私でも”こんな爺さんとは無理!”と思うような年寄りとギャルが楽しそうに歩いてたりするからね。いずれ新卒君も金にモノを言わせて…」

新卒君「俺は援交なんかしませんよ(キッパリ)つか、そんなカネ無いです(笑)」

再開した点検の1部屋目でとんでもないオヤジ臭に二人で噎せ返って、1本使い切る勢いで消臭スプレーをして、別の部屋へ避難して点検を始めた。

みかやん「将来、自分からあんなオヤジ臭が漂うようになったらどうする?」

新卒君「ホントにキツかった。アレは辛いですよ。あんなんなったら、どうすればいいんでしょう(凹)」

みかやん「20年以上先のことだろうから、そうなった時に考えればいいさ(自分で振っておいて他人事・笑)」

新卒君も気さくな子で、この先も楽しく仕事をしていけそうだ。

帰りに階段を下りていたら、踊り場にダスターが敷かれていて傍らに洗剤が有り「おお!ここが事故現場!」とダスターをめくってみたら、絨毯に大きな血のシミがついていて怯んだ。「大した怪我じゃない」って話だったのに、ゴミ箱の血まみれダスターといい、絨毯のシミといい、大怪我じゃないか。

ラブホの帰りは血の巡りが良くなって流血し易いのかも知れないし、足腰に力も入らず階段でよろめいたのかも…お気を付け下さいまし。

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