ラブホ636日目:電話
11:30-18:00 本メイク5部屋+クイックメイク12部屋+ベッドのみ1

今日は、Cさん(60代前半・元看護師)とZさん(20代後半・昔の森尾由美似)、(30代後半・悪霊憑き)と私の勤務。Sさん(20代前半・初バイト)がフロントだった。

出勤すると支配人殿と転勤した二宮和也似氏がスーツ姿で来ていて、別会場で行われる昇格の表彰式に出席されるそうだ。お二人とも晴れやかな表情にスーツが何ともお似合いで、一同うっとりと見とれてしまった。

自分らが表彰されるかのように嬉しくなって出動したが、Uさんが哀しい現実を目撃した。”チェンジ”を言い渡されたと思われるデリヘル嬢を目撃し「ええーっ?そんなぁ…どうしてですかぁ」という悲痛な訴えを耳にしてしまい、聞いた私も何だかもの悲しくなった。

暫く「実際、自分が”チェンジ”されたら悲しいよね」とか「すぐ店に戻るのも気まずいよね」とか「でも”どうして?”とは聞けないよね」という話をしていたが、私達はデリヘル嬢になるつもりは微塵も無く、デリヘル嬢として稼げる容姿でもなければ技も無いことに気付いて脱力した。

すぐに気付かないところが私達らしい(恥)。

昼休みは5人で大笑いした。

Zさん「Sさんて、社員さんからの電話に出てもずっと無言で、いきなり”はい”とか言っててビックリする」

みかやん「あぁこないだも、電話かける時は”もしもしぃ?ア・タ・シ!分かるぅ?”って言うんだよって教えたのにスルーされたよ」

Sさん「そんなこと言えるわけないじゃないですか!怒られますよ!」

Cさん「わちが”もしもしぃ?ア・タ・シ!”なんて言ったら、遂にボケたと思われるべしゃ。しゃははは!」

ツボにハマって大笑いしているCさんを見て、みんなも大爆笑だったが”遂にボケた”と言うより”既にボケている”と思われているような気が…(滝汗)。

Zさん「電話に出る時はやっぱり”お電話ありがとうございます。Sです”ですよね」

みかやん「だよね!”お電話ありがとうございます。4P部屋担当のSです”だよ」

Sさん「コールセンターじゃないんですからっ!うちはちゃんと”お疲れ様です。Sです”って言ってます!」

一同「そんなの聞いたことない(笑)」

いつものようにSさんいぢりをしていたら、二宮和也似氏が昇格祝いに貰ったケーキを私達に差し入れして下さったので有り難く頂いた。幸せのお裾分けをしていただいて、また嬉しくなって出動した。

洗面所で食器を洗っていると、Uさんに「飴ナメる?」と聞かれ「わ〜い!ありがと」と喜ぶと、Uさんが風呂から出てきて私の顔の前に飴を差し出し、私が「あ〜ん」と口を開けるのを待っているじゃないか。

そういうのって何だか照れくさくてためらっていると、Uさんも私が照れているのに気付いて、二人して急に恥ずかし〜くなって照れ隠しに大笑いしてしまった。何とも穏やかな昼下がりだった。

その部屋を出てSさんに会うと「もーっ!ホント疲れた!うち、無理っ!」とキレていた。理由は敢えて聞かなかったが、今日のAフロントは関取さん(10代後半・90キロ超)だったので、仕事をたんまり残されたり、仕事が全く捗らなかったりでムカついていたのだろう。ご愁傷様。

イラつきながら働いていた可哀相なSさんとは対照的に、ベッドメイクチームは朝から帰りまで本当に安穏とした一日で、Uさんと私が撤収しようとした時も廊下にCさんの笑い声が響いていた。

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