ラブホ647日目:三脚
2008年5月25日 らぶほ211:00-18:00 クイックメイク20部屋+リネン折り
今日は、Zさん(20代後半・昔の森尾由美似)と#さん(60代前半・元美容師)が遅番、Cさん(60代前半・元看護師)とUさん(30代後半・元悪霊付き)、ロザンナさん(同い年・イタリア美女風)と私が早番の勤務。
Sさん(20代前半・初バイト)と新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)とホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)がフロントだった。
久々に組んだロザンナさんの話によると、関取さん(10代後半・90キロ超)は朝のA班でも評判が悪く、先日も関取さんが得意気に「再点検されたりしてメイクさんは大変ですね。私はまだ一度も誰からも注意されたことが無いんです」と言って反感を買っていたそうだ。
ロザンナさんは一言「あの子…人の話、聞いてないよね」と呟いた。あれだけみんなに注意され叱られて「注意されたことがない」と言い切れる自信がどこから湧いてくるのか私達には理解出来ず、私はこのテの人には狂気を感じてしまって怖くて近づけない。
悪霊憑きだった頃のUさんも、Cさんに次いでベッドメイクのやり直しが多かったにも関わらず「私だけ、まだ一度もやり直しをしたことが無いの」と言っていて、私にはご乱心としか思えず怖かった。関取さんも悪霊憑きか脳障害なんだろう。
給料後の日曜で朝から忙しく、セットが追いつかない状態だったので、私達が部屋へ入るとフロントの人がセット中というパターンが多かった。
最優先の露天風呂付きの部屋が空いたので急行すると、ホスト君がその部屋へセットへ入ろうとしているところだったが、部屋のドアを開けたとたん「うわ!この部屋何ですか?」と固まった。
普段、恐ろしく荒らされた部屋のセットにばかり当たっているホスト君が固まるぐらいなら、かなりの荒れ方なんだろう…とホスト君の後ろから部屋を覗いてみると、ベッドの脇にデーンと三脚が聳え立っていた。
セットを手伝うも、風呂もトイレも洗面所も使われた形跡が全く無く、ロザンナさんも「ただ撮影の為だけに来たって感じだよね。変態だわ」と萎えていた。入室してすぐ三脚を組み立てて撮影を開始し、ウハウハと喜んでビデオカメラを回収して三脚を忘れて帰ったのだろう。
そんなに撮りたかったんかい。だけど、三脚を使ってるってことは行為に及ぶ自分も撮してるってことで、ナルシストというか何というか…。ま、お二人の記念なんでしょうけど、証拠を残されるとキツいので三脚はお持ち帰りいただきたかった。
別の露天風呂付きの部屋へ行くと、セット中のSさんが何やら騒いでいたが要領を得ない。よく聞いてみると、お客様が雨漏りに気付いて洗面器の上にバスタオルを敷くなどして対処して下さり、雨漏りの知らせと共に激励のメッセージを残して下さっていたそうだ。
なんて奇特なお客様だろう!と感動したが、Sさんは「うち、フロントへ電話しなきゃ!あぁ何て言ったらいいんだろ?うちがフロントの時にこんなことが起こっても困るし!」とテンパっていた。
続いて新卒君がセット中の部屋へ入ると、新卒君がドンヨリしていたので調子を尋ねると「俺、彼女が出来たっつか元カノとヨリ戻したんですけど、もう別れたいんですよ」と悄気ていた。
理由を聞くと「だって擦れ違いばっかで全然会えないんですよ。寂しくて…」って返事で、それってノロケじゃん!真剣に聞いて損した(笑)。
夕方、セット中のSさんの横でベッドを組んでいたら、ロザンナさんが腕にしていた数珠が切れた。「不吉な事が起こったらどうしよう!」と怯えるロザンナさんに「きっとSさんの仕業だよ(笑)Sさんは今迄も数々の怪奇現象を引き起こしてくれたから」と慰めた。
Sさんに纏わる怪談(無人の風呂で急にジェットバスのスイッチが入った等)を聞かせると、ロザンナさんは「じゃあSさんの仕業だわ」と笑った後「つか、Sさんて本気で怖いんですけど」とまた怯えた。
帰りのロッカーでメールチェックをしていたロザンナさんは「ちょっと!家の近所のおじさんが亡くなったってメールきてたよー!えーっ!」と言って絶句し、私も絶句した。
忙しい上に様々なことが起こり、あっと言う間の一日だった。
今日は、Zさん(20代後半・昔の森尾由美似)と#さん(60代前半・元美容師)が遅番、Cさん(60代前半・元看護師)とUさん(30代後半・元悪霊付き)、ロザンナさん(同い年・イタリア美女風)と私が早番の勤務。
Sさん(20代前半・初バイト)と新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)とホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)がフロントだった。
久々に組んだロザンナさんの話によると、関取さん(10代後半・90キロ超)は朝のA班でも評判が悪く、先日も関取さんが得意気に「再点検されたりしてメイクさんは大変ですね。私はまだ一度も誰からも注意されたことが無いんです」と言って反感を買っていたそうだ。
ロザンナさんは一言「あの子…人の話、聞いてないよね」と呟いた。あれだけみんなに注意され叱られて「注意されたことがない」と言い切れる自信がどこから湧いてくるのか私達には理解出来ず、私はこのテの人には狂気を感じてしまって怖くて近づけない。
悪霊憑きだった頃のUさんも、Cさんに次いでベッドメイクのやり直しが多かったにも関わらず「私だけ、まだ一度もやり直しをしたことが無いの」と言っていて、私にはご乱心としか思えず怖かった。関取さんも悪霊憑きか脳障害なんだろう。
給料後の日曜で朝から忙しく、セットが追いつかない状態だったので、私達が部屋へ入るとフロントの人がセット中というパターンが多かった。
最優先の露天風呂付きの部屋が空いたので急行すると、ホスト君がその部屋へセットへ入ろうとしているところだったが、部屋のドアを開けたとたん「うわ!この部屋何ですか?」と固まった。
普段、恐ろしく荒らされた部屋のセットにばかり当たっているホスト君が固まるぐらいなら、かなりの荒れ方なんだろう…とホスト君の後ろから部屋を覗いてみると、ベッドの脇にデーンと三脚が聳え立っていた。
セットを手伝うも、風呂もトイレも洗面所も使われた形跡が全く無く、ロザンナさんも「ただ撮影の為だけに来たって感じだよね。変態だわ」と萎えていた。入室してすぐ三脚を組み立てて撮影を開始し、ウハウハと喜んでビデオカメラを回収して三脚を忘れて帰ったのだろう。
そんなに撮りたかったんかい。だけど、三脚を使ってるってことは行為に及ぶ自分も撮してるってことで、ナルシストというか何というか…。ま、お二人の記念なんでしょうけど、証拠を残されるとキツいので三脚はお持ち帰りいただきたかった。
別の露天風呂付きの部屋へ行くと、セット中のSさんが何やら騒いでいたが要領を得ない。よく聞いてみると、お客様が雨漏りに気付いて洗面器の上にバスタオルを敷くなどして対処して下さり、雨漏りの知らせと共に激励のメッセージを残して下さっていたそうだ。
なんて奇特なお客様だろう!と感動したが、Sさんは「うち、フロントへ電話しなきゃ!あぁ何て言ったらいいんだろ?うちがフロントの時にこんなことが起こっても困るし!」とテンパっていた。
続いて新卒君がセット中の部屋へ入ると、新卒君がドンヨリしていたので調子を尋ねると「俺、彼女が出来たっつか元カノとヨリ戻したんですけど、もう別れたいんですよ」と悄気ていた。
理由を聞くと「だって擦れ違いばっかで全然会えないんですよ。寂しくて…」って返事で、それってノロケじゃん!真剣に聞いて損した(笑)。
夕方、セット中のSさんの横でベッドを組んでいたら、ロザンナさんが腕にしていた数珠が切れた。「不吉な事が起こったらどうしよう!」と怯えるロザンナさんに「きっとSさんの仕業だよ(笑)Sさんは今迄も数々の怪奇現象を引き起こしてくれたから」と慰めた。
Sさんに纏わる怪談(無人の風呂で急にジェットバスのスイッチが入った等)を聞かせると、ロザンナさんは「じゃあSさんの仕業だわ」と笑った後「つか、Sさんて本気で怖いんですけど」とまた怯えた。
帰りのロッカーでメールチェックをしていたロザンナさんは「ちょっと!家の近所のおじさんが亡くなったってメールきてたよー!えーっ!」と言って絶句し、私も絶句した。
忙しい上に様々なことが起こり、あっと言う間の一日だった。
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