※6月13日の日記です。

11:30-14:00 クイックメイク9部屋

今日は、Cさん(60代前半・元看護師)とUさん(30代後半・元悪霊付き)、#さん(60代前半・元美容師)と私の勤務。新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)がフロントだった。

腰痛7日目にしてようやく痛みも落ち着いたので、朝1でCさんに腰を揉んでもらってラクになってから出動した。

#さんが昨日の近所さんの様子を執拗に聞いてきた。しつこい上に偉そうに「あの子、前のホテルではどんな仕事してたんだか。経験者って言ってもアレじゃ…」とか言っててカチンときた。

「アンタが近所さんを精神的に追い詰めたんでしょ!」という言葉をゴクリと飲み込んで、#さんの「どんな感じだったの?」という問いに「どこもかしこも細かい所までガーッとやっちゃう人って雑でしょ。そんな感じ(#さん、アンタのことだよ)」と答えた。

続けて「随分と急かされてたみたいで(アンタにね)急ぐあまり自分で点検するって事を省いちゃっててさ。拭いたからヨシ!じゃなくて、拭いても汚れが残ってたら拭いてないのと同じだよね?急いでも自分での確認を疎かにしちゃダメだよね?(#さん、アンタもだよ)…って話をしたのさ」と話した。

ついでに「早いだけじゃ自己満足で(特に#さん)綺麗じゃなければ意味が無いって言ったら物凄く納得してくれて…近所さんは(#さんと違って)素直でいい子だわぁ。人間て素直に自分の非を認めないと成長しないもんねぇ」とも言った。

う〜わ〜私ったらなんてイヤミな女…。だけど、近所さんより誰より、#さんに声を大にして言いたかったことを言えたので、物凄くスッキリした。

#さんは「さすがみかやん。みかやんの言うとおりだわ」なんて言ってたけど、#さんアナタにも過去に全く同じことを言ってますから!そん時のアナタは、舌打ちしたりshrugのポーズとったりで悪態三昧でしたから!いま思い出してもムカつくんで、やめときますけど…。

と思っていたら、浴室から「うわっ!ちょっと!汚いわ!」という#さんの叫び声が聞こえてきたので見てみると、泡と垢にまみれた浴槽の底に垢でドロドロになったフェイスタオルが有った。

さすがの#さんもソレを素手で絞れるほど面の皮、いや手の皮が厚くないのか躊躇していたので、ソレにビニール袋を乗せて足で踏んで水気を絞り、ビニール袋ごとソレを掴んでクルリと裏返して袋に入れてさしあげた。

すると#さんは「さすがみかやん海千山千だね。ベテランさんは違うわ。お見事だもの」と言った。

ちょっと!待って!”海千山千”の使い方を間違えてないかい?#さんは”様々な経験を積んでいる”って意味で使ったのかも知れないけど、海千山千ってのはそれに加えて”世の中の裏表を知ってしぶとくずる賢くなった人”って意味じゃなかったっけ?

もしかしてわざと言い間違えたとか?私のイヤミへの報復とか?嗚呼、古狸おそるべし…”さすが”と言いながら褒めてない。だけど私は愛読書”言いまつがい”の「さすが生き字引」と言おうとして「生き地獄」と言いまつがえた話を思い出して笑えて仕方なかった。

こんな時にも笑えて…言いまつがいを読んでて良かったよ。

笑いながら昼休みに入ろうとしたら、支配人殿に「早帰り出来ますけど、どうします?」と言われ、全部屋の三分の二も売り部屋になっていたので早帰りすることにした。とは言え、折角お弁当を作って来たし、家も遠いのでお弁当だけ食べて帰ることにして、休憩室で新卒君と二人になった。

休憩室はまた新卒君の悩み相談室と化したが、こんな時でなければ新卒君の悩みをじっくりと聞いてあげることも出来ないので、丁度良かった。

1時間後、出動する新卒君を見送って帰ろうとしたら、支配人殿に「また新卒君をたぶらかしてたんでしょ?(笑)」と声をかけられた。「いえいえ、何をおっしゃいますやら。私がたぶらかされてたんですよ(笑)」と答えた。

「もう新卒君たら強引で(笑)」などと言いながら帰ったが…「また」って何ですか「また」って(笑)。

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