ラブホ836日目:無理っ!
11:00-18:00 点検33+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+メイク手伝い+セットバッグ上げ他

今日は、私が最も畏れていた日で、元々はフロントの新人さんと掛け持ちさんと私の三人勤務だったが、何と!新人さんも掛け持ちさんも欠勤し、フロント女史(30代後半・超ベテラン)と大型さんが(30代前半・170センチ超)ヘルプで駆け付けてくれた。

フロント最弱トリオの予定が最強トリオになり、満室にもならず何よりだったが、人手不足で忙しい。

170超の二人が揃っていても、一人が昼休みに入れば残り二人ではセットと点検以外の事は何も出来ず、今日はたまたま社員さんが三人も居たものの、作業室にはセットバッグが溜まり放題、リネンコンテナは放置のまま、ゴミやルームサービスの食器でごった返していて足の踏み場もない状態だった。

社員さんも忙しいのであれば、メイクさんにせめてセットバッグを片付けるよう指示してくれてもいいんじゃないの?と思うが、言えるワケもなく…こんな日に限って支配人もメイク女史もお休みで…(泣)。何気にフロントを覗くと、社員さん達はそれぞれ机に向かって押し黙っていたので、唖然とした。

どうにもならないので、結局フロント三人で大急ぎでセットバッグを片付けコンテナを移動していると、朝メイクの陽気なIさんと新人の六法君がセットバッグ上げとダスター上げを代わってくれたので大助かりで、六法君の素早さとパワーに驚いた。六法君のその力と若さ、是非フロントに欲しい。

14時になり、ヘルプで出勤していたフロント女史が帰り、大型さんが昼休みに入って、フロントは私一人になった。セットはギリギリ間に合う状態で売り部屋も少ないのに、社員さんからは回収やルームサービスの連絡も入って、私一人でどうしろ?という感じ。社員さん三人居るんですよね?と言いたいが言えないし…。

こんな事になるなら、土日にフロント三人は勘弁してほしい。フロント女史も「ココで8年働いて、こんなに酷い目に遭ったの今日が初めて」と言って帰ったぐらいだ。これが予定通りフロント最弱トリオだったら、どうなっていたことか。私は途中で倒れて、どこかの露天風呂に浮いていたと思う。

私が昼休みを終えると、大型さんが「社員が三人居ても何の意味も無いわ!土日はフロント4人じゃないと無理!4人でも無理な時が多いのに冗談じゃない!こんなのが続くなら辞めさせて貰うわ!私には無理だもの!過労死したくない!」とブチギレていた。大型さんが無理なら、誰がやっても無理だ。

社員が三人と言っても、一人は異動してきたばかりの女子社員さんだし、早口氏は朝と昼過ぎにセットや点検をして下さっていたようだ。残りの一人が早口氏より先輩で年長で格上であるがゆえ、早口氏も勝手には動けなかったんだと思う。いつもの早口氏なら今日の数倍、私達を助けて下さっている。

これじゃ本当に前途多難だ。私もこんな所で過労死はしたくない。

開き直ってセットをしていると、ピンポン!と玄関のチャイムが鳴った。メイクさん達だろうと振り返ったら、アーティスト系の風貌の若い女性客が「す、すみません!忘れ物をしました」と慌てていた。

浴室と洗面所とトイレに忘れ物は無かったし、丁度ベッドを剥がしている所だったので、「どういったモノで、どの辺りで…?」と枕に手を伸ばそうとしたら、女性は「わーっ!いいです、いいです!」と叫んで部屋へ入ってきて、枕の下からレースのパンティのようなモノと、プラスチック製の棒のようなモノを瞬時に抜き取り、「すみませんでした。ありがとうございました。もういいです。大丈夫でーす!」と叫びながら、逃げるように部屋を出て行った。

一瞬の出来事だったが、私は見逃さなかった。アレは楽器やオブジェではなくどう見てもアナルバイブというシロモノだ(画像参照)。

何もあんなに狼狽えなくても…と思いながらベッドを剥がしていて、え?と私が狼狽えた。あんなモノを剥き出しで枕の下に入れられてたのに、その枕カバーやシーツを私が剥がすのかい?ゴム手袋をしてベッドを剥がしたい気分だが忙しい。

仕方ないので、枕カバーの端を摘んで枕を抜き取り、息を止めてシーツを丸めた。

今更ながら改めて、いろんな意味で大変な仕事だと実感した。

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