ラブホ858日目:電マとDVD
※4月24日の日記です。

11:00-18:00 点検21+セット+コンテナ+リネン出し+リネン折り他

今日は、朝フロントのフロント女史(30代後半・超ベテラン)と、昼フロントの私の勤務。

出動前、電話番姐さんがゴキゲンで鼻歌を歌っているのを聞いて、辞めたDさんを思い出した。Dさんもいつも何か歌っている人で、私は音楽に溢れていて音楽に囲まれている人が大好きだ。Dさん、お元気かしら?

私もゴキゲンになって出動したものの、ヒマ気味で朝メイクさんが2隊とも12時で早帰りになり、六法君(20代半ば・司法書士志望)だけが残った。

ダスター上げは六法君がしてくれることになり、13時半からは私は作業室で一人細々とリネン折りをし、六法君はフロント女史にセットと点検の仕方を習うことになった。

やっぱりフロントには若い男の子の力が必要なのよ。六法君は学生時代は剣道に勤しんでいたそうで、力強くバリバリと働いてくれるのでとても頼もしい。近い将来、フロントの助っ人として活躍してくれることに期待特大だ。

結局、私は15時まで黙々と作業室でリネン折りをし、ラブホQグループで深夜ベッドメイク係をしていた頃を思い出した。

ラブホQグループでは、リネン折りに命を賭けていると言っても過言ではないぐらい、それはそれはバカ丁寧な折り方で僅かなズレも許されず、折ったリネンには魂が込められているかのようだった。それに比べてココは”どうでもこうでも折ってありゃいい”みたいなノリなので、リネン棚を見る度に脱力してしまう有様だ。

ココに来てから私も随分とリネン折りがヘタになったが、それでもココじゃ一番上手かも?と思う。

昼休みに入ると、仕事を終えた六法君が「いや〜!フロントって大変じゃないすか!」と鼻息を荒くして休憩室にきた。興奮冷めやらぬ六法君は「だって、セットや点検の他にルームサービスやら回収やら、リネン出しにダスター上げにセットバッグ上げまであるんですよね。ホント大変っすよねぇ!」と暫し熱く語っていた。

そうでしょうそうでしょう、その大変な仕事をアラフォーのオバサン達がやってるのよ。まじキツいのよ…と思いながら六法君が帰った後でモニターを見たら、急にお客さんが入って売り部屋が15部屋しかなく、セットも点検の部屋も溜まっていた。

帰り際にフロント女史は「ゴメン!詰まった!」と詫びて下さったが、六法君に教えていたのだから仕方ない。だが私、かなりピンチじゃないか(滝汗)。

急いで出動すると、露天風呂付きの部屋からお客様が出てきたところだったが、どう見ても若い女性二名だ。露天風呂付きの部屋から優先してセットしなければならないのでセットに入ると、部屋の入口に大きな紙袋が有り、その中に電マ2種類の空箱とレズビアンDVD3種類の空パッケージがゴミとして捨てられていた。

女子2名だと電マも二本要るよね…女子の部屋にキョウレツーッな図柄のビアンDVDパッケージが有るのもなんだから、後で別のケースに入れ替えるんだろね…等と思いながらセットをしていると、洗面所の床でヘルスメーターが裏返しになっているのが目にとまった。

よく見るとヘルスメーターから電池が抜かれているじゃないか!コンビニボックスで電池を買っても足りず、勝手にヘルスメーターから抜いたようだ。電マ2本じゃ電池も足りないだろうさ。だけど、ヘルスメーターから電池を抜くなんて、実に主婦的というか女の子的発想じゃないか!と変な所に感心したぐらいにして。

だけど私はそれどころじゃなかった。女子2名で大はしゃぎでお泊まりしたらしく、リネン類は散乱しているわ、ルームサービスの食器は2名×2食分有るわ、さっきの紙袋を始めデザートやお菓子のゴミの量もハンパ無く、部屋とエレベーターホールを三往復してようやく片付けた。

そうこうしている間に一段とセットや点検をしなければならない部屋が増えていたので、大慌てで走り回って汗だくになった。久しぶりに平日の夕方に地獄を見たという感じ。

ヨレヨレになって作業室へ戻ると、社員のダルマ氏と社長の親族氏がセットバッグや食器やゴミなど、作業室を完璧に片付けて下さっていたのが救いだった。働き者の社員さん達には本当に頭が下がる。地獄で仏とはこのこと…と感謝の気持ちでいっぱいだった。


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