11:00-18:00 点検34+セット+コスプレ回収+メイク手伝い他

今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と中国さん(20代前半・福建省出身)、Uさん(30代後半・悪霊憑き)とZさん(20代後半・昔の森尾由美似)が早番、Cさん(60代前半・元看護師)と女将さん(20代後半・寿司屋)が遅番の勤務。酪農君(20代前半・超マイペース)と私がフロントだった。

昨夜から今日にかけてコスプレの貸し出しが集中したらしく、各階のエレベーターホールやエレベーター内も作業室も回収してきた衣装だらけで、洗濯をしようにも洗濯機の内外も衣装で溢れていた。コスプレ、大人気だ。

給料日後の日曜で物凄く忙しいが、酪農君はまだ点検に時間がかかるので、メイクさん達が1部屋のベッドメイクをしている間に、セット1つと点検2〜3つしながら回ることになり、作業室でセットバッグも片付けたいが、全く余裕が無かった。

ようやく一段落したのが2時。昼休みの時間だがセットバッグを片付けていたら、社員の特大氏が「みかやん、休憩ですよね?いいっすよ。俺、やっておきますから」と言って下さった。

「特大氏ったら、そんなことを言って私を泣かせようとして…」と、ふと目線を下げたら、今日の特大氏の靴下には”歌舞伎”と書かれていた。笑う場面じゃないのに笑ってしまいそうだったので、お言葉に甘えて休憩に入った。

酪農君と”志良玉弾吾”やネットの話をしていたら「アンタ達、白玉団子が好きだの?」とか「何の話してるんだの?」とCさんが強引に割り込んでくるが、”インターネット”や"AV"と言ってもCさんには通じずに、話がややこしくなりそうだ。

困っていたら、女将さんが「フロント大型さんが”今日みかやんも来てるハズなのに会えなくて寂し〜”って言ってましたよ」と助け船を出してくれた。

助かった!と思ったが、Cさんが「大型さんに気に入られて良かったんでしょ。大型さんが男だったら良かったのにね。しゃーはっはっは!(←物凄く嫌味でイラヤシイ馬鹿にした笑い方)」と言って一人で大ウケした。

別に私、男友達に不自由していないし、ココでもどの男の子とも仲良く楽しく働いてきたつもりだ。Cさんには”男友達”という概念が無く、男は全てオスだと思っている。相変わらず下品な婆さんだ。

「また始まった…」とも思うがカチンときて、今日こそ「支配人殿にまで”みかやんがX君から社交君に乗り替えたからX君が辞めた”なんて下劣なこと言ってんのアンタでしょ!」と言ってやろうと思って途中まで話したら…。

Cさんは「支配人殿がヤキモチ妬いたんだべさ。アンタ、いつもX君と手ぇ繋いで歩いてたもんだもの」とワケの分からない言い訳をした。先回りして支配人殿のせいにして、自分ではないと言いたかったんだろう。

とんだ古狸だ…と呆れたが、こんな愚かで哀れな年寄りに腹を立てた自分が馬鹿だったと後悔した。最悪の昼休みだった。

テンションは上がらないが相変わらず仕事は忙しい。走りながらも「支配人がヤキモチだなんてよく言うよ。ヤキモチ妬いてんのCさんじゃん。私が酪農君と話してたのも、私が大型さんに気に入られたのも気に入らないんでしょ!」と思ってしまう。

だけど、仕事だからと割り切ってCさんの所へもメイク手伝いに入ると「わち次なんだっけ?部屋?風呂?」とボケボケのCさんに、女将さんが「さぁ?どっちでしょうね!」と突っ慳貪に答えていた(驚)。

「雪降ってきたわ。”雪やこんこん♪あられやこんこん♪”って歌、知ってる?」と言うCさんにも、女将さんは「知ってますよ!こんこんじゃなくて”こんこ”じゃないんですか!」と、けんもほろろな感じ(驚×2)。

クッソ忙しい中、Cさんの”ボケボケ攻撃”や”疲れた攻撃”を受け続けて、女将さんも嫌気がさしてきたのだろう。Cさんを相手に毅然たる態度で、私はこんな女将さんが大好きだ。

帰り道では、ゲイウケするタイプの酪農君に「是非アニキと一緒に働いてほしかった」と、よくアニキの話をする。

アニキに「みかやんのエレガ時代の制服が実家に有るなら、欲しいな。改造して着るから」と言われた話をしたが、地下鉄で一人になってから「もしかして私の制服を改造してアニキが着ようとしてたのかな?」と思って、一人で可笑しかった。

イヤな気持ちのまま帰宅したくないので、アニキを思い出して良かった。
11:30-16:30 本メイク6部屋+クイックメイク1部屋

今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とUさん(30代後半・悪霊憑き)、#さん(60代前半・元美容師)と私の勤務。Sさん(20代前半・初バイト)がフロントだった。

昨日読んだ本に「嫉妬され易い人は、スタンドプレーに熱心で周りへの気配りを怠っていないか、上手くいってない人に無意識に心無い言葉をかけてないか、チェックしてみること」と書いてあったが、自分ではよく分からない。

だけど、Cさんにも辞めたトド山さん妬まれて強烈なイヤミを言われていたところをみれば、私はそのとおりの人間なのだろう。確かに私が発する言葉には毒が有る。知らぬ間に私が、彼女らを強烈なイヤミに駆り立ててしまうほどの猛毒を吐いていたのだろう。

彼女らは私の猛毒の犠牲者かも知れない…と考えて気落ちして出勤した。

みかやん「Eさん、一昨日の昼休みのCさんのセリフ聞いてました?」

Eさん「あぁ…酷いこと言ったよね。ビックリした」

#さん「私も”Cさんがみかやんに凄いイヤミ言って高笑いして、みんなドン引きした”って昨日聞いたわ。Cさんはアレでみかやんと張り合ってるつもりさ。とんだお笑いぐさでしょ。言わせておきなさい」

みかやん「どうせまた私を”男好きだ”って言いたいんでしょ!と思ってさ。昔の人って貞淑なもんだと思ってたけど、Cさんたらホントにオゲレツで何でもかんでも男と女のことに結びつけて、毎度毎度イヤラシイったらありゃしない」

Eさん「Cさんは何か趣味を持つとか、爺さんの茶飲み友達を作るとかしないとダメだわ。趣味も無い、友達も居ないからあぁやって…」

#さん「ただの欲求不満だべさ!いいトシして、みんなの前でイヤラシいイヤミ言って、陰で物笑いの種になってることにも気付かないんだもの、放っておけばいいんだわ」

違う違う。「私、何かCさんを傷付けるようなことをしたり言ったりしましたか?」という方向に話を持って行きたかったのに、毒の噴出を止められなかった。私がこんなだから、Cさんがイヤミ攻撃に走ってしまうんだろう。あぁまた自己嫌悪。

出動してボトム交換中(ベッドの分厚いマットのカバー交換)に、マットをずらしたら、エロ本が出てきた。#さんが「男子中高生の自宅じゃないんだからさ。お客さんがこんな所に隠す必要ないのにね」と言って笑い、私も笑った。話を逸らして笑わせてくれて有り難かった。

朝から客数が少なく売り部屋が多く早帰りの予感はしていたが、朝のA班の皆さんが2時半で早帰りになった。私達も時間の問題だ。

夕方になって、#さんが「可哀相だけど、Cさんの僻みっぽいのとか当て付けがましいのは治らないわ。年季の入った皮肉屋だと思って諦めるしかないよ。良かれと思って意見したりしたら、言った方が悪者になるからね。みかやんも気を付けた方がいいよ」と言ってきた。

「気を付けた方がいいよ」も何も、Cさんの中で私は既に完全に悪者なんだろう。お互い様だ(爆)。

そうこうしている間に私達も16時半で早帰りになり、Eさんと駅前通りをテクテク歩いて”銀だこ”でタコ焼きを買い、皆招楼で肉まんを買って帰った。いい気分転換になった。

Cさんのことは今に始まったことではなくて、本当に「毎度毎度」のことでもう慣れっこなはず。今更モンクを言ったところでどうなるわけでもなく、Cさんのことで暗い気持ちで居たら、自分の運が下がるだけで実にアホくさい。

気持ちを切り替えて明日からまた頑張ろう…と思い直した。
11:30-18:00 本メイク5+クイックメイク17部屋

今日は、Uさん(30代後半・悪霊憑き)とUさん(30代後半・悪霊憑き)と私の三人勤務。勤務表上で元々Bフロントが居なかった為、急遽Zさん(20代後半・昔の森尾由美似)がフロントになった。

私は気合いを入れてサッカー日本代表Tシャツに着替えた。「Cさんやつまらないことで苛々したりクヨクヨしたりしてられないのよ。だって私は日本を代表するベッドメイク係なんですもの」と自分に思い込ませる為だ(笑)。私は単純な人間なので、この手の暗示にかかり易い。

着替えた私を見て、Zさんは一言「みかやん、強そう(笑)」と言った。

出動して掃除機探しをすると、7階のエレベーターホールに我が班用の掃除機が2つとも有った。白とグレーの掃除機を2つ並べて「どっちがいい?」と聞いたら、#さんは大きな声で物凄く滑舌良く「紫!」と答えた。

「むらさきぃ?白とグレーで、どっちが紫なのさ?」と三人で大笑いした。#さんたらツボにハマり易い私に何てことを!お陰で暫く可笑しかった。

昼休みに、23日で退職した社交君(20代半ば・ユースケサンタマリア似)が休憩室に遊びに来た。東京へ発つ前にということで、飴各種の差し入れを持って来てくれた。相変わらずお洒落で明るくて爽やかな好青年だ。

ココでおガキ女子への親切は程々に…と学んだことだし、社交君なら東京でもどこでも誰とでも上手くやっていけるだろう。私は社交君に、仕事を通してコミュニケーション能力を高めて自分を磨いていくことを教わった。ありがとう。元気でね。

昼休み明けからはクイックメイクになった。風呂係の私が、乾いた浴室の床の上でお客様が陰毛を剃っていた為に毛が散らかって大変だ…と嘆くと、部屋係の#さんも「部屋の床は髪の毛だらけだわ」と嘆き、UさんはUさんで洗面所の床が上の毛と下の毛ミックス状態なのを嘆いた。

三人揃って毛の受難。下の毛を剃る時って、石けんとかクリームとか何かしら塗ってから剃るもんじゃないの?剃ったことないから分かんないけど(剃るほど生えてないとも言う)。クイックメイクに切り替わって掃除機を置いてきたとたん、こんな目に遭ったりするものだ。

次に私が風呂係になった時は、洗面器の中の水を捨てようとしても捨てられず、それは水ではなくてローションだった。Uさんに見せると「え?何それ?チン液?」とのこと。「チン液」て(笑)。

また三人で大笑いしたものの、部屋係の#さんはベッドの枕元がローションでヌルヌルであることに気付き、洗面係のUさんも洗面台やトイレのドアノブや水洗レバーがローションでネロネロになっていることに気付いて笑えなくなった。

三人揃ってローションの難。そんなこんなで三人仲良く助け合って仕事が出来た。

帰り、急遽フロント係になったZさんの為に、セットバッグ作りを手伝おうと思っていたが、階下へ降りると作業室は綺麗に片付いていた。フロントを覗くと社員の特大氏が出勤してきていたので、特大氏が早めに出勤して片付けて下さったのだろう。毎度、頭が下がる。

帰りのタイムカードを切るまでに時間が有ったので、枕カバー折りを始めた。静電気が酷くてビビリながら折っていたUさんと私の間で、#さんは静電気を物ともせずバッチバチ鳴らしながら平然と枕カバーを折っていた。

みかやん「い、痛くないの?(汗)」

#さん「何が?」

Uさん「静電気でしょ。さっきから凄い音してるよね(滝汗)」

#さん「こんなモノ、なんも痛くないべさ!」

と言った#さんを見たら、静電気で髪の毛が逆立っていたので思わず吹き出した。#さんて豪快な人だ。朝も帰りも笑わされて、#さんのお陰で楽しい一日だった。
11:00-18:00 点検14+セット+ルームサービス+コスプレ回収+セットバッグ上げ+ゴミ袋折り他

今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とCさん(60代前半・元看護師)、Sさん(20代前半・初バイト)とZさん(20代後半・昔の森尾由美似)の勤務。爆笑君(20代前半・陽気な筧利夫)と私がフロントだった。

爆笑君が出勤して来ないので、フロント電話番姉様と心配して「爆笑君、いつもは早く来るよね?」「休むって連絡もきてないし…」等と話していると、支配人殿がボソッと「みかやんが怖いから」と言った。そこへ爆笑君が遅刻ギリギリで出勤して来たので一安心。

しかし、このまま支配人殿に絡まずに出動するのも失礼かと思い「さっき”みかやんが怖いから”って聞こえた気がするんですけど、空耳ですよねぇ?(笑)」と言ってから出動した。

超ベテランフロント女史が爆笑君に点検の仕方を教えて下さるそうなので、私は暫くセット中心で仕事をすることになったが、午前中はセットをする部屋もなくまったりとルームサービスやコスプレ回収、食器洗い等をして過ごした。

お昼に女将さん(20代後半・寿司屋)に会うと「私、Cさんに嫌われたかも?」と浮かない顔をしていた。そんなことを気にする人とは思わなかったので「Cさんなんかに嫌われたって痛くも痒くもないじゃん!」と言いたかったが「全然そんなこと無い。気のせいだよ」と答えた。

こないだ突っ慳貪だった女将さんに対して、Cさんがえげつない仕返しでもしたのだろうか?と、そっちの方が心配だ。

部屋が空いたのでセットを始めると、途中で支配人殿に「××5号室へナプキンのおかわりを届けて下さい」と言われ、ココには昼用のナプキンしか無いので「幾ら何でもこれだけ有れば足りるでしょ」というぐらいの大量のおかわりを届けた。

そして昼休み。爆笑君は、Zさんに「ハンカチ王子に似てる」と言われて照れていたが、私には爆笑君は筧利夫にしか見えない。

爆笑君「”筧利夫に似てる”ってホントによく色んな人に言われるんですよ」

みかやん「だって激似だもん。筧利夫は二枚目俳優だものいいでしょ。酪農君なんか”志良玉弾吾”に似てるって言われるって…」

爆笑君「志良玉弾吾!どわははは!ひゃーほほほほ!」

また爆笑だ。って、爆笑君もAV男優の”志良玉弾吾”さんを知ってるんだ。私が知らなかっただけで、AV界では有名な人なのか?それとも彼等がAVマニアなのか?

夕方、貸し出し用のシャンプー&リンスを届けに行くと、部屋の中から「は、はいぃっ!」と緊迫した女性の声。「フロントでございます」と声を掛けると「良かったぁ。女の人だ」とドアを開けて下さったものの、女性は全裸の前にバスタオルを垂らし、アゴと腕で挟んだだけの姿だった。

そんな姿でシャンプーを受け取って「ありがとうございます」と頭を下げて屈んだら、私の位置から乳や局部が丸見えになった。女性は「や、すみません。こんな恰好で…」とぺこぺこ頭を下げるが、その度に丸見えだから(照)。

「今の部屋に爆笑君がシャンプーを届けていたら、どうなっただろう?」と想像しながら次の部屋のセットをしていた。野獣と化す爆笑君を想像するも、どこかユーモラスで勝手に想像して半笑いでトイレのドアを開けたら、汚物入れの蓋が外れていて、ナプキンがてんこ盛りになっていた。

そういえばここは××5号室で、私が大量のナプキンおかわりを届けた部屋だった。大量の血を見ることになりそうなので「××5号室が空いてもセットへ行ってはならない」と思っていたのに、妄想に夢中ですっかり忘れていた。

ま、人類には妄想の自由が与えられていて良かったとは思うけど。

汚物入れからゴミ袋を引っ張り出すとズッシリ重く「こんなに生理が重い人がナプキンの用意も無く人ん家に来るなんて…」と、怖々ベッドを剥がしたら一滴の血も付いていなくて拍子抜けした。

もしや、マイタオルか何かをご持参で、人ん家を汚さない為にナプキンのおかわりをしたとしたら…お客さんたら水くさい!そんなに気を遣わなくていいのに。世の中にはこんな素敵女子も居るんだ!と勝手に感動した。

点検を全部やっつけて階下へ降りると、爆笑君が作業室を綺麗に片付けていてくれた。この時「爆笑君はデキる子だ」と確信した。

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