11:00-18:00 クイックメイク21部屋+廊下掃除+リネン折り

今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と#さん(60代前半・元美容師)が遅番、Cさん(60代前半・元看護師)と私が早番の勤務。新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)と関取さん(10代後半・90キロ超)がフロントだった。

言いまつがい&聞きまつがいの女王・Cさんは一昨年「そこのフリマで買ったの?」という問いに「うん。昼間。夜になんか買われないべさ。昼間さ昼間」とフリマを昼間と聞き違えて、みんなに大笑いされていた。嗚呼それなのに…。

#さん「そこの公園でアレやってたよ。何だっけ?アレさアレ(←これも老化現象?)」

みかやん「あぁフリマね」

Cさん「ん?昼間、公園で何やってるって?」

Cさんたら学習能力ナシ。相変わらず、知らないカタカナ言葉は勝手に日本語に変換する。萎えながら出動した。Cさんはいつも風呂係からスタートするが、1回目の風呂の床に剃った陰毛がフワフワと散乱しているのを見て「だらしない!自分の家でやればいいべしゃ!」と早速ご機嫌斜めになった。

Cさんの受難は続き、ゴミだらけの部屋、ポットの湯の捨て忘れ、濡れたバスタオルの散乱等々に見舞われ、お風呂のお湯の抜き忘れを見て遂に「あのブタ(関取さん)だったら、どこ見てセットしてんのしゃ!」とブチギレた。

仕方ないので「だから〜お腹が出すぎて足元が見えないのさ。お腹がつかえて屈めないから拾えないし仕方ないんだわ」と宥めると「しょれもしょうだね」とアッサリ納得されてしまった。

廊下掃除をすることになり、Cさんはいつもどおり「わちなんか掃除婦でないのに、なして廊下掃除しゃ!」とボヤいたが、何度「ベッドメイク係だって掃除婦だから」と言ってもご理解頂けないようなので聞き流した。

ふと気が付くと今日はチーム60が三人揃っているので、廊下掃除やリネン折りの時の面倒臭い準備や片付けが全部私に回ってくる。私があくせくと支度しているのをチーム60はふんぞり返って待っていた。ったく、年寄りだからって偉くはないだろうに…しかも#さんは後輩なのに…。

昼休みは、細身でサラサラヘアのホスト君が後ろ姿を女性と間違えられてよくナンパされるという話を聞いた。勝手にナンパしといて、ホスト君が振り返ると「なんだ男か!」と言われ、普通に男子トイレに入っていても後から来た人が驚いて本当に男子トイレか確認したりするそうだ。

ホスト君は167センチ47キロ。華奢で羨ましい。

昼休み明けに出動するとホスト君がセット中だった。今朝ホスト君が可愛らしい赤いパーカーを着ていたので「古くなったらお下がり頂戴ね♪」「あれはレディースなんですよ」「貰ってもキツくて着られなかったりして」等と言って笑っていた。

するとCさんが「れ?れ?何だって?」と、どうやら「レディース」という言葉が通じなかったらしく、心優しいホスト君は戸惑いながらも「男女兼用って言うか…」と言い、私は「婦人物なんだって」と言った。Cさんとの会話には通訳が要るが「レディース」も通じないとは…。

夕方、近くの河川敷でどこかの吹奏楽団が練習をしていたのを聞いて、Cさんが「どっか近くにチンドン屋が来てるんでないかい?」と言った。チンドン屋って…あたしゃさすがに実物は見たことが無い。

みかやん「き…来てないと思うよ(つか札幌にチンドン屋さんて居るの?)」

Cさん「いや、したって音するもの。チンドン屋だべしゃ」

「う〜ん(苦)楽器の練習じゃないの?ほら」と河川敷の団体を指差した。Cさんの場合、本当にチンドン屋さんが派手な衣装で練り歩いていると思ったのか、吹奏楽団も鼓笛隊もバンドも全て「チンドン屋」と言うのか定かではない。

続いてCさんは「そう言えば最近、河原乞食を見かけないよね?」と言ってきた。「最近」と言われても、35年以上生きてきて見たことも無ければ噂も聞かないし、河原乞食って江戸時代の言葉だと思っいたので、Cさんて本当に私の母親と同い年なの?江戸の生まれじゃないの?と思った。

Cさんとの会話は私でギリギリだ。若いSさんとCさんが組んだ日は、どんな会話になっているのだろう?二人とも日本語がちょっとアレ(笑)なので想像すると怖い。

ともあれ帰宅してから「チンドン屋」と「河原乞食」について調べた。Cさんと組むと歴史の勉強になる。

お気に入り日記の更新

日記内を検索