…というわけでこれからは今日の日記や空白の期間の出来事を書いていけたらと思っておりますm(__)m

先日 社員さんがルームサービスを作り終えるのを待っていたら「ホントはこのルーサは俺が届けたかった」と言うのでワケを聞いてみたら
ルームサービスの届け先が このところ頻繁に一人で来ている若い女性客の部屋だって話で

朝5時頃から夜の12時頃迄 寿司やラーメンの出前をとったりルームサービスを頼んだりしつつ 無料レンタルの電マを借りてエ□チャンネルを見ながらずっと一人で居て3万円も支払って帰るそうだよ(´д`)

そりゃあどんな人か気になるでしょう!

ルームサービスが出来上がると 社員さんに「もし見られたらどんな人か見てきてぇ(切実)」と言われたし私だって絶対見たいわ!

で…いざルームサービスのトレイを持ったらずっしり重くて 麺類とご飯物とツマミにスープとドリンクにミニサラダが大判トレイに所狭しと並んでいて とても女性が一人で食べる量ではない

ますますどんな人か気になるじゃないの!

ルームサービスは重いが足取りも軽く部屋へ向い 玄関先に現れた女性を見てハッとした

私は二日前にも大量のルームサービスを運んでいて「重いので気を付けてお持ち下さい」と言ってトレイを手渡したが その時と同じ女性なんだもの

それが…その…なんて言ったらいいか…
いわゆるB専やデブ専の男性が見たらたまらないカワイコチャンって言うの?つい二日前の事だしインパクト大だったので
私もハッキリと覚えてたよ

バスローブ姿で現れたその女性は二十代後半で巨乳と同じぐらいお腹にもボリュームがあって つぶらな瞳より鼻の穴の方がパッチリしてる感じ(←そこまで言わんでいい)

すぐに社員さんの元へ戻って報告したケド
何故若い女性がこんな所でずっと一人で居るのか謎は深まるばかりだったよ


スマホからサクサクっと更新出来るようになると良いのですが…なかなかスマホに慣れません(^_^;)
※4月25日の日記です。

11:00-18:00 点検26+セット+ダスター運び+メイク手伝い+回収他

今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と、昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と私の他、メイク女史が16時半までフロントとして入って下さる有り難い日。朝から異常に忙しく、私達パートフロントも社員さんも一丸となって働いた。

女子社員さんと社長の親族氏のご活躍は素晴らしく、私達は安心してセット&点検に専念できた。メイク女史はセットをして風呂掃除をしメイクさん達が来たらベッドメイクを手伝って点検をして部屋を売るという、今日もまたイリュージョンのような早業をして下さって大活躍だった。

その間、掛け持ちさんは珍しく私にコンテナ移動の仕方を質問してきたり(初)掛け持ちさんが大量のダスター上げを一人でやっているのを目撃したり(初)各自最大限に頑張っても、落ち着いたのは2時間半後という慌ただしさだった。

落ち着いてから掛け持ちさんが各階へ上げてくれたダスターを所定の場所へ運んで、やれやれと作業室へ降りた。

ようやく大型さんに会えたので先程までの出来事を報告しあい、私は「足拭きマットが茶色く汚れてたから、またゲーリー(19日の話)かと思って怯んだらコーヒーだったさ」とか「クソ忙しい時に”コスプレの衣装をクラブドレスからレースクイーンに変更してくれ”とか言われてさ。センス無いよね。クラブドレスは私のイチオシなのに」なんて話をした。

大型さんは「私はねぇ…今日ねぇ…」と勿体振った後「お客さんのチン○見たさ!」と急にテンションが上がった(笑)。ちょっと!チン○って…と動揺した私は、ええ!男の人の?と聞こうとして思いとどまった。当たり前だ。動揺というか興奮しすぎ(照)。

お客様に「冷蔵庫のフリースペースの扉が開かず、中の無料ドリンクを取り出せない」と言われ、大型さんは客室へ入って屈んでドリンクを取り出し、お客様へ手渡そうと振り返った時、同時に屈んだ男性客のバスローブの前がはだけてチン○が頭を出し、しかも屈んだ大型さんの目線とチン○の位置が同じだったそうだ。

体格の良い男性が浴衣やバスローブを着て屈んだりすると、前がはだけて下半身が丸見えになったりするから有り難い♪…じゃなくて怖い!!職場でお客さんのチン○と目が合っても困るから。ってチン○に目が有るわけじゃないけどさ。

先日は朝メイクの60代女性が「手マン○」を連呼し、今日は大型さんが「チン○」と連呼。素敵な職場だ。いやしかし、チン×2とかチン○の○の部分が「コ」なら可愛い感じもするけど(?)、大型さんの場合は思いっきり「ポ」だから…。

そんな大型さんも帰る頃にはかなりの勢いで萎えていて「昼メイクの元朝メイクさんの耳が遠くて参ったよ」とゲンナリしていた。元朝メイクさんに「部屋にお客さんの忘れ物が有ったから下げておいた」と言われた後で、お客様が忘れ物を取りに来たので、元朝メイクさんの元へ駆け付けると…。

大型さん「さっきのお客さんの忘れ物って今どこに有るの?」
元朝メイクさん「・・・(無言で首を横に振る)」←多分聞こえてない
大型さん「さっき、お客さんの忘れ物が有ったって言ったよね?」
元朝メイクさん「私達5時半で早帰りなの」
大型さん「あのね…お客さんの忘れ物の話なんだけど…」
元朝メイクさん「30分早帰りなの」
昼メイク最年長「そうだの。わち達30分の早帰りだの」

お耳の遠い昼メイク最年長も参戦してきたが、話がちっとも噛み合ってないことに全く気付いてらっしゃらないそうで…。昼メイク最年長もお耳が遠いが、元朝メイクさんも重症だ。

お客様をお待たせして何をトンチンカンなことを言っているんだか。二人とも重度の難聴&老眼でありながら、老眼鏡もかけず補聴器もせずシラッと無装備でいるけど、業務に支障を来しているではないか。らちが明かないので大型さんは二人のことは諦めて、自力で忘れ物を探したそうだ。

この日を境に私達の間では、昼メイク最年長と元朝メイクさんは”最強のツートップ”(ディフェンス不能)もしくは”つ○ぼコンビ”(放送禁止用語)と呼ばれるようになった。

ラブホ858日目:電マとDVD
※4月24日の日記です。

11:00-18:00 点検21+セット+コンテナ+リネン出し+リネン折り他

今日は、朝フロントのフロント女史(30代後半・超ベテラン)と、昼フロントの私の勤務。

出動前、電話番姐さんがゴキゲンで鼻歌を歌っているのを聞いて、辞めたDさんを思い出した。Dさんもいつも何か歌っている人で、私は音楽に溢れていて音楽に囲まれている人が大好きだ。Dさん、お元気かしら?

私もゴキゲンになって出動したものの、ヒマ気味で朝メイクさんが2隊とも12時で早帰りになり、六法君(20代半ば・司法書士志望)だけが残った。

ダスター上げは六法君がしてくれることになり、13時半からは私は作業室で一人細々とリネン折りをし、六法君はフロント女史にセットと点検の仕方を習うことになった。

やっぱりフロントには若い男の子の力が必要なのよ。六法君は学生時代は剣道に勤しんでいたそうで、力強くバリバリと働いてくれるのでとても頼もしい。近い将来、フロントの助っ人として活躍してくれることに期待特大だ。

結局、私は15時まで黙々と作業室でリネン折りをし、ラブホQグループで深夜ベッドメイク係をしていた頃を思い出した。

ラブホQグループでは、リネン折りに命を賭けていると言っても過言ではないぐらい、それはそれはバカ丁寧な折り方で僅かなズレも許されず、折ったリネンには魂が込められているかのようだった。それに比べてココは”どうでもこうでも折ってありゃいい”みたいなノリなので、リネン棚を見る度に脱力してしまう有様だ。

ココに来てから私も随分とリネン折りがヘタになったが、それでもココじゃ一番上手かも?と思う。

昼休みに入ると、仕事を終えた六法君が「いや〜!フロントって大変じゃないすか!」と鼻息を荒くして休憩室にきた。興奮冷めやらぬ六法君は「だって、セットや点検の他にルームサービスやら回収やら、リネン出しにダスター上げにセットバッグ上げまであるんですよね。ホント大変っすよねぇ!」と暫し熱く語っていた。

そうでしょうそうでしょう、その大変な仕事をアラフォーのオバサン達がやってるのよ。まじキツいのよ…と思いながら六法君が帰った後でモニターを見たら、急にお客さんが入って売り部屋が15部屋しかなく、セットも点検の部屋も溜まっていた。

帰り際にフロント女史は「ゴメン!詰まった!」と詫びて下さったが、六法君に教えていたのだから仕方ない。だが私、かなりピンチじゃないか(滝汗)。

急いで出動すると、露天風呂付きの部屋からお客様が出てきたところだったが、どう見ても若い女性二名だ。露天風呂付きの部屋から優先してセットしなければならないのでセットに入ると、部屋の入口に大きな紙袋が有り、その中に電マ2種類の空箱とレズビアンDVD3種類の空パッケージがゴミとして捨てられていた。

女子2名だと電マも二本要るよね…女子の部屋にキョウレツーッな図柄のビアンDVDパッケージが有るのもなんだから、後で別のケースに入れ替えるんだろね…等と思いながらセットをしていると、洗面所の床でヘルスメーターが裏返しになっているのが目にとまった。

よく見るとヘルスメーターから電池が抜かれているじゃないか!コンビニボックスで電池を買っても足りず、勝手にヘルスメーターから抜いたようだ。電マ2本じゃ電池も足りないだろうさ。だけど、ヘルスメーターから電池を抜くなんて、実に主婦的というか女の子的発想じゃないか!と変な所に感心したぐらいにして。

だけど私はそれどころじゃなかった。女子2名で大はしゃぎでお泊まりしたらしく、リネン類は散乱しているわ、ルームサービスの食器は2名×2食分有るわ、さっきの紙袋を始めデザートやお菓子のゴミの量もハンパ無く、部屋とエレベーターホールを三往復してようやく片付けた。

そうこうしている間に一段とセットや点検をしなければならない部屋が増えていたので、大慌てで走り回って汗だくになった。久しぶりに平日の夕方に地獄を見たという感じ。

ヨレヨレになって作業室へ戻ると、社員のダルマ氏と社長の親族氏がセットバッグや食器やゴミなど、作業室を完璧に片付けて下さっていたのが救いだった。働き者の社員さん達には本当に頭が下がる。地獄で仏とはこのこと…と感謝の気持ちでいっぱいだった。


ラブホ857日目:手マン…
※4月20日の日記です。

11:00-18:00 点検23+セット+コンテナ+ダスター上げ+回収他

今日は、朝フロントのフロント女史(30代後半・超ベテラン)と昼フロントの私の勤務。

最上階とそのすぐ下の階の浴槽入れ替え工事だそうで、館内は業者さんだらけ、売り止めの部屋だらけだった。そんな中、朝1で最上階の4P部屋が空いたので、とっととセットしてしまおう!と業者さん達を掻き分けて勇んで行ってみたら、珍しく4P部屋がと〜っても綺麗で拍子抜けした。

お客さん、ありがとう!という感じ。朝からツイてる(喜)。

その一方で女子社員さんは、昼メイクさん達に「”大きい数字の部屋からベッドメイクして下さい”と指示したのに聞いて貰えない」と嘆いていた。L字形の建物の若い部屋番号の方を売り止めにするので、大きい数の部屋番号からベッドメイクして欲しかったのに、何を思ったのか昼メイクさん達は部屋番号を無視して単に大きな部屋からベッドメイクをしていたそうだ。

相変わらず朝礼時の社員さんの指示を聞いちゃいない(萎)。

いつも朝礼が終わって出動してから「で?何だって?」と私に聞いてきて、それに答えると「いや違うわ!そうじゃないっしょ!違う、そういう意味じゃない」とか言って絡んできて、しょっちゅう朝からモメていたのを思い出す。ちゃんと自分で確認すればいいのに。

しかも今日の昼メイクさんは最古参と新人さんだけなんだから、最古参がしっかり聞いてなきゃなんないだろうに。おまけに、点検に入れば新人さんが備品の置き方を思いっきり間違えているというのに、最古参は見てもいなければ注意もしてない。基本的なことも教えて貰えずに気の毒すぎるじゃないか。

最古参がこんなにも怠慢だから、昼メイク全体がこうピシッとしないって言うか、メイク女史が率いる朝メイクさん達との格差が広がるのも当然な気が…。ダメだ、昼メイクさん達の実態を見たり、噂を聞いたりするとモチベーションが下がるので、見なかったこと聞かなかったことにしよう。

今日のリネン屋さんはイケメンのそーた君ではなく”中国人”という仇名の男子で、今までは挨拶のみだったけど、話してみたら結構いい人っぽくて、近くで見たら中国人というより目元がチワワみたいだった。

私の昼休み中、朝メイクの陽気なお姉様がワイワイと大はしゃぎで休憩室に入ってきたので、何気に「ゴキゲンですね」と声を掛けると「や〜、セックスの話さぁ」ってことで「そりゃあヤるからには逝きたいよね!って話でね、ああで…こうで…」と話が生々し〜く展開してしまい…。

私の顔に”聞かなきゃ良かった”と書いてあったのを読んだのか、「私なんかまだ可愛い方だよ。○○さんなんか”手マン○がどうだ”とか”手マン○が得意”だとか”手マン○が上手”だとかって話ばっかりでねぇ。セックスの時は挿入角度がどうだとかも言っててさ、あの子だったらどうもなんないわ」と高らかに笑っておられたが…。

職業柄この手の話には麻痺しているけど、さすがに60代女性に手マン○!手マン○!と連呼されると辛いモノが…。

私も、その手マン○が上手で得意であるらしい女の子とは1年ほど一緒に働いていたが、私の前ではそんな話はしなかった。ということは、こういう職場の中でも私はそういうエログロいキャラではないらしい。私は「手マン○」だなんて言葉は口に出して言えないもの。何だかホッとした。

夕方、客室へ貸し出ししたハサミの回収へ行き、フロントの女子社員さんへ返しに行くと、女子社員さんも「ハサミなんか何に使ったんでしょうねぇ?」と不思議そうだった。

どこかしらの毛のカットとか、何かしらの紐のようなモノのカットに使ったんじゃないんですかねぇ…と思ったが口には出せず、頭の中にはすっかり↑の画像(一応ボカシました)のような光景が広がったが口に出せるわけもなく、女子社員さんも押し黙ったままどこか遠い目をしていて…。

どうやらアラフォー女が二人して妄想の世界へ突入したようだった。こういうのを世間ではムッツリ何とかと言うのじゃなかったか(照)。手マン○!と連呼出来る人より不健全かも?

※4月19日の日記です。

11:00-18:00 点検15+セット+セットバッグ上げ+ダスター上げ他

今日は、朝フロントの掛け持ち(30代後半・バイト3つ)さんと、朝昼フロントのフロント女史(30代後半・超ベテラン)と、昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と私の勤務。

朝から売り部屋が多く、支配人に「ヒマです…どうしましょう?」と言われて「”呼び込み”ですかねぇ(苦笑)」などと答え「僅かなアウトラッシュを楽しんできて下さい」と送り出された。

実際にラブホの前で呼び込みとか、駅前で割引券配りでもした方が良さそうなヒマ加減で、掛け持ちさんが12時で早帰りになった。

日曜なので泊まり明けの部屋が多く、トイレがウン○臭かったりするが、とある露天風呂付きの部屋へセットに入ると一段とウン○臭く、絶対にブツが有りそうな予感がしたので恐る恐るセットをしていると、洗面所の隅に足拭きマットが丸めて放置されているのが目に入った。

怖々広げてみると、足拭きマットはゲーリーでドロドロだった(泣)。

いったいどうすればこういう事になるんだか…。入浴中にお腹の急降下を感じてトイレに行こうとして、浴室の段差を降りて足拭きマットに着地したとたんに滑って洩らしたとか?

そういえば、16日に排水口に巨大ウン○が有った為に、ウン○臭くて売り止めになっていた循環風呂付きの部屋は、未だに売り止めだ。人気の有る部屋なのに売れなくて大損害じゃないか。

オモラシ的な不慮の事故のような場合はともかく、お願いだからウン○はトイレでして下さい!という感じ。当たり前のことだよね?わざわざ排水口の蓋を開けて、そこにデカイのをして、また蓋を閉めておくなんて確信犯でしょ。アンタ間違ってるよ!と言いたい。

リネン屋さんが到着したので大型さんと作業室へ降りると、今日のリネン屋さんはイケメンで一番人気のそーた君ではなく”元ヤン”という仇名の兄ちゃんで、大型さんは「そーた君じゃないなら点検してくる」と逃げていった。

点検をする部屋が溜まっていたし、掛け持ちさんが早帰りしたので仕方ない。

暫くして大型さんは憤然として作業室へ戻ってきて「点検行ったら昼メイク最年長のメイクが汚くて酷い目に遭ったわ!」と吐き捨てるように言い、続けて「あの人って幾つだっけ?(65歳です)引退して貰わないと困るわ!昨日、フロント女史も”酷すぎる”って言ってたもの。あの人ホントにもう無理!」と憤慨していた。

何度も言うけど、あの人の場合は今に始まったわけじゃないし、注意をしてもご高齢の為か注意されたことを記憶としてとどめておけないらしいから。注意の仕方によっては泣いたり逆ギレしたりで、手に負えないもの。触らぬ神に祟りなし…ってやつですわ。堪えて下され>大型さん。

昼休みにメイク女史にその件を伝えると、今度メイク女史がフロントをする時に重点的に昼メイク最年長の点検をして下さることになり、一安心だ。あの人もメイク女史を相手に悪態をついたりはしないだろう。

土日はベッドメイクをする部屋が無くなると作業室で作業をしながらの待機が多い。朝メイクさん達が甲斐甲斐しく様々な作業をしている横で、昼メイクさん達はドッカリ座って一番ラクなゴミ袋折りしかしない。

私が昼メイクの頃、ルームサービスの食器洗いなどしようものなら”抜け駆け”とか”点数稼ぎ”のように疎まれて「朝メイクさん達がやるから置いておきなさい」と叱られたものだが、別に朝メイクさん限定の仕事ではない。

私が新卒君やホスト君のセットバッグ作りの手伝いをしていた時も、一緒に手伝おうとした後輩に「みかやんは男好きだから、関わりたくて手伝ってるんだわ。勝手にやらせておきなさい」と引き止めたって話だ。

冗談じゃないよね。昼メイクの最年長や最古参は言い訳ばかりで、ゴミ袋折り以外はやりたくないだけでしょうに。昼メイクの人達はメイクは酷いし気は利かないし何もしないし「元昼メイクです」と名乗るのが恥ずかしいよ(近所さんは別)。

その事もメイク女史に訴えると「離れてみるとよく分かるでしょ。でもあの人達は長年あぁだから仕方ない(苦笑)」と諦めている感じ。

私はダラダラと仕事をするのは性に合わないんで、あそこから脱出できてホントに良かった。良かったんだ…。

※4月17日の日記です。

11:00-18:00 点検24+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+回収他

今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と私の勤務。

朝1で客室へシャンプーを届けに行くと「食器下げて貰っていいです?」とルームサービスのトレイを渡された。手ぶらで戻るよりいいし、セットの時にセットバッグやゴミと一緒にトレイを下げるのは結構大変なので、有り難くトレイを受け取った。

次のお客様へコスプレの衣装を届けた時も「ルームサービスを下げて貰えますか」と若い女性が部屋からトレイを持って出てきて下さったが、まるでコントのように私を目がけてつんのめってきて、私はトレイごと女性を受け止めた。

すると「うわ〜!すみません!大丈夫ですか?」と大騒ぎじゃないか。そんな大袈裟な、全然大丈夫ですよと思いながらトレイを持って廊下を歩いていてふと見ると、制服のポロシャツに野菜炒めの汁がベッタリとかかっていた。

電話番姐さんに言って新しい制服に着替え、汚れた制服の洗濯をした。こんな時、職場に洗濯機があるので便利だ。私が以前働いていたラブホQには、乾燥機まで有って更に便利だったけど。

気を取り直して客室へ煙草を届けに行った。煙草だけは現金と引き替えになるが、お客様のご要望で「玄関にお金を置くので、煙草も玄関に置いてほしい」との事。”来たよ”という合図にドアベルを鳴らしてから玄関のドアを開けたが、玄関の中は真っ暗。

玄関の照明スイッチは部屋の中なので、仕方なく手探りで小銭を探して何とか煙草を置いたが、ドキドキだった。私がモタモタして玄関でお客様に会ってしまったら”顔を合わせたくない”という意向を酌み取れないもの。玄関の照明は点けておいてほしかったヮ。

続いてコスプレの衣装を届けると、どう見ても高校1年生ぐらいの女の子が出てきた。しかも真面目な優等生タイプ。その子が真っ直ぐに私の目を見て「持ち込み用の冷蔵庫は全部屋に有るのでしょうか?」と質問してきて、そのハキハキ具合はクラス委員を思わせた。

私は「持ち込み用冷蔵庫の無いお部屋もありますので、お部屋選びの時に…」と答えながら、心の中では「早熟な〜のは仕方ないけど〜似たような事〜誰でもしているも〜のよ〜♪」と、懐かしの中森明菜の”少女A”を歌っていた。

セットや点検の最中に、このように社員さんから「貸し出し品の回収をお願いします」とか「ルームサービスのお届けをお願いします」と連絡が入り、セットや点検を中断して客室へ向かうのだが、ヒマな日はともかく忙しい日はセットや点検が捗らない。

次にコスプレ衣装の回収へ行くと、怖いほど無愛想な男の子が咥え煙草で出てきて「(衣装)ありがとうございました。すみませんが、椿のシャンプーもお借りしたいんです」と丁寧にお申し付け下さり、人は見かけによらぬもの…と驚いた。

リネン屋さんが到着したので作業室でリネン出しをしていると、昼休みを終えた掛け持ちさんが休憩室から出てきた。今迄の掛け持ちさんなら「お疲れ様です」とサッサと上の階へ行ってしまうが、今日の掛け持ちさんはリネン出しから一緒にやってくれた(喜)。

嬉しくなって「今日こんなお客さんが居たんだよ」と、どう見ても高1女子の話をしたら、掛け持ちさんはまた「世の中、間違ってる」と怒っていた。聞けば、掛け持ちさんにも高校1年生の娘さんが居るそうだ。

いつも掛け持ちさんには逃げられてばかりで、作業をしながら話すことなど無かったが、今後は仲良く一緒に作業が出来そうで良かった。フロント女史のお陰だ。

私が昼休みの間に4P部屋が空いた。いつもは掛け持ちさんが放置するので、私が昼休み明けにセットに入っていたが、今日は掛け持ちさんがすぐに4P部屋のセットに入ってくれて、休憩室でモニターを見ていた私は、あまりのことに感激した。

これも多分、メイク女史かフロント女史が、それとなく掛け持ちさんに話してくれたのだろう。感動の嵐だった。

夕方からは今日も老いらくの恋の爺さんラッシュだったが、社長の親族氏がドリンク類をエレベーターに乗せておいてくれたり、セットバッグを片付けてくれたりして下さったお陰で、爺さんラッシュも何のその!と頑張れた。

何だかもう有り難い気持ちでいっぱいになって帰宅した。

※4月16日の日記です。

11:00-18:00 点検27+セット+ダスター上げ+ドリンク出し手伝い他

今日は、朝フロントのフロント女史(30代後半・超ベテラン)と、昼フロントの私の勤務。

ドアの建て付けが悪くて半ドアになり易い部屋が有るのだが、今日はその部屋へ男性が一人で入室した後、デリヘル嬢が入室した後、デリヘル嬢が退室した後と見事に三回とも半ドアになり、その度にドアを閉めに走らされた。

短時間の間にバタバタして、半ドアの連絡をくれる電話番姐さんも私もやれやれだったが、その男性は入室から小一時間ほどでお帰りになり、電話番姐さんと「早っ!」と驚いた。

露天風呂付きの部屋が空いたのでセットへ向かった。お客様が退室するのを見かけていない場合は、玄関に靴が無いのを確認してから部屋へ入るが、勢い良く部屋のドアを開けると、靴を履いたままの60代男性と50代女性がソファーに座ってチューをしていた。ぐはっ!

二人とも目を閉じていたので、見られてはいないハズ。慌ててドアを閉め、一目散にエレベーターホールまで逃げてモニターを確認すると、その部屋はモニター上ではちゃんと退室した後の状態になっていた。一度はドアを開けたものの、お別れのチューをしていないのを思い出して部屋へ戻ったのか?

私が昼メイクの頃、その部屋ではよく土足の跡が見受けられ、泥だらけの床を拭きながら「欧米かっ!」とツッコミを入れていたもので、犯人はお爺さんらしいという噂だった。ヨボヨボの爺さんが、ワケも分からず土足でいたのだろうと想像していたが違った。

爺さんは爺さんでも、オーバーオールにネルシャツにスニーカーで白髪に白髭という、ちょっとアメリカナイズされたようなアイダホのジャガイモ農場の爺さん風の若々しく洒落た爺さんだった。「欧米かっ」というツッコミは間違いではなかったようだが、やはり土足はご遠慮頂きたい。

萎えながら作業室へ降りると、フロント女史がコンテナ移動をして下さっていたので、フロント女史のドリンク出しのお手伝いをした。先日、メイク女史に誘って頂いた”女子会”は”フロントサミット”に名を変え、28日に決定したそうだ。メイク女史にフロント女史、大型さん、掛け持ちさん、電話番姐さんと私で集う。今から楽しみだ♪

リネン屋さんが到着したので、いつものようにフロント女史と二人でリネン出しをし、ダスター上げをし終えたところで、私はルームサービスを届けることになった。

一番大きなトレイだったので、ドアを大きく開かなければ受け渡しできないが、玄関のドアを大きく開けると部屋のドアも開いて、全裸の女性がベッドに横たわっているのが思いっきり見えた。や…後ろ姿だけど。玄関先に出てきた男性も若ければ、全裸女性の尻も若々しく”若いって素晴らしい!”の一言だ。

私は”何も見ていません”という顔をして何事もなく立ち去ったけど、これが新卒君やホスト君だったら釘付けになったかも(笑)。ヤバいよね。

私が昼休みを終えて出動するのと入れ替わりに、仕事を終えたフロント女史が休憩室に来て「ごめ〜ん。トラブっちゃってセットも点検も全然進まなかったわぁ」との事。

循環風呂の排水溝に特大ウン○が有り、メイクさんがウン○を始末して消臭剤をかけて換気をしていたが、循環風呂なので湯気がこもり、時間が経つとウン○の匂いが漂ってどうにもならず、支配人に確認して貰ったりしていたそうだ。

フロント女史の能力をもってしても、そういうことも有るさ。既にセットも点検も溜まっていたが、フルマラソン状態でやっつけると、頑張った甲斐あって昼メイクさん達が2隊とも17時半で早帰りになった。点検の部屋が増えないので、後はセットだけしてれば良い。大助かりだ。

半ドアに土足にチューに全裸にウン○…様々なことに見舞われたが、帰りが比較的ラクで何よりの一日だった。


※4月13日の日記です。

11:00-18:00 点検26+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+回収他

今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と、昼フロントの私の勤務。

一昨日の最高気温が10度で今日は21度。4月の北海道にしては有り得ないほど暖かいのに、セットに入ると暖房ガンガンの部屋ばかりで、朝からすっかり汗だくになった。

汗だくでセットや点検をしていると、回収やルームサービスの連絡も入り、客室へ貸し出したヘアアイロンの回収に行くと、若い男性が出てきて「まだ熱いんですが大丈夫ですか?」と気遣って下さり、朝から早速有り難い。

いやしかし、朝からずっと私一人でセットや点検に回収やルームサービス届けに駆けずり回っているではないか。そう気付くとまた掛け持ちさんの姿が無く、彼女は綺麗にキッチリとダスター置き場の整理をしてくれていた。

それはそれで有り難いのだが、私はソレを”どうしてもやっておかなければならない仕事”と思っていないので、状況的に時間的に人員的に余裕のある時にしかやらないし、届いたダスターを運んだ時についでにやっている。ま、朝フロントさんの仕事内容は私には分からないから…。

点検をしていると、社員さんから電話で「隣の部屋の露天風呂の循環が止まっているので、もう少し時間が経ってから点検して下さい」との事だった。その事を掛け持ちさんにも知らせようとしたら、掛け持ちさんがその露天風呂の部屋の点検を終えて、売り部屋にして出てきたところだった。

驚いて「ええっ!循環止まってたんじゃないの?」と聞くと、暫しの沈黙の後「全然覚えてません」という返事。掛け持ちさんは慌ててその部屋へ戻り、売り部屋を解除して中へ入って、また売り部屋にして戻ってきた。

「大丈夫です!循環してました」と言うが「で、湯加減は?」と聞くと、また暫しの沈黙の後で「・・・・。だ…大丈夫でした」という返事。本当に大丈夫なんだろうか?色んな意味で…。

普段の掛け持ちさんは作業室での作業を殆どしないので何も分からず、昨日もフロント女史に「誰がこうしたの?」と咎められて「スミマセン。私です」と詫びていた。分からなかったら聞いてくれれば良いのだが、掛け持ちさんは勝手な判断での意表を突く行動が目立つ。

皆と同じように動いてほしいが、掛け持ちさんは暴走や迷走が多い。一生懸命なのだが頑張る方向が皆と少し違うというか何というか…。今日は、掛け持ちさんがリネン屋さんが来る前のセットバッグ上げと、ダスター上げを半分手伝ってくれたので、早速フロント女史の注意が効いて何よりだったが…。

だけど、どうしたもんだろう?とメイク女史に打ち明けると「みかやんが頑張り過ぎるから掛け持ちさんが何もしないんだよ。少し任せた方がいいよ。見てたらやっぱりみかやんがフロントで一番動いてるもん。いっつも走り回って…」と、アドバイスして下さった。

メイク女史は私を買いかぶり過ぎですってば。でも私は他人に「みかやんて働かないよねぇ」とか「仕事できないよね」と言われるのが何よりイヤなので、自分なりに一生懸命仕事をしている。例えバイトでもイケメンだろうが年寄りだろうが、一生懸命に働かないで適当にいい加減な仕事をしている人は大嫌いだ。

メイク女史の仰せの通り、も少し掛け持ちさんに任せて様子をみよう。

帰りは契約更新があって、雇入通知書に署名と捺印をした。ふと見ると”定年制 有り 65歳”と書いているではないか。社員さんの説明によれば「65歳過ぎている人も居ますが、会社側に”まだ出来る”と判断されたらOKなんですよ」との事。

どう見ても”まだ出来る”ではなくて”もう無理”というご老人が確実に一人居るが、会社側の判断なので仕方ないのでしょう。完全にお荷物となっている人による被害は深刻化する一方の現状で、私達はいつまで被害者であり続ければ良いのか…。
※4月12日の日記です。

11:00-18:00 点検28+セット+セットバッグ上げ+メイク手伝い他

今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と、朝昼フロントのフロント女史(30代後半・超ベテラン)と、昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と私の勤務。

朝から大忙しで、ようやくセットを終えたと思ったら即満室で、満室になると部屋が空いたらメイクさんと共に出動して、セットの後でベッドメイク手伝いをし、メイクさん達が部屋を出た後で点検をして部屋を売るというパターンになり慌ただしい。

忙しかったので、フロント女史の指示で掛け持ちさんが一人でリネン出しやダスター上げをしていた。リネンもダスターも大量に届いていたので、何とか手伝いたかったが忙し過ぎて無理だった。

その後はセットをしても点検をしても常に満室で、こんな日に限って頼みの綱のメイク女史がお休みだったが、今日も女子社員さんと社長の親族氏の大活躍のお陰で仕事は捗るし、メイク女史に代わって今日は朝メイクの六法君が風呂係をして大活躍だった。

社員さんと朝メイクさんには優秀な人が揃っていて本当に助かる。

そんな中、大型さんは昼メイク最年長がベッドメイクをした後の点検にばかり当たり、急いでいるのに食器に汚れは残っているわ、トイレにウン○が飛び散ったままになってるやら、床は毛だらけやらで、点検に時間が掛かって憮然としていた。

昼メイク最年長のベッドメイクの後に点検に入ったら、それはもう”点検”ではなく2回目のベッドメイクをしているようなものだ。だから私は昼メイク最年長には極力近づかない。あの拭き方、あの洗い方で綺麗になるワケがないと、3年ほど一緒にベッドメイクをしてきてよ〜く分かっている。

私はいそいそと朝メイクの60代ペアの元へメイク手伝いに行った。朝メイクさん達は仕事が早くて綺麗だし、お風呂は六法君がピカピカに仕上げてくれたので、点検には殆ど手間がかからず、仕事が捗りまくった。

同じ60代でこうも違うものだろうか?点検時の昼メイク最年長の被害が続発していて、みんな本当に萎えている。大声でお喋りしたり、高笑いしながらベッドメイクしている場合じゃないと思う。

そんな事を考えながらセットに入ったら、浴室のテレビがエロチャンネルのままつけっ放しで、大音量であえぎ声が轟いていた。たまらずすぐにテレビを消すと、浴室の窓が開いていた為に隣の部屋から、エロチャンネルに優るとも劣らない大きなあえぎ声が聞こえてきて、もうどうしようもなかった。

何も競い合うように大きな声で喘がなくたって…。勝ち負けの問題でもないでしょうに…。

ようやく昼休みに入り、仕事を終えた六法君とテレビを見ながら話をした。朝メイクのお姉様方が常日頃から「スレてなくて本当にイイ子」と絶賛しているだけあって、素直で真面目でイイ子だ。都会育ちの新卒君やホスト君のような派手さは無いけど、一緒に居ると穏やかに時が流れる感じ。

六法君が帰って出動してセットをすると、トイレの汚物入れに「え?イチジク浣腸ですか?」と怯むような形状のモノが入っていたが、よく見るとボラギノールだった。どうりで小さいハズ。

今日は朝から、ベッドを剥がすとスネ毛だらけの湿布が出てきたり、血のついたガーゼや包帯が出てきたりで「なんも怪我が治ってからゆっくり来ればいいべさ」と思っていたけど、さすがに痔の場合は「痔が治ってからゆっくり…」というワケにはいかないよね(笑)。

夕方の退室ラッシュが始まると、社員さん達が客室へ補充するドリンク類をマメにマメにエレベーターに乗せていてくれたので、それだけでも点検が捗って大助かりなのに、セットバッグもこまめに片付けていて下さり、このままずっと女子社員さんと社員の親族氏と一緒に働かせて貰えますように…と祈るような気持ちだった。


※4月11日の日記です。

11:00-18:00 点検21+セット+セットバッグ上げ+メイク手伝い他

今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と、朝昼フロントのフロント女史(30代後半・超ベテラン)と、昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と私の勤務。

フロント女史が早速、掛け持ちさんに「リネンの作業とかダスター上げは朝フロントと昼フロントと共同でやらなきゃダメだよ〜」と言って下さり、今日はリネン出しの作業やダスター上げをフロント女史と掛け持ちさんの二人でやって下さったお陰で大助かりだった。

何かの本に「注意やお願いをする時は、その時その場でサラリと言いましょう。長く胸にしまっていると、怒りや恨みの気持ちが湧いてきて言いにくくなります」と書いてあったけど、フロント女史は嫌味なわけでもなく怒るわけでもなく、いつも”サラリ”と言える方なので、とても素敵な先輩だと尊敬している。

しかし、その話を聞いた大型さんが「私と一緒の日は、掛け持ちさん、いつも手伝ってくれてたけど…」と言った。

みかやん「えーっ!何で?若さにも体格にも恵まれてバリバリ働ける大型さんを手伝って、何で同世代でちんちくりんの私の時は手伝ってくれないの?イジメ?」

大型さん「う〜ん。差別…かな?」

みかやん「ちょいちょいちょ〜い!(ハム風)」

結局は二人で大笑いしたけど…。けどまぁ、フロント女史があぁ言って下さったので、掛け持ちさんも明日からは協力してくれると思う。期待特大でいよう。

気を取り直して、朝メイクさんの60代ペアの元へベッドメイク手伝いに行くと、ベッド組みの途中で物凄い大声で「せーの!」と言って重いマットを持ち上げていたのを聞いて、思わず笑ってしまった。

みかやん「さすがですねっへっへ!気合いの入り方が違いますっふっふ(笑って言えない)」

朝メイクさん1「我々なんか年寄りだから気合い入れないとマット上がらないんだわ」

朝メイクさん2「我々なんか声も出なくなったらお終いだよ〜」

こんな話で三人で大笑いした。昼メイクのチーム60と同様に、朝メイクにも三人の60代女性が居るが、朝メイクの60代の人達はカラッと明るくてサバサバしていて大好きだ。

忙しいながらもこうして笑って働けるのは、作業室で女子社員さんと社長の親族氏が、懸命に作業室での仕事をこなして下さっているからで、本当に有り難い。ココへ来て間もない人達と思えない程の仕事ぶりには、全く頭が下がる。

私が笑っている間、フロント女史は昼メイクさんが部屋の絨毯にこぼした洗剤を拭いて布団乾燥機で乾かしたりで大変だったそうで、汗だくでヨレヨレになっておられた。犯人はSさんだったそうなので、言うまでもなく後でタップリと冷やかしておいた(笑)。

夕方、転勤した社員の二宮和也似氏が来ていて「系列店DのI氏って知ってます?」と聞かれ「さぁ?」と答えると、「I氏が最近ホームページを開設して、リンクのページを見たら”みかやんの奮闘記”がリンクされていて…」との事。近くにフロント女史もいらしたので、動揺した私は何かをワーワーくちばしって逃げた。

いやぁ驚いた。無断リンク禁止ですから…って、それはナイですけど、今迄の職場と違ってココで私をリアルに”みかやん”と呼ぶ人は居ないし、ネットで日記書いてまぁす♪なんて人に言ってないので、”みかやん”と言われただけで狼狽して心臓がバクバクするんだから。

あぁもう無理。動揺して狼狽して手が震えて働けない。

それでも社員さんから連絡がきて、客室へメンバーズカードを届けると若い女性が二人で出て来て「ビアンの方々でしたか」と動揺したり、急いでセットへ行こうとしたら、エレベーター前でお客様が記念撮影をしていた後ろを走ってしまい「うわ!私も写ったかも?」と慌てたりで、精神的ダメージ続きでホゲホゲになった。

ホント無理。もう働けない…と思ったら丁度帰る時間だったので助かった。

以前、ススキノで職場の人達と歩いている友人を見つけ「おーい!RD!RDくーん!」と叫んだら「ハンドルネームで呼ぶなぁ(笑)」と叫び返されたが、その時のRDS君の気持ちがよく分かった。そん時はゴメンよ、RDS君。
※4月9日の日記です。

11:00-18:00 点検32+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+ゴミ袋折り他

今日は、朝フロントのフロント女史(30代後半・超ベテラン)と、昼フロントの私の勤務。激安部屋サービスが始まって、昨日あたりから早速忙しい。みんなネットやケータイのサイトをしっかりチェックしているのね…と驚くやら感心するやらだ。

今日も朝から忙しい気配はしていたが、朝メイクの陽気な人が頭痛で欠勤したそうだ。早くもベランダ喫煙の犠牲者が出た!と心配になる。しかし、近所さんは寒風にも負けずチャリ通を始めたそうで…私の家の近所からチャリでココへ通うなんて有り得ない!

私だったらココへ辿り着いた頃には太ももはパンパンで、息はゼイゼイで、とても働ける状態ではないと思う。若さには敵わないと朝から痛感してしまった。

最上階にセット待ちの部屋が多かったので、出動してすぐ最上階へ向かうと、今時珍しい物凄いヤンキー姉ちゃんと、似たような出で立ちの若い男性が歩いてきた。地方のド田舎まで行くか、タイムマシーンにでも乗らなければお目に掛かれないと思っていたが、ココで間近で拝めるとは!

それはもう、まるで下妻物語の土屋アンナ。そのヤンキー姉ちゃんも顔が綺麗なだけに勿体ない感じ。折角なので朝1でそのヤンキーカップルが出てきた俗に言う「スケベ椅子」(くぐり椅子)の有る部屋へセットへ入ると、それはそれは荒らされていて足の踏み場も無い程だった。

ヤンキーってもっとこう、義理人情に厚くて一宿一飯の恩義を深く感じたり、プライベートは意外とキッチリしてるもんじゃないのかい?まぁ私が泊めてあげたり、食事を振る舞ったワケじゃないから仕方ないけど。物凄〜く裏切られた気分で、ビールの空き缶やらゴミを拾いまくった。

とんだヤンキーカップルだよ。部屋は綺麗かも?なんて期待して損した。

ようやくその部屋のセットを終え、けっ!と思いながら隣のミストサウナ付きの部屋へセットに入ると、そこも同じように荒れ果てた部屋で…(泣)。どういうわけか最上階はいつもこんなもんだ。”高額の部屋に入った”という女王様気分がそうさせるのか?はいはい、下女のわたくしめが片付けますわよ、仕事ですから。

その後、フロント女史と仲良く包布の交換やベッドの組み直しをして、リネン屋さんが来たらリネン出しやダスター上げも一緒にしていると、今日は特掃氏がダスター上げを手伝ってくれたのもあって、14時にはすっかりヒマになった。

作業室でゴミ袋折りをしながら、メイク女史&フロント女史に「毎度一人でリネン出しやダスター上げはキツい」ということを訴えた。私もそろそろ腰がまた限界にきているので、何とか掛け持ちさんの協力を得られると有り難い。この件は、近いうちにフロント女史が掛け持ちさんに話してくれる事になり、お陰様で一安心だ。

私の発言が、心ない人達に操作されて有ること無いこと尾ヒレを付けられて伝わるのには懲りたので、フロント女史から話して貰えると本当に助かる。

メイク女史もフロント女史もお帰りになった後、俄然張り切ってセットや点検を始め、とある部屋へセットに入ると、オヤジ臭とケモノ臭が入り交じった匂いがした。以前にも嗅いだことの有る匂いだ。

前回は、ペットシートが敷かれていたものの、お犬様がペットシートで用を足さずに、全く別の場所にシッコが零れ、カリントウのようなウン○が転がっていた…とSさんが嘆いていたのを思い出し、すぐに床を確認したが今回はシッコもウン○も無く助かった。

続いて4P部屋が空いたが、今日の私は最上階にツキが無い。ドキドキしながらセットに入ると部屋は久々に綺麗に使われていて胸を撫で下ろした。

17時20分になり、そろそろ作業室に回収したセットバッグが溜まりきった頃だろうと降りてみると、近所さんと昼メイクの最古参がセットバッグを片付けてくれていた。近所さんはいつもやってくれているが、最古参がセットバッグ作りはとても稀なので驚いた。

近所さん達はそのまま17時半で早帰りになり、30分とはいえ一番忙しい時にメイクさんが1隊減って大助かりだ。女史達や近所さんに助けられて、いい一日だった。フロントの仕事は基本的に一人だけど、こうしてみんなに助けられて有り難いことだと、しみじみした。


※4月8日の日記です。

11:00-18:00 点検38+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+回収他

今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と、昼フロントの私の勤務。

出勤してモニターを見ると、売り部屋が10しか無く「何故、水曜の朝にこんなにピンチ?」と驚いたが、仕事の早い朝メイクさん達の大活躍のお陰であっと言う間に売り部屋が増え、朝メイクさん1隊は12時で早帰りしていった。

やれやれと思ったのも束の間、今日も掛け持ちさんの三連発の罠に嵌った。

1発目は例によって掛け持ちさんは、リネンやコンテナやダスターには指一本触れず。2発目は、掛け持ちさんは今日も4P部屋のセットに入らず私が。3発目は、掛け持ちさんは自分が下げてきたセットバッグだけを片付け、私が下げたセットバッグは放置してゴミ袋折りやトイレットペーパー巻き巻き…という罠。

いつもの三連発なんだけど、コレを本当に悪気無くやっているんだろうか?と不安になってくる。もっと親しくなれれば色んな事も言えるのだろうが、なんせ掛け持ちさんと一緒の日は、忙しくて世間話をするヒマも無い。

だけど、掛け持ちさんはどうしても性格の悪い人と思えない所が救いだ。少しずつ接点を増やして仲良くやってかなきゃね。

セットへ向かうと、朝メイクの六法君が両手で使用済みダスターを抱え、頭の上に未使用ダスターを乗せて歩いているのを目撃して大笑いした。六法君は「見苦しくてスミマセン」と照れていたが、ツボにハマり易い私はお陰で暫く可笑しかった。

昼休みは仕事を終えた六法君と司法書士の話をした。私にも元司法書士や現役弁護士や国際弁護士志望の友人が居る。何て言うかやっぱり、六法君ぐらい志が高いとバイトとはいえ仕事は綺麗で正確で、ココに居るのが勿体ない感じ。来年の今頃は司法書士としてバリバリ働いているのでしょうね。若いって素晴らしい。

朝メイクさん達も掛け持ちさんも帰った後、何気にセットをしていたら洗面所の床にローションがこぼれていてヌルヌルだった。

私も危うく転倒しそうになったが、今日は昼メイクさんに60女が二人居る。転倒して骨折とか、打ち所が悪くてあの世逝き等となっても困るので、一昨日と同様に「チューチュー ラブリー ムニムニ ムラムラ プリンプリン ボロン ヌルル レロレロ♪(by マキシマムザホルモン)」と口ずさみながら床を拭いておいた。

次の部屋へセットに入ると、今度は浴槽のお湯がヌルヌルであんかけ状態になっていた。ゴミを確認したら”超トロトロ!トロけるトロミ入浴剤”とのことでトロミが強かったので、また老婆達が滑って転倒して骨折したりあの世逝き…と考えて、浴槽のお湯が抜けた後で暫くシャワーをかけて流した。

浴槽に入ってみて滑らないのを確認し、ふと見るとベランダの外に使用済みスキンが落ちていた。なんでスキンを外に捨てるのさ!と怒りかけたが、珍しく老婆達が気を利かせてスキンを拾おうなどとして、窓からベランダへ転落してあの世…と考えてしまい、マジックハンドで拾っておいた。

老婆達の心配をしているけど、こういうのを世間では老婆心と言うのよね。

人知れず昼メイクさん達には気を遣っているのよ。というか、昼メイクさん達がベッドメイクをした後で点検するのも私なんで、出来る限りのことはしておかないと、点検の時にヌルヌルやレロレロが残っていたり、急いで点検を終えたい時にベランダのゴミ拾いとかイヤだから。

仕事を終えて作業室へ降りると、社員のダルマ氏が「今日は忙しかったでしょう!お疲れ様!」と声を掛けて下さった。ダルマ氏はいつもねぎらいの言葉を欠かさない、優しくて暖かい方だ。忙しかったが、穏やかなダルマ氏の顔を見てホッとしたが…。

忙しい時こそメイクさん達にはきっちりとベッドメイクをしてほしい。老婆達には本気で「老眼鏡をかけて仕事をしてほしい!」と願う今日この頃だ。

※4月6日の日記です。

11:00-18:00 点検19+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+リネン折り他

今日は、朝フロントのフロント女史(30代後半・超ベテラン)と、昼フロントの私の勤務。

出勤すると、今日から休憩室が禁煙で、喫煙場所は外のベランダのみ…という事になっていた。分煙ったって外はナイでしょう外は。4月っつってもココは北海道だよ。今日の最高気温は11度、明日の予想最高気温は8度だよ。冬になったらどうすんの?死ぬって。

おまけに禁煙の通達には”昼休みの外出は禁止”とも書いていた。社員食堂が完備しているワケでもなく禁煙だというのに、外出も出来ないのかい?主婦ばかりなんだから、ちょっと昼休みに郵便局とか銀行へって用事も有るってのに有り得ないでしょ。

禁煙とか外出不可って、ちゃんとした喫煙場所や社員食堂や社内ATMを完備してる会社が言うセリフじゃないの?唖然愕然を通り越して腹立たしい思いで、ジャンパーを着込んでベランダで一服した。

「なんて横暴な会社かしら。”大事な大事なメイクさん。メイクさん達は会社の宝”と大切に思ってくれていたラブホQグループの社長が恋しいわ!」と思いながらセットに入ったら、テーブルの上にキャップが外されラベルが剥がされたペットボトルと、広げて伸ばされたお茶の紙パックが有った。

世の中は禁煙ブームにエコブーム。ブームというよりそういう時代なんだよね。周りの男友達も禁煙して「姉さん、もう煙草の時代じゃないんだよ」と言われて久しいし…。分かったわよ、禁煙するわよ…そのうち…ね。

一昨日は爺さんと20代女性や、爺さんと30代女性が多かったが、今日は熟年カップルが多かった。熟年不倫なのか本物の夫婦なのかは分からないが、20%offが終わってから客の年齢層が高すぎやしないかい?と思っていたら、今日から元々お手頃価格の部屋が激安!というキャンペーンになった。

これで若いお客様もまた戻ってきて下さるだろうか?爺さんばかりだと目の保養が出来ない(苦笑)。

セットをしていて部屋や浴室の窓を開けると、隣の部屋から女性のあえぎ声が聞こえてきた。外は肌寒いが部屋は暑い、部屋は暑いがまだ冷房は入らない、で、窓を開けて行為に及ばれると、このように窓伝いにあえぎ声が聞こえたりして。

毎年のことだが、今年もこんな季節になったか…という感じ。北海度のラブホに、春の訪れを告げるあえぎ声だ。あえぎ声を聞いて、ようやく北海道にも遅い春が…と、しみじみするのも変だけど。

昼休みにメイク女史に「フロントのメンバーと私で”女子会”みたいなのを開きたいんだけど、どーお?」と声を掛けられ「是非参加したいです!」と即答した。何て有り難い。掛け持ちさんとももっと仲良くなりたいし、願ってもないことだ。何といってもメンバーが素晴らしい。今から楽しみ♪

気を良くして出動して点検をしていたら、トイレがウン○だらけだった。ちょっとやそっとの量ではなく、例え老眼でもアリアリと見えるであろう飛び散りウン○を放置とは何事ですか?と、昼メイクさん達の元へ知らせに行くと、犯人は昼メイクの新人さんではなく中堅の人だった。

元々何かと粗相の多い人だが、酷すぎる。その人が延々とトイレをブラシで擦っていたので、次の部屋では急いでセットをして剥がす前のベッドに乗ったら、思いっきり滑ってシーツの上に手をついた。

すると手にヒンヤリ&ヌメヌメとした感触がして、シーツはローションまみれでヌルヌルで、シーツの下のオネショマットまでヌルル…レロロ…思わず「チューチュー ラブリー ムニムニ ムラムラ プリンプリン ボロン ヌルル レロレロ♪(by マキシマムザホルモン)」と口ずさむが…楽しくない!

足の裏と手を洗ってから、新しいオネショマットを取りに走った。そういや熟年のお客様が多かったから、色んな所がカサつくのでしょう。そりゃあローションも大量に必要でしょう。はいはい。

そういう私も初のフロント5連チャンの5日目で、足の裏がガサガサのボロボロだった。明日はゆっくり休みましょっと。


※4月5日の日記です。

11:00-18:00 点検26+セット+メイク手伝い+リネン折り+回収他

今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と、朝昼フロントのフロント女史(30代後半・超ベテラン)と、昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と私の勤務。

日曜なのに朝から売り部屋が多く、朝ラッシュを終えた12時に掛け持ちさんが早帰りになった。昨日の土曜も、早帰りにならなかったのは、朝メイク1隊と昼メイク1隊と大型さんと私だけ。珍しく支配人が日曜に出勤すると、こんなもんだ。支配人には忙しい時の日曜にお出まし頂きたいのに…。

支配人の指示で朝メイクさん達は廊下掃除、昼メイクさん達はダスター上げをしていた。朝メイクさん達はメイク女史の指示で、よくダスター上げをしてくれるが、昼メイクさん達は滅多にダスター上げなどしない。今日は骨身に応えただろう。

その後も昼メイクさん達は、支配人に命じられて休憩室掃除をしていた。こんな時、昼メイク最年長はいつも「ベッドメイク以外の事すれば疲れるもね。余分な仕事だもの。はあぁ疲れた」と言っていたが、今日もその声が聞こえてきそうだった。

普通にベッドメイクだけをしていても「疲れた、疲れた」と言ってた気もするけど(苦笑)何かもう遠〜い過去の話のよう。

朝メイクの陽気な人と六法君のベッドメイクを手伝った。手伝いながら着々と点検も進めて、思わず「六法君てホントに仕事がキレイ!今迄の漢メイク(男子ベッドメイク係)の中で一番ベッドメイクが綺麗だわ!」と感嘆した。

六法君は恐縮していたが、その几帳面さは是非フロントに欲しい。

昼メイクさん達の休憩室掃除が長引いたので、私は15時半から昼休みに入った。空腹で虫の息だったが、綺麗な休憩室に一番乗り出来た。

昼休み明けに大型さんに会うと「客室に煙草を届けたら”はあぁ?頼んでねぇわ!”って、めっちゃムサい顔で怒られたさ!勘弁してよね!」と、また怒っていたので「私も昨日やられた!怒られるよね!絶対怒られるよ」と言ってまた逃げた。

だって大型さん怖いんだもの。体格が既にド迫力だし…。

セットへ逃げると、昼メイク最年長とその相方がベッドメイクに来た。私が風呂や洗面所にいる間にベッドを剥がしてくれていたが、掛け布団をめくったら血だらけのバスタオルやフェイスタオルやシーツが出てきて、血に弱い最年長は怯みまくりだった。

「やんやちょっと血まみれだわ」「血で血でワヤ」と言っていたが、その声がいつもと違って完全にしおれていた。滅多にしないダスター上げや休憩室掃除で弱っていたのだろう。小さな婆さんが余計に小さく見えた(哀)。

いやいや、そんな同情を引くタイプのイタイケな婆さんではない。大型さんを見た直後なので小さく見えただけだろう。

今日最後の部屋へ点検に入ると、ベッドの足元側の絨毯の上にダスターが敷かれていた。絨毯が濡れていたのだろうとダスターを踏んでみると、グジュッと茶色い液体が染み出してきた。「うわっ!何コレ?全然拭いてないんじゃないの?しかも何で茶色?何の液体?」と慌ててフロントへ電話して売り止めにした。

フロントへ降りて支配人へ報告すると、大型さんも降りてきて、同じ部屋の同じ場所が最近いつも同じように濡れている…という事が分かった。同一犯なのか?茶色い液体は何なのか?

支配人に「匂い嗅いでみました?」と聞かれ「いえ、もう”茶色い”ってだけで怖くて匂いなんかとっても無理でした」と情けない返答をした。コーヒーやコーラならいいけど、ゲーリーやゲーローだったら…と考えただけで無理だったもの。

ふと視線を感じると、フロントに久々に社員の特大氏が居た。懐かしくて嬉しくて話をしたいが、私や昼メイクに纏わる良くない噂も耳に入っているだろうし、気のせいか特大氏が痛々しいような目で私を見ていたようにも思えたので「お疲れ様です」とだけ言って立ち去った。

こないだの歓送迎会に特大氏も出席していたが、そんなこんなで声も掛けられず物凄く残念だった。特大氏の目から見たら、私も”小さな婆さんが余計に小さく見えた状態”だったろうか?それとも”このオバサン誰だっけ?”とか?

ま、そうじゃなくても何かと苦労しているので、取り越し苦労はやめておきましょっと。

※4月4日の日記です。

11:00-18:00 点検25+セット+コンテナ移動+ベッド組み+回収他

今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と、朝昼フロントのフロント女史(30代後半・超ベテラン)と、昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と私の勤務。

出勤すると、11時半出動の昼メイク最年長が11時出動の私より先に来ていて、休憩室に横になって大音量でテレビを見ていた。お耳が遠いので仕方ないが、家も近いことだし、ギリギリまで自宅でテレビを見てたらいいんじゃないの?と思いつつ、あまりにうるさいので逃げるように出動した。

3月13日から復帰したフロント女史は、今日になってようやく掛け持ちさんと初顔合わせをし「見慣れない人が居るとココも新鮮!」と感激してらしたが、ヒマ気味だったので、掛け持ちさんは朝メイクさん1隊と共に12時で早帰りになった。

フロントが一人帰ったので急いでセットをしていると、とんでもない泡風呂に当たった。浴槽の縁や浴室の床までも泡だらけで、こんな時に限って一番大きなタイプの浴槽だ。

お湯の入った浴槽に滑り落ちた関取さんやお人形さんのずぶ濡れになった姿を思い出し、怖くて浴槽の縁を伝い歩きで窓を開けに行くことなど出来ず、近くの部屋に居たメイク女史に言うと「いいよ〜。後で泡が消えた頃に窓を開けておくから」との事。助かった。

その後、メイク女史と何部屋かのベッド組みをして昼休みに入り、仕事を終えた朝メイクの新人・六法君(20代半ば・司法書士志望)とテレビを見ながら談笑した。

今日は、先週までと違って朝から爺さんの姿が目立ち、中にはやっと歩いているような爺さんも居た。ベッドの上では大丈夫なの?と心配になるが…。先週まではクーポン使用で若いお客様も多かったが、正規の価格でも来て下さっている有り難い爺様方だ。

爺様の部屋へルームサービスを届けると、爺様はドアの陰に隠れながら「床に置いてくれ」と仰った。玄関の中へ入って上がり口にトレイを置いて何気に振り返ると、爺様はドアの陰で全裸で股間にフェイスタオルを当てただけという姿だった。軽い目眩を感じながらも「ごゆっくりどうぞ」と、その部屋を出た。

別の爺様が出て来た部屋へセットに入ると、ベッドのど真ん中にベルトを忘れていたり、玄関にケータイを忘れていたりでまた萎えた。

なんせ爺様ばかりなので、精算を始めてもなかなか部屋から出て来なくて、早くセットに入りたいのに、いちいち待たされた。とは言っても、コンビニボックスから強壮剤やらオモチャやら、様々なモノをお買い上げ下さった有り難い爺様方なのだろう。

夕方、大型さんに会うと「昼メイク最年長のベッドメイクがあんまり酷いから注意したら、全然話しが通じないのさ!同じこと10回ぐらい言ったんだよ!」と憤慨していた。

大型さんが何と言っても「何だって?」「意味分からない」「誰が?」「わちかい?」とノラリクラリで、大型さんも「アンタしか居ないっしょ!」と言いたくなったそうだ。「ホントにもう!どうなってんの!」と怒りが収まらない大型さんに「外人なんじゃないの?」と言って逃げた(苦笑)。

フロント女史も16時半で早帰りになった後は、帰って行く爺さんと入って来る爺さんとで、廊下が爺さんだらけの爺さんラッシュ(怖)。それがまたヨチヨチ歩きの爺さんばかりで、私達は身動きがとれず、大型さんも私も今日は老人の難に見舞われた一日だった。
※4月3日の日記です

11:00-18:00 点検25+コンテナ移動+ダスター上げ+ドリンク出し手伝い他

今日は、朝フロントのフロント女史(30代後半・超ベテラン)と、私の勤務。

朝からヤバいぐらいヒマだったが、明日と明後日の土日に備えて倉庫に保管する酒やドリンクが大量に届いたので、首や肩を痛めているフロント女史のドリンクの出し入れを手伝った。

そうこうしている間に、2隊居た朝メイクさんの1隊が12時で早帰りして一段とヒマになり、13時にリネン屋さんが到着すると、当然のようにフロント女史と二人でコンテナの運搬やリネン出しにダスター上げをした。

その間は、社長の親族氏がセットをしていて下さったので、私達は暫くは点検のみで更にラク…と油断していたら、あまりにヒマなのでフロント女史と電話番姐さんが14時で早帰りになった。

残っていた朝メイクさん1隊が15時半で帰り、元々1隊だった昼メイクさんは16時半に早帰りになり、セットをしていて下さった親族氏も16時半にはフロントへ降りた。

フロントに支配人と親族氏、館内には私だけという寂しい状態だが、何かあれば働き者の親族氏が私を助けに来てくれるのだろう。親族氏は労力を惜しまずこまめによく働き、それでいて謙虚で素晴らしい方だ。お陰で大船に乗ったような気持ちでいられた。

17時過ぎ、外がだいぶ暗くなってから最上階の部屋が空いたのでセットへ向かったが、エレベーターホールから出たとたんに、あえぎ声と言うより悲鳴に近い「いやあああっ!」「ひいいいいっ!」という女性の声が薄暗い廊下に響いていて、ビビリの私はかなり怯んだ。

親族氏が懸命にセットを続けていて下さったお陰で、セット済みの部屋も売り部屋も沢山有ることだし、最上階のセットは夜フロントさんに任せましょう、夜フロントさんゴメンナサイ!と心の中で呟いて、他の階へ逃げた。

元々の客数が少ないので退室ラッシュも無く、16時半から帰りまでにセットをしたのはたったの6部屋。こんなにヒマで良いものだろうか…と帰り支度をしていると社員のダルマ氏が来た。

ダルマ氏の話によると、先月なんだかんだ忙しかったのはネットやケータイのクーポンで20%引きのキャンペーンをしていたためで、それが終わったとたんにすっかりヒマになり、あまりにも顕著であることを嘆いていた。

そういや先月は、プリントアウトしたネットクーポンの回収へ行ったり、ケータイのクーポン画面の確認へ行ったりと、客室へ伺う機会が物凄く多く、それだけでかなり大変だった。

ちなみに、若いお客様は堂々とケータイを片手に部屋から出てきて「これでお願いします」等と言って下さったが、年配客は無言でドアの隙間からケータイだけ出す形だった。ま、熟年不倫とかいろいろ事情があるのでしょう。

ともあれ忙しかった三月も終わり、クーポンの奴隷から解放されていたことに今日気付いた。

次のキャンペーンが始まって忙しくなる前のヒマな間に、フロント女史に付帯業務を教わっておこう。フロントとして、まだまだ知らないことがいっぱい有る。


11:00-18:00 点検25+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+新メニュー入れ+駐車場掃除他

今日は、朝フロントの掛け持ちさんと私の勤務だったが、掛け持ちさんが欠勤して大型さん(30代前半・170センチ超)がヘルプで出勤してくれた。

ドリンクの補充をしようと、超ベテランメイク女史とロザンナさんがベッドメイク中の部屋へ入ったら、昨日から異動してきた社長の親戚の社員さんがベッドメイク研修をしていた。

知的で爽やかな方で、ご挨拶をしてウットリしていたら、同い年のロザンナさんに「既婚者だから狙ってもダメだよ(笑)それにうちらより年下だし」と茶化された。や、でも私、年下大好きですから♪って、そういう問題じゃないけど。

来期のシフト表が出来ていたのですぐ確認すると、有り難いことに土日はフロントが四人体制になっていて、フロントの誰かが休みの日はメイク女史がフロントに入って下さるようになっていた。

私は感激したが、今まで朝フロントや朝昼フロントが多かった大型さんは、来シフトは全て昼フロントになっていることに動揺し、「だって昼フロントは大変だもん。昼間だけどもっと時給高くていいと思うもん!」と拗ねていた。

大型さんに「みかやんはよくやってるわ。いくら長く昼メイクをやってたからって、みかやん以外の人に昼フロントは勤まらないと思うもん。みかやんだから出来るんだよ。凄いわ」と褒められたみたいで、照れた私が「こんな年寄りなのにね」と言うと、大型さんも「そこまで言ってない」と言って二人で大笑いした。

大型さんたらどうしちゃったの?という感じだが、やはり嬉しくて、大型さんが昼休みの間に頑張って仕事をしたら、大型さんが昼休みを終えた頃にはすっかりヒマになった。

休憩室から出てきた大型さんが「そうそう!昨日ね、すんごいお客さんが居たんだよ!」と興奮していた。

大型さん「昨日、最上階へ行ったら廊下にやたらとあえぎ声が響いていて、何事?と思ったら、玄関でやっちゃってるのさ!」

みかやん「ドア一枚隔てただけの所で?そりゃ響くよね」

大型さん「ドアつか、曇りガラスの格子戸に手をついて立ちバッグでやってるもんだから、シルエットは丸見えだし、声は筒抜けだったんだから!」

みかやん「ええーっ!それじゃ廊下目がけてあえいでたようなもんでしょ?しかも曇りガラスだし、見てくれ!と言わんばかりじゃないの?」

大型さん「そうなのさ!フロント女史が通りかかった時は、かなり曇りガラスに近づいてたから、ガラスの向こうでオッパイがユサユサ揺れてたのまで見えたって」

みかやん「ひえーっ!そんなに近づいてたなら、そのお客さん達からも廊下を歩くうちらや他のお客さんの姿が見えたって事で、当然そのお客さん達も自分らが見えてるって分かるよね?」

大型さん「絶対分かっててやってたと思う。そのお客さんが帰った後、セットに入ってアンケート用紙を見たら”お部屋がとても気に入って三回も頑張ってしまいました。また来ます”って書いてたさ」

みかやん「うわ〜見たかったかも?見られる事や聞かれる事に味をしめたなら、また来てくれるよね♪」

大型さんが興奮してただけあって、確かにすんごいお客さんだったようだ。

私達はある程度こういう事に慣れてはいるけど、その光景を目の当たりにした他のお客様はどう思ったんだろう?部屋へ入ろうとして現場を通りかかり、負けちゃいられない!と急いで入室しただろうか?

その後もヒマ気味で、私は駐車場掃除をし、昼メイクさん達は廊下掃除をし、昼メイクさん達はそのまま17時で早帰りになった。

メイクさん達が帰ってから女子社員さんから電話が来て、浴室にローションマットが置いてない部屋に入ったお客様が「どうしてもマットを使いたい」との事で、隣の部屋からマットを貸し出ししたが、お帰りになったので、その部屋から隣の部屋へマットを戻してほしいとの事。

シングルベッドと同じくらいの大きさのマットを私一人で?と思ったら「あ、夜メイクさん達が来たらお願いしますね」とのことで免れた。

お陰様でその後はセットと片付けのみになり、フロントになって初の5連チャン初日がラクで助かった。

玄関で立ちバックのお客様、是非また来て下さい(笑)。


※3月30日の日記です。

11:00-18:00 点検34+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+回収他

今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と私の勤務だったが、なんと掛け持ちさんが無断欠勤をしたそうで、超ベテランメイク女史が朝フロントをして下さった。

私が出動したのと同時に4P部屋が空いた。またいつもの”パーティー状態”かも知れない。あんな所へメイク女史を行かせるわけにはいかないので、大急ぎで4P部屋へセットに入ると、珍しく綺麗に片付いていてラッキーだった。

ところが、午前中は泊まり明けの部屋が多く、どの部屋もゴミの山でセットが難航した。以前は大荒れに荒れた部屋はホスト君の担当だったが、私がホスト君の後を引き継いでしまったかも知れない。

おまけに朝からデリヘル嬢が多く、廊下をウロウロしているので、部屋から部屋への移動も困難だった。

何とか一段落つけて作業室へ降りると、既にメイク女史が大量のセットバッグをエレベーターへ積み込もうとしている所だった。慌てて「私がやりますからっ!」と制止するも、メイク女史は「みかやんはいつも大変なんだから、今日は少しラクして。休んでてよ」と、微笑んで下さった。

メイク女史ったら、そんなことを言って私を泣かせようとして…。そんな事を言われたら「惚れてまうやろーっ!(Wエンジン)」だから(感涙)。

休んでいるワケにもいかず、その間にコンテナ移動を済ませ、リネン屋さんを迎え撃った。ダスター上げは昼休み明けのメイク女史と一緒にしたが、仕事の早いメイク女史とだと一瞬で済んでしまって感動した。

無断欠勤した掛け持ちさんから連絡が入り、掛け持ちさんはゲーリーとゲ□で病院で点滴中で連絡が取れなかったそうだ。

昼休みに入ると、休憩室に昼メイクの近所さんとSさんが居て、久しぶりに誰の目もはばからず三人で談笑した。15分程度だったが楽しいひとときだった。メイク女史が16時まで30分残業して下さったので、お陰様で私は16時までのんびり休憩出来て有り難かった。

16時に出動して、社員さんの指示通り××8号室へケータイの充電器をお届けに行ったが、鍵が開いてなかった。オートロックなので階下で社員さんが鍵を開けてくれない限りどうにもならない。電話をして解錠して貰ったが、驚いたことにお客様には「頼んでません!(怒)」と言われてしまった。

何が困るって鍵の開け忘れが一番困る。誰とは言えないが、その社員さんは鍵の開け忘れが多くて、一日に二度三度なんか当たり前で、今日は部屋番号まで間違えて…ベテランなのに有り得ない!大失態でしょうに。

重〜いルームサービスをエレベーターホールから一番遠い部屋へ届けた時に限って鍵が開いてなくて、食べる物を床に置くのも気が引けるので、重いトレイを持ったままエレベーターホールへ戻り「鍵を開けて下さい」と電話して、また戻る…とかホントに勘弁してほしい。

鍵が開いてないだけで不機嫌になるお客様も居て、こないだも「開かねぇぞコラッ!」とドアを蹴られたばかりで、私は「申し訳ありません。大変失礼しました」と平謝りだった。こんなことをしていたら、いつか大きなクレームになるのでは?と、とても不安だ。

場所が場所なんだから…お客様が部屋で盛り上がりに盛り上がっていて発射寸前!という時に「ピンポン」ってチャイムがなって、頼んでもいない物が届けられたりしたら、どうすんの?怒られるでしょ、普通に。もっと緊張感があってもいいんじゃないの?…と私は思うんだけどさ。

露骨にイヤな顔をされたり直接怒られるのは、いつも私達バイトフロントだ。凹むよ、全く。こうも鍵の開け忘れが多いと、ひょっとして嫌がらせ?と思うもの。

折角さっきまで、メイク女史の大活躍のお陰で感謝の嬉しい気持ちでいっぱいだったのに、暗〜く重〜い気分で仕事を締め括るのは私もイヤだ。せめて平常心で帰りたい。

こんな時は目の前の仕事に集中するしかない。黙々と仕事をして、最後にセットに入ると、その部屋はとても綺麗なままで、使われた形跡が殆ど無く、ベッドに腰掛けた程度だったので、ベッドを剥がしただけでセットが終わった。心の中で「お客さん、ありがとう」と呟いて、作業室へ降りた。


※3月29日の日記です。

11:00-18:00 点検29+セット+メイク手伝い+ルームサービス他

今日は、朝フロントのフロント女史(30代後半・超ベテラン)と、昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と私の勤務。

11時の退室ラッシュが終わりきらないうちに、12時からフロント女史が昼休みに入って、上の階には大型さんと私の二人。売り部屋が少ないので、セットや点検に追われて作業室へは降りられず、結果的にセットバッグやコンテナは手付かずのまま放置してしまう形になった。

13時過ぎにはリネン屋さんが来るので、その前に作業室のセットバッグを運び終え、コンテナ移動も済ませておきたかった気持ちはやまやまだが、どうにもならなかった。

結局、13時に昼休みを終えたフロント女史が決死の覚悟で、大量のセットバッグやコンテナやダスターと一人で戦って下さったが、さすがのフロント女史も「やっぱり日曜にフロント三人じゃ無理だわ」と呟いた。忙しい時は4人でも無理だもの…仕方ない。

ベッドメイク部隊が5隊でフル稼働の中、セット部屋が無くて必死でセットをしている間も、社員さんからは容赦なくルームサービスや回収の連絡が入り、全くセットが捗らず、フロント最強のツートップも「下で三人で遊んでるなら、回収ぐらい行ってくれや!」とキレる始末。

本当にもうどうしようもない。本当にいっぱいいっぱいで必死でセットをしていてもセットがまるで追いついていない状況で、尚かつ売り部屋も少ないのに、社員さんはまだ余裕が有ると判断するからルーサや回収の連絡が入る上、ゴミやセットバッグも放置なんだろう。

走り回っている途中で会った大型さんが、擦れ違いざまに「ホントに過労死しそう!」と叫び、私も「ホントだわ!」と叫び返した。先週の日曜は支配人の指示の元、全員が全力で働いたが、今日は違う。こうなると被害者的な気持ちが湧いてきて、腹も立つし悲しくなる。

先週の日曜は、あんなに清々しく晴れがましいような気持ちで帰れただけに、残念でならない。

しかし今日も私達は出来る限りのことはした。後の状況判断は社員さんに任せるしかない。セット部屋が無くても売り部屋が無くても、私達にはこれ以上どうすることもできない。ただ黙々と必死で働くだけだ。

ようやく帰る時間になってクタクタで作業室へ降りると、元・朝メイクさんが食器洗いをしていて下さり、元・朝メイクさんの指示で昼メイクの新人さんがセットバッグを片付けてくれていた(感涙)。

遅れて作業室へ来た大型さんに、その事を知らせると「それは”すみま、すみませんでした、すみま!”だわ(ハイキングウォーキング)」と言い、私も「”手をついて謝ります”って壁に手をついて偉そうに謝るんでしょ」と言ったが、壁に手をついて謝るのは、どの芸人のネタだったか大型さんも私も思い出せずに苦しんだ(笑)。

途中まで大型さんと近所さんと三人で帰った。近所さんの話だと、昼メイクでは珍しく誰も他人の悪口を言わないという不気味な沈黙が続いていたが、最年長が遂に沈黙を破り「昨日、新人と組んだらトロくてイライラして本当に疲れた。アレだら若いのにどうもなんない。ムカつくわ!」と言ったそうだ。始まった!(笑)

それを聞いた私達は「新人さんが若くて可愛いからって、どうせまた妬みでしょ」「新人さんが仕事を覚えたら、ひとっ飛びで追い抜かれるのにね」「老眼で酷い仕事ぶりより全然イイよ」「相変わらず自分を棚に上げて寝言言ってるよね」と、三人で大笑いしながら帰った。


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