ラブホ841日目:予感
2009年3月29日 お仕事※3月28日の日記です。
11:00-18:00 点検20+セット+コンテナ移動+ベッドメイク手伝い+他
今日は、朝昼フロントのフロント女史(30代後半・超ベテラン)と、昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と私の勤務。フロントが三人なので、メイク女史がセットや点検をして下さった。社員さんは先週の土曜と同じ三人だが、メイク女史が居て下されば心強い。
先週の土曜とは違って、今回はメイク女史がバシバシと朝メイクさん達に指示して下さり、ダスター上げも朝メイクの新人・六法君に命じて下さった。社員さん以上に朝メイクさん達を仕切って下さるので、いつも大助かりだ。
朝メイクさん達には、メイク女史の躾けが行き届いていると言うか、朝メイクさん達はベッドメイク以外の事も積極的にやってくれるが、昼メイクさん達は何事もフロント任せ&朝メイク任せで本当に何もしない。元・朝メイクさんと何回か朝メイク経験のある近所さんだけは別だけど…。
私が昼メイクを出てから、昼メイクの悪い噂がガンガン耳に入ってきて、今や「元昼メイク」と名乗ることさえ恥ずかしい感じだ。
売り部屋が少ない時は、少しでも早く売り部屋が出来るようフロント係がベッドメイクを手伝うが、私は極力朝メイクさんの手伝いに入り、今日はずっと陽気なIさんと六法君チームを手伝った。
朝メイクさん達は仕事が早くて綺麗で手伝い甲斐が有る。六法君だって新人とはいえ物凄くレベルが高い。お陰で仕事がサクサク進んで快適だった。
今日は朝からルームサービスの注文が異常に多く、女子社員さんがルームサービス作りにかかりっきりで、その横にはベテラン社員さんがつきっきりだった。こうなると早口氏は電話応対に追われ、動くに動けない。イヤな予感がした。
それとは別に、朝からオヤジ臭のキツい部屋が多くて閉口していた。キツいオヤジ臭の部屋に限って風呂パスだったりして「こんなに臭いのに風呂にも入らないなんて!」と驚くやら、相手をした女性に同情するやら。セットに入ろうと退室待ちをしていた部屋から50代男性が出て来たのを見て、イヤな予感がした。
しかもその男性は”今度の焼きそば弁当は濃い!”のCMに出ているタカトシのような濃い風貌で、「うわ〜キツそう」とドキドキしながらセットに入ったら、部屋じゅう石鹸の爽やかな香りがして幸せな気分になった。イヤな予感が外れて良かった。
ところが昼のイヤな予感は的中して、夕方になって大型さんがブチギレてしまい「ど〜ど〜ど〜」となだめた。
大型さん「もうホント無理!辞めたくなってきた!社員が三人も居るからってフロントを三人にされても、あの三人が何かしてくれたかい?何もかもやってくれたのはメイク女史だよね」
みかやん「今日は、ほら…社員さんはルームサービス作りが大変だったみたいだから(汗)」
大型さん「確かにセットの時の食器下げも大変だったけど、支配人が居たらこんなことにはなってないハズだよ!いくら私でも限界は有るからね!忙し過ぎだわ!」
みかやん「女子社員さんも、もうそろ独り立ちだと思うし。今だけだよ」
今、大型さんに辞められては困るので私も必死だった。それに女子社員さんは、仕事を覚えるのに物凄く貪欲な方で、小さな身体で懸命に働く素晴らしい方だ。ダルマ氏や早口氏が物凄くよく働くのは、ココで支配人の仕事ぶりを見てきたからだと思うから、女子社員さんもきっとそうなる。
ホントに今だけ…今だけだと思うから堪えて下され、大型さん。
更に必死でセットと点検をして、そろそろ作業室へ降りて帰り支度をしようと思ったら、廊下を若い女性が号泣しながら歩いていた。チェンジされたデリヘル嬢さんか、カレシと喧嘩別れした女性か分からないが、私も何だか泣きたい気分だ。
幸い、大型さんはイヤな気分を引きずらない人なので、帰りは爆笑ネタを話してくれて、二人で大笑いしながら帰った。
しかし、明日もフロントが三人、社員さんが三人で今日と同じメンバーで、明日は頼みの綱のメイク女史は朝メイクさんに入る。どうなるやら…だ。
11:00-18:00 点検20+セット+コンテナ移動+ベッドメイク手伝い+他
今日は、朝昼フロントのフロント女史(30代後半・超ベテラン)と、昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と私の勤務。フロントが三人なので、メイク女史がセットや点検をして下さった。社員さんは先週の土曜と同じ三人だが、メイク女史が居て下されば心強い。
先週の土曜とは違って、今回はメイク女史がバシバシと朝メイクさん達に指示して下さり、ダスター上げも朝メイクの新人・六法君に命じて下さった。社員さん以上に朝メイクさん達を仕切って下さるので、いつも大助かりだ。
朝メイクさん達には、メイク女史の躾けが行き届いていると言うか、朝メイクさん達はベッドメイク以外の事も積極的にやってくれるが、昼メイクさん達は何事もフロント任せ&朝メイク任せで本当に何もしない。元・朝メイクさんと何回か朝メイク経験のある近所さんだけは別だけど…。
私が昼メイクを出てから、昼メイクの悪い噂がガンガン耳に入ってきて、今や「元昼メイク」と名乗ることさえ恥ずかしい感じだ。
売り部屋が少ない時は、少しでも早く売り部屋が出来るようフロント係がベッドメイクを手伝うが、私は極力朝メイクさんの手伝いに入り、今日はずっと陽気なIさんと六法君チームを手伝った。
朝メイクさん達は仕事が早くて綺麗で手伝い甲斐が有る。六法君だって新人とはいえ物凄くレベルが高い。お陰で仕事がサクサク進んで快適だった。
今日は朝からルームサービスの注文が異常に多く、女子社員さんがルームサービス作りにかかりっきりで、その横にはベテラン社員さんがつきっきりだった。こうなると早口氏は電話応対に追われ、動くに動けない。イヤな予感がした。
それとは別に、朝からオヤジ臭のキツい部屋が多くて閉口していた。キツいオヤジ臭の部屋に限って風呂パスだったりして「こんなに臭いのに風呂にも入らないなんて!」と驚くやら、相手をした女性に同情するやら。セットに入ろうと退室待ちをしていた部屋から50代男性が出て来たのを見て、イヤな予感がした。
しかもその男性は”今度の焼きそば弁当は濃い!”のCMに出ているタカトシのような濃い風貌で、「うわ〜キツそう」とドキドキしながらセットに入ったら、部屋じゅう石鹸の爽やかな香りがして幸せな気分になった。イヤな予感が外れて良かった。
ところが昼のイヤな予感は的中して、夕方になって大型さんがブチギレてしまい「ど〜ど〜ど〜」となだめた。
大型さん「もうホント無理!辞めたくなってきた!社員が三人も居るからってフロントを三人にされても、あの三人が何かしてくれたかい?何もかもやってくれたのはメイク女史だよね」
みかやん「今日は、ほら…社員さんはルームサービス作りが大変だったみたいだから(汗)」
大型さん「確かにセットの時の食器下げも大変だったけど、支配人が居たらこんなことにはなってないハズだよ!いくら私でも限界は有るからね!忙し過ぎだわ!」
みかやん「女子社員さんも、もうそろ独り立ちだと思うし。今だけだよ」
今、大型さんに辞められては困るので私も必死だった。それに女子社員さんは、仕事を覚えるのに物凄く貪欲な方で、小さな身体で懸命に働く素晴らしい方だ。ダルマ氏や早口氏が物凄くよく働くのは、ココで支配人の仕事ぶりを見てきたからだと思うから、女子社員さんもきっとそうなる。
ホントに今だけ…今だけだと思うから堪えて下され、大型さん。
更に必死でセットと点検をして、そろそろ作業室へ降りて帰り支度をしようと思ったら、廊下を若い女性が号泣しながら歩いていた。チェンジされたデリヘル嬢さんか、カレシと喧嘩別れした女性か分からないが、私も何だか泣きたい気分だ。
幸い、大型さんはイヤな気分を引きずらない人なので、帰りは爆笑ネタを話してくれて、二人で大笑いしながら帰った。
しかし、明日もフロントが三人、社員さんが三人で今日と同じメンバーで、明日は頼みの綱のメイク女史は朝メイクさんに入る。どうなるやら…だ。
ラブホ840日目:戦後の人達
2009年3月27日 お仕事※3月26日の日記です。
11:00-18:00 点検39+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+セットバッグ上げ他
今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と私の勤務。私は元々休みだったが、新人さんが退職した為に出番になった。出番が増えたのは有り難いが…。
昨日の夕方から異常にお客さんが入った為か宿泊明けの部屋が多く、メイクさん達が4隊揃ってクイックメイクをしたので、12時半まで点検地獄だった。13時にはリネン屋さんが来るので、大慌てでセットバッグを片付け、コンテナ移動をしてやれやれだ。
13時に掛け持ちさんが昼休みを終えた頃には、リネン屋さんが来ていたが、哀しいことに今日も逃げられた。本当は掛け持ちさんと新人さんが出番だった日なのに、酷い。
結局一人でリネンとダスターを片付けて、ようやくセットや点検を始めると、露天の循環風呂がココナッツミルクの香りになっていた。私が知っているだけで三回目なので同一犯の仕業なのだろう。
循環風呂の入口には”入浴剤の使用はご遠慮下さい”と書いてあるので、犯人は非識字者か外国人か”遠慮”を知らない人なんだろう。お風呂がココナッツミルクの香りって、かなり不気味なんですけど。
その部屋を売り止めにして廊下へ出ると、60代のチビでデブのオッサンと、60代のデブのオバサン二人が、暑苦しい感じで三人並んで歩いてきて、下品な笑い声を発しながら安くて狭い部屋へ入っていった。デブの年寄り三人が、狭い部屋の中でどうなるか?と想像すれば、それはもう地獄絵図だ。
…や、書き間違えた。相手はお客様だ。
70歳近い恰幅のいい男性と、60代のふくよかな女性二人が、仲良く三人並んで歩いてきて、楽しそうに笑いながら狭い部屋へ入っていったが、その部屋がどれほど狭いかご存じだろうか?お三方とも体格がご立派でご高齢でらっしゃるので、手狭な部屋でお怪我召されるのでは?と私は心配で…って嘘くさい(汗)。
戦後の昭和を生き抜いた人達は逞しくて、心配には及ばないのだろう。
昼休みを終えて何気に出動したら、各階のエレベーター前にセットバッグが山積みになっていて驚き、すぐさま社員さんへ確認に戻った。何という嫌がらせ、いったい誰が?
社員さんは涼しい顔で「16時から僕とみかやんと二人しか居ないんで、セットバッグを上げておいた方が良いと思って、掛け持ちさんと二人でやったんですが、上げない方が良かったですか?」と仰ったので「はい!」と即答した。これから一人で退室ラッシュを迎える私に何てことを!と本気で驚いた。
二人でセットバッグを上げたなら、責任を持って片付けてほしかったわよ。とんでもない量の仕事を増やされて目眩がした。
社員さんは来シフトの件で、フロントの人数が少ないので出番が増える事と、4月1日から社長の親戚の社員さんが来るので、フロントにはもう新人を入れないと説明した後、作りかけのシフト表を見せて下さった。
みかやん「土日にフロントが三人ってことは無いですよね?」
社員さん「大丈夫ですよ。4人体制です。三人だとキツいですか?」
みかやん「はい。こないだの土曜日みたいな感じだと死んでしまいます」
社員さん「え?こないだの土曜日って何かありましたっけ?」
その日はあなたが何も動かず何の指示も出さないので、私達オバフロント三名は死にかけましたわよ!という言葉を飲み込み、再び本気で驚いた。
退室ラッシュの中、セットや点検や回収の行き帰りにセットバッグを運び、帰る時間ギリギリまでかかって、ようやくセットバッグを運び終えて死ぬ目に遭った。もう、何してくれちゃってんの(泣)という感じ。
帰りに近所さんが「昼メイクの最年長は、いつまでココに居座る気なんでしょう?こないだの金土日も最悪で、とっくに引退の時期を過ぎてると思うんですけど〜?」とボヤいていた。
その方も戦後の昭和を生き抜いてきた方なので気持ちが逞しくて、生涯現役のおつもりなのでしょう。引き際はご自分で見定めてほしいものですが、あの方はご自分の酷い仕事ぶりが老眼で見えてませんから。
久しぶりに萎え萎えの一日だった。早く帰宅して厄落としも兼ねてじっくりとお風呂に浸かりたい。長く生きてるとこんな日も有るか。
11:00-18:00 点検39+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+セットバッグ上げ他
今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と私の勤務。私は元々休みだったが、新人さんが退職した為に出番になった。出番が増えたのは有り難いが…。
昨日の夕方から異常にお客さんが入った為か宿泊明けの部屋が多く、メイクさん達が4隊揃ってクイックメイクをしたので、12時半まで点検地獄だった。13時にはリネン屋さんが来るので、大慌てでセットバッグを片付け、コンテナ移動をしてやれやれだ。
13時に掛け持ちさんが昼休みを終えた頃には、リネン屋さんが来ていたが、哀しいことに今日も逃げられた。本当は掛け持ちさんと新人さんが出番だった日なのに、酷い。
結局一人でリネンとダスターを片付けて、ようやくセットや点検を始めると、露天の循環風呂がココナッツミルクの香りになっていた。私が知っているだけで三回目なので同一犯の仕業なのだろう。
循環風呂の入口には”入浴剤の使用はご遠慮下さい”と書いてあるので、犯人は非識字者か外国人か”遠慮”を知らない人なんだろう。お風呂がココナッツミルクの香りって、かなり不気味なんですけど。
その部屋を売り止めにして廊下へ出ると、60代のチビでデブのオッサンと、60代のデブのオバサン二人が、暑苦しい感じで三人並んで歩いてきて、下品な笑い声を発しながら安くて狭い部屋へ入っていった。デブの年寄り三人が、狭い部屋の中でどうなるか?と想像すれば、それはもう地獄絵図だ。
…や、書き間違えた。相手はお客様だ。
70歳近い恰幅のいい男性と、60代のふくよかな女性二人が、仲良く三人並んで歩いてきて、楽しそうに笑いながら狭い部屋へ入っていったが、その部屋がどれほど狭いかご存じだろうか?お三方とも体格がご立派でご高齢でらっしゃるので、手狭な部屋でお怪我召されるのでは?と私は心配で…って嘘くさい(汗)。
戦後の昭和を生き抜いた人達は逞しくて、心配には及ばないのだろう。
昼休みを終えて何気に出動したら、各階のエレベーター前にセットバッグが山積みになっていて驚き、すぐさま社員さんへ確認に戻った。何という嫌がらせ、いったい誰が?
社員さんは涼しい顔で「16時から僕とみかやんと二人しか居ないんで、セットバッグを上げておいた方が良いと思って、掛け持ちさんと二人でやったんですが、上げない方が良かったですか?」と仰ったので「はい!」と即答した。これから一人で退室ラッシュを迎える私に何てことを!と本気で驚いた。
二人でセットバッグを上げたなら、責任を持って片付けてほしかったわよ。とんでもない量の仕事を増やされて目眩がした。
社員さんは来シフトの件で、フロントの人数が少ないので出番が増える事と、4月1日から社長の親戚の社員さんが来るので、フロントにはもう新人を入れないと説明した後、作りかけのシフト表を見せて下さった。
みかやん「土日にフロントが三人ってことは無いですよね?」
社員さん「大丈夫ですよ。4人体制です。三人だとキツいですか?」
みかやん「はい。こないだの土曜日みたいな感じだと死んでしまいます」
社員さん「え?こないだの土曜日って何かありましたっけ?」
その日はあなたが何も動かず何の指示も出さないので、私達オバフロント三名は死にかけましたわよ!という言葉を飲み込み、再び本気で驚いた。
退室ラッシュの中、セットや点検や回収の行き帰りにセットバッグを運び、帰る時間ギリギリまでかかって、ようやくセットバッグを運び終えて死ぬ目に遭った。もう、何してくれちゃってんの(泣)という感じ。
帰りに近所さんが「昼メイクの最年長は、いつまでココに居座る気なんでしょう?こないだの金土日も最悪で、とっくに引退の時期を過ぎてると思うんですけど〜?」とボヤいていた。
その方も戦後の昭和を生き抜いてきた方なので気持ちが逞しくて、生涯現役のおつもりなのでしょう。引き際はご自分で見定めてほしいものですが、あの方はご自分の酷い仕事ぶりが老眼で見えてませんから。
久しぶりに萎え萎えの一日だった。早く帰宅して厄落としも兼ねてじっくりとお風呂に浸かりたい。長く生きてるとこんな日も有るか。
ラブホ839日目:鷹パンツ
2009年3月25日 お仕事
11:00-18:00 点検27+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+回収他
今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と、私の勤務。週末に欠勤した病み上がりの掛け持ちさんは、マスクをして咳をしていてヤバめな感じ。今日も休めば良かったのに。
出動前、支配人から「フロントの新人さんが退職したのでシフトが変わります」と知らされた。キツい冗談を言われる予感がしたので先に「新人さんとは1回しか会ってないのに残念です」と言うと、やはり「その1回で何か(イジメ等)やったんでしょ(笑)」と言われた。
支配人に茶化されることに慣れていないので、笑っていても顔が引きつったが、ココは茶化されてナンボだし、支配人も精一杯の親しみを込めて言って下さったんだろう。次回は「支配人のセクハラだと思います(笑)」と軽口の一つも返せるようになろう。
支配人はお若くても支配人でありながら、年上の部下に物凄く気を遣われる方だ。それはもうこちらが切なくなる程で、そんなことに神経を磨り減らさずに、年上だろうが先輩だろうが部下は部下という一括りで見てほしいし、その方が私達もラクだったりするのにね。
掛け持ちさんが4P部屋以外をセットしていたので、今日も私が4P部屋のセットへ行ったら、今日も今日とてパーティー状態で、やたらとバスローブやバスタオルが散乱してると思ったら、リネン類が追加されていたようだ。
4Pではなく、5Pか6Pでお戯れだったよう。ゴミの量もハンパなくて、4P部屋とエレベーターホールを三往復して、ようやくセットを終えた。
作業室へ降りると、掛け持ちさんがルームサービスと貸し出し品と煙草を届けようとしていた。ふと見たら、トレイにタンメンみたいなのが3つ乗って重そうだし、煙草代の受け渡しも有るし、私も同行することにした。
行ってみると4P部屋ではなく、普通の部屋に男性1人と女性が二人だったようで、掛け持ちさんは「男1人に女が二人ってどーゆーこと?考えられない!最近の人達ってどうなってるの?世の中、間違ってる!」と大騒ぎだった。
私はトレイにタンメンが3つの時点で3Pだと思ったけど…。こういう所で働いていながら、今更そんなオカタイ事を言われてもねぇ。だから4P部屋のセットにも行きたがらないんだろうか?「4Pだなんて!世の中、間違ってる!」と思ってるのかなぁ?
今日も昨日と同様に届いたリネン類が超少なかったので、いつもどおり一人で作業しましょ…と思ったら、掛け持ちさんがダスター上げを少々手伝ってくれて感動したが、その間に、客数が朝の6倍にも激増していて驚いた。掛け持ちさんが帰って、私一人になってから忙しくなるパターンだ。
ゲンナリしながら昼休みに入ると、メイク女史に「みんなから集めたお金で、異動する早口氏に記念品を買ったから見てみて♪」と言われ、様々な靴下やボクサーパンツを見ていると、加藤鷹コレクションのパンツ(画像参照)が紛れていた。
しかも、画像右の穴あきビキニのショッキングピンクだったので、急にテンションが上がってしまい「コレは是非、早口氏にはいた姿を披露して貰いたいですよね!穴から出して貰えると、どんな感じか分かり易いですよね!うひゃひゃ」と、はしゃぎ過ぎてしまった。
おまけに、メイク女史ともあろうお方が加藤鷹氏をどんな人物かご存じないまま、ドンキホーテで普通にお買い上げになったそうで(笑)ビックリした。
楽しかった昼休みを終え、モニターを見て厳しい現実と直面した。売り部屋が8部屋しかない。売り部屋が10を切るとかなりピンチだ。すぐに支配人から「売り部屋が無いので点検を中心に回って下さい」と指示が有り、何者かがセットをしてくれているようだった。
点検に走り回っていると、セットをしていたのは支配人だった。夜フロントさんが欠勤のため、学生の男の子一人しか来ないとの事で、支配人自ら凄い勢いでセットをして下さっていた。どうりでモニター上でセット部屋が恐ろしい早さで増えていくハズ。
平日で朝からヒマと思っていても、このように突発的に忙しくなることもあるから怖い。水曜日も侮れない。
私が帰る頃、タンメンの3Pの人達が帰っていった。女王様のような女性二人と、大正時代の公務員のような実直そうな30代男性が印象的だった。
今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と、私の勤務。週末に欠勤した病み上がりの掛け持ちさんは、マスクをして咳をしていてヤバめな感じ。今日も休めば良かったのに。
出動前、支配人から「フロントの新人さんが退職したのでシフトが変わります」と知らされた。キツい冗談を言われる予感がしたので先に「新人さんとは1回しか会ってないのに残念です」と言うと、やはり「その1回で何か(イジメ等)やったんでしょ(笑)」と言われた。
支配人に茶化されることに慣れていないので、笑っていても顔が引きつったが、ココは茶化されてナンボだし、支配人も精一杯の親しみを込めて言って下さったんだろう。次回は「支配人のセクハラだと思います(笑)」と軽口の一つも返せるようになろう。
支配人はお若くても支配人でありながら、年上の部下に物凄く気を遣われる方だ。それはもうこちらが切なくなる程で、そんなことに神経を磨り減らさずに、年上だろうが先輩だろうが部下は部下という一括りで見てほしいし、その方が私達もラクだったりするのにね。
掛け持ちさんが4P部屋以外をセットしていたので、今日も私が4P部屋のセットへ行ったら、今日も今日とてパーティー状態で、やたらとバスローブやバスタオルが散乱してると思ったら、リネン類が追加されていたようだ。
4Pではなく、5Pか6Pでお戯れだったよう。ゴミの量もハンパなくて、4P部屋とエレベーターホールを三往復して、ようやくセットを終えた。
作業室へ降りると、掛け持ちさんがルームサービスと貸し出し品と煙草を届けようとしていた。ふと見たら、トレイにタンメンみたいなのが3つ乗って重そうだし、煙草代の受け渡しも有るし、私も同行することにした。
行ってみると4P部屋ではなく、普通の部屋に男性1人と女性が二人だったようで、掛け持ちさんは「男1人に女が二人ってどーゆーこと?考えられない!最近の人達ってどうなってるの?世の中、間違ってる!」と大騒ぎだった。
私はトレイにタンメンが3つの時点で3Pだと思ったけど…。こういう所で働いていながら、今更そんなオカタイ事を言われてもねぇ。だから4P部屋のセットにも行きたがらないんだろうか?「4Pだなんて!世の中、間違ってる!」と思ってるのかなぁ?
今日も昨日と同様に届いたリネン類が超少なかったので、いつもどおり一人で作業しましょ…と思ったら、掛け持ちさんがダスター上げを少々手伝ってくれて感動したが、その間に、客数が朝の6倍にも激増していて驚いた。掛け持ちさんが帰って、私一人になってから忙しくなるパターンだ。
ゲンナリしながら昼休みに入ると、メイク女史に「みんなから集めたお金で、異動する早口氏に記念品を買ったから見てみて♪」と言われ、様々な靴下やボクサーパンツを見ていると、加藤鷹コレクションのパンツ(画像参照)が紛れていた。
しかも、画像右の穴あきビキニのショッキングピンクだったので、急にテンションが上がってしまい「コレは是非、早口氏にはいた姿を披露して貰いたいですよね!穴から出して貰えると、どんな感じか分かり易いですよね!うひゃひゃ」と、はしゃぎ過ぎてしまった。
おまけに、メイク女史ともあろうお方が加藤鷹氏をどんな人物かご存じないまま、ドンキホーテで普通にお買い上げになったそうで(笑)ビックリした。
楽しかった昼休みを終え、モニターを見て厳しい現実と直面した。売り部屋が8部屋しかない。売り部屋が10を切るとかなりピンチだ。すぐに支配人から「売り部屋が無いので点検を中心に回って下さい」と指示が有り、何者かがセットをしてくれているようだった。
点検に走り回っていると、セットをしていたのは支配人だった。夜フロントさんが欠勤のため、学生の男の子一人しか来ないとの事で、支配人自ら凄い勢いでセットをして下さっていた。どうりでモニター上でセット部屋が恐ろしい早さで増えていくハズ。
平日で朝からヒマと思っていても、このように突発的に忙しくなることもあるから怖い。水曜日も侮れない。
私が帰る頃、タンメンの3Pの人達が帰っていった。女王様のような女性二人と、大正時代の公務員のような実直そうな30代男性が印象的だった。
ラブホ838日目:50代男性
2009年3月24日 お仕事11:00-18:00 点検30+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+ベッド組み+ボトム交換+ショップカード設置他
今日は、朝フロントのフロント女史(30代後半・超ベテラン)と、昼フロントの私の勤務。お陰様でフロント女史とペアの日は、私が出動する頃にはセットや点検や作業室や様々なことがすっかり片付いているので、午前中は余裕で仕事が進められる上、コンテナ移動の細かいこと等も教えて貰えて、とても有り難い。
支配人のお話だと、今日到着分のリネンやダスターも少ないそうなので非常にラッキーだが、先週の三連休は売り上げ的には苦戦したそうなので、手放しで喜ぶわけにはいかなかった。
フロントが三人しかいなくて忙しい思いをしたのに、売り上げが伸び悩んでガッカリ。日曜はともかく、支配人がお休みだった土曜は、売り逃しもあったかも知れない。
フロント女史と、少ないリネンやダスターを二人で片付け、最上階の怖い部屋は二人で点検して、二人でボトム(ベッドの分厚いマットのカバー)交換やベッド組みをした。二人で作業をすると、関取さんを思い出す。関取さん…深夜フロントでも元気で頑張ってるかなぁ…。
関取さんは、フロント女史に仕事を仕込まれてから、見違えるほど仕事が出来るようになり、仕事も一生懸命にするようになった。私も今こうして再びフロント女史に仕事を教えて貰えて、とても恵まれている。掛け持ちさんもフロント女史に仕込んで貰えればいいのに…。
フロント女史は3月13日から復帰したが、掛け持ちさんとはまだ一度も会ってないそうだ。朝フロント同士だと、平日に朝フロントが二人ということは無いので、土日にしか会えない。
掛け持ちさんは忙しい12月に入った為か、きっちりと仕事を仕込まれることも無く独り立ちさせられ、フロント女史とは擦れ違いの勤務。そう考えたら、掛け持ちさんって気の毒な人だ。
コスプレのコスチュームを回収に行くと、50代男性が私のイチオシの”クラブドレス”を持って出てきて「ありがとう!良かったわぁ〜」としみじみとしていた。「でしょう!クラブドレスはセクシーだよね!」等と言うわけにもいかず、微笑みながら頷いた。
続いて、クレジットカード精算のお客様へサインを頂きに伺い、50代男性が玄関でサインをしていると、部屋から「ねぇ〜まぁだぁ〜?」「早く来てぇ〜ん」と若い女性の艶めかしい声が聞こえてきて、男性は物凄く嬉しそうに照れていた。頂いたサインの文字も心なしか震えている感じ(笑)。
こないだまでは50代の男性客は、えげつない笑いを浮かべたり、得意気な表情を浮かべたりと、寒〜くてイヤラシイオッサンばかりだったが、今日の50代男性は何だか可愛らしいようなオジサマばかりだ。
それにしても50代の男性客が多い。私的には”男盛り”って30後半〜40代だと思っていたけど、50代もまだまだ男盛りなのね。
ヒマ気味だったので、朝メイクさん1隊が15時で早帰り、朝メイクさんのもう1隊が15時半で帰り、フロント女史は16時で帰り、昼メイクさんは2隊とも17時で早帰りになり、館内をウロウロしているのは私だけ(寂)。
メイクさん達が帰って点検する部屋も無いので、せっせとセットをしていると、50代の男性が二人で廊下の奥の部屋へ入って行くのが見えた。業者さん…だよね?部屋の内装工事とか下見とか…だよね?でも今日、工事って入ってたっけ?聞いてないよ!
念のためにモニターを確認すると、廊下の奥の方で”売り止め”になっている部屋は無く、普通にお客様が”休憩”で入室されている部屋ばかりだ。ということは…50代のゲイカップル!?初めて見たかも。見たことは有っても記憶から消去したかも。
正面で会ってたら、業者さんだと思って「お疲れ様です」って挨拶するとこだよ。紛らわしいんで、業者さんは”関係者”とか”工事”と書いた腕章でもしてほしいものだわ。
若めの男同士カップルはたまに見かけるし、ついこないだも20代の杉浦太陽君似の男の子と多毛症の疑いがある30代男性や、その前は20代のラブラブな男同士を見たけど、50代の男同士って…。やっぱり初めてかも。
ま、50代男性もいろいろですわ…ね。ホントにいろいろ、エロエロ。
人生いろいろ、男もいろいろ、男だってエーロエロ咲き乱れるのー♪(島倉千代子・古っ)。
今日は、朝フロントのフロント女史(30代後半・超ベテラン)と、昼フロントの私の勤務。お陰様でフロント女史とペアの日は、私が出動する頃にはセットや点検や作業室や様々なことがすっかり片付いているので、午前中は余裕で仕事が進められる上、コンテナ移動の細かいこと等も教えて貰えて、とても有り難い。
支配人のお話だと、今日到着分のリネンやダスターも少ないそうなので非常にラッキーだが、先週の三連休は売り上げ的には苦戦したそうなので、手放しで喜ぶわけにはいかなかった。
フロントが三人しかいなくて忙しい思いをしたのに、売り上げが伸び悩んでガッカリ。日曜はともかく、支配人がお休みだった土曜は、売り逃しもあったかも知れない。
フロント女史と、少ないリネンやダスターを二人で片付け、最上階の怖い部屋は二人で点検して、二人でボトム(ベッドの分厚いマットのカバー)交換やベッド組みをした。二人で作業をすると、関取さんを思い出す。関取さん…深夜フロントでも元気で頑張ってるかなぁ…。
関取さんは、フロント女史に仕事を仕込まれてから、見違えるほど仕事が出来るようになり、仕事も一生懸命にするようになった。私も今こうして再びフロント女史に仕事を教えて貰えて、とても恵まれている。掛け持ちさんもフロント女史に仕込んで貰えればいいのに…。
フロント女史は3月13日から復帰したが、掛け持ちさんとはまだ一度も会ってないそうだ。朝フロント同士だと、平日に朝フロントが二人ということは無いので、土日にしか会えない。
掛け持ちさんは忙しい12月に入った為か、きっちりと仕事を仕込まれることも無く独り立ちさせられ、フロント女史とは擦れ違いの勤務。そう考えたら、掛け持ちさんって気の毒な人だ。
コスプレのコスチュームを回収に行くと、50代男性が私のイチオシの”クラブドレス”を持って出てきて「ありがとう!良かったわぁ〜」としみじみとしていた。「でしょう!クラブドレスはセクシーだよね!」等と言うわけにもいかず、微笑みながら頷いた。
続いて、クレジットカード精算のお客様へサインを頂きに伺い、50代男性が玄関でサインをしていると、部屋から「ねぇ〜まぁだぁ〜?」「早く来てぇ〜ん」と若い女性の艶めかしい声が聞こえてきて、男性は物凄く嬉しそうに照れていた。頂いたサインの文字も心なしか震えている感じ(笑)。
こないだまでは50代の男性客は、えげつない笑いを浮かべたり、得意気な表情を浮かべたりと、寒〜くてイヤラシイオッサンばかりだったが、今日の50代男性は何だか可愛らしいようなオジサマばかりだ。
それにしても50代の男性客が多い。私的には”男盛り”って30後半〜40代だと思っていたけど、50代もまだまだ男盛りなのね。
ヒマ気味だったので、朝メイクさん1隊が15時で早帰り、朝メイクさんのもう1隊が15時半で帰り、フロント女史は16時で帰り、昼メイクさんは2隊とも17時で早帰りになり、館内をウロウロしているのは私だけ(寂)。
メイクさん達が帰って点検する部屋も無いので、せっせとセットをしていると、50代の男性が二人で廊下の奥の部屋へ入って行くのが見えた。業者さん…だよね?部屋の内装工事とか下見とか…だよね?でも今日、工事って入ってたっけ?聞いてないよ!
念のためにモニターを確認すると、廊下の奥の方で”売り止め”になっている部屋は無く、普通にお客様が”休憩”で入室されている部屋ばかりだ。ということは…50代のゲイカップル!?初めて見たかも。見たことは有っても記憶から消去したかも。
正面で会ってたら、業者さんだと思って「お疲れ様です」って挨拶するとこだよ。紛らわしいんで、業者さんは”関係者”とか”工事”と書いた腕章でもしてほしいものだわ。
若めの男同士カップルはたまに見かけるし、ついこないだも20代の杉浦太陽君似の男の子と多毛症の疑いがある30代男性や、その前は20代のラブラブな男同士を見たけど、50代の男同士って…。やっぱり初めてかも。
ま、50代男性もいろいろですわ…ね。ホントにいろいろ、エロエロ。
人生いろいろ、男もいろいろ、男だってエーロエロ咲き乱れるのー♪(島倉千代子・古っ)。
ラブホ837日目:勤労の喜び
2009年3月23日 お仕事※3月22日の日記です。
11:00-18:00 点検20+セット+メイク手伝い+コンテナ移動+ダスター上げ+回収他
今日は、朝フロントの新人さんが欠勤し、昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と私の勤務。フロントが二人ではどうしようもないので、超ベテランメイク女史がフロントに入って下さることになった。
昨日と同様にフロントは三人しかいないのに、大変な退室ラッシュを迎えてしまったが、今日は支配人の指示の元、社員さんも総動員でセットや点検や回収に当たって下さり、支配人自ら風呂掃除やセットや点検の他、セットバッグ上げやダスター上げまでして下さった。
支配人の的確な指示や支配人自らの仕事ぶりは、それはそれは迅速で素晴らしく惚れ惚れするほどだ。だからこそ私は心から尊敬していて、私にとっては雲の上のお方で、恐れ多くて冗談など言えるわけもなく、たまに世間話を振られても緊張して身構えてしまうほど、私の中で別格のお方だった。
支配人がアホ上司やダメ上司だったなら、心が殺されるような事を言われても、傷付くことなくブチギレて、腐れ上司の下についてしまった不運を諦めつつ、支配人を恨んで呪って陰で毒を吐きながら働いていただろうし、その方がラクだった。
だけど支配人が立派すぎて、そう出来ないから苦しくて、支配人の言葉にこんなにも傷付いて、その傷も大きくて深い。未だにショックで、あの日の悲しみに囚われたままだ。思い出すと今でも涙が出る。
一方、メイク女史は、セットに入った部屋でそのまま風呂掃除をし、ベッドメイクに来たメイクさん達を手伝った後で点検し、部屋を売るというイリュージョンのような早業で、どんどん売り部屋を増やして下さっていた。
このクッソ忙しい中、メソメソしている場合じゃなかった。
支配人は、逆恨みされたり毛嫌いされるというリスクを背負いながらも、私の成長の為に悪役を買って出て下さったんだ…これを乗り越えられた頃には、きっと私も大きく成長しているハズ…そう思って頑張らなきゃ!
貸し出し品の回収へ行くと、若い男性がヘアアイロンを持って出てきて、その後ろで若い女性が椅子にふんぞり返って煙草を吸っているのが見えた。ヘアアイロンを受け取ると、女性が「シャンプーも借りたでしょ!取りに来るの分かってるのに何でまとめて置いとかないの!」と怒鳴り、男性はすごすごと部屋へ戻った。
男性がシャンプーを持って玄関まで来ると、また後ろから女性が「濡れてるんじゃないの?ちゃんと拭いて返しなさいよ!」と怒鳴り、男性がバスローブの裾で拭こうとしたので「結構ですよ」と半ば強引にシャンプー&リンスを奪い取った。こんな若いうちから尻に敷かれて可哀相に…。
そのカップルが出た部屋へセットに入ると、ゴミは分別され、食器類は洗面所へ下げられ、リネン類はたたまれていて、私はベッドを剥がしただけでセットが終わってしまった。多分、さっきの女性が男性を扱き使って、ここまでの状態にしたのだろう。
男性は不憫に思うが、見事な調教ぶりだ!と感心したぐらいにして。お陰でセットがラクで大助かりだった。
夕方、一足先に帰る大型さんが「忙しかったけど何とかなったもんね。支配人とメイク女史とみかやんと私…フロントはずっとこのメンバーでやっていきたいわ」と笑っていたので、私も「そのメンバーだったら、私なんか出る幕ないよ」と笑い返した。
大型さんが帰ったので、メイク女史が1時間半も残業をして下さった。物凄く忙しかったが、仕事を終えた頃には心地良い疲れが残っていた。
メイク女史「忙しかったけど、楽しかったね!」
みかやん「はい!いい汗かきました。ヒマでダラダラしてるより全然イイです」
メイク女史「私も忙しくて走り回ってる方が好き。楽しいよね!」
メイク女史&みかやん「ねーっ!」
さすがメイク女史!私は忙しさを楽しめる人が大好きだ。大型さんも笑って帰っていった。全員が全力で働いた後は、こんなにも清々しい。こんな日にラクをしている者が居たら「うちらばかりが忙しい」と被害者意識も入るところだが、支配人がそうはさせなかった。
上司にも先輩にもフロントの同僚にも恵まれて最高の職場じゃないか!フロントになって良かった!と勤労の喜びをかみしめた。
11:00-18:00 点検20+セット+メイク手伝い+コンテナ移動+ダスター上げ+回収他
今日は、朝フロントの新人さんが欠勤し、昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と私の勤務。フロントが二人ではどうしようもないので、超ベテランメイク女史がフロントに入って下さることになった。
昨日と同様にフロントは三人しかいないのに、大変な退室ラッシュを迎えてしまったが、今日は支配人の指示の元、社員さんも総動員でセットや点検や回収に当たって下さり、支配人自ら風呂掃除やセットや点検の他、セットバッグ上げやダスター上げまでして下さった。
支配人の的確な指示や支配人自らの仕事ぶりは、それはそれは迅速で素晴らしく惚れ惚れするほどだ。だからこそ私は心から尊敬していて、私にとっては雲の上のお方で、恐れ多くて冗談など言えるわけもなく、たまに世間話を振られても緊張して身構えてしまうほど、私の中で別格のお方だった。
支配人がアホ上司やダメ上司だったなら、心が殺されるような事を言われても、傷付くことなくブチギレて、腐れ上司の下についてしまった不運を諦めつつ、支配人を恨んで呪って陰で毒を吐きながら働いていただろうし、その方がラクだった。
だけど支配人が立派すぎて、そう出来ないから苦しくて、支配人の言葉にこんなにも傷付いて、その傷も大きくて深い。未だにショックで、あの日の悲しみに囚われたままだ。思い出すと今でも涙が出る。
一方、メイク女史は、セットに入った部屋でそのまま風呂掃除をし、ベッドメイクに来たメイクさん達を手伝った後で点検し、部屋を売るというイリュージョンのような早業で、どんどん売り部屋を増やして下さっていた。
このクッソ忙しい中、メソメソしている場合じゃなかった。
支配人は、逆恨みされたり毛嫌いされるというリスクを背負いながらも、私の成長の為に悪役を買って出て下さったんだ…これを乗り越えられた頃には、きっと私も大きく成長しているハズ…そう思って頑張らなきゃ!
貸し出し品の回収へ行くと、若い男性がヘアアイロンを持って出てきて、その後ろで若い女性が椅子にふんぞり返って煙草を吸っているのが見えた。ヘアアイロンを受け取ると、女性が「シャンプーも借りたでしょ!取りに来るの分かってるのに何でまとめて置いとかないの!」と怒鳴り、男性はすごすごと部屋へ戻った。
男性がシャンプーを持って玄関まで来ると、また後ろから女性が「濡れてるんじゃないの?ちゃんと拭いて返しなさいよ!」と怒鳴り、男性がバスローブの裾で拭こうとしたので「結構ですよ」と半ば強引にシャンプー&リンスを奪い取った。こんな若いうちから尻に敷かれて可哀相に…。
そのカップルが出た部屋へセットに入ると、ゴミは分別され、食器類は洗面所へ下げられ、リネン類はたたまれていて、私はベッドを剥がしただけでセットが終わってしまった。多分、さっきの女性が男性を扱き使って、ここまでの状態にしたのだろう。
男性は不憫に思うが、見事な調教ぶりだ!と感心したぐらいにして。お陰でセットがラクで大助かりだった。
夕方、一足先に帰る大型さんが「忙しかったけど何とかなったもんね。支配人とメイク女史とみかやんと私…フロントはずっとこのメンバーでやっていきたいわ」と笑っていたので、私も「そのメンバーだったら、私なんか出る幕ないよ」と笑い返した。
大型さんが帰ったので、メイク女史が1時間半も残業をして下さった。物凄く忙しかったが、仕事を終えた頃には心地良い疲れが残っていた。
メイク女史「忙しかったけど、楽しかったね!」
みかやん「はい!いい汗かきました。ヒマでダラダラしてるより全然イイです」
メイク女史「私も忙しくて走り回ってる方が好き。楽しいよね!」
メイク女史&みかやん「ねーっ!」
さすがメイク女史!私は忙しさを楽しめる人が大好きだ。大型さんも笑って帰っていった。全員が全力で働いた後は、こんなにも清々しい。こんな日にラクをしている者が居たら「うちらばかりが忙しい」と被害者意識も入るところだが、支配人がそうはさせなかった。
上司にも先輩にもフロントの同僚にも恵まれて最高の職場じゃないか!フロントになって良かった!と勤労の喜びをかみしめた。
ラブホ836日目:無理っ!
2009年3月21日 お仕事
11:00-18:00 点検33+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+メイク手伝い+セットバッグ上げ他
今日は、私が最も畏れていた日で、元々はフロントの新人さんと掛け持ちさんと私の三人勤務だったが、何と!新人さんも掛け持ちさんも欠勤し、フロント女史(30代後半・超ベテラン)と大型さんが(30代前半・170センチ超)ヘルプで駆け付けてくれた。
フロント最弱トリオの予定が最強トリオになり、満室にもならず何よりだったが、人手不足で忙しい。
170超の二人が揃っていても、一人が昼休みに入れば残り二人ではセットと点検以外の事は何も出来ず、今日はたまたま社員さんが三人も居たものの、作業室にはセットバッグが溜まり放題、リネンコンテナは放置のまま、ゴミやルームサービスの食器でごった返していて足の踏み場もない状態だった。
社員さんも忙しいのであれば、メイクさんにせめてセットバッグを片付けるよう指示してくれてもいいんじゃないの?と思うが、言えるワケもなく…こんな日に限って支配人もメイク女史もお休みで…(泣)。何気にフロントを覗くと、社員さん達はそれぞれ机に向かって押し黙っていたので、唖然とした。
どうにもならないので、結局フロント三人で大急ぎでセットバッグを片付けコンテナを移動していると、朝メイクの陽気なIさんと新人の六法君がセットバッグ上げとダスター上げを代わってくれたので大助かりで、六法君の素早さとパワーに驚いた。六法君のその力と若さ、是非フロントに欲しい。
14時になり、ヘルプで出勤していたフロント女史が帰り、大型さんが昼休みに入って、フロントは私一人になった。セットはギリギリ間に合う状態で売り部屋も少ないのに、社員さんからは回収やルームサービスの連絡も入って、私一人でどうしろ?という感じ。社員さん三人居るんですよね?と言いたいが言えないし…。
こんな事になるなら、土日にフロント三人は勘弁してほしい。フロント女史も「ココで8年働いて、こんなに酷い目に遭ったの今日が初めて」と言って帰ったぐらいだ。これが予定通りフロント最弱トリオだったら、どうなっていたことか。私は途中で倒れて、どこかの露天風呂に浮いていたと思う。
私が昼休みを終えると、大型さんが「社員が三人居ても何の意味も無いわ!土日はフロント4人じゃないと無理!4人でも無理な時が多いのに冗談じゃない!こんなのが続くなら辞めさせて貰うわ!私には無理だもの!過労死したくない!」とブチギレていた。大型さんが無理なら、誰がやっても無理だ。
社員が三人と言っても、一人は異動してきたばかりの女子社員さんだし、早口氏は朝と昼過ぎにセットや点検をして下さっていたようだ。残りの一人が早口氏より先輩で年長で格上であるがゆえ、早口氏も勝手には動けなかったんだと思う。いつもの早口氏なら今日の数倍、私達を助けて下さっている。
これじゃ本当に前途多難だ。私もこんな所で過労死はしたくない。
開き直ってセットをしていると、ピンポン!と玄関のチャイムが鳴った。メイクさん達だろうと振り返ったら、アーティスト系の風貌の若い女性客が「す、すみません!忘れ物をしました」と慌てていた。
浴室と洗面所とトイレに忘れ物は無かったし、丁度ベッドを剥がしている所だったので、「どういったモノで、どの辺りで…?」と枕に手を伸ばそうとしたら、女性は「わーっ!いいです、いいです!」と叫んで部屋へ入ってきて、枕の下からレースのパンティのようなモノと、プラスチック製の棒のようなモノを瞬時に抜き取り、「すみませんでした。ありがとうございました。もういいです。大丈夫でーす!」と叫びながら、逃げるように部屋を出て行った。
一瞬の出来事だったが、私は見逃さなかった。アレは楽器やオブジェではなくどう見てもアナルバイブというシロモノだ(画像参照)。
何もあんなに狼狽えなくても…と思いながらベッドを剥がしていて、え?と私が狼狽えた。あんなモノを剥き出しで枕の下に入れられてたのに、その枕カバーやシーツを私が剥がすのかい?ゴム手袋をしてベッドを剥がしたい気分だが忙しい。
仕方ないので、枕カバーの端を摘んで枕を抜き取り、息を止めてシーツを丸めた。
今更ながら改めて、いろんな意味で大変な仕事だと実感した。
今日は、私が最も畏れていた日で、元々はフロントの新人さんと掛け持ちさんと私の三人勤務だったが、何と!新人さんも掛け持ちさんも欠勤し、フロント女史(30代後半・超ベテラン)と大型さんが(30代前半・170センチ超)ヘルプで駆け付けてくれた。
フロント最弱トリオの予定が最強トリオになり、満室にもならず何よりだったが、人手不足で忙しい。
170超の二人が揃っていても、一人が昼休みに入れば残り二人ではセットと点検以外の事は何も出来ず、今日はたまたま社員さんが三人も居たものの、作業室にはセットバッグが溜まり放題、リネンコンテナは放置のまま、ゴミやルームサービスの食器でごった返していて足の踏み場もない状態だった。
社員さんも忙しいのであれば、メイクさんにせめてセットバッグを片付けるよう指示してくれてもいいんじゃないの?と思うが、言えるワケもなく…こんな日に限って支配人もメイク女史もお休みで…(泣)。何気にフロントを覗くと、社員さん達はそれぞれ机に向かって押し黙っていたので、唖然とした。
どうにもならないので、結局フロント三人で大急ぎでセットバッグを片付けコンテナを移動していると、朝メイクの陽気なIさんと新人の六法君がセットバッグ上げとダスター上げを代わってくれたので大助かりで、六法君の素早さとパワーに驚いた。六法君のその力と若さ、是非フロントに欲しい。
14時になり、ヘルプで出勤していたフロント女史が帰り、大型さんが昼休みに入って、フロントは私一人になった。セットはギリギリ間に合う状態で売り部屋も少ないのに、社員さんからは回収やルームサービスの連絡も入って、私一人でどうしろ?という感じ。社員さん三人居るんですよね?と言いたいが言えないし…。
こんな事になるなら、土日にフロント三人は勘弁してほしい。フロント女史も「ココで8年働いて、こんなに酷い目に遭ったの今日が初めて」と言って帰ったぐらいだ。これが予定通りフロント最弱トリオだったら、どうなっていたことか。私は途中で倒れて、どこかの露天風呂に浮いていたと思う。
私が昼休みを終えると、大型さんが「社員が三人居ても何の意味も無いわ!土日はフロント4人じゃないと無理!4人でも無理な時が多いのに冗談じゃない!こんなのが続くなら辞めさせて貰うわ!私には無理だもの!過労死したくない!」とブチギレていた。大型さんが無理なら、誰がやっても無理だ。
社員が三人と言っても、一人は異動してきたばかりの女子社員さんだし、早口氏は朝と昼過ぎにセットや点検をして下さっていたようだ。残りの一人が早口氏より先輩で年長で格上であるがゆえ、早口氏も勝手には動けなかったんだと思う。いつもの早口氏なら今日の数倍、私達を助けて下さっている。
これじゃ本当に前途多難だ。私もこんな所で過労死はしたくない。
開き直ってセットをしていると、ピンポン!と玄関のチャイムが鳴った。メイクさん達だろうと振り返ったら、アーティスト系の風貌の若い女性客が「す、すみません!忘れ物をしました」と慌てていた。
浴室と洗面所とトイレに忘れ物は無かったし、丁度ベッドを剥がしている所だったので、「どういったモノで、どの辺りで…?」と枕に手を伸ばそうとしたら、女性は「わーっ!いいです、いいです!」と叫んで部屋へ入ってきて、枕の下からレースのパンティのようなモノと、プラスチック製の棒のようなモノを瞬時に抜き取り、「すみませんでした。ありがとうございました。もういいです。大丈夫でーす!」と叫びながら、逃げるように部屋を出て行った。
一瞬の出来事だったが、私は見逃さなかった。アレは楽器やオブジェではなくどう見てもアナルバイブというシロモノだ(画像参照)。
何もあんなに狼狽えなくても…と思いながらベッドを剥がしていて、え?と私が狼狽えた。あんなモノを剥き出しで枕の下に入れられてたのに、その枕カバーやシーツを私が剥がすのかい?ゴム手袋をしてベッドを剥がしたい気分だが忙しい。
仕方ないので、枕カバーの端を摘んで枕を抜き取り、息を止めてシーツを丸めた。
今更ながら改めて、いろんな意味で大変な仕事だと実感した。
ラブホ835日目:目から鱗
2009年3月20日 お仕事11:00-18:00 点検23+セット+ダスター上げ+メイク手伝い+リネン折り+回収他
今日は、朝昼フロントのフロント女史(30代後半・超ベテラン)と、昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と私の勤務。朝フロントの掛け持ちさんが欠勤した為、深夜フロントの新卒君が残業となり、私が出勤した時にまだ休憩室に居たので、新卒君と少し話が出来て良かった(嬉)。
一昨日は社員さんの歓送迎会で、二次会にはメイク女史とフロント女史と電話番姐さんと新卒君とホスト君と私の6人で、ホスト君の先輩元ホストが経営するバーへ行った。
ホスト君が頑張って頑張って月収50万円の頃、ラク〜に400万円を稼いでいた元ナンバー1ホストの先輩で、ホスト君はココを辞めてからその先輩と連んでいるそうだ。急にホスト君の放つオーラが変わったというか、やっぱりホスト君は夜の世界で生きるべき人だったんだろうって感じ。
バーの従業員が全員元ホストの選り抜きのイケメンであることと、夜の世界へ戻って生き生きと輝くホスト君が眩し過ぎて、新卒君とはあまり話が出来なかったし、新卒君は新卒君でホスト君にホストのスカウトをされまくっていた。
「で?新卒君もホストになるの?」と聞くと「やんないですよ」という返事。新卒君だってホスト君に負けないぐらい話も面白いし、優しいしイケメンなのに勿体ない。新卒君は急にそわそわしだして「そろそろ、あの人(大型さん)来ますよね」と帰って行った。
すぐに大型さんが出勤してきて「今ここに新卒(呼び捨て)が居たでしょ!似たようなの見たもの!何で居るのさ!」と不機嫌で、相変わらず新卒君と大型さんは犬猿の仲だった。私は二人とも大好きなので物凄く残念だ。何故こうも嫌い合うのか意味が分からない。
昼頃までは全体の半分が売り部屋になっていて、朝メイクさん1隊が早帰りになった。巷の皆さんは三連休だが給料前だし…と油断していたら、凄い勢いでお客さんが入ってきて、14時には満室になって落ち着いた。
作業室でメイク女史とフロント女史が仲良くゴミ袋折りをしているのを4ヶ月ぶりに見て、有り難〜い気持ちでいっぱいになった。どんなに忙しくても両巨頭が揃っていれば何とかなる。私が目にして最もやすらぐ光景だ。
嬉しくなって傍へ行くと、今日はメイク女史がウン○に当たり、浴室排水口の目皿に詰まったウン○をトイレに流したって話だった。
で、ハッとした。私がメイク係の頃は昼メイクでは皆、ウン○と遭遇してしまった時、拾える形状のモノは拾ってゴミ袋に入れて持ち歩いていたが、トイレに流せばいいんだよね!ウン○って元々そういうモノじゃん!何で今まで気付かなかったんだろ?ウン○を見ただけで怯んで、思考が停止していたらしい(恥)。
ウン○をメイクバッグに括り付けたゴミ袋に入れて持ち歩いていただなんて、いま思えば有り得ない!目から鱗…と言うより、昼メイクの面々が愚か過ぎ(苦笑)。先輩達がそうしていたから、私もそういうもんだと思い込んでいたし…。
ま、代々続けていけばいいさ、私はもう昼メイクとは関係ない(苦笑)。
16時過ぎにフロント女史が帰って、フロントは大型さんと私の二人である筈なのに、セットも点検も物凄い早さで片付いた。私が頑張ってセットを2つしている間に大型さんは4つしていたりして、モニター上で倍速でセット部屋が増え、私がいくら急いでも大型さんの早さに追いつけない。
大型さんて超人?神?と驚いていたら、何のことはないフロント女史が17時までの勤務だったのを忘れていただけだった。お陰で昼メイクの遅番2隊の為に、沢山のセット部屋を用意出来て何よりだった。
帰りに大型さんに「かくかくしかじかで、大型さんて神か超人だと思ったよ」という話をしたら、大型さんは「私は神だ」と、モンスターエンジンの神のポーズをキメてくれた。嬉しくてつい私も同じポーズで「私だ」と言えば、大型さんも「お前か」と言い、二人して神々の遊びに興じてしまった。
いいオバサンが二人して何をやってるんだか。決してヒトサマにはお見せ出来ない姿だ。ともあれ、何だか嬉しい一日だった。
今日は、朝昼フロントのフロント女史(30代後半・超ベテラン)と、昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と私の勤務。朝フロントの掛け持ちさんが欠勤した為、深夜フロントの新卒君が残業となり、私が出勤した時にまだ休憩室に居たので、新卒君と少し話が出来て良かった(嬉)。
一昨日は社員さんの歓送迎会で、二次会にはメイク女史とフロント女史と電話番姐さんと新卒君とホスト君と私の6人で、ホスト君の先輩元ホストが経営するバーへ行った。
ホスト君が頑張って頑張って月収50万円の頃、ラク〜に400万円を稼いでいた元ナンバー1ホストの先輩で、ホスト君はココを辞めてからその先輩と連んでいるそうだ。急にホスト君の放つオーラが変わったというか、やっぱりホスト君は夜の世界で生きるべき人だったんだろうって感じ。
バーの従業員が全員元ホストの選り抜きのイケメンであることと、夜の世界へ戻って生き生きと輝くホスト君が眩し過ぎて、新卒君とはあまり話が出来なかったし、新卒君は新卒君でホスト君にホストのスカウトをされまくっていた。
「で?新卒君もホストになるの?」と聞くと「やんないですよ」という返事。新卒君だってホスト君に負けないぐらい話も面白いし、優しいしイケメンなのに勿体ない。新卒君は急にそわそわしだして「そろそろ、あの人(大型さん)来ますよね」と帰って行った。
すぐに大型さんが出勤してきて「今ここに新卒(呼び捨て)が居たでしょ!似たようなの見たもの!何で居るのさ!」と不機嫌で、相変わらず新卒君と大型さんは犬猿の仲だった。私は二人とも大好きなので物凄く残念だ。何故こうも嫌い合うのか意味が分からない。
昼頃までは全体の半分が売り部屋になっていて、朝メイクさん1隊が早帰りになった。巷の皆さんは三連休だが給料前だし…と油断していたら、凄い勢いでお客さんが入ってきて、14時には満室になって落ち着いた。
作業室でメイク女史とフロント女史が仲良くゴミ袋折りをしているのを4ヶ月ぶりに見て、有り難〜い気持ちでいっぱいになった。どんなに忙しくても両巨頭が揃っていれば何とかなる。私が目にして最もやすらぐ光景だ。
嬉しくなって傍へ行くと、今日はメイク女史がウン○に当たり、浴室排水口の目皿に詰まったウン○をトイレに流したって話だった。
で、ハッとした。私がメイク係の頃は昼メイクでは皆、ウン○と遭遇してしまった時、拾える形状のモノは拾ってゴミ袋に入れて持ち歩いていたが、トイレに流せばいいんだよね!ウン○って元々そういうモノじゃん!何で今まで気付かなかったんだろ?ウン○を見ただけで怯んで、思考が停止していたらしい(恥)。
ウン○をメイクバッグに括り付けたゴミ袋に入れて持ち歩いていただなんて、いま思えば有り得ない!目から鱗…と言うより、昼メイクの面々が愚か過ぎ(苦笑)。先輩達がそうしていたから、私もそういうもんだと思い込んでいたし…。
ま、代々続けていけばいいさ、私はもう昼メイクとは関係ない(苦笑)。
16時過ぎにフロント女史が帰って、フロントは大型さんと私の二人である筈なのに、セットも点検も物凄い早さで片付いた。私が頑張ってセットを2つしている間に大型さんは4つしていたりして、モニター上で倍速でセット部屋が増え、私がいくら急いでも大型さんの早さに追いつけない。
大型さんて超人?神?と驚いていたら、何のことはないフロント女史が17時までの勤務だったのを忘れていただけだった。お陰で昼メイクの遅番2隊の為に、沢山のセット部屋を用意出来て何よりだった。
帰りに大型さんに「かくかくしかじかで、大型さんて神か超人だと思ったよ」という話をしたら、大型さんは「私は神だ」と、モンスターエンジンの神のポーズをキメてくれた。嬉しくてつい私も同じポーズで「私だ」と言えば、大型さんも「お前か」と言い、二人して神々の遊びに興じてしまった。
いいオバサンが二人して何をやってるんだか。決してヒトサマにはお見せ出来ない姿だ。ともあれ、何だか嬉しい一日だった。
ラブホ834日目:再会
2009年3月18日 お仕事※3月17日の日記です。
11:00-18:00 点検33+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+ドリンク出し+食器洗い他
今日は、朝フロントのフロント女史(30代後半・超ベテラン)と私の勤務。昨年11月に涙のお別れをしたフロント女史が13日から4ヶ月ぶりに復職し、今日ようやくお目に掛かれた。噂以上にスマートになってお綺麗になって羨ましい限り。
掛け持ちさんとペアの日は辛いが、フロント女史とペアだと、大船に乗った気分で働けるので本当に有り難く、再会の歓びを噛みしめた。
フロント女史は「大変なことがあったって聞いたよ…。可哀相に…。でも昼メイクを出られて良かったでしょ。フロントになって良かったでしょ」と声をかけて下さった。昼メイクを出られたことは確かに良かったのだが、この2ヶ月は忙し過ぎてワケが分からないまま駆け足で通り過ぎた感じ。
噂話は無責任なもので、私が聞いたのは「昼メイクは恐ろしい所だよ。仕事も出来ない昼メイクの人達が、寄ってたかってメイクもフロントも出来る人を追い出したんだって。昼メイクは怖いよねぇ」とか「昼メイクなんか、トロいしやる気も無くてガッツリ仕事残すから夜メイクさんが大変なんだって。最悪だよね」とか「口がへの字でいかにも意地悪そうな婆さんが居るもの、それが犯人でしょ」という噂。
「Sさんと近所さんは無実ですから!」と言いたいが、噂話なんてそんなもんだ…と聞き流している。でもフロント女史が心配して下さるので、気持ちの整理がてら追々話していこうか…。
午前中、フロント女史は昨日着任した女子社員さんにセットの仕方を教えていたが、その間にセットも点検も溜まってドエライことになった。そこへリネン屋さんも来たので、フロント女史の指示で私がリネン係、フロント女史がセット係になった。
今回のように突発的に忙しい時は、納得して一人でリネン作業をするが、掛け持ちさんはどんなにヒマでもリネン作業には指一本触れなかったし、昨日手伝ってくれたのも”たまたま”という気がする。
朝フロントさんは倉庫と冷蔵庫のドリンクの出し入れの作業もあるのだが、今日に限ってドリンクが何ケースも届いていたので、フロント女史は病み上がりということもあり、ドリンクの運搬を手伝った。
連携して助け合って働けるって幸せなことだ。
昼休みに入ると、仕事を終えた朝メイクの年長さんが「さっき部屋にウン○有ったさ。風呂じゃなくて部屋だよ、部屋!」とゲンナリしていた。私の今日の弁当がカレーライス(ご飯+レトルトカレー)だったので、聞いた私もゲンナリした。ココでカレーは危険だ。
昼休み明けに、フロント女史が「さっき、廊下に年長さんの”ウン○ーっ!”って叫びが響いてね、歩いてたらいきなり”ウン○ーっ!”だもの、ビックリした(笑)」と教えてくれた。さすがの年長さんも部屋にウン○には驚いたらしい。
って、その部屋には誰がセットに入ったんだろ?私?じゃないよね?踏んだりしてないよね?フロント女史でもないとすれば、深夜フロントさんだよね?と急に不安になった。恐ろしいトラップだよ。
続いてフロント女史に「さっき、部屋にセロテープとハサミの貸し出しをしたんだけど、こんな所まで来て何してると思う?」と聞かれ、「荷造りということもなさそうだし、新手のプレイでしょうか?」と答えたものの、それからやや暫く妄想に耽ってしまった。
フロント女史は仕事が早い上、セットや点検と並行してキッチリと作業室も片付けて下さるので、雑談をしたり妄想に耽ったりする余裕が有る。掛け持ちさんとは雑談すら殆どしたことがない。
というか、フロント女史や大型さんと、12月に入ったばかりの掛け持ちさんを比較するからダメなんだよね。だけど、私がフロントに復帰したのが1月だから、掛け持ちさんは私に対して、どこか上から目線な感じなんだよね…いいんだけどさ。
ともあれフロント女史が復帰されて、今後は安泰だ。多分。
11:00-18:00 点検33+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+ドリンク出し+食器洗い他
今日は、朝フロントのフロント女史(30代後半・超ベテラン)と私の勤務。昨年11月に涙のお別れをしたフロント女史が13日から4ヶ月ぶりに復職し、今日ようやくお目に掛かれた。噂以上にスマートになってお綺麗になって羨ましい限り。
掛け持ちさんとペアの日は辛いが、フロント女史とペアだと、大船に乗った気分で働けるので本当に有り難く、再会の歓びを噛みしめた。
フロント女史は「大変なことがあったって聞いたよ…。可哀相に…。でも昼メイクを出られて良かったでしょ。フロントになって良かったでしょ」と声をかけて下さった。昼メイクを出られたことは確かに良かったのだが、この2ヶ月は忙し過ぎてワケが分からないまま駆け足で通り過ぎた感じ。
噂話は無責任なもので、私が聞いたのは「昼メイクは恐ろしい所だよ。仕事も出来ない昼メイクの人達が、寄ってたかってメイクもフロントも出来る人を追い出したんだって。昼メイクは怖いよねぇ」とか「昼メイクなんか、トロいしやる気も無くてガッツリ仕事残すから夜メイクさんが大変なんだって。最悪だよね」とか「口がへの字でいかにも意地悪そうな婆さんが居るもの、それが犯人でしょ」という噂。
「Sさんと近所さんは無実ですから!」と言いたいが、噂話なんてそんなもんだ…と聞き流している。でもフロント女史が心配して下さるので、気持ちの整理がてら追々話していこうか…。
午前中、フロント女史は昨日着任した女子社員さんにセットの仕方を教えていたが、その間にセットも点検も溜まってドエライことになった。そこへリネン屋さんも来たので、フロント女史の指示で私がリネン係、フロント女史がセット係になった。
今回のように突発的に忙しい時は、納得して一人でリネン作業をするが、掛け持ちさんはどんなにヒマでもリネン作業には指一本触れなかったし、昨日手伝ってくれたのも”たまたま”という気がする。
朝フロントさんは倉庫と冷蔵庫のドリンクの出し入れの作業もあるのだが、今日に限ってドリンクが何ケースも届いていたので、フロント女史は病み上がりということもあり、ドリンクの運搬を手伝った。
連携して助け合って働けるって幸せなことだ。
昼休みに入ると、仕事を終えた朝メイクの年長さんが「さっき部屋にウン○有ったさ。風呂じゃなくて部屋だよ、部屋!」とゲンナリしていた。私の今日の弁当がカレーライス(ご飯+レトルトカレー)だったので、聞いた私もゲンナリした。ココでカレーは危険だ。
昼休み明けに、フロント女史が「さっき、廊下に年長さんの”ウン○ーっ!”って叫びが響いてね、歩いてたらいきなり”ウン○ーっ!”だもの、ビックリした(笑)」と教えてくれた。さすがの年長さんも部屋にウン○には驚いたらしい。
って、その部屋には誰がセットに入ったんだろ?私?じゃないよね?踏んだりしてないよね?フロント女史でもないとすれば、深夜フロントさんだよね?と急に不安になった。恐ろしいトラップだよ。
続いてフロント女史に「さっき、部屋にセロテープとハサミの貸し出しをしたんだけど、こんな所まで来て何してると思う?」と聞かれ、「荷造りということもなさそうだし、新手のプレイでしょうか?」と答えたものの、それからやや暫く妄想に耽ってしまった。
フロント女史は仕事が早い上、セットや点検と並行してキッチリと作業室も片付けて下さるので、雑談をしたり妄想に耽ったりする余裕が有る。掛け持ちさんとは雑談すら殆どしたことがない。
というか、フロント女史や大型さんと、12月に入ったばかりの掛け持ちさんを比較するからダメなんだよね。だけど、私がフロントに復帰したのが1月だから、掛け持ちさんは私に対して、どこか上から目線な感じなんだよね…いいんだけどさ。
ともあれフロント女史が復帰されて、今後は安泰だ。多分。
ラブホ833日目:置き手紙
2009年3月17日 お仕事※3月16日の日記です。
11:00-18:00 点検15+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+回収他
今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と私の勤務。
今日から女子社員さんが加わった。40代だが小柄で可愛らしく、眼鏡がとてもお似合いで才女の雰囲気も合わせ持ったお方だ。早口氏の後を引き継ぐそうなので、今後に期待特大でいよう。
午前中からお昼にかけてヒマ気味で、朝メイクさん1隊が12時で早帰りになり、昼メイクさんは元々1隊だったので、メイクさん達は朝1隊&昼1隊で、より一層ヒマになった。
13時にリネン屋さんが来たので、こんな時こそテンパらずに落ち着いて作業をしようと考えていたら、奇跡が起きた。なんと!掛け持ちさんがリネン出しやダスター上げを手伝ってくれたではないかっ。この日をどんなに待ちわびていたことか。感動と言うより本気でビックリ。
ヒマとは言っても、お客さんは続々入ってきて帰らないのでセットの必要が無いのと、メイクさんが2隊しか居ないので点検が少ないだけで、私達フロント係は貸し出し品のお届けや回収、ルームサービスのお届けもあり、今日は朝からクレジットカード精算が多かった。
客室へカードのサインを頂きに伺い、明細票をお渡して退散しようとしたら、また「あ、ついでにコスプレの18番ね」と言われた。年配男性は何かと「ついで」と言うが、何がどう「ついで」なのか意味が分からない。あたしゃ別にコスプレ各種を背負って歩いてるわけじゃないし…。
作業室へ降りて「コスプレの18番て何さ?」と探したら、俗に言う裸エプロンだった。「ついで」だなんてサラリと言ってくれちゃってたけど、内容が全然サラリとしてないし、ホント面と向かって言わんでくれって感じ。
先週の「うへへへ」の年配男性といい、今日の年配男性といい、面と向かってコスプレを頼んだ後、なんかニヤリッと言うか挑戦的な笑みを浮かべられて寒〜い感じになった。どうにもイヤラシ〜ク感じてしまってダメだ。
ま、こんなイヤラシイ所で働いていて言うのも変だけど(苦笑)。
朝1で最上階の某怖い部屋のセットと点検をしたらすぐにお客様が入り、昼にはそのお客様が帰ったのでセットと点検をしたらまたすぐにお客様が入り、怖いから行きたくないのに、3組目のお客様が入った。
他にも部屋は沢山有るのに、どこが良いのか分からないが意外と人気だから困る。きっと見えない”何か”が客を呼び寄せるのだろう…と考えたらゾッとした。夕方すっかり暗くなってから一人でセットや点検に入るのは怖いので、帰るなら私が仕事を終えてからにしてくれ…と祈るような気持ちだ。
今日は、デリヘル嬢らしき女性が廊下を一人で歩いているのを度々見かけていたが、セットに入るとやはり部屋は綺麗でベッドだけの使用だったり、風呂パスだったりで、お陰様でサクサクとセットが進んだ。デリヘル嬢が来た部屋は綺麗で本当に助かる。
部屋から男性が一人で出てきたので、その部屋もデリヘル嬢が来た部屋だろうと思いながらセットへ入ると、部屋は見事に散らかっていてガッカリ。
テーブルの上に置き手紙が有って「がっつり目覚めちゃったから先かえりまぁす。昨日は楽しかったてす。こんどはセビ、○○ちゃんも一緒に…」と書いてあった。
ツッコミどころ満載の置き手紙だ。”セビ”って何?と思ったら”是非”の書き間違いだろうし”てす”って。これって3Pのお誘いかい?何時に入ったか知らないけど今5時半だよ、いくら何でも一人で寝過ぎでしょう。泊まり明けの延長料金もかかるし起こしてあげれば良かったのに。
ひとごとなんで、いいんですけど…。
私が帰る頃に最上階の某怖い部屋が空いたが、頑張ってセットをしてセット済みの部屋が30も有ったので、某怖い部屋は夜フロントさんと夜メイクさんに任せることにして、シメシメとほくそ笑みながら帰り支度をした。
11:00-18:00 点検15+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+回収他
今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と私の勤務。
今日から女子社員さんが加わった。40代だが小柄で可愛らしく、眼鏡がとてもお似合いで才女の雰囲気も合わせ持ったお方だ。早口氏の後を引き継ぐそうなので、今後に期待特大でいよう。
午前中からお昼にかけてヒマ気味で、朝メイクさん1隊が12時で早帰りになり、昼メイクさんは元々1隊だったので、メイクさん達は朝1隊&昼1隊で、より一層ヒマになった。
13時にリネン屋さんが来たので、こんな時こそテンパらずに落ち着いて作業をしようと考えていたら、奇跡が起きた。なんと!掛け持ちさんがリネン出しやダスター上げを手伝ってくれたではないかっ。この日をどんなに待ちわびていたことか。感動と言うより本気でビックリ。
ヒマとは言っても、お客さんは続々入ってきて帰らないのでセットの必要が無いのと、メイクさんが2隊しか居ないので点検が少ないだけで、私達フロント係は貸し出し品のお届けや回収、ルームサービスのお届けもあり、今日は朝からクレジットカード精算が多かった。
客室へカードのサインを頂きに伺い、明細票をお渡して退散しようとしたら、また「あ、ついでにコスプレの18番ね」と言われた。年配男性は何かと「ついで」と言うが、何がどう「ついで」なのか意味が分からない。あたしゃ別にコスプレ各種を背負って歩いてるわけじゃないし…。
作業室へ降りて「コスプレの18番て何さ?」と探したら、俗に言う裸エプロンだった。「ついで」だなんてサラリと言ってくれちゃってたけど、内容が全然サラリとしてないし、ホント面と向かって言わんでくれって感じ。
先週の「うへへへ」の年配男性といい、今日の年配男性といい、面と向かってコスプレを頼んだ後、なんかニヤリッと言うか挑戦的な笑みを浮かべられて寒〜い感じになった。どうにもイヤラシ〜ク感じてしまってダメだ。
ま、こんなイヤラシイ所で働いていて言うのも変だけど(苦笑)。
朝1で最上階の某怖い部屋のセットと点検をしたらすぐにお客様が入り、昼にはそのお客様が帰ったのでセットと点検をしたらまたすぐにお客様が入り、怖いから行きたくないのに、3組目のお客様が入った。
他にも部屋は沢山有るのに、どこが良いのか分からないが意外と人気だから困る。きっと見えない”何か”が客を呼び寄せるのだろう…と考えたらゾッとした。夕方すっかり暗くなってから一人でセットや点検に入るのは怖いので、帰るなら私が仕事を終えてからにしてくれ…と祈るような気持ちだ。
今日は、デリヘル嬢らしき女性が廊下を一人で歩いているのを度々見かけていたが、セットに入るとやはり部屋は綺麗でベッドだけの使用だったり、風呂パスだったりで、お陰様でサクサクとセットが進んだ。デリヘル嬢が来た部屋は綺麗で本当に助かる。
部屋から男性が一人で出てきたので、その部屋もデリヘル嬢が来た部屋だろうと思いながらセットへ入ると、部屋は見事に散らかっていてガッカリ。
テーブルの上に置き手紙が有って「がっつり目覚めちゃったから先かえりまぁす。昨日は楽しかったてす。こんどはセビ、○○ちゃんも一緒に…」と書いてあった。
ツッコミどころ満載の置き手紙だ。”セビ”って何?と思ったら”是非”の書き間違いだろうし”てす”って。これって3Pのお誘いかい?何時に入ったか知らないけど今5時半だよ、いくら何でも一人で寝過ぎでしょう。泊まり明けの延長料金もかかるし起こしてあげれば良かったのに。
ひとごとなんで、いいんですけど…。
私が帰る頃に最上階の某怖い部屋が空いたが、頑張ってセットをしてセット済みの部屋が30も有ったので、某怖い部屋は夜フロントさんと夜メイクさんに任せることにして、シメシメとほくそ笑みながら帰り支度をした。
ラブホ832日目:ホスト君final
2009年3月15日 お仕事11:00-18:00 点検10+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+回収他
今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と、朝昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と、昼フロントのホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)と私の勤務。
出動前、昼メイクさん達が「昨日はウン○の大当たり日だった」と話していた。近所さんも、昨日は浴室の排水口を開けたらウン○が山盛りになっていて倒れそうだったという話。
メイク係からフロント係になって、排水口の目皿に詰まったウン○や痰や剃った陰毛の始末をせずに済むのが、せめてもの救いだ。
そこへホスト君が出勤してきて「俺、今日でファイナルなんで皆さんでどうぞ」とロイズのチョコレートを振る舞ってくれた。深夜フロントへ移った新卒君や関取さんとは、同じ会社なのでたまに会えたり噂を聞いたりするが、ホスト君とは本当にお別れなんだろう(哀)。
ホスト君と入れ替わりに、11月で退職した超ベテランフロント女史が13日から復帰したが、残念ながら私は17日までお目に掛かれない。噂によると、フロント女史はイメチェンを遂げ、とても若々しくお綺麗になったそうなので17日が楽しみだ。
出動して何部屋かセットをすると、妙なクッキーが客室に放置されているのを度々見かけた。昨日のホワイトデーに当ラブホがお客様へのプレゼントとして用意したものだそうだが、持ち帰られずに殆ど残っていた。
社員のゴルゴ氏にクッキーのことを聞かれたので「見た目が地味過ぎて誰も手を付けてない。殆どテーブルの上に放置状態だ」と答えると「実はアレ、僕が選んだんです」とのこと(滝汗)。
仕方ないので「食べたら美味しいんでしょうけど、地味過ぎて食指が動かないんですよ。パッと見、ババ菓子か煎餅かと思いました。あっはっはー」と半ばやけくそに笑って誤魔化した。ここでヘタにフォローをして、来年も地味で不味そうなモノを用意されても困る。
社員の早口氏に「××6号室のお客様、クレジットカード払いなのでお願いします」と言われ、カードを取りに伺うと出てきたのは若い女性だった。カード払いの場合は殆ど男性客が出てくるので、意外に思いながらもフロントへ届けて打ち込みして貰った。
早口氏「カード払いなのに850円ですよ!850円て」
ゴルゴ氏「みかやん、聞きました?お金持ちは言うことが違いますよね」
みかやん「さすがですよね。850円なんて私には大金ですから」
ゴルゴ氏「僕も25日の給料日まであと850円ぐらいしか持ってませんよ。別にカード払いでもいいじゃないですかねぇ」
みかやん「全然いいですよ。早口氏は大金持ちで羨ましいです」
早口氏「だってドリンク代だけですよ。普通は現金で…」
ゴルゴ氏&みかやん「いやぁ羨ましい。さすが独身貴族!今度ご馳走して貰いましょう!早口氏のカードで(笑)」
明細票が出てくるまで一通り早口氏を茶化して遊んだ。ところが、作業室に唸るほどセットバッグが溜まっているのを見てしまい、遊んでもいられず、ホスト君と必死でセットバッグを片付けた。
デビュー当時のホスト君は、セットや点検を教えている最中にも鏡を見ては手グシで髪を整えキメの顔をして気取っていて、使えないどころかお話にならないと思っていたのに、こんなに立派になって…嬉しい誤算だった。なのに辞めちゃうんだもの、本当に残念だ。
その後、オヤジ臭のキツい部屋に当たれば「汗だくになったら俺からオジサンの匂いがするんですよ!」と嘆いていたホスト君を思い出し、部屋でローターを見れば「こんなモノを剥き出しで置いて帰るなんてデリカシーがない!」と怒ったホスト君を思い出し…。
様々なシーンのホスト君を思い出して寂しくなるが、微笑ましい想い出ばかりだ。ホスト君て本人もカッコつけてるし実際カッコイイんだけど、どこか笑えるというか、いつも巧みな話術でみんなを楽しませ和ませてくれて、有り難かった。
最後にホスト君と二人で外へゴミ捨てに行くと「うわー!俺、ホントにファイナルのファイナルだ。なんか信じらんないや。ココに1年も居ると思わなかったし…」と感慨深げだった。
全く名残惜しい限り。ホスト君とココで出会えて良かった。ホスト君、一年間お疲れ様でした&ありがとう。
今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と、朝昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と、昼フロントのホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)と私の勤務。
出動前、昼メイクさん達が「昨日はウン○の大当たり日だった」と話していた。近所さんも、昨日は浴室の排水口を開けたらウン○が山盛りになっていて倒れそうだったという話。
メイク係からフロント係になって、排水口の目皿に詰まったウン○や痰や剃った陰毛の始末をせずに済むのが、せめてもの救いだ。
そこへホスト君が出勤してきて「俺、今日でファイナルなんで皆さんでどうぞ」とロイズのチョコレートを振る舞ってくれた。深夜フロントへ移った新卒君や関取さんとは、同じ会社なのでたまに会えたり噂を聞いたりするが、ホスト君とは本当にお別れなんだろう(哀)。
ホスト君と入れ替わりに、11月で退職した超ベテランフロント女史が13日から復帰したが、残念ながら私は17日までお目に掛かれない。噂によると、フロント女史はイメチェンを遂げ、とても若々しくお綺麗になったそうなので17日が楽しみだ。
出動して何部屋かセットをすると、妙なクッキーが客室に放置されているのを度々見かけた。昨日のホワイトデーに当ラブホがお客様へのプレゼントとして用意したものだそうだが、持ち帰られずに殆ど残っていた。
社員のゴルゴ氏にクッキーのことを聞かれたので「見た目が地味過ぎて誰も手を付けてない。殆どテーブルの上に放置状態だ」と答えると「実はアレ、僕が選んだんです」とのこと(滝汗)。
仕方ないので「食べたら美味しいんでしょうけど、地味過ぎて食指が動かないんですよ。パッと見、ババ菓子か煎餅かと思いました。あっはっはー」と半ばやけくそに笑って誤魔化した。ここでヘタにフォローをして、来年も地味で不味そうなモノを用意されても困る。
社員の早口氏に「××6号室のお客様、クレジットカード払いなのでお願いします」と言われ、カードを取りに伺うと出てきたのは若い女性だった。カード払いの場合は殆ど男性客が出てくるので、意外に思いながらもフロントへ届けて打ち込みして貰った。
早口氏「カード払いなのに850円ですよ!850円て」
ゴルゴ氏「みかやん、聞きました?お金持ちは言うことが違いますよね」
みかやん「さすがですよね。850円なんて私には大金ですから」
ゴルゴ氏「僕も25日の給料日まであと850円ぐらいしか持ってませんよ。別にカード払いでもいいじゃないですかねぇ」
みかやん「全然いいですよ。早口氏は大金持ちで羨ましいです」
早口氏「だってドリンク代だけですよ。普通は現金で…」
ゴルゴ氏&みかやん「いやぁ羨ましい。さすが独身貴族!今度ご馳走して貰いましょう!早口氏のカードで(笑)」
明細票が出てくるまで一通り早口氏を茶化して遊んだ。ところが、作業室に唸るほどセットバッグが溜まっているのを見てしまい、遊んでもいられず、ホスト君と必死でセットバッグを片付けた。
デビュー当時のホスト君は、セットや点検を教えている最中にも鏡を見ては手グシで髪を整えキメの顔をして気取っていて、使えないどころかお話にならないと思っていたのに、こんなに立派になって…嬉しい誤算だった。なのに辞めちゃうんだもの、本当に残念だ。
その後、オヤジ臭のキツい部屋に当たれば「汗だくになったら俺からオジサンの匂いがするんですよ!」と嘆いていたホスト君を思い出し、部屋でローターを見れば「こんなモノを剥き出しで置いて帰るなんてデリカシーがない!」と怒ったホスト君を思い出し…。
様々なシーンのホスト君を思い出して寂しくなるが、微笑ましい想い出ばかりだ。ホスト君て本人もカッコつけてるし実際カッコイイんだけど、どこか笑えるというか、いつも巧みな話術でみんなを楽しませ和ませてくれて、有り難かった。
最後にホスト君と二人で外へゴミ捨てに行くと「うわー!俺、ホントにファイナルのファイナルだ。なんか信じらんないや。ココに1年も居ると思わなかったし…」と感慨深げだった。
全く名残惜しい限り。ホスト君とココで出会えて良かった。ホスト君、一年間お疲れ様でした&ありがとう。
ラブホ831日目:ぼんてーじ
2009年3月12日 お仕事 コメント (4)
11:00-18:00 点検22+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+回収他
今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と、私の勤務。
朝1でセットに入ると、ドアを開けたとたんに物凄い熱気が押し寄せてきた。異常に暑いと思ったら、暖房は30度全開で、浴室のドアが開けっ放しの上お湯も出しっぱなしで、そんな部屋に有線の小鳥のさえずりが流れていた。
お客様は小鳥の鳴き声で爽やかな朝を過ごしたかも知れないが、私はジャングルに迷い込んだ気分だった。熱気と湿気と湯気でムンムンの中、汗だくになってセットをしていたら、テーブルの上に亀甲縛りのまんまの形のSMコスチュームというかボンテージというかの空き箱が有った(画像参照・一応モザイクをかけました)。
私の中では、暑い部屋=年寄り客、熱い風呂=年寄り客…なので当然のように、この部屋も爺さん&婆さんが熱い風呂に入って暑い部屋でくつろいでいたんだろうと思ったが、亀甲縛りの婆さんを想像するとキツい。
暑さと妄想上の亀甲縛りの婆さんの姿(ちなみにこの時のモデルは菅井○んさんでした。ごめんなさい)に目眩がしてきたので、速やかにその部屋を出て隣の部屋へ避難し、窓を開けて風に当たって一息ついた。
やれやれと振り返ってベッドを剥がすと、シーツが血だらけで白いシーツにクッキリと血の手形がついていた。慌ててシーツを剥がし、シーツの下にも血が滲んで被害が及んでいないか確認したところ無事だったが、先日もそうだったし最近は血で遊ぶ人が多くて困る。
ココの閉経したベッドメイク係は血に弱くなっているので、お手柔らかにお願いしたいものだわ。
今日の相方は掛け持ちさんなので、早めにリネンコンテナを移動させておき、作業室に有ったセットバッグも各階へ配り終え、13時にリネン屋さんを迎えた。リネン屋さんが来てから、一人でダスターを上げ終えるまでに約一時間掛かった。
二人でやれば30分程度で済むのに、今日も掛け持ちさんはコンテナやリネンやダスターには指一本触れなかった。或る意味、凄いことだ。私には真似出来ない。やっぱり掛け持ちさんとペアの日は「今日のフロントは私だけ。私しか居ない」と思っていた方が気がラクだ。
萎えながら昼休みに入ろうとしたら、超ベテランメイク女史と電話番姐さんに「18日の社員さんの歓送迎会に一緒に出ましょう♪」と誘われた。
姐さん「昼メイクさん一人も出ないって言うからいいでしょ?」
みかやん「ぶっちゃけ、昼メイクの意地悪婆さん達はどうでもいいんですが、もっとこうネックになる人が居るって言うか…」
メイク女史「あ、あぁ…。大丈夫、絡んで来たりしないよ。もし来たら私達が追い払うし、新卒君も”みかやん大丈夫なんですか?”って心配してたよ」
深夜フロントへ行って会えなくなった新卒君も出席するし、ホスト君も最後に出席するので、私も出席したいとは思っていたけど、私の心を殺した人に絡まれるどころか私が酔って絡んで大暴走の恐れがあるので、出席しないつもりだった。
だけど、メイク女史達のお気持ちが有り難くて「では、連れてって下さい。宜しくお願いします」と答えると、二人とも「わ〜!良かった〜!」と拍手して喜んで下さった。何だかもう、ありがた過ぎて涙が出てきたので慌てて休憩室へ逃げた。本当になんて素敵な人達なんでしょう。
昼休み中しみじみと、心が殺されたあの日にココを辞めてしまわないで良かったと思った。
帰り際に、これで最後!とセットに入ると、テーブルの上に煙草の吸い殻で「○カコ」と女性の名前が描かれていた。暇な人も居たもんだと急いで片付けたら手が灰で真っ黒になった。ん?○カコ?関取さんと同じ名前だ。
16日から深夜フロントへ異動となる関取さんとは昨日でお別れだったと、まさに今、気が付いた。私ったら、昨日の忙しさでお礼やらお詫びやら別れの言葉を思いっきり言いそびれてたじゃないの!
仕方ないので心の中で「関取さん、色々教えてもらったり助けてもらったり、ありがとう。深夜フロントでも持ち前の明るさと可愛らしさで頑張ってね」と呟いた。関取さん、お元気で…。
今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と、私の勤務。
朝1でセットに入ると、ドアを開けたとたんに物凄い熱気が押し寄せてきた。異常に暑いと思ったら、暖房は30度全開で、浴室のドアが開けっ放しの上お湯も出しっぱなしで、そんな部屋に有線の小鳥のさえずりが流れていた。
お客様は小鳥の鳴き声で爽やかな朝を過ごしたかも知れないが、私はジャングルに迷い込んだ気分だった。熱気と湿気と湯気でムンムンの中、汗だくになってセットをしていたら、テーブルの上に亀甲縛りのまんまの形のSMコスチュームというかボンテージというかの空き箱が有った(画像参照・一応モザイクをかけました)。
私の中では、暑い部屋=年寄り客、熱い風呂=年寄り客…なので当然のように、この部屋も爺さん&婆さんが熱い風呂に入って暑い部屋でくつろいでいたんだろうと思ったが、亀甲縛りの婆さんを想像するとキツい。
暑さと妄想上の亀甲縛りの婆さんの姿(ちなみにこの時のモデルは菅井○んさんでした。ごめんなさい)に目眩がしてきたので、速やかにその部屋を出て隣の部屋へ避難し、窓を開けて風に当たって一息ついた。
やれやれと振り返ってベッドを剥がすと、シーツが血だらけで白いシーツにクッキリと血の手形がついていた。慌ててシーツを剥がし、シーツの下にも血が滲んで被害が及んでいないか確認したところ無事だったが、先日もそうだったし最近は血で遊ぶ人が多くて困る。
ココの閉経したベッドメイク係は血に弱くなっているので、お手柔らかにお願いしたいものだわ。
今日の相方は掛け持ちさんなので、早めにリネンコンテナを移動させておき、作業室に有ったセットバッグも各階へ配り終え、13時にリネン屋さんを迎えた。リネン屋さんが来てから、一人でダスターを上げ終えるまでに約一時間掛かった。
二人でやれば30分程度で済むのに、今日も掛け持ちさんはコンテナやリネンやダスターには指一本触れなかった。或る意味、凄いことだ。私には真似出来ない。やっぱり掛け持ちさんとペアの日は「今日のフロントは私だけ。私しか居ない」と思っていた方が気がラクだ。
萎えながら昼休みに入ろうとしたら、超ベテランメイク女史と電話番姐さんに「18日の社員さんの歓送迎会に一緒に出ましょう♪」と誘われた。
姐さん「昼メイクさん一人も出ないって言うからいいでしょ?」
みかやん「ぶっちゃけ、昼メイクの意地悪婆さん達はどうでもいいんですが、もっとこうネックになる人が居るって言うか…」
メイク女史「あ、あぁ…。大丈夫、絡んで来たりしないよ。もし来たら私達が追い払うし、新卒君も”みかやん大丈夫なんですか?”って心配してたよ」
深夜フロントへ行って会えなくなった新卒君も出席するし、ホスト君も最後に出席するので、私も出席したいとは思っていたけど、私の心を殺した人に絡まれるどころか私が酔って絡んで大暴走の恐れがあるので、出席しないつもりだった。
だけど、メイク女史達のお気持ちが有り難くて「では、連れてって下さい。宜しくお願いします」と答えると、二人とも「わ〜!良かった〜!」と拍手して喜んで下さった。何だかもう、ありがた過ぎて涙が出てきたので慌てて休憩室へ逃げた。本当になんて素敵な人達なんでしょう。
昼休み中しみじみと、心が殺されたあの日にココを辞めてしまわないで良かったと思った。
帰り際に、これで最後!とセットに入ると、テーブルの上に煙草の吸い殻で「○カコ」と女性の名前が描かれていた。暇な人も居たもんだと急いで片付けたら手が灰で真っ黒になった。ん?○カコ?関取さんと同じ名前だ。
16日から深夜フロントへ異動となる関取さんとは昨日でお別れだったと、まさに今、気が付いた。私ったら、昨日の忙しさでお礼やらお詫びやら別れの言葉を思いっきり言いそびれてたじゃないの!
仕方ないので心の中で「関取さん、色々教えてもらったり助けてもらったり、ありがとう。深夜フロントでも持ち前の明るさと可愛らしさで頑張ってね」と呟いた。関取さん、お元気で…。
ラブホ830日目:函館東山
2009年3月11日 お仕事 コメント (2)11:00-18:00 点検31+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+回収他
今日は、朝フロントの関取さん(20代前半・80キロ超)と、私の勤務。
朝から異常な程お客様が入っていて、朝メイクさん1隊が本メイクをして残り3隊がクイックメイクをすることになったので、土日並みにセットや点検に追われ、変にお客さんが入り過ぎている為に回収やルームサービスも多く、平日なのに朝からいっぱいいっぱいだった。
関取さんと私がペアで忙しい時は、関取さんが点検で私がセットという暗黙の了解がある。メイクさん3隊の為に黙々とセットをしていると、電話がきて「超ベテランメイク女史がセットをするので点検して下さい」との事。
私が点検をしている間に、メイク女史は物凄い早さでセットをして下さり、たんまり溜まったセットバッグも片付けて下さったので大助かりだった。メイク女史がフロント係だったり社員さんだったら、どんなに幸せだろうといつも思う。
昼休み直前にセットに入ると、関取さんが「セット代わりますから、お昼入って下さ〜い」と追いかけてきてくれた。取り敢えず一緒にセットをしようと部屋を見回すと、ベッドパットと防火マットが部屋の隅にたたんであって、土台の分厚いマットレスの上に枕と掛け布団が乗っていた。
「えーっ!この固いマットの上で寝てたの?」と驚いた。わざわざ自力で剥がしてるところをみると、余程お気に召さなかったらしい。関取さんの話によると、函館の東山にあるラブホでも、分厚いマットレスの上にシーツだけという状態になっていて、関取さんもそれはそれは驚いたそうだ。
函館の東山ラブホ街道のラブホには昔よ〜くお世話になったけど、さすがにそんな所までは覚えていないし、まさか自分が将来ラブホ勤めの人になるとは思ってもみなかったから、マットのことなんか気にもとめてなかったもの。
東山かぁ…裏夜景かぁ…懐かし過ぎて涙が出そうだ。
函館人はそれぞれ自分だけのお気に入り夜景スポットってのを持ってて、恋人が出来ると「どうだ!」と言わんばかりにそこへ連れてったりして。私は東山方面から見える裏夜景が好きだったから、その帰りについラブホへ・・・(遠い目)。
郷愁に耽ってる場合じゃなかった。
私が昼休みの間も、メイク女史は怖い部屋も4P部屋も物ともせず、関取さんもビックリの凄い勢いでセットをしていて下さったそうだ。申し訳ないので、昼休み明けの私も急ぎに急いで走り回って、途中で客室にメンバーズカードを届けた。
お客様に「で?このカードはどうすればいいんですか?」と聞かれたが、「はぁ…そちらのぉ…ふぅ…カード挿入口にぃ…ひぃ」と息切れがして思うように喋られず、「だ、大丈夫ですか?」と笑われた。
だって、この忙しい時に来て小一時間で帰るような、冷やかしみたいなお客さんばかりで変に忙しいんだもの。
関取さんが帰り、メイク女史もお帰りになって、一人で黙々とセットをしていてふと気が付けば、まるで荒らされていないキレイな部屋ばかりでセットがラクだった。小一時間で帰るお客様ばかりだったので、散らかす暇も無かったらしい。
さっきは”冷やかし?”とか”嫌がらせ?”だなんて思ったけど、セットが捗って何よりだった。キレイにご利用頂いてありがとうございました!だ。
順調にセットをしていると、夜社員のダルマ氏が「今日は夜フロントがちゃんと3人来るんで、セット部屋は最低限あればいいですから。一人で無理しなくていいですからね」と優しい言葉を掛けて下さったので、即、甘えた。
各階のエレベーターホールを片付けていると、昼メイクさんが血だらけになったオネショマットを持って大慌てで右往左往していたので、ソレを受け取って新しいオネショマットをベッドメイク中の部屋へ届けて差し上げた。
昼メイクさん達は最後の部屋なのに時間が足りなくて急いでいたそうで、オネショマットを届けただけで物凄く感謝されてしまって恐縮した。
一時はどうなるかと思ったが、メイク女史やダルマ氏や部屋を綺麗に使って下さったお客様方のお陰で、余裕で帰り支度が出来た。私も、み〜んなに感謝!
今日は、朝フロントの関取さん(20代前半・80キロ超)と、私の勤務。
朝から異常な程お客様が入っていて、朝メイクさん1隊が本メイクをして残り3隊がクイックメイクをすることになったので、土日並みにセットや点検に追われ、変にお客さんが入り過ぎている為に回収やルームサービスも多く、平日なのに朝からいっぱいいっぱいだった。
関取さんと私がペアで忙しい時は、関取さんが点検で私がセットという暗黙の了解がある。メイクさん3隊の為に黙々とセットをしていると、電話がきて「超ベテランメイク女史がセットをするので点検して下さい」との事。
私が点検をしている間に、メイク女史は物凄い早さでセットをして下さり、たんまり溜まったセットバッグも片付けて下さったので大助かりだった。メイク女史がフロント係だったり社員さんだったら、どんなに幸せだろうといつも思う。
昼休み直前にセットに入ると、関取さんが「セット代わりますから、お昼入って下さ〜い」と追いかけてきてくれた。取り敢えず一緒にセットをしようと部屋を見回すと、ベッドパットと防火マットが部屋の隅にたたんであって、土台の分厚いマットレスの上に枕と掛け布団が乗っていた。
「えーっ!この固いマットの上で寝てたの?」と驚いた。わざわざ自力で剥がしてるところをみると、余程お気に召さなかったらしい。関取さんの話によると、函館の東山にあるラブホでも、分厚いマットレスの上にシーツだけという状態になっていて、関取さんもそれはそれは驚いたそうだ。
函館の東山ラブホ街道のラブホには昔よ〜くお世話になったけど、さすがにそんな所までは覚えていないし、まさか自分が将来ラブホ勤めの人になるとは思ってもみなかったから、マットのことなんか気にもとめてなかったもの。
東山かぁ…裏夜景かぁ…懐かし過ぎて涙が出そうだ。
函館人はそれぞれ自分だけのお気に入り夜景スポットってのを持ってて、恋人が出来ると「どうだ!」と言わんばかりにそこへ連れてったりして。私は東山方面から見える裏夜景が好きだったから、その帰りについラブホへ・・・(遠い目)。
郷愁に耽ってる場合じゃなかった。
私が昼休みの間も、メイク女史は怖い部屋も4P部屋も物ともせず、関取さんもビックリの凄い勢いでセットをしていて下さったそうだ。申し訳ないので、昼休み明けの私も急ぎに急いで走り回って、途中で客室にメンバーズカードを届けた。
お客様に「で?このカードはどうすればいいんですか?」と聞かれたが、「はぁ…そちらのぉ…ふぅ…カード挿入口にぃ…ひぃ」と息切れがして思うように喋られず、「だ、大丈夫ですか?」と笑われた。
だって、この忙しい時に来て小一時間で帰るような、冷やかしみたいなお客さんばかりで変に忙しいんだもの。
関取さんが帰り、メイク女史もお帰りになって、一人で黙々とセットをしていてふと気が付けば、まるで荒らされていないキレイな部屋ばかりでセットがラクだった。小一時間で帰るお客様ばかりだったので、散らかす暇も無かったらしい。
さっきは”冷やかし?”とか”嫌がらせ?”だなんて思ったけど、セットが捗って何よりだった。キレイにご利用頂いてありがとうございました!だ。
順調にセットをしていると、夜社員のダルマ氏が「今日は夜フロントがちゃんと3人来るんで、セット部屋は最低限あればいいですから。一人で無理しなくていいですからね」と優しい言葉を掛けて下さったので、即、甘えた。
各階のエレベーターホールを片付けていると、昼メイクさんが血だらけになったオネショマットを持って大慌てで右往左往していたので、ソレを受け取って新しいオネショマットをベッドメイク中の部屋へ届けて差し上げた。
昼メイクさん達は最後の部屋なのに時間が足りなくて急いでいたそうで、オネショマットを届けただけで物凄く感謝されてしまって恐縮した。
一時はどうなるかと思ったが、メイク女史やダルマ氏や部屋を綺麗に使って下さったお客様方のお陰で、余裕で帰り支度が出来た。私も、み〜んなに感謝!
ラブホ829日目:ラッシュずれ
2009年3月8日 お仕事11:00-19:00(1時間残業) 点検12+セット+メイク手伝い+コンテナ移動+リネン折り他
今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と、朝昼フロントの関取さん(20代前半・80キロ超)、昼フロントのホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)と私の勤務。
出動してすぐ大した退室ラッシュもないまま満室になって、不気味なほど落ち着いてしまった。お客様が帰らないのでコンテナ移動を始めると、ホスト君が「みかやんは昼フロントばかりで大変なんで、俺がやりますよ」と代わってくれた。
ホスト君の話によれば「昼フロントに比べたら朝フロントは全然ラク」との事で、朝フロントは11時の退室ラッシュの途中で昼休みに入り、16時の退室ラッシュ前に帰るのに対して、昼フロントは退室ラッシュが2回有る上、昼ラッシュが終わって、後始末も完璧にしてから昼休みという損な役回りらしい。
深夜フロントへ移った新卒君も「昼フロントのあの忙しさは何だったんだろ」と言っていたし、関取さんも新人さんには「経験者として言わせて貰うと昼フロントは本当に大変」と説明していた。どうりで疲れると思ったわよ(哀)。
今日も関取さんと仲良く、怖い部屋には一緒に点検に入り、4P部屋には一緒にセットに入ったりして、作業室へ降りたら…なんと!掛け持ちさんがリネン作業やダスター上げをしてくれたそうで、本気で驚いた。ホスト君は「俺、こないだ教えたんです」と涼しい顔だったが…。
ホスト君も業を煮やして教えたと思うけど、掛け持ちさんは一連のリネン作業なんかとっくにマスターしてるから(汗)。掛け持ちさんは、ホスト君の手前やらないわけにいかなかったんだろう。関取さんと私は久々にリネン作業を免れた歓びを噛みしめた。
お客さんが帰らないので、作業室で待機しつつホスト君と関取さんと三人でリネン折りをしながら談笑した。滅多にないこんなひとときがホントに楽しくて、別れが辛くなりそうだ。
ようやくお客様が帰り始めたのでセットへ向かうと、とんでもなく荒れた部屋ばかりだった。
脱ぎ散らかされたバスローブの中から帽子の忘れ物が発掘されたり、洗面所に巻き散らかされたティッシュの中からクシの忘れ物が出てきたり、散らかし過ぎた果ての忘れ物というパターンが多くて萎えた。
かと思えば、お客様が勝手に部屋の模様替えをしていて、ソファやテーブルがとんでもない場所へ移動されていて唖然とした。よくもまぁ重い家具を面倒臭くもなくわざわざ移動させたものだと、逆に感心したり。つか、ヒトんちでしょうが。
馬鹿力やクソ力を駆使して家具を元に戻し、別の部屋へセットに入ると、浴槽にお馴染みのスキン風船が浮いていたり、ビデが浮いていたりでまた萎える。ビデの場合はお湯を抜いて捨てようとして絞ったりすると、見事に自分が浴びてしまいますから…。
いつもと違ってお客様が全然帰らないと思っていたら、変なお客さんばかりが残ってたのかい?おっと、失言だ。
気を取り直して別の部屋へセットに入ると、スカッとキレイな部屋だった。部屋に入って最初に目に入るベッドに使われた形跡が無い。お風呂も洗面所もトイレも全く使われた形跡が無く、やっとまともな部屋に当たった!と喜んだのも束の間、ビニールレザーのソファの上がローションと陰毛まみれだった。
ソファの上だけで事足りたようだが、ローションでベタベタだ。昼メイクには超ド老眼の人も居るので、ローションが見えずにその上に物を置いたりして二次災害が起きないように、ローションを拭き取っておいた。
今日の退室ラッシュが始まったのは、ホスト君と私の残業が決まった後の17時半過ぎからだった。夜フロントさんが一人欠勤して爆乳フロントさん二人だけだそうで、いくらラッシュ慣れしている夜フロントさん達でも、こんなにも遅くに退室ラッシュが始まっては大変だろう。
一時間ほど残業をすると、夜社員のダルマ氏が「お陰様でやっと売り部屋が4つ出来ました。ジュースでも飲んで帰って下さい」と、ホスト君と私に100円ずつくださったので、有り難くホスト君とデカビタCで乾杯してから帰った。
お客様が全然帰らず、朝から調子が狂いっぱなしの一日だった。でも、それだけ居心地がいいってことなんだろう・・・か?
今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と、朝昼フロントの関取さん(20代前半・80キロ超)、昼フロントのホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)と私の勤務。
出動してすぐ大した退室ラッシュもないまま満室になって、不気味なほど落ち着いてしまった。お客様が帰らないのでコンテナ移動を始めると、ホスト君が「みかやんは昼フロントばかりで大変なんで、俺がやりますよ」と代わってくれた。
ホスト君の話によれば「昼フロントに比べたら朝フロントは全然ラク」との事で、朝フロントは11時の退室ラッシュの途中で昼休みに入り、16時の退室ラッシュ前に帰るのに対して、昼フロントは退室ラッシュが2回有る上、昼ラッシュが終わって、後始末も完璧にしてから昼休みという損な役回りらしい。
深夜フロントへ移った新卒君も「昼フロントのあの忙しさは何だったんだろ」と言っていたし、関取さんも新人さんには「経験者として言わせて貰うと昼フロントは本当に大変」と説明していた。どうりで疲れると思ったわよ(哀)。
今日も関取さんと仲良く、怖い部屋には一緒に点検に入り、4P部屋には一緒にセットに入ったりして、作業室へ降りたら…なんと!掛け持ちさんがリネン作業やダスター上げをしてくれたそうで、本気で驚いた。ホスト君は「俺、こないだ教えたんです」と涼しい顔だったが…。
ホスト君も業を煮やして教えたと思うけど、掛け持ちさんは一連のリネン作業なんかとっくにマスターしてるから(汗)。掛け持ちさんは、ホスト君の手前やらないわけにいかなかったんだろう。関取さんと私は久々にリネン作業を免れた歓びを噛みしめた。
お客さんが帰らないので、作業室で待機しつつホスト君と関取さんと三人でリネン折りをしながら談笑した。滅多にないこんなひとときがホントに楽しくて、別れが辛くなりそうだ。
ようやくお客様が帰り始めたのでセットへ向かうと、とんでもなく荒れた部屋ばかりだった。
脱ぎ散らかされたバスローブの中から帽子の忘れ物が発掘されたり、洗面所に巻き散らかされたティッシュの中からクシの忘れ物が出てきたり、散らかし過ぎた果ての忘れ物というパターンが多くて萎えた。
かと思えば、お客様が勝手に部屋の模様替えをしていて、ソファやテーブルがとんでもない場所へ移動されていて唖然とした。よくもまぁ重い家具を面倒臭くもなくわざわざ移動させたものだと、逆に感心したり。つか、ヒトんちでしょうが。
馬鹿力やクソ力を駆使して家具を元に戻し、別の部屋へセットに入ると、浴槽にお馴染みのスキン風船が浮いていたり、ビデが浮いていたりでまた萎える。ビデの場合はお湯を抜いて捨てようとして絞ったりすると、見事に自分が浴びてしまいますから…。
いつもと違ってお客様が全然帰らないと思っていたら、変なお客さんばかりが残ってたのかい?おっと、失言だ。
気を取り直して別の部屋へセットに入ると、スカッとキレイな部屋だった。部屋に入って最初に目に入るベッドに使われた形跡が無い。お風呂も洗面所もトイレも全く使われた形跡が無く、やっとまともな部屋に当たった!と喜んだのも束の間、ビニールレザーのソファの上がローションと陰毛まみれだった。
ソファの上だけで事足りたようだが、ローションでベタベタだ。昼メイクには超ド老眼の人も居るので、ローションが見えずにその上に物を置いたりして二次災害が起きないように、ローションを拭き取っておいた。
今日の退室ラッシュが始まったのは、ホスト君と私の残業が決まった後の17時半過ぎからだった。夜フロントさんが一人欠勤して爆乳フロントさん二人だけだそうで、いくらラッシュ慣れしている夜フロントさん達でも、こんなにも遅くに退室ラッシュが始まっては大変だろう。
一時間ほど残業をすると、夜社員のダルマ氏が「お陰様でやっと売り部屋が4つ出来ました。ジュースでも飲んで帰って下さい」と、ホスト君と私に100円ずつくださったので、有り難くホスト君とデカビタCで乾杯してから帰った。
お客様が全然帰らず、朝から調子が狂いっぱなしの一日だった。でも、それだけ居心地がいいってことなんだろう・・・か?
ラブホ828日目:うへへへ
2009年3月7日 お仕事11:00-18:00 点検20+セット+ダスター運び+回収+ベッドメイク手伝い他
今日は、朝フロントの関取さん(20代前半・80キロ超)と、朝昼フロントのホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)と、昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と私の勤務。
ホスト君がとても個性的なカラー&カットを施してきて、それがとてもよく似合っていた。サイドがアシンメトリーで、全体的に茶髪だが毛先等にマットな黒が入っていて、その黒の入り方が絶妙で、物凄くカッコイイ!今までのホスト君のヘアスタイルと比べると、実にワイルドだ。
私は絶賛したが、皆には「ゲイの人みたい」と言われ、ホスト君は「髪が長いと”女の子みたい”って言われるし、短くしたら”ゲイみたい”って、俺どうすればいいんですか?」と嘆いていたのに、私ったらつい「確かに、ゲイ雑誌のグラビアページで全裸でシャワー浴びてる青年みたい」と言ってしまった。
や、グラビアページに抜擢される程イケテるってことだから(汗)。
朝からルームサービスと割引券の回収が異常に多く、セットや点検をしていても駆り出されて捗らず、11時の退室ラッシュが終わらないので大急ぎでセットをしていると、関取さんに「みかやんてセット早いですよね〜。凄いです」と褒められて、照れてフニャフニャになった。
今日も関取さんの甘えた仕草や可愛らしい表情にメロメロの私。関取さんだって物凄く仕事が早い。どんな仕事もガーッと片付けてくれて、その圧倒的なパワーは戦車のよう(笑)。忙しい時に関取さんを見るとホッとする。女の子はガリガリちゃんより、関取さんぐらいふくよかな子の方が絶対可愛い!
そうこうしている間に満室になり、朝メイクさん達のベッドメイクを手伝った。そこへ関取さんも手伝いに来てくれて、社員の早口氏まで駆け付けて下さったが…狭いっ。よりによって一番狭い部屋に5人でベッドメイクとなると、しっちゃかめっちゃかだ。
すると関取さんが「どうしよう。私、場所とるから居ない方がいいのかな?」と申し訳なさそうに呟いたのを聞いてしまい「いやいや!全然そんなことないから!」と全力で否定した。全くもう、そんなイタイケな姿を見せられたら「惚れてまうやろーーー!」(Wエンジン)だわ。
どうでもこうでも部屋を上げて、ようやく満室になったまま落ち着いた。
大型さんが「やっぱりフロントの新人には若い男の子が欲しかったよね」と声をかけてきた。本当にそのとおりだ。今日だって、167センチ45キロの華奢なホスト君が、セットバッグ上げにコンテナ移動にダスター上げで大活躍だった。体力自慢の大型さんや私も、さすがに若い男の子には敵わない。
続けて大型さんは「ホスト君にも”若い男の子の新人が欲しかったよ。目の保養もしたいもん!”って言ったら、”あぁ、俺いなくなったら目の保養も出来なくなりますからねぇ”って言ってたよ」と萎えていた(笑)。
一年前はダメダメだったホスト君も関取さんも、立派に成長して今や重要な戦力だ。二人とも性格的にもお茶目で可愛くて仕方ない。その二人が来週にはココを巣立ってしまうのが物凄く寂しい。大型さんも「ホスト君なんか仕事中に鏡ばかり見てて”うわ!コイツ使えねぇ!”って思ってたのにねぇ」と寂しそうだった。
毎度のことながら感傷に耽るヒマもなくセットや点検に追われ、途中でルームサービスを届けると、部屋から出てきた50代男性に「あと、コスプレも頼むわ。バニーガールの5番ね。うへへへ」と言われてドン引きした。
やややや、在庫確認もあるんだからフロントへ電話してよね。つか、面と向かって「うへへへ」って言われても…。その「うへへへ」が何とも言えないイヤラシイ含みのある笑い方で、思い出すたび寒い思いをした。
その後、遅番で18時半まで働く昼メイクさん達の為に、大型さんと必死でセットをして汗だくになったけど…。
どうせならもっと爽やかに「バニーガールの5番ね。あははは!」か、もしくはもっと愉快に「バニーガールの5番ね。うひゃひゃひゃ」と言ってほしかった。
今日は、朝フロントの関取さん(20代前半・80キロ超)と、朝昼フロントのホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)と、昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と私の勤務。
ホスト君がとても個性的なカラー&カットを施してきて、それがとてもよく似合っていた。サイドがアシンメトリーで、全体的に茶髪だが毛先等にマットな黒が入っていて、その黒の入り方が絶妙で、物凄くカッコイイ!今までのホスト君のヘアスタイルと比べると、実にワイルドだ。
私は絶賛したが、皆には「ゲイの人みたい」と言われ、ホスト君は「髪が長いと”女の子みたい”って言われるし、短くしたら”ゲイみたい”って、俺どうすればいいんですか?」と嘆いていたのに、私ったらつい「確かに、ゲイ雑誌のグラビアページで全裸でシャワー浴びてる青年みたい」と言ってしまった。
や、グラビアページに抜擢される程イケテるってことだから(汗)。
朝からルームサービスと割引券の回収が異常に多く、セットや点検をしていても駆り出されて捗らず、11時の退室ラッシュが終わらないので大急ぎでセットをしていると、関取さんに「みかやんてセット早いですよね〜。凄いです」と褒められて、照れてフニャフニャになった。
今日も関取さんの甘えた仕草や可愛らしい表情にメロメロの私。関取さんだって物凄く仕事が早い。どんな仕事もガーッと片付けてくれて、その圧倒的なパワーは戦車のよう(笑)。忙しい時に関取さんを見るとホッとする。女の子はガリガリちゃんより、関取さんぐらいふくよかな子の方が絶対可愛い!
そうこうしている間に満室になり、朝メイクさん達のベッドメイクを手伝った。そこへ関取さんも手伝いに来てくれて、社員の早口氏まで駆け付けて下さったが…狭いっ。よりによって一番狭い部屋に5人でベッドメイクとなると、しっちゃかめっちゃかだ。
すると関取さんが「どうしよう。私、場所とるから居ない方がいいのかな?」と申し訳なさそうに呟いたのを聞いてしまい「いやいや!全然そんなことないから!」と全力で否定した。全くもう、そんなイタイケな姿を見せられたら「惚れてまうやろーーー!」(Wエンジン)だわ。
どうでもこうでも部屋を上げて、ようやく満室になったまま落ち着いた。
大型さんが「やっぱりフロントの新人には若い男の子が欲しかったよね」と声をかけてきた。本当にそのとおりだ。今日だって、167センチ45キロの華奢なホスト君が、セットバッグ上げにコンテナ移動にダスター上げで大活躍だった。体力自慢の大型さんや私も、さすがに若い男の子には敵わない。
続けて大型さんは「ホスト君にも”若い男の子の新人が欲しかったよ。目の保養もしたいもん!”って言ったら、”あぁ、俺いなくなったら目の保養も出来なくなりますからねぇ”って言ってたよ」と萎えていた(笑)。
一年前はダメダメだったホスト君も関取さんも、立派に成長して今や重要な戦力だ。二人とも性格的にもお茶目で可愛くて仕方ない。その二人が来週にはココを巣立ってしまうのが物凄く寂しい。大型さんも「ホスト君なんか仕事中に鏡ばかり見てて”うわ!コイツ使えねぇ!”って思ってたのにねぇ」と寂しそうだった。
毎度のことながら感傷に耽るヒマもなくセットや点検に追われ、途中でルームサービスを届けると、部屋から出てきた50代男性に「あと、コスプレも頼むわ。バニーガールの5番ね。うへへへ」と言われてドン引きした。
やややや、在庫確認もあるんだからフロントへ電話してよね。つか、面と向かって「うへへへ」って言われても…。その「うへへへ」が何とも言えないイヤラシイ含みのある笑い方で、思い出すたび寒い思いをした。
その後、遅番で18時半まで働く昼メイクさん達の為に、大型さんと必死でセットをして汗だくになったけど…。
どうせならもっと爽やかに「バニーガールの5番ね。あははは!」か、もしくはもっと愉快に「バニーガールの5番ね。うひゃひゃひゃ」と言ってほしかった。
ラブホ827日目:朝昼新人
2009年3月5日 お仕事11:00-18:00 点検35+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+ルームサービス他
今日は、朝フロントの関取さん(20代前半・80キロ超)と、朝昼フロントの新人さん(20代前半・華奢な女性)と、私の勤務。
朝昼フロントと、昼メイクに新人が入った。フロント新人がいかにもか弱そうな華奢な女の子なのに対して、昼メイク新人が165センチの逞しい女の子となると、どう見ても配属が逆では?という感じ。
フロント新人は、午前中は朝メイクさん達に加わってベッドメイク研修をして、午後からセット研修をするそうで、関取さんと私はフロント新人の為にセットをせずに残しておくよう指示された。
ヒマな上に点検のみで、なんてラッキーな関取さんと私。
ところが、メイクさん達が本メイクをしている階の露天風呂付きの部屋が2つ空いたのでセットをすることになり、こんな場合に限って2つとも散らかり放題のドロドロの部屋で、関取さんと二人でセットに入って良かった♪
私は元々、群れるタイプでも連むタイプでもないのだけど、関取さんに「ついてきて下さい♪」とか「一緒に行きましょう♪」と誘われると、可愛くて可愛くて仕方なくて、どこへでもお供してしまう。関取さんと連んでいると、楽しい上にめっちゃ仕事が捗るので一日があっと言う間だ。
関取さんと新人さんが昼休みに入っている間、私は一人で点検をし、関取さんが新人さんにセットを教えている間も私は黙々と点検をした。その間にとんでもない噂を耳にしてしまい「新人さんは、若いのに物凄く動作が緩慢で、見ていて苛々する程」とのことだ。
不安になって関取さんに様子を聞いてみると「ビックリするほど、ゆっくりのんびりなんです。それに力もなくて、ルームサービスを運んだだけで”重い”って手が震えてるんですよ。多分もたないと思います」と珍しく渋い表情だ。ダメだ、こりゃ。
とは言っても、その新人さんの為に少しでも多くセットする部屋を用意してあげたいのに、お客様方は入ってくる一方で全く帰らないどころか、回収もなく帰る気配すら無い。
そうこうしている間に、関取さんと新人さんが帰る時間になり、帰り際に関取さんに「今日はこれから大変なことになりそうじゃないですか?」と言われ、イヤな予感はしていたが16時15分頃から退室ラッシュが始まって、私は走り回ってマラソン大会状態になった。
息を切らして××2号室へ貸し出し用のDVDを届けると、杉浦太陽君のような若くて可愛くて笑顔の眩しい男の子が出てきて「ついで…ってこともないんですが、食器を下げて貰ってもいいですか?」と、ジャンボカレーの特大皿が乗ったトレイを親切に私に持たせてくれて、ドアまで押さえて下さった。
イケメンな上になんて親切で感じがいいんでしょう!感動している私に「大丈夫ですか?すみません」と優しい言葉をかけて下さり、私は感動の嵐になった。こういう方の彼女さんは幸せだ。
ま、オバサンがゼイゼイいいながらDVDを届けたんで、気の毒に思ったんでしょうけど…。それにしても嬉しいじゃないの。
更に一人マラソン大会は続き、今度はファットクラッシャーという脂肪の気になる部分に巻き付けてブルブルという奴の貸し出しを届けることになり、さっきと同じ××2号室だった。
また杉浦太陽君似のイケメンを拝めるかも知れないし、彼女さんを見られるかも知れない。ワクワクしながら××2号室へ行くと、部屋から出てきたのは驚くほど体毛が濃くて、ホモサビエンスが登場する前の人類?と思ってしまうような男性だった。え?なんで別の男性?男性と男性?さっきの太陽君が?
あまりのことに絶句した…って、話す用事もなければ、お客様と玄関先で立ち話をする筋合いも無いのだけど。
2号室といっても私の思い違いで別の階の2号室だったと思いたいが、玄関にカレーの匂いが漂っていたので間違いではないのだろう。よりにもよって、さっきの太陽君が、こんな毛むくじゃら(失敬)と仲良くジャンボカレーを食べてDVDを観て、これから脂肪ブルブルなのかい?
へ、へええぇぇ・・・。
今更、男同士のカップルに驚いたりはしないけど、毛むくじゃらに驚いた。というか、杉浦太陽君似の可愛い男の子と毛むくじゃらの組み合わせに驚いた。
今日は、朝フロントの関取さん(20代前半・80キロ超)と、朝昼フロントの新人さん(20代前半・華奢な女性)と、私の勤務。
朝昼フロントと、昼メイクに新人が入った。フロント新人がいかにもか弱そうな華奢な女の子なのに対して、昼メイク新人が165センチの逞しい女の子となると、どう見ても配属が逆では?という感じ。
フロント新人は、午前中は朝メイクさん達に加わってベッドメイク研修をして、午後からセット研修をするそうで、関取さんと私はフロント新人の為にセットをせずに残しておくよう指示された。
ヒマな上に点検のみで、なんてラッキーな関取さんと私。
ところが、メイクさん達が本メイクをしている階の露天風呂付きの部屋が2つ空いたのでセットをすることになり、こんな場合に限って2つとも散らかり放題のドロドロの部屋で、関取さんと二人でセットに入って良かった♪
私は元々、群れるタイプでも連むタイプでもないのだけど、関取さんに「ついてきて下さい♪」とか「一緒に行きましょう♪」と誘われると、可愛くて可愛くて仕方なくて、どこへでもお供してしまう。関取さんと連んでいると、楽しい上にめっちゃ仕事が捗るので一日があっと言う間だ。
関取さんと新人さんが昼休みに入っている間、私は一人で点検をし、関取さんが新人さんにセットを教えている間も私は黙々と点検をした。その間にとんでもない噂を耳にしてしまい「新人さんは、若いのに物凄く動作が緩慢で、見ていて苛々する程」とのことだ。
不安になって関取さんに様子を聞いてみると「ビックリするほど、ゆっくりのんびりなんです。それに力もなくて、ルームサービスを運んだだけで”重い”って手が震えてるんですよ。多分もたないと思います」と珍しく渋い表情だ。ダメだ、こりゃ。
とは言っても、その新人さんの為に少しでも多くセットする部屋を用意してあげたいのに、お客様方は入ってくる一方で全く帰らないどころか、回収もなく帰る気配すら無い。
そうこうしている間に、関取さんと新人さんが帰る時間になり、帰り際に関取さんに「今日はこれから大変なことになりそうじゃないですか?」と言われ、イヤな予感はしていたが16時15分頃から退室ラッシュが始まって、私は走り回ってマラソン大会状態になった。
息を切らして××2号室へ貸し出し用のDVDを届けると、杉浦太陽君のような若くて可愛くて笑顔の眩しい男の子が出てきて「ついで…ってこともないんですが、食器を下げて貰ってもいいですか?」と、ジャンボカレーの特大皿が乗ったトレイを親切に私に持たせてくれて、ドアまで押さえて下さった。
イケメンな上になんて親切で感じがいいんでしょう!感動している私に「大丈夫ですか?すみません」と優しい言葉をかけて下さり、私は感動の嵐になった。こういう方の彼女さんは幸せだ。
ま、オバサンがゼイゼイいいながらDVDを届けたんで、気の毒に思ったんでしょうけど…。それにしても嬉しいじゃないの。
更に一人マラソン大会は続き、今度はファットクラッシャーという脂肪の気になる部分に巻き付けてブルブルという奴の貸し出しを届けることになり、さっきと同じ××2号室だった。
また杉浦太陽君似のイケメンを拝めるかも知れないし、彼女さんを見られるかも知れない。ワクワクしながら××2号室へ行くと、部屋から出てきたのは驚くほど体毛が濃くて、ホモサビエンスが登場する前の人類?と思ってしまうような男性だった。え?なんで別の男性?男性と男性?さっきの太陽君が?
あまりのことに絶句した…って、話す用事もなければ、お客様と玄関先で立ち話をする筋合いも無いのだけど。
2号室といっても私の思い違いで別の階の2号室だったと思いたいが、玄関にカレーの匂いが漂っていたので間違いではないのだろう。よりにもよって、さっきの太陽君が、こんな毛むくじゃら(失敬)と仲良くジャンボカレーを食べてDVDを観て、これから脂肪ブルブルなのかい?
へ、へええぇぇ・・・。
今更、男同士のカップルに驚いたりはしないけど、毛むくじゃらに驚いた。というか、杉浦太陽君似の可愛い男の子と毛むくじゃらの組み合わせに驚いた。
ラブホ826日目:コスプレ4P
2009年3月4日 お仕事※3月2日(月)の日記です。
11:00-18:00 点検18+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+カラオケ新譜入れ他
今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と私の勤務。
コスプレ用コスチューム回収を命じられて4P部屋へ行くと、若い男性一名と若い女性三名が既に玄関で待機されていて、ドサドサッと返却して下さり、すぐお帰りになるようなので、コスチュームを持ってエレベーターホールへ走った。
確認すると、警察官、幼稚園児、セーラー服、忍者の衣装4点だったので、全員でコスプレを堪能されたようだ。掛け持ちさんに限って4P部屋のセットへ入るワケがないので、少し待っていると4名は関西弁の男性を中心にワイワイと部屋を出てきた。
コスプレではじけちゃってたようだし、若いし、部屋は大荒れの予感がしたが、掛け持ちさんとペアの日は面倒なことは私に廻ってくる。仕方なくセットに入ると、コスプレ4P立食パーティーというような一大イベントの後という感じだった。
脱ぎ散らかされた浴衣やガウンを掻き分けて浴室へ行くと、浴室でも酒盛りが行われたようで空き缶や空き瓶や、ベチャベチャに濡れたバスタオルが散乱していた。当初は4Pに恥じらいがあって、タオルを巻いて4人で入浴したのだろう。
どうせ後で全裸になって徐々に大胆になって4人で乱れに乱れて…ってなるのに、無駄にバスタオルを濡らさないでほしいわ!と思いつつ、足で踏んでタオルの水を絞った。
濡れたバスタオルが入ってズッシリ重くなったセットバッグ2つと、ルームサービスの食器が乗ったトレイ2つと、ゴミ袋5袋を回収するのに3往復してようやく4P部屋のセットを終えた。大型さんや関取さんなら手伝いに来てくれるのに、予想通り掛け持ちさんは来てくれなかった。
今日一日のエネルギーを使い果たした気がするが、掛け持ちさんはセットバッグ上げにコンテナ移動やリネン出しにダスター上げ、という一連のリネン作業には一切関わらない人なので、余力を残しておくしかない。
別の部屋へセットに入ると、テーブルの上に落書き帳と色鉛筆のセットが有った。お子様連れだったのか?とパラパラと落書き帳をめくると、大人の交換絵日記で、女性の絵は見事だが、男性のは何が描かれているのか抽象的過ぎて全く分からず、思わず笑ってしまった。
そうだそうだ、この調子。掛け持ちさんとペアでも笑って働ける私になろう。
その部屋を出ようとすると、廊下に男性の声でカラオケの熱唱が響いていたので呆気にとられていたら、後ろからデリヘル嬢らしき若い女性が歩いてきて「あはは!まんま聞こえて、なまらウケるんですけど」と満面の笑みで私の方に振り返った。
熱唱が凄くてデリヘル嬢の気配を察知できずに逃げ遅れて慌てたが、私も会釈した。つか、ちゃんと部屋のドアを閉めて歌ってくれないと、ホントに丸聞こえだから(苦笑)。
リネン屋さんが来たので、コンテナの運搬やリネン出しをして、さてダスター上げ!と思ったが、15時だったので昼休みに入った。もしかしたら掛け持ちさんがダスターを運んでくれるかも?と淡い期待を抱いたが、16時に昼休みを終えても、ダスターはコンテナに入ったまま放置されていた。
結局16時から一人でダスター上げをした。さすが掛け持ちさん!頑なな迄にリネン作業には関わらない。別に私はリネン担当じゃないのに。今日も掛け持ちさんは、リネン作業やカラオケ新譜入れには関わらず、セットと点検だけをしてお帰りになった。
掛け持ちさんが帰った後、エレベーターホールにオネショマットが有ったので手にとってみると、ベチャベチャに濡れていて「え〜?オシッコ?」と愕然とした。
そこへ近所さんが来て「コレ、ベッドの上に置きっぱだったの!みかやんだったらコレ下げて新しいオネマを用意しといてくれるよね!掛け持ちさんたらこんなのも下げないんだよ。べちゃべちゃなのに!この上に新しいシーツ広げたらどうなるのさ。おまけにベッドのマットまで濡れてたんだよ!」とご立腹だった。
掛け持ちさんたら、セットと点検しかしないのにセットがコレじゃ、メイクさん達からの苦情も多いはずだわ…面倒な事は私の仕事らしいので、マットに乾燥機をかけた。
来シフトも掛け持ちさんと私のペアばかりで、先が思いやられる(泣)。
11:00-18:00 点検18+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+カラオケ新譜入れ他
今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と私の勤務。
コスプレ用コスチューム回収を命じられて4P部屋へ行くと、若い男性一名と若い女性三名が既に玄関で待機されていて、ドサドサッと返却して下さり、すぐお帰りになるようなので、コスチュームを持ってエレベーターホールへ走った。
確認すると、警察官、幼稚園児、セーラー服、忍者の衣装4点だったので、全員でコスプレを堪能されたようだ。掛け持ちさんに限って4P部屋のセットへ入るワケがないので、少し待っていると4名は関西弁の男性を中心にワイワイと部屋を出てきた。
コスプレではじけちゃってたようだし、若いし、部屋は大荒れの予感がしたが、掛け持ちさんとペアの日は面倒なことは私に廻ってくる。仕方なくセットに入ると、コスプレ4P立食パーティーというような一大イベントの後という感じだった。
脱ぎ散らかされた浴衣やガウンを掻き分けて浴室へ行くと、浴室でも酒盛りが行われたようで空き缶や空き瓶や、ベチャベチャに濡れたバスタオルが散乱していた。当初は4Pに恥じらいがあって、タオルを巻いて4人で入浴したのだろう。
どうせ後で全裸になって徐々に大胆になって4人で乱れに乱れて…ってなるのに、無駄にバスタオルを濡らさないでほしいわ!と思いつつ、足で踏んでタオルの水を絞った。
濡れたバスタオルが入ってズッシリ重くなったセットバッグ2つと、ルームサービスの食器が乗ったトレイ2つと、ゴミ袋5袋を回収するのに3往復してようやく4P部屋のセットを終えた。大型さんや関取さんなら手伝いに来てくれるのに、予想通り掛け持ちさんは来てくれなかった。
今日一日のエネルギーを使い果たした気がするが、掛け持ちさんはセットバッグ上げにコンテナ移動やリネン出しにダスター上げ、という一連のリネン作業には一切関わらない人なので、余力を残しておくしかない。
別の部屋へセットに入ると、テーブルの上に落書き帳と色鉛筆のセットが有った。お子様連れだったのか?とパラパラと落書き帳をめくると、大人の交換絵日記で、女性の絵は見事だが、男性のは何が描かれているのか抽象的過ぎて全く分からず、思わず笑ってしまった。
そうだそうだ、この調子。掛け持ちさんとペアでも笑って働ける私になろう。
その部屋を出ようとすると、廊下に男性の声でカラオケの熱唱が響いていたので呆気にとられていたら、後ろからデリヘル嬢らしき若い女性が歩いてきて「あはは!まんま聞こえて、なまらウケるんですけど」と満面の笑みで私の方に振り返った。
熱唱が凄くてデリヘル嬢の気配を察知できずに逃げ遅れて慌てたが、私も会釈した。つか、ちゃんと部屋のドアを閉めて歌ってくれないと、ホントに丸聞こえだから(苦笑)。
リネン屋さんが来たので、コンテナの運搬やリネン出しをして、さてダスター上げ!と思ったが、15時だったので昼休みに入った。もしかしたら掛け持ちさんがダスターを運んでくれるかも?と淡い期待を抱いたが、16時に昼休みを終えても、ダスターはコンテナに入ったまま放置されていた。
結局16時から一人でダスター上げをした。さすが掛け持ちさん!頑なな迄にリネン作業には関わらない。別に私はリネン担当じゃないのに。今日も掛け持ちさんは、リネン作業やカラオケ新譜入れには関わらず、セットと点検だけをしてお帰りになった。
掛け持ちさんが帰った後、エレベーターホールにオネショマットが有ったので手にとってみると、ベチャベチャに濡れていて「え〜?オシッコ?」と愕然とした。
そこへ近所さんが来て「コレ、ベッドの上に置きっぱだったの!みかやんだったらコレ下げて新しいオネマを用意しといてくれるよね!掛け持ちさんたらこんなのも下げないんだよ。べちゃべちゃなのに!この上に新しいシーツ広げたらどうなるのさ。おまけにベッドのマットまで濡れてたんだよ!」とご立腹だった。
掛け持ちさんたら、セットと点検しかしないのにセットがコレじゃ、メイクさん達からの苦情も多いはずだわ…面倒な事は私の仕事らしいので、マットに乾燥機をかけた。
来シフトも掛け持ちさんと私のペアばかりで、先が思いやられる(泣)。
ラブホ825日目:フロント3人
2009年3月3日 お仕事※3月1日(日)の日記です。
11:00-18:00 点検22+セット+ルームサービス+回収他
今日は、朝フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と、昼フロントのホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)と私の勤務。日曜だというのにフロントが三人しか居なくてかなりピンチだ。ホスト君と私が出動する頃には、客室のコンビニボックスへ補充するドリンクやエログッズがカゴ2つにてんこ盛りになった。
日曜だけはリネン屋さんが早く到着するので、リネンコンテナの移動をしておきたいが、人手不足で出来ず。各階エレベーターホールは回収してきたセットバッグや食器が乗ったトレイで足の踏み場も無いが、片付ける余裕も無く…。
ひたすらセットと点検に追われるも、メイクさん達に対してセットがギリギリ間に合っている状態で、点検して売らなきゃならない部屋は溜まりまくっているのに、社員さんから「セットバッグを各階に上げて下さい」という指示がきて、ホスト君も私も唖然とした。
この状況でセットバッグ…と戸惑う私達に代わって、風呂係をしていた超ベテランメイク女史がセットバッグ上げをして下さり、その後もダスター上げやセットもして下さった。本当に私達にとっては救世主のようなお方で、今日もメイク女史の大活躍と適切な判断に救われた。
そういや、さっき昼メイクさん達はゴミ袋折りをしていた。私が昼メイクの頃は、セットバッグ上げだ、ダスター上げだ、セットだ、点検だと駆り出されたものだが、最近そーゆーのが無い。あのままメイク女史が風呂係をしていたら、私は途中で倒れて露天風呂に浮いていたかも知れない。
セットをしているとすぐに朝メイクさん達が部屋に来て、セットを手伝ってくれていた新人男子がビーフジャーキーの食べ残しを発見して「休憩室に持って帰って食っていいすかね?」と聞き、ロザンナさんに「気持ち悪くなかったら食べればいいっしょ!」と言われていた。
すると新人男子は「だって別にコレに精子かかってるわけじゃないっすよね?」とボヤき、泣く泣くゴミ袋に捨てていた。ココで茶化されるのは人気者の証、頑張れ新人君!という感じ。確かに精子はかかっていないだろうけど、お客さんが食べ残したものって、どうも…ねぇ…。
昼の人気者のホスト君は、朝のうちは「俺、ココを辞めたら旅に出るか、大通公園でポエム売りをします」と言って笑っていたが、さすがに夕方になると「一人少ないだけでこんな目に遭うなんて、もうホントいやだ〜。疲れた〜。でも地獄はこれからですよね。はぁどうしよ〜」とボヤいていた。
16時に仕事を終えた大型さんが、物凄く疲れた様子で休憩室に来た。
大型さん「今日はもう無理。本当にもうダメ」
みかやん「でもさっきホスト君が”地獄はこれからですよね”って言ってた」
大型さん「そうだわ。4時過ぎたら地獄だよね」
みかやん「じゃ、地獄へ行ってきます」
ホントに土日にフロントが三人って勘弁してほしい。
ようやく仕事を終えた帰り道で、近所さんが「昼メイクの最年長にはもう引退して貰わないとダメだわ!ベッドメイクが酷すぎるもの!アレじゃ点検する人が可哀相!」と憤慨していた。確かに、昼メイク最年長は土日のみの勤務になってから、一段とベッドメイクが酷くなった。
土日のクッソ忙しい時に、あのベッドメイクじゃ点検に時間がかかってどうしようもない。自分の身は自分で守るしかないので、私あたりは忙しい時には昼メイク最年長がベッドメイクをした部屋には極力点検に入らない。点検をしている時に同じ階で最年長を見かけたら、別の階へ逃げている(苦笑)。
昼メイク最年長のような人が優遇され大切に守られて、私なんかは「仕事が出来る、それだけじゃダメだ!」と批難されるような職場だから仕方ない。仕方ないんだよ、近所さん。最悪、私のように陥れられ排除されるから気を付けた方がいい。
見ざる言わざる聞かざるで、何の感情も持たずに事務的に機械的に働きながら、隠居してくれるのを待ちましょう。
11:00-18:00 点検22+セット+ルームサービス+回収他
今日は、朝フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と、昼フロントのホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)と私の勤務。日曜だというのにフロントが三人しか居なくてかなりピンチだ。ホスト君と私が出動する頃には、客室のコンビニボックスへ補充するドリンクやエログッズがカゴ2つにてんこ盛りになった。
日曜だけはリネン屋さんが早く到着するので、リネンコンテナの移動をしておきたいが、人手不足で出来ず。各階エレベーターホールは回収してきたセットバッグや食器が乗ったトレイで足の踏み場も無いが、片付ける余裕も無く…。
ひたすらセットと点検に追われるも、メイクさん達に対してセットがギリギリ間に合っている状態で、点検して売らなきゃならない部屋は溜まりまくっているのに、社員さんから「セットバッグを各階に上げて下さい」という指示がきて、ホスト君も私も唖然とした。
この状況でセットバッグ…と戸惑う私達に代わって、風呂係をしていた超ベテランメイク女史がセットバッグ上げをして下さり、その後もダスター上げやセットもして下さった。本当に私達にとっては救世主のようなお方で、今日もメイク女史の大活躍と適切な判断に救われた。
そういや、さっき昼メイクさん達はゴミ袋折りをしていた。私が昼メイクの頃は、セットバッグ上げだ、ダスター上げだ、セットだ、点検だと駆り出されたものだが、最近そーゆーのが無い。あのままメイク女史が風呂係をしていたら、私は途中で倒れて露天風呂に浮いていたかも知れない。
セットをしているとすぐに朝メイクさん達が部屋に来て、セットを手伝ってくれていた新人男子がビーフジャーキーの食べ残しを発見して「休憩室に持って帰って食っていいすかね?」と聞き、ロザンナさんに「気持ち悪くなかったら食べればいいっしょ!」と言われていた。
すると新人男子は「だって別にコレに精子かかってるわけじゃないっすよね?」とボヤき、泣く泣くゴミ袋に捨てていた。ココで茶化されるのは人気者の証、頑張れ新人君!という感じ。確かに精子はかかっていないだろうけど、お客さんが食べ残したものって、どうも…ねぇ…。
昼の人気者のホスト君は、朝のうちは「俺、ココを辞めたら旅に出るか、大通公園でポエム売りをします」と言って笑っていたが、さすがに夕方になると「一人少ないだけでこんな目に遭うなんて、もうホントいやだ〜。疲れた〜。でも地獄はこれからですよね。はぁどうしよ〜」とボヤいていた。
16時に仕事を終えた大型さんが、物凄く疲れた様子で休憩室に来た。
大型さん「今日はもう無理。本当にもうダメ」
みかやん「でもさっきホスト君が”地獄はこれからですよね”って言ってた」
大型さん「そうだわ。4時過ぎたら地獄だよね」
みかやん「じゃ、地獄へ行ってきます」
ホントに土日にフロントが三人って勘弁してほしい。
ようやく仕事を終えた帰り道で、近所さんが「昼メイクの最年長にはもう引退して貰わないとダメだわ!ベッドメイクが酷すぎるもの!アレじゃ点検する人が可哀相!」と憤慨していた。確かに、昼メイク最年長は土日のみの勤務になってから、一段とベッドメイクが酷くなった。
土日のクッソ忙しい時に、あのベッドメイクじゃ点検に時間がかかってどうしようもない。自分の身は自分で守るしかないので、私あたりは忙しい時には昼メイク最年長がベッドメイクをした部屋には極力点検に入らない。点検をしている時に同じ階で最年長を見かけたら、別の階へ逃げている(苦笑)。
昼メイク最年長のような人が優遇され大切に守られて、私なんかは「仕事が出来る、それだけじゃダメだ!」と批難されるような職場だから仕方ない。仕方ないんだよ、近所さん。最悪、私のように陥れられ排除されるから気を付けた方がいい。
見ざる言わざる聞かざるで、何の感情も持たずに事務的に機械的に働きながら、隠居してくれるのを待ちましょう。
ラブホ824日目:おでん
2009年2月27日 お仕事11:00-18:00 点検18+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+回収他
今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と私の勤務。
朝メイクさん1隊が早帰りになり、13時からは朝メイクも昼メイクも1隊ずつで、昨日と同様に比較的ラクに仕事を進められそうだが、今日の相方はまだ新人の掛け持ちさんなので油断してはいけない。
今日もコンテナ移動からダスター上げまでの一連のリネン作業を一人で全部やった。その間は、また掛け持ちさんがガムシャラにセットや点検をしていてくれたから、いいっちゃあいいんだけど…。
もうリネン作業からは逃れられない運命なのだと諦めるしかない。大型さんやホスト君が昼フロントの日は、昼メイクさん達と14時から昼休みだが、私だけは15時から昼休みだ。リネン屋さんは13時から14時にかけて来るので、逃れようがない。
私が居ると休憩室の雰囲気が悪くなるそうなので(よく言うよ!)私は昼メイクさん達とズレて昼休みに入るよう支配人に命じられたので仕方ない。「これじゃまるで罰!文句言ってる方をズラしたらいいのに」と言ってくれる人もいるが、これがパワハラというものなのだろうし、一人休憩は快適で気に入っている。
先日、私が昼休みの時にトイレに来たホスト君に「一人休憩って寂しくないです?」と聞かれたが「スーパーでもコンビニでも休憩は一人ずつだったから気になんないし、結構みんなに羨ましがられるよ」と答えた。
14時からの昼休みは大抵5人は居るんだから、喋りたい人は喋って、各自自由に過ごせばいい。私だって喋らないこともあった。それを「喋らないから機嫌が悪い」と受け止める人は、自分が言った悪口が私の耳に入ったんじゃないかと不安だからでしょ。自分で自分の首を絞めといて、私のせいとは恐れ入った話だよ。
友達も無く趣味も無く、職場に話し相手を求めに来てる人は、休憩室を自分の独擅場にしたかったんでしょ。私が居たら自分が中心になれなくて悔しかったんでしょ。はいはい。職場の人間関係が全てだなんてお気の毒ね。自分の侘びしい人生まで私のせいにしないでほしいわ。
自由で快適な昼休みを終えると、60歳前後の男性が面接に来ていた。
面接官のゴルゴ氏が「フロントと言ってもデスクワークではなくて、かなりハードに動き回る仕事ですが大丈夫ですか?」「土日は特にハードに走り回ることになりますが大丈夫ですか?」「重い物を持ったり運んだりする作業もありますが大丈夫ですか?」と、しきりに「大丈夫ですか?」と確認していた。
60前後の男性をそこまで年寄り扱いしなくたって(汗)…と思って後で聞いたら、少し足が不自由な方だったそうだ。昨日は30代の元ヤン風女性も面接に来ていたので、噂の宝塚風美女はドタキャンしたんだろう。フロントの面接には、我こそは!という体力自慢の人に来てほしい。
夕方、セットに入るとベッドの枕元に某コンビニのおでんの食べ残しが有った。ソレを横目で見ながらベッドを剥がそうと布団をめくったら、シーツの上にバラバラになったおでんのこんにゃくと白滝が乗っかっていた。
布団の中で隠れて食べたとは思えないし、こんにゃくと白滝が嫌いだからってベッドのど真ん中に除けたとも思えない。・・・ということは、そーゆープレイですか。そうですか。
更に外が薄暗くなってからセットに入ると、部屋の中が真っ暗だった。部屋のロールカーテンを降ろし、わざわざ部屋の電気を全部消して帰るお客様がたまに居る。省エネのおつもりなのかも知れないが、ビビリの私は怖くてイヤだ。
真っ暗な中を窓やベッドの枕元にあるパネルまで行く間、誰か隠れてたらどうしよう!誰か倒れてたりしたらどうしよう!まして死んでたりしたら…と考えて、怖くて仕方ない。
やっとの思いで窓を開け部屋の電気を点け、洗面所の電気を点けたら浴室が異常に暗かった。何事かと思ったら、ローションマットが浴槽に入れられ、窓を覆うように立てかけられていた。どんだけ暗いのが好きなんだか。
よほど見せられない容姿なのか、よほど見たくもない容姿なのか。これじゃ何をするにも完全に手探りでしょうに。って、もしかしてこれもそーゆープレイなんですか?
おでんといい、暗闇といい、他人の趣向は分からない。
今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と私の勤務。
朝メイクさん1隊が早帰りになり、13時からは朝メイクも昼メイクも1隊ずつで、昨日と同様に比較的ラクに仕事を進められそうだが、今日の相方はまだ新人の掛け持ちさんなので油断してはいけない。
今日もコンテナ移動からダスター上げまでの一連のリネン作業を一人で全部やった。その間は、また掛け持ちさんがガムシャラにセットや点検をしていてくれたから、いいっちゃあいいんだけど…。
もうリネン作業からは逃れられない運命なのだと諦めるしかない。大型さんやホスト君が昼フロントの日は、昼メイクさん達と14時から昼休みだが、私だけは15時から昼休みだ。リネン屋さんは13時から14時にかけて来るので、逃れようがない。
私が居ると休憩室の雰囲気が悪くなるそうなので(よく言うよ!)私は昼メイクさん達とズレて昼休みに入るよう支配人に命じられたので仕方ない。「これじゃまるで罰!文句言ってる方をズラしたらいいのに」と言ってくれる人もいるが、これがパワハラというものなのだろうし、一人休憩は快適で気に入っている。
先日、私が昼休みの時にトイレに来たホスト君に「一人休憩って寂しくないです?」と聞かれたが「スーパーでもコンビニでも休憩は一人ずつだったから気になんないし、結構みんなに羨ましがられるよ」と答えた。
14時からの昼休みは大抵5人は居るんだから、喋りたい人は喋って、各自自由に過ごせばいい。私だって喋らないこともあった。それを「喋らないから機嫌が悪い」と受け止める人は、自分が言った悪口が私の耳に入ったんじゃないかと不安だからでしょ。自分で自分の首を絞めといて、私のせいとは恐れ入った話だよ。
友達も無く趣味も無く、職場に話し相手を求めに来てる人は、休憩室を自分の独擅場にしたかったんでしょ。私が居たら自分が中心になれなくて悔しかったんでしょ。はいはい。職場の人間関係が全てだなんてお気の毒ね。自分の侘びしい人生まで私のせいにしないでほしいわ。
自由で快適な昼休みを終えると、60歳前後の男性が面接に来ていた。
面接官のゴルゴ氏が「フロントと言ってもデスクワークではなくて、かなりハードに動き回る仕事ですが大丈夫ですか?」「土日は特にハードに走り回ることになりますが大丈夫ですか?」「重い物を持ったり運んだりする作業もありますが大丈夫ですか?」と、しきりに「大丈夫ですか?」と確認していた。
60前後の男性をそこまで年寄り扱いしなくたって(汗)…と思って後で聞いたら、少し足が不自由な方だったそうだ。昨日は30代の元ヤン風女性も面接に来ていたので、噂の宝塚風美女はドタキャンしたんだろう。フロントの面接には、我こそは!という体力自慢の人に来てほしい。
夕方、セットに入るとベッドの枕元に某コンビニのおでんの食べ残しが有った。ソレを横目で見ながらベッドを剥がそうと布団をめくったら、シーツの上にバラバラになったおでんのこんにゃくと白滝が乗っかっていた。
布団の中で隠れて食べたとは思えないし、こんにゃくと白滝が嫌いだからってベッドのど真ん中に除けたとも思えない。・・・ということは、そーゆープレイですか。そうですか。
更に外が薄暗くなってからセットに入ると、部屋の中が真っ暗だった。部屋のロールカーテンを降ろし、わざわざ部屋の電気を全部消して帰るお客様がたまに居る。省エネのおつもりなのかも知れないが、ビビリの私は怖くてイヤだ。
真っ暗な中を窓やベッドの枕元にあるパネルまで行く間、誰か隠れてたらどうしよう!誰か倒れてたりしたらどうしよう!まして死んでたりしたら…と考えて、怖くて仕方ない。
やっとの思いで窓を開け部屋の電気を点け、洗面所の電気を点けたら浴室が異常に暗かった。何事かと思ったら、ローションマットが浴槽に入れられ、窓を覆うように立てかけられていた。どんだけ暗いのが好きなんだか。
よほど見せられない容姿なのか、よほど見たくもない容姿なのか。これじゃ何をするにも完全に手探りでしょうに。って、もしかしてこれもそーゆープレイなんですか?
おでんといい、暗闇といい、他人の趣向は分からない。
ラブホ823日目:キノコ
2009年2月26日 お仕事
11:00-18:00 点検18+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+食器洗い他
今日は、朝フロントの関取さん(20代前半・80キロ超)と私の勤務。
朝メイクさんが一人欠勤し、超ベテランメイク女史が風呂係になって朝メイクさんが1隊、昼メイクさんも1隊だったお陰で超ラクチンの予感。朝メイクさん達や関取さんに、私が三連休の間の出来事を聞いた。
私が三連休の間はホスト君が三連勤になる筈なのに、シフト表を見間違えて欠勤したとのことで、彼も退職が決まって気が抜けたんだろうさという話。入れ替わりに、来シフトからは11月で退職した超ベテランフロント女史が復帰されると聞いて、小躍りして喜んだ。
ところが、来シフトからは関取さんも「高時給の誘惑に勝てなかった」と、深夜フロントへ異動するそうだ。最近の私は、関取さんが可愛くて可愛くて仕方なかったのに何てこと(泣)。いいなぁ…深夜フロントには新卒君も関取さんも居て楽しそう。
昼フロントには、25歳位にしか見えない37歳の宝塚風美女が決定したらしく、関取さんが「超キレイな人」と絶賛していた。そんな美人が入ってくれたら、男子社員は皆その人に用事を頼んで、私はヒマになるかも?うひひ…と喜んだぐらいにして。
でもやっぱり、フロントにはせめて一人は若くてバリバリの男子が居て欲しい。もしくは女子でも、関取さんぐらい男子並みに働いてくれる子がイイ。なんせ重労働だし、オバサンばかりでは辛い気がするんですけど。昨年の今頃なんかフロント陣は若い男の子ばかりだったのに…。
予想以上にヒマだったので、コンテナ移動も、リネン屋さん到着時のコンテナ運搬やリネン出し、ダスター上げも、全て関取さんと仲良く二人で作業した。今や関取さんと私の連携はバッチリなのに、居なくなるなんて寂しすぎる。
4P部屋が空いたのでションボリとセットに入ると、4Pパーティーの後だった。残飯に空き缶や空き瓶、汚れたティッシュに、方々に脱ぎ散らかされたバスローブや浴衣で、どこから着手して良いか分からず呆然としていたら、すぐに関取さんが手伝いに来てくれて助かった。
ヌメヌメ系の汚れたティッシュに紛れて、血のついたティッシュやガーゼも有り、ゴミ山の中から、レジ袋に入った塗り薬各種と新品のガーゼが発掘された。皮膚病か怪我か知らないけど、血だらけになってまで4Pをしなくたって…ねぇ(苦笑)。
ようやく昼休みに入ると、超ベテランメイク女史が「コーヒー飲んでね」と声を掛けて下さった。メイク女史は早く出勤して朝と昼の人達の為に、大きなポットにコーヒーを入れていて下さる。しかも、コーヒー命の私の為に「みかやんが出勤の日は多めに入れてあるから」とのことで、有り難くて涙が出そうだ。
朝の人達が帰り、昼メイク1隊と私だけになったが、昼メイクさん達が本メイクを始めたので、セットも点検も捗りまくった。気分良くセットをしていると、テーブルの上に妖し気なキノコの形をした容器と薬の空箱のようなモノが有った(画像参照)。
こんなキノコの形で”マジックマッシュ”という名でありながら「マジックマッシュルームの成分は一切使用しておりません」とわざわざ書いてあるあたりが私のツボをくすぐり、空箱は”ナチュラルエクスタシー”という名で、両方とも”栄養補助食品”だそうだ。
どんな栄養なんだか。こーゆー怪しげなモノって、どーゆー所に売ってるんだろ?買った人達はもっと妖しかったりして…などと考えて、また一人でニヤリとした。
17時過ぎに夜社員のダルマ氏が「もうセットしなくていいですよ。夜フロントが三人来るんで、セットは最低限有ればいいですから。無理しなくていいですからね」と言って下さった。
「そんなこと言われたら、すぐ甘えちゃいますからね〜」と言って、年寄りなので本当にすぐ甘えて作業室を片付けた。普段、年寄り扱いにはまだ若干の抵抗が有るが(苦笑)、こんな時の私は都合良く年寄りになる。
ダルマ氏はココで唯一私より年上の社員さんで、いつもニコニコと親しみ易く、堂々たる恰幅で汗だるまになって働く方で、誰からも愛される素敵な社員さんだ。
私が昼メイクの頃はダルマ氏とあまり接点が無かったけど、こうしてお近づきになれて優しい言葉を掛けて頂いて、本当に有り難かった。何ともいい一日だった。
今日は、朝フロントの関取さん(20代前半・80キロ超)と私の勤務。
朝メイクさんが一人欠勤し、超ベテランメイク女史が風呂係になって朝メイクさんが1隊、昼メイクさんも1隊だったお陰で超ラクチンの予感。朝メイクさん達や関取さんに、私が三連休の間の出来事を聞いた。
私が三連休の間はホスト君が三連勤になる筈なのに、シフト表を見間違えて欠勤したとのことで、彼も退職が決まって気が抜けたんだろうさという話。入れ替わりに、来シフトからは11月で退職した超ベテランフロント女史が復帰されると聞いて、小躍りして喜んだ。
ところが、来シフトからは関取さんも「高時給の誘惑に勝てなかった」と、深夜フロントへ異動するそうだ。最近の私は、関取さんが可愛くて可愛くて仕方なかったのに何てこと(泣)。いいなぁ…深夜フロントには新卒君も関取さんも居て楽しそう。
昼フロントには、25歳位にしか見えない37歳の宝塚風美女が決定したらしく、関取さんが「超キレイな人」と絶賛していた。そんな美人が入ってくれたら、男子社員は皆その人に用事を頼んで、私はヒマになるかも?うひひ…と喜んだぐらいにして。
でもやっぱり、フロントにはせめて一人は若くてバリバリの男子が居て欲しい。もしくは女子でも、関取さんぐらい男子並みに働いてくれる子がイイ。なんせ重労働だし、オバサンばかりでは辛い気がするんですけど。昨年の今頃なんかフロント陣は若い男の子ばかりだったのに…。
予想以上にヒマだったので、コンテナ移動も、リネン屋さん到着時のコンテナ運搬やリネン出し、ダスター上げも、全て関取さんと仲良く二人で作業した。今や関取さんと私の連携はバッチリなのに、居なくなるなんて寂しすぎる。
4P部屋が空いたのでションボリとセットに入ると、4Pパーティーの後だった。残飯に空き缶や空き瓶、汚れたティッシュに、方々に脱ぎ散らかされたバスローブや浴衣で、どこから着手して良いか分からず呆然としていたら、すぐに関取さんが手伝いに来てくれて助かった。
ヌメヌメ系の汚れたティッシュに紛れて、血のついたティッシュやガーゼも有り、ゴミ山の中から、レジ袋に入った塗り薬各種と新品のガーゼが発掘された。皮膚病か怪我か知らないけど、血だらけになってまで4Pをしなくたって…ねぇ(苦笑)。
ようやく昼休みに入ると、超ベテランメイク女史が「コーヒー飲んでね」と声を掛けて下さった。メイク女史は早く出勤して朝と昼の人達の為に、大きなポットにコーヒーを入れていて下さる。しかも、コーヒー命の私の為に「みかやんが出勤の日は多めに入れてあるから」とのことで、有り難くて涙が出そうだ。
朝の人達が帰り、昼メイク1隊と私だけになったが、昼メイクさん達が本メイクを始めたので、セットも点検も捗りまくった。気分良くセットをしていると、テーブルの上に妖し気なキノコの形をした容器と薬の空箱のようなモノが有った(画像参照)。
こんなキノコの形で”マジックマッシュ”という名でありながら「マジックマッシュルームの成分は一切使用しておりません」とわざわざ書いてあるあたりが私のツボをくすぐり、空箱は”ナチュラルエクスタシー”という名で、両方とも”栄養補助食品”だそうだ。
どんな栄養なんだか。こーゆー怪しげなモノって、どーゆー所に売ってるんだろ?買った人達はもっと妖しかったりして…などと考えて、また一人でニヤリとした。
17時過ぎに夜社員のダルマ氏が「もうセットしなくていいですよ。夜フロントが三人来るんで、セットは最低限有ればいいですから。無理しなくていいですからね」と言って下さった。
「そんなこと言われたら、すぐ甘えちゃいますからね〜」と言って、年寄りなので本当にすぐ甘えて作業室を片付けた。普段、年寄り扱いにはまだ若干の抵抗が有るが(苦笑)、こんな時の私は都合良く年寄りになる。
ダルマ氏はココで唯一私より年上の社員さんで、いつもニコニコと親しみ易く、堂々たる恰幅で汗だるまになって働く方で、誰からも愛される素敵な社員さんだ。
私が昼メイクの頃はダルマ氏とあまり接点が無かったけど、こうしてお近づきになれて優しい言葉を掛けて頂いて、本当に有り難かった。何ともいい一日だった。
ラブホ822日目:残業
2009年2月22日 お仕事 コメント (2)11:00-19:30(1時間半残業) 点検21+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+リネン折り他
今日は、朝フロントの関取さん(20代前半・80キロ超)と、朝昼フロントのホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)と、昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と私の勤務。
日曜には珍しく朝から売り部屋が多かったが、それでも退室ラッシュはしっかり有って、12時には作業室にセットバッグが30個ほど溜まっていた。
私がセットバッグを片付けていると、関取さんは片付けを手伝わずに昼休みに入ることを物凄く申し訳なさそうに丁寧に詫びてくれた。何も関取さんのせいじゃないし、皆が皆セットに追われて作業室へ降りるヒマが無かっただけなのに。
私に構わず昼休みに入るよう促すと「だって〜。朝からみかやんの方が全然動いてたのに、セットバッグもこんなに有って…」と、関取さんは立ち去り難いように言って昼休みに入った。なんていい子なんだろう。
大型さんが昼休みに入る頃には、ほぼ満室になって落ち着いたので、私達フロント係もメイクさん達も作業室でリネン折りやゴミ袋折りをしていて、ホスト君はみんなに茶化されていた。
ホスト君本人を目の前に、皆で「ねぇ、ホスト君とセックス出来る?」「イヤだ。下手そうだもん」「しつこかったら困るし」「ホスト君は私としたいだろうけど、私はイヤ」「小さそう」「皮が…」とか言いたい放題だが、ホスト君も負けずにノリ良く笑顔で斬り返す。朝メイクさん達とフロント係の平和な日常だ。
そこで部屋が空き、ホスト君と関取さんと私でジャンケンでセット行きを決めようとしたら、超ベテランメイク女史がホスト君と関取さんに「アンタ達が行きなさい(笑)みかやんなんかボロボロなんだから」と庇って下さって有り難かった。
今度は、メイク女史と陽気な朝メイクさんと社員の早口氏とで、来週の昼ご飯を賭けたジャンケンが始まり、私も誘われたがこの時もメイク女史が「みかやんはフロントになって給料少ないんだから」とまた助けて下さった。本当にメイク女史という方は目配りや気配りが素晴らしい。
ぽつぽつと部屋が空き始めたので出動し、××1号室へセットに入ろうとすると、無人の筈なのに何故かドアが開いていて、私が近づくとバタンとドアが閉まり、閉まったドアがまた少し開いた。
タッチの差で大型さんが先にセットに入ったのだろう、いやもしかしたらセットが間に合わずにメイクさん達が先に入室したのかも知れない。メイクさん達にセットをさせるわけにはいかないので、慌てて「うわーっ!ごめんなさい!」と勢い良くドアを開けたら、お客様だった。
お客様も慌てて「ご、ごめんなさい。部屋に忘れ物をしたもので…」と、お互い物凄く気まずくて逃げるようにその場を離れた。
でも良かった。大型さんだ!と信じて疑わなかったら、私あたりはいつもどおり「ごめんね、ごめんねー」とU字工事風に言って、コンビニボックスに補充するドリンクを差し出していただろう。危ないところだった。
気を取り直してその部屋へセットに入ると、ベッドの上に股の部分が完璧に破けて真っ二つになる寸前のトランクスが有った。メタボちっくな男性ではあったが、どうすればこんなに見事に裂けるだろう?という感じだ…って、コレは忘れ物ではないのかい?「要らないよね」と呟いて捨てた。
夕方の退室ラッシュが始まると、大型さんと私は社員さんに「残業をしてほしい」と頼まれた。聞けば、夜フロントさんが2人欠勤して新人フロントさん一人しか居ないということで、退室ラッシュが落ち着くまで残業することになった。
死ぬほどセットをして19時過ぎにはさすがに飽きてきた。次でやめようと最後の部屋にセットに入ったら、シーツやタオルのリネン類や、ティッシューケースの蓋やソファーにテーブルまで血だらけだった。完全に血で遊んだ様子。それにしても酷すぎる。
通常のセットをして部屋を出ようと思ったが、夜メイクのお局様の顔が目に浮かんだのと、血は乾くと拭き取りにくくなると思ったのとで、仕方なくソファーやベッドの枕元、水道の蛇口、鏡など、目に付くところの拭き掃除をして部屋を出た。
1時間半も残業をしたのはココに入って初めてのことだった。
今日は、朝フロントの関取さん(20代前半・80キロ超)と、朝昼フロントのホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)と、昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と私の勤務。
日曜には珍しく朝から売り部屋が多かったが、それでも退室ラッシュはしっかり有って、12時には作業室にセットバッグが30個ほど溜まっていた。
私がセットバッグを片付けていると、関取さんは片付けを手伝わずに昼休みに入ることを物凄く申し訳なさそうに丁寧に詫びてくれた。何も関取さんのせいじゃないし、皆が皆セットに追われて作業室へ降りるヒマが無かっただけなのに。
私に構わず昼休みに入るよう促すと「だって〜。朝からみかやんの方が全然動いてたのに、セットバッグもこんなに有って…」と、関取さんは立ち去り難いように言って昼休みに入った。なんていい子なんだろう。
大型さんが昼休みに入る頃には、ほぼ満室になって落ち着いたので、私達フロント係もメイクさん達も作業室でリネン折りやゴミ袋折りをしていて、ホスト君はみんなに茶化されていた。
ホスト君本人を目の前に、皆で「ねぇ、ホスト君とセックス出来る?」「イヤだ。下手そうだもん」「しつこかったら困るし」「ホスト君は私としたいだろうけど、私はイヤ」「小さそう」「皮が…」とか言いたい放題だが、ホスト君も負けずにノリ良く笑顔で斬り返す。朝メイクさん達とフロント係の平和な日常だ。
そこで部屋が空き、ホスト君と関取さんと私でジャンケンでセット行きを決めようとしたら、超ベテランメイク女史がホスト君と関取さんに「アンタ達が行きなさい(笑)みかやんなんかボロボロなんだから」と庇って下さって有り難かった。
今度は、メイク女史と陽気な朝メイクさんと社員の早口氏とで、来週の昼ご飯を賭けたジャンケンが始まり、私も誘われたがこの時もメイク女史が「みかやんはフロントになって給料少ないんだから」とまた助けて下さった。本当にメイク女史という方は目配りや気配りが素晴らしい。
ぽつぽつと部屋が空き始めたので出動し、××1号室へセットに入ろうとすると、無人の筈なのに何故かドアが開いていて、私が近づくとバタンとドアが閉まり、閉まったドアがまた少し開いた。
タッチの差で大型さんが先にセットに入ったのだろう、いやもしかしたらセットが間に合わずにメイクさん達が先に入室したのかも知れない。メイクさん達にセットをさせるわけにはいかないので、慌てて「うわーっ!ごめんなさい!」と勢い良くドアを開けたら、お客様だった。
お客様も慌てて「ご、ごめんなさい。部屋に忘れ物をしたもので…」と、お互い物凄く気まずくて逃げるようにその場を離れた。
でも良かった。大型さんだ!と信じて疑わなかったら、私あたりはいつもどおり「ごめんね、ごめんねー」とU字工事風に言って、コンビニボックスに補充するドリンクを差し出していただろう。危ないところだった。
気を取り直してその部屋へセットに入ると、ベッドの上に股の部分が完璧に破けて真っ二つになる寸前のトランクスが有った。メタボちっくな男性ではあったが、どうすればこんなに見事に裂けるだろう?という感じだ…って、コレは忘れ物ではないのかい?「要らないよね」と呟いて捨てた。
夕方の退室ラッシュが始まると、大型さんと私は社員さんに「残業をしてほしい」と頼まれた。聞けば、夜フロントさんが2人欠勤して新人フロントさん一人しか居ないということで、退室ラッシュが落ち着くまで残業することになった。
死ぬほどセットをして19時過ぎにはさすがに飽きてきた。次でやめようと最後の部屋にセットに入ったら、シーツやタオルのリネン類や、ティッシューケースの蓋やソファーにテーブルまで血だらけだった。完全に血で遊んだ様子。それにしても酷すぎる。
通常のセットをして部屋を出ようと思ったが、夜メイクのお局様の顔が目に浮かんだのと、血は乾くと拭き取りにくくなると思ったのとで、仕方なくソファーやベッドの枕元、水道の蛇口、鏡など、目に付くところの拭き掃除をして部屋を出た。
1時間半も残業をしたのはココに入って初めてのことだった。