心が殺された日のこと
2009年1月26日 お仕事 コメント (10)昨日の仕事の帰り、近所さんが私を待っていた。「お疲れ様です」と言って通り過ぎると「待って!どうして私を避けるの?いったい何がどうなってこうなったの?」と追ってきたが、支配人に口止めされているので口ごもった。
近所さん「三連休明けで出てきたら、シフト表からみかやんの名前が消えて、辞めたUさんの名前が入ってて、何が何だか分からなくてEさんやCさんに聞いてもはぐらかされるの!いったい何があったの?話して!」
みかやん「おっかしいよねぇ。知らないわけないのに…」
近所さん「休憩室でも誰も何も喋らないし、あんなに酷かったEさんのUさんに対する悪口がピタリと止まって、自分の隣にUさんを座らせたりしてるし、私はみかやんに避けられてるみたいだし、本当に何が何だか分からないの!どうなってるの?」
近所さんの必死な様子に私は混乱した。こうなると私の方が何が何だか分からない。
みかやん「12日に支配人に”あなた、昼メイクさん全員にもう一緒に働けないって言われちゃったけど、どうしようねぇ”って言われて意味分かんなくてさ」
みかやん「支配人が”あなた、人の悪口を言い過ぎるし、有ること無いこと言いすぎる。あなたが居ると休憩室での雰囲気も悪い。だからもうあなたとは働けないって”って言うから”その言葉そっくりそのまま向こうにお返ししたいです”って言ったの」
近所さん「はあぁーっ?何それ!ひっどい!私、そんなこと言ってないし言うわけない。Sさんも後家さんも、そんなこと言うわけないよ!嘘だ!」
みかやん「でしょう!私もそう思って”近所さんやSさんや後家さんもそう言ったんですか?”って何度も聞いたよ。でも支配人は”うち無理”とか、Sさんから直接聞いたような口ぶりで…」
近所さん「無い無い!Sさんなんか誰より支配人を恐れてて、世間話を振られただけで声うわずってテンパるのに、そんなこと支配人に言えるわけないし、みかやんのことをそんなふうに言うわけもないって」
みかやん「私もそう思った。だけど支配人は私のことを”トラブルメーカー”だって頭ごなしで反論も聞いて貰えなかったよ」
近所さん「ホント酷い。Uさんなんか私が入ってから何回トラブル起こした?いつもEさんやCさんを怒らせて…挙げ句の果てにブチギレて早退して辞めるような人のことをトラブルメーカーって言うんじゃないの?そんな酷いこと言われて一人で耐えてたなんて…。すぐ話してくれれば良かったのに…」
みかやん「私なりに後輩達とは信頼関係を築いてきたつもりで、あとは上との橋渡しを…って頑張るつもりだったけど、トラブルメーカーなんて言われたらもう何もかもMAXめんどくせぇ!ってなって…」
近所さん「私だったら辞めてたかも。でもみかやんが辞めないでいてくれて良かった。私が何も知らないうちにみかやんが辞めてたりしたら、そんなの絶対イヤだったもん」
みかやん「支配人の言葉を真に受けたら辞めてたかも知れないけど、支配人の言葉より近所さんやSさんや後家さんを信じたかったから辞めなかった。もし本当だったらきちんと謝罪してから辞めたかったし…」
近所さん「そんなこと有るわけない!みかやん、誰かにハメられたんだわ!うちらが外でも会って遊んでるのを知らない人が勝手に”昼メイク全員”なんて言ってるんだわ。支配人は誰に騙されてるんだか…あの人とあの人しか居ないっしょ!私、確かめてみる!」
みかやん「や、支配人に”言った言わないでモメられると一番困るから蒸し返さないでくれ”みたいに釘を刺されたの。近所さんの気持ちが分かっただけで充分だよ。ありがとう」
近所さん「何それ?会社ぐるみでみかやんをハメたってこと?それとも支配人のパワハラ?確かめられると困る人が居るから、釘刺したんじゃないの?みかやんがこんな酷い目に遭わされて黙ってたんじゃ私の気が済まないわ!陰で有ること無いこと悪口ばかりなのは向こうでしょ!私に任せて!」
近所さんはなんていい人なんだろう。近所さんと出会えて良かった。ちゃんと信頼関係が築けていて本当に良かった。なんだかんだ私は強運だし、友達には最高に恵まれている。ピンチの時はこうして手を差し延べてくれる人がいる。私は幸せ者だ。
ということで少しずつ心の整理をしていかなては…。殺された心を成仏させなければ…。
近所さん「三連休明けで出てきたら、シフト表からみかやんの名前が消えて、辞めたUさんの名前が入ってて、何が何だか分からなくてEさんやCさんに聞いてもはぐらかされるの!いったい何があったの?話して!」
みかやん「おっかしいよねぇ。知らないわけないのに…」
近所さん「休憩室でも誰も何も喋らないし、あんなに酷かったEさんのUさんに対する悪口がピタリと止まって、自分の隣にUさんを座らせたりしてるし、私はみかやんに避けられてるみたいだし、本当に何が何だか分からないの!どうなってるの?」
近所さんの必死な様子に私は混乱した。こうなると私の方が何が何だか分からない。
みかやん「12日に支配人に”あなた、昼メイクさん全員にもう一緒に働けないって言われちゃったけど、どうしようねぇ”って言われて意味分かんなくてさ」
みかやん「支配人が”あなた、人の悪口を言い過ぎるし、有ること無いこと言いすぎる。あなたが居ると休憩室での雰囲気も悪い。だからもうあなたとは働けないって”って言うから”その言葉そっくりそのまま向こうにお返ししたいです”って言ったの」
近所さん「はあぁーっ?何それ!ひっどい!私、そんなこと言ってないし言うわけない。Sさんも後家さんも、そんなこと言うわけないよ!嘘だ!」
みかやん「でしょう!私もそう思って”近所さんやSさんや後家さんもそう言ったんですか?”って何度も聞いたよ。でも支配人は”うち無理”とか、Sさんから直接聞いたような口ぶりで…」
近所さん「無い無い!Sさんなんか誰より支配人を恐れてて、世間話を振られただけで声うわずってテンパるのに、そんなこと支配人に言えるわけないし、みかやんのことをそんなふうに言うわけもないって」
みかやん「私もそう思った。だけど支配人は私のことを”トラブルメーカー”だって頭ごなしで反論も聞いて貰えなかったよ」
近所さん「ホント酷い。Uさんなんか私が入ってから何回トラブル起こした?いつもEさんやCさんを怒らせて…挙げ句の果てにブチギレて早退して辞めるような人のことをトラブルメーカーって言うんじゃないの?そんな酷いこと言われて一人で耐えてたなんて…。すぐ話してくれれば良かったのに…」
みかやん「私なりに後輩達とは信頼関係を築いてきたつもりで、あとは上との橋渡しを…って頑張るつもりだったけど、トラブルメーカーなんて言われたらもう何もかもMAXめんどくせぇ!ってなって…」
近所さん「私だったら辞めてたかも。でもみかやんが辞めないでいてくれて良かった。私が何も知らないうちにみかやんが辞めてたりしたら、そんなの絶対イヤだったもん」
みかやん「支配人の言葉を真に受けたら辞めてたかも知れないけど、支配人の言葉より近所さんやSさんや後家さんを信じたかったから辞めなかった。もし本当だったらきちんと謝罪してから辞めたかったし…」
近所さん「そんなこと有るわけない!みかやん、誰かにハメられたんだわ!うちらが外でも会って遊んでるのを知らない人が勝手に”昼メイク全員”なんて言ってるんだわ。支配人は誰に騙されてるんだか…あの人とあの人しか居ないっしょ!私、確かめてみる!」
みかやん「や、支配人に”言った言わないでモメられると一番困るから蒸し返さないでくれ”みたいに釘を刺されたの。近所さんの気持ちが分かっただけで充分だよ。ありがとう」
近所さん「何それ?会社ぐるみでみかやんをハメたってこと?それとも支配人のパワハラ?確かめられると困る人が居るから、釘刺したんじゃないの?みかやんがこんな酷い目に遭わされて黙ってたんじゃ私の気が済まないわ!陰で有ること無いこと悪口ばかりなのは向こうでしょ!私に任せて!」
近所さんはなんていい人なんだろう。近所さんと出会えて良かった。ちゃんと信頼関係が築けていて本当に良かった。なんだかんだ私は強運だし、友達には最高に恵まれている。ピンチの時はこうして手を差し延べてくれる人がいる。私は幸せ者だ。
ということで少しずつ心の整理をしていかなては…。殺された心を成仏させなければ…。
ラブホ806日目:ビキニ
2009年1月25日 お仕事11:00-18:00 点検21+セット+ダスター上げ+ベッドメイク手伝い他
今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と、朝昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と、昼フロントのホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)と私の勤務。
出動前から満室で、11時の退室ラッシュは凄まじいものになった。お客様が客室で会計ボタンを押すのと連動して、作業室のプリンターからはコンビニボックスから売れた物の商品名と部屋番号が印字されたレシートが出てくる。
11時から出勤の私達は、そのレシートを見ながら冷蔵庫からドリンクを出し、棚からアダルトグッズや日用品等を用意するが、あまりにも一斉にお客様がお帰りになった為に、プリンターの印字音は鳴りやまず、何メートルもレシートが出てきて、かなり怯んだ。
買い物カゴ2つにギッシリと補充用のドリンクや日用品を詰め込み、ようやく出動して哀しいかな自らセット地獄へ堕ちていくことになる。それでも、夕方の退室ラッシュと違って、11時のラッシュはフロントが4人居るので、ふと気が付くとまた満室になって落ち着いていたりする。
その間に、回収してきたリネン類が入ったセットバッグをバラして作り直したり、回収してきたゴミをまとめたり、ルームサービスの食器を片付けたりするが、フロントが揃うのでその時に「今日こんなお客さんが居た」とか「とんでもない部屋に当たった」とか言う話になる。
みんなでルームサービスの話をしていたら、ホスト君が「俺、前にラーメンの出前を客室に届けに行ったら、コスプレのセーラー服を着たオッサンが出てきた時があって、最悪でしたよ」という話をしてくれて、一同大笑いした。
「あはは!私だったらラーメンひっくり返したかも?」とか「そん時のギョッとしたホスト君の顔を想像したら可笑し過ぎる!」と大ウケだったことに気を良くしたのか、ホスト君も「俺、この話ちょっと自慢なんです」と誇らしげだった(笑)。
お陰でこれ以降はルームサービスを届ける度に笑いがこみ上げて苦しかった。
大笑いしたのも束の間、一人が昼休みに入り、一人がセットへ行き、一人が点検へ行き、残った私が一人でダスター上げを始めると、今日も超ベテランメイク女史が「こんなの一人でなんかやらせられないよ。腰悪くするって」と手伝って下さった。
メイク女史は一昨年に腰の手術をしたが治りきらず、今も痛む腰を騙し騙し仕事をしているので「いえいえいえ。メイク女史が一番腰が悪いじゃないですか」と言っても手伝って下さる。そういう私も早速腰を痛めたので、素直に甘えてしまって全く面目ない。
夕方からの退室ラッシュを迎え、忙しくてホスト君の「セーラー服オヤジ」の話も忘れた頃、社員さんから「××3号室。DVDとシャンプーリンスの回収をお願いします」との指示があり、××3号室へ行くと黒のビキニパンツ姿の男性がDVDを片手に出てきた。
貸し出し品は退室前にご返却頂くことになっているので、回収に行くと大抵のお客様は服を着て帰り支度をしてらっしゃるというのに、ビキニパンツ一つって。しかも大柄でスキンヘッドでド迫力で怖いんですけど…。
と思いながら「恐れ入りますが、シャンプーとリンスも…」と言いかけると、男性はクルリと後ろを向き、部屋の中に居るお連れ様に「ねぇ!シャンプーとリンスもだって」と声を掛けたら、ビキニパンツがTバックというか、尻にくい込んだ状態になっていて…。
まるで、くまだまさし。
必死で笑いは堪えたが鼻水が吹き出た。
17時を過ぎてホスト君と二人になってから、また大変な忙しさに見舞われたが、くまだまさしや想像上のセーラー服オヤジの姿が目に浮かんできて、笑えて仕方なかった。
不謹慎だが、忙しすぎることに被害者意識のようなものがはたらいて泣きそうになったり、忙しすぎることにぶつけようのない怒りを感じて「キーーーッ!」となったりするより全然マシじゃないか。
楽しく働けて良かった…というか忙し過ぎて壊れたかも(笑)
今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と、朝昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と、昼フロントのホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)と私の勤務。
出動前から満室で、11時の退室ラッシュは凄まじいものになった。お客様が客室で会計ボタンを押すのと連動して、作業室のプリンターからはコンビニボックスから売れた物の商品名と部屋番号が印字されたレシートが出てくる。
11時から出勤の私達は、そのレシートを見ながら冷蔵庫からドリンクを出し、棚からアダルトグッズや日用品等を用意するが、あまりにも一斉にお客様がお帰りになった為に、プリンターの印字音は鳴りやまず、何メートルもレシートが出てきて、かなり怯んだ。
買い物カゴ2つにギッシリと補充用のドリンクや日用品を詰め込み、ようやく出動して哀しいかな自らセット地獄へ堕ちていくことになる。それでも、夕方の退室ラッシュと違って、11時のラッシュはフロントが4人居るので、ふと気が付くとまた満室になって落ち着いていたりする。
その間に、回収してきたリネン類が入ったセットバッグをバラして作り直したり、回収してきたゴミをまとめたり、ルームサービスの食器を片付けたりするが、フロントが揃うのでその時に「今日こんなお客さんが居た」とか「とんでもない部屋に当たった」とか言う話になる。
みんなでルームサービスの話をしていたら、ホスト君が「俺、前にラーメンの出前を客室に届けに行ったら、コスプレのセーラー服を着たオッサンが出てきた時があって、最悪でしたよ」という話をしてくれて、一同大笑いした。
「あはは!私だったらラーメンひっくり返したかも?」とか「そん時のギョッとしたホスト君の顔を想像したら可笑し過ぎる!」と大ウケだったことに気を良くしたのか、ホスト君も「俺、この話ちょっと自慢なんです」と誇らしげだった(笑)。
お陰でこれ以降はルームサービスを届ける度に笑いがこみ上げて苦しかった。
大笑いしたのも束の間、一人が昼休みに入り、一人がセットへ行き、一人が点検へ行き、残った私が一人でダスター上げを始めると、今日も超ベテランメイク女史が「こんなの一人でなんかやらせられないよ。腰悪くするって」と手伝って下さった。
メイク女史は一昨年に腰の手術をしたが治りきらず、今も痛む腰を騙し騙し仕事をしているので「いえいえいえ。メイク女史が一番腰が悪いじゃないですか」と言っても手伝って下さる。そういう私も早速腰を痛めたので、素直に甘えてしまって全く面目ない。
夕方からの退室ラッシュを迎え、忙しくてホスト君の「セーラー服オヤジ」の話も忘れた頃、社員さんから「××3号室。DVDとシャンプーリンスの回収をお願いします」との指示があり、××3号室へ行くと黒のビキニパンツ姿の男性がDVDを片手に出てきた。
貸し出し品は退室前にご返却頂くことになっているので、回収に行くと大抵のお客様は服を着て帰り支度をしてらっしゃるというのに、ビキニパンツ一つって。しかも大柄でスキンヘッドでド迫力で怖いんですけど…。
と思いながら「恐れ入りますが、シャンプーとリンスも…」と言いかけると、男性はクルリと後ろを向き、部屋の中に居るお連れ様に「ねぇ!シャンプーとリンスもだって」と声を掛けたら、ビキニパンツがTバックというか、尻にくい込んだ状態になっていて…。
まるで、くまだまさし。
必死で笑いは堪えたが鼻水が吹き出た。
17時を過ぎてホスト君と二人になってから、また大変な忙しさに見舞われたが、くまだまさしや想像上のセーラー服オヤジの姿が目に浮かんできて、笑えて仕方なかった。
不謹慎だが、忙しすぎることに被害者意識のようなものがはたらいて泣きそうになったり、忙しすぎることにぶつけようのない怒りを感じて「キーーーッ!」となったりするより全然マシじゃないか。
楽しく働けて良かった…というか忙し過ぎて壊れたかも(笑)
ラブホ805日目:チャラ男臭
2009年1月24日 お仕事 コメント (3)11:00-18:00 点検15+セット+ルームサービス+メイク手伝い他
今日は、朝フロントのホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)と掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)、朝昼フロントの関取さん(20代前半・80キロ超)、昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と私の勤務。
4連休明けで物凄く久しぶりに出勤した気分。私が今も独身であれば傷心の一人旅に出ていたところだが、そうもいかず。というか4連休のうち二日間は腰痛で動けず、昨日買った腰椎ベルトを装着して出勤。給料日前のベルト代4000円はイタい出費だった。
連休中に腰の痛みが引いてから、あらゆる腰痛体操やストレッチをしてみたが、明らかに身体が鈍っているのに出勤したら土曜で、出動してすぐに満室になって忙しい。大丈夫なんだろうか?自分…と不安になった。
ところが今日は社員さんが一人少ない分、フロントがフルメンバーで、朝フロントで出勤したホスト君が作業室での作業を一手に引き受けてくれたお陰で大助かりだ。安心してセットや点検に没頭できる。
気を良くしてセットに入った部屋は、ハンパない発酵臭に包まれていた。テーブルの上にビニール袋が有り、その中に白いモノが捨てられていて、匂いはそこから漂っているようだ。手にとってみるとズッシリと重く、漬け物のような匂い…なんだろう???
紙おむつだよ!
恐ろしくて、大人用が1枚なのか子供用が2枚か複数枚なのか、確かめてみる気にもならないしとにかく臭い。
子連れ客の仕業なら部屋はもっと散らかっていて、子供の食べ残し等も有るハズだが、部屋は綺麗でゴミはティッシュ類と紙おむつのみ。こんな所のベッドでわざわざ介護をするとも思えない。やはり、そういうプレイだったのだろう。
萎えながらその部屋を出ようとすると、隣の部屋から若い男女が出て来た。絵に描いたようなチャラ男とギャルという組み合わせ。その二人が立ち去ってから部屋を出ると、廊下がチャラ男の整髪料かフレグランスの香りで充満していた。
廊下に消臭スプレーを撒き散らし、おむつ部屋にも消臭スプレーをしてから、チャラ男が出てきた部屋へセットに入ると、臭いなんてもんじゃない。そこへ朝メイクさん二人がベッドメイクに入ってきて、口々に「うわっ!くさっ!」「何コレ!」と叫んで絶句した。
みかやん「この部屋から凄いチャラ男が出てくるのを見たんだけど、チャラ男はチャラ男でも、なんつーの?清潔感が無いっつか汚い系のチャラ男?」
朝メイクさん「あー分かる分かる!居るよね、汚いチャラ男!汚くて臭いから香水でも浴びたのかい?逆に臭いわ(笑)」
などと話しながら満室なのでベッドメイク手伝いをしていると、食器類が無くなっていることに気付いた。さっきのギャルが勝手にお持ち帰りになったらしい。チャラ男もチャラ男ならギャルもギャルだ。
朝メイクさん達が部屋を出てから点検をして部屋を売るが、臭くて暫くは売れそうもない。満室の時に、こんな理由ですぐに売れない部屋に当たり、なんだかなぁと思って一段と萎えた。
満室のまま落ち着いたので、作業室でホスト君や朝メイクさん達と和気藹々とゴミ袋折りに勤しんだ。忙中閑ありというやつだが、その僅かな時間を若者チームと過ごせて楽しかった。やっぱり若い子達はイイ!…しみじみとそう思う今日この頃だ。
17時過ぎから、売り部屋もセット部屋も無く、点検しなきゃならない部屋は増え、焦って走り回った。業務用エレベーターを待っている間ももどかしく、客用エレベーターに乗ったら、昼間のチャラ男臭が充満していた。
ったく、どんだけなんだか…思わず笑えてしまった。
今日、初めて腰椎ベルトというものを装着して仕事をしてみたが、かなりイイ感じに腰がラクだった。明日は給料後の日曜でもっと忙しいハズ。明日もしっかり装着して頑張ろう。
今日は、朝フロントのホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)と掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)、朝昼フロントの関取さん(20代前半・80キロ超)、昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と私の勤務。
4連休明けで物凄く久しぶりに出勤した気分。私が今も独身であれば傷心の一人旅に出ていたところだが、そうもいかず。というか4連休のうち二日間は腰痛で動けず、昨日買った腰椎ベルトを装着して出勤。給料日前のベルト代4000円はイタい出費だった。
連休中に腰の痛みが引いてから、あらゆる腰痛体操やストレッチをしてみたが、明らかに身体が鈍っているのに出勤したら土曜で、出動してすぐに満室になって忙しい。大丈夫なんだろうか?自分…と不安になった。
ところが今日は社員さんが一人少ない分、フロントがフルメンバーで、朝フロントで出勤したホスト君が作業室での作業を一手に引き受けてくれたお陰で大助かりだ。安心してセットや点検に没頭できる。
気を良くしてセットに入った部屋は、ハンパない発酵臭に包まれていた。テーブルの上にビニール袋が有り、その中に白いモノが捨てられていて、匂いはそこから漂っているようだ。手にとってみるとズッシリと重く、漬け物のような匂い…なんだろう???
紙おむつだよ!
恐ろしくて、大人用が1枚なのか子供用が2枚か複数枚なのか、確かめてみる気にもならないしとにかく臭い。
子連れ客の仕業なら部屋はもっと散らかっていて、子供の食べ残し等も有るハズだが、部屋は綺麗でゴミはティッシュ類と紙おむつのみ。こんな所のベッドでわざわざ介護をするとも思えない。やはり、そういうプレイだったのだろう。
萎えながらその部屋を出ようとすると、隣の部屋から若い男女が出て来た。絵に描いたようなチャラ男とギャルという組み合わせ。その二人が立ち去ってから部屋を出ると、廊下がチャラ男の整髪料かフレグランスの香りで充満していた。
廊下に消臭スプレーを撒き散らし、おむつ部屋にも消臭スプレーをしてから、チャラ男が出てきた部屋へセットに入ると、臭いなんてもんじゃない。そこへ朝メイクさん二人がベッドメイクに入ってきて、口々に「うわっ!くさっ!」「何コレ!」と叫んで絶句した。
みかやん「この部屋から凄いチャラ男が出てくるのを見たんだけど、チャラ男はチャラ男でも、なんつーの?清潔感が無いっつか汚い系のチャラ男?」
朝メイクさん「あー分かる分かる!居るよね、汚いチャラ男!汚くて臭いから香水でも浴びたのかい?逆に臭いわ(笑)」
などと話しながら満室なのでベッドメイク手伝いをしていると、食器類が無くなっていることに気付いた。さっきのギャルが勝手にお持ち帰りになったらしい。チャラ男もチャラ男ならギャルもギャルだ。
朝メイクさん達が部屋を出てから点検をして部屋を売るが、臭くて暫くは売れそうもない。満室の時に、こんな理由ですぐに売れない部屋に当たり、なんだかなぁと思って一段と萎えた。
満室のまま落ち着いたので、作業室でホスト君や朝メイクさん達と和気藹々とゴミ袋折りに勤しんだ。忙中閑ありというやつだが、その僅かな時間を若者チームと過ごせて楽しかった。やっぱり若い子達はイイ!…しみじみとそう思う今日この頃だ。
17時過ぎから、売り部屋もセット部屋も無く、点検しなきゃならない部屋は増え、焦って走り回った。業務用エレベーターを待っている間ももどかしく、客用エレベーターに乗ったら、昼間のチャラ男臭が充満していた。
ったく、どんだけなんだか…思わず笑えてしまった。
今日、初めて腰椎ベルトというものを装着して仕事をしてみたが、かなりイイ感じに腰がラクだった。明日は給料後の日曜でもっと忙しいハズ。明日もしっかり装着して頑張ろう。
ラブホ804日目:外界
2009年1月19日 お仕事 コメント (2)
11:00-18:00 点検15+セット+セットバッグ上げ+コンテナ移動+ダスター上げ+ルームサービス+回収他
今日は、朝フロントの関取さん(20代前半・80キロ超)と私の勤務。一昨日と昨日の忙しさが嘘のようにヒマになり、ホッと一安心。一人細々と作業をしようと思っていたが、コンテナ移動は支配人殿が代わって下さり、ダスター上げは関取さんが手伝ってくれた。
なんつってもアラフォーですから、手を差し延べて頂けると素直に喜ぶのです。
ヒマと言ってもセットや点検の他、貸し出しや回収にちょこちょこと駆り出されるわけで、客数のわりに枕や加湿器やDVDの貸し出しがやたら多いことに驚いていたら、知らぬ間に足枕や空気清浄機や美顔器やファットクラッシャー(脂肪ブルブル)と、レンタル品目が増えてるじゃないの。
美顔器とかお腹に巻いてブルブルの奴なんか、わざわざ連れの目の前でやるもんじゃないし、みんな家で一人でやるんでないの?と思っていたのに、予想外に借りてるお客さんが多くて…というか多すぎるでしょ(驚)。
その合間を縫って、関取さんに仕事上で確認しておくべきことをしっかり教わっておいた。今じゃ関取さんの存在が見たまんま物凄く頼もしい。
昼メイクから出てみたら外の世界は天国だ。超ベテランメイク女史を始め朝メイクさん達も朝フロントさん達も電話番姐さんも、みんな良くしてくれるし素晴らしい人達だ。
老獪な手口で陥れられることもなければ、狡猾な罠に嵌ることもない。執拗な嫌味に苛まれることもなければ、陰で有ること無いことを言われて苦しむこともない。フロントの仕事は病状悪化中でアラフォーの私には身体的にキツいが、それだけだ。幸せなことじゃないか。
…と思っていたら、若い男の子がバイトの面接に来ていた。さりげなく聞き耳を立てると、どうやら昼メイク希望らしい。一瞬、不憫に思えたが、若い男の子なら可愛がられるんだろう。多分。
色々教えて貰ったり助けて貰ったりしたので、帰る前の関取さんに「今日はありがとう!助かった」とお礼を言うと「いいえ〜。私なんかな〜んにもしてませんよ〜」と笑顔で、実に謙虚だ。私も見習おう。
外の世界の皆さんは、毎日様々なシーンで私に良い刺激を与えてくれる。心が洗われていく思いの中で、少しずつ環境に適応しながら自分も良い方向に変わっていけそうだ。昼メイクを離れたことで、別の視点で物事を捉えられるようになってきた気もする。
最悪の顛末だと思っていたが、良い転機を迎えられて私はラッキーだった。
だけど、その一方で12日に心が殺されたままの私も居るわけで、漠然と「人はこうして対人恐怖症や鬱病になるんだろうなぁ」と思ったりもする。12日のことが完全にトラウマとなる前に、自力でこの気持ちを成仏させなければ。
関取さんが帰って一人になったが、元々客数が少なかったので退室ラッシュもさほど影響なく、淡々とセットと点検を繰り返していると昼メイクさん達が17時で早帰りになり、点検をする部屋が無くなった。
17時からセットをすると何故か血まみれの部屋ばかりで「何でよってたかってみんな生理なの?」と思ったが、幸い被害はバスタオルのみで、オネショマットや防火マットに被害は無く、交換せずに済んで何よりだった。
コトに及ぶ前にバスタオルを敷いてくれてありがとう、お客さん!だ。
たまにはこんな楽勝の日もないとかなり辛い。今日は休みじゃなくて良かった…と幸せを噛みしめながらロッカーで着替えていたら、腰に違和感を覚えた。どうにも腰が重怠い。必死過ぎて、フロントをするとテキメン腰にくるということを忘れていた。
どうかこの重怠さが痛みに変わりませんように…。
今日は、朝フロントの関取さん(20代前半・80キロ超)と私の勤務。一昨日と昨日の忙しさが嘘のようにヒマになり、ホッと一安心。一人細々と作業をしようと思っていたが、コンテナ移動は支配人殿が代わって下さり、ダスター上げは関取さんが手伝ってくれた。
なんつってもアラフォーですから、手を差し延べて頂けると素直に喜ぶのです。
ヒマと言ってもセットや点検の他、貸し出しや回収にちょこちょこと駆り出されるわけで、客数のわりに枕や加湿器やDVDの貸し出しがやたら多いことに驚いていたら、知らぬ間に足枕や空気清浄機や美顔器やファットクラッシャー(脂肪ブルブル)と、レンタル品目が増えてるじゃないの。
美顔器とかお腹に巻いてブルブルの奴なんか、わざわざ連れの目の前でやるもんじゃないし、みんな家で一人でやるんでないの?と思っていたのに、予想外に借りてるお客さんが多くて…というか多すぎるでしょ(驚)。
その合間を縫って、関取さんに仕事上で確認しておくべきことをしっかり教わっておいた。今じゃ関取さんの存在が見たまんま物凄く頼もしい。
昼メイクから出てみたら外の世界は天国だ。超ベテランメイク女史を始め朝メイクさん達も朝フロントさん達も電話番姐さんも、みんな良くしてくれるし素晴らしい人達だ。
老獪な手口で陥れられることもなければ、狡猾な罠に嵌ることもない。執拗な嫌味に苛まれることもなければ、陰で有ること無いことを言われて苦しむこともない。フロントの仕事は病状悪化中でアラフォーの私には身体的にキツいが、それだけだ。幸せなことじゃないか。
…と思っていたら、若い男の子がバイトの面接に来ていた。さりげなく聞き耳を立てると、どうやら昼メイク希望らしい。一瞬、不憫に思えたが、若い男の子なら可愛がられるんだろう。多分。
色々教えて貰ったり助けて貰ったりしたので、帰る前の関取さんに「今日はありがとう!助かった」とお礼を言うと「いいえ〜。私なんかな〜んにもしてませんよ〜」と笑顔で、実に謙虚だ。私も見習おう。
外の世界の皆さんは、毎日様々なシーンで私に良い刺激を与えてくれる。心が洗われていく思いの中で、少しずつ環境に適応しながら自分も良い方向に変わっていけそうだ。昼メイクを離れたことで、別の視点で物事を捉えられるようになってきた気もする。
最悪の顛末だと思っていたが、良い転機を迎えられて私はラッキーだった。
だけど、その一方で12日に心が殺されたままの私も居るわけで、漠然と「人はこうして対人恐怖症や鬱病になるんだろうなぁ」と思ったりもする。12日のことが完全にトラウマとなる前に、自力でこの気持ちを成仏させなければ。
関取さんが帰って一人になったが、元々客数が少なかったので退室ラッシュもさほど影響なく、淡々とセットと点検を繰り返していると昼メイクさん達が17時で早帰りになり、点検をする部屋が無くなった。
17時からセットをすると何故か血まみれの部屋ばかりで「何でよってたかってみんな生理なの?」と思ったが、幸い被害はバスタオルのみで、オネショマットや防火マットに被害は無く、交換せずに済んで何よりだった。
コトに及ぶ前にバスタオルを敷いてくれてありがとう、お客さん!だ。
たまにはこんな楽勝の日もないとかなり辛い。今日は休みじゃなくて良かった…と幸せを噛みしめながらロッカーで着替えていたら、腰に違和感を覚えた。どうにも腰が重怠い。必死過ぎて、フロントをするとテキメン腰にくるということを忘れていた。
どうかこの重怠さが痛みに変わりませんように…。
ラブホ803日目:ラッシュ
2009年1月18日 お仕事 コメント (2)11:00-18:00 点検15+セット+コンテナ移動+ダスター上げ+食器洗い+ルームサービス+ベッドメイク手伝い他
今日は、朝フロントの掛け持ちさんが葬儀の為に欠勤し、朝昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と、昼フロントのホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)と私の三人勤務になった。
こんな日に限って出勤時から満室でセットや点検に追われまくりでゼイゼイ言ってたら、社員の早口氏もセットや点検をしていて下さり、有り難いやら申し訳ないやら。従業員一丸となって売り部屋を増やそうと必死だったが、油断も隙もなく満室になる。
日曜の書き入れ時に閑古鳥が鳴いてるようなラブホじゃなくて何よりだが、どうにも忙しい。
そんな時に限って手間暇の掛かる4P部屋が空き、超ベテランメイク女史と朝メイクさんと一緒に私もベッドメイクのお手伝いをした後、点検をして売り部屋にしたら、すぐに若いカップルが入った。
ところがそのカップルは入室してものの1〜2分で退室し、何事か?と思えば入室キャンセルで「やっぱり別の部屋にする」とのことだ。4P部屋なので休憩料金もお高いし、ベッドが2つ有っても別々に寝るワケじゃないし…ってことなんだろう。軽く点検し直して売り部屋に戻してやれやれだ。
満室なので部屋が空くとすぐセットに入る。メイクさん達もベッドメイクに追いかけて来る。従業員同士、部屋で会っても廊下で会ってもどこで会っても「お疲れ様です」と声を掛け合うが、老昼メイクさんは朝から「おはようございます」もなければ「お疲れ様」も無かった。
昨日、食器棚がコーヒーまみれでやり直しになった事を逆恨みしたのか何なのかは知らないが、そういう人だと分かっているので驚きはしない。でも、人としてどうよ?と呆れはする。
私が何度挨拶しても老昼メイクさんが全くの無言なので、老昼メイクさんと組んでいた若い昼メイクさんが、私に気を遣って元気良く大声で「お疲れ様です!」と言うのが痛々しい。相も変わらず、なんとまぁ…と思ったらドッと疲れた。
私はミスからも学ぶ気持ちを忘れないような謙虚な婆さんを目指そう。
まだまだ「疲れた」なんて言ってる場合じゃない。気を取り直してDVD回収へ行ったら、”○兵衛オジサン”と呼ばれている常連さんが出てきて、8ヶ月前と少しも変わらずいつもどおり「ありがとうございました」と直角に頭を下げられて恐縮した。
どこか微笑ましい○兵衛オジサンに再会出来て、気を良くして昼休みに入った。私の昼休み中にお帰りになるメイク女史に、今日も「負けるんじゃないよぉ」と励まされてリフレッシュ完了。
しかし、16時半からお客様の退室ラッシュが始まって、セットをしてもセットをしても、メイクさん達3隊に対してセットがギリギリで間に合っている状況で、かなり厳しい。
嗚呼それなのに、セット中の部屋にも、退室前にご返却頂くことになっているDVDやコスプレや加湿器などの回収の連絡が入り、セットを中断して回収へ走る。そんなこんなで思うようにセットが捗らなくて焦る。
かといって、あんまり急いでセットしてお湯の入った浴槽に滑り落ちたりしては大変だ。ところが、ふと気付くと以前と違って最近は、お客様が浴槽のお湯を抜いて帰って下さってる部屋が多いではないか!心の中で「お客さん、ありがとう!」と呟きながら必死でセットをした。
帰りに私がセット地獄に陥っている間に点検地獄に陥っていたホスト君に会うと、彼もグッタリしていて「回収で回収で点検が進まなくて、1部屋の点検に20分ぐらいかかりました」と嘆いていた。恐るべし退室ラッシュ。
帰り道で、私の後ろを若いビジネスマン二人が歩いていた。「明日、ロリータクラブの会合があるだろ?その後で…」という話が聞こえたので、ロリータという言葉に反応して思わず振り返ると、後輩らしき男性が必死で「ロータリークラブですよね、ロータリークラブ」と言い直していた。
見知らぬ人達に笑わせて貰って疲れも吹っ飛んだ。ありがとう。
今日は、朝フロントの掛け持ちさんが葬儀の為に欠勤し、朝昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と、昼フロントのホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)と私の三人勤務になった。
こんな日に限って出勤時から満室でセットや点検に追われまくりでゼイゼイ言ってたら、社員の早口氏もセットや点検をしていて下さり、有り難いやら申し訳ないやら。従業員一丸となって売り部屋を増やそうと必死だったが、油断も隙もなく満室になる。
日曜の書き入れ時に閑古鳥が鳴いてるようなラブホじゃなくて何よりだが、どうにも忙しい。
そんな時に限って手間暇の掛かる4P部屋が空き、超ベテランメイク女史と朝メイクさんと一緒に私もベッドメイクのお手伝いをした後、点検をして売り部屋にしたら、すぐに若いカップルが入った。
ところがそのカップルは入室してものの1〜2分で退室し、何事か?と思えば入室キャンセルで「やっぱり別の部屋にする」とのことだ。4P部屋なので休憩料金もお高いし、ベッドが2つ有っても別々に寝るワケじゃないし…ってことなんだろう。軽く点検し直して売り部屋に戻してやれやれだ。
満室なので部屋が空くとすぐセットに入る。メイクさん達もベッドメイクに追いかけて来る。従業員同士、部屋で会っても廊下で会ってもどこで会っても「お疲れ様です」と声を掛け合うが、老昼メイクさんは朝から「おはようございます」もなければ「お疲れ様」も無かった。
昨日、食器棚がコーヒーまみれでやり直しになった事を逆恨みしたのか何なのかは知らないが、そういう人だと分かっているので驚きはしない。でも、人としてどうよ?と呆れはする。
私が何度挨拶しても老昼メイクさんが全くの無言なので、老昼メイクさんと組んでいた若い昼メイクさんが、私に気を遣って元気良く大声で「お疲れ様です!」と言うのが痛々しい。相も変わらず、なんとまぁ…と思ったらドッと疲れた。
私はミスからも学ぶ気持ちを忘れないような謙虚な婆さんを目指そう。
まだまだ「疲れた」なんて言ってる場合じゃない。気を取り直してDVD回収へ行ったら、”○兵衛オジサン”と呼ばれている常連さんが出てきて、8ヶ月前と少しも変わらずいつもどおり「ありがとうございました」と直角に頭を下げられて恐縮した。
どこか微笑ましい○兵衛オジサンに再会出来て、気を良くして昼休みに入った。私の昼休み中にお帰りになるメイク女史に、今日も「負けるんじゃないよぉ」と励まされてリフレッシュ完了。
しかし、16時半からお客様の退室ラッシュが始まって、セットをしてもセットをしても、メイクさん達3隊に対してセットがギリギリで間に合っている状況で、かなり厳しい。
嗚呼それなのに、セット中の部屋にも、退室前にご返却頂くことになっているDVDやコスプレや加湿器などの回収の連絡が入り、セットを中断して回収へ走る。そんなこんなで思うようにセットが捗らなくて焦る。
かといって、あんまり急いでセットしてお湯の入った浴槽に滑り落ちたりしては大変だ。ところが、ふと気付くと以前と違って最近は、お客様が浴槽のお湯を抜いて帰って下さってる部屋が多いではないか!心の中で「お客さん、ありがとう!」と呟きながら必死でセットをした。
帰りに私がセット地獄に陥っている間に点検地獄に陥っていたホスト君に会うと、彼もグッタリしていて「回収で回収で点検が進まなくて、1部屋の点検に20分ぐらいかかりました」と嘆いていた。恐るべし退室ラッシュ。
帰り道で、私の後ろを若いビジネスマン二人が歩いていた。「明日、ロリータクラブの会合があるだろ?その後で…」という話が聞こえたので、ロリータという言葉に反応して思わず振り返ると、後輩らしき男性が必死で「ロータリークラブですよね、ロータリークラブ」と言い直していた。
見知らぬ人達に笑わせて貰って疲れも吹っ飛んだ。ありがとう。
ラブホ802日目:うどん
2009年1月17日 お仕事11:00-18:00 点検21+セット+ダスター上げ+食器洗い+セットバッグ上げ+ルームサービス+回収他
今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と、朝昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と、昼フロントのホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)と私の勤務。
土日にフロントをするのは8ヶ月ぶりで緊張気味だったのに、掛け持ちさんがお通夜の為に12時で早退したので更に緊張した。
その上、以前は17時半迄の勤務だった朝昼フロントが、今は17時迄。早い時は16時頃からお客様の退室ラッシュが始まるので、朝昼フロントには少しでも長く居てほしいのに、一番忙しい時間にホスト君と私の二人しか居ないなんて…。
モタモタしてたらホスト君に申し訳ない。朝から動揺しまくりで「とにかく急がなきゃ!」「何事も早め早めに片付けなければ!」と、一人でテンパっていた。
こんな日に限って大量のダスターが届き、バスタオルサイズのダスターとフェイスタオルサイズのダスター(共に1束20枚)が両方とも30束以上有り、コンテナから出してエレベーターに積んだだけで汗だくだ(運動不足)。
それを各階のエレベーターホールへ運び、そこから更に所定の場所へ運ぶ。「ラブホのフロントってベッドメイクよりラクそう」等と思ってココへ入ったら、とんだ重労働が待っていて地獄を見ることになる。
「とにかく急がなきゃ!」と一度に大量のダスターを持って廊下を運んでいたら、超ベテランメイク女史が「みかやん!一人でやってるの?待って、手伝うから!」と、朝メイクさんと共に手伝って下さった(感涙)。
メイク女史も朝メイクさんも素晴らしい。ヒトサマの親切が有り難くて仕方ない今日この頃だ。
続いて、ルームサービスでうどんを届けることになった。うどんがのびてはいけないし「とにかく急がなきゃ!」と、大急ぎで客室へお届けしてやれやれだ。
次は○階の○号室へルームサービスを×階の×号室へコスプレを届けることになった。人手不足なので仕方ないが、同時に二つ持って行って部屋番号を間違えたり忘れたりしては大変だ。すると、社員の早口氏が両方に部屋番号を書いた付箋を貼っていて下さったので大助かりだった。
そうじゃなくても、客室へモノを届ける途中で他のフロント係に会えば「△階行きま〜す」とか「×××号室の点検行きま〜す」と声を掛けられる。それが度重なれば、私あたりは「あれ?私はどこへ行くんだっけ???」と、すぐに錯乱してしまう(恥)。
早口氏の気遣いが無性に有り難かったが、もしやボケ老人扱いかい(笑)?
徐々に忙しくなってきたのでとにかく急ぎたいが、相変わらず老昼メイクさんのベッドメイクが汚くて点検に時間を奪われた。どうもコーヒー臭い部屋だと思いながら点検をしていて食器棚の扉を開けたら、食器棚の中も床もコーヒーだらけだった。
大型さんに相談すると「あぁあの人、社員さんが何回注意してもきかなくて困ってるって話を聞いたことあるよ」とのこと。そんな手強い人に、私から掃除機をかけてほしいとお願いするのも怖いので、社員さんへ電話して後のことはお任せした。
別の部屋でセットをすると、テーブルの上に昼間に届けたうどんのセットがあったが、お客様はうどんを一口程度しか召し上がっておらず、丼の中に煙草の吸い殻が捨てられていたではないか。早口氏が腕によりを掛けて作って、私が大急ぎで届けたうどんに何てことを!
スープや細かい麺の残り等はトイレに流してしまうが、のびきった大量のうどんを流したら詰まりそうなので、そのまま下げることにした。
片手にセットバッグとゴミ袋、片手にうどんが乗ったトレイを持って部屋を出ようとすると、斜め向かいの部屋からお客様が出てきたので取り敢えず玄関に隠れた。カーゴパンツをブーツインした洒落た爺さんだったが、廊下に出てからブーツの紐を結び直したり裾を入れ直したりで待たされた。
待ってる間に腕が痺れはじめ、そのうちプルプルと震えだし、食器もカタカタ鳴り、うどんがこぼれそう。「もう腕、限界!」と思った時に爺さんは若い女性に連れられて帰っていった。お陰で上腕二頭筋が「カッチカチやぞカッチカチ」(ザブングル風)だ。
明日は日曜でもっと忙しいはず。足腰と腕も鍛えて出直そう。
今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と、朝昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と、昼フロントのホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)と私の勤務。
土日にフロントをするのは8ヶ月ぶりで緊張気味だったのに、掛け持ちさんがお通夜の為に12時で早退したので更に緊張した。
その上、以前は17時半迄の勤務だった朝昼フロントが、今は17時迄。早い時は16時頃からお客様の退室ラッシュが始まるので、朝昼フロントには少しでも長く居てほしいのに、一番忙しい時間にホスト君と私の二人しか居ないなんて…。
モタモタしてたらホスト君に申し訳ない。朝から動揺しまくりで「とにかく急がなきゃ!」「何事も早め早めに片付けなければ!」と、一人でテンパっていた。
こんな日に限って大量のダスターが届き、バスタオルサイズのダスターとフェイスタオルサイズのダスター(共に1束20枚)が両方とも30束以上有り、コンテナから出してエレベーターに積んだだけで汗だくだ(運動不足)。
それを各階のエレベーターホールへ運び、そこから更に所定の場所へ運ぶ。「ラブホのフロントってベッドメイクよりラクそう」等と思ってココへ入ったら、とんだ重労働が待っていて地獄を見ることになる。
「とにかく急がなきゃ!」と一度に大量のダスターを持って廊下を運んでいたら、超ベテランメイク女史が「みかやん!一人でやってるの?待って、手伝うから!」と、朝メイクさんと共に手伝って下さった(感涙)。
メイク女史も朝メイクさんも素晴らしい。ヒトサマの親切が有り難くて仕方ない今日この頃だ。
続いて、ルームサービスでうどんを届けることになった。うどんがのびてはいけないし「とにかく急がなきゃ!」と、大急ぎで客室へお届けしてやれやれだ。
次は○階の○号室へルームサービスを×階の×号室へコスプレを届けることになった。人手不足なので仕方ないが、同時に二つ持って行って部屋番号を間違えたり忘れたりしては大変だ。すると、社員の早口氏が両方に部屋番号を書いた付箋を貼っていて下さったので大助かりだった。
そうじゃなくても、客室へモノを届ける途中で他のフロント係に会えば「△階行きま〜す」とか「×××号室の点検行きま〜す」と声を掛けられる。それが度重なれば、私あたりは「あれ?私はどこへ行くんだっけ???」と、すぐに錯乱してしまう(恥)。
早口氏の気遣いが無性に有り難かったが、もしやボケ老人扱いかい(笑)?
徐々に忙しくなってきたのでとにかく急ぎたいが、相変わらず老昼メイクさんのベッドメイクが汚くて点検に時間を奪われた。どうもコーヒー臭い部屋だと思いながら点検をしていて食器棚の扉を開けたら、食器棚の中も床もコーヒーだらけだった。
大型さんに相談すると「あぁあの人、社員さんが何回注意してもきかなくて困ってるって話を聞いたことあるよ」とのこと。そんな手強い人に、私から掃除機をかけてほしいとお願いするのも怖いので、社員さんへ電話して後のことはお任せした。
別の部屋でセットをすると、テーブルの上に昼間に届けたうどんのセットがあったが、お客様はうどんを一口程度しか召し上がっておらず、丼の中に煙草の吸い殻が捨てられていたではないか。早口氏が腕によりを掛けて作って、私が大急ぎで届けたうどんに何てことを!
スープや細かい麺の残り等はトイレに流してしまうが、のびきった大量のうどんを流したら詰まりそうなので、そのまま下げることにした。
片手にセットバッグとゴミ袋、片手にうどんが乗ったトレイを持って部屋を出ようとすると、斜め向かいの部屋からお客様が出てきたので取り敢えず玄関に隠れた。カーゴパンツをブーツインした洒落た爺さんだったが、廊下に出てからブーツの紐を結び直したり裾を入れ直したりで待たされた。
待ってる間に腕が痺れはじめ、そのうちプルプルと震えだし、食器もカタカタ鳴り、うどんがこぼれそう。「もう腕、限界!」と思った時に爺さんは若い女性に連れられて帰っていった。お陰で上腕二頭筋が「カッチカチやぞカッチカチ」(ザブングル風)だ。
明日は日曜でもっと忙しいはず。足腰と腕も鍛えて出直そう。
ラブホ801日目:新卒君深夜へ
2009年1月14日 お仕事11:00-18:00 点検18+セット+セットバッグ上げ+コンテナ移動+食器洗い+ルームサービス+回収他
今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と、昼フロントの新卒君(20代前半・意欲的で勤勉)との勤務。
深夜フロントへ異動してもう会えないと思っていた新卒君が出勤して来たのを見て驚き、新卒君は新卒君で自分の後釜が誰になったか知らないまま出勤してきて、フロントの制服姿の私を見て驚き、お互いビックリしまくった。
「うわーん!新卒君、会えて良かったよ!」と感激したが、新卒君は16日から深夜フロントへ異動となるので、明日が休みの私とは今日でお別れで、寂しくて信じられない。
ヒマ気味だったので、昨日覚えたばかりの新しい点検の仕方で点検を中心に回り、途中で新卒君に会えばフロントの仕事のおさらいに付き合ってもらい、リネンコンテナの移動やダスターの各階配り等は三人でやったりして、少しずつフロント係のカンを取り戻した。
朝メイクさん達に「みかやん、フロントになったんだ。大変でしょ?」と聞かれたが「基本一人なんで気楽で良いですよ」と答えると「それ(お気楽)が一番だよね〜」「一人の方が逆にいいかもね〜」と羨ましがられた。
メイクさん達と違って、組んだ相手にテンションを左右されることなく、精神的に煩わされることもなく、自分の仕事に没頭出来てフロント係は幸せだ。その分、肉体的にはキツいけど、心身共に疲れ果ててしまうよりは全然マシだ。
改めて幸せを噛みしめていたら「ねぇ!Uさんが復帰したんだって?ビックリ!」とか「普通は来られな…」とか「どうなってるの?自分で辞め…」というようなことを皆に言われたけど、フガフガと濁した。
いろんな人の様々な思惑が複雑に絡み合って、それで利害が一致したからこうなったとは思うけど、これ以上巻き込まれては身が持たない。なのでノーコメントでやり過ごした。
一昨日、心が殺された後で高校時代からの親友・Y子さんに相談したら、Y子さんも偶然同じような目に遭ったばかりで「あだしだぢは田舎者で人がいいから騙されるんだぁ。あだしだぢの”他人にそんな酷いことでぎるわげないべさ”って常識が通用しないんだわ。都会の人だらドライだぁ。おっかない」とのこと。
んだんだ、都会の人だらばっつばつ割り切るし、保身や出世の為だら他人なんか平気で斬り捨てる。そったら者、友達でも仲間でもねっけ。は〜おっかねぇ…って、私達も函館を離れて10年以上、訛りは取れても(取れてない)都会には馴染めないのかも。
そんなことを思い出しているうちに売り部屋が少なくなってきたので、重いセットバッグを4つ持って勢い良くエレベーターホールを出たら、目の前の部屋の入口に若い男女が立っていたので、慌てて引っ込んだ。
ドア越しに聞き耳を立てていたら、デリヘル嬢と送迎係の人らしく、男性客にお店のシステム等について説明をしていた。ふむふむと聞いているとドアが開き、新卒君が飛び込んで来たので、お互い声を出さずに仰け反って驚いた。
早く廊下へ出たいが、どうにも話が長い。痺れを切らした私達はエレベーターで違う階へ行って、階段で移動した。こんなのばかりで、フロント係は階段移動が多く、物凄く足が鍛えられる。
私が昼休みに入った15時頃には平日だというのにほぼ満室となり、朝メイクさん1隊が16時半までの残業になった。1月は平日でも忙しい日が多い。今日は新卒君も一緒で本当に良かった。
やっとの思いで仕事を終え、休憩室で新卒君と長々と話し込んだ後で駅まで一緒に帰った。一緒に帰るのもこれで最後と思えば無性に寂しい。「みかやん、みかやん」と一番私に懐いていてくれた新卒君が、私と入れ違いに居なくなるなんて信じられない。
新卒君は「みかやんは俺が居なくてもフロントの仕事をしていて困ることなんか無いですよ。関取もホスト君も居るじゃないですか。俺は深夜へ移ったら、ベッドメイクも電話番もしなきゃなんないんですよ。俺に出来るかめっちゃ不安です」と怯えていた。
話は尽きず名残惜しいが「元気でね。何かあったら昔の人みたいにラブレター書いて下駄箱に置いておくから読んでね。って昔の人だけど」と言って別れた。
今後は頼みの綱の新卒君も居ないが、それでももう少し頑張ってみよう。
今日は、朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)と、昼フロントの新卒君(20代前半・意欲的で勤勉)との勤務。
深夜フロントへ異動してもう会えないと思っていた新卒君が出勤して来たのを見て驚き、新卒君は新卒君で自分の後釜が誰になったか知らないまま出勤してきて、フロントの制服姿の私を見て驚き、お互いビックリしまくった。
「うわーん!新卒君、会えて良かったよ!」と感激したが、新卒君は16日から深夜フロントへ異動となるので、明日が休みの私とは今日でお別れで、寂しくて信じられない。
ヒマ気味だったので、昨日覚えたばかりの新しい点検の仕方で点検を中心に回り、途中で新卒君に会えばフロントの仕事のおさらいに付き合ってもらい、リネンコンテナの移動やダスターの各階配り等は三人でやったりして、少しずつフロント係のカンを取り戻した。
朝メイクさん達に「みかやん、フロントになったんだ。大変でしょ?」と聞かれたが「基本一人なんで気楽で良いですよ」と答えると「それ(お気楽)が一番だよね〜」「一人の方が逆にいいかもね〜」と羨ましがられた。
メイクさん達と違って、組んだ相手にテンションを左右されることなく、精神的に煩わされることもなく、自分の仕事に没頭出来てフロント係は幸せだ。その分、肉体的にはキツいけど、心身共に疲れ果ててしまうよりは全然マシだ。
改めて幸せを噛みしめていたら「ねぇ!Uさんが復帰したんだって?ビックリ!」とか「普通は来られな…」とか「どうなってるの?自分で辞め…」というようなことを皆に言われたけど、フガフガと濁した。
いろんな人の様々な思惑が複雑に絡み合って、それで利害が一致したからこうなったとは思うけど、これ以上巻き込まれては身が持たない。なのでノーコメントでやり過ごした。
一昨日、心が殺された後で高校時代からの親友・Y子さんに相談したら、Y子さんも偶然同じような目に遭ったばかりで「あだしだぢは田舎者で人がいいから騙されるんだぁ。あだしだぢの”他人にそんな酷いことでぎるわげないべさ”って常識が通用しないんだわ。都会の人だらドライだぁ。おっかない」とのこと。
んだんだ、都会の人だらばっつばつ割り切るし、保身や出世の為だら他人なんか平気で斬り捨てる。そったら者、友達でも仲間でもねっけ。は〜おっかねぇ…って、私達も函館を離れて10年以上、訛りは取れても(取れてない)都会には馴染めないのかも。
そんなことを思い出しているうちに売り部屋が少なくなってきたので、重いセットバッグを4つ持って勢い良くエレベーターホールを出たら、目の前の部屋の入口に若い男女が立っていたので、慌てて引っ込んだ。
ドア越しに聞き耳を立てていたら、デリヘル嬢と送迎係の人らしく、男性客にお店のシステム等について説明をしていた。ふむふむと聞いているとドアが開き、新卒君が飛び込んで来たので、お互い声を出さずに仰け反って驚いた。
早く廊下へ出たいが、どうにも話が長い。痺れを切らした私達はエレベーターで違う階へ行って、階段で移動した。こんなのばかりで、フロント係は階段移動が多く、物凄く足が鍛えられる。
私が昼休みに入った15時頃には平日だというのにほぼ満室となり、朝メイクさん1隊が16時半までの残業になった。1月は平日でも忙しい日が多い。今日は新卒君も一緒で本当に良かった。
やっとの思いで仕事を終え、休憩室で新卒君と長々と話し込んだ後で駅まで一緒に帰った。一緒に帰るのもこれで最後と思えば無性に寂しい。「みかやん、みかやん」と一番私に懐いていてくれた新卒君が、私と入れ違いに居なくなるなんて信じられない。
新卒君は「みかやんは俺が居なくてもフロントの仕事をしていて困ることなんか無いですよ。関取もホスト君も居るじゃないですか。俺は深夜へ移ったら、ベッドメイクも電話番もしなきゃなんないんですよ。俺に出来るかめっちゃ不安です」と怯えていた。
話は尽きず名残惜しいが「元気でね。何かあったら昔の人みたいにラブレター書いて下駄箱に置いておくから読んでね。って昔の人だけど」と言って別れた。
今後は頼みの綱の新卒君も居ないが、それでももう少し頑張ってみよう。
ラブホ800日目:大異動
2009年1月13日 お仕事 コメント (2)11:00-18:00 点検2+セット+セットバッグ作り+ルームサービス+駐車場の水かき+ゴミ捨て場掃除+玄関掃除+お風呂メイク他
というワケで(?)納得のいかないまま…というか何がなんだか分からぬまま今日からフロント係になり、朝フロントの関取さん(20代前半・80キロ超)と昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と一緒に勤務。
日記を更新していない間に大変な入れ替わりがあって、10月にZさん(20代後半・昔の森尾由美似)と、#さん(60代前半・元美容師)が退職。11月には昼メイクに後家さん(50代後半・皿洗い一筋)が入るも、超ベテランフロント女史が入院&手術の為に退職。
12月に朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)が入り、元旦の1部屋目のベッド組み中にUさん(30代後半・元悪霊付き)がブチギレて早退し、そのまま退職。昼メイクに入ったばかりの後家さんも1月末で退職予定という慌ただしさ。
それに加えて今回は、私が昼メイクから昼フロントになり、新卒君(20代前半・意欲的で勤勉)が昼フロントから深夜フロントへ異動し、朝メイクの気品さん(60代半ば・お上品)が昼メイクへ異動し、元旦に退職したUさんが今日から昼メイクに復帰した。
なんとまぁ手回しの良いこと(爆)。
それはそうと、今日は急遽私がフロントになった為にフロントが三人居るので、私はお風呂メイクや玄関掃除などもした。生粋のフロントの人達と違ってメイク上がりなので、お手の物だ。一通りメイクもやっといて良かったよ。
私が暫くフロントをやっていない間に点検項目も増えたそうで、大型さんに点検の仕方を習い直したりもした。
久々にルームサービスや割引券届けに客室へ行くと、関取さんや大型さんより年老いている分なんでも知ってると思われるのか、ちょっとしたことをいちいちお客様に質問された(前回までのフロント時と同様)。
しかし客前に出るのが久々過ぎてアガったのと、病状悪化により舌もむくんでいて上手く喋れず、思いっきり噛みまくった(恥)。
私は、新人の頃の関取さんを肉肉しく、いや、憎々しく思っていたが、嫌いな人ほどよく見ていたわけで、するといつの間にか関取さんが、一生懸命、健気に、謙虚に仕事をしている事に気付き、それ以降はベッドメイク中に何かあれば関取さんへ知らせたりお願いしたりするようにしていた。
久しぶりに一緒にフロントをしたら、関取さんがそれはそれは立派に成長していて、思わず目頭が熱くなった。考えたら、あの立派な新卒君と仲良しの関取さんが悪い子であるわけがないんだよね。
嫌いな人を嫌いっぱなしにしないで、色眼鏡で見たままにしないで、ちゃんと見て考えや付き合い方を改めておいてホントに良かった。
それはUさんに対しても言えることで、昨年末まではUさんとも仲良く楽しく仕事をしていて、最高潮に仲の悪い時にUさんが辞めないでいてくれてホントに良かった…と思っていたんだけどねぇ…。
超ベテランメイク女史がお帰りになる時「みかやん!負けないで…頑張るんだよ!」と声を掛けて下さり、有り難くて涙が出そうになった。ちゃんと理解して下さる方が居る限り、私は頑張れるし今後も頑張ります!
というワケで(?)納得のいかないまま…というか何がなんだか分からぬまま今日からフロント係になり、朝フロントの関取さん(20代前半・80キロ超)と昼フロントの大型さん(30代前半・170センチ超)と一緒に勤務。
日記を更新していない間に大変な入れ替わりがあって、10月にZさん(20代後半・昔の森尾由美似)と、#さん(60代前半・元美容師)が退職。11月には昼メイクに後家さん(50代後半・皿洗い一筋)が入るも、超ベテランフロント女史が入院&手術の為に退職。
12月に朝フロントの掛け持ちさん(30代後半・バイト3つ)が入り、元旦の1部屋目のベッド組み中にUさん(30代後半・元悪霊付き)がブチギレて早退し、そのまま退職。昼メイクに入ったばかりの後家さんも1月末で退職予定という慌ただしさ。
それに加えて今回は、私が昼メイクから昼フロントになり、新卒君(20代前半・意欲的で勤勉)が昼フロントから深夜フロントへ異動し、朝メイクの気品さん(60代半ば・お上品)が昼メイクへ異動し、元旦に退職したUさんが今日から昼メイクに復帰した。
なんとまぁ手回しの良いこと(爆)。
それはそうと、今日は急遽私がフロントになった為にフロントが三人居るので、私はお風呂メイクや玄関掃除などもした。生粋のフロントの人達と違ってメイク上がりなので、お手の物だ。一通りメイクもやっといて良かったよ。
私が暫くフロントをやっていない間に点検項目も増えたそうで、大型さんに点検の仕方を習い直したりもした。
久々にルームサービスや割引券届けに客室へ行くと、関取さんや大型さんより年老いている分なんでも知ってると思われるのか、ちょっとしたことをいちいちお客様に質問された(前回までのフロント時と同様)。
しかし客前に出るのが久々過ぎてアガったのと、病状悪化により舌もむくんでいて上手く喋れず、思いっきり噛みまくった(恥)。
私は、新人の頃の関取さんを肉肉しく、いや、憎々しく思っていたが、嫌いな人ほどよく見ていたわけで、するといつの間にか関取さんが、一生懸命、健気に、謙虚に仕事をしている事に気付き、それ以降はベッドメイク中に何かあれば関取さんへ知らせたりお願いしたりするようにしていた。
久しぶりに一緒にフロントをしたら、関取さんがそれはそれは立派に成長していて、思わず目頭が熱くなった。考えたら、あの立派な新卒君と仲良しの関取さんが悪い子であるわけがないんだよね。
嫌いな人を嫌いっぱなしにしないで、色眼鏡で見たままにしないで、ちゃんと見て考えや付き合い方を改めておいてホントに良かった。
それはUさんに対しても言えることで、昨年末まではUさんとも仲良く楽しく仕事をしていて、最高潮に仲の悪い時にUさんが辞めないでいてくれてホントに良かった…と思っていたんだけどねぇ…。
超ベテランメイク女史がお帰りになる時「みかやん!負けないで…頑張るんだよ!」と声を掛けて下さり、有り難くて涙が出そうになった。ちゃんと理解して下さる方が居る限り、私は頑張れるし今後も頑張ります!
随分と更新が滞っておりました。
昨年10月頃から持病が悪化しはじめ、12月には体調の悪さがピークに達し、出来れば寝込みたい日が続き、通勤だけで精一杯の毎日でした。
それに加えてトラブル続きの職場で…心身共にズタボロで…それでも頑張って這い上がろうとする度に激しく打ちのめされ、良かれと思ってしたことは全て仇となり、誤解や行き違いはみな最悪の事態へと向かい、疲れ果てておりました。
何気ないつぶやきさえも極論として捉えられ、言葉尻を捉えられては邪推され、先回りして頭ごなしに叱責されては会話になどなるわけもなく、ぐうの音も出ないとはまさにこのこと。
私の言い分などは尽く遮断され、悔しくて悔し過ぎて絶対に泣きたくないのに涙が止まりませんでした。
今日という今日は完全に心が殺されてしまいました。
・・・・・だけど、何かの本に「誤解され易い人は何かが足りない」と書いてあったのを思い出した。それは言葉だったり思いやりだったり…私には足りない物が多すぎるんだろう。
いつの間にか仕事の面では自分の物差しでしか他人を見られないようになり、私が出来ることは他人も出来て当然と思っていて、仕事が出来ない人や要領の悪い人を見下したような尊大な態度になっていたんだろう。
私のそんな傲慢さが立場の弱い人達に知らず知らずに心ない言葉をかけていて、だからこんな形で陥れられたのだろう…と思い直した。
別の職場の上司に「”正しい”ってだけじゃ世の中、渡って行けないよ」と言われたことも思い出した。その時にその言葉の意味をちゃんと学ばなかったから、また同じような目に遭ったんだろう。
今になってよ〜く分かったが、もはやムキになって自分を正当化しようなどというエネルギーは残っていない。精も根も尽き果てた。負けるが勝ちという言葉もある。
・・・・・というワケで(?)全く納得出来ない言いがかりとしか思えない理由で、明日から昼メイクを離れて昼フロントになります。
今はまだ心が殺されたままで心の準備も整理も出来ておりませんが、新天地で頑張ってみます。今は逃げずに、今ここで学ぶべき事をしっかり学んでから卒業したいと考えております。
ご心配いただきました皆様、ありがとうございました。
昨年10月頃から持病が悪化しはじめ、12月には体調の悪さがピークに達し、出来れば寝込みたい日が続き、通勤だけで精一杯の毎日でした。
それに加えてトラブル続きの職場で…心身共にズタボロで…それでも頑張って這い上がろうとする度に激しく打ちのめされ、良かれと思ってしたことは全て仇となり、誤解や行き違いはみな最悪の事態へと向かい、疲れ果てておりました。
何気ないつぶやきさえも極論として捉えられ、言葉尻を捉えられては邪推され、先回りして頭ごなしに叱責されては会話になどなるわけもなく、ぐうの音も出ないとはまさにこのこと。
私の言い分などは尽く遮断され、悔しくて悔し過ぎて絶対に泣きたくないのに涙が止まりませんでした。
今日という今日は完全に心が殺されてしまいました。
・・・・・だけど、何かの本に「誤解され易い人は何かが足りない」と書いてあったのを思い出した。それは言葉だったり思いやりだったり…私には足りない物が多すぎるんだろう。
いつの間にか仕事の面では自分の物差しでしか他人を見られないようになり、私が出来ることは他人も出来て当然と思っていて、仕事が出来ない人や要領の悪い人を見下したような尊大な態度になっていたんだろう。
私のそんな傲慢さが立場の弱い人達に知らず知らずに心ない言葉をかけていて、だからこんな形で陥れられたのだろう…と思い直した。
別の職場の上司に「”正しい”ってだけじゃ世の中、渡って行けないよ」と言われたことも思い出した。その時にその言葉の意味をちゃんと学ばなかったから、また同じような目に遭ったんだろう。
今になってよ〜く分かったが、もはやムキになって自分を正当化しようなどというエネルギーは残っていない。精も根も尽き果てた。負けるが勝ちという言葉もある。
・・・・・というワケで(?)全く納得出来ない言いがかりとしか思えない理由で、明日から昼メイクを離れて昼フロントになります。
今はまだ心が殺されたままで心の準備も整理も出来ておりませんが、新天地で頑張ってみます。今は逃げずに、今ここで学ぶべき事をしっかり学んでから卒業したいと考えております。
ご心配いただきました皆様、ありがとうございました。