ラブホ356日目:不憫
2007年3月7日 らぶほ211:30-18:00 クイックメイク17部屋+ベッドのみ1部屋
今日はTさん(同い年・ホテルC出身)と愚鈍さん改めUさん(30代後半・悪霊憑き)、#さん(60代前半・元美容師)と私の勤務。
朝のA班に新人の男の子が入り「18歳には見えない」と専らの噂だ。ひょっとしてアイドル系の可愛らしいお顔で中学生ぐらいにしか見えないのかしら?大変!見に行かなきゃ!小池徹平みたいな子だったらどーしよーっ!と、張り切って見に行った。
・・・・・。
確かに18歳には見えない。Zさん(20代後半・ZARD似)と同じぐらいのトシかなぁ?みたいに見えた。けど、おとなしそうで真面目そうな若者で、黙っていると怖い感じを受けるのは男前だという証拠だって話だからね。
その男の子は、ゆくゆくは我が班に入るらしい。バッチリ修行を積んで来ておくれ。
出動すると、最上階のミストサウナ付きの部屋からのスタートだった。風呂ラッキーの女王と呼ばれ、使われていない風呂に当たる確率が高い私だが、ミストサウナだけは当たりが悪いというか、使用率が高い。
今回もガラス張りのミストサウナの個室は水蒸気で真っ白に曇り、天井からは鍾乳洞のように水滴が垂れ下がっていた。張り切って出動してきたのに萎える萎える。
もしも私が他所様のラブホでミストサウナを使うような機会が有ったらば、ちゃんとスイッチを切って、ドアを開けて帰ってこよう(泣)。
昼休みは愚鈍さん改めUさんとTさんとフロント渦巻君が世間話にワイワイと花を咲かせていた。それが…私にはついていけない内容だったので、おとなし〜くケータイいぢりをして過ごした。
昼休み明けの部屋で#さんがその話を振ってきた。
#さん「愚鈍さん改めUさんて凄いよね!話の内容がオバサンっていうか、年寄りみたい。あの人の話は私が聞いててもキツい時があるから、みかやんは全然ついていかれないでしょ?」
みかやん「あの人とはトシが近いから、も少し話が合ってもいいとは思うんだけど…。団地のオバサン的な時のノリにはついてけないかも」
#さん「まさに団地のオバサンだよね!あれじゃ老人会よ。今日なんかオッサンも居たのに、あんな話であんなに盛り上がれるのがホントに不思議。あの人とみかやんじゃ感覚が違うもの!あの人の感覚には私でもついていかれないヮ」
みかやん「や…つーか私、同世代の人と話が合わないのが悩みなんだよね」
#さん「私もなの!嫁の姑が同い年なんだけど、漬け物の話だとか年金の話だとか老化現象の話で、婆さん臭くてついていかれないのよ!息子は”嫁の親はママとは感覚が全然違ってお婆さんみたい”って言ってくれるんだけど…」
みかやん「#さんは特別インテリだから、その辺の婆さんとは話が合わないんだよ。#さんが60代なら、Cさんは90代かな?と思うよ」
#さん「Cさんはまた別格だもの。この人どーなってるの?大丈夫なの?って心配になる時があるの」
みかやん「でしょう!Cさんは完全にヤバいよね。私も本気で心配で…」
結局、Cさんの話になった。何かと話題にのぼる人だ。というか、時々Cさんや愚鈍さん改めUさんが不憫に思える。
今日、最後の部屋もミストサウナ付きだった。出動時と同様に私が風呂係でミストサウナは水蒸気で真っ白に曇っていた。
くおぉ!ミストで始まりミストで終わる一日かい!と思いながらダスターでミストサウナ内を拭いていたら、椅子の座面の部分でニュルーッと手が滑った。
ローションでありますように!と祈るような気持ちで匂いを嗅いだのに、思いっきり白子のかほりがして倒れそうになった。風邪気味で鼻が詰まっていた為に気付くのが遅れてショックだった。この仕事では嗅覚が鈍ったことが、このような命取りになることが多い。
気付かずに白子臭が充満したミストサウナの個室に閉じ籠もってただなんて!と泣きたくなった。
だけど・・・。この男性はこんな所まで来て、お一人で自らの手で果たされたというか果てられたというか…なんだろうか?そんなに広い個室じゃないし。だとしたら、それはそれで嘆かわしい話じゃないか。
その男性が不憫に思えて、また泣きたくなった。
今日はTさん(同い年・ホテルC出身)と愚鈍さん改めUさん(30代後半・悪霊憑き)、#さん(60代前半・元美容師)と私の勤務。
朝のA班に新人の男の子が入り「18歳には見えない」と専らの噂だ。ひょっとしてアイドル系の可愛らしいお顔で中学生ぐらいにしか見えないのかしら?大変!見に行かなきゃ!小池徹平みたいな子だったらどーしよーっ!と、張り切って見に行った。
・・・・・。
確かに18歳には見えない。Zさん(20代後半・ZARD似)と同じぐらいのトシかなぁ?みたいに見えた。けど、おとなしそうで真面目そうな若者で、黙っていると怖い感じを受けるのは男前だという証拠だって話だからね。
その男の子は、ゆくゆくは我が班に入るらしい。バッチリ修行を積んで来ておくれ。
出動すると、最上階のミストサウナ付きの部屋からのスタートだった。風呂ラッキーの女王と呼ばれ、使われていない風呂に当たる確率が高い私だが、ミストサウナだけは当たりが悪いというか、使用率が高い。
今回もガラス張りのミストサウナの個室は水蒸気で真っ白に曇り、天井からは鍾乳洞のように水滴が垂れ下がっていた。張り切って出動してきたのに萎える萎える。
もしも私が他所様のラブホでミストサウナを使うような機会が有ったらば、ちゃんとスイッチを切って、ドアを開けて帰ってこよう(泣)。
昼休みは愚鈍さん改めUさんとTさんとフロント渦巻君が世間話にワイワイと花を咲かせていた。それが…私にはついていけない内容だったので、おとなし〜くケータイいぢりをして過ごした。
昼休み明けの部屋で#さんがその話を振ってきた。
#さん「愚鈍さん改めUさんて凄いよね!話の内容がオバサンっていうか、年寄りみたい。あの人の話は私が聞いててもキツい時があるから、みかやんは全然ついていかれないでしょ?」
みかやん「あの人とはトシが近いから、も少し話が合ってもいいとは思うんだけど…。団地のオバサン的な時のノリにはついてけないかも」
#さん「まさに団地のオバサンだよね!あれじゃ老人会よ。今日なんかオッサンも居たのに、あんな話であんなに盛り上がれるのがホントに不思議。あの人とみかやんじゃ感覚が違うもの!あの人の感覚には私でもついていかれないヮ」
みかやん「や…つーか私、同世代の人と話が合わないのが悩みなんだよね」
#さん「私もなの!嫁の姑が同い年なんだけど、漬け物の話だとか年金の話だとか老化現象の話で、婆さん臭くてついていかれないのよ!息子は”嫁の親はママとは感覚が全然違ってお婆さんみたい”って言ってくれるんだけど…」
みかやん「#さんは特別インテリだから、その辺の婆さんとは話が合わないんだよ。#さんが60代なら、Cさんは90代かな?と思うよ」
#さん「Cさんはまた別格だもの。この人どーなってるの?大丈夫なの?って心配になる時があるの」
みかやん「でしょう!Cさんは完全にヤバいよね。私も本気で心配で…」
結局、Cさんの話になった。何かと話題にのぼる人だ。というか、時々Cさんや愚鈍さん改めUさんが不憫に思える。
今日、最後の部屋もミストサウナ付きだった。出動時と同様に私が風呂係でミストサウナは水蒸気で真っ白に曇っていた。
くおぉ!ミストで始まりミストで終わる一日かい!と思いながらダスターでミストサウナ内を拭いていたら、椅子の座面の部分でニュルーッと手が滑った。
ローションでありますように!と祈るような気持ちで匂いを嗅いだのに、思いっきり白子のかほりがして倒れそうになった。風邪気味で鼻が詰まっていた為に気付くのが遅れてショックだった。この仕事では嗅覚が鈍ったことが、このような命取りになることが多い。
気付かずに白子臭が充満したミストサウナの個室に閉じ籠もってただなんて!と泣きたくなった。
だけど・・・。この男性はこんな所まで来て、お一人で自らの手で果たされたというか果てられたというか…なんだろうか?そんなに広い個室じゃないし。だとしたら、それはそれで嘆かわしい話じゃないか。
その男性が不憫に思えて、また泣きたくなった。