0:00-9:00 6部屋掃除+リネン折り 

途中までOくんと出勤した。OくんはホテルKでHさんと仲良く楽しく働いているようで羨ましい。昨日、オバ男君に外道が「オバ男と丸々子は自分達だけが稼げればいいと思ってます。新人にはリネン折りを教えず、2人だけでリネン残業をしてます。このままでは、みかやんも稼げませんよ。何とかしなければ」と言っていた事や、外道から聞いた全てを話した。

Oくん「いいんじゃない?本当の事なんだもん」

みかやん「オバ男君が”腐れYに言って外道を辞めさせる”って、凄く怒ったんだ」

Oくん「どのみち外道には先が無いよ。早く辞めて貰った方が本人の為、みんなの為」

みかやん「それもそうだね」

今日は、オバ男君と丸々子ちゃんとヤンTさんとの4人勤務。出勤するとオバ男君が私の所へ走って来た。

オバ男君「昨日の、外道が丸々子の事を”顔も身体も破壊王・橋本真也。小川を呼べ!STOだ!”と言ってたって話、丸々子には黙ってて。言ったら丸々子がキレて地獄絵図を見る事になるよ」

みかやん「言えないよ。若い女の子に”橋本真也”だなんて失礼過ぎる」

オバ男君「それと、他の人達はリネン残業をしたがらないから、仕方なく俺と丸々子がやってたんだ」

みかやん「誰もリネン残業はしたくないよね。外道はココで総スカンと知って、あたしを味方にしようと必死で、みんなの事を悪く吹き込んだんだよ。でも外道に騙されてないから安心して。外道の嘘と裏工作には心底呆れてるし、あたしも被害者だから」

オバ男君「腐れYには個人的に外道の事を話すから、みんなに黙ってて」

早速、出動した。一昨日と昨日は3人勤務だったが今日は4人勤務なので、仕事の内容やローテーションが変わりますます混乱したが、ずっとオバ男君が傍にいてくれたので助かった。オバ男君は自分の仕事をしながらも、ちゃんと私の様子を見ていてくれて、次に必要な掃除道具を順番に手渡してくれた。

丸々子「ちょっとオバ男〜。アレ、取ってよ」

オバ男君「アレって何?今、手を離せないから待って」

丸々子「みかやんには何も言わなくても取ってあげて、離せない手もすぐ離してるのに」

オバ男君「・・・・」

丸々子「何か言った?」

オバ男君「何も言ってないよ」

ヤンTさん「オバ男君、今、何か言ったよね?」

オバ男君&みかやん「無言だよ」

丸々子&ヤンTさん「絶対、何か言った!」

今日はずっと満室のまま、お客さんの動きも少なく、5部屋掃除して控え室へ戻った。

ヤンTさん「ホテルQよりココの方が店内が明るいでしょ?」

みかやん「うん。ココよりホテルQの方がよっぽど”出そう”だよね」

丸々子「やっぱり”出た”って聞いてた?」

みかやん「ホテルPが前の経営者から今の社長に引き継がれる時、トドが旧ホテルPの撤収準備に来てたんだ。老夫婦がフロントをやってて、トドが1人でリネン折りやベッドメイクをしてたんだけど、トドは意外と霊感みたいなのが強くて、見えないけど人の気配がして、その気配が男の人の気配だってハッキリわかったから、それを老夫婦に言ったら”ベッドメイクの男性が風呂で転倒して亡くなった”って聞いたんだって」

P一同「えーっ!そんなの聞いてないっ!」

みかやん「知らなかった?知ってると思ってた〜。でも、トドが新ホテルPに見学に来た時は何も感じなかったから”改装前にお祓いしたんやろ”って言ってたよ」

丸々子「オープン直後、C班にそうゆうのが見える人が居て”男の人が居る”って大騒ぎして辞めたんだよ。2△○号室さ」

みかやん「えーっ!2△○号室って、さっき行ったよね」

ヤンTさん「絶対に男の人の声が聞こえたんだよ。だからオバ男君が何か言ったと思ったんだ。同じような事が何回も有ったよ」

一同「ぎゃーーっ!」

オバ男君「そうか。風呂なんだ。風呂掃除、怖いね」

ホテルPでは、次に風呂係になる人が、先に1人で次の部屋へ行って風呂掃除をしている。私は超のつく怖がりだ。とても1人で先に2△○号室の風呂掃除など出来ない。

Tさん「そう言えばOくんから、ホテルPのらくがき帳には”出る”って、みんな書いてたって聞いたよ」

みかやん「もうその話はやめようよ〜」

次に出動した時は、外が明るくなっていたので怖くはなかったが、どう考えても2△○号室へ1人で先に行って風呂掃除など私には無理だ。
これは書いても良い話だったのだろうか?
0:00-9:00 12部屋掃除

今日はOくんがホテルKデビューなので、途中まで一緒に出勤した。昨日の謎が解けた。元ホテルQのC班の人達の殆どが、2月から系列店で働いているそうだ。お局格のDさんとGさんだけが4月からホテルR勤務になるので、「全員4月から」と口裏を合わせたらしい。昨日、K氏やTさんが苦笑していたわけがわかった。

Oくん「で、ホテルPはどーお?」

みかやん「何もかもが面倒だよ。風呂なんか大行程で順番も決まってるんだ」

Oくん「手抜きさえしなかったら、順番なんかどうでもいいと思うけどね」

みかやん「でしょう!お陰で大変だよ」

Oくん「ほんじゃ、ヤンTさんに宜しく!」

Oくんと別れ、ホテルPに出勤すると、既にオバ男君とヤンTさん(♀30代半ば元ヤンキー風、昨年3ヶ月ホテルQで一緒に働いていた人)が出勤していた。出勤予定のM氏が遅刻なのか出勤していなかった為、3人で部屋へ入る事になった。昨日はオバ男君が付きっきりで指導してくれたのに、いきなり1人で放り出される事になり、目眩がした。あの大行程の風呂掃除なんかまだ覚えきれてないって。

オバ男君「Qでやってた人なんだから大丈夫だよ。わかんない事があったら大声で叫んで」

みかやん「ごめんなさい。叫びっぱなしになるかも」

昨日の記憶を頼りに必死で掃除をしているとすぐ1時になり、ハギ中の部屋へ行くと外道がハギをしていた。部屋に入った順に、オバ男君、ヤンTさん、私が外道に「おはようございます」と言ったが、返事無し。機嫌が悪い時の外道は挨拶すらしないが、何度やられてもムカつく。

休憩に入ると控え室にダサ坊が来た。

ダサ坊「M氏に何回も電話かけてるんだけど、連絡とれないんだよね」

ヤンTさん「10代のガキじゃないんだから、無断欠勤すんなよなぁ」

オバ男君「40過ぎの人のやる事じゃないよね。50過ぎて挨拶も出来ない奴もいるし最悪だよ」

ダサ坊「外道の奴、今日は出勤したんだと思ったら機嫌悪いよね」

みかやん「今に始まった事じゃないけど、挨拶もしないのは最低だよね」

オバ男君「俺らも最初は外道の機嫌が悪い時に”外道、今日は生理だね”なんて言ってたけど、月に何回、生理があるんだよ!って感じさ。ヤンTさんにホテルQでもああだったって聞いて、呆れたよ」

ここでピッチが鳴り、ダサ坊はピッチを持って席を外したが、すぐに戻って来た。

ダサ坊「208号室の客からで”2人とも金を持ってなかったから帰る。部屋はいっさい使ってない”って言うんだ。今、部屋の鍵を開けたから客が帰ったら確認だけして来て欲しいんだ」

客はたった6分の滞在で帰ったので部屋へ確認に行くと、ベッドは乱れ、アメニティグッズの殆どが消えていた。

オバ男君「”部屋はいっさい使ってない”なんて、よく言うよ。金も払わないでグッズを持ち帰りやがって」

ヤンTさん「トイレも使ってるよ!先に部屋を確認させて貰ってから客を帰せば良かったのに」

オバ男君「ヤってないから、金は払わなくていいって腹さ。とんでもないね」

「確認」と聞いたので手ぶらで部屋へ来たが、掃除道具一式を持って出直す事になった。

ヤンTさん「金も払ってないのに、生理セット(夜用ナプキン、昼用ナプキン、パンティーライナー。タンポン)まで全部持ち帰ってるよ。これじゃ詐欺だって!」

オバ男君「金持ってなくて帰るなんて普通は恥ずかしいよ。開き直られても困る。俺だったら、千円でも2千円でも有り金を払って帰るけどね」

再度控え室へ戻ると、Oくんからメールが届いていた。

Oくん「ニコニコさんがホテルKに来たよ(T-T) そっちに行くと思ってたのに(T-T) Hさんもビックリだよ(T-T)」

みかやん「ニコニコさんと再会出来て良かったね(^▽^。外道、来たけどまた挨拶無しさ。最悪」

Oくん「外道なんか放っときゃいいんだよ」

みかやん「そうだけど。感じ悪いなんてもんじゃない」

オバ男君とヤンTさんに、ニコニコさんの話をすると、2人ともすっかり怯えてしまった。ニコニコさんがすっかりホテルKを気に入って、ホテルPには来ませんように・・・と祈っていた。

それはそうと、外道は今後もあの調子なのだろうか?オバ男君に聞かれたので、外道がオバ男君達の事をどう言っていたか、話す事になった。外道から聞いたとおりに話すと、オバ男君は「絶対に辞めさせてやる!」と怒り狂った。言わない方が良かっただろうか。
0:00-9:00 15部屋掃除+リネン折り

3日間休みを貰っていよいよ今日、ホテルP初出勤だった。緊張のあまり早めにホテルPへ着くと、モニターを見ていてくれたのか、Fちゃんが迎えに出て来てくれた。Fちゃんに案内されて店内へ入り、腐れYとC班に居るベッドメイク係のリーダー(昨年までQに居た女性・39才)へ、ご挨拶に伺った。腐れYは「ご苦労さーん」と、リーダーは「大丈夫、また頑張って」と、2人ともにこやかに迎えてくれた。

Fちゃんに案内され作業室へ向かうと、先日、Qでお別れしたばかりのC班のK氏とTさんとWさんが居た。思わぬ再会が出来て嬉しかったが「あの人達は4月からホテルR勤務のハズ」と私は怪訝な顔になるし、元Q・C班の人達も私を見て苦笑いしていた。わけがわからない。

ともかく大勢の若いホテルP・C班の人達に圧倒された。メンバーは20代の男女が中心で30代は少数、39才のリーダーが最年長だった。40代50代で構成されていたQのC班とはまるで様子が違っていた。これが常務の理想なんだろうと呆気にとられて見ていると、ようやく私の班のメンバーが来た。

と言っても来たのは、オバ男君(♂24才・外道曰く顔と声がオバサン)と、丸々子ちゃん(♀20代後半・外道曰く顔も身体も橋本真也)だけだった。Kさんが用事があって休むらしく、M氏が出勤する予定だったが、KさんもM氏も来ない。。。という事だった。そんな、いい加減さにちょっとビックリしつつ、部屋へ入る事になった。

Fちゃんが第三のベッドメイク係として部屋へ入ってくれた。私がオバ男君に掃除を習っている間、Fちゃんは普通のベッドメイク係と同じように仕事をしてくれた。さすがFちゃんだ。ホテルQに居た頃よりグレードアップしていた。

M氏(♂40代前半・仕事掛け持ち)が遅刻してきて、ダサ坊も出勤してきたので、みんなで休憩する事にした。

みかやん「ところで外道は今日、休みなの?」

ダサ坊「昨日と今日、”具合悪い”って2日間病欠なのさ」

Fちゃん「一昨日、外道に”今迄みたいに何もしないでボーッとしてたら、誰にも認められないぞ。特にダサ坊の後なんだから、しっかりしろ!”って言ったら、次の日から休みやがった。ま、外道に忠告したのは俺だけじゃないんだけどよ。各フロントから言われたらしいぞ」

ダサ坊「だから俺に対しても風当たりが強くなったんだ」

Fちゃん「他人の忠告に耳を貸さない奴だからな。ハッキリと本人に”お前が悪い”と言ってるのに、外道は”メイクが悪い””他のフロントが悪い”と考えるんだ。どうもならんぞ」

ダサ坊「正直言って、外道にこの仕事は向かないと思うんだ。マンションの管理人とか、ビルの警備員の方が合ってると思うよ。メイクさんとフロントの仕事配分が同じなのが理想だと思うんだ。同じ時給なんだから当然でしょ。フロントだからって偉いわけじゃないのに、メイクさん達が必死で働いてる間に、フロントでふんぞり返ってるなんて有り得ないよ」

みかやん「ダサ坊!カッコイイ!」

Fちゃん「あとは外道次第だ。無理だと思ったら辞めるだろうし、やる気出して頑張るかも知れないし」

ダサ坊「2日間も病欠なんて初めてでしょ。このまま辞めるつもりじゃないのかなぁ」

一同「どうだろうねぇ」

ともあれ、仕事に戻る。私の指導係はオバ男君だ。ホテルQが閉店して私達旧Q従業員が各系列店に配属される事になった為、ホテルRとホテルPで仕事の内容や順番を全く同じにしたそうだ。結局はホテルRのお局仕様になり、ホテルPの仕事内容や順番が変わったばかりで、オバ男君も困惑していたそうだ。

系列店で同じベッドメイク係をしていたというのに、何もかもが全く違っていて、別会社に来たような感じだ。ホテルQと同じ備品が使われているのを見て、多少ホッとしたりするが、恐ろしい程の量の風呂掃除の行程を覚えきれるだろうか?とても不安だ。

8時になり、外道が「最終兵器Z」と呼んでいたフロントの女性が出勤してきた。最終兵器Zはメイクさん達の評判も最悪だったが、「おはようございます。最終兵器Zです!宜しくお願いします」と私に声をかけてきて、皆が言う程の性悪女ではないようだった。

そもそもこの最終兵器Zが外道を嫌い、外道に辛く当たっていたそうだが、外道は嫌われて当然と思う。

9時になり、ようやく解放された。地下鉄駅までの道のりが遠く感じた。
DVD TBS/キングレコード 2003/08/29 ¥22,800 大学病院に赴任したばかりの研修医の目を通して、医療界の暗部を熱く告発する大人気コミックを映像化した社会派ドラマ。エリート街道を歩んできた斉藤英二郎(妻夫木聡)は名門永禄大学を卒業後、大学病院で研修医として勤めはじめる。理想の医療を目指して人一倍張りきる斉藤だったが、早々に医療現場の矛盾という名の現実に直面すること…。

原作漫画との違いを見比べようと思い、見てみた。夫はドラマ化された英二郎を好きになれず挫折。

the EYE (アイ)

2004年2月4日 映画
DVD レントラックジャパン 2003/10/24 ¥3,800
双子の監督・オキサイド兄弟が、実際にあった事件をモチーフに映画化したホラー。幼い頃に失明し、20歳で角膜移植手術を受けたマンは視力を回復するが、以来、見えないものも見えるようになり…。内容のリアルさと、衝撃的な恐怖シーンが話題となった。

確かに怖かったが”ホラー”という感じではなかった。シックス・センスのアジア版みたいな感じ。
今日は夫とジャスコへ行った。我が家は夫婦揃ってジャスコ好きだ。どんなもんかとバスで行ってみた。普段はあまりバスには乗らないので、何かこう遠足のような気分でワクワクした。

昼は夫のおごりで、とんかつを食べた。キャベツのおかわり自由だったので、張り切っておかわりをしようと思っていたら、おかわりどころか残してしまった。札幌に転勤して来たばかりの頃、夫と仕事の帰りによくススキノのとんかつ屋さんへ行っていた。その店は、ご飯もキャベツもおかわり自由だったので、私と夫は競い合うように、ご飯もキャベツもバリバリおかわりしていた。

その私が、特に体調が悪いわけでもないのに食べられない。そういえばトドが「ウチ、こんな太っとるけど、若い頃から比べたら、全然食べれんようになってもうたんや。今やったらバイキング行ったら損や。元、取れへんねん。ウチもトシや思たわ」と言っていたのを思い出した。

私もトシだ。

行きは普通の路線バスに乗ったので、帰りはジャスコの無料送迎バスに乗ってみた。我が家の方の路線を探して、我が家に一番近いと思われる名前の停留所で降りてみたが、とんだ見当違いの場所に降りてしまい、家まで延々と歩いた。よく考えると、我が家はジャスコの無料送迎地区ではなかった。

歩き疲れたのか、夕食後に爆睡した。今夜で3連休も終わり、いよいよ明日からホテルP勤務だ。夜中に目が覚めてしまい、その後はホテルP勤務の事を考えて緊張して眠れなくなった。
今日も帰宅してすぐ”この日記へリンクしている人”を確認した。”他多数(編集ページの[被リンク一覧]で見られます)”と書いてあったが、昨日までは見られなかった。今日もダメもとで被リンク一覧を確認すると”※2/3、全件表示されない不具合を修正しました”となっていて、リンクして下さっている方々の日記名と作者名が大幅に増えていた。

「やった!これで新しくリンクして下さった方のお名前も分かるし、日記も見に行ける!」

と大喜びした。とは言っても私には砂姫様に頂いた立派なリンク一覧があるし、そちらの方がスクロール無しで見られてとても便利だ。

ともあれ「ブラボー!だいありぃさん!」と喜んでいると、携帯で私の日記を見ていてくれている友人から電話がきた。

優香君「ね、今、何か、日記の作業してた?」

みかやん「いや、特に作業はしてなかったよ」

優香君「そっか。今、携帯で日記を見たら”現在、作業中です。”って書いてたから、みかやんが作業してるなら起きてると思って電話してみたんだけど、日記屋さんが作業してるって事だね。あはははは」

みかやん「あはは。でも知らなかった。”作業中”ってなってるんだね」

優香君「最近、何か変わったの?前と違って、日記を最後まで読めないんだ。途中で切れてるんだよ。しかも他のリンクを押しても”現在、作業中です。”なんだよ。ガッカリ」

みかやん「へええ。そうだったんだ。じゃあ、その諸々を作業中なんだろうね」

優香君「日記、最後まで読めるようになるのかなぁ」

みかやん「うーん。どうなんだろう。その話は今、初めて聞いたよ。あたしゃ携帯で見てくれる人の為に、日記を1800字以内で書いてたんだから、最後まで読めるようになって貰わないと困るねぇ」

優香君「そっか。じゃ、マメにチェックしておくね。じゃあまた。今度メシでも」

みかやん「ほいほい」

優香君は前の会社にバイトに来てた男の子だ。男の子だが顔が優香にソックリな上、優香より3才年下ながら誕生日が優香と同じ日(6月27日)なので、”優香君”と呼んでいる。あまりにもキュートな子だ。でも子供扱いすると叱られるので、黙っておこう。

現在も携帯版の日記は”現在、作業中です。”となっていて最後まで日記を読む事はできない。今のうちに書いておこっと♪
Oくんから電話がきた。

Oくん「なんか俺、ホームシックみたいな気分なんだよね」

みかやん「あたしもそうだよ。なんとなくガックリさ」

Oくん「気晴らしにニューサッポロでも行かない?」

みかやん「おっ、いいね!」

同じ地下鉄に乗れるよう時間を合わせて、Oくんと新札幌へ行った。いつもの買物コースを回り、いつものびっくり○ンキーでランチした。せっかく気晴らしに出たので、お互いプラス方向へ話を持って行く。

みかやん「考えたらさぁ。あたし、ホテルPへ行ったらラクだよね。今まで2人でメイクしてたけど、ホテルPへ行ったら4人メイクだよ。いくら掃除の部屋数が多くても4人はラクチンだよね〜」

Oくん「そうだよね。K氏が手伝ってくれて3人メイクになっただけでも全然ラクだもん。俺らは2人でも20部屋以上の掃除をした事があるんだから、4人なんかチョロいよね」

みかやん「それにホテルPの新人さん以外は会った事あるし」

Oくん「俺なんか凄いよ。ホテルRへ行ったらトドの送迎付きだからね。通勤もラクラクさ」

Oくん&みかやん「あーはっはっは!いいねぇ!」

Oくん「俺、ホテルKデビューにあたって髪を切りたいよ。みかやんの友達ってこの近くのお店にいるんでしょ?会ってみたいし連れてってよ」

そんなわけで、今日もアポ無しでヒロキのいる美容室へ向かった。受付には先日の無愛想な姉ちゃんではなく、オーナーらしき上品なオジサマが居て一安心だった。

ヒロキ「おおーっ!みかやんっ!良かった〜。俺、ずっと火曜日は休みだったけど、今日はたまたま出番だったんだ。こないだは丸無視してごめんよ〜」

みかやん「ちょっとちょっと。ラブホの後輩を連れて来たんだ。他の事は何を言ってもいいけど、日記の事だけは言わないでね」

ヒロキ「うん。了解!あ、そーお。やっぱり、やっちゃったんだ」

みかやん「やってませんて。何でそーゆー話になるのさ」

ヒロキがOくんの髪を切り始めたのを私は隣の席で見学していた。ヒロキはOくんに「ねぇ、ラブホはどーお?」とか「へえぇ。バイト掛け持ちなんだぁ」とか言ったあと「頑張りの利く若いうちは、やるだけやったらいいさ」とアニキっぽい発言をしていた。当然これだけで済むはずもなく、ヒロキ得意のエロネタを交えながら、今日もヒロキは舌好調だった。

カットだけなので小一時間で終わった。Oくんが料金を払った後、「みかやーん。ありがとね。本当にありがとね」と言いながら抱きついてきた。私は「おお。よしよし」とヒロキの背中を叩きながら「こっちこそありがと。今度はあたしのカットをお願いね」と言って店を出た。

Oくん「なんだい。あんな所で抱き合ったりして。アンタら、おかしいよ」

みかやん「あ、そーお?いつもあんな感じだけど」

Oくん「あの兄さん、噂以上にエロいけど俺は嫌いじゃないよ。てか、カッコイイよね」

みかやん「黙ってりゃかなりいい男なんだけどね。美容師としての腕もいいし」

Oくん「腕は凄いよ。なんか俺、ガクトっぽくない?今までの髪の中で一番だよね」

みかやん「確かに垢抜けたよ。そう言われりゃガクトだね(髪だけ)」

Oくん「しかも俺、中学生の床屋料金ぐらいしか払ってないんだよ。最高だ!あの兄さんカッコイイや!」

Oくんは2100円しか払わなかったそうだが、お店の看板にはカット3800円と書いてあった。さすがヒロキだ。Oくんは帰りの地下鉄の中で、自分の写真を撮って見てはウットリとご満悦だった。

猟奇的な彼女

2004年2月3日 映画
DVD アミューズソフト販売 2003/07/25 ¥3,800 大学生キョヌは、電車内で酔っぱらいの美女を介抱する。翌日、その彼女に呼び出されたキョヌだが、お礼を言われるどころか彼女の横暴な言動や態度にびっくり。しかし、名前も明かさない彼女の心になにか悩みがあると気づいた彼は、言われるがままに付き合おうと決心する。 韓国で、インターネットの掲示板に載ったエピソードを基に・・・。

昨年あたりから韓国映画にハマっている夫が借りてきた作品。タイトルを見て、おどろおどろしい男女の愛憎劇を想像していたら、バイオレンスではあるものの、コメディーなのか、ラブストーリーなのか?あ、ラブコメなんだ。
ホテルQでの最後の仕事を終えた私達は大荷物を背負っていた。フロントK子が「捨てる備品は持ち帰っていいわよ」と言ってくれたので、各自、花瓶や絵、沸騰ポットや掛け時計、化粧品や風呂セットなどをゴミ袋に詰めた物を背負い、サンタクロース状態だった。

トドが気を利かせて私達を自宅へ送り届けてくれる事になったが、お客さんが部屋に忘れた小銭を分けるのを忘れていた。お客さんが部屋に忘れていった5円玉や10円玉が貯まりに貯まって(実は500円玉も有ったの。ゴメンナサイ)2205円になっていた。三人でコンビニに寄り、1人700円分の弁当とデザートと飲み物を買って、Oくん宅でささやかな打ち上げをした。

トド「はあ〜。終わってもうたなぁ」

みかやん「終わったねぇ。何だかアッと言う間だった」

Oくん「本当に終わったよ。なんか脱力〜」

トド「ところで、外道は何しとったん?」

みかやん「フロントの中を片付けてから、あたしらに合流するとか言ってたけど、期待してなかったもん」

Oくん「たまにフロントから出てくりゃ、邪魔くさくて仕方なかったよ、何を聞いてもわからないし、逆に俺に”いつもどうしてたんですか?”と聞いてきやがった。いつもいつも閉店作業なんかしてねえって!」

外道の事はともかく、三人で積もる話をした。

トドが行くホテルRには、ホテルQグループで知らない人は居ないぐらい有名な、お局ベッドメイクが居る。そのお局がルールブックなので、どうでもいいような些細な事もお局のやり方でやらなければならないそうだ。お局に逆らえば辞めるように仕向けられる。トドの頼みの綱だった元同僚も、お局にいびり抜かれて辞めたそうだ。ホテルRのフロント陣もお局には逆らえず、お局一派の勢力は物凄いらしい。

私が行くホテルPには、お局直伝のベッドメイク係が2人居るが、他の3人は直接お局の指導を受けたわけではない。お局は「ホテルPのD班?あぁ、あそこは全然ダメね。ホテルQのD班?あそこは最悪よ」と、お局自身が直接指導していない者に対して、常々厳しく批判しているそうだ。ホテルPのD班もグループの中では結構肩身が狭いようだ。その上、メイクさん達と外道が冷戦状態だ。

一番無難なのがOくんが行くホテルKだ。優しいHさんは居るし、凶悪な人もいない。おまけにベッドメイク係がフロントも兼ねるので、おかしげなフロントの人に煩わされる事もない。そのOくんも、お局によるトドの調教が仕上がった時点でホテルRへ行く。はっきりと日時が決まっていない事ぐらいしか不安材料が無い。

トドもOくんも、まだ見ぬお局に必要以上に脅える事もないし、私もその後のホテルPでの外道とメイクさん達がどうなったか分からない。ま、行ってみなければ何も分からないって事で、一同納得した。

帰りの車の中でトドが「ウチ、お局に潰されるかもわからん。なんぼウチでもキッツイ思うんや。みかやんやOくんと約束してもうたけど、改装オープンの時にウチがおらんかったらごめんな」と、珍しく弱音を吐いた。「それでもさ、三人で再会を夢見て頑張ろうよ。ホテルRにはOくんも行くんだから一緒に頑張っててよ。あたしなんか独りぽっちで寂しいよ。めっちゃ心細いし不安で仕方ないよ」と私も本音が出た。

「でもなウチが辞める時は、洗いざらい社長へ報告したるわ!残るみかやんやOくんに辛い思いはさせられへん。それだけはウチに任しときや!」とトドは言うが、どうか暴走しないでくれ!と思った。

帰宅後、暫く放心状態だった。今日も夫は「ジョニー・デップ好きでしょ」とビデオを借りてきてくれた。お菓子や缶コーヒーも沢山買ってきてくれた。これは夫からの「家事はいいから暫くのんびりしてなさい」という合図だ。ありがたく甘える事にした。

ブロウ

2004年2月2日 映画
DVD タキコーポレーション 2002/05/24 ¥3,800 1970〜80年代のアメリカ・ドラッグ・マーケットに君臨した伝説の男ジョージ・ユングの赤裸々な生きざまを描いた問題作。ただし、ここで繰り広げられるのはドラッグ批判でもスキャンダラスな一代記でもなく、たとえば両親や友人、恋人、そしてやがては自分の子どもたちとの交流の中から紡ぎ出されていく、人間関係そのものである。

実話に基づいているらしいが、ドラッグ・マーケットは想像してたより、お気楽でサッパリしていた。もっと血生臭くてドロドロした世界を想像していた。ジョージの加齢とともにジョニー・デップの腹が出てくるのが、見ていて哀しかった。

ブレイブ

2004年2月2日 映画
DVD ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2000/06/23 ¥3,800 ネイティブアメリカンの青年が、貧困の末、妻子を守るために、人間の死を撮影するスナッフ・フィルムへの出演を承諾。撮影までの日々を、家族との最後の幸せな日々にしようとする主人公の決心に、胸が痛くなる人間ドラマ。 ジョニー・デップが初めて監督&脚本&主演した本作では、自らのルーツであるネイティブアメリカンの世界を…

内容はかなり暗〜く重〜い。ジョニー・デップ本人が監督&脚本&主演じゃなければ、見なかったであろう作品。ごめんなさい。ネイティブアメリカン魂を持つ友人がいるが、彼の為にも別なネイティブアメリカンの世界を見せて欲しかった。。。かな?
0:00-9:00 19部屋撤収+後片付け+梱包

今日はOくんとトドとの3人勤務。いよいよ今日でホテルQともお別れだ。4日からトドはホテルRへ、5日から私はホテルPへ、6日からOくんはホテルKへ異動となる。5月末のリニュアルオープンの時には、またココへ戻って来られるだろうか?C班の人達ともお別れの挨拶やら再会の誓いをして、万感胸に迫る思いでいた。ところが・・・。

Oくん「携帯にホテルQからの着信があったんだけど、何だろ?」

みかやん「知らない。あたしの所には連絡なかったよ」

トド「ウチが聞いたで。Oくんもウチと一緒にホテルR勤務になるんや」

Oくん「ええっ!俺がホテルRへ?遠いし足も無いし通えないよ!」

トド「まあまあ、ウチの話、最後まで聞いてな」

トドが頼りにしていた元ホテルQの同僚は、先日ホテルRを辞めていた。Oくんが行くホテルKは人手が足りているが、トドの元同僚が退職した為、ホテルRにトドとOくんを受け入れる余裕ができた。トドはホテルRのC班にいる教育係の人に研修を受けるべく22時〜3時の勤務になるが、バイト掛け持ちのOくんに22時出勤は無理だ。

トドがホテルRで22時〜3時の勤務をして仕事を覚えた時点で、通常通り0時〜6時の勤務になる。その時にOくんはホテルKからホテルRへ異動して、トドと一緒に通勤する。フロントK子からトドに「Oくんの足となって一緒に通勤して欲しいの」と電話があったそうだ。

Oくん「ったく。最後の最後まで話が二転三転するなんて、信じられない会社だよ」

みかやん「今回は仕方ないんじゃない?さて、そろそろ始めるよ!」

各自脱衣籠を持ち、空き部屋へ向かった。ベッドを剥がして、おねしょマットとベッドマットのフリルを回収し、自販機やコンビニボックスの中身を全て脱衣籠に詰める。その他、風呂の椅子や湯桶、トイレの汚物入れ、洗面セット、グラス、全て脱衣籠に詰め、壁の時計や絵や額も、窓のカーテンも外し、各自脱衣籠と大荷物を背負って控え室へ戻る。これを数回繰り返した。

控え室に回収した物が貯まったので、トドが改装後も使う物と捨てる物に分け、おねしょマットとフリルの洗濯をし、私とOくんは台車を使って控え室から遠い部屋への撤収へ向かった。控え室を任されたトドも大変だろうが、私達も荷物をぎゅうぎゅうに詰めた脱衣籠を持って階段を何往復もし、ベッドメイクとは違う慣れない作業で、すっかり疲れた。

3人で午前3時のおやつを頂いた。3人でココで休憩するのも最後だ。疲れたのか寂しいのか分からないが、三人とも口数が少なかった。ぼちぼち残っていたお客さんが帰り始めたので、作業を再開した。

今日はベッドメイクはしない事になっていたので、お客さんが帰った部屋をOくんとハギして回った。最終日に花を添えるかのように、ゴミだらけの部屋や血まみれの部屋が多くてゲンナリしつつ、全ての部屋の撤収を済ませた。

Oくん「カーテンも絵も備品も無くなったら、こんなに広々とした殺風景な部屋になるんだね。ココで本当にいろんな事があったよね。何だろ。俺、胸がいっぱいだよ」

みかやん「そんな事を言ってあたしを泣かせないで〜。まだまだ忙しいんだからね」

6時になり、フロントK子が出勤して来た。「ええっ?ええっ!ナイトさん達、たった3人でここまでやってくれたの?A班B班には16時頃までかかるから弁当持参!と言ったのよ。これじゃ昼までかからないわ!さすがD班ね!素晴らしいわ!」と、K子は大騒ぎだった。

8時過ぎには、各店のフロント陣や業者さん達が来たが、見渡す限り爺さんだらけで、誰が業者さんで誰がフロントの人なのか、さっぱりわからなかった。その中からFちゃんが私の所へ走ってきた。「万全の体制を整えたぞ。待ってるからな」と言うFちゃんの言葉が何より嬉しかった。

A班B班の人達も出勤してきて、私達は帰る事になった。玄関で業者風の爺さんに「ナイトさん達、今、三人だったんだってね。大変だったでしょう。今日もたった三人でよくここまでやったねぇ」と、愛想良く話しかけられた。随分と内部の事情に詳しい爺さんだと思っていたら、社長だった。

そんなこんなで、万感の思いに浸る余裕もなく、バタバタとホテルQを後にした。トドの車の中からOくんとホテルQを振り返った。私は「さよなら、ホテルQ。3人揃ってココへ戻れますように」と祈るような気持ちだった。
帰宅後、歩き疲れて倒れるように爆睡した。

珍しくすぐに目覚め「明日でホテルQともお別れなんだ〜」と、しみじみしてしまった。明日、私達が撤収作業を終えたら、業者さん達が押し寄せて来て大きな什器などを運び出し、がらんどうになったホテルQはやがて改装の為に取り壊される。

TVの劇的ビフォーアフターで、リフォームの為に家を壊されて涙する人の気持ちが、初めてわかったような気がした。思い出がいっぱい詰まったホテルQがホテルQでなくなってしまうのは、寂しいものだ。5月末には改装も終わり、名称も変わって全く別のホテルとなってオープンする。

その時、私は劇的ビフォーアフターのように「なんという事でしょう!」と素直に感嘆できるだろうか?毎度、話が二転三転する会社なので、私自身が新ホテルQに戻れるかどうか定かではないし、Oくんやトドとまた一緒に働けるかどうかも全くわからない。

2月から、私はホテルPへ、OくんはホテルKへ、トドはホテルRへと三人バラバラに系列店へ配属されるが、配属先で何かあって「えーん。ホテルQへ帰りたいよ〜」とホームシックになっても、帰るホテルQはもう無い。

寂しくて不安でついメソメソしてしまう。それを知ってか知らずか、夫がDVDやらビデオをゴッソリ借りてきてくれたので、何もかも忘れてビデオ鑑賞をする事にした。

ナインスゲート

2004年1月31日 映画
DVD パイオニアLDC 2002/08/23 ¥2,980 鬼才ロマン・ポランスキー監督、若手実力派ジョニー・デップ主演という魅力的なコンビの、耽美的なオカルト・ミステリーである。 世界に3冊しかないという『影の王国への9つの扉』。この悪魔の祈祷本について、収集家から真贋の鑑定を依頼された本の探偵コルソは、ニューヨークからヨーロッパヘと旅立つ。書物の謎を解いていくコルソ…。

やっぱり、こんな時はジョニー・デップでしょう!
映画が不可解な終わり方をして、暫し考え込んだ。「あ、そっか。最初から悪魔に魅入られてたのね」と気付くまで、多少時間がかかった(照)。
DVD ポニーキャニオン 2001/01/10 ¥3,980 タッキーこと滝沢秀明演じる高校生・直が、母親(竹下景子)が不慮の死を遂げたことから病院の医療に疑惑を持ち、弁護士・桐野(松雪泰子)と共に真実を追求する。 法廷モノかと思いきや、直に思いを寄せる少女(優香)が実は母親に手術を施したらしい医者であったり、年上の女弁護士への憧れがあったりと、盛りだくさんの内容。

一度もリアルタイムでは見なかったドラマだったが、DVD1〜6を一気に見た。17才だった直も裁判が終わった頃には19才になっていて、裁判って本当に長い戦いだと思った。弁護士・桐野が涙ながらに訴えた「正直に話せば5分で済む話を、2年も嘘をついてきて・・・」のセリフが印象的だった。
0:00-6:00 14部屋掃除

今日はOくんとの勤務。出勤時には満室で1時まではC班のTさんとK氏が、2時まではK氏が残業してくれた。今日は、20代前半の若いカップルと、50代の熟年カップルが目立った。何度も言うが、若者が使った部屋は比較的綺麗なのに対して、熟年カップル(特に不倫)が使った部屋は散らかり放題で、変に大人の遊びをしている場合が多く汚い。

K氏が合流して1部屋目の熟年部屋は、剃毛プレイをしていた。浴室の床が陰毛だらけで排水溝が毛で真っ黒になっており、床の脱ぎ捨てられたバスローブも陰毛まみれだった。

バスローブ姿で剃毛されたのだろう。K氏はシャワーで床の陰毛を流し、古歯ブラシで排水溝に貯まった陰毛をかき集め、濡れたバスローブを手で触れないようビニール袋に入れた。これだけで一手間だ。「見て!見て!恥ずかしい」とOくんが、らくがき帳を持ってきた。

♂ N男 昭和2×年生まれ
♀ M子 昭和2○年生まれ
2人の関係は? W不倫

Nちゃんのアソコの毛を剃りました。
暫くは奥さんと出来ないでしょう。

馬鹿だなぁ。
Mちゃんとこうなってからは
女房とはしてないよ。
剃られてる時は、怖くて動けなかった。

Nちゃんの、そういう可愛いところが大好き!

Mちゃんは、俺の心の恋女房だよ!

若いカップルの書き込みだったら微笑ましいが、熟年カップルに限って、こんな対話風の書き込みを残してラブラブぶりを見せつける。見せつけられた私達はとても恥ずかしい。

控え室へ戻ろうとすると、隣の部屋の玄関に人の気配がしたので慌てて隠れた。部屋から出て来たのは、またも熟年カップルだった。仕方なく隣の部屋へ移動すると、コンビニボックスで買ったローターとローションの空き瓶2個、持参バイブがシーツの上に無造作に置かれ、シーツの中央はローションまみれ、ベッドの脇には大量のティッシュが落ちていた。

Oくん「ローションを2個も使ってるよ。よっぽどカサカサだったんだね」

みかやん「ローターやバイブも効果無しかい」

K氏「持参バイブをフロントへ届けてくるよ。取りには来ないと思うけど」

K氏はフロントへ行くついでに、ローションまみれになったおねしょマットを交換して来てくれた。これもまた一手間だ。

3部屋目も熟年部屋だった。今度は寿司や珍味の食べ残しや、日本酒の空き瓶が散乱していた。怖々、ベッドの布団を剥がすと、シーツの中央が大きく濡れていて、数本の陰毛が有った。大きなシミはローションでもシッコでもなさそうだったので、K氏が匂いを嗅いでみた。

K氏「うわっ!日本酒だよ。ワカメ酒かい?」

Oくん「ワカメ酒って?」

K氏「女の人の足をピタッと閉じさせて、股間に酒を注ぐんだ。それを男が飲むんだけど、そうすると陰毛がワカメのようにユラユラと・・・」

Oくん「男バージョンも有り?男だったらワカメって言うより、ホヤだよね」

K氏&みかやん「あーはっはっは!ホヤだってー!」

熟年三昧だったが、最後は笑えた。控え室へ戻り、最後のお別れと再会を誓ってK氏は帰って行った。束の間の休憩の後また部屋が空いたが、若いカップルの部屋ばかりで掃除がラクだった。

Oくん「みかやんと2人でベッドメイクするの、今日で最後なんだ。寂しいよ」

みかやん「寂しいね。ホテルPにOちゃんが居ないなんて信じられないもん」

Oくんと2人での最後の部屋は218号室だった。私が2度も転倒した思い出深い風呂が有る。私がこの部屋の風呂係に当たると、Oくんは「俺がやるよ」と何度も風呂係を代わってくれた。この部屋特有の座卓や座椅子が妙に懐かしく見えて、もの悲しくなった。

Oくん「俺、就職してるか帰省してるかで、新Qオープンの時は居ないかも知れないけど、離れ離れになってもずっと友達でいてね!俺も暫くはホテルKで頑張るし、俺の事だから新Qオープンの時も居るかも知れないけどさ。へへっ」

みかやん「将来ある若者がいつまでもこんな所にいちゃダメだよ。ちゃんとした企業に就職してさ・・・」

Oくん「まともな企業出身の友達ってみかやんが初めてだったから、凄く勉強になったよ。これでも、お陰様で随分成長したと思うんだ。俺をここまで育ててくれて、本当にありがとう」

みかやん「あたしは何もしてないよ。あたしの方こそ、ありがとね」

涙が出そうで話が続かなかった。帰りは様々な事を思い出しながら、家まで延々と歩いた。
0:00-6:00 10部屋掃除+リネン折り+造花拭き 

今日はトドとの勤務。出勤した時、従業員通用口の前に2台の車が止まっていた。C班の人の身内がお迎えに来たと思って、軽く会釈をしながら従業員通用口から控え室へ入ると、C班の人は誰もいなかった。今日もイカレRが勝手に人件費削減に燃えて、C班全員を23時上がりさせていた。

イカレR「今日はデリだらけ。表の車2台もデリのお迎えさ」

みかやん「え〜!C班の人の身内と思って、挨拶しちゃったよ」

トド「ウチもや!ぺこぺこ頭下げてもうた。恥ずかしぃわ〜」

イカレR「相手は”ご苦労様”と頭下げたと思ったろうさ」

早速、デリ部屋2つが空いた。これを皮切りに、ずっとデリ部屋の掃除に追われる事になった。デリ部屋が空くと、新たなデリ客が来る。デリ部屋は小一時間くらいで空くので、お客さんの回転が早い。暇な木曜と油断していたら、とんだデリデーになった。8部屋連続掃除をして控え室へ戻ると外道が来た。

外道「煙草の在庫が無くなったので、コンビニまで行ってきます。フロントを見てて欲しいんですが」

みかやん「デリデーのドア作動(デリヘル嬢だけが先に帰る場合、電話応対やドアロック解除は面倒)出来ないから、買物行ってくるよ」

外道「確かにドア作動があるんですけど、行って貰っていいですか?」

トド「ほな、ウチが行くで。車やし」

結局、トドと車で近所のコンビニへ行った。外道が「煙草は領収書を貰って、別に我々3人分の肉まんを買ってきて下さい」と言っていたので、有り難く肉まんを買う事にしたが、100円の肉まん2つと150円のジューシー肉まん2つしかなかった。

トド「外道は100円ので充分や、ウチらは150円のジューシー肉まんやな。働きぶりから言うたらそうなるやろ」

買物の後、トドはホテルの客用玄関から入り、フロントの外道に煙草と領収書と100円肉まんを渡して、私達は控え室でいそいそとジューシー肉まんを頂いた。肉まんを食べている間、モニターが騒がしかった。お客さんが帰る事を知らせる音が鳴り、その部屋のモニター表示が”退室待”になったとたん、お客さんが入室した事を知らせる音が鳴り、同じ部屋のモニター表示が”在室”になる。

これは、お連れの方やデリヘル嬢だけが先に帰る場合、フロントでドアロックを解除したりかけ直したりする為だ。その度にモニターからは「カラス何故鳴くの」「春が来た春が来た」と音が鳴りうるさい。それを6.7回繰り返したのでうるさいし、「カラス何故鳴くの」は私達の出動合図でもあるので、せっかくのジューシー肉まんを食べていると言うのに、立ったり座ったり忙しかった。

「カラス何故鳴くの」の曲が6〜7回鳴ったというのに、1度も出動しなかった。ようやくモニターの音も止まり、落ち着いたと思ったらまた外道が来た。

外道「ようやく落ち着きましたけど、お陰で男だらけのラブホになりました」

トド「みんな先にデリヘルさんを帰して独り寝かいな?」

外道「そうなんです!一気にデリヘルさんが8人帰ったので、野郎1人の部屋が8つも有るんです。今もしも火事だ!地震だ!となったら、野郎ばかりゾロゾロ出て来るんですよ。最悪です」

みかやん「6人位だと思ったら8人だったんだ。モニターがうるさいハズだよね。って事は、掃除した8部屋が、また見事にデリ部屋になってたんだ」

トド「ホンマ見事なデリ総入れ替えやな。こんなん珍しいで!」

外道「嬉しくも有り難くも何ともないです。野郎ばかりのラブホなんて有り得ません」

5時過ぎに男性1人の部屋が2つ空いたので、その掃除をして締めて帰り支度を始めたとたん、モニターから「カラス何故鳴くの」の音が6回鳴り、一気に6部屋空いた。私達は帰る時間なので、フロントへ退勤の打刻に行った。

外道「野郎どもが申し合わせたように6人一斉に帰りました。6部屋ものハギをしなきゃならないです!!だから野郎は嫌いなんですよ」

みかやん「仕方ないよ。みんな、一度家に帰って着替えてから出勤なんじゃないの?」

トド「デリデーはウチらもフロントも忙しい、ゆう事や。しゃあないな」

外道「8時頃まで残りませんか?野郎1人が爆睡してた部屋なんて、臭そうで行く気がしません。とても1人じゃ行けないですよ」

トド&みかやん「帰ります!」

所詮”ハギ”はフロントの人が1人でする事だ。6部屋のハギくらい1人でサクッとやってくれ。
1月23日の日記で、だいありぃ新バージョンは「この日記をリンクしている人”他多数”」となっていて、”他多数”の部分の人の日記を巡回できない。2月1日までに”他多数”に該当している皆様の日記を全て、ブラウザのお気に入りに登録しなければ!我が家はISDNなのに・・・などと書いて大泣きしていた。

(──────┬──────__──────┬──────)

すると、リンクして下さっている砂姫様から、掲示板へ有り難いお申し出があった。本気で「天の助け!」と感涙し、早速、砂姫様へメールをさせて頂いた。

砂姫様がご自身で開発されたツールは残念ながらWIN用だった為、砂姫様は少数派Macの私の為に、その優れたツールで”みかやん。さんの日記にリンクしている人 ( 251 人) の一覧”を作成し、メールに添付して下さった。

その一覧は、忍び寄る老眼に脅える私の目にも優しく、見易く、何よりサクサクと皆様の日記を巡回できるスグレモノで、毎日快適に日記巡回が出来るようになった。

砂姫様のお陰で1月29日現在”他多数”になっていた皆様の日記も巡回できるようになり、甚だ感激しております。あとは、いつか、だいありぃさんが”他多数”を実名にしてくれるか、編集ページの被リンク一覧でリンクしてくれた方のお名前が全てわかるようにしてくれるか、どちらかでも実現するよう祈るばかりです。

例えいずれ、だいありぃさんの配慮でリンクして下さっている皆様の日記を見られる事になっても、私は砂姫様に作って頂いた一覧を使い続けます。注文したわけでもないのに、私にピッタリにお誂え向きに出来上がった一覧で、一目惚れしました。使い勝手も最高で非の打ち所がありません。

砂姫様、本当にありがとうございました。

で、残念ながら砂姫様の日記も現在は”他多数”になっているワケで、砂姫様の日記はコチラ→http://diary.note.ne.jp/d/33654/
0:00-6:00 6部屋掃除+リネン折り

今日はトドとの勤務。トドの話によると、昨日の外道はとても機嫌が悪かったそうだ。リネン折りをしながらトドが「きっと今日も機嫌悪いで。今頃になって、総スカン言う事がどないな事かわかったんちゃうか?」と言っていると、「おっはよーございまーす」と、外道が意気揚々と出勤し、真っ直ぐ私の所へ来た。

外道「総スカンになってる所へ行くのかと思うと気が重いですよ〜。どうしましょう?」

みかやん「裏のホテルLで朝のフロントを募集してたよ(引き留めない)」

外道「私も見ました。朝8時から夕方4時迄ですよね。ホテルPへ行ったら実働6時間なので、計算したら深夜6時間と朝8時間と給料はあまり変わらないんですよ。拘束時間も1時間しか違わないし」

みかやん「ホテルLで働いてたNさんが”ホテルLのフロントはラク”って言ってたし(絶対に引き留めない)」

外道「あそこのベッドメイク係は別会社なんですよね」

みかやん「フロントはホテルLの人で、ベッドメイクはビル管理会社の派遣らしいよ。フロントはフロント、ベッドメイクはベッドメイクで別々に働く会社の方がいいかもね(あくまでも引き留めない)」

外道「良さそうですよね。揺れますよ」

トド&みかやん「いいんじゃない?(いっそホテルLへ行ってくれ)」

外道は「悩みどころです〜」と言いながらフロントへ向かったが、トドが怒りだした。

トド「なんやアレ?みかやんと一緒にホテルPへ行くからて、ご機嫌取りかいな。ウチやOくんはもう関係あらへんのか?昨日は一日中、仏頂面やで。みかやんが来たらコロッと態度変えよって。めっちゃムカつくわ!」

部屋で掃除をしていても、作業室でリネンを折っていても、トドは怒りっぱなしだった。午前3時のおやつでも食べようと思った時、部屋が空いたので渋々いつもの所へスタンバイした。長身でサラサラロングヘアのお嬢様風女性と、ボサボサ頭で小柄な男性が出て行くのを見送って部屋へ向かった。

トド「意外なカップルやな。女の人はお金持ちのお嬢様風で綺麗やのに、男の方は全然パッとせえへん」

みかやん「お嬢様みたいな女の人に限って、駄目な男が好きなのかもね」

等と言いながら階段を上がり、部屋のドアを開けて倒れそうになった。鼻を突く強烈な・・・シッコの匂いだった。ベッドの布団やベッドカバーはソファーの上に集められ、剥き出しになったシーツの頭の方と、枕がシッコでベチョベチョに濡れていた。おねしょマットはベッドに横になって腰が当たる部分にしか敷いていない。慌ててシーツをめくると、ベッドパットにもベッドマットにもシッコが貫通していた。

「やられたわ。お嬢様やのうて女王様やて!ほんで、女王様の聖水やて!」と言うトドの声に驚き、トドが見ていたらくがき帳を見に行った。らくがき帳には、こう書いてあった↓。

・名前 M男・M男歴1年 女王様・女王様歴9年
・二人の関係は? 女王様とM男
・こんな物があればと思う物は? SMグッズ
・他のホテルで良かった所は? ホテルA
・感想 女王様の聖水を頂戴しました。美味しかった。幸せ。

トド「聖水、言うたら聞こえはええけど、シッコやん!わざわざ女王様をこんな所へ連れ出さんでも、女王様の店でやったらええやんか!」

いつまでも怒ってもいられないので、トドと2人でベッドパットと枕を担いで控え室へ運んだ。こんな時に限って、いつも控え室から一番遠い部屋だ。大きくて重いベッドパットを担いで通路を歩いている姿は、絶対にお客さんに見られたくないし、実際、玄関からお客さんが入って来ても、逃げも隠れも出来ない。控え室で新しいベッドパットと枕を担ぎ、部屋まで猛ダッシュした。

部屋へ戻り、ベッドマットの除菌と消臭をし、ドライヤーをかけて乾かし「せーの!」でベッドマットを裏返した。バテバテのトドを休ませて、私は控え室へ走り、汚れたベッドパットと枕の処置をして、また部屋へ戻った。

トド「ホンマに女王様は勘弁して欲しいで。女王様の店の女王様の部屋行くか、黙ってホテルA行って欲しかったで」

みかやん「ホテルAのベッドメイク係って大変だろうね。全員が汚物処理のスペシャリストかも」

トド「ホンマやな。シッコやウン○、当たり前なんちゃうか?」

トド&みかやん「怖いなぁ」

この後、部屋が空かなかったので、リネン折りをしながらゆっくり過ごした。やれやれだ。

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