ラブホ奮戦記271日目:不届き親子
2003年9月4日0:00-6:00 13部屋掃除
今日はOくんとの勤務。出勤してモニターを見ると空き部屋が目立っていて、C班は全員0時上がりをしたので早速控え室で弁当タイムにした。Oくんも私も夕飯を食べずに出勤して、暇を見て私は夫作の弁当を、Oくんはコンビニ弁当を食べる。いつもは午前3時過ぎに食べる弁当を早々に食べていると、続々お客さんが入室してアッという間に満室に近い状態になった。
Oくん「満室になりそうだよ。俺ら2人しかいない時に限ってこうだよね」
みかやん「明日は日曜でも祝祭日でもないのに何でこんなにお客さんが来るんだろ」
弁当を食べ終わって、Oくんが煙草に火をつけたとたんに1部屋目が空いた。掃除中にもどんどん部屋が空き、午前1時にFちゃんが出勤してきた頃には掃除待ちの部屋が5部屋あった。
Fちゃん「ダサ坊の奴、またC班を全員0時であがらせやがって。読みが甘いんだよな」
みかやん「ダサ坊のせいじゃないよ。出勤した時、5部屋しか埋まってなくて誰もが今日は暇だと思ったもん」
Fちゃん「まっ、休み休みでいいからな」
早めに弁当を食べて元気だったので、7部屋連続掃除をして午前3時に控え室へ戻った。Oくんは出動前に火をつけてすぐに消した煙草に再度火をつけた。
みかやん「ああっ!い、行かなきゃ!」
Oくん「またかい?煙草1本くらい吸わせてよ」
みかやん「そうじゃなくて、アレ、アレっ」
Oくんにモニターを見るように促した。206号室が先日見たばかり(8月28日の日記)の”非”と表示されていたので、慌てていつもの場所にスタンバイすると、フロントからFちゃんが出てきて私達に”そこで待機していろ”と言うような合図をしたので、その場で隠れていた。
206号室から30代半ばの男が1人で出て来て、キョロキョロしながら玄関の方へ向かった。すかさずFちゃんが男性に近寄り「お客様、まだお代を頂いてないように思いますが」と声をかけた。男は驚いたように振り返り「えっ?はあっ?」と惚けたが、暫しの沈黙の後、場の空気を察したのか観念したのか、すごすごと財布から1万円札を出し「これでいいんだろっ!」と、捨て台詞を残して玄関から出て行った。
Fちゃん「たまげたな。今の男、こないだのオヤジと同じ顔だぞ!しかも”えっ?”とか”はあっ?”とか、惚け方まで全く同じだったぞ。あいつ、こないだの不届きオヤジのせがれだ!間違いない」
みかやん「ええっ!じゃあ不届き親子?」
Oくん「”父さんはあのラブホで恥をかかされた。お前が行って仕返しをして来い!”。”父さんの仇は俺がとるぜ”みたいなノリかい?」
Fちゃん「多分そうだろ。電話で”女が先に帰るから鍵を開けろ”って言ってきたんだ。で、女は室蘭ナンバーの車で先に帰ったんだ。女が帰る時に精算してないんだから、残った男が金を払うのが当たり前だろ。何が”えっ?はあっ?”だ」
みかやん「じゃあ、最初からお金を踏み倒すつもりで、女を先に帰したの?」
Fちゃん「いつもは室蘭辺りのうらぶれたラブホテルを荒らしてたんだろ。多分、女もグルだ。きっとその辺で男を待ってたんじゃないか」
Oくん「はああ。室蘭くんだりから出てきてセコイ真似して、結局は金払って。馬鹿丸出しだよ」
みかやん「モニターに”非”って出ると焦るね。通路へ出たら非常灯が点滅してるのを初めて見て緊張したよ〜」
Oくん「さすがにああなると緊張するね。部屋に入っててモニターに”非”って出たら、取り敢えず通路に出りゃいいんだね」
Fちゃん「そうだな。しかしまぁあの親子も根っからのワルじゃないな。居直るわけでもなく結局は金を払うんだからな。こそ泥も向上心で強盗になると言うし、奴らも向上心で田舎から都会に出ようと思ったんじゃないのか。そもそも人の良い田舎者に大それた事なんか出来ないもんだ」
みかやん「そうゆうのを向上心と言って欲しくないね。ところで、さっきの男にお釣り返したの?」
Fちゃん「渡してないぞ。あの時点で”お釣りを渡しますので少々お待ちを”なんて言うのも野暮だし、相手もバツが悪いだろ。奴も1万円札を俺に渡して逃げるように帰ってったからな」
Oくん「本当はお釣り渡すの忘れたんじゃないの?」
Fちゃん「まあな。そうとも言う」
一同「あはははは」
何度も言うが、悪い事は出来ないようになっている。お楽しみの後は、ちゃんとお楽しみの代金を払って欲しいものだ。
今日はOくんとの勤務。出勤してモニターを見ると空き部屋が目立っていて、C班は全員0時上がりをしたので早速控え室で弁当タイムにした。Oくんも私も夕飯を食べずに出勤して、暇を見て私は夫作の弁当を、Oくんはコンビニ弁当を食べる。いつもは午前3時過ぎに食べる弁当を早々に食べていると、続々お客さんが入室してアッという間に満室に近い状態になった。
Oくん「満室になりそうだよ。俺ら2人しかいない時に限ってこうだよね」
みかやん「明日は日曜でも祝祭日でもないのに何でこんなにお客さんが来るんだろ」
弁当を食べ終わって、Oくんが煙草に火をつけたとたんに1部屋目が空いた。掃除中にもどんどん部屋が空き、午前1時にFちゃんが出勤してきた頃には掃除待ちの部屋が5部屋あった。
Fちゃん「ダサ坊の奴、またC班を全員0時であがらせやがって。読みが甘いんだよな」
みかやん「ダサ坊のせいじゃないよ。出勤した時、5部屋しか埋まってなくて誰もが今日は暇だと思ったもん」
Fちゃん「まっ、休み休みでいいからな」
早めに弁当を食べて元気だったので、7部屋連続掃除をして午前3時に控え室へ戻った。Oくんは出動前に火をつけてすぐに消した煙草に再度火をつけた。
みかやん「ああっ!い、行かなきゃ!」
Oくん「またかい?煙草1本くらい吸わせてよ」
みかやん「そうじゃなくて、アレ、アレっ」
Oくんにモニターを見るように促した。206号室が先日見たばかり(8月28日の日記)の”非”と表示されていたので、慌てていつもの場所にスタンバイすると、フロントからFちゃんが出てきて私達に”そこで待機していろ”と言うような合図をしたので、その場で隠れていた。
206号室から30代半ばの男が1人で出て来て、キョロキョロしながら玄関の方へ向かった。すかさずFちゃんが男性に近寄り「お客様、まだお代を頂いてないように思いますが」と声をかけた。男は驚いたように振り返り「えっ?はあっ?」と惚けたが、暫しの沈黙の後、場の空気を察したのか観念したのか、すごすごと財布から1万円札を出し「これでいいんだろっ!」と、捨て台詞を残して玄関から出て行った。
Fちゃん「たまげたな。今の男、こないだのオヤジと同じ顔だぞ!しかも”えっ?”とか”はあっ?”とか、惚け方まで全く同じだったぞ。あいつ、こないだの不届きオヤジのせがれだ!間違いない」
みかやん「ええっ!じゃあ不届き親子?」
Oくん「”父さんはあのラブホで恥をかかされた。お前が行って仕返しをして来い!”。”父さんの仇は俺がとるぜ”みたいなノリかい?」
Fちゃん「多分そうだろ。電話で”女が先に帰るから鍵を開けろ”って言ってきたんだ。で、女は室蘭ナンバーの車で先に帰ったんだ。女が帰る時に精算してないんだから、残った男が金を払うのが当たり前だろ。何が”えっ?はあっ?”だ」
みかやん「じゃあ、最初からお金を踏み倒すつもりで、女を先に帰したの?」
Fちゃん「いつもは室蘭辺りのうらぶれたラブホテルを荒らしてたんだろ。多分、女もグルだ。きっとその辺で男を待ってたんじゃないか」
Oくん「はああ。室蘭くんだりから出てきてセコイ真似して、結局は金払って。馬鹿丸出しだよ」
みかやん「モニターに”非”って出ると焦るね。通路へ出たら非常灯が点滅してるのを初めて見て緊張したよ〜」
Oくん「さすがにああなると緊張するね。部屋に入っててモニターに”非”って出たら、取り敢えず通路に出りゃいいんだね」
Fちゃん「そうだな。しかしまぁあの親子も根っからのワルじゃないな。居直るわけでもなく結局は金を払うんだからな。こそ泥も向上心で強盗になると言うし、奴らも向上心で田舎から都会に出ようと思ったんじゃないのか。そもそも人の良い田舎者に大それた事なんか出来ないもんだ」
みかやん「そうゆうのを向上心と言って欲しくないね。ところで、さっきの男にお釣り返したの?」
Fちゃん「渡してないぞ。あの時点で”お釣りを渡しますので少々お待ちを”なんて言うのも野暮だし、相手もバツが悪いだろ。奴も1万円札を俺に渡して逃げるように帰ってったからな」
Oくん「本当はお釣り渡すの忘れたんじゃないの?」
Fちゃん「まあな。そうとも言う」
一同「あはははは」
何度も言うが、悪い事は出来ないようになっている。お楽しみの後は、ちゃんとお楽しみの代金を払って欲しいものだ。
ラブホ奮戦記270日目:こすい男
2003年9月2日0:00-6:00 9部屋掃除
今日はトドとの勤務。出勤して何気なくモニターを見て愕然とした。掃除待ちの部屋が7部屋も有った。
みかやん「ちょっと何コレ?どーなってるの?」
トド「ウチらたった2人やのに酷い話や」
と、話をしている間に更に3部屋空いて、掃除待ちの部屋が10部屋になった。勤務表を見ると、いつもは3人ずつ2組のC班が、今日は3人休んでベテラン2人と新人1人の3人になっていた。リネン帳を見るとC班は既に18部屋の掃除をしていたので、諦めてトドと2人でゆっくり10部屋を片付ける事にした。
ところが今日はC班のベテラン2人が1時まで残って、たった2人で3部屋を片付けてくれた。期待していなかっただけに感激しつつ、こちらもトドと2人で7部屋連続掃除をして、午前2時に控え室へ戻った。部屋から回収したリネン類を片付けようとしたら、私達が戻る前にFちゃんが片付けていてくれたようだ。
みかやん「一時はどうなるかと思ったけど、C班やFちゃんのお陰で助かったね」
トド「ホンマや。10部屋連続やったらしんどかったわ。お客さん、出過ぎやで」
暫しまったりと休憩した。ぼんやりとモニターを眺めていると、213号室が精算を始めた。滞在時間は1時間2分だった。冷蔵庫やコンビニボックスの補充を確認する為、Fちゃんへ電話をすると話し中になっていたので、取り敢えずスタンバイしたが、お客さんがいっこうに出て来ない。もう一度モニターの前へ行って確認すると213号室は”退室”状態になったままだ。そうこうしている間に208号室が精算を始めた。
こうなったら213号室と208号室の早く出た方から掃除をしようと思い、再度Fちゃんへ電話してみたが、また話し中だった。やや暫くトドと2人でモニターの前でたそがれていると、若い男性の怒鳴り声が聞こえてきたので、モニターの前で固まっているとFちゃんが来た。
Fちゃん「どいつもこいつも、どうもならん」
みかやん&トド「何?どうしたの?」
Fちゃん「213号室の男が”1時間しか居ないのに宿泊料金を取るとは何事だ!”って騒いでよ。午前1時過ぎに入室された場合は何分でも何時間でも宿泊料金になりますって言っても、らちあかないんだ。”どこにもそんな事は書いてない”って言うから、お部屋のご案内ファイルに書いてあると答えたら、”入口にでっかく書いておけ”って言うし、ぼったくりだの詐欺だのって大騒ぎよ。アホ丸出しだ」
みかやん「で、お金は?」
Fちゃん「見かねて女が払った。情けない男だろう。でも、208号室の男はもっと酷かったぞ」
トド「208号室もモメたんか?」
Fちゃん「208号室の男なんか”無理して休憩の時間帯に来たのに、何で宿泊料金なんだ”って怒鳴ってよ。22〜23才くらいの男だ。午前1時を過ぎますと自動的に宿泊扱いになりますって言っても、こいつも聞きつけないんだ。10時に来て6時間も居たんだぞ。呆れた若僧よ」
みかやん「でも、お金は貰ったんでしょ?」
Fちゃん「208号室の若僧な、連れの女に”アンタ、こーゆー所、初めてなの?”って突っ込まれてよ。カッコ付かなくなって、渋々自分で金出したぞ。連れは27〜28才の年上の女でよ。気分良かったぞ」
トド「こっす〜。こすい男ばかりでイヤんなるわ。女の前でラブホテルの料金でモメるなんて最悪やん。女の前で金の話でモメるて一番みっともないで〜。聞いててこっちが恥ずかしくなるわ」
みかやん「”こすい”って何?」
トド「こすい言うんはケチやとかセコイ言う意味や。こすい男、言うたらセコイ男の事やねん」
みかやん「へええ。んじゃ213から片付けよっか」
Fちゃん「じゃ、俺は208のハギをしておくな」
213号室へ入るや否やトドは不発弾(空の使用済みスキン)を発見した。
トド「見てみ。逝かんかったからゴロついたんやで。気持ちはわからんでもないけど、ぼったくりや詐欺や言うんは言いがかりや!自分がヌけんかったから言うて騒いだら恥ずかしい話や」
みかやん「24時間いつでも休憩OKって所が増えてるからね。1時間で不発で宿泊料金取られたら、踏んだり蹴ったりだったんだろうね」
トド「せやけど、まずは料金システムを確かめるのが筋やろ。お金に余裕がある人やったらともかく、ギリギリの予算で来よるなら尚更や」
ごもっとも。しかしFちゃんは、立て続けにお客さんに怒鳴られ傷心の様子だった。
今日はトドとの勤務。出勤して何気なくモニターを見て愕然とした。掃除待ちの部屋が7部屋も有った。
みかやん「ちょっと何コレ?どーなってるの?」
トド「ウチらたった2人やのに酷い話や」
と、話をしている間に更に3部屋空いて、掃除待ちの部屋が10部屋になった。勤務表を見ると、いつもは3人ずつ2組のC班が、今日は3人休んでベテラン2人と新人1人の3人になっていた。リネン帳を見るとC班は既に18部屋の掃除をしていたので、諦めてトドと2人でゆっくり10部屋を片付ける事にした。
ところが今日はC班のベテラン2人が1時まで残って、たった2人で3部屋を片付けてくれた。期待していなかっただけに感激しつつ、こちらもトドと2人で7部屋連続掃除をして、午前2時に控え室へ戻った。部屋から回収したリネン類を片付けようとしたら、私達が戻る前にFちゃんが片付けていてくれたようだ。
みかやん「一時はどうなるかと思ったけど、C班やFちゃんのお陰で助かったね」
トド「ホンマや。10部屋連続やったらしんどかったわ。お客さん、出過ぎやで」
暫しまったりと休憩した。ぼんやりとモニターを眺めていると、213号室が精算を始めた。滞在時間は1時間2分だった。冷蔵庫やコンビニボックスの補充を確認する為、Fちゃんへ電話をすると話し中になっていたので、取り敢えずスタンバイしたが、お客さんがいっこうに出て来ない。もう一度モニターの前へ行って確認すると213号室は”退室”状態になったままだ。そうこうしている間に208号室が精算を始めた。
こうなったら213号室と208号室の早く出た方から掃除をしようと思い、再度Fちゃんへ電話してみたが、また話し中だった。やや暫くトドと2人でモニターの前でたそがれていると、若い男性の怒鳴り声が聞こえてきたので、モニターの前で固まっているとFちゃんが来た。
Fちゃん「どいつもこいつも、どうもならん」
みかやん&トド「何?どうしたの?」
Fちゃん「213号室の男が”1時間しか居ないのに宿泊料金を取るとは何事だ!”って騒いでよ。午前1時過ぎに入室された場合は何分でも何時間でも宿泊料金になりますって言っても、らちあかないんだ。”どこにもそんな事は書いてない”って言うから、お部屋のご案内ファイルに書いてあると答えたら、”入口にでっかく書いておけ”って言うし、ぼったくりだの詐欺だのって大騒ぎよ。アホ丸出しだ」
みかやん「で、お金は?」
Fちゃん「見かねて女が払った。情けない男だろう。でも、208号室の男はもっと酷かったぞ」
トド「208号室もモメたんか?」
Fちゃん「208号室の男なんか”無理して休憩の時間帯に来たのに、何で宿泊料金なんだ”って怒鳴ってよ。22〜23才くらいの男だ。午前1時を過ぎますと自動的に宿泊扱いになりますって言っても、こいつも聞きつけないんだ。10時に来て6時間も居たんだぞ。呆れた若僧よ」
みかやん「でも、お金は貰ったんでしょ?」
Fちゃん「208号室の若僧な、連れの女に”アンタ、こーゆー所、初めてなの?”って突っ込まれてよ。カッコ付かなくなって、渋々自分で金出したぞ。連れは27〜28才の年上の女でよ。気分良かったぞ」
トド「こっす〜。こすい男ばかりでイヤんなるわ。女の前でラブホテルの料金でモメるなんて最悪やん。女の前で金の話でモメるて一番みっともないで〜。聞いててこっちが恥ずかしくなるわ」
みかやん「”こすい”って何?」
トド「こすい言うんはケチやとかセコイ言う意味や。こすい男、言うたらセコイ男の事やねん」
みかやん「へええ。んじゃ213から片付けよっか」
Fちゃん「じゃ、俺は208のハギをしておくな」
213号室へ入るや否やトドは不発弾(空の使用済みスキン)を発見した。
トド「見てみ。逝かんかったからゴロついたんやで。気持ちはわからんでもないけど、ぼったくりや詐欺や言うんは言いがかりや!自分がヌけんかったから言うて騒いだら恥ずかしい話や」
みかやん「24時間いつでも休憩OKって所が増えてるからね。1時間で不発で宿泊料金取られたら、踏んだり蹴ったりだったんだろうね」
トド「せやけど、まずは料金システムを確かめるのが筋やろ。お金に余裕がある人やったらともかく、ギリギリの予算で来よるなら尚更や」
ごもっとも。しかしFちゃんは、立て続けにお客さんに怒鳴られ傷心の様子だった。
ラブホ奮戦記269日目:続・危ない男
2003年9月1日※出勤前に炭火焼肉”すみか”へ行く為、夫と待ち合わせ。
晩飯がてら夫と2人だと思ったら、夫の会社の取引先の男性も一緒だった。取引先の男性T君は30代半ばで顔が山崎邦正そっくりで、とても気さくな人だった。”すみか”で90分3000円飲み食べ放題コースを選んで、ついつい暴飲暴食し、酔った夫とT君は、一緒にいて恥ずかしいほど騒いでくれた。
私はラブホの仕事があるので、焼肉で解散するのだろうと思っていたら、近くのカラオケへ行く事になった。”すみか”で貰ったカラオケ割引券を貰って、そのうらぶれたカラオケ屋でも飲み放題プランにした。T君は声や歌い方まで山崎邦正だったので、浜田省吾でもかまして欲しいところだった。パーッと盛り上がる曲を歌ってくれ!と言われ、仕方なく?例のあややの”ずばっと”を歌う事にした。
夫とT君は「すんげえすんげえ」「いえーいめっーちゃほーりでー」と、昔のアイドルの親衛隊のノリで絶叫し、30男2人と思えないはしゃぎようだった。皆同年代なので昔の曲に火がつき、私は森高やプリプリなどを、男性陣は少年隊や男闘呼組、ハウンドドッグなどをかまして、あっと言う間にラブホの出勤時間になった。タクシーに飛び乗りギリギリでホテルQに到着すると、カシスオレンジ10杯が効いてきた。
0:00-6:00 10部屋掃除
今日はトドとの勤務。フロントへ出勤の打刻をしに行くと、ダサ坊が待ちかねていたように話を始めた。
ダサ坊「今朝の223号室の男、とんでもない奴だったよ。何だか知らないけど違う女と201号室へ移ったんだって、昼前にようやく帰ってB班が掃除に入ったら、ベッドパットとマットの間から○射針が出てきたんだってさ〜。もうB班もフロントK子も大騒ぎだったらしいよ」
みかやん「えーっへっへっへ。また○射針なの〜?ココさ、ヤバイ客多いよね〜。あはははは」
ダサ坊「あれれ?なんかノリがフロントSさんになってるよ」
みかやん「そんな事ないよ。酔ってなんかないもーん」
ダサ坊「あっ!飲んで来たんだ!ズルイよ。誘ってよ〜」
みかやん「出勤前に飲んで来るわけないでちょー。えへへへ」
ダサ坊「ホント、みかやんってば可愛い人だよね」
みかやん「やだあ〜。今頃気が付いたの〜?だははは〜」
いかん。酔っているようだ。思わぬ事が口を突いて出て止まらない。トドも居るし、C班のK氏が1時まで残ると言う。こうしちゃいられないと、1部屋目で風呂係を選び無言で黙々と掃除をした。K氏が帰りFちゃんが出勤してきた。
Fちゃん「聞いたか?223号室の男。ヤバイなんてもんじゃなかったんだぞ」
みかやん「さっきダサ坊から聞いたけど、何で部屋を移ったの?」
Fちゃん「8時10分に2人目の女が来たんだ。モニター見てたら早速シャワーのランプが点いたたから、”ヤるんだな”とか思ってたのよ。そしたら8時40分にフロントにタクシーの運転手が来てよ”30分前に降りた女性が戻って来ない”と言うから223号室へ電話したさ」
みかやん「普通はタクシー待たせたまま出来ないよね」
Fちゃん「その女が精算してタクシーで帰ってった。男は残ったけど金貰ったし後はほっとけ!と思ってたらよ。また電話きて”9時過ぎにもう1人女が来るから宜しく”だとよ。丁度、フロントK子が出勤して来たから、引き継ぎして帰ろうと思ったんだ。9時過ぎならフロントK子の担当だからな」
みかやん「女、3人目かい」
Fちゃん「俺がまだ居る間に3人目の女が来やがったんだ。また男から電話きて”部屋を移る”と言い出したんだ。223号室じゃ2人目の女とヤってるからマズイんだろ。また金でモメても困るから、先に金を貰う事にしたんだ」
みかやん「なるほどね」
Fちゃん「223号室へ迎えに行ったらよ。60才くらいの目つきの悪いオヤジさ。オヤジの顔見て俺は帰ったんだけどよ。ダサ坊に聞いたら、ベッドの下から○射針が出てきたって言うからよ。ドッと疲れた。アブナイオヤジだよな」
トド「ええっ!なんやのその話?昨日の話?教えて!ウチにも教えてな〜」
面倒なので、昨日からの一部始終をFちゃんに説明して貰った。1人目の女は30代の普通の主婦風。借金というのは○ャブ代なのだろうか?2人目の女は40代で飲み屋のママ風。3人目の女は50代で、アブナイオヤジの本命の女と見受けられたそうだ。○射針は勘弁してくれ。アブナイ客はお断りだ。
晩飯がてら夫と2人だと思ったら、夫の会社の取引先の男性も一緒だった。取引先の男性T君は30代半ばで顔が山崎邦正そっくりで、とても気さくな人だった。”すみか”で90分3000円飲み食べ放題コースを選んで、ついつい暴飲暴食し、酔った夫とT君は、一緒にいて恥ずかしいほど騒いでくれた。
私はラブホの仕事があるので、焼肉で解散するのだろうと思っていたら、近くのカラオケへ行く事になった。”すみか”で貰ったカラオケ割引券を貰って、そのうらぶれたカラオケ屋でも飲み放題プランにした。T君は声や歌い方まで山崎邦正だったので、浜田省吾でもかまして欲しいところだった。パーッと盛り上がる曲を歌ってくれ!と言われ、仕方なく?例のあややの”ずばっと”を歌う事にした。
夫とT君は「すんげえすんげえ」「いえーいめっーちゃほーりでー」と、昔のアイドルの親衛隊のノリで絶叫し、30男2人と思えないはしゃぎようだった。皆同年代なので昔の曲に火がつき、私は森高やプリプリなどを、男性陣は少年隊や男闘呼組、ハウンドドッグなどをかまして、あっと言う間にラブホの出勤時間になった。タクシーに飛び乗りギリギリでホテルQに到着すると、カシスオレンジ10杯が効いてきた。
0:00-6:00 10部屋掃除
今日はトドとの勤務。フロントへ出勤の打刻をしに行くと、ダサ坊が待ちかねていたように話を始めた。
ダサ坊「今朝の223号室の男、とんでもない奴だったよ。何だか知らないけど違う女と201号室へ移ったんだって、昼前にようやく帰ってB班が掃除に入ったら、ベッドパットとマットの間から○射針が出てきたんだってさ〜。もうB班もフロントK子も大騒ぎだったらしいよ」
みかやん「えーっへっへっへ。また○射針なの〜?ココさ、ヤバイ客多いよね〜。あはははは」
ダサ坊「あれれ?なんかノリがフロントSさんになってるよ」
みかやん「そんな事ないよ。酔ってなんかないもーん」
ダサ坊「あっ!飲んで来たんだ!ズルイよ。誘ってよ〜」
みかやん「出勤前に飲んで来るわけないでちょー。えへへへ」
ダサ坊「ホント、みかやんってば可愛い人だよね」
みかやん「やだあ〜。今頃気が付いたの〜?だははは〜」
いかん。酔っているようだ。思わぬ事が口を突いて出て止まらない。トドも居るし、C班のK氏が1時まで残ると言う。こうしちゃいられないと、1部屋目で風呂係を選び無言で黙々と掃除をした。K氏が帰りFちゃんが出勤してきた。
Fちゃん「聞いたか?223号室の男。ヤバイなんてもんじゃなかったんだぞ」
みかやん「さっきダサ坊から聞いたけど、何で部屋を移ったの?」
Fちゃん「8時10分に2人目の女が来たんだ。モニター見てたら早速シャワーのランプが点いたたから、”ヤるんだな”とか思ってたのよ。そしたら8時40分にフロントにタクシーの運転手が来てよ”30分前に降りた女性が戻って来ない”と言うから223号室へ電話したさ」
みかやん「普通はタクシー待たせたまま出来ないよね」
Fちゃん「その女が精算してタクシーで帰ってった。男は残ったけど金貰ったし後はほっとけ!と思ってたらよ。また電話きて”9時過ぎにもう1人女が来るから宜しく”だとよ。丁度、フロントK子が出勤して来たから、引き継ぎして帰ろうと思ったんだ。9時過ぎならフロントK子の担当だからな」
みかやん「女、3人目かい」
Fちゃん「俺がまだ居る間に3人目の女が来やがったんだ。また男から電話きて”部屋を移る”と言い出したんだ。223号室じゃ2人目の女とヤってるからマズイんだろ。また金でモメても困るから、先に金を貰う事にしたんだ」
みかやん「なるほどね」
Fちゃん「223号室へ迎えに行ったらよ。60才くらいの目つきの悪いオヤジさ。オヤジの顔見て俺は帰ったんだけどよ。ダサ坊に聞いたら、ベッドの下から○射針が出てきたって言うからよ。ドッと疲れた。アブナイオヤジだよな」
トド「ええっ!なんやのその話?昨日の話?教えて!ウチにも教えてな〜」
面倒なので、昨日からの一部始終をFちゃんに説明して貰った。1人目の女は30代の普通の主婦風。借金というのは○ャブ代なのだろうか?2人目の女は40代で飲み屋のママ風。3人目の女は50代で、アブナイオヤジの本命の女と見受けられたそうだ。○射針は勘弁してくれ。アブナイ客はお断りだ。
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ラブホ奮戦記268日目:危ない男
2003年8月31日0:00-8:00 6部屋掃除
今日はOくんとの勤務。出勤時に掃除待ちの部屋が3部屋あったので、C班のK氏が午前1時まで残ってくれる事になった。3部屋の掃除をして午前1時にK氏が帰ろうとした時、2部屋空いたのでK氏は午前2時まで残ってくれた。今日は日曜日なので暇なハズ。K氏が残る事になるとは思わなかったので、K氏の為にもゆっくり掃除をした。
みかやん「すみませんねえ。このくらいならウチら2人でも大丈夫なのに。でもK氏と一緒だと仕事もはかどるし楽しいんで、甘えちゃいますね」
K氏「俺もD班に入るの楽しみなんだよ。三人ともいい人だし、手の空いてる人がどんどん他の人の仕事を手伝うのを見て、凄いチームワークだ!って最初、感動したもん。うちの班じゃ考えられないよ」
Oくん「メンバーが少ない分、チームワークは良いと思いますよ。にしても、日曜の俺等の時間帯ってホント暇なんで、残って貰って申し訳ないっす」
K氏「いやぁ、気にしないで。D班に入ると稼げる点でも俺も嬉しいんだ」
午前2時までに5部屋掃除して、K氏は帰っていった。その後、パッタリとお客さんの出入りが止まり、Oくんと午前3時のおやつを済ませると、Fちゃんが来た。
Fちゃん「いや、ホントに223号室ってロクな客が入らんな」
みかやん「えっ?どうかしたの?」
Fちゃん「ダサ坊が223号室に歩きの男1人を入れたんだ。それはいいんだけどよ。デリヘルも呼ばずに歩きで来る男って、何かトラブルを起こすケースが多いから、俺や他のフロントは必ず前金で先に金を払って貰ってから部屋に入れるんだ。ダサ坊に聞いたら、金貰ってないって言うからよ。ヤバイ予感がするんだ」
Oくん「例えば、どんなトラブル?」
Fちゃん「俺の経験から言えば、常連はともかく歩きの男1人ってのは、大抵、金持ってないんだ。車で来てれば、ナンバーを控えたり、車検証や免許証のコピーを取って、後日支払いや集金も出来るだろ。ところが、歩きで来た客に”何も持ってない”って言われたら、フロントがツケウマになって客に付いて行くしかないだろ。金持ってない客は、必死に逃れようとしたり下手すりゃ開き直ったりするからヤバイんだぞ」
Oくん「へええ。で、223号室の男も怪しいの?」
Fちゃん「今のところはわからんけど電話きてよ”4時半に女が1人来る。その女は先に帰るから、その女から金を貰ってくれ”だとよ。始まったぞ。今、その女ってのが本当に来たんだけどよ、30代の普通の主婦なんだ。どうなる事やら。ヤバイから俺はフロントで待機する。だから悪いけど部屋が空いても手伝えないぞ」
みかやん「そんな事はいいよ。しっかり見張ってて」
私やOくんまで緊張してしまい、まんじりともせず控え室でモニターとにらめっこしていると、10分も経たないうちに223号室が退室の表示になった。普通は退室の前に”精算”の表示になる。Fちゃんがフロントで集中ロックを強制開錠したという事だ。暫くしてFちゃんが来た。
Fちゃん「男から電話で”女が帰るから鍵開けろ”って言われてよ”精算すれば鍵は開く”と伝えたら、電話口に女が出て”直接フロントへ行きます”って言うから、鍵開けて女を待ったんだ。したら”私は借金を返しに来ただけでタクシー代しか持ってない。男は私が返したお金を持ってるから宿泊代は男から貰って”って言って、乗ってきたタクシーに飛び乗って帰ってった」
Oくん「なんか段々ヤバくなってない?」
Fちゃん「その旨を男に電話したらよ”8時過ぎに違う女が来る。その女は間違いなく金を払うから安心しろ”だとよ。いい加減にしろって!なぁ!」
みかやん「何者なんだろね?」
Fちゃん「金だけは何としても貰うぞ」
みかやん「”うるさい!”ブスッって刺されたり、”黙れ!”バンッって撃たれたらどうすんの?相手は客だし、アブナイ奴かもしれないんだから、ムキになっちゃダメだよ〜」
Fちゃん「まあな。ヤバそうなオヤジだから一応、気を付けておくな」
午前2時まで残って5部屋掃除してくれたK氏には申し訳ないが、私とOくんの2人になってからは1部屋しか掃除をしなかった。223号室の男はどうなるのか?本当に8時過ぎに女が来て宿泊代を払ってくれるのだろうか?いろいろ気になったが、私とOくんは8時で帰った。9時少し前にフロントK子が出勤して来るまで、従業員はFちゃん1人だ。頑張れFちゃん!
今日はOくんとの勤務。出勤時に掃除待ちの部屋が3部屋あったので、C班のK氏が午前1時まで残ってくれる事になった。3部屋の掃除をして午前1時にK氏が帰ろうとした時、2部屋空いたのでK氏は午前2時まで残ってくれた。今日は日曜日なので暇なハズ。K氏が残る事になるとは思わなかったので、K氏の為にもゆっくり掃除をした。
みかやん「すみませんねえ。このくらいならウチら2人でも大丈夫なのに。でもK氏と一緒だと仕事もはかどるし楽しいんで、甘えちゃいますね」
K氏「俺もD班に入るの楽しみなんだよ。三人ともいい人だし、手の空いてる人がどんどん他の人の仕事を手伝うのを見て、凄いチームワークだ!って最初、感動したもん。うちの班じゃ考えられないよ」
Oくん「メンバーが少ない分、チームワークは良いと思いますよ。にしても、日曜の俺等の時間帯ってホント暇なんで、残って貰って申し訳ないっす」
K氏「いやぁ、気にしないで。D班に入ると稼げる点でも俺も嬉しいんだ」
午前2時までに5部屋掃除して、K氏は帰っていった。その後、パッタリとお客さんの出入りが止まり、Oくんと午前3時のおやつを済ませると、Fちゃんが来た。
Fちゃん「いや、ホントに223号室ってロクな客が入らんな」
みかやん「えっ?どうかしたの?」
Fちゃん「ダサ坊が223号室に歩きの男1人を入れたんだ。それはいいんだけどよ。デリヘルも呼ばずに歩きで来る男って、何かトラブルを起こすケースが多いから、俺や他のフロントは必ず前金で先に金を払って貰ってから部屋に入れるんだ。ダサ坊に聞いたら、金貰ってないって言うからよ。ヤバイ予感がするんだ」
Oくん「例えば、どんなトラブル?」
Fちゃん「俺の経験から言えば、常連はともかく歩きの男1人ってのは、大抵、金持ってないんだ。車で来てれば、ナンバーを控えたり、車検証や免許証のコピーを取って、後日支払いや集金も出来るだろ。ところが、歩きで来た客に”何も持ってない”って言われたら、フロントがツケウマになって客に付いて行くしかないだろ。金持ってない客は、必死に逃れようとしたり下手すりゃ開き直ったりするからヤバイんだぞ」
Oくん「へええ。で、223号室の男も怪しいの?」
Fちゃん「今のところはわからんけど電話きてよ”4時半に女が1人来る。その女は先に帰るから、その女から金を貰ってくれ”だとよ。始まったぞ。今、その女ってのが本当に来たんだけどよ、30代の普通の主婦なんだ。どうなる事やら。ヤバイから俺はフロントで待機する。だから悪いけど部屋が空いても手伝えないぞ」
みかやん「そんな事はいいよ。しっかり見張ってて」
私やOくんまで緊張してしまい、まんじりともせず控え室でモニターとにらめっこしていると、10分も経たないうちに223号室が退室の表示になった。普通は退室の前に”精算”の表示になる。Fちゃんがフロントで集中ロックを強制開錠したという事だ。暫くしてFちゃんが来た。
Fちゃん「男から電話で”女が帰るから鍵開けろ”って言われてよ”精算すれば鍵は開く”と伝えたら、電話口に女が出て”直接フロントへ行きます”って言うから、鍵開けて女を待ったんだ。したら”私は借金を返しに来ただけでタクシー代しか持ってない。男は私が返したお金を持ってるから宿泊代は男から貰って”って言って、乗ってきたタクシーに飛び乗って帰ってった」
Oくん「なんか段々ヤバくなってない?」
Fちゃん「その旨を男に電話したらよ”8時過ぎに違う女が来る。その女は間違いなく金を払うから安心しろ”だとよ。いい加減にしろって!なぁ!」
みかやん「何者なんだろね?」
Fちゃん「金だけは何としても貰うぞ」
みかやん「”うるさい!”ブスッって刺されたり、”黙れ!”バンッって撃たれたらどうすんの?相手は客だし、アブナイ奴かもしれないんだから、ムキになっちゃダメだよ〜」
Fちゃん「まあな。ヤバそうなオヤジだから一応、気を付けておくな」
午前2時まで残って5部屋掃除してくれたK氏には申し訳ないが、私とOくんの2人になってからは1部屋しか掃除をしなかった。223号室の男はどうなるのか?本当に8時過ぎに女が来て宿泊代を払ってくれるのだろうか?いろいろ気になったが、私とOくんは8時で帰った。9時少し前にフロントK子が出勤して来るまで、従業員はFちゃん1人だ。頑張れFちゃん!
ラブホ奮戦記267日目:男+双子
2003年8月29日0:00-8:00 11部屋掃除
今日はOくんとトドとの勤務。
トド「昨日は堪忍な。血の池地獄言うの?生理がホンマに酷なってな。病院行って安静にしとったんや。三人やからて休んだんちゃうで。ホルモン剤と鉄剤とビタミン剤もろて来た」
みかやん「いやいや誰も三人だから休んだなんて思ってないよ。そんなのはお互い様だから気にしないで。土曜だからって無理して来てくれたんでしょ?申し訳ないよ」
Oくん「・・・・・」(←忙しい金曜にトドが休んだ事を苦々しく思ってる)
トド「お礼言うかお詫び言うか、梨持ってきたから後でみんなで食べよ」
Oくん「わーい!梨、大好き!やったやった!」(←私以上に物に弱い)
Oくんの機嫌が直ったところで掃除へ向かった。今夜はC班の1組が午前1時まで残って、4部屋片付けて帰ってくれたので助かった。一段落ついて控え室へ戻り「さて、梨!」と思うと、部屋が空いて出動・・・の繰り返しで、なかなか梨にありつけず徐々にOくんがイライラしてきた。
Oくん「もーっ!梨、食わせてくれや!間の悪い客ばっかでイヤだよ。プンプン!」
みかやん「次の部屋、滞在時間が6時間だよ。危険だねぇ」
Oくん「危険な香りもプンプンだよ!部屋、荒らされてたら時間かかるよ。梨、食わせろって〜〜〜」
トド「まあまあ。梨はいっぱいあるし、後でゆっくり食べようや。それより、どないな客か見てみ」
トドに促され各自いつものカーテンの陰から、出てくるお客さんを覗いていた。部屋から出てきたのは30代半ばの男性と20代前半の女性2人だった。女性2人はアッシュグレー系の髪の色と、大きなグッチのバッグがお揃いだった。
Oくん「げっ!また3Pだよ。最悪じゃん」
トド「最近、3P多いわなぁ。荒らされてるかもな」
みかやん「てか、女の子2人、双子じゃない?」
Oくん「えっ?あっ!ホンマや!双子やでぇ」
トド「ウチのせりふ、取らんといてな」
男+双子を見送り、部屋へ入ると綺麗なもので、乱れていたのはベッドとその付近ぐらいだった。
トド「よう躾られた双子さんやなぁ。そう言えば上品な横顔やったわ。同じ横顔やった。よう似た双子さんや」
Oくん「ええっ!あんなド派手な姉ちゃん達が上品?あれじゃ目立ち過ぎるよ。すすきのでも有名な遊び人の双子なんじゃないの?」
みかやん「でも、こない部屋を綺麗く使ってくれはって、ええお客さんやないの」
トド「せやから、それはウチのせりふやって言うてるやん」
Oくん「ちょっと、これ、これ。あはは!すげえ!」
Oくんがらくがき帳を指差して笑っているので、トドと2人で見てみた。
らくがき帳には、↓こう書いてあった。
「淫乱ソーセージ
(俺のチン○じゃないよ)
淫乱双生児
今日は双子ちゃんと三人で来た
双子ちゃんが あんまり淫乱なんで
俺は6回も果てた
ごちそうさま×2」
Oくん「あはは!”ごちそうさま”だって。あははは。しかも相手が双子だから”×2”だよ。あはははは!ひゃーっはっはっはっ!」
何がおかしいのかよくわからないが、Oくんの機嫌も直ったことだし、控え室へ戻りようやく梨にありついた。トドが持ってきてくれた梨が、あまりにも美味しくて大満足だった。食べ終わった頃にFちゃんが来た。
Fちゃん「おい!聞いたか?今の3Pの奴ら、ダサ坊がいる時にスキンを2個おかわりして、俺が来てからもスキンを2個おかわりしたから、合計6個のスキンを使ってるんだぞ」
Oくん「ああ。6回果てたって話だよ」
Fちゃん「えっ?何で知ってるんだ?客に聞いたのか?」
トド「らくがき帳に書いてあったんや」
Fちゃん「なんだ。そうか。知ってたのか」
Oくん「うん。ごちそうさま!って書いてたよ」
Fちゃん「くああっ!美人双子相手に6回やってご馳走様か」
Oくん「美人双子って言うより淫乱双生児らしいよ」
Fちゃん「なんだそりゃ!ちょっと見てくる!」
Fちゃんは面白い話を持ってきたつもりだったのに、私達の方が詳しく知っていたのが悔しいのか、わざわざリモコンで鍵を開けて部屋へ入り、らくがき帳を見に行った。やれやれ。子供みたいな人だ。56才なのに。
病み上がりのトドに午前6時で帰ってもらって、8時までOくんと私が残る事になった。掃除をしようにも、部屋が空かず2時間まったりと過ごした。
今日はOくんとトドとの勤務。
トド「昨日は堪忍な。血の池地獄言うの?生理がホンマに酷なってな。病院行って安静にしとったんや。三人やからて休んだんちゃうで。ホルモン剤と鉄剤とビタミン剤もろて来た」
みかやん「いやいや誰も三人だから休んだなんて思ってないよ。そんなのはお互い様だから気にしないで。土曜だからって無理して来てくれたんでしょ?申し訳ないよ」
Oくん「・・・・・」(←忙しい金曜にトドが休んだ事を苦々しく思ってる)
トド「お礼言うかお詫び言うか、梨持ってきたから後でみんなで食べよ」
Oくん「わーい!梨、大好き!やったやった!」(←私以上に物に弱い)
Oくんの機嫌が直ったところで掃除へ向かった。今夜はC班の1組が午前1時まで残って、4部屋片付けて帰ってくれたので助かった。一段落ついて控え室へ戻り「さて、梨!」と思うと、部屋が空いて出動・・・の繰り返しで、なかなか梨にありつけず徐々にOくんがイライラしてきた。
Oくん「もーっ!梨、食わせてくれや!間の悪い客ばっかでイヤだよ。プンプン!」
みかやん「次の部屋、滞在時間が6時間だよ。危険だねぇ」
Oくん「危険な香りもプンプンだよ!部屋、荒らされてたら時間かかるよ。梨、食わせろって〜〜〜」
トド「まあまあ。梨はいっぱいあるし、後でゆっくり食べようや。それより、どないな客か見てみ」
トドに促され各自いつものカーテンの陰から、出てくるお客さんを覗いていた。部屋から出てきたのは30代半ばの男性と20代前半の女性2人だった。女性2人はアッシュグレー系の髪の色と、大きなグッチのバッグがお揃いだった。
Oくん「げっ!また3Pだよ。最悪じゃん」
トド「最近、3P多いわなぁ。荒らされてるかもな」
みかやん「てか、女の子2人、双子じゃない?」
Oくん「えっ?あっ!ホンマや!双子やでぇ」
トド「ウチのせりふ、取らんといてな」
男+双子を見送り、部屋へ入ると綺麗なもので、乱れていたのはベッドとその付近ぐらいだった。
トド「よう躾られた双子さんやなぁ。そう言えば上品な横顔やったわ。同じ横顔やった。よう似た双子さんや」
Oくん「ええっ!あんなド派手な姉ちゃん達が上品?あれじゃ目立ち過ぎるよ。すすきのでも有名な遊び人の双子なんじゃないの?」
みかやん「でも、こない部屋を綺麗く使ってくれはって、ええお客さんやないの」
トド「せやから、それはウチのせりふやって言うてるやん」
Oくん「ちょっと、これ、これ。あはは!すげえ!」
Oくんがらくがき帳を指差して笑っているので、トドと2人で見てみた。
らくがき帳には、↓こう書いてあった。
「淫乱ソーセージ
(俺のチン○じゃないよ)
淫乱双生児
今日は双子ちゃんと三人で来た
双子ちゃんが あんまり淫乱なんで
俺は6回も果てた
ごちそうさま×2」
Oくん「あはは!”ごちそうさま”だって。あははは。しかも相手が双子だから”×2”だよ。あはははは!ひゃーっはっはっはっ!」
何がおかしいのかよくわからないが、Oくんの機嫌も直ったことだし、控え室へ戻りようやく梨にありついた。トドが持ってきてくれた梨が、あまりにも美味しくて大満足だった。食べ終わった頃にFちゃんが来た。
Fちゃん「おい!聞いたか?今の3Pの奴ら、ダサ坊がいる時にスキンを2個おかわりして、俺が来てからもスキンを2個おかわりしたから、合計6個のスキンを使ってるんだぞ」
Oくん「ああ。6回果てたって話だよ」
Fちゃん「えっ?何で知ってるんだ?客に聞いたのか?」
トド「らくがき帳に書いてあったんや」
Fちゃん「なんだ。そうか。知ってたのか」
Oくん「うん。ごちそうさま!って書いてたよ」
Fちゃん「くああっ!美人双子相手に6回やってご馳走様か」
Oくん「美人双子って言うより淫乱双生児らしいよ」
Fちゃん「なんだそりゃ!ちょっと見てくる!」
Fちゃんは面白い話を持ってきたつもりだったのに、私達の方が詳しく知っていたのが悔しいのか、わざわざリモコンで鍵を開けて部屋へ入り、らくがき帳を見に行った。やれやれ。子供みたいな人だ。56才なのに。
病み上がりのトドに午前6時で帰ってもらって、8時までOくんと私が残る事になった。掃除をしようにも、部屋が空かず2時間まったりと過ごした。
ラブホ奮戦記266日目:不届き者
2003年8月28日※Oくんからメールがきた。
O君「トドが”ウチ塩梅悪いねん”生理やて。休むかも?」
みか「私にも生理だって言ってた。ヤバイね」
O君「今夜三人だから休むよ。きっと。賭ける?」
みか「私もトドが休むと思うから賭けない」
0:00-9:00. 18部屋掃除
今日はOくんとの2人勤務。トドはやはり「血の池地獄」との事で休んだ為、C班のK氏が3時迄残ってくれた。C班と言えば、ホテルQの中でも一番忙しい時間帯の班だ。K氏もミスが多いとはいえ仕事は早い。K氏のペースにつられて午前2時までに10部屋の掃除をして控え室へ戻った。
Oくん「2時間で10部屋って凄くない?快挙だよ」
K氏「若い2人の足を引っ張らないように必死だったよ。2人とも走ってるんだもの」
Oくん「俺ら元、陸上部ですからね」
K氏「俺とは足腰の鍛え方が違うと思ってたよ。それにしても3人体制ってキツいよね。今日みたいに1人休んだら2人でしょ。なのにこんなに部屋が空いたらどうしようもないよ」
Oくん「俺やみかやんは今まで無欠勤すからね。会社を休むなんて信じられないっす」
K氏「さすが体育会系は逞しいねぇ」
和やかに休憩時間を過ごしたのも束の間、またバタバタと4部屋の掃除をして午前3時になりK氏は帰っていった。やれやれと控え室の椅子に腰掛けて何気なくモニターを見ると、223号室が今まで見た事の無い表示になっていた。部屋番号が赤で表示され(通常は白)、宿泊マークでも休憩マークでもない”非”という文字が表示されていた。
みかやん「ちょっとOちゃん!アレ、何?」
Oくん「うわっキモイ。何だ、あれ」
”非”という事は非常事態なのだろう。慌ててFちゃんに連絡しようとすると、廊下の方からFちゃんの声が聞こえてきた。何を言ってるのかはよく聞き取れなかったが男同士で話をしていて、所々「金」とか「払う」と聞こえてたので、取り敢えず控え室へ戻った。
Fちゃん「モニター見てビックリしたべ?」
みかやん「驚いたよ!あんなの初めてだもの」
Fちゃん「部屋の非常ボタンを押して、集中ロックが解除された隙に金を払わないで帰ろうとしやがったんだ」
Oくん「やっぱり非常の”非”だったんだ」
みかやん「で?いくつぐらいの奴?」
Fちゃん「60がらみのオヤジだぞ。いいトシして、とんだ不届き者だ。どっかで知恵を付けられたのか、元関係者なのか知らんけど、非常ボタンを押したらモニターはあんな風になるし、フロントじゃ警報が鳴って、通路の非常灯も点いて大騒ぎになるんだ。従業員が気が付かないワケがない。あさはかな奴だ」
みかやん「悪い事は出来ないようになってるからねぇ」
Fちゃん「モニター見てたら、オヤジがつらっと部屋から出てきたから”ふざけやがって!”と思ったけどよ。ニッコリ笑って”お客様、まだお代を頂いてないように思いますが?”と言ったら、”えっ?””はぁ?””何で?”って、しらばっくれやがったんだ。多分、常習犯だぞ。田舎の場末の元祖集中ロックのラブホテルあたりで、老いぼれフロント相手に宿泊代踏み倒して荒らしてたんじゃないか?」
Oくん「へえぇ。で、お金はもらったの?」
Fちゃん「おう。貰った。金持ってるんなら、ふざけた真似しねえで最初から払え!ってよ。なあ!車のナンバーを控えて、俺のブラックリストに書いておいたぞ」
みかやん「ふーん。そんなの持ってるんだ」
Fちゃん「俺はいろんなホテルを異動してまわっただろ。そのホテルだけのブラックリストじゃダメなんだ。だから俺なりのブラックリストを持って歩いてる」
みかやん&Oくん「やるね!」
Fちゃん「ところでよ〜。他のホテルじゃ、さっきみたいにモニターに”非”と出たら、従業員はすぐに通路へ出たりして非常態勢をとる事になってるけど、もしかして何も聞いてなかったのか?」
みかやん&Oくん「聞いてない、聞いてない」
Fちゃん「本当に火事や非常事態だったら、お客さんの誘導があるから、従業員は速やかに、通路で待機するか、問題の部屋へ駆け付けなきゃなんないんだぞ」
みかやん&Oくん「だってそんなの初耳だもん」
Fちゃん「くあぁっ。フロントK子に言って全従業員に周知徹底するようにするな。俺も風呂のペンキ塗りや何かで席を外してる事が多いから頼むぞ!」
みかやん&Oくん「は〜い」
Fちゃんは今まで一度もお客さんに料金を踏み倒された事が無いそうだ。何とも頼もしいFちゃんだった。
O君「トドが”ウチ塩梅悪いねん”生理やて。休むかも?」
みか「私にも生理だって言ってた。ヤバイね」
O君「今夜三人だから休むよ。きっと。賭ける?」
みか「私もトドが休むと思うから賭けない」
0:00-9:00. 18部屋掃除
今日はOくんとの2人勤務。トドはやはり「血の池地獄」との事で休んだ為、C班のK氏が3時迄残ってくれた。C班と言えば、ホテルQの中でも一番忙しい時間帯の班だ。K氏もミスが多いとはいえ仕事は早い。K氏のペースにつられて午前2時までに10部屋の掃除をして控え室へ戻った。
Oくん「2時間で10部屋って凄くない?快挙だよ」
K氏「若い2人の足を引っ張らないように必死だったよ。2人とも走ってるんだもの」
Oくん「俺ら元、陸上部ですからね」
K氏「俺とは足腰の鍛え方が違うと思ってたよ。それにしても3人体制ってキツいよね。今日みたいに1人休んだら2人でしょ。なのにこんなに部屋が空いたらどうしようもないよ」
Oくん「俺やみかやんは今まで無欠勤すからね。会社を休むなんて信じられないっす」
K氏「さすが体育会系は逞しいねぇ」
和やかに休憩時間を過ごしたのも束の間、またバタバタと4部屋の掃除をして午前3時になりK氏は帰っていった。やれやれと控え室の椅子に腰掛けて何気なくモニターを見ると、223号室が今まで見た事の無い表示になっていた。部屋番号が赤で表示され(通常は白)、宿泊マークでも休憩マークでもない”非”という文字が表示されていた。
みかやん「ちょっとOちゃん!アレ、何?」
Oくん「うわっキモイ。何だ、あれ」
”非”という事は非常事態なのだろう。慌ててFちゃんに連絡しようとすると、廊下の方からFちゃんの声が聞こえてきた。何を言ってるのかはよく聞き取れなかったが男同士で話をしていて、所々「金」とか「払う」と聞こえてたので、取り敢えず控え室へ戻った。
Fちゃん「モニター見てビックリしたべ?」
みかやん「驚いたよ!あんなの初めてだもの」
Fちゃん「部屋の非常ボタンを押して、集中ロックが解除された隙に金を払わないで帰ろうとしやがったんだ」
Oくん「やっぱり非常の”非”だったんだ」
みかやん「で?いくつぐらいの奴?」
Fちゃん「60がらみのオヤジだぞ。いいトシして、とんだ不届き者だ。どっかで知恵を付けられたのか、元関係者なのか知らんけど、非常ボタンを押したらモニターはあんな風になるし、フロントじゃ警報が鳴って、通路の非常灯も点いて大騒ぎになるんだ。従業員が気が付かないワケがない。あさはかな奴だ」
みかやん「悪い事は出来ないようになってるからねぇ」
Fちゃん「モニター見てたら、オヤジがつらっと部屋から出てきたから”ふざけやがって!”と思ったけどよ。ニッコリ笑って”お客様、まだお代を頂いてないように思いますが?”と言ったら、”えっ?””はぁ?””何で?”って、しらばっくれやがったんだ。多分、常習犯だぞ。田舎の場末の元祖集中ロックのラブホテルあたりで、老いぼれフロント相手に宿泊代踏み倒して荒らしてたんじゃないか?」
Oくん「へえぇ。で、お金はもらったの?」
Fちゃん「おう。貰った。金持ってるんなら、ふざけた真似しねえで最初から払え!ってよ。なあ!車のナンバーを控えて、俺のブラックリストに書いておいたぞ」
みかやん「ふーん。そんなの持ってるんだ」
Fちゃん「俺はいろんなホテルを異動してまわっただろ。そのホテルだけのブラックリストじゃダメなんだ。だから俺なりのブラックリストを持って歩いてる」
みかやん&Oくん「やるね!」
Fちゃん「ところでよ〜。他のホテルじゃ、さっきみたいにモニターに”非”と出たら、従業員はすぐに通路へ出たりして非常態勢をとる事になってるけど、もしかして何も聞いてなかったのか?」
みかやん&Oくん「聞いてない、聞いてない」
Fちゃん「本当に火事や非常事態だったら、お客さんの誘導があるから、従業員は速やかに、通路で待機するか、問題の部屋へ駆け付けなきゃなんないんだぞ」
みかやん&Oくん「だってそんなの初耳だもん」
Fちゃん「くあぁっ。フロントK子に言って全従業員に周知徹底するようにするな。俺も風呂のペンキ塗りや何かで席を外してる事が多いから頼むぞ!」
みかやん&Oくん「は〜い」
Fちゃんは今まで一度もお客さんに料金を踏み倒された事が無いそうだ。何とも頼もしいFちゃんだった。
ラブホ奮戦記265日目:1周年!
2003年8月27日※お陰様でラブホ勤めも今日で1周年!カウンターは13万HIT!手強い諸先輩方や癖の有るフロント陣などに囲まれ、ラブホで働き始めた頃はどうなる事かと思いましたが、皆様に支えられ、何とか1周年を迎えました。皆様のお陰でございます。ありがとうございます。今後はベットメイク2年生として頑張ります!
私がホテルQで働き始めた頃は、Hさん、Nさん、Iさん、Sさん(トド)の4人の先輩達が居て、フロントはS氏だった。すぐにIさんが辞めてOくんが入り、Hさんが異動になり、Nさんが辞めて、その後に入ったYくんは1ヶ月で退職し、変わりに入ったTさんは3ヶ月で異動になった。フロントもS氏が辞めた後、I氏が来てそのI氏も異動になりFちゃんが来た。たった1年でこんなにもメンバーが入れ替わるものだろうか?
結局残ったのは、Oくんとトドと私の三人で、周り廻ってフロントはFちゃんになった。当初は5人体制だったのに、今は3人体制なので仕事面はかなりきつくなったが、凶悪だったトドやFちゃんが温厚な人に変わってくれて、このメンバーなら何とか続けられそう。
0:00-6:00 13部屋掃除
今日はトドとの勤務。Fちゃんが休みでフロントはダサ坊だった。最近はFちゃんのハギも完璧な状態に近づいてはいるが、ダサ坊のハギには敵わない。歴代フロントの中でもダサ坊のハギが一番だ。
ダサ坊がハギに入った部屋は、エアコンが冷房19度になっているので、前の部屋の掃除で汗だくになっていても、涼しく快適に掃除が出来る。客室の洗面所で洗う灰皿などを、他のフロントの人は洗面所に置いておくだけだが、ダサ坊は灰皿の吸い殻を捨て、水を入れておいてくれるので、灰皿が簡単に綺麗になる。男性とは思えない細やかな心配りだ。ダサ坊のハギには本当に頭が下がる。お陰で今夜はラクチン&快適だ。
ところが今夜はどういうワケか、滞在時間30分〜40分で空く部屋が続出した。30分や40分サイクルでお客さんが入れ替わるので、ハギをして回るダサ坊も大忙しだった。私達もあまりにも忙しくトドがキレた。
トド「いっつも思うけどな、30分しかおられへんのやったら、もっとゆっくり出来る時に来たらええやん!忙しくて適わんわぁ」
みかやん「本当だよ。休みの前の日に来たらいいのに。平日なら昼の12時まで居れるのにね」
トド「それもこれも男が早いからあかんねん!こんなんやから早漏男は嫌いやねん!女は男と違って身支度に時間がかかんねん!それを30分で帰る言うたら女は大忙しやで。たった30分で宿泊料金やなんてアホくさい話やし、そんなんやったら車の中で済ました方がよっぽどマシやん」
みかやん「まあ確かにね(てか、早漏男に苦い思い出でもあるの?)」
次の部屋へ行くと、ダサ坊がハギをしている最中だった。物凄い早さでテキパキと、ゴミやリネン類をまとめていた。
ダサ坊「お疲れ様!何だか忙しいよね。あっ!丁度良かった。実はシーツが大変な事に。。。」
ダサ坊に言われてベッドを見ると、シーツが血まみれになっていた。さすがのダサ坊も血には弱い。
ダサ坊「流行りの制服デリヘルじゃなくて、女の子は多分本物の高校生だったんだ。男は30代半ばでヤンキー風だったんだけど、帰る時に女の子が泣きそうな顔をしてショボンと歩いてたから、何だろう?と思って来たら血まみれだよ。ふえ〜」
トド「何やろな?ヤンキー兄ちゃんに”生理やのにのこのこ付いて来よって”みたいな事、言われて叱られたんやろか?」
ダサ坊「そんな感じかな?確かに男の方は不機嫌だったよ。でも”やのに”とか”来よって”とは言わなかったと思うよ。ははは」
トド「もー!揚げ足取らんといて〜。これでもウチは妹らに”姉ちゃん、すっかり北海道弁なってもうたな。寂しいわ”て言われるんやで。ウチもそない思てな。ホンマすっかり大阪弁、抜けてもうた思うわ」
ダサ坊&みかやん「ぶぁははは!どこが?あはははは」
トド「笑う所やないねんて!ホンマなんやて」
ダサ坊&みかやん「あはははは!」
トドとダサ坊のお陰で一周年記念の夜を大笑いして過ごす事が出来た。ラブホ勤務2年目も楽しい事がいっぱいありますように・・・。みんなと仲良く働いていけますように・・・。
私がホテルQで働き始めた頃は、Hさん、Nさん、Iさん、Sさん(トド)の4人の先輩達が居て、フロントはS氏だった。すぐにIさんが辞めてOくんが入り、Hさんが異動になり、Nさんが辞めて、その後に入ったYくんは1ヶ月で退職し、変わりに入ったTさんは3ヶ月で異動になった。フロントもS氏が辞めた後、I氏が来てそのI氏も異動になりFちゃんが来た。たった1年でこんなにもメンバーが入れ替わるものだろうか?
結局残ったのは、Oくんとトドと私の三人で、周り廻ってフロントはFちゃんになった。当初は5人体制だったのに、今は3人体制なので仕事面はかなりきつくなったが、凶悪だったトドやFちゃんが温厚な人に変わってくれて、このメンバーなら何とか続けられそう。
0:00-6:00 13部屋掃除
今日はトドとの勤務。Fちゃんが休みでフロントはダサ坊だった。最近はFちゃんのハギも完璧な状態に近づいてはいるが、ダサ坊のハギには敵わない。歴代フロントの中でもダサ坊のハギが一番だ。
ダサ坊がハギに入った部屋は、エアコンが冷房19度になっているので、前の部屋の掃除で汗だくになっていても、涼しく快適に掃除が出来る。客室の洗面所で洗う灰皿などを、他のフロントの人は洗面所に置いておくだけだが、ダサ坊は灰皿の吸い殻を捨て、水を入れておいてくれるので、灰皿が簡単に綺麗になる。男性とは思えない細やかな心配りだ。ダサ坊のハギには本当に頭が下がる。お陰で今夜はラクチン&快適だ。
ところが今夜はどういうワケか、滞在時間30分〜40分で空く部屋が続出した。30分や40分サイクルでお客さんが入れ替わるので、ハギをして回るダサ坊も大忙しだった。私達もあまりにも忙しくトドがキレた。
トド「いっつも思うけどな、30分しかおられへんのやったら、もっとゆっくり出来る時に来たらええやん!忙しくて適わんわぁ」
みかやん「本当だよ。休みの前の日に来たらいいのに。平日なら昼の12時まで居れるのにね」
トド「それもこれも男が早いからあかんねん!こんなんやから早漏男は嫌いやねん!女は男と違って身支度に時間がかかんねん!それを30分で帰る言うたら女は大忙しやで。たった30分で宿泊料金やなんてアホくさい話やし、そんなんやったら車の中で済ました方がよっぽどマシやん」
みかやん「まあ確かにね(てか、早漏男に苦い思い出でもあるの?)」
次の部屋へ行くと、ダサ坊がハギをしている最中だった。物凄い早さでテキパキと、ゴミやリネン類をまとめていた。
ダサ坊「お疲れ様!何だか忙しいよね。あっ!丁度良かった。実はシーツが大変な事に。。。」
ダサ坊に言われてベッドを見ると、シーツが血まみれになっていた。さすがのダサ坊も血には弱い。
ダサ坊「流行りの制服デリヘルじゃなくて、女の子は多分本物の高校生だったんだ。男は30代半ばでヤンキー風だったんだけど、帰る時に女の子が泣きそうな顔をしてショボンと歩いてたから、何だろう?と思って来たら血まみれだよ。ふえ〜」
トド「何やろな?ヤンキー兄ちゃんに”生理やのにのこのこ付いて来よって”みたいな事、言われて叱られたんやろか?」
ダサ坊「そんな感じかな?確かに男の方は不機嫌だったよ。でも”やのに”とか”来よって”とは言わなかったと思うよ。ははは」
トド「もー!揚げ足取らんといて〜。これでもウチは妹らに”姉ちゃん、すっかり北海道弁なってもうたな。寂しいわ”て言われるんやで。ウチもそない思てな。ホンマすっかり大阪弁、抜けてもうた思うわ」
ダサ坊&みかやん「ぶぁははは!どこが?あはははは」
トド「笑う所やないねんて!ホンマなんやて」
ダサ坊&みかやん「あはははは!」
トドとダサ坊のお陰で一周年記念の夜を大笑いして過ごす事が出来た。ラブホ勤務2年目も楽しい事がいっぱいありますように・・・。みんなと仲良く働いていけますように・・・。
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ラブホ奮戦記264日目:オヤジ+女2
2003年8月26日※苦節3週間。KEN(♀)さんに教えて頂いた本の”TOKYO セレブなラブホテル”が、ようやく手に入った。どのページにも目がくらむような素敵な部屋が紹介されていて、北海道のラブホは遅れていると実感。
特に私の目を奪ったのは、茨城県のホテル○メヒコだ。茨城県の人が羨ましい。
水面に花が浮かぶ露天ジャグジーを見ては「この花を処分してから風呂掃除なら大変だろう」、本格的なリゾートプールを見ては「このプールはどうやって掃除するんだろ?」と思ってしまう。ベッドメイク係の哀しい性だろうか。
ため息が出るような東京のセレブなラブホと、札幌のしょぼいラブホの料金がそう変わらないのは、どうにも納得がいかなかった。こんな事で良いのか!北海道のラブホ業界!
0:00-6:00 10部屋掃除
今日はOくんとの勤務。C班が帰って2人になると、Oくんが突然立ち上がった。
Oくん「みかやん!10日遅れだけどお誕生日と、明日だけどラブホ勤務1周年、おめでとう!」
と私にコムサイズムの袋を差し出し、開けるとTシャツが入っていた。
みかやん「きゃー!ありがとう!思いがけなくてビックリ。明日で1周年なんだよね。このTシャツを着て2年目も頑張るよ!」
思えば昨年の今日、ホテルQのフロントで面接を受けた。ラブホのベッドメイク係=60代の強者婆どもと思っていたのに、面接に来た時に居たB班は、20代前半の男の子2人と女の子1人、30代40代50代の女性が各1名だったのを見て驚いたものだった。
ふとモニターを見ると、お客さんが精算を始めていたのでスタンバイした。女性のはしゃぐ声と共に、若い女性と50代男性が出て来たと思ったら、男性の後ろからもう1人女性が出てきた。20代半ばの背の高い女性2人と、50代男性だった。男性は小柄で身長はおそらく140〜145cmだろう。
Oくん「3Pだよ!あのオッサン、ちっちぇえ〜。ブツも小粒なのかな?」
みかやん「体型とブツは比例しないんじゃないの?」
Oくん「身体が小さいとブツは普通でも大きく見えるかも知れないし、実は巨根かも知れないよね。どっちにしても女を2人も連れて来るって事は自信があるんだろうさ。けっ!」
毎度の事ながら3Pの部屋へ入ると脱力する。3P4P5Pと人数が増えるほど、部屋が散らかっている。今回も風呂の中と風呂の入口の床は水浸しだし、各自様々な所でバスローブを脱いだり、タオル類を放置していた。
ベッドの布団を剥がすとシーツには様々なシミが付いているし、三人で入り乱れたのか髪の毛や陰毛の量がハンパじゃない。「はあぁ。やっぱりだよ」と脱力していると、ダサ坊がローションを持って現れた。
ダサ坊「見た?小さいオヤジと大女2人の3Pだったんだよ」
みかやん&Oくん「見た!見た!」
ダサ坊「いきなりオヤジがフロントへ来て”三人で入るからもう1人分用意してくれ”って言うから、すぐ歯ブラシや髪留めやバスローブやタオルを全部用意して、持って来たのさ。そしたらオヤジが既に全裸でさぁ、やる気満々だったよ」
ダサ坊「そのオヤジ、俺が持ってきた物を一通り確認して”ローションとコンドームもあと2つくらい持ってきて”だってさ。ローションなんかコンビニボックスのが1つあれば足りるし、ゴムだって、やって足りなかったら言えって」
みかやん「じゃあ、シーツのシミはローションなんだね。良かったあ」
ダサ坊「全部がローションかは、わかんないけどね。全く俺には嫌味なオヤジだったよ。さも”お前のような若僧には負けんぞ”って、俺に対して挑戦的だったんだよね」
Oくん「そんなプレッシャーをかけられたら、ますますダサ坊のEDが深刻になるね」
ダサ坊「酷いなあ。EDじゃないよ。一時的なものだと思うんだ。Oくんだって10年後、今の俺のトシになったらヤバイかもね」
Oくん「10年経っても俺は大丈夫」
ダサ坊「さっきのオヤジよりOくんの方がタチ悪いよ」
Oくん「でも、3Pって面倒くさそうだよね」
ダサ坊「あっちにもこっちにも気を遣ってるうちに萎えそう」
Oくん「女2人が寄ってたかってもてなしてくれるならいいけど」
ダサ坊「あっ、それはいいねぇ・・・」
Oくんとダサ坊の話が尽きないようなので、1人寂しく風呂掃除をした。風呂は天井にも壁にもシャワーの湯がかかっていて悲惨な状態だった。3Pでも4Pでも結構だが、風呂ではしゃぎ過ぎないで欲しいものだ。
特に私の目を奪ったのは、茨城県のホテル○メヒコだ。茨城県の人が羨ましい。
水面に花が浮かぶ露天ジャグジーを見ては「この花を処分してから風呂掃除なら大変だろう」、本格的なリゾートプールを見ては「このプールはどうやって掃除するんだろ?」と思ってしまう。ベッドメイク係の哀しい性だろうか。
ため息が出るような東京のセレブなラブホと、札幌のしょぼいラブホの料金がそう変わらないのは、どうにも納得がいかなかった。こんな事で良いのか!北海道のラブホ業界!
0:00-6:00 10部屋掃除
今日はOくんとの勤務。C班が帰って2人になると、Oくんが突然立ち上がった。
Oくん「みかやん!10日遅れだけどお誕生日と、明日だけどラブホ勤務1周年、おめでとう!」
と私にコムサイズムの袋を差し出し、開けるとTシャツが入っていた。
みかやん「きゃー!ありがとう!思いがけなくてビックリ。明日で1周年なんだよね。このTシャツを着て2年目も頑張るよ!」
思えば昨年の今日、ホテルQのフロントで面接を受けた。ラブホのベッドメイク係=60代の強者婆どもと思っていたのに、面接に来た時に居たB班は、20代前半の男の子2人と女の子1人、30代40代50代の女性が各1名だったのを見て驚いたものだった。
ふとモニターを見ると、お客さんが精算を始めていたのでスタンバイした。女性のはしゃぐ声と共に、若い女性と50代男性が出て来たと思ったら、男性の後ろからもう1人女性が出てきた。20代半ばの背の高い女性2人と、50代男性だった。男性は小柄で身長はおそらく140〜145cmだろう。
Oくん「3Pだよ!あのオッサン、ちっちぇえ〜。ブツも小粒なのかな?」
みかやん「体型とブツは比例しないんじゃないの?」
Oくん「身体が小さいとブツは普通でも大きく見えるかも知れないし、実は巨根かも知れないよね。どっちにしても女を2人も連れて来るって事は自信があるんだろうさ。けっ!」
毎度の事ながら3Pの部屋へ入ると脱力する。3P4P5Pと人数が増えるほど、部屋が散らかっている。今回も風呂の中と風呂の入口の床は水浸しだし、各自様々な所でバスローブを脱いだり、タオル類を放置していた。
ベッドの布団を剥がすとシーツには様々なシミが付いているし、三人で入り乱れたのか髪の毛や陰毛の量がハンパじゃない。「はあぁ。やっぱりだよ」と脱力していると、ダサ坊がローションを持って現れた。
ダサ坊「見た?小さいオヤジと大女2人の3Pだったんだよ」
みかやん&Oくん「見た!見た!」
ダサ坊「いきなりオヤジがフロントへ来て”三人で入るからもう1人分用意してくれ”って言うから、すぐ歯ブラシや髪留めやバスローブやタオルを全部用意して、持って来たのさ。そしたらオヤジが既に全裸でさぁ、やる気満々だったよ」
ダサ坊「そのオヤジ、俺が持ってきた物を一通り確認して”ローションとコンドームもあと2つくらい持ってきて”だってさ。ローションなんかコンビニボックスのが1つあれば足りるし、ゴムだって、やって足りなかったら言えって」
みかやん「じゃあ、シーツのシミはローションなんだね。良かったあ」
ダサ坊「全部がローションかは、わかんないけどね。全く俺には嫌味なオヤジだったよ。さも”お前のような若僧には負けんぞ”って、俺に対して挑戦的だったんだよね」
Oくん「そんなプレッシャーをかけられたら、ますますダサ坊のEDが深刻になるね」
ダサ坊「酷いなあ。EDじゃないよ。一時的なものだと思うんだ。Oくんだって10年後、今の俺のトシになったらヤバイかもね」
Oくん「10年経っても俺は大丈夫」
ダサ坊「さっきのオヤジよりOくんの方がタチ悪いよ」
Oくん「でも、3Pって面倒くさそうだよね」
ダサ坊「あっちにもこっちにも気を遣ってるうちに萎えそう」
Oくん「女2人が寄ってたかってもてなしてくれるならいいけど」
ダサ坊「あっ、それはいいねぇ・・・」
Oくんとダサ坊の話が尽きないようなので、1人寂しく風呂掃除をした。風呂は天井にも壁にもシャワーの湯がかかっていて悲惨な状態だった。3Pでも4Pでも結構だが、風呂ではしゃぎ過ぎないで欲しいものだ。
ラブホ奮戦記263日目:現役
2003年8月25日※Oくんからメールがきた。
O君「おかえり。今夜から腐れYだね。頑張ってね!俺は木曜まで腐れFに会わないんだ。日頃の行いが良いからだね(^_^)b えへへへ」
みか「ただいま。あーあー。忘れてたのにイヤな事を思い出しちゃったよ。今夜は頑張り・・・ません(-_-;)」
0:00-9:00 5部屋掃除
今日はトドとの勤務。トドと2人、ガックリと肩を落とし力無くフロントへ歩いて行った。
ダサ坊「あれ?どうしたの?2人とも元気ないねぇ」
みかやん「だって腐れYの事を考えたら憂鬱で」
ダサ坊「店長の座から、いちフロントだよ。自業自得さ」
トド「みかやんでさえ憂鬱なんや。最悪の事態やで」
ダサ坊「もしかして話が三転したの聞いてない?腐れYは、ホテルPの単なるフロントに戻るだけで、D班のフロントは腐れFのままになったんだよ」
トド「へっ?」
みかやん「もーーー!ダサ坊ったら早く言ってよ〜」
トド「ホンマに毎度毎度人騒がせな会社や。脱力するわ」
午前1時になってFちゃんが出勤してきた。
Fちゃん「おはよー!悪いなぁ。出戻っちまったよ。出てないから出戻りとも言わないか」
みかやん「何も悪くないよ。Fちゃんで良かったよ」
トド「ホンマや。待っとったで。Fちゃん!」
Fちゃん「そーゆー事だから腐れ縁と思って諦めてくれ。またC班の残業体制と風呂のペンキ塗り、頑張るからな」
みかやん&トド「はいよ〜!」
トドと2人で胸を撫で下ろし、俄然張り切って掃除をした。Fちゃんは浴槽のペンキ塗りをしながらも、部屋が空くと、リネン籠の上げ下げやベッド組みなどをして懸命に手伝ってくれる。ありがたい事だ。控え室で休んでいると部屋が空いたのでトドと出動しようとすると、Fちゃんが走ってきてリネン籠を持ってくれた。三人で隠れながらお客さんが出て来るのを待つと、出てきたのは白髪のお爺ちゃんお婆ちゃんだった。
Fちゃん「さっきあの2人が部屋へ入るのを見た時もびっくりしたけどよ、60才過ぎてるんじゃないか?」
トド「70才近いんちゃう?お達者やなぁ」
などと話しながら、お爺ちゃんお婆ちゃんが玄関から出るのを見届けて部屋へ走った。Fちゃんはゴミをまとめたり、ベッドを剥がすのを手伝ってくれていた。
Fちゃん「おおっ!こら見てみろ!す、スキン使ってるぞ」
トド「えええっ?もう生理あがってるんちゃうの?」
Fちゃん「くああっ!スキン2個とも使ってるぞ。どうなってんだ」
みかやん「あはは!”くああっ”って何さ?どうなってるもこうなってるも、2人ともバリバリ現役だって事でしょう」
Fちゃん「まさかっ。ああ見えて若白髪って事もないだろう」
みかやん「ひゃーはっはっは。若白髪って有り得ないって。本物のお爺ちゃんお婆ちゃんだけど現役だって事でしょ?」
Fちゃん「子供出来ても恥ずかしい話だしなぁ。子供と言うより孫だろう」
トド「仲のええお爺ちゃんお婆ちゃんや思たけど、不倫なんやろか?あんなトシになっても生理があるのも面倒な話やな」
Fちゃん「黙って茶飲み友達でいればいいだろうが。なあ!それを一度ならず二度までもとは。短時間で2回もだぞ!どうなってるんだ?」
みかやん「あれれ〜?もしかして、あのお年で現役なのが悔しいの〜?」
Fちゃん「まあな。俺なんかもうお先真っ暗な感じだぞ」
トド「ウチかてもう生理もあがりそうな気配や。50前やのに。。。」
Fちゃん「いや〜。俺もなぁ。。。」
トド「ウチかてアレやで。。。」
Fちゃん「いや、俺なんかもっと。。。」
トド「だからウチもアレやって。。。」
Fちゃんとトドの”現役”に対する話が止まらなくなった。1人寂しく風呂掃除をしていると、部屋の方からFちゃんとトドが大笑いする声が聞こえてて、何だか嬉しくなった。何はともあれ、FちゃんがホテルPへ異動しなくて本当に良かった。
O君「おかえり。今夜から腐れYだね。頑張ってね!俺は木曜まで腐れFに会わないんだ。日頃の行いが良いからだね(^_^)b えへへへ」
みか「ただいま。あーあー。忘れてたのにイヤな事を思い出しちゃったよ。今夜は頑張り・・・ません(-_-;)」
0:00-9:00 5部屋掃除
今日はトドとの勤務。トドと2人、ガックリと肩を落とし力無くフロントへ歩いて行った。
ダサ坊「あれ?どうしたの?2人とも元気ないねぇ」
みかやん「だって腐れYの事を考えたら憂鬱で」
ダサ坊「店長の座から、いちフロントだよ。自業自得さ」
トド「みかやんでさえ憂鬱なんや。最悪の事態やで」
ダサ坊「もしかして話が三転したの聞いてない?腐れYは、ホテルPの単なるフロントに戻るだけで、D班のフロントは腐れFのままになったんだよ」
トド「へっ?」
みかやん「もーーー!ダサ坊ったら早く言ってよ〜」
トド「ホンマに毎度毎度人騒がせな会社や。脱力するわ」
午前1時になってFちゃんが出勤してきた。
Fちゃん「おはよー!悪いなぁ。出戻っちまったよ。出てないから出戻りとも言わないか」
みかやん「何も悪くないよ。Fちゃんで良かったよ」
トド「ホンマや。待っとったで。Fちゃん!」
Fちゃん「そーゆー事だから腐れ縁と思って諦めてくれ。またC班の残業体制と風呂のペンキ塗り、頑張るからな」
みかやん&トド「はいよ〜!」
トドと2人で胸を撫で下ろし、俄然張り切って掃除をした。Fちゃんは浴槽のペンキ塗りをしながらも、部屋が空くと、リネン籠の上げ下げやベッド組みなどをして懸命に手伝ってくれる。ありがたい事だ。控え室で休んでいると部屋が空いたのでトドと出動しようとすると、Fちゃんが走ってきてリネン籠を持ってくれた。三人で隠れながらお客さんが出て来るのを待つと、出てきたのは白髪のお爺ちゃんお婆ちゃんだった。
Fちゃん「さっきあの2人が部屋へ入るのを見た時もびっくりしたけどよ、60才過ぎてるんじゃないか?」
トド「70才近いんちゃう?お達者やなぁ」
などと話しながら、お爺ちゃんお婆ちゃんが玄関から出るのを見届けて部屋へ走った。Fちゃんはゴミをまとめたり、ベッドを剥がすのを手伝ってくれていた。
Fちゃん「おおっ!こら見てみろ!す、スキン使ってるぞ」
トド「えええっ?もう生理あがってるんちゃうの?」
Fちゃん「くああっ!スキン2個とも使ってるぞ。どうなってんだ」
みかやん「あはは!”くああっ”って何さ?どうなってるもこうなってるも、2人ともバリバリ現役だって事でしょう」
Fちゃん「まさかっ。ああ見えて若白髪って事もないだろう」
みかやん「ひゃーはっはっは。若白髪って有り得ないって。本物のお爺ちゃんお婆ちゃんだけど現役だって事でしょ?」
Fちゃん「子供出来ても恥ずかしい話だしなぁ。子供と言うより孫だろう」
トド「仲のええお爺ちゃんお婆ちゃんや思たけど、不倫なんやろか?あんなトシになっても生理があるのも面倒な話やな」
Fちゃん「黙って茶飲み友達でいればいいだろうが。なあ!それを一度ならず二度までもとは。短時間で2回もだぞ!どうなってるんだ?」
みかやん「あれれ〜?もしかして、あのお年で現役なのが悔しいの〜?」
Fちゃん「まあな。俺なんかもうお先真っ暗な感じだぞ」
トド「ウチかてもう生理もあがりそうな気配や。50前やのに。。。」
Fちゃん「いや〜。俺もなぁ。。。」
トド「ウチかてアレやで。。。」
Fちゃん「いや、俺なんかもっと。。。」
トド「だからウチもアレやって。。。」
Fちゃんとトドの”現役”に対する話が止まらなくなった。1人寂しく風呂掃除をしていると、部屋の方からFちゃんとトドが大笑いする声が聞こえてて、何だか嬉しくなった。何はともあれ、FちゃんがホテルPへ異動しなくて本当に良かった。
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今日は休み・函館帰省&赤黒観戦
2003年8月23日朝6時に仕事を終え、外を見るとあいにくの雨だった。
みかやん「Fちゃん!お願い!タクシー呼んで。これから高速バスで函館へ帰るんだけど、こんな雨の中を歩いてたらバスに間に合わないよ〜」
Fちゃん「おう!呼んでやる!そうか、みかやんは2連休だったな。俺は月曜からホテルPへ行くけど、すぐ火曜にこっちへ来るからな。月曜に腐れYに辛い目に遭わされたりしたら俺に言えよ」
みかやん「うん。どうもね」
控え室でタクシーを待っていると、すぐにフロントにいるFちゃんから電話がきた。
Fちゃん「タクシー来たぞ。従業員玄関の方へ回したからな」
みかやん「あれ?フロントの方じゃないんだ。早く来てくれて助かった」
Fちゃん「客やデリヘル嬢と思われてもイヤだろう。”従業員だから特別に早く来てくれ”って電話したんだ」
みかやん「ありがとう!じゃあ火曜日ね!」
Fちゃん「おう!火曜な!」
タクシーで帰宅して、荷物をまとめて夫と高速バスで一路函館へ。
つづく。。。
みかやん「Fちゃん!お願い!タクシー呼んで。これから高速バスで函館へ帰るんだけど、こんな雨の中を歩いてたらバスに間に合わないよ〜」
Fちゃん「おう!呼んでやる!そうか、みかやんは2連休だったな。俺は月曜からホテルPへ行くけど、すぐ火曜にこっちへ来るからな。月曜に腐れYに辛い目に遭わされたりしたら俺に言えよ」
みかやん「うん。どうもね」
控え室でタクシーを待っていると、すぐにフロントにいるFちゃんから電話がきた。
Fちゃん「タクシー来たぞ。従業員玄関の方へ回したからな」
みかやん「あれ?フロントの方じゃないんだ。早く来てくれて助かった」
Fちゃん「客やデリヘル嬢と思われてもイヤだろう。”従業員だから特別に早く来てくれ”って電話したんだ」
みかやん「ありがとう!じゃあ火曜日ね!」
Fちゃん「おう!火曜な!」
タクシーで帰宅して、荷物をまとめて夫と高速バスで一路函館へ。
つづく。。。
ラブホ奮戦記262日目:制服カップル
2003年8月22日0:00-6:00 14部屋掃除
今日はOくんとの勤務。腐れF改めFちゃんのお陰で、C班のK氏が午前3時まで残業してくれた。C班のK氏は41才で独身。C班の名物キャラだ。東京の某一流大学卒で外資系一流企業を辞めて実家へ戻り、バイト3つを掛け持ちしているという変わり種だ。ホテルQにA山学院大卒の人が居るのにも驚いたが、K氏の履歴書に一同ひっくり返った。しかしC班の人曰く「履歴書と本人は別物」だそうだ。
K氏は早朝は食品工場で、昼は介護施設、夜はラブホで働いているせいか、ミスが多く仕事も雑なので、未だにK氏が掃除をした後は点検が必要だが、それでもK氏は底抜けに明るく、絶えず笑顔で、疲れている素振りも見せずに懸命に働いているので、C班の人達もモンクは言えない。
K氏が合流して三人で掃除を開始した。OくんはK氏の先輩なので、しっかりした所を見せようと珍しく懸命だったし、K氏も即戦力の助っ人として必死に頑張ってくれた。午前2時に控え室へ戻ると腐れF改めFちゃんが来た。
Fちゃん「こんな夜中に制服の高校生が自転車でウロウロしてるんだ」
みかやん「男の子?挙動不審?」
Fちゃん「高校生の男と女が自転車2台で駐車場を回ってるんだ。俺が近づくと逃げる。みかやん、悪いけど”18才になってから来てね”とでも言ってきてくれ」
Oくん「俺が行く?高校生ならみかやんよりトシも近いし」
C班K氏「外は暗いし不用心だから俺が行ってもいいですよ」
Fちゃん「K氏やOくんだと怪しいだろ。みかやんに行って貰ってニッコリと友好的に話しかけて貰おう。自転車でウロウロしてて車にぶつかったらマズイだろ」
Oくん「酷い話だ。俺やK氏が”怪しい”だなんて」
C班K氏「あそーお?気が付かなかった。なるほどね。あはは」
モニターで駐車場に高校生が居るのを確認してから外へ出た。近づいてみると、中学生に見えるような小柄で可愛らしい2人だった。
みかやん「ねえ!どうしたの〜?」
男の子「誰もチャリで来てないんだぁと思って」
みかやん「ううん。時々チャリで来る人もいるよ」
女の子「あはは。そうなんだ〜」
みかやん「で?ラブホ入っちゃえ!と思ったの?」
男の子「うん。お互いの家ではちょっとね〜」
みかやん「だよね〜。家じゃちょっとね〜」
女の子「ちゃんとお金も持ってるんだよ」
みかやん「時間も時間だし泊まって欲しいのもやまやまだけど。この手のラブホって18禁なんだよね。どっちかが18才以上だといいんだけど、いや、ぶっちゃけ2人とも18才未満でもいいんだけど、思いっきり制服じゃマズイの」
男の子「でも学校帰りに遊んでたんだ」
女の子「やっぱ私服持ち歩こう。私服で来たらいい?」
みかやん「いいよいいよ。大歓迎」
男の子「じゃあ出直すかぁ?」
女の子「うん」
みかやん「彼女を送ってから帰るんだよ〜。この辺は場所柄、パトカー多いからね」
男の子「うん。ところで、お姉さんはフロント?」
みかやん「いや、ベッドメイク係」
男の子「俺の母親、ラブホじゃなくてビジネスのベッドメイクだったけど、腰を悪くして辞めたんだ。お姉さんも気を付けてね」
みかやん「ありがとう!じゃ気を付けてね〜」
女の子「は〜い」
何とも微笑ましい2人だった。こんな所へ来たとは言え何て純朴な2人だろう。2人を見送って気分良く控え室へ戻った。
Oくん「ガラ悪い高校生だった?」
みかやん「いい子達さ。”お姉さん”だって」
Oくん「はいはい。どおりでゴキゲンだよ。どうせ俺等は”怪しい”からね。それにうっかり”おばさん”だなんて言ったら大変な事になるし」
C班K氏「えっ?どうなるの?」
Oくん「殴る蹴るの仕打ち。地獄を見るよ」
C班K氏「・・・」
みかやん「冗談だよ。本気にしないで」
C班K氏「びっくりしたぁ。あははは」
K氏が帰り支度をしているとFちゃんが来た。
Fちゃん「K君。悪いな。この2人も、最初から2人と途中迄でも三人なのとでは気分的に全然違うと思うんだ。俺が”休め”と言うまで休憩も取らないし、こんなちっちゃい身体でよ〜、全部荷物持ってフーフー歩いてるんだ。K君も三時まではキツイと思うけど、今後もこの若くて小さな2人に協力してやって欲しいんだ」
C班K氏「僕で良ければ協力は惜しみません。それに深夜時給で長く働けるのは有り難い事ですから」
高校生はいい子達だったし、FちゃんといいK氏といい・・・とても幸せな気分で仕事を終えた。
今日はOくんとの勤務。腐れF改めFちゃんのお陰で、C班のK氏が午前3時まで残業してくれた。C班のK氏は41才で独身。C班の名物キャラだ。東京の某一流大学卒で外資系一流企業を辞めて実家へ戻り、バイト3つを掛け持ちしているという変わり種だ。ホテルQにA山学院大卒の人が居るのにも驚いたが、K氏の履歴書に一同ひっくり返った。しかしC班の人曰く「履歴書と本人は別物」だそうだ。
K氏は早朝は食品工場で、昼は介護施設、夜はラブホで働いているせいか、ミスが多く仕事も雑なので、未だにK氏が掃除をした後は点検が必要だが、それでもK氏は底抜けに明るく、絶えず笑顔で、疲れている素振りも見せずに懸命に働いているので、C班の人達もモンクは言えない。
K氏が合流して三人で掃除を開始した。OくんはK氏の先輩なので、しっかりした所を見せようと珍しく懸命だったし、K氏も即戦力の助っ人として必死に頑張ってくれた。午前2時に控え室へ戻ると腐れF改めFちゃんが来た。
Fちゃん「こんな夜中に制服の高校生が自転車でウロウロしてるんだ」
みかやん「男の子?挙動不審?」
Fちゃん「高校生の男と女が自転車2台で駐車場を回ってるんだ。俺が近づくと逃げる。みかやん、悪いけど”18才になってから来てね”とでも言ってきてくれ」
Oくん「俺が行く?高校生ならみかやんよりトシも近いし」
C班K氏「外は暗いし不用心だから俺が行ってもいいですよ」
Fちゃん「K氏やOくんだと怪しいだろ。みかやんに行って貰ってニッコリと友好的に話しかけて貰おう。自転車でウロウロしてて車にぶつかったらマズイだろ」
Oくん「酷い話だ。俺やK氏が”怪しい”だなんて」
C班K氏「あそーお?気が付かなかった。なるほどね。あはは」
モニターで駐車場に高校生が居るのを確認してから外へ出た。近づいてみると、中学生に見えるような小柄で可愛らしい2人だった。
みかやん「ねえ!どうしたの〜?」
男の子「誰もチャリで来てないんだぁと思って」
みかやん「ううん。時々チャリで来る人もいるよ」
女の子「あはは。そうなんだ〜」
みかやん「で?ラブホ入っちゃえ!と思ったの?」
男の子「うん。お互いの家ではちょっとね〜」
みかやん「だよね〜。家じゃちょっとね〜」
女の子「ちゃんとお金も持ってるんだよ」
みかやん「時間も時間だし泊まって欲しいのもやまやまだけど。この手のラブホって18禁なんだよね。どっちかが18才以上だといいんだけど、いや、ぶっちゃけ2人とも18才未満でもいいんだけど、思いっきり制服じゃマズイの」
男の子「でも学校帰りに遊んでたんだ」
女の子「やっぱ私服持ち歩こう。私服で来たらいい?」
みかやん「いいよいいよ。大歓迎」
男の子「じゃあ出直すかぁ?」
女の子「うん」
みかやん「彼女を送ってから帰るんだよ〜。この辺は場所柄、パトカー多いからね」
男の子「うん。ところで、お姉さんはフロント?」
みかやん「いや、ベッドメイク係」
男の子「俺の母親、ラブホじゃなくてビジネスのベッドメイクだったけど、腰を悪くして辞めたんだ。お姉さんも気を付けてね」
みかやん「ありがとう!じゃ気を付けてね〜」
女の子「は〜い」
何とも微笑ましい2人だった。こんな所へ来たとは言え何て純朴な2人だろう。2人を見送って気分良く控え室へ戻った。
Oくん「ガラ悪い高校生だった?」
みかやん「いい子達さ。”お姉さん”だって」
Oくん「はいはい。どおりでゴキゲンだよ。どうせ俺等は”怪しい”からね。それにうっかり”おばさん”だなんて言ったら大変な事になるし」
C班K氏「えっ?どうなるの?」
Oくん「殴る蹴るの仕打ち。地獄を見るよ」
C班K氏「・・・」
みかやん「冗談だよ。本気にしないで」
C班K氏「びっくりしたぁ。あははは」
K氏が帰り支度をしているとFちゃんが来た。
Fちゃん「K君。悪いな。この2人も、最初から2人と途中迄でも三人なのとでは気分的に全然違うと思うんだ。俺が”休め”と言うまで休憩も取らないし、こんなちっちゃい身体でよ〜、全部荷物持ってフーフー歩いてるんだ。K君も三時まではキツイと思うけど、今後もこの若くて小さな2人に協力してやって欲しいんだ」
C班K氏「僕で良ければ協力は惜しみません。それに深夜時給で長く働けるのは有り難い事ですから」
高校生はいい子達だったし、FちゃんといいK氏といい・・・とても幸せな気分で仕事を終えた。
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ラブホ奮戦記261日目:グラスにスキン
2003年8月21日0:00-9:00 10部屋掃除
トドとの2人勤務。出勤の打刻をしにフロントへ行って、ダサ坊から連絡事項を聞いた。
ダサ坊「今日はC班が2名1時まで残る事になりました。Dさんにはリネン折りをして頂いて、D班2名とK氏の計3名で部屋へ入って頂きます」
妙にあらたまっているし歯切れも悪いし、どうにもダサ坊の様子が変だったが、取り敢えず控え室へ戻ると丁度C班の人達が掃除から戻ってきた。
みかやん「今日はDさんとK氏に残って頂けるそうで、ありがとうございます」
C班Yさん「いや〜。そんな事なんもいいんだよ。それより、D班のフロントが腐れYになるなんて、お気の毒でさぁ。うちらも奴には酷い目に遭ったからねぇ」
みかやん「へっ?うちらのフロントってダサ坊じゃないんですか?」
C班Yさん「また話が変わって、ダサ坊はC班のフロントになるの。腐れYはホテルPの店長だけど、やっぱり店長なんて器じゃないから、いちフロントに戻るんだとさ。店長から降格で左遷だもの最悪でしょう。こっちに来て荒れなきゃいいけどね」
トド「なんやて!今、腐れY、言うたか?」
トドの顔色が変わった。腐れYと言えばトドの因縁の敵だ(5/13・5/15の日記)。フロント=偉い、フロント=ベッドメイク係の上司と勘違いしている奴の決定版で、ホテルQに研修に来ていた身でありながら、ウチの可愛いYくんを勝手に退職させてしまった奴だ。ホテルRでもメイク係に総スカンをくらっているが、世渡り上手で常務に取り入り、異例のスピード出世をしてホテルPの店長におさまっていた。
せっかくC班の人気者K氏と一緒に部屋へ入ったのに、トドも私も口が重く、テンション下がりまくりだった。
C班K氏「奴が研修に来てた時は最悪だったよ。俺らが10部屋位連続で掃除して”休ませて下さい”って電話すると”5分だけね”とか”まだ早いでしょ”って言うんだ。みんな怒り狂ったよ」
トド「そんなんやったら腐れFの方が全然マシやん!常務が味方に付いてるからって偉そうに。その根性が気に入らんねん!フロントYは腐りきった人間やで!」
みかやん「最近の腐れFは本当に良くやってくれてるよねぇ。話が二転三転するのはいつもの事だよ。二転したから三転も有り得るよ」
C班のK氏とDさんが帰って腐れFが出勤してきた。
トド「何でダサ坊やのうて嫌われ者の腐れYなんや」
腐れF「俺も嫌われてるぞ」
トド「腐れYの方が嫌いやし最悪や。あっ!」
みかやん「いやいや。ウチはFちゃんのままでいいのさ」
トド「そうやそうや。Fちゃんでええんや!」
腐れF「何だ。2人とも。どうしたんだ?」
みかやん&トド「いや別に・・(腐れYは絶対イヤ)」
腐れF「それはそうとな。例の件を会社側へ提案したら”試験的にやってみろ”って許可が下りたんだ。明日早速、C班のK氏に3時まで残って貰える事になったぞ!これで少しはラクになるだろう」
みかやん&トド「ええ〜っ!凄い!さすがFちゃん!」
腐れF「あとは前例を作って浸透させればいい。俺がココを去る前にこの体制を確立させておきたかったけど、さすがに時間がなかった。浴槽のペンキ塗りの続きもあるし、週一で来るから、不都合があったらその時にでも言ってくれれば、また何とかするからな」
みかやん「ペンキ塗りもあるし、C班の残業の件だって確立してないんだから、ホテルPなんかへ行ってられないって」
トド「ここはホテルPと違って古いしメンテナンスが必要や。メンテの達人のFちゃんがおらんようになったら大変やで!」
腐れF「やっぱりおかしいぞ。どうしたんだ?」
部屋が空いたので掃除に行った。トドがベッドの布団を剥がすと、ビアグラスにスキンが被さった物がシーツの上に転がっていた。割れないようにとグラスの中には大量のティッシュが詰め込まれていた。いつもなら猛然と「何やってんねん!」と叫ぶトドだが、おとなしかった。
トド「こないだは手作りおもちゃもあったし、今日はグラスにスキン。不景気なんやなぁ。お客さんらもバイブなんか買ってられんのやろなぁ」
みかやん「こないだはカラオケマイクにスキンを被せてる人もいたよ。不景気なんだねぇ。あたしらだって三人にされるハズだよねぇ」
トド「三人なっただけでも十分辛いやんか。そんで腐れYなら、どないしよ?」
みかやん「ホンマ。どないしよ?だね」
怒り出す気力も無く、どよどよの気分で帰り支度をした。
トドとの2人勤務。出勤の打刻をしにフロントへ行って、ダサ坊から連絡事項を聞いた。
ダサ坊「今日はC班が2名1時まで残る事になりました。Dさんにはリネン折りをして頂いて、D班2名とK氏の計3名で部屋へ入って頂きます」
妙にあらたまっているし歯切れも悪いし、どうにもダサ坊の様子が変だったが、取り敢えず控え室へ戻ると丁度C班の人達が掃除から戻ってきた。
みかやん「今日はDさんとK氏に残って頂けるそうで、ありがとうございます」
C班Yさん「いや〜。そんな事なんもいいんだよ。それより、D班のフロントが腐れYになるなんて、お気の毒でさぁ。うちらも奴には酷い目に遭ったからねぇ」
みかやん「へっ?うちらのフロントってダサ坊じゃないんですか?」
C班Yさん「また話が変わって、ダサ坊はC班のフロントになるの。腐れYはホテルPの店長だけど、やっぱり店長なんて器じゃないから、いちフロントに戻るんだとさ。店長から降格で左遷だもの最悪でしょう。こっちに来て荒れなきゃいいけどね」
トド「なんやて!今、腐れY、言うたか?」
トドの顔色が変わった。腐れYと言えばトドの因縁の敵だ(5/13・5/15の日記)。フロント=偉い、フロント=ベッドメイク係の上司と勘違いしている奴の決定版で、ホテルQに研修に来ていた身でありながら、ウチの可愛いYくんを勝手に退職させてしまった奴だ。ホテルRでもメイク係に総スカンをくらっているが、世渡り上手で常務に取り入り、異例のスピード出世をしてホテルPの店長におさまっていた。
せっかくC班の人気者K氏と一緒に部屋へ入ったのに、トドも私も口が重く、テンション下がりまくりだった。
C班K氏「奴が研修に来てた時は最悪だったよ。俺らが10部屋位連続で掃除して”休ませて下さい”って電話すると”5分だけね”とか”まだ早いでしょ”って言うんだ。みんな怒り狂ったよ」
トド「そんなんやったら腐れFの方が全然マシやん!常務が味方に付いてるからって偉そうに。その根性が気に入らんねん!フロントYは腐りきった人間やで!」
みかやん「最近の腐れFは本当に良くやってくれてるよねぇ。話が二転三転するのはいつもの事だよ。二転したから三転も有り得るよ」
C班のK氏とDさんが帰って腐れFが出勤してきた。
トド「何でダサ坊やのうて嫌われ者の腐れYなんや」
腐れF「俺も嫌われてるぞ」
トド「腐れYの方が嫌いやし最悪や。あっ!」
みかやん「いやいや。ウチはFちゃんのままでいいのさ」
トド「そうやそうや。Fちゃんでええんや!」
腐れF「何だ。2人とも。どうしたんだ?」
みかやん&トド「いや別に・・(腐れYは絶対イヤ)」
腐れF「それはそうとな。例の件を会社側へ提案したら”試験的にやってみろ”って許可が下りたんだ。明日早速、C班のK氏に3時まで残って貰える事になったぞ!これで少しはラクになるだろう」
みかやん&トド「ええ〜っ!凄い!さすがFちゃん!」
腐れF「あとは前例を作って浸透させればいい。俺がココを去る前にこの体制を確立させておきたかったけど、さすがに時間がなかった。浴槽のペンキ塗りの続きもあるし、週一で来るから、不都合があったらその時にでも言ってくれれば、また何とかするからな」
みかやん「ペンキ塗りもあるし、C班の残業の件だって確立してないんだから、ホテルPなんかへ行ってられないって」
トド「ここはホテルPと違って古いしメンテナンスが必要や。メンテの達人のFちゃんがおらんようになったら大変やで!」
腐れF「やっぱりおかしいぞ。どうしたんだ?」
部屋が空いたので掃除に行った。トドがベッドの布団を剥がすと、ビアグラスにスキンが被さった物がシーツの上に転がっていた。割れないようにとグラスの中には大量のティッシュが詰め込まれていた。いつもなら猛然と「何やってんねん!」と叫ぶトドだが、おとなしかった。
トド「こないだは手作りおもちゃもあったし、今日はグラスにスキン。不景気なんやなぁ。お客さんらもバイブなんか買ってられんのやろなぁ」
みかやん「こないだはカラオケマイクにスキンを被せてる人もいたよ。不景気なんだねぇ。あたしらだって三人にされるハズだよねぇ」
トド「三人なっただけでも十分辛いやんか。そんで腐れYなら、どないしよ?」
みかやん「ホンマ。どないしよ?だね」
怒り出す気力も無く、どよどよの気分で帰り支度をした。
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ラブホ奮戦記260日目:未遂の客
2003年8月20日0:00-9:00 8部屋掃除
今日はOくんとトドとの三人勤務。三人が揃う事が少ないので、最近の腐れFの様子や昨日の人事異動の件などをようやく三人で話す事が出来た。
Oくん「腐れFがやっと改心してくれたと思ったら異動だもんね。最初からああだったら嫌われる事もなかったろうにね」
トド「フロントK子と腐れFがセットでここにおらんようになるだけで、それはもう天国やん!ほんでダサ坊なら最高や。言うことないやろ。まさに願ったり叶ったりやわ」
みかやん「でも最近の腐れFなら、偉そうにふんぞり返って働かないフロントよりずっといいよね。なんだかんだ言っても腐れFは働き者だからね」
Oくん「でもここの人事異動の話って、二転三転が当たり前でしょ。今回もぬか喜びにならなきゃいいけど」
みかやん「あたしもそれだけが心配だよ」
いつもギリギリの時間に出勤して来る腐れFが、1時間以上も早く出勤していた。ダサ坊に2人勤務でのフロントの動き方を仕込む為らしい。それと最近は浴槽のペンキ塗りに燃えていた。ホテルQグループにフロントは数々いるが、メンテナンスで腐れFに敵う者は居ない。
モニターからお客さんが部屋へ入った事を知らせる音が聞こえてきた。「またお客さんが入ったのか」くらいにしか思わず、気にもとめずにいたら何分もしないうちに、今入ったお客さんが部屋を出た。
みかやん「ええっ?滞在時間2分だよ。なんだそりゃ?」
Oくん「いくらなんでもヤってはいないね」
と話していると腐れFが走ってきた。
腐れF「びっくりしたろ?今の客から電話きてよ”部屋入ったとたんに携帯に急用の電話がきたから、すぐに戻らなきゃならないが鍵が開かなくて出られない。どうしても金を払わないと出られないのか?”と聞かれたからよ〜”只今ロックを解除します。お代は結構でございます。次回はごゆっくりご利用下さい”と答えたんだ」
トド「せやからラブホに来たら携帯の電源切らんとあかんのや。もったいない話やなぁ」
Oくん「ヤル気満々で来てたらショックだろうね」
腐れF「なあ!ま、俺は引き続き浴槽のペンキ塗りしたり、フロントに戻ったりしてるから何かあったら電話してくれ」
一同「はーい」
掃除を終え控え室へ戻ろうとフロントの前を通りかかると、玄関の前に1台のタクシーが止まった。慌てて隠れてお客さんが入って来るのを待ったが、なかなかお客さんが来ない。息を潜めて待っていると「くぇ〜〜」という声と「ビチャビチャ」というような音が聞こえてきたので、一同ギョッとした。怖々覗いてみると、タクシーの前で男性が後ろから女性を抱き抱え、女性が吐いていた。おええぇ。
女性がひととおり吐き終わると、玄関から入って来るのかと思ったら、なんとそのカップルは乗ってきたタクシーに再び乗り込んで、そのまま帰ってしまった。唖然としている私達の前に反対側で隠れていた腐れFが出てきた。
腐れF「なんだよおい!今の見てたか?」
一同「見てたよ!なんだありゃ」
腐れF「人ん家の玄関先でゲロ吐いておいて、そのまま帰る奴が居るか?あんなモンが玄関先にあったら次に来た客も気分悪いだろうなぁ。営業妨害じゃねえか」
トド「ホンマや。そのまま部屋へ入るもんや思たわ。吐くほど具合悪いの一緒におったらわかるやん!それでもこんな所へ連れ込もうとするなんて、最低の男やで!」
みかやん「帰ってくれて良かったかもね。こないだの女の子(8月5日の日記参照)みたいに、男に置き去りにされて、部屋でゲロ吐かれて介抱しなきゃなんないなら悲惨だもの」
Oくん「取り敢えずあのゲロを何とかしなきゃ!何ほど飲んで食って来たのか凄い量だよ。おええ〜」
腐れF「俺が始末するからいいぞ。休んでろ。三時のおやつでも食べてろ。食わなきゃ朝までもたないのに、他人のゲロなんか片付けたら食欲無くすぞ。俺はいい。昨日から胃が痛くて食欲が無い。それにしても今日は、ヤリに来てヤれないで帰った男ばっかりだな」
お言葉に甘えて控え室で休んだ。腐れFが「胃が痛い」と言うのは、天敵のフロントやメイクが居るホテルPへ異動するのが、よっぽどイヤだからなのだろう。最後のご奉公なのか何なのか、最近はとても私達に良くしてくれているので、何だか腐れFが可愛そうになってしまった。
今日はOくんとトドとの三人勤務。三人が揃う事が少ないので、最近の腐れFの様子や昨日の人事異動の件などをようやく三人で話す事が出来た。
Oくん「腐れFがやっと改心してくれたと思ったら異動だもんね。最初からああだったら嫌われる事もなかったろうにね」
トド「フロントK子と腐れFがセットでここにおらんようになるだけで、それはもう天国やん!ほんでダサ坊なら最高や。言うことないやろ。まさに願ったり叶ったりやわ」
みかやん「でも最近の腐れFなら、偉そうにふんぞり返って働かないフロントよりずっといいよね。なんだかんだ言っても腐れFは働き者だからね」
Oくん「でもここの人事異動の話って、二転三転が当たり前でしょ。今回もぬか喜びにならなきゃいいけど」
みかやん「あたしもそれだけが心配だよ」
いつもギリギリの時間に出勤して来る腐れFが、1時間以上も早く出勤していた。ダサ坊に2人勤務でのフロントの動き方を仕込む為らしい。それと最近は浴槽のペンキ塗りに燃えていた。ホテルQグループにフロントは数々いるが、メンテナンスで腐れFに敵う者は居ない。
モニターからお客さんが部屋へ入った事を知らせる音が聞こえてきた。「またお客さんが入ったのか」くらいにしか思わず、気にもとめずにいたら何分もしないうちに、今入ったお客さんが部屋を出た。
みかやん「ええっ?滞在時間2分だよ。なんだそりゃ?」
Oくん「いくらなんでもヤってはいないね」
と話していると腐れFが走ってきた。
腐れF「びっくりしたろ?今の客から電話きてよ”部屋入ったとたんに携帯に急用の電話がきたから、すぐに戻らなきゃならないが鍵が開かなくて出られない。どうしても金を払わないと出られないのか?”と聞かれたからよ〜”只今ロックを解除します。お代は結構でございます。次回はごゆっくりご利用下さい”と答えたんだ」
トド「せやからラブホに来たら携帯の電源切らんとあかんのや。もったいない話やなぁ」
Oくん「ヤル気満々で来てたらショックだろうね」
腐れF「なあ!ま、俺は引き続き浴槽のペンキ塗りしたり、フロントに戻ったりしてるから何かあったら電話してくれ」
一同「はーい」
掃除を終え控え室へ戻ろうとフロントの前を通りかかると、玄関の前に1台のタクシーが止まった。慌てて隠れてお客さんが入って来るのを待ったが、なかなかお客さんが来ない。息を潜めて待っていると「くぇ〜〜」という声と「ビチャビチャ」というような音が聞こえてきたので、一同ギョッとした。怖々覗いてみると、タクシーの前で男性が後ろから女性を抱き抱え、女性が吐いていた。おええぇ。
女性がひととおり吐き終わると、玄関から入って来るのかと思ったら、なんとそのカップルは乗ってきたタクシーに再び乗り込んで、そのまま帰ってしまった。唖然としている私達の前に反対側で隠れていた腐れFが出てきた。
腐れF「なんだよおい!今の見てたか?」
一同「見てたよ!なんだありゃ」
腐れF「人ん家の玄関先でゲロ吐いておいて、そのまま帰る奴が居るか?あんなモンが玄関先にあったら次に来た客も気分悪いだろうなぁ。営業妨害じゃねえか」
トド「ホンマや。そのまま部屋へ入るもんや思たわ。吐くほど具合悪いの一緒におったらわかるやん!それでもこんな所へ連れ込もうとするなんて、最低の男やで!」
みかやん「帰ってくれて良かったかもね。こないだの女の子(8月5日の日記参照)みたいに、男に置き去りにされて、部屋でゲロ吐かれて介抱しなきゃなんないなら悲惨だもの」
Oくん「取り敢えずあのゲロを何とかしなきゃ!何ほど飲んで食って来たのか凄い量だよ。おええ〜」
腐れF「俺が始末するからいいぞ。休んでろ。三時のおやつでも食べてろ。食わなきゃ朝までもたないのに、他人のゲロなんか片付けたら食欲無くすぞ。俺はいい。昨日から胃が痛くて食欲が無い。それにしても今日は、ヤリに来てヤれないで帰った男ばっかりだな」
お言葉に甘えて控え室で休んだ。腐れFが「胃が痛い」と言うのは、天敵のフロントやメイクが居るホテルPへ異動するのが、よっぽどイヤだからなのだろう。最後のご奉公なのか何なのか、最近はとても私達に良くしてくれているので、何だか腐れFが可愛そうになってしまった。
ラブホ奮戦記259日目:最悪のサウナ
2003年8月18日0:00-6:00 12部屋掃除
今日はOくんとの勤務。出勤してモニターを見ると、月曜なのに掃除待ちの部屋が5部屋あり脱力した。無情にもダサ坊がC班を全員0時上がりさせてしまったので、Oくんと2人で片付けるしかない。C班が帰ったあと2人でのうのうと休んでから出動した。3部屋目の掃除が終わり4部屋目へ移動しようとすると、腐れFがフロントから走り出てきて「ごめんごめん。2人で大変だったろう?少し休め」と言うのでまた休んだ。
腐れFがダサ坊を引き連れて控え室へ来た。
腐れF「ダサ坊の奴、残業代カットって言われてるから下手にC班を残したら、俺に叱られると思ってC班を全員帰したんだってよ。俺等の連携が悪かった。申し訳ない。それでだ。。。」
と言ったところで腐れFが持っていた会社のピッチが鳴り、お客さんからの電話だったので腐れFは席を外した。
ダサ坊「大変なんだよ!社長の一声でフロント総入れ替えさ!腐れFはホテルPのC班、ホテルPの店長の腐れYがこっちのC班、フロントK子がホテルPのA班、ホテルPのCさんはホテルK、来週からだって言うからもう、フロント一同大騒ぎだったんだ」
みかやん「ひぇ〜。で、ウチの班のフロントは?」
Oくん「I氏は?I氏はこっちへ戻って来ないの?」
ダサ坊「I氏だけは変わんないんだ。で、D班のフロントは俺なのさ。ごめんね」
みかやん&Oくん「うわーっ!良かったー!」
Oくん「す、すげえ!信じらんないや。モンクも言わず真面目に働いてきた甲斐があったよ。なんか俺、鳥肌が立った」
みかやん「あたしなんかちょっと涙が出たよ〜。ダサ坊なら大歓迎さ」
腐れF「それでだなぁ。俺は異動するけど昨日のC班を残す件は月末までに絶対に何とかするから、心配すんな。C班のDさんとK君には了解を貰ったぞ。後は会社だけだ。異動しても週一でココへ来るから、何かあったら俺に言えよ。これからダサ坊に2人勤務でのフロントの動き方を仕込むからな」
みかやん&Oくん「はいっ!」
Oくんと2人で天にも昇るような気持ちで、喜々として掃除へ向かった。
Oくん「ん?こんなはしゃいでる時に限って良くない事が起こりそうな、イヤな予感ってか胸騒ぎがする」
みかやん「こんな時に変な事、言わないでよ〜。そうじゃなくても223号室は広いし手強い部屋なんだから」
Oくん「だって〜。こんなに空き部屋があるのに、わざわざ一番高い223号室に入るなんて変な人だよ」
一応、心の準備をしてから部屋へ入るとOくんのイヤな予感が的中していた。床中、ゴミだらけ、煙草の灰だらけで、ベッドの枕元も使用済みスキンやティッシュ、煙草の吸い殻の山だった。
Oくん「ビアグラスにお茶のティーバッグを入れてるんだよ。しかもなみなみと水を入れてだよ。これ!うわぁ、あちちち」
ビアグラスにポットの熱湯を入れていたとは思わず、不用意にグラスを持ったOくんは熱くてグラスを床に落としてしまった。奇跡的にグラスは木っ端微塵にならなかったが、床が水浸しになった。
Oくん「湯飲み茶碗があるのに何でグラスに熱湯なんだよ。思ったとおり以上の馬鹿な客だ。掃除の前に現場検証しないと危険だよ。こんな奴」
それもそうだ!と2人であちこち見て回った。お風呂にお湯が入っていたので抜くと、浴槽の底が垢と毛でドロドロで、浴槽の縁に煙草の吸い殻と噛んだガムが捨ててあり、トイレを覗くと何メートルもティッシュが引き出されていて、洗面所にもトイレにも煙草の吸い殻が落ちていた。ベッドの布団の中にカラオケマイクのコードが引き込まれていたので、布団を剥がしてみると、カラオケマイクにスキンが被せられていた。
Oくん「本物の馬鹿だよ。俺にこのスキンを剥がせってか?」
みかやん「そういやサウナを見てなかったよ」
Oくんが恐る恐るサウナのドアを開けてゴホゴホと咽せた。
Oくん「おえええぇ。シッコしてる!サウナの熱でシッコが蒸されて、おええぇ。ダメだ。俺等の手には負えないよ。腐れFを呼ぼう」
あまりの事にすっかり胸具合を悪くしている私達の横で、腐れFがサウナの木製すのこを外へ運び、オゾンマシンを出動させたりしていた。助けを求めると大張り切りで助けてくれるので、この点ではとても助かる。腐れFでも居なくなると寂しいような気がした。
今日はOくんとの勤務。出勤してモニターを見ると、月曜なのに掃除待ちの部屋が5部屋あり脱力した。無情にもダサ坊がC班を全員0時上がりさせてしまったので、Oくんと2人で片付けるしかない。C班が帰ったあと2人でのうのうと休んでから出動した。3部屋目の掃除が終わり4部屋目へ移動しようとすると、腐れFがフロントから走り出てきて「ごめんごめん。2人で大変だったろう?少し休め」と言うのでまた休んだ。
腐れFがダサ坊を引き連れて控え室へ来た。
腐れF「ダサ坊の奴、残業代カットって言われてるから下手にC班を残したら、俺に叱られると思ってC班を全員帰したんだってよ。俺等の連携が悪かった。申し訳ない。それでだ。。。」
と言ったところで腐れFが持っていた会社のピッチが鳴り、お客さんからの電話だったので腐れFは席を外した。
ダサ坊「大変なんだよ!社長の一声でフロント総入れ替えさ!腐れFはホテルPのC班、ホテルPの店長の腐れYがこっちのC班、フロントK子がホテルPのA班、ホテルPのCさんはホテルK、来週からだって言うからもう、フロント一同大騒ぎだったんだ」
みかやん「ひぇ〜。で、ウチの班のフロントは?」
Oくん「I氏は?I氏はこっちへ戻って来ないの?」
ダサ坊「I氏だけは変わんないんだ。で、D班のフロントは俺なのさ。ごめんね」
みかやん&Oくん「うわーっ!良かったー!」
Oくん「す、すげえ!信じらんないや。モンクも言わず真面目に働いてきた甲斐があったよ。なんか俺、鳥肌が立った」
みかやん「あたしなんかちょっと涙が出たよ〜。ダサ坊なら大歓迎さ」
腐れF「それでだなぁ。俺は異動するけど昨日のC班を残す件は月末までに絶対に何とかするから、心配すんな。C班のDさんとK君には了解を貰ったぞ。後は会社だけだ。異動しても週一でココへ来るから、何かあったら俺に言えよ。これからダサ坊に2人勤務でのフロントの動き方を仕込むからな」
みかやん&Oくん「はいっ!」
Oくんと2人で天にも昇るような気持ちで、喜々として掃除へ向かった。
Oくん「ん?こんなはしゃいでる時に限って良くない事が起こりそうな、イヤな予感ってか胸騒ぎがする」
みかやん「こんな時に変な事、言わないでよ〜。そうじゃなくても223号室は広いし手強い部屋なんだから」
Oくん「だって〜。こんなに空き部屋があるのに、わざわざ一番高い223号室に入るなんて変な人だよ」
一応、心の準備をしてから部屋へ入るとOくんのイヤな予感が的中していた。床中、ゴミだらけ、煙草の灰だらけで、ベッドの枕元も使用済みスキンやティッシュ、煙草の吸い殻の山だった。
Oくん「ビアグラスにお茶のティーバッグを入れてるんだよ。しかもなみなみと水を入れてだよ。これ!うわぁ、あちちち」
ビアグラスにポットの熱湯を入れていたとは思わず、不用意にグラスを持ったOくんは熱くてグラスを床に落としてしまった。奇跡的にグラスは木っ端微塵にならなかったが、床が水浸しになった。
Oくん「湯飲み茶碗があるのに何でグラスに熱湯なんだよ。思ったとおり以上の馬鹿な客だ。掃除の前に現場検証しないと危険だよ。こんな奴」
それもそうだ!と2人であちこち見て回った。お風呂にお湯が入っていたので抜くと、浴槽の底が垢と毛でドロドロで、浴槽の縁に煙草の吸い殻と噛んだガムが捨ててあり、トイレを覗くと何メートルもティッシュが引き出されていて、洗面所にもトイレにも煙草の吸い殻が落ちていた。ベッドの布団の中にカラオケマイクのコードが引き込まれていたので、布団を剥がしてみると、カラオケマイクにスキンが被せられていた。
Oくん「本物の馬鹿だよ。俺にこのスキンを剥がせってか?」
みかやん「そういやサウナを見てなかったよ」
Oくんが恐る恐るサウナのドアを開けてゴホゴホと咽せた。
Oくん「おえええぇ。シッコしてる!サウナの熱でシッコが蒸されて、おええぇ。ダメだ。俺等の手には負えないよ。腐れFを呼ぼう」
あまりの事にすっかり胸具合を悪くしている私達の横で、腐れFがサウナの木製すのこを外へ運び、オゾンマシンを出動させたりしていた。助けを求めると大張り切りで助けてくれるので、この点ではとても助かる。腐れFでも居なくなると寂しいような気がした。
ラブホ奮戦記258日目:爺と孫娘
2003年8月17日0:00-6:00 5部屋掃除
今日はトドとの勤務。フロントSさんが入院したので、当分の間C班のフロントはダサ坊が代行する事になった。朝は元気いっぱいに電話をしてきたSさんだったが、「マンベの直線(有名な長万部の飛ばしやすい道路)で猛スピード」「事故を目撃した人の話によると、土手から落ちる時、車が一回転」「廃車」「ここは函館と札幌の中間にある長万部」と思うと、全身が痛みだしてきたそうだ。
フロントSさんは元気に再度電話をかけてきたが、退院は9月20日の予定だそうなので、私達が思っていた以上に重症なのだろう。にしても長万部となると、おいそれとは見舞いにも行けない。
日曜で夫は休みなので弁当に腕を振るってくれた。日曜はホテルも暇なので早速、弁当を食べているとダサ坊が控え室へ顔を出した。
ダサ坊「へええ。弁当持参だなんて、みかやんって意外と家庭的なんだね」
みかやん「あたしじゃなくて弁当を作ったのは夫だよ。でも”意外”は余計」
ダサ坊「嘘ーっ!どれ見せて!うわーすげえや!本当に旦那が作ったの?」
トド「いっつも豪華な弁当こしらえてくれてるわ。羨ましいで」
ダサ坊「牛肉と海老とイカ、俺の好物ばっかり。キムチまで入ってて超豪華焼肉弁当だよ。俺にも作ってくれないかなぁ」
みかやん「無理っ!ダサ坊は彼女に作って貰えばいいでしょ」
ダサ坊「やっぱり男として”いい仕事”しないと、そんな事もして貰えないよね。最近、俺、全然ダメだし」
みかやん「はいはい。やっぱり話をそっちの方へ持っていくんだね」
ダサ坊「一応、お約束だからね」
モニターからお客さんが精算を始めた事を知らせる音が聞こえてきたので、それぞれ出動の準備をした。三人でいつものカーテンの陰からお客さんが帰るのを待っていると、部屋から出てきたのは60才位の男性と10代後半か20才そこそこの女の子だった。女の子は白のTシャツに白のショートオールで全身白づくめだった。
ダサ坊「マジかよ!親子どころかあれじゃ、お爺ちゃんと孫娘だよ。こんなのアリかよ〜」
トド「アリやから来てはるんやろ」
ダサ坊「そうだけど、俺なんかあのお爺ちゃんの半分くらいのトシなのに、あっちの方は全然ダメで、あんなお爺ちゃんが、あんな若い子と・・・だよ。あぁなんか自信無くした」
トド「女、変えたら元気になるとか言うやん。やってみたらどないや?」
ダサ坊「いや、そーゆーわけにはいかないでしょ」
お爺ちゃんと孫娘が外へ出たようなので三人で部屋へ走った。ベッドの布団を剥がし始めたダサ坊が「ありゃ〜〜」と変な声を出したので、トドと2人で駆け寄るとシーツが見事に血まみれになっていた。
ダサ坊「お爺ちゃん!無茶すんなよ〜」
みかやん「あらら、これは酷いね」
トド「こんな血が多い日に、あんな白装束とはなぁ。なかなかチャレンジャーやないの。自分が量が多い人やてわかっとったら、生理の日に白い服なんて着られへんて」
ダサ坊「変な事に感心してないでベッド剥がすの手伝って貰えませんかねぇ。ここまで酷いと俺はちょっと」
仕方ないので三人で手分けして、血まみれになったリネン類の始末をした。この部屋を最後にダサ坊は帰り、腐れFが出勤してきた。
腐れF「やっぱり2人じゃキツイだろ。会社側は残業カットとうるさいけど、無理なもんは無理だよな。だからよ〜、せめて1人だけでもC班の誰かを1時まで、状況を見て3時まで残って貰えないかと思ってよ。どうだ?」
みかやん「そりゃありがたいよ。前は中間さんって3時までの勤務の人がいて大助かりだったもん」
腐れF「だろ?昨日、Oくんとみかやんが小さい体で大きな荷物を持ってヨロヨロ歩いてるのを見たらよ〜、自分の娘と息子を見てるようでよ〜。俺なんかハギだけでもフーフー言うのに、メイクならもっと大変だろう」
みかやん「まあね。でも会社が決めた事だから仕方ないよ。理由を説明して貰って一応納得したし」
腐れF「でもよ〜。こんなのが毎日だったらやってられないべ。だから俺、会社にC班を1時までもしくは3時まで残すよう提案する。そしてC班にも了解して貰う。時間はかかるだろうし頼りないだろうけど、もう少し待ってくれ。俺が必ず何とかするから」
みかやん「はあ。じゃお願いします」
あまりにも意外な腐れFの言葉に、トドと2人ですっかり拍子抜けしてしまった。口には出さなかったがトドも私も「腐れFって、いい奴?」と思った。
今日はトドとの勤務。フロントSさんが入院したので、当分の間C班のフロントはダサ坊が代行する事になった。朝は元気いっぱいに電話をしてきたSさんだったが、「マンベの直線(有名な長万部の飛ばしやすい道路)で猛スピード」「事故を目撃した人の話によると、土手から落ちる時、車が一回転」「廃車」「ここは函館と札幌の中間にある長万部」と思うと、全身が痛みだしてきたそうだ。
フロントSさんは元気に再度電話をかけてきたが、退院は9月20日の予定だそうなので、私達が思っていた以上に重症なのだろう。にしても長万部となると、おいそれとは見舞いにも行けない。
日曜で夫は休みなので弁当に腕を振るってくれた。日曜はホテルも暇なので早速、弁当を食べているとダサ坊が控え室へ顔を出した。
ダサ坊「へええ。弁当持参だなんて、みかやんって意外と家庭的なんだね」
みかやん「あたしじゃなくて弁当を作ったのは夫だよ。でも”意外”は余計」
ダサ坊「嘘ーっ!どれ見せて!うわーすげえや!本当に旦那が作ったの?」
トド「いっつも豪華な弁当こしらえてくれてるわ。羨ましいで」
ダサ坊「牛肉と海老とイカ、俺の好物ばっかり。キムチまで入ってて超豪華焼肉弁当だよ。俺にも作ってくれないかなぁ」
みかやん「無理っ!ダサ坊は彼女に作って貰えばいいでしょ」
ダサ坊「やっぱり男として”いい仕事”しないと、そんな事もして貰えないよね。最近、俺、全然ダメだし」
みかやん「はいはい。やっぱり話をそっちの方へ持っていくんだね」
ダサ坊「一応、お約束だからね」
モニターからお客さんが精算を始めた事を知らせる音が聞こえてきたので、それぞれ出動の準備をした。三人でいつものカーテンの陰からお客さんが帰るのを待っていると、部屋から出てきたのは60才位の男性と10代後半か20才そこそこの女の子だった。女の子は白のTシャツに白のショートオールで全身白づくめだった。
ダサ坊「マジかよ!親子どころかあれじゃ、お爺ちゃんと孫娘だよ。こんなのアリかよ〜」
トド「アリやから来てはるんやろ」
ダサ坊「そうだけど、俺なんかあのお爺ちゃんの半分くらいのトシなのに、あっちの方は全然ダメで、あんなお爺ちゃんが、あんな若い子と・・・だよ。あぁなんか自信無くした」
トド「女、変えたら元気になるとか言うやん。やってみたらどないや?」
ダサ坊「いや、そーゆーわけにはいかないでしょ」
お爺ちゃんと孫娘が外へ出たようなので三人で部屋へ走った。ベッドの布団を剥がし始めたダサ坊が「ありゃ〜〜」と変な声を出したので、トドと2人で駆け寄るとシーツが見事に血まみれになっていた。
ダサ坊「お爺ちゃん!無茶すんなよ〜」
みかやん「あらら、これは酷いね」
トド「こんな血が多い日に、あんな白装束とはなぁ。なかなかチャレンジャーやないの。自分が量が多い人やてわかっとったら、生理の日に白い服なんて着られへんて」
ダサ坊「変な事に感心してないでベッド剥がすの手伝って貰えませんかねぇ。ここまで酷いと俺はちょっと」
仕方ないので三人で手分けして、血まみれになったリネン類の始末をした。この部屋を最後にダサ坊は帰り、腐れFが出勤してきた。
腐れF「やっぱり2人じゃキツイだろ。会社側は残業カットとうるさいけど、無理なもんは無理だよな。だからよ〜、せめて1人だけでもC班の誰かを1時まで、状況を見て3時まで残って貰えないかと思ってよ。どうだ?」
みかやん「そりゃありがたいよ。前は中間さんって3時までの勤務の人がいて大助かりだったもん」
腐れF「だろ?昨日、Oくんとみかやんが小さい体で大きな荷物を持ってヨロヨロ歩いてるのを見たらよ〜、自分の娘と息子を見てるようでよ〜。俺なんかハギだけでもフーフー言うのに、メイクならもっと大変だろう」
みかやん「まあね。でも会社が決めた事だから仕方ないよ。理由を説明して貰って一応納得したし」
腐れF「でもよ〜。こんなのが毎日だったらやってられないべ。だから俺、会社にC班を1時までもしくは3時まで残すよう提案する。そしてC班にも了解して貰う。時間はかかるだろうし頼りないだろうけど、もう少し待ってくれ。俺が必ず何とかするから」
みかやん「はあ。じゃお願いします」
あまりにも意外な腐れFの言葉に、トドと2人ですっかり拍子抜けしてしまった。口には出さなかったがトドも私も「腐れFって、いい奴?」と思った。
ラブホ奮戦記257日目:スカトロビデオ
2003年8月16日※工場から一度帰宅すると、夫がケーキやフライドポテトを用意して待っていてくれた。昨日、祝って貰って十分だったのに。ありがたく頂いてホテルへ向かった。
0:00-8:00 14部屋掃除
今日はOくんとトドとの勤務。土曜は三人勤務なのでホッとする。すっかり2人勤務に慣れてしまったので、三人勤務が物凄くラクに思えて仕事がはかどる。サクサクと掃除待ちの部屋を片付けて控え室へ戻ろうとすると、部屋からお客さんが出てきた。慌てて隠れると、30代前半の男性で細身のジーンズに黒のタンクトップ、髪はリーゼントっぽくて大友康平似の男性だった。
あまりにも濃いキャラの男性だったので、どんな女性だったかは見なかったが、2人を陰から見送って部屋へ入った。洗面所へリネン籠を取りに行ったOくんが叫んだので、トドと2人で駆け付けた。
Oくん「リネン籠に黒い物が付いたタオルがあったから、ウン○じゃないかと焦ったよ。そしたらライジングサンのタオルさ!ゲットしていいかなぁ」
みかやん「そうだ。ライジングサンやってたんだよね。それならお客さんが取りに来るんじゃない?」
トド「いかにもロック好きゆう感じや。大事な記念品やで。取りに来るわ」
Oくん「だよね〜。じゃもったいないけどフロントへ届けるね」
と話していると、部屋の電話が鳴った。
腐れF「そこにタオルの忘れ物ないか?」
みかやん「ああ、あるよ」
腐れF「客から宅配便で届けてくれって電話きてよ〜。何だかっていう大きな祭りの為に北見から来たんだってよ。渋滞になる前に北見へ帰りたいから引き返せないって言うんだ。まいったな」
みかやん「ええっ!北見?送ってやりなよ。遠すぎるもん。それとさ”大きな祭り”じゃなくてせめて”大イベント”って言ってくれない?」
腐れF「そう言えば客もイベントと言ってたな。ま、持って来てくれや」
掃除が終わったので、いつものようにリモコンで7→6→1と操作してモニターの電源を切る。チャンネル7に切り替わったとたん、リモコンを持っていたトドが「何すんねん!」と固まった。
モニターに大きな浣腸器が映し出され、暫し見ているとモザイクがかかり、おまるの中が茶色い物で一杯になった。「おええっ」と慌ててチャンネルを6に切り替えると、今度は女2人の絡み物だった。
1チャンネルに切り替えようとすると、女王様風の女が「いいわよ!出しなさい!」と言うが、相手も女だ。三人とも、いったい何を出すんだろうと見ていると、またモザイクがかかり、立ったままの女の足元に茶色黒い物がぼたぼたと落ちているようだった。よく見ると女2人は新聞紙の上に立っていた。
ぐえええぇ。モザイクがかかっていて助かったが、2連発のウン○ビデオに脱力した。
Oくん「両方のエロチャンネルでこんなのやってて、客が真似したらどうしてくれるんだよ!内容思いっきり被ってんじゃん」
トド「ホンマや!”流行ってる”なんて思われたら大変やで。量が半端やないし最悪やん」
みかやん「流行らない流行らない。絶対イヤ!さ、戻って休もうよ」
朝6時になり残業時間短縮の為、トドだけが先に帰る事になった。Oくんと2人で掃除へ向かおうとすると、腐れFが追いかけてきて私からリネン籠を奪い、一緒に部屋へ入った。腐れFがベッドの布団を剥いでいたのでその間に他の仕事をして「さてOくんとベッドを組もう」と、ベッドの方へ向かうとOくんが怪訝な表情でベッドサイドに立っていた。
逆のベッドサイドには腐れFが立っていて、Oくんと腐れFがベッドを組んでいるところだった。Oくんの表情が何とも言えなくて、笑いをかみ殺しながら風呂掃除をした。ともあれOくんと2人になったとたん、腐れFが甲斐甲斐しく手伝ってくれたので助かった。
8時になりフロントへ退勤の打刻をしに行くと、フロントSさんから電話がきていたそうだ。Sさんが大事故を起こし、本人は元気そうだったが入院する事になり、乗っていた車は廃車になったそうだ。それでもSさんは「どうしよ〜。長万部の病院なんだよね〜。今夜の仕事どうしよ〜」と電話口で叫んでいたそうで、さすがの腐れFも「何を言ってるんだ。休め!」と答えたそうだ。大丈夫なのか?Sさん!
0:00-8:00 14部屋掃除
今日はOくんとトドとの勤務。土曜は三人勤務なのでホッとする。すっかり2人勤務に慣れてしまったので、三人勤務が物凄くラクに思えて仕事がはかどる。サクサクと掃除待ちの部屋を片付けて控え室へ戻ろうとすると、部屋からお客さんが出てきた。慌てて隠れると、30代前半の男性で細身のジーンズに黒のタンクトップ、髪はリーゼントっぽくて大友康平似の男性だった。
あまりにも濃いキャラの男性だったので、どんな女性だったかは見なかったが、2人を陰から見送って部屋へ入った。洗面所へリネン籠を取りに行ったOくんが叫んだので、トドと2人で駆け付けた。
Oくん「リネン籠に黒い物が付いたタオルがあったから、ウン○じゃないかと焦ったよ。そしたらライジングサンのタオルさ!ゲットしていいかなぁ」
みかやん「そうだ。ライジングサンやってたんだよね。それならお客さんが取りに来るんじゃない?」
トド「いかにもロック好きゆう感じや。大事な記念品やで。取りに来るわ」
Oくん「だよね〜。じゃもったいないけどフロントへ届けるね」
と話していると、部屋の電話が鳴った。
腐れF「そこにタオルの忘れ物ないか?」
みかやん「ああ、あるよ」
腐れF「客から宅配便で届けてくれって電話きてよ〜。何だかっていう大きな祭りの為に北見から来たんだってよ。渋滞になる前に北見へ帰りたいから引き返せないって言うんだ。まいったな」
みかやん「ええっ!北見?送ってやりなよ。遠すぎるもん。それとさ”大きな祭り”じゃなくてせめて”大イベント”って言ってくれない?」
腐れF「そう言えば客もイベントと言ってたな。ま、持って来てくれや」
掃除が終わったので、いつものようにリモコンで7→6→1と操作してモニターの電源を切る。チャンネル7に切り替わったとたん、リモコンを持っていたトドが「何すんねん!」と固まった。
モニターに大きな浣腸器が映し出され、暫し見ているとモザイクがかかり、おまるの中が茶色い物で一杯になった。「おええっ」と慌ててチャンネルを6に切り替えると、今度は女2人の絡み物だった。
1チャンネルに切り替えようとすると、女王様風の女が「いいわよ!出しなさい!」と言うが、相手も女だ。三人とも、いったい何を出すんだろうと見ていると、またモザイクがかかり、立ったままの女の足元に茶色黒い物がぼたぼたと落ちているようだった。よく見ると女2人は新聞紙の上に立っていた。
ぐえええぇ。モザイクがかかっていて助かったが、2連発のウン○ビデオに脱力した。
Oくん「両方のエロチャンネルでこんなのやってて、客が真似したらどうしてくれるんだよ!内容思いっきり被ってんじゃん」
トド「ホンマや!”流行ってる”なんて思われたら大変やで。量が半端やないし最悪やん」
みかやん「流行らない流行らない。絶対イヤ!さ、戻って休もうよ」
朝6時になり残業時間短縮の為、トドだけが先に帰る事になった。Oくんと2人で掃除へ向かおうとすると、腐れFが追いかけてきて私からリネン籠を奪い、一緒に部屋へ入った。腐れFがベッドの布団を剥いでいたのでその間に他の仕事をして「さてOくんとベッドを組もう」と、ベッドの方へ向かうとOくんが怪訝な表情でベッドサイドに立っていた。
逆のベッドサイドには腐れFが立っていて、Oくんと腐れFがベッドを組んでいるところだった。Oくんの表情が何とも言えなくて、笑いをかみ殺しながら風呂掃除をした。ともあれOくんと2人になったとたん、腐れFが甲斐甲斐しく手伝ってくれたので助かった。
8時になりフロントへ退勤の打刻をしに行くと、フロントSさんから電話がきていたそうだ。Sさんが大事故を起こし、本人は元気そうだったが入院する事になり、乗っていた車は廃車になったそうだ。それでもSさんは「どうしよ〜。長万部の病院なんだよね〜。今夜の仕事どうしよ〜」と電話口で叫んでいたそうで、さすがの腐れFも「何を言ってるんだ。休め!」と答えたそうだ。大丈夫なのか?Sさん!
ラブホ奮戦記256日目:10分3200円
2003年8月15日※工場から帰ると、夫がケーキを用意して待っていてくれて、ジーンズやTシャツ、缶コーヒー1ケース、ウエストポーチと、次々とプレゼントを出してきた。日付が変わったら誕生日なのに私が仕事だからだそうだ。
お礼もそこそこに支度をしてホテルへ向かい、改めてホテルから夫へお礼のメールを送った。夫から「せっかく誕生日なのに(T^T)仕事頑張って♪いつでも応援してます」と返信がきた。今夜も頑張るぞ!オー!な気分になった。
0:00-8:00 11部屋掃除
今日はOくんとトドとの三人勤務。今日と明日は、ホテルPへ異動したTさんが休みをとっていたので、シフトに影響なく三人勤務だった。C班の遅番が帰った午前1時には、お客さんの出入りも落ち着いて、一度控え室へ戻った。控え室の椅子に座ったとたん、Oくんとトドが歌いだした。
Oくん&トド「はっぴーばーすでーとぅーゆー。。。」
みかやん「ええっ?何?」
トド「日付変わったし誕生日やろ。おめでとーさん」
Oくん「あの。俺は改めてプレゼント買うから。。。」
みかやん「いいよいいよ。そんなの忘れて」
トド「ささやかやけど、お祝いや」
三人でトドが用意してくれた夕張メロンとケーキを頂いた。思いがけなくて驚いた。家でもケーキを食べてきたので、すっかり満腹になって掃除へ向かった。
何気なく冷蔵庫を覗くと杏露酒2缶とカクテルが入っていた。お客さんの忘れ物だ。杏露酒は私が大好きな酒だ。
みかやん「やった!杏露酒とカクテルをゲッツ!ゲッツ!ゲッツ!」
トド「お客さんからの誕生日プレゼントや。貰っとき。好きなお酒やろ。良かったやん」
Oくん「ああっ!コンビニボックスにはローターを忘れてるよ。ほらコレもプレゼントだよ」
みかやん「いやいや。あたしは杏露酒だけで十分。いつもみんなで分けてるでしょ。だからカクテルとローターは2人で分けてよ」
Oくん「えっ?いいの?じゃ俺、酒は飲めないから自動的にローターゲットだね。また友達に売ろうっと。うへへへ」
私は杏露酒2缶を、トドはカクテル1本を、Oくんはローターをゲットして、各自ゴキゲンだった。
続いて部屋が空かなかったので、控え室へ戻りモニターを見ていると、すぐにお客さんが精算を始めた。更にモニターをよく見ると滞在時間は30分きっかりだった。急いで掃除用具等の補充をして、いつもの場所にスタンバイした。
部屋から20代前半のカップルが出て来た。女の子の方は何やらゴキゲンで男の子の腕にしがみつき「キャーキャー」とはしゃいでいて、男の子の方も微笑んでいた。満足げに帰る2人を見送って、部屋へ入った。
トド「たった30分であんなゴキゲンで帰る人らも珍しいわなぁ」
みかやん「30分でお風呂まで入って帰ってるよ。やるね!」
Oくん「ベッドの上に使ったローターが捨ててあったよ。30分で風呂入ってローターだよ。なかなかだね」
トド「って事は、宿泊料金6800円とローター2800円で30分で9600円や。もったいない話やなぁ。30分しかおらんなら休憩料金の時間帯に来たらええんちゃうか?」
Oくん「あんな若い2人が10分3200円だよ。豪遊じゃん!豪遊。豪遊。俺には考えられないや。たったの30分で約1万円の出費だよ。有り得ないって」
みかやん「まぁ、あたしらが他人の財布の心配をする事もないんだけどね」
トド「ホンマや。お金どうこうより”結ばれた”ゆう事に意味があんねん」
Oくん「とっくにヤってそうな2人だったけどね」
トド「そやな。ローターも使ってはったし。最初からローターゆう事もないわなぁ。あはは」
Oくん「俺より若そうな2人だったのに、一万円も使うなんて。リッチで羨ましいよ。はあぁ」
空き部屋が4つになったところで午前7時35分に部屋が空いた。非常に中途半端な時間だが、腐れFに冷蔵庫の補充品を確認しようと電話をした。
腐れF「ご苦労さん。もう時間だ。今日も疲れたろ?帰る準備をしていいぞ」
みかやん「えっ?いいの?1部屋掃除する時間はあるよ」
腐れF「少し休んでから、ゆっくり帰り支度をすりゃいいだろ。時間ギリギリまで無理しなくていいぞ」
みかやん「はあ。じゃ締めます」
腐れF「はい。お疲れさーん」
10分3200円のお客さんより、腐れFの労いの言葉の方が有り得ないと思った。
お礼もそこそこに支度をしてホテルへ向かい、改めてホテルから夫へお礼のメールを送った。夫から「せっかく誕生日なのに(T^T)仕事頑張って♪いつでも応援してます」と返信がきた。今夜も頑張るぞ!オー!な気分になった。
0:00-8:00 11部屋掃除
今日はOくんとトドとの三人勤務。今日と明日は、ホテルPへ異動したTさんが休みをとっていたので、シフトに影響なく三人勤務だった。C班の遅番が帰った午前1時には、お客さんの出入りも落ち着いて、一度控え室へ戻った。控え室の椅子に座ったとたん、Oくんとトドが歌いだした。
Oくん&トド「はっぴーばーすでーとぅーゆー。。。」
みかやん「ええっ?何?」
トド「日付変わったし誕生日やろ。おめでとーさん」
Oくん「あの。俺は改めてプレゼント買うから。。。」
みかやん「いいよいいよ。そんなの忘れて」
トド「ささやかやけど、お祝いや」
三人でトドが用意してくれた夕張メロンとケーキを頂いた。思いがけなくて驚いた。家でもケーキを食べてきたので、すっかり満腹になって掃除へ向かった。
何気なく冷蔵庫を覗くと杏露酒2缶とカクテルが入っていた。お客さんの忘れ物だ。杏露酒は私が大好きな酒だ。
みかやん「やった!杏露酒とカクテルをゲッツ!ゲッツ!ゲッツ!」
トド「お客さんからの誕生日プレゼントや。貰っとき。好きなお酒やろ。良かったやん」
Oくん「ああっ!コンビニボックスにはローターを忘れてるよ。ほらコレもプレゼントだよ」
みかやん「いやいや。あたしは杏露酒だけで十分。いつもみんなで分けてるでしょ。だからカクテルとローターは2人で分けてよ」
Oくん「えっ?いいの?じゃ俺、酒は飲めないから自動的にローターゲットだね。また友達に売ろうっと。うへへへ」
私は杏露酒2缶を、トドはカクテル1本を、Oくんはローターをゲットして、各自ゴキゲンだった。
続いて部屋が空かなかったので、控え室へ戻りモニターを見ていると、すぐにお客さんが精算を始めた。更にモニターをよく見ると滞在時間は30分きっかりだった。急いで掃除用具等の補充をして、いつもの場所にスタンバイした。
部屋から20代前半のカップルが出て来た。女の子の方は何やらゴキゲンで男の子の腕にしがみつき「キャーキャー」とはしゃいでいて、男の子の方も微笑んでいた。満足げに帰る2人を見送って、部屋へ入った。
トド「たった30分であんなゴキゲンで帰る人らも珍しいわなぁ」
みかやん「30分でお風呂まで入って帰ってるよ。やるね!」
Oくん「ベッドの上に使ったローターが捨ててあったよ。30分で風呂入ってローターだよ。なかなかだね」
トド「って事は、宿泊料金6800円とローター2800円で30分で9600円や。もったいない話やなぁ。30分しかおらんなら休憩料金の時間帯に来たらええんちゃうか?」
Oくん「あんな若い2人が10分3200円だよ。豪遊じゃん!豪遊。豪遊。俺には考えられないや。たったの30分で約1万円の出費だよ。有り得ないって」
みかやん「まぁ、あたしらが他人の財布の心配をする事もないんだけどね」
トド「ホンマや。お金どうこうより”結ばれた”ゆう事に意味があんねん」
Oくん「とっくにヤってそうな2人だったけどね」
トド「そやな。ローターも使ってはったし。最初からローターゆう事もないわなぁ。あはは」
Oくん「俺より若そうな2人だったのに、一万円も使うなんて。リッチで羨ましいよ。はあぁ」
空き部屋が4つになったところで午前7時35分に部屋が空いた。非常に中途半端な時間だが、腐れFに冷蔵庫の補充品を確認しようと電話をした。
腐れF「ご苦労さん。もう時間だ。今日も疲れたろ?帰る準備をしていいぞ」
みかやん「えっ?いいの?1部屋掃除する時間はあるよ」
腐れF「少し休んでから、ゆっくり帰り支度をすりゃいいだろ。時間ギリギリまで無理しなくていいぞ」
みかやん「はあ。じゃ締めます」
腐れF「はい。お疲れさーん」
10分3200円のお客さんより、腐れFの労いの言葉の方が有り得ないと思った。
ラブホ奮戦記255日目:マーキング
2003年8月13日0:00-6:30 11部屋掃除
今日はOくんとの2人勤務。巷の皆さんがお盆休みの為か、今日も出勤時には満室だった。さすがにC班の遅番が、午前1時まで残ってくれたので助かった。腐れFが出勤してきた。
腐れF「C班が1時まで残ったべ?俺がフロントSさんに”D班は2人なんだから状況を見てC班を残せ”って言っておいたんだ。俺が、な」
Oくん「お盆休みもゴールデンウイークみたいなモンだからね。C班を残してくれなきゃ困るよ。昨日なんか酷い目に遭ったもん。えへへへ」
みかやん「C班が帰った後の1時から3時頃の方が忙しいよ。出た部屋の数によっては、昨日みたいにA班に部屋を残す事になるからね。あははは」
都合が悪くなると腐れFはすごすごとフロントへ戻る。これでも、店長のフロントK子に注意を受けてからは、腐れFには冗談を言う時のように、笑いながら話しをしている。
Oくん「けっ!”俺がSさんに言っておいた”って?まったく何でも”俺が俺が”で、手柄は全部”俺”だもんな。そんなに手柄を上げたきゃ、ウチの班に人を入れろって!」
みかやん「大した事のない奴に限ってそんなもんさ。些細な事を”俺が俺が”って言うけど、そんな奴に大きな事はできないんだよ」
などと話しをしながらベッドを組み、ベッドを組んだ後、私は部屋に残りOくんは洗面所へ向かった。すぐにOくんの「なんだこれ?何て事しやがる!あーあー」と言う声が聞こえてきたので、洗面所へ様子を見に行った。
Oくんが指差す方を見ると、白子入りのスキンが歯磨きコップの上からダラリと下がっていた。
Oくん「次の客が口をつける歯磨きコップに何て物を付けるんだよ。捨てていいでしょ?控え室へ行って新しいカップを持ってくるよ。ったく、馬鹿な客に仕事を増やされて災難だよ」
次の部屋ではベッドを組んだ後、私が洗面所へ行き、Oくんが部屋に残った。またもOくんが「いったい何をやっとるんじゃ」と、つぶやくのが聞こえてきたので様子を見ると、今度はTVのリモコンの上に白子入りスキンが放置されていた。
Oくん「何でわざわざこんな邪魔くさい所に置くんだろ。馬鹿じゃないか。あーあー。消毒しなきゃ!こんな馬鹿な野郎どもに仕事増やされちゃ、やってられないよ」
みかやん「はいはい。あんまりモンク言ってると、もっと酷い目に遭うから気を付けないとね」
2人勤務なので掃除の係が交互に入れ替わる。今度はOくんは「さっき洗面を手伝って酷い目に遭ったから、今度は手伝わないよ。まっすぐ風呂へ行くね」と、ベッドを組んだ後、さっさと風呂へ行ってしまった。ふと頭に”二度ある事は三度ある”という言葉が浮かび、Oくんが騒ぎ出す前に、こっそりと風呂を覗いた。
Oくん「やられたよ。どいつもこいつも何やってるんだか!蛇口にスキンを結んでやがる」
みかやん「やっぱり?あたしも前にやられたけど、素手じゃないと解きにくいんだよね」
Oくん「マジ?素手で?勘弁してよ〜」
みかやん「最悪の場合はカッターで切るといいよ」
Oくん「俺はラブホ行った事ないからわかんないけど、これって一種のマーキングなのかい?”風呂場は俺が征した”とか”この部屋は俺が制覇した”とか”この女は俺が征服した”とか”俺の縄張り”って意味かい?」
みかやん「まさか。男の心理はわかんないけど、出前をとったら例え残しても残した物は捨てて丼を綺麗にして”全部たべましたよ”って返すでしょ?ラブホに来たら”無事に事を成し遂げましたよ”って証拠を置いて帰るんじゃないの?」
Oくん「あーっはっは。それこそ”まさか”だよ。おかしすぎる。有り得ないって」
みかやん「冗談だもの」
Oくん「本当に不思議だよ。ベッドの横にも洗面所にもトイレにもゴミ箱があるのに、どうしてゴミ箱に捨てないで飾っておくんだろ。自分から出た物はゴミと思えないのかな?」
みかやん「男じゃないからわかんない」
Oくん「2人勤務だってのに、マーキング野郎どものせいで時間がかかったよ。疲れた」
こんな日に2人勤務で9時まで居たら地獄を見る。午前5時30分の時点で空き部屋は3つ。6時では帰れないと諦めていたが5時50分に部屋が空いたので、死んだ気になって掃除して、無理っくり帰った。腐れFには「もう無理!帰るわ!”2人”だし」と言うと、腐れFが「そうだな。ご苦労さんご苦労さん。疲れたろ」と見送ってくれた。かなり不気味だった。
今日はOくんとの2人勤務。巷の皆さんがお盆休みの為か、今日も出勤時には満室だった。さすがにC班の遅番が、午前1時まで残ってくれたので助かった。腐れFが出勤してきた。
腐れF「C班が1時まで残ったべ?俺がフロントSさんに”D班は2人なんだから状況を見てC班を残せ”って言っておいたんだ。俺が、な」
Oくん「お盆休みもゴールデンウイークみたいなモンだからね。C班を残してくれなきゃ困るよ。昨日なんか酷い目に遭ったもん。えへへへ」
みかやん「C班が帰った後の1時から3時頃の方が忙しいよ。出た部屋の数によっては、昨日みたいにA班に部屋を残す事になるからね。あははは」
都合が悪くなると腐れFはすごすごとフロントへ戻る。これでも、店長のフロントK子に注意を受けてからは、腐れFには冗談を言う時のように、笑いながら話しをしている。
Oくん「けっ!”俺がSさんに言っておいた”って?まったく何でも”俺が俺が”で、手柄は全部”俺”だもんな。そんなに手柄を上げたきゃ、ウチの班に人を入れろって!」
みかやん「大した事のない奴に限ってそんなもんさ。些細な事を”俺が俺が”って言うけど、そんな奴に大きな事はできないんだよ」
などと話しをしながらベッドを組み、ベッドを組んだ後、私は部屋に残りOくんは洗面所へ向かった。すぐにOくんの「なんだこれ?何て事しやがる!あーあー」と言う声が聞こえてきたので、洗面所へ様子を見に行った。
Oくんが指差す方を見ると、白子入りのスキンが歯磨きコップの上からダラリと下がっていた。
Oくん「次の客が口をつける歯磨きコップに何て物を付けるんだよ。捨てていいでしょ?控え室へ行って新しいカップを持ってくるよ。ったく、馬鹿な客に仕事を増やされて災難だよ」
次の部屋ではベッドを組んだ後、私が洗面所へ行き、Oくんが部屋に残った。またもOくんが「いったい何をやっとるんじゃ」と、つぶやくのが聞こえてきたので様子を見ると、今度はTVのリモコンの上に白子入りスキンが放置されていた。
Oくん「何でわざわざこんな邪魔くさい所に置くんだろ。馬鹿じゃないか。あーあー。消毒しなきゃ!こんな馬鹿な野郎どもに仕事増やされちゃ、やってられないよ」
みかやん「はいはい。あんまりモンク言ってると、もっと酷い目に遭うから気を付けないとね」
2人勤務なので掃除の係が交互に入れ替わる。今度はOくんは「さっき洗面を手伝って酷い目に遭ったから、今度は手伝わないよ。まっすぐ風呂へ行くね」と、ベッドを組んだ後、さっさと風呂へ行ってしまった。ふと頭に”二度ある事は三度ある”という言葉が浮かび、Oくんが騒ぎ出す前に、こっそりと風呂を覗いた。
Oくん「やられたよ。どいつもこいつも何やってるんだか!蛇口にスキンを結んでやがる」
みかやん「やっぱり?あたしも前にやられたけど、素手じゃないと解きにくいんだよね」
Oくん「マジ?素手で?勘弁してよ〜」
みかやん「最悪の場合はカッターで切るといいよ」
Oくん「俺はラブホ行った事ないからわかんないけど、これって一種のマーキングなのかい?”風呂場は俺が征した”とか”この部屋は俺が制覇した”とか”この女は俺が征服した”とか”俺の縄張り”って意味かい?」
みかやん「まさか。男の心理はわかんないけど、出前をとったら例え残しても残した物は捨てて丼を綺麗にして”全部たべましたよ”って返すでしょ?ラブホに来たら”無事に事を成し遂げましたよ”って証拠を置いて帰るんじゃないの?」
Oくん「あーっはっは。それこそ”まさか”だよ。おかしすぎる。有り得ないって」
みかやん「冗談だもの」
Oくん「本当に不思議だよ。ベッドの横にも洗面所にもトイレにもゴミ箱があるのに、どうしてゴミ箱に捨てないで飾っておくんだろ。自分から出た物はゴミと思えないのかな?」
みかやん「男じゃないからわかんない」
Oくん「2人勤務だってのに、マーキング野郎どものせいで時間がかかったよ。疲れた」
こんな日に2人勤務で9時まで居たら地獄を見る。午前5時30分の時点で空き部屋は3つ。6時では帰れないと諦めていたが5時50分に部屋が空いたので、死んだ気になって掃除して、無理っくり帰った。腐れFには「もう無理!帰るわ!”2人”だし」と言うと、腐れFが「そうだな。ご苦労さんご苦労さん。疲れたろ」と見送ってくれた。かなり不気味だった。
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ラブホ奮戦記254日目:弱り目に祟り目
2003年8月12日※朝6時にホテルQを出てチャリで帰る途中、前からヤンキー姉ちゃんが歩いてきた。誰かと思えばTさんだった。
Tさん「お世話になりました。中華屋のバイトもあるんで6時で上がらせて貰う事になりました。毎日9時迄なんて、やってられないっすから。それと今月の残りの休みも変わらないのを条件に異動したんすよ。じゃ、またみんなで飲みに行きましょう!」
との事だった。
※工場の方で住民票を取って来いと言われていた。今日は工場の仕事が休みなので区役所へ行くと、突然のどしゃ降りの雨。Oくんへ電話して避難させて貰った。Oくん宅へ着いたとたん、雨はいっそう激しくなり、雷鳴が響いてとんでもない雷雨になった。Oくん宅が区役所から近くて良かった。
今朝、Tさんに会った事をOくんに話すと「相変わらず我が儘なお嬢さんだねぇ。よくそんな条件を出せたもんだよね。自分を何様だと思ってるんだろ。まっ、あの人は普通の常識ある34才じゃないからね。ずっとホテルQに居たら振り回されて大変だったよ。はああ、居なくなってくれて良かった。ホントTさんだったら生活の中心が男遊びと酒だからね」と、また機嫌が悪くなった。
0:00-6:00 12部屋掃除
今日はOくんとの2人勤務。驚いた事に出勤時には満室だった。そう言えば、巷の皆さんはそろそろお盆休みなのだろう。満室で掃除待ちの部屋が2部屋あったにも関わらず、C班が全員0時で帰ってしまったので、更に驚き、Oくんはまたブチ切れた。
Oくん「フロントSさんは何を考えてるんだ。俺ら2人なんだから、せめてC班を1時迄残せよ。どいつもこいつも馬鹿ばかりでホント、ムカつく会社だよ。俺、辞めるかな?まさに潮時だよ」
みかやん「・・・」
Oくん「ごめん。三人体制にされてから、ムカついてばかりなんだ。些細な事にも凄くイライラして。今迄モンクも言わずに無遅刻無欠勤で働いてきたのが、馬鹿みたいに思えてさ」
みかやん「あたしやトドだって同じだよ。でもそんな思いのままこの時点に留まっていられないよ。平日の2人勤務が如何にハードかって事を会社に知らしめなきゃなんないし、金曜土曜に2人だったら人の補充はどうしてくれるんだ?とか、見きり発進させられたけど問題は山積みだよ。辞めるんだったら、あたしやトドに快適な環境を整えてから辞めてよ」
Oくん「ごめんなさい。俺、無責任で自分勝手で」
1部屋目の掃除をしていると4部屋空き、6連続の掃除が決定した。2人だと1部屋の掃除に20〜30分かかるので、掃除をしても掃除をしても追いつかない。6部屋目の掃除を始めた頃には更に4部屋空いて、10部屋連続掃除が確定していた。脱力しながらOくんとベッドを組んだ。
Oくん「お客さん出過ぎだよ。明日、墓参りで早起きなら、最初から来なきゃいいのに」
みかやん「全く。お盆の時に不倫なんかしてたらご先祖様にも叱られるだろうさ」
Oくん「うわっ!」
みかやん「何?どうしたの?」
Oくん「し、白子だよ〜。手と袖についた〜」
ベッドの枕元中央にあったティッシュケースを自分の方へ寄せようと、ベッドの枕元に手をついたら、そこに白子を撒き散らされていて、滑ったOくんはベッドに倒れていた。
Oくん「ったく。どんな体位すりゃこんな所に白子がこぼれるんだよ。顔射失敗か顔射拒否なんだろか?お盆に何てバチ当たりな事を!おええ。袖が白子臭いよ〜」
「控え室へ戻ったら洗ってあげるから」とOくんを宥めて7部屋目の掃除へ向かうと、フロントから腐れFが出てきた。
腐れF「ダメだ。ダメだ。休憩しろ」
みかやん「だってまだ掃除待ちが4部屋あるもん」
腐れF「そんな事はいいから、まず休め」
2人しか居ないというのに、どの部屋へ行っても風呂にお湯が残っていたので掃除が大変で、血まみれの部屋も多く何度もおねしょマットを取りに戻ったので、実はかなりヘトヘトだった。おねしょマットとOくんのTシャツを洗濯して、暫しの休憩の後、残り4部屋の掃除に向かった。
計10部屋掃除して午前5時半。お客さんが一気に帰って、空き部屋が3つ、掃除待ちの部屋が7つになった。これから7連続掃除と思っただけで気が遠くなるので、腐れFに「もう無理!帰る!」と訴えた。「空き部屋が3つだと、A班が出勤する9時まで保たない。せめてもう1つ」と言われ、渋々1部屋掃除するもまた1つ掃除待ちが増え、結局A班に7部屋残して帰った。
Tさん「お世話になりました。中華屋のバイトもあるんで6時で上がらせて貰う事になりました。毎日9時迄なんて、やってられないっすから。それと今月の残りの休みも変わらないのを条件に異動したんすよ。じゃ、またみんなで飲みに行きましょう!」
との事だった。
※工場の方で住民票を取って来いと言われていた。今日は工場の仕事が休みなので区役所へ行くと、突然のどしゃ降りの雨。Oくんへ電話して避難させて貰った。Oくん宅へ着いたとたん、雨はいっそう激しくなり、雷鳴が響いてとんでもない雷雨になった。Oくん宅が区役所から近くて良かった。
今朝、Tさんに会った事をOくんに話すと「相変わらず我が儘なお嬢さんだねぇ。よくそんな条件を出せたもんだよね。自分を何様だと思ってるんだろ。まっ、あの人は普通の常識ある34才じゃないからね。ずっとホテルQに居たら振り回されて大変だったよ。はああ、居なくなってくれて良かった。ホントTさんだったら生活の中心が男遊びと酒だからね」と、また機嫌が悪くなった。
0:00-6:00 12部屋掃除
今日はOくんとの2人勤務。驚いた事に出勤時には満室だった。そう言えば、巷の皆さんはそろそろお盆休みなのだろう。満室で掃除待ちの部屋が2部屋あったにも関わらず、C班が全員0時で帰ってしまったので、更に驚き、Oくんはまたブチ切れた。
Oくん「フロントSさんは何を考えてるんだ。俺ら2人なんだから、せめてC班を1時迄残せよ。どいつもこいつも馬鹿ばかりでホント、ムカつく会社だよ。俺、辞めるかな?まさに潮時だよ」
みかやん「・・・」
Oくん「ごめん。三人体制にされてから、ムカついてばかりなんだ。些細な事にも凄くイライラして。今迄モンクも言わずに無遅刻無欠勤で働いてきたのが、馬鹿みたいに思えてさ」
みかやん「あたしやトドだって同じだよ。でもそんな思いのままこの時点に留まっていられないよ。平日の2人勤務が如何にハードかって事を会社に知らしめなきゃなんないし、金曜土曜に2人だったら人の補充はどうしてくれるんだ?とか、見きり発進させられたけど問題は山積みだよ。辞めるんだったら、あたしやトドに快適な環境を整えてから辞めてよ」
Oくん「ごめんなさい。俺、無責任で自分勝手で」
1部屋目の掃除をしていると4部屋空き、6連続の掃除が決定した。2人だと1部屋の掃除に20〜30分かかるので、掃除をしても掃除をしても追いつかない。6部屋目の掃除を始めた頃には更に4部屋空いて、10部屋連続掃除が確定していた。脱力しながらOくんとベッドを組んだ。
Oくん「お客さん出過ぎだよ。明日、墓参りで早起きなら、最初から来なきゃいいのに」
みかやん「全く。お盆の時に不倫なんかしてたらご先祖様にも叱られるだろうさ」
Oくん「うわっ!」
みかやん「何?どうしたの?」
Oくん「し、白子だよ〜。手と袖についた〜」
ベッドの枕元中央にあったティッシュケースを自分の方へ寄せようと、ベッドの枕元に手をついたら、そこに白子を撒き散らされていて、滑ったOくんはベッドに倒れていた。
Oくん「ったく。どんな体位すりゃこんな所に白子がこぼれるんだよ。顔射失敗か顔射拒否なんだろか?お盆に何てバチ当たりな事を!おええ。袖が白子臭いよ〜」
「控え室へ戻ったら洗ってあげるから」とOくんを宥めて7部屋目の掃除へ向かうと、フロントから腐れFが出てきた。
腐れF「ダメだ。ダメだ。休憩しろ」
みかやん「だってまだ掃除待ちが4部屋あるもん」
腐れF「そんな事はいいから、まず休め」
2人しか居ないというのに、どの部屋へ行っても風呂にお湯が残っていたので掃除が大変で、血まみれの部屋も多く何度もおねしょマットを取りに戻ったので、実はかなりヘトヘトだった。おねしょマットとOくんのTシャツを洗濯して、暫しの休憩の後、残り4部屋の掃除に向かった。
計10部屋掃除して午前5時半。お客さんが一気に帰って、空き部屋が3つ、掃除待ちの部屋が7つになった。これから7連続掃除と思っただけで気が遠くなるので、腐れFに「もう無理!帰る!」と訴えた。「空き部屋が3つだと、A班が出勤する9時まで保たない。せめてもう1つ」と言われ、渋々1部屋掃除するもまた1つ掃除待ちが増え、結局A班に7部屋残して帰った。
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ラブホ奮戦記253日目:爺さん&婆さん
2003年8月11日0:00-6:00 4部屋掃除
今日はトドとの2人勤務。早速トドに質問された。
トド「Tさん、どないしたんやろ?まだ来てへんねん」
みかやん「Tさんは今日からホテルPへ異動になったんだ」
トド「やっぱりや。もしかしたら、そないな事になったかも?思たわ」
みかやん「なんだかねぇ。やりきれないよ」
トド「Oくんはどない言うてはった?」
みかやん「どないもこないも、ブチ切れてた」
トド「勢いで”辞めたる!”とか言わなええけどな」
みかやん「言いそうな雰囲気満点だったよ」
ともあれ、今日は月曜で腐れFが休みなので、腐れFの事で腹が立つ事もない。フロントはダサ坊だ。更に幸いな事に暇だったので、トドと延々と話をしていた。
モニターからお客さんが精算を始めた事を知らせる音楽が聞こえたので、いつもの場所にスタンバイしてお客さんが出て来るのを待った。出て来たのは、見事な白髪のお爺さんとお婆さんだった。2人は手を繋いで歩きながら、何やらきょろきょろしていた。物珍しくて見ているのか?と思ったら、何を思ったのか、お爺さんの方が、今出てきた部屋の向かい側や隣の部屋のドアを、次々とこじ開けようとしていた。
トド「何してはるんやろ?部屋に忘れ物でもして、どこの部屋から出て来たか、わからんようになったんちゃうん?」
見ていると、今出た部屋とは全く違う、前の方の部屋など次々とドアをこじ開けようとしていた。急にボケたのか、何やらさっぱりわからないが、思わず走ってお爺さん&お婆さんの元へ向かった。
みかやん「お客様!如何なさいましたか?」
お爺さん「出口がどこなのか、わからなくなりまして」
みかやん「出口はこちらでございます」
お婆さん「ありがとう。ちょっと慌てました」
お爺さんとお婆さんを出口まで案内して見送った。
トド「どう見ても、部屋のドアと玄関のドアはちゃうやろな。あっはっはっは。部屋に忘れ物したんやのうて、出口がわからんようなってもうたなんて、夢にも思わんかったわ。あはははは。ウチはもう”出口がわからん”言われた時、吹き出しそうやったわ。みかやんが真面目に応対してはるのが、もう笑えて笑えて」
みかやん「あたしだって、おかしかったけど笑うわけにもいかないでしょ」
2人で大笑いしながら部屋へ入って、思わず笑いが止まった。フロントの人が”ハギ”をしたのではないか?と見まごう状態になっていた。
ベッドの布団は剥がされ、ベッドパットが剥き出しになっていて、その傍らに剥がしたシーツや包布が丸められてあり愕然とした。
洗面所へ行くと、使用済みのバスローブやタオルも一つに丸められ、洗面台に食器類が下げてあり、風呂もトイレも、どう見てもハギをした状態になっていた。
トド「びっくりや!なんやのコレ?どないなってんの?」
みかやん「あの人達、何者なんだろ?」
トド「どう見てもコレは、素人さんが偶然こないなふうにしたんやのうて、ホンマもんのプロの仕事やで」
みかやん「だよね。たまたまじゃないよね」
トド「きっと若い頃か最近まで、夫婦住み込みやなんかでフロントしてはった人なんや。もしかしたら、今も現役かも知れんで。あ、現役言うんはアッチの方やのうて、フロントの話やで」
みかやん「ま、あっちの方も現役だから、ココへ来たんだろうけどね。リニュアル前のホテルPに居た爺さん&婆さんみたいな感じかい?」
トド「出口がわからん言うくらいやから、やっぱ引退したんやろな。昔を思い出して来てみたんやないの?」
みかやん「その昔、ココで働いてた人達だったりしてね」
トド「ホンマそうかも知れんで。今は使ってへん住み込み用の部屋もあるし、昔は夫婦者の住み込みが多かった言うし」
みかやん「だとしたら大先輩だね」
トド「でもな。こう言うたら悪いけど、あのおトシでHしてハギしてやったら、今頃ヘトヘトやろな。ウチも引退したらココ来て、ハギして帰ったるわ」
腐れFのとは比べ物にならないくらいの完璧なハギのお陰で、掃除はとてもラクだった。私も将来引退したら、こっそりとホテルQへ来てハギをして帰って、従業員を驚かせよう!と思った。
結局、今日掃除をしたのは、たったの4部屋だった。これでは会社側に「暇だから三人でも大丈夫」と思われても仕方ないかも知れない。それが会社側の思うつぼのようで、シャクにさわった。
今日はトドとの2人勤務。早速トドに質問された。
トド「Tさん、どないしたんやろ?まだ来てへんねん」
みかやん「Tさんは今日からホテルPへ異動になったんだ」
トド「やっぱりや。もしかしたら、そないな事になったかも?思たわ」
みかやん「なんだかねぇ。やりきれないよ」
トド「Oくんはどない言うてはった?」
みかやん「どないもこないも、ブチ切れてた」
トド「勢いで”辞めたる!”とか言わなええけどな」
みかやん「言いそうな雰囲気満点だったよ」
ともあれ、今日は月曜で腐れFが休みなので、腐れFの事で腹が立つ事もない。フロントはダサ坊だ。更に幸いな事に暇だったので、トドと延々と話をしていた。
モニターからお客さんが精算を始めた事を知らせる音楽が聞こえたので、いつもの場所にスタンバイしてお客さんが出て来るのを待った。出て来たのは、見事な白髪のお爺さんとお婆さんだった。2人は手を繋いで歩きながら、何やらきょろきょろしていた。物珍しくて見ているのか?と思ったら、何を思ったのか、お爺さんの方が、今出てきた部屋の向かい側や隣の部屋のドアを、次々とこじ開けようとしていた。
トド「何してはるんやろ?部屋に忘れ物でもして、どこの部屋から出て来たか、わからんようになったんちゃうん?」
見ていると、今出た部屋とは全く違う、前の方の部屋など次々とドアをこじ開けようとしていた。急にボケたのか、何やらさっぱりわからないが、思わず走ってお爺さん&お婆さんの元へ向かった。
みかやん「お客様!如何なさいましたか?」
お爺さん「出口がどこなのか、わからなくなりまして」
みかやん「出口はこちらでございます」
お婆さん「ありがとう。ちょっと慌てました」
お爺さんとお婆さんを出口まで案内して見送った。
トド「どう見ても、部屋のドアと玄関のドアはちゃうやろな。あっはっはっは。部屋に忘れ物したんやのうて、出口がわからんようなってもうたなんて、夢にも思わんかったわ。あはははは。ウチはもう”出口がわからん”言われた時、吹き出しそうやったわ。みかやんが真面目に応対してはるのが、もう笑えて笑えて」
みかやん「あたしだって、おかしかったけど笑うわけにもいかないでしょ」
2人で大笑いしながら部屋へ入って、思わず笑いが止まった。フロントの人が”ハギ”をしたのではないか?と見まごう状態になっていた。
ベッドの布団は剥がされ、ベッドパットが剥き出しになっていて、その傍らに剥がしたシーツや包布が丸められてあり愕然とした。
洗面所へ行くと、使用済みのバスローブやタオルも一つに丸められ、洗面台に食器類が下げてあり、風呂もトイレも、どう見てもハギをした状態になっていた。
トド「びっくりや!なんやのコレ?どないなってんの?」
みかやん「あの人達、何者なんだろ?」
トド「どう見てもコレは、素人さんが偶然こないなふうにしたんやのうて、ホンマもんのプロの仕事やで」
みかやん「だよね。たまたまじゃないよね」
トド「きっと若い頃か最近まで、夫婦住み込みやなんかでフロントしてはった人なんや。もしかしたら、今も現役かも知れんで。あ、現役言うんはアッチの方やのうて、フロントの話やで」
みかやん「ま、あっちの方も現役だから、ココへ来たんだろうけどね。リニュアル前のホテルPに居た爺さん&婆さんみたいな感じかい?」
トド「出口がわからん言うくらいやから、やっぱ引退したんやろな。昔を思い出して来てみたんやないの?」
みかやん「その昔、ココで働いてた人達だったりしてね」
トド「ホンマそうかも知れんで。今は使ってへん住み込み用の部屋もあるし、昔は夫婦者の住み込みが多かった言うし」
みかやん「だとしたら大先輩だね」
トド「でもな。こう言うたら悪いけど、あのおトシでHしてハギしてやったら、今頃ヘトヘトやろな。ウチも引退したらココ来て、ハギして帰ったるわ」
腐れFのとは比べ物にならないくらいの完璧なハギのお陰で、掃除はとてもラクだった。私も将来引退したら、こっそりとホテルQへ来てハギをして帰って、従業員を驚かせよう!と思った。
結局、今日掃除をしたのは、たったの4部屋だった。これでは会社側に「暇だから三人でも大丈夫」と思われても仕方ないかも知れない。それが会社側の思うつぼのようで、シャクにさわった。