ラブホ奮戦記204日目:ゲロと尿漏れ
2003年6月8日0:00-9:00. 8部屋掃除
今日はOくんとの2人勤務。昨日、絶不調だった私達は本調子ではなく、1部屋の掃除にとても時間がかかり、5部屋掃除しただけで疲れきっていた。それでも休む間もなく部屋が空く。
部屋が空いたので開き直って掃除に行った。部屋のドアを開けると異臭に包まれた。見ると階段の一番下に、コーンポタージュのような物がこぼれていた。
Oくん「うわあ!ゲロだよ。みかやん、外へ出てて」
みかやん「いや。他にもあるかも知れないよ」
Oくん「みかやんは昨日ゲボしたばかりだよ。貰いゲロや思い出しゲロされても困るし」
みかやん「貰い泣きと思い出し笑いでしょう。貰いゲロと思い出しゲロって」
Oくん「先に部屋へ入って様子を見るから俺が”いい”って言うまで来ちゃダメだよ」
みかやん「すみませんねえ。助かります。ココでおとなしく待ってますね」
Oくんの「うわぁ」「おええ」「何て事を」という声が聞こえていた。部屋がどんな事になっているかと想像するとおぞましかった。暫く待ってOくんに「いいよ」と言われたので階段を上がった。
リネン籠は、Oくんが汚物処理をしたビニール袋だらけになっていた。その他に何かを拭いたボロ布もビニール袋に入れられてゴミと化していた。部屋を見渡すと驚く程のビールの空き缶があり、ビール1ケースの空箱が2箱あった。
みかやん「ごめんね。大変だったでしょ?このお客さん、2人でビールを2ケースも飲んでたんだね。悪酔いするはずだよ。飲み過ぎだって」
Oくん「ベッドのリネン類は全滅だし、テーブルやソファーの上も最悪の事態だったよ。あんなのをみかやんに見せなくて良かった。よくもまあ駐車場からビールを2ケースも担いで来たよね」
Oくんとベッドを組んでから、Oくんは風呂へ私はトイレと別れた。Oくんが慌てて風呂から「ちょっと待って!」と叫んだが遅かった。私が不用意にトイレのドアを開けると、トイレはゲロまみれになって水浸しだった。
みかやん「うわぁ。たっ、助けてえ」
Oくん「ごめん。トイレをチェックするの忘れたよ。後は俺がやるから、みかやんは控え室に戻って休んでて」
私が控え室で休んでいると、1時間程経ってからOくんが戻ってきた。
Oくん「I氏が部屋に来たんだよ。I氏はこの部屋に入った中年カップルを見たそうだよ。大柄な男性が両脇にビールのケースを抱えてたんだって。お客さんが帰る様子を見て、もしや?と思って来たんだってさ」
みかやん「ごめんね。すっかり迷惑かけたね」
Oくん「それはいいんだけどさ。トイレの汚物入れにずっしり重い女物のパンツが入ってたんだ。異常にシッコ臭いんだよね。そしたらI氏が”ゲロで腹圧がかかって同時にオシッコが出たんでしょうね。中年女性にはよくある事らしいですよ”って教えてくれたんだ。んで、よく見たらトイレの床はシッコだらけだったよ」
みかやん「じゃあ女性はノーパンで帰ったんだ」
Oくん「2人はお互いに寄りかかるようにしてフラフラと帰ったらしいよ。それよりさ、みかやんも将来、ゲロとシッコが一緒に出るようになるかも知れないんだよ。気を付けなきゃ。それとも昨日はもうゲロとシッコは一緒に出たの?女の人って大変だねえ」
みかやん「ゲロだけです!まだゲロとシッコは別々に出ます!それにさ、中年女性全部というわけでもなくて、若くても産後に尿漏れする人だっているらしいよ。咳をしたり笑ったり走ったりしただけでシッコが漏れて深刻なんだって。出産のダメージでシモの筋肉が弱ったりするらしいよ。女は大変だよ全く」
Oくん「ふーん。俺の母さんが俺を産んだのは37才の時だったんだよね。よく母さんは”身を削ってお前を産んだ”と言うけど、女の人って何かと大変だよね。自分の意志と関係なくシッコが出るなんて考えられないし、月1でチンチンから血が出たりしてもイヤだし。生理やら尿漏れやら女の人って人知れず苦労してるんだね」
みかやん「一生、尿漏れとは縁のない人もいるし、生理や出産も軽い人もいるから誰もが苦労してるとも思わないけど、酷い人は大変らしいからね」
Oくん「みかやんは病み上がりだし女の人は労らないとね。今日は男の俺に任せてゆっくりして」
珍しく今日のOくんはとても頼もしかった。でもOくんの事だ。「女の人はいたわらないと」「男の俺に任せて」というような気持ちは、明日には忘れているだろう。
今日はOくんとの2人勤務。昨日、絶不調だった私達は本調子ではなく、1部屋の掃除にとても時間がかかり、5部屋掃除しただけで疲れきっていた。それでも休む間もなく部屋が空く。
部屋が空いたので開き直って掃除に行った。部屋のドアを開けると異臭に包まれた。見ると階段の一番下に、コーンポタージュのような物がこぼれていた。
Oくん「うわあ!ゲロだよ。みかやん、外へ出てて」
みかやん「いや。他にもあるかも知れないよ」
Oくん「みかやんは昨日ゲボしたばかりだよ。貰いゲロや思い出しゲロされても困るし」
みかやん「貰い泣きと思い出し笑いでしょう。貰いゲロと思い出しゲロって」
Oくん「先に部屋へ入って様子を見るから俺が”いい”って言うまで来ちゃダメだよ」
みかやん「すみませんねえ。助かります。ココでおとなしく待ってますね」
Oくんの「うわぁ」「おええ」「何て事を」という声が聞こえていた。部屋がどんな事になっているかと想像するとおぞましかった。暫く待ってOくんに「いいよ」と言われたので階段を上がった。
リネン籠は、Oくんが汚物処理をしたビニール袋だらけになっていた。その他に何かを拭いたボロ布もビニール袋に入れられてゴミと化していた。部屋を見渡すと驚く程のビールの空き缶があり、ビール1ケースの空箱が2箱あった。
みかやん「ごめんね。大変だったでしょ?このお客さん、2人でビールを2ケースも飲んでたんだね。悪酔いするはずだよ。飲み過ぎだって」
Oくん「ベッドのリネン類は全滅だし、テーブルやソファーの上も最悪の事態だったよ。あんなのをみかやんに見せなくて良かった。よくもまあ駐車場からビールを2ケースも担いで来たよね」
Oくんとベッドを組んでから、Oくんは風呂へ私はトイレと別れた。Oくんが慌てて風呂から「ちょっと待って!」と叫んだが遅かった。私が不用意にトイレのドアを開けると、トイレはゲロまみれになって水浸しだった。
みかやん「うわぁ。たっ、助けてえ」
Oくん「ごめん。トイレをチェックするの忘れたよ。後は俺がやるから、みかやんは控え室に戻って休んでて」
私が控え室で休んでいると、1時間程経ってからOくんが戻ってきた。
Oくん「I氏が部屋に来たんだよ。I氏はこの部屋に入った中年カップルを見たそうだよ。大柄な男性が両脇にビールのケースを抱えてたんだって。お客さんが帰る様子を見て、もしや?と思って来たんだってさ」
みかやん「ごめんね。すっかり迷惑かけたね」
Oくん「それはいいんだけどさ。トイレの汚物入れにずっしり重い女物のパンツが入ってたんだ。異常にシッコ臭いんだよね。そしたらI氏が”ゲロで腹圧がかかって同時にオシッコが出たんでしょうね。中年女性にはよくある事らしいですよ”って教えてくれたんだ。んで、よく見たらトイレの床はシッコだらけだったよ」
みかやん「じゃあ女性はノーパンで帰ったんだ」
Oくん「2人はお互いに寄りかかるようにしてフラフラと帰ったらしいよ。それよりさ、みかやんも将来、ゲロとシッコが一緒に出るようになるかも知れないんだよ。気を付けなきゃ。それとも昨日はもうゲロとシッコは一緒に出たの?女の人って大変だねえ」
みかやん「ゲロだけです!まだゲロとシッコは別々に出ます!それにさ、中年女性全部というわけでもなくて、若くても産後に尿漏れする人だっているらしいよ。咳をしたり笑ったり走ったりしただけでシッコが漏れて深刻なんだって。出産のダメージでシモの筋肉が弱ったりするらしいよ。女は大変だよ全く」
Oくん「ふーん。俺の母さんが俺を産んだのは37才の時だったんだよね。よく母さんは”身を削ってお前を産んだ”と言うけど、女の人って何かと大変だよね。自分の意志と関係なくシッコが出るなんて考えられないし、月1でチンチンから血が出たりしてもイヤだし。生理やら尿漏れやら女の人って人知れず苦労してるんだね」
みかやん「一生、尿漏れとは縁のない人もいるし、生理や出産も軽い人もいるから誰もが苦労してるとも思わないけど、酷い人は大変らしいからね」
Oくん「みかやんは病み上がりだし女の人は労らないとね。今日は男の俺に任せてゆっくりして」
珍しく今日のOくんはとても頼もしかった。でもOくんの事だ。「女の人はいたわらないと」「男の俺に任せて」というような気持ちは、明日には忘れているだろう。
コメントをみる |

ラブホ奮戦記203日目:B班の体験談
2003年6月7日0:00-9:00 10部屋掃除
今日はOくんとトドとの勤務。今朝、物凄い悪寒に見舞われてガタガタ震えながら帰宅し、トイレへ駆け込むと胃の中の物が全て逆流した。頭はガンガン痛くて、顔は涙と鼻水でドロドロになって、足元はフラフラで、倒れるように布団に入った。途中、何度もトイレに起きて苦しくて眠れなかった。夜になって奇跡の回復を遂げて、何とか出勤したものの不調だった。
Oくんは出勤してから何度もお腹の急降下に見舞われ、今日元気なのはトドだけだった。トドが甲斐甲斐しく私達の世話を焼いてくれたので助かった。不調の私とOくんがそれぞれ2部屋ずつ、お風呂ラッキーを引き当てた事も幸いしたし、土曜の夜だと思えないくらい暇だったので命拾いした。午前2時にはお客さんの入れ替わりが終わり、後は朝までまったりだ。
ホテルQのB班には、OさんとKさんという名物ベッドメイクがいる。B班と我がD班は時間的に擦れ違いなのでホテルQで会う事はなく、噂を聞くだけだった。ところが、人手不足に陥ったA班を助ける為にパワー溢れるOさんとKさんが、土曜と日曜の朝だけA班に入る事になり、6月1日の朝に夢の対面を果たしたばかりだった。
トド「今日は噂のOさんKさんに会えるんやろ。ウチは先週会えんかったから楽しみにしとったんや。OさんKさんてどないな人や?」
みかやん「私より小柄なんだけど、声が大きくて元気な2人だよ。Oさんは50代でKさんは40代かな?OさんはNさんみたいな訛りがあって面白い人だけど、Kさんは無愛想だよ」
Oくん「先週は俺らは締めで、OさんKさんは準備に追われてて、あんまり話は出来なかったんだ」
トド「今日はお客さんもゆっくりしてはるようや。ウチらもゆっくり話できるとええな」
トドが言ったとおり、お客さんはとてもゆっくりしていた。午前7時に3部屋掃除をしたっきり、帰るお客さんはいなかった。午前8時30分に従業員通用口から控え室に届くような「おはようございますー!」と言うOさんの大声が聞こえてきた。
Oさん「おはよーさん。ごぐろうさんごぐろうさん。これっ、漬け物持って来たから食べでから帰んなさい
Oさん「あっ、そだそだ。D班てリネン帳ば最後に締めるんだべさ?誰、締めでるの?」
みかやん「私かな?」
Oさん「こないだ悪かったね。汚れの返品の欄さ”シーツ1”って書がないばなんないのに、間違って”大便1”って書いでまったもんだもの。びっくりしたべさ?」
みかやん「びっくりしたって言うより大笑い。大便1返品だって〜って笑いながら直しておいたよ」
Oさん「したってね。ベッドのシーツの上さクソたれてるもんだもの。そしてアンタ、ベッドの横さオムツがあってね、そのオムツも小便とクソまみれだったのさ。やんや参ったって」
D班一同「ええーっ!マジっすか?」
Oさん「マジもマジさ。なんつーの?そーゆーぷれい?赤ちゃんぷれいって言うのがい?でも本当にクソまでたれる事ないべさね。わっちらも呆れでしまったわ」
Oさん「クソまみれの物ばビニールさ詰めで、やれやれと思ったべさ。したっけアンタ、いぎなりお客さんがきて”財布忘れた”って戻ってきたもんだ。普通だら恥ずかしくて戻られないべさ。男と女で2人で来たもんだもの、みんな掃除してだけどもう注目の的さ」
Oさん「そしたらアンタ、男はビニール袋さ入った自分が履いてだオムツば見ても知らん顔さ。自分じゃない!みたいな顔してさ。冗談でないって。女の方は、首から腕から傷だらけだのさ。それも何かのぷれいなんだべさ。一見普通の人だげど変態同士が一緒になってるもんだもの。凄まじいんだべさ」
Oくん「何でオムツが男だってわかるんすか?」
Oさん「わっちらだって昔はイヤっちゅうほどオムツ替えたもんだもの。男は前が濡れるのさ。アンタだって昔はオムツの前ば濡らしてたハズだよ」
Oさん「だげどもアンタ、助かったよ。散々”とんでもね”とか”くせっ”とか”変態”って文句たれた後で、お客さんが来た時はみんな黙って掃除してたんだわ。良がったよ」
Oさん「せば、わっちら仕事だわ。漬け物食べて帰ってや。ごぐろうさーん」
Oさんは噂以上に豪快で、大きな声で兎に角良く喋る人だった。Oさんが嵐のように去った後、テーブルの上にきゅうりの漬け物だけが残った。有り難く頂いてみると、とんでもなく美味しかった。来週また会いたいと思った。
今日はOくんとトドとの勤務。今朝、物凄い悪寒に見舞われてガタガタ震えながら帰宅し、トイレへ駆け込むと胃の中の物が全て逆流した。頭はガンガン痛くて、顔は涙と鼻水でドロドロになって、足元はフラフラで、倒れるように布団に入った。途中、何度もトイレに起きて苦しくて眠れなかった。夜になって奇跡の回復を遂げて、何とか出勤したものの不調だった。
Oくんは出勤してから何度もお腹の急降下に見舞われ、今日元気なのはトドだけだった。トドが甲斐甲斐しく私達の世話を焼いてくれたので助かった。不調の私とOくんがそれぞれ2部屋ずつ、お風呂ラッキーを引き当てた事も幸いしたし、土曜の夜だと思えないくらい暇だったので命拾いした。午前2時にはお客さんの入れ替わりが終わり、後は朝までまったりだ。
ホテルQのB班には、OさんとKさんという名物ベッドメイクがいる。B班と我がD班は時間的に擦れ違いなのでホテルQで会う事はなく、噂を聞くだけだった。ところが、人手不足に陥ったA班を助ける為にパワー溢れるOさんとKさんが、土曜と日曜の朝だけA班に入る事になり、6月1日の朝に夢の対面を果たしたばかりだった。
トド「今日は噂のOさんKさんに会えるんやろ。ウチは先週会えんかったから楽しみにしとったんや。OさんKさんてどないな人や?」
みかやん「私より小柄なんだけど、声が大きくて元気な2人だよ。Oさんは50代でKさんは40代かな?OさんはNさんみたいな訛りがあって面白い人だけど、Kさんは無愛想だよ」
Oくん「先週は俺らは締めで、OさんKさんは準備に追われてて、あんまり話は出来なかったんだ」
トド「今日はお客さんもゆっくりしてはるようや。ウチらもゆっくり話できるとええな」
トドが言ったとおり、お客さんはとてもゆっくりしていた。午前7時に3部屋掃除をしたっきり、帰るお客さんはいなかった。午前8時30分に従業員通用口から控え室に届くような「おはようございますー!」と言うOさんの大声が聞こえてきた。
Oさん「おはよーさん。ごぐろうさんごぐろうさん。これっ、漬け物持って来たから食べでから帰んなさい
Oさん「あっ、そだそだ。D班てリネン帳ば最後に締めるんだべさ?誰、締めでるの?」
みかやん「私かな?」
Oさん「こないだ悪かったね。汚れの返品の欄さ”シーツ1”って書がないばなんないのに、間違って”大便1”って書いでまったもんだもの。びっくりしたべさ?」
みかやん「びっくりしたって言うより大笑い。大便1返品だって〜って笑いながら直しておいたよ」
Oさん「したってね。ベッドのシーツの上さクソたれてるもんだもの。そしてアンタ、ベッドの横さオムツがあってね、そのオムツも小便とクソまみれだったのさ。やんや参ったって」
D班一同「ええーっ!マジっすか?」
Oさん「マジもマジさ。なんつーの?そーゆーぷれい?赤ちゃんぷれいって言うのがい?でも本当にクソまでたれる事ないべさね。わっちらも呆れでしまったわ」
Oさん「クソまみれの物ばビニールさ詰めで、やれやれと思ったべさ。したっけアンタ、いぎなりお客さんがきて”財布忘れた”って戻ってきたもんだ。普通だら恥ずかしくて戻られないべさ。男と女で2人で来たもんだもの、みんな掃除してだけどもう注目の的さ」
Oさん「そしたらアンタ、男はビニール袋さ入った自分が履いてだオムツば見ても知らん顔さ。自分じゃない!みたいな顔してさ。冗談でないって。女の方は、首から腕から傷だらけだのさ。それも何かのぷれいなんだべさ。一見普通の人だげど変態同士が一緒になってるもんだもの。凄まじいんだべさ」
Oくん「何でオムツが男だってわかるんすか?」
Oさん「わっちらだって昔はイヤっちゅうほどオムツ替えたもんだもの。男は前が濡れるのさ。アンタだって昔はオムツの前ば濡らしてたハズだよ」
Oさん「だげどもアンタ、助かったよ。散々”とんでもね”とか”くせっ”とか”変態”って文句たれた後で、お客さんが来た時はみんな黙って掃除してたんだわ。良がったよ」
Oさん「せば、わっちら仕事だわ。漬け物食べて帰ってや。ごぐろうさーん」
Oさんは噂以上に豪快で、大きな声で兎に角良く喋る人だった。Oさんが嵐のように去った後、テーブルの上にきゅうりの漬け物だけが残った。有り難く頂いてみると、とんでもなく美味しかった。来週また会いたいと思った。
ラブホ奮戦記202日目:暗闇プレイ
2003年6月6日0:00-9:00 19部屋掃除
今日はOくんとTさんとの勤務。今日はフロントFが休みなので、久々にホテルQに平和が戻った。C班が機嫌良く午前1時に帰ってから、急に忙しくなった。
しかし私は”ラッキーの女王”と呼ばれる程、お風呂ラッキーが多く、今夜も連続お風呂ラッキーに救われた。お風呂がラッキーだと1部屋の掃除に6〜7分しかかからない。
お風呂ラッキーとTさんの仕事の早さに助けられて、7部屋連続の掃除も1時間位で終わった。暫しの間、控え室で休んでいると203号室が精算を始めた。I氏へ電話して飲み物等の補充を確認してスタンバイしていたが、203号室のお客さんはなかなか退室してくれなかった。精算を始めてから10分経つと自動的に部屋の明かりが全部消えるようになっている。
みかやん「何やってるんだろうね。早く出てくれないと掃除に行けないよ。でも10分経ったら電気が消えて真っ暗になるから、お客さんも慌てて出てくるハズだよ」
Tさん「へええ。そーゆーシステムなんですか。1慌てて部屋から出てくるお客さんを見たいです」
と話している間に212号室のお客さんが精算を始めてすぐに退室した。I氏へ電話をかけ直して、先に212号室へ行く事にした。212号室のモニターで、203号室の退室時間を見守った。
Oくん「よし。あと1分で電気が消えるよ」
Tさん「10分経ちました。今頃は真っ暗ですね」
一同「・・・・・」
みかやん「あれっ?もう12分経つのに出てこないよ。何してるんだろ?」
212号室の掃除を終えても203号室のお客さんは退室しなかった。続けて2部屋掃除したので203号室の退室待ち時間は45分くらいになった。気になるのでI氏へ電話してみた。
みかやん「203号室はどうなってるんですか?真っ暗な中に居るんですか?」
I氏「真っ暗になっても退室する気配がないので私の方が慌てました。先に精算を済ませて心中なんかされてても困るので、203号室へ電話しました。そしたら女性が電話に出て”このままでいいです”って言うんですよ。もしや、女性が男性を既に殺していて、これから自分も自殺するところかも知れない!と最悪の事態を想像してしまって。。。」
みかやん「そんな大げさな。で、どうなったんですか?」
I氏「”何かとご不便では?”と言ったんですけど、女性が”本当にこのままでいいんです”と言い張るので諦めました。有線も聞こえない静かな真っ暗な部屋で、暗闇プレイでも楽しんでるんじゃないですか?真っ暗な中でお互いの息づかいしか聞こえないんですよ。部屋にある懐中電灯でどこかを照らしてるかもしれません。うへへへ」
みかやん「はいはい」。脱力して電話を切った。
みかやん「I氏が心中でもしてたら困るからって203号室へ電話したら、女の人がでて”このままでいい”って言うんだって。I氏ったら”暗闇プレイを楽しんでる”とか言って、またうへへへ笑ってたよ」
Oくん「ったく。エロおやじ。変態フロントなんだから」
Tさん「部屋の懐中電灯を使ってるかも知れませんね。うふふ」
みかやん「TさんとI氏が同じ発想だなんてショックだわ」
Tさん「ええっ?I氏も言ってたんですか?」
みかやん「懐中電灯でどこかを照らしてるかも?うへへへって」
Tさん「イヤですねぇ。私も実はエロオヤジだったんですね」
203号室のお客さんが退室したのは真っ暗になってから1時間半後だった。掃除へ行くと、お風呂ラッキーで、洗面所やトイレを使った形跡もなく、ただベッドが多少乱れていただけで、スキンやティッシュも何も使っていなかった。そこへI氏が現れた。
I氏「203号室の男性から電話があって”電気が点かないぞ”と言われたんですよ。で、事情を説明したら”じゃあ帰ります”と、あっさり帰って行きましたよ。多分、部屋へ入ってすぐに男性が眠ってしまって、女性が気を利かして精算したんですよ。10分後に真っ暗になったけど男性は眠ってるし、女性本人も眠ろうと思ったから、暗くてもいいと思ったんじゃないですか?女性が寝入ってから男性が起きて電話をくれたと思うんですよ」
みかやん「全く。心中でも女性が男性を殺して自殺でも、暗闇プレイでもなかったじゃないですか」
I氏「最悪の事態を回避できて良かったです」
Oくん「大げさな」
I氏曰く「フロントたるもの、常に最悪の事態を想定して行動しなければならない」そうだ。
今日はOくんとTさんとの勤務。今日はフロントFが休みなので、久々にホテルQに平和が戻った。C班が機嫌良く午前1時に帰ってから、急に忙しくなった。
しかし私は”ラッキーの女王”と呼ばれる程、お風呂ラッキーが多く、今夜も連続お風呂ラッキーに救われた。お風呂がラッキーだと1部屋の掃除に6〜7分しかかからない。
お風呂ラッキーとTさんの仕事の早さに助けられて、7部屋連続の掃除も1時間位で終わった。暫しの間、控え室で休んでいると203号室が精算を始めた。I氏へ電話して飲み物等の補充を確認してスタンバイしていたが、203号室のお客さんはなかなか退室してくれなかった。精算を始めてから10分経つと自動的に部屋の明かりが全部消えるようになっている。
みかやん「何やってるんだろうね。早く出てくれないと掃除に行けないよ。でも10分経ったら電気が消えて真っ暗になるから、お客さんも慌てて出てくるハズだよ」
Tさん「へええ。そーゆーシステムなんですか。1慌てて部屋から出てくるお客さんを見たいです」
と話している間に212号室のお客さんが精算を始めてすぐに退室した。I氏へ電話をかけ直して、先に212号室へ行く事にした。212号室のモニターで、203号室の退室時間を見守った。
Oくん「よし。あと1分で電気が消えるよ」
Tさん「10分経ちました。今頃は真っ暗ですね」
一同「・・・・・」
みかやん「あれっ?もう12分経つのに出てこないよ。何してるんだろ?」
212号室の掃除を終えても203号室のお客さんは退室しなかった。続けて2部屋掃除したので203号室の退室待ち時間は45分くらいになった。気になるのでI氏へ電話してみた。
みかやん「203号室はどうなってるんですか?真っ暗な中に居るんですか?」
I氏「真っ暗になっても退室する気配がないので私の方が慌てました。先に精算を済ませて心中なんかされてても困るので、203号室へ電話しました。そしたら女性が電話に出て”このままでいいです”って言うんですよ。もしや、女性が男性を既に殺していて、これから自分も自殺するところかも知れない!と最悪の事態を想像してしまって。。。」
みかやん「そんな大げさな。で、どうなったんですか?」
I氏「”何かとご不便では?”と言ったんですけど、女性が”本当にこのままでいいんです”と言い張るので諦めました。有線も聞こえない静かな真っ暗な部屋で、暗闇プレイでも楽しんでるんじゃないですか?真っ暗な中でお互いの息づかいしか聞こえないんですよ。部屋にある懐中電灯でどこかを照らしてるかもしれません。うへへへ」
みかやん「はいはい」。脱力して電話を切った。
みかやん「I氏が心中でもしてたら困るからって203号室へ電話したら、女の人がでて”このままでいい”って言うんだって。I氏ったら”暗闇プレイを楽しんでる”とか言って、またうへへへ笑ってたよ」
Oくん「ったく。エロおやじ。変態フロントなんだから」
Tさん「部屋の懐中電灯を使ってるかも知れませんね。うふふ」
みかやん「TさんとI氏が同じ発想だなんてショックだわ」
Tさん「ええっ?I氏も言ってたんですか?」
みかやん「懐中電灯でどこかを照らしてるかも?うへへへって」
Tさん「イヤですねぇ。私も実はエロオヤジだったんですね」
203号室のお客さんが退室したのは真っ暗になってから1時間半後だった。掃除へ行くと、お風呂ラッキーで、洗面所やトイレを使った形跡もなく、ただベッドが多少乱れていただけで、スキンやティッシュも何も使っていなかった。そこへI氏が現れた。
I氏「203号室の男性から電話があって”電気が点かないぞ”と言われたんですよ。で、事情を説明したら”じゃあ帰ります”と、あっさり帰って行きましたよ。多分、部屋へ入ってすぐに男性が眠ってしまって、女性が気を利かして精算したんですよ。10分後に真っ暗になったけど男性は眠ってるし、女性本人も眠ろうと思ったから、暗くてもいいと思ったんじゃないですか?女性が寝入ってから男性が起きて電話をくれたと思うんですよ」
みかやん「全く。心中でも女性が男性を殺して自殺でも、暗闇プレイでもなかったじゃないですか」
I氏「最悪の事態を回避できて良かったです」
Oくん「大げさな」
I氏曰く「フロントたるもの、常に最悪の事態を想定して行動しなければならない」そうだ。
ラブホ奮戦記201日目:大逆転
2003年6月5日0:00-6:00 9部屋掃除
今日はTさんとトドとの勤務。フロントI氏が休みなので代行は腐れFだった。5連休明けのトドが異変に気が付いた。
トド「なんやC班がピリピリしてんねん。どないしたん?」
みかやん「ああ。腐れ汚れに対してムカついてるんだよ」
トド「えっ?クサレヨゴレ?って誰やの?」
みかやん「フロントFだよ。毎日かくかくしかじかで大変だったさ」
仕方ないのでトドが連休中にあった、腐れFの悪行三昧について話をした。
部屋が空く度にフロントへ電話をして、冷蔵庫やコンビニボックスの補充が有るか無いか確認する。腐れFは「無し」ガチャッ、「ビールL2」ガチャッ、「客、タクシー待ち」ガチャッ、と言うだけ言ってガチャガチャ電話を切りやがる。全く感じが悪い。
I氏や他のフロントの人となら、こうなる↓。
I氏「はい。フロントでございます」
みかやん「D班です。何か持って行く物はありますか?」
I氏「ビールL2とコーラです」
みかやん「はい。ビールL2とコーラですね」
I氏「はいそうです。宜しくお願いします」
みかやん「は〜い。行ってきま〜す」
腐れFときたら、けったくそ悪いったらありゃしない。気持ちを切り替えて掃除をするのが大変だった。
部屋でゴミをまとめていると、シーツが濡れているのが見えた。ベッドの布団を剥がしていたのはTさんだった。シーツを剥がすと、濡れた部分はおねしょマットから外れていて、ベッドパットに浸みていた。水で濡れているなら、部屋にある客用ドライヤーで乾かしてベッドパットを裏にして使うが、白子や血、飲み物など水以外で濡れている時は、控え室へ戻ってベッドパットを交換しなければならない。
Tさん「これ、水みたいな感じなんですけど」
みかやん「じゃ思い切って臭いを嗅いで貰える?」
Tさん「えーっ!怖いです」
Tさんは怖々、ベッドパットに顔を近づけた。
Tさん「あっ!これは、あの液体です」
みかやん「えっ?ローションか何か?」
Tさん「いえ。あの。”あの”液体です」
みかやん「あの?はあぁっ?」
Tさん「ですから、あの。し、し、し、し」
みかやん「ああっ!白子かい?ごめーん。私とした事がすぐに気が付かなかったよ」
ベッドパットはデカくて厚くて重い。Tさんと担いでリネン室へ運んだ。Oくんとベッドパットを運ぶのは慣れているが、Tさんとは初めてだった。Tさんは私よりかなり小さいので運びにくく、何度も通路でベッドパットを落としそうになった。
Tさんが、カラーブライトと洗剤を混ぜて古歯ブラシでシミを擦った。
Tさん「うわあぁ。噂には聞いてましたけど擦ると臭いが上がってきますね。うえぇ。あの液体の臭いが。。」
みかやん「えっ?あの液体って何かなぁ?」
Tさん「ですから。あの。し、し、し、し」
Tさんは恥ずかしいのか照れくさいのか「白子」とは言いにくいようだ。そんなTさんが妙に可愛らしかったりする。
朝5時になり6部屋空いていたので、何とか6時上がり出来そうだと喜んでいたら、212号室にお客さんが入ってしまった。
トド「5部屋になってもうたがな。こんな時間に何すんねん!6時で帰れんようになってもうたやろ!間の悪い客やでホンマ。6時になったらサービスタイムになるゆうのに」
一気に三人のテンションが下がった。朝9時迄の勤務がほぼ決定したので、ふてくされながら控え室で休んでいると、モニターからお客さんが精算を始めた音が聞こえてきた。時計を見ると5時28分だった。
トド「やったがな!掃除したら6時で帰れるで!大逆転や!」
みかやん「しかもさっきの212号室だよ。風呂ラッキーかも」
トド「そやな。正味20分位しかおらんかったんちゃう?」
みかやん「じゃ、とっとと片付けて6時で帰ろう!」
控え室から一番遠い212号室へ三人で走った。お風呂ラッキーかと思いきや、洗面所の床は水浸しで風呂からは、もうもうと湯気が流れてきていて、蒸し暑い部屋になっていた。
トド「まさに、ヤりに来た!いう感じやな」
みかやん「20分でヤッて風呂まで入ってるなんて離れ業だよ」
Tさん「スキンはこんな所にあるし、使ったティッシュの量が半端じゃないです」
みかやん「ゆっくり出来る時に来るといいのにねぇ」
20分の間にすっかり荒らされていたので、予定より掃除に時間がかかったが、6時で帰れるのは嬉しいものだ。トドが言ったとおり大逆転だった。
今日はTさんとトドとの勤務。フロントI氏が休みなので代行は腐れFだった。5連休明けのトドが異変に気が付いた。
トド「なんやC班がピリピリしてんねん。どないしたん?」
みかやん「ああ。腐れ汚れに対してムカついてるんだよ」
トド「えっ?クサレヨゴレ?って誰やの?」
みかやん「フロントFだよ。毎日かくかくしかじかで大変だったさ」
仕方ないのでトドが連休中にあった、腐れFの悪行三昧について話をした。
部屋が空く度にフロントへ電話をして、冷蔵庫やコンビニボックスの補充が有るか無いか確認する。腐れFは「無し」ガチャッ、「ビールL2」ガチャッ、「客、タクシー待ち」ガチャッ、と言うだけ言ってガチャガチャ電話を切りやがる。全く感じが悪い。
I氏や他のフロントの人となら、こうなる↓。
I氏「はい。フロントでございます」
みかやん「D班です。何か持って行く物はありますか?」
I氏「ビールL2とコーラです」
みかやん「はい。ビールL2とコーラですね」
I氏「はいそうです。宜しくお願いします」
みかやん「は〜い。行ってきま〜す」
腐れFときたら、けったくそ悪いったらありゃしない。気持ちを切り替えて掃除をするのが大変だった。
部屋でゴミをまとめていると、シーツが濡れているのが見えた。ベッドの布団を剥がしていたのはTさんだった。シーツを剥がすと、濡れた部分はおねしょマットから外れていて、ベッドパットに浸みていた。水で濡れているなら、部屋にある客用ドライヤーで乾かしてベッドパットを裏にして使うが、白子や血、飲み物など水以外で濡れている時は、控え室へ戻ってベッドパットを交換しなければならない。
Tさん「これ、水みたいな感じなんですけど」
みかやん「じゃ思い切って臭いを嗅いで貰える?」
Tさん「えーっ!怖いです」
Tさんは怖々、ベッドパットに顔を近づけた。
Tさん「あっ!これは、あの液体です」
みかやん「えっ?ローションか何か?」
Tさん「いえ。あの。”あの”液体です」
みかやん「あの?はあぁっ?」
Tさん「ですから、あの。し、し、し、し」
みかやん「ああっ!白子かい?ごめーん。私とした事がすぐに気が付かなかったよ」
ベッドパットはデカくて厚くて重い。Tさんと担いでリネン室へ運んだ。Oくんとベッドパットを運ぶのは慣れているが、Tさんとは初めてだった。Tさんは私よりかなり小さいので運びにくく、何度も通路でベッドパットを落としそうになった。
Tさんが、カラーブライトと洗剤を混ぜて古歯ブラシでシミを擦った。
Tさん「うわあぁ。噂には聞いてましたけど擦ると臭いが上がってきますね。うえぇ。あの液体の臭いが。。」
みかやん「えっ?あの液体って何かなぁ?」
Tさん「ですから。あの。し、し、し、し」
Tさんは恥ずかしいのか照れくさいのか「白子」とは言いにくいようだ。そんなTさんが妙に可愛らしかったりする。
朝5時になり6部屋空いていたので、何とか6時上がり出来そうだと喜んでいたら、212号室にお客さんが入ってしまった。
トド「5部屋になってもうたがな。こんな時間に何すんねん!6時で帰れんようになってもうたやろ!間の悪い客やでホンマ。6時になったらサービスタイムになるゆうのに」
一気に三人のテンションが下がった。朝9時迄の勤務がほぼ決定したので、ふてくされながら控え室で休んでいると、モニターからお客さんが精算を始めた音が聞こえてきた。時計を見ると5時28分だった。
トド「やったがな!掃除したら6時で帰れるで!大逆転や!」
みかやん「しかもさっきの212号室だよ。風呂ラッキーかも」
トド「そやな。正味20分位しかおらんかったんちゃう?」
みかやん「じゃ、とっとと片付けて6時で帰ろう!」
控え室から一番遠い212号室へ三人で走った。お風呂ラッキーかと思いきや、洗面所の床は水浸しで風呂からは、もうもうと湯気が流れてきていて、蒸し暑い部屋になっていた。
トド「まさに、ヤりに来た!いう感じやな」
みかやん「20分でヤッて風呂まで入ってるなんて離れ業だよ」
Tさん「スキンはこんな所にあるし、使ったティッシュの量が半端じゃないです」
みかやん「ゆっくり出来る時に来るといいのにねぇ」
20分の間にすっかり荒らされていたので、予定より掃除に時間がかかったが、6時で帰れるのは嬉しいものだ。トドが言ったとおり大逆転だった。
コメントをみる |

ラブホ奮戦記200日目:湯飲みに。。
2003年6月4日※お陰様で90000アクセス達成。ラブホ奮戦記も丁度200日目。皆様のお陰です。ありがとうございます。
※勇んでドコモショップへ行くも機種変更ならず。SO505i予約。1〜2週間待ち(涙)。
※Oくん、一日早く”さかつく”をゲットして大喜び。
0:00-6:00 6部屋掃除
今日はOくんとTさんとの勤務。出勤すると昨日のリネンの上に今日届いたリネンが乗せられ、てんこ盛りになっていた。水曜だと言うのにC班が回収してきた大量のリネン籠が積み上げられ、足の踏み場がなかった。モニターを見ると掃除待ちの部屋が6部屋あり、作業表をみるとC班がすでに25部屋もの掃除をしていた。
C班の人達が戻って来たので、Oくんが昨日のフロントFの話を伝えた。C班全員が激怒した。C班の人がフロントFに「最近D班はリネン折りをしてないだろう」と聞かれたので「D班は前の先輩達がいた頃より今の方がずっと一生懸命にリネン折りをしてます!」と答えたと教えてくれた。
フロントへ出勤の打刻をしに行ったが、フロントFの事は完全に無視した。C班の遅番と交互に掃除をして午前1時を迎えた。C班の人達は1時半頃まで残ってI氏に真相を聞き、更に激怒した帰ったそうだ。
三人になって改めて作業室を見ると、見事なリネンの山だった。C班が私達の事を「一生懸命にリネン折りをしてます」と言ってくれた以上、死んだ気になってリネン折りをしなければならない。三人で決死のリネン折りを始めた。
リネン折りの最中に3部屋空いたが、ギリギリまでリネン折りをして午前5時頃から掃除に向かう事にした。かつてないような勢いで怒濤のリネン折りをして、想像以上にリネン折りがはかどった。私達も、ボロ折りを手伝ってくれていたI氏もヨレヨレだった。
I氏「昨日こんなにリネンが届いているのに”本送しろ”なんて言った、あのおやじが悪いんですよ。A班にもB班にも、おやじの指示のせいでリネンが折れなかったと言ってあるので、3部屋のうち1部屋だけ掃除して、残り2つはA班に残しましょう」
さすがにA班に申し訳ないので、3部屋の中で一番手強い218号室へ向かった。風呂係のOくんがポットのお湯を取り替えようとして、何気なく覗いた湯飲みの中を見て愕然とした。
Oくん「うわああ。ひいぃ。ほえ〜〜」
Oくんが湯飲みを指差すので覗いてみると、湯飲みの中にお湯と入れ歯が入っていた。
みかやん「おええ。こんなの忘れないでよ〜」
Tさん「らくがき帳に昭和19年生まれと書いてます。私が部屋係なんですけどコレは、どうやってフロントへ持って行きますか?」
お客さんの忘れ物は透明ビニール袋に入れてフロントへ届けるが、コレもビニール袋に入れて良いものだろうか?
みかやん「コレを取り出してビニール袋に入れるのも気持ち悪いよね」
Oくん「思い切って湯飲みごとフロントへ届けた方がいいかなぁ」
みかやん「I氏が手渡す時の事を考えると、それもどうかと思うよ」
Oくん「この湯飲み茶碗は捨てた方がいいよね」
結局、お湯を捨てて湯飲みに入れ歯を入れたままビニール袋に入れて、Tさんにフロントへ届けに行って貰った。I氏は「袋を開けたら臭いそうで怖いですね。どうすればこんな物を忘れて帰れるんでしょう?まだボケるには早いだろうに。ああぁ。私が帰ってから取りに来てくれるといいな」とボヤいていたそうだ。私達は掃除を終え湯飲みを取り替えて控え室へ戻った。
Oくん「俺らって凄くない?あんなにあったリネンを殆どやっつけたよ」
みかやん「こんなに片付くとは思わなかったよ」
Oくん「腐れおやじに対する怒りと、C班に対する感謝の気持ちと、早く帰って”さかつく”やりたいって気持ちが俺を突き動かしたよ。発売日前日に手に入って本当に良かった」
みかやん「あたしは携帯の機種変更へ行ったのに今日は完売で1.2週間待ちだよ。ガッカリ」
Tさん「私。入れ歯が入った湯飲みのお湯を捨てる時、手にお湯がかかったんですよね。なんか気持ち悪いです」
みかやん「私の父親なんか、勝手知ったる得意先の家で、お茶を飲もうとして間違って入れ歯入りの湯飲みのお湯を飲んだんだよ。それ以来、お茶が嫌いになったらしい」
Tさん「きゃー」
Oくん「おええ」
私達が帰るまで、お客さんは入れ歯を取りに来なかった。あんな物を忘れて帰って気づかない事ってあるんだろうか?
※勇んでドコモショップへ行くも機種変更ならず。SO505i予約。1〜2週間待ち(涙)。
※Oくん、一日早く”さかつく”をゲットして大喜び。
0:00-6:00 6部屋掃除
今日はOくんとTさんとの勤務。出勤すると昨日のリネンの上に今日届いたリネンが乗せられ、てんこ盛りになっていた。水曜だと言うのにC班が回収してきた大量のリネン籠が積み上げられ、足の踏み場がなかった。モニターを見ると掃除待ちの部屋が6部屋あり、作業表をみるとC班がすでに25部屋もの掃除をしていた。
C班の人達が戻って来たので、Oくんが昨日のフロントFの話を伝えた。C班全員が激怒した。C班の人がフロントFに「最近D班はリネン折りをしてないだろう」と聞かれたので「D班は前の先輩達がいた頃より今の方がずっと一生懸命にリネン折りをしてます!」と答えたと教えてくれた。
フロントへ出勤の打刻をしに行ったが、フロントFの事は完全に無視した。C班の遅番と交互に掃除をして午前1時を迎えた。C班の人達は1時半頃まで残ってI氏に真相を聞き、更に激怒した帰ったそうだ。
三人になって改めて作業室を見ると、見事なリネンの山だった。C班が私達の事を「一生懸命にリネン折りをしてます」と言ってくれた以上、死んだ気になってリネン折りをしなければならない。三人で決死のリネン折りを始めた。
リネン折りの最中に3部屋空いたが、ギリギリまでリネン折りをして午前5時頃から掃除に向かう事にした。かつてないような勢いで怒濤のリネン折りをして、想像以上にリネン折りがはかどった。私達も、ボロ折りを手伝ってくれていたI氏もヨレヨレだった。
I氏「昨日こんなにリネンが届いているのに”本送しろ”なんて言った、あのおやじが悪いんですよ。A班にもB班にも、おやじの指示のせいでリネンが折れなかったと言ってあるので、3部屋のうち1部屋だけ掃除して、残り2つはA班に残しましょう」
さすがにA班に申し訳ないので、3部屋の中で一番手強い218号室へ向かった。風呂係のOくんがポットのお湯を取り替えようとして、何気なく覗いた湯飲みの中を見て愕然とした。
Oくん「うわああ。ひいぃ。ほえ〜〜」
Oくんが湯飲みを指差すので覗いてみると、湯飲みの中にお湯と入れ歯が入っていた。
みかやん「おええ。こんなの忘れないでよ〜」
Tさん「らくがき帳に昭和19年生まれと書いてます。私が部屋係なんですけどコレは、どうやってフロントへ持って行きますか?」
お客さんの忘れ物は透明ビニール袋に入れてフロントへ届けるが、コレもビニール袋に入れて良いものだろうか?
みかやん「コレを取り出してビニール袋に入れるのも気持ち悪いよね」
Oくん「思い切って湯飲みごとフロントへ届けた方がいいかなぁ」
みかやん「I氏が手渡す時の事を考えると、それもどうかと思うよ」
Oくん「この湯飲み茶碗は捨てた方がいいよね」
結局、お湯を捨てて湯飲みに入れ歯を入れたままビニール袋に入れて、Tさんにフロントへ届けに行って貰った。I氏は「袋を開けたら臭いそうで怖いですね。どうすればこんな物を忘れて帰れるんでしょう?まだボケるには早いだろうに。ああぁ。私が帰ってから取りに来てくれるといいな」とボヤいていたそうだ。私達は掃除を終え湯飲みを取り替えて控え室へ戻った。
Oくん「俺らって凄くない?あんなにあったリネンを殆どやっつけたよ」
みかやん「こんなに片付くとは思わなかったよ」
Oくん「腐れおやじに対する怒りと、C班に対する感謝の気持ちと、早く帰って”さかつく”やりたいって気持ちが俺を突き動かしたよ。発売日前日に手に入って本当に良かった」
みかやん「あたしは携帯の機種変更へ行ったのに今日は完売で1.2週間待ちだよ。ガッカリ」
Tさん「私。入れ歯が入った湯飲みのお湯を捨てる時、手にお湯がかかったんですよね。なんか気持ち悪いです」
みかやん「私の父親なんか、勝手知ったる得意先の家で、お茶を飲もうとして間違って入れ歯入りの湯飲みのお湯を飲んだんだよ。それ以来、お茶が嫌いになったらしい」
Tさん「きゃー」
Oくん「おええ」
私達が帰るまで、お客さんは入れ歯を取りに来なかった。あんな物を忘れて帰って気づかない事ってあるんだろうか?
コメントをみる |

ラブホ奮戦記199日目:大慌ての客
2003年6月3日※親友Y子さん宅へ遊びに行った。私が以前、何気なく話した事を覚えていて「あの時は何も役に立てなくてごめんね。今になって後悔しているの」と懸命に詫び始めたので驚いた。私自身が忘れていた話だった。彼女は高校時代からずっと全力で私を支え続けてくれている。私が何気なく話した事も気に掛けてくれたり、胸を痛めたりしてくれている。有り難くて胸がいっぱいになった。今日も、変わらぬ友情に感謝しながら彼女の家を後にした。
0:00-9:00. 16部屋掃除
今日はOくんとTさんとの勤務。出勤するとC班の人達がキレていた。「掃除待ちが沢山あるのにFにハギしろと言われたよ。自分でやれって」「リネンがあるのに本送しろ!ってさ。D班も何もしなくていいよ」「早く部屋を出るとFに”本送したのか”と言われるよ」と、全員鼻息が荒かった。
本送というのは朝のA班やB班がする徹底的な掃除の事だ。風呂のカビ取り、蛍光灯拭き、窓拭き、電話機やカラオケマイクの消毒、トイレ&洗面所のクレンザーがけ等らしい。それに対してC班や私達D班は仮送と言って、部屋を空けるのを優先して基本的なベッドメイクをしている。
フロントへ行くとFに「本送と言っても拭ける所を丁寧に拭くだけでいい」と言われたが三人とも無言で立ち去った。Oくんがドアに向かって「それなら本送って言うなよ!腐れおやじ」と言った。全くだ。
いつもは8〜11分で部屋を出るC班が22分も部屋に居た。それに習って私達も11〜13分で掃除を終えて25分位まで部屋の中でうだうだと休んでいた。お陰で掃除ははかどらないし、たリネンも手つかずだ。
午前1時になってC班とFが帰り、I氏が控え室へ走ってきた。
I氏「あのおやじ、フロントK子に”日曜はC班は2〜3時間休んでたし、D班は控え室から出て来なかった”と報告したんですよ」
みかやん「とんでもない。日曜はC班は28部屋も掃除して休む暇なかったです。私達は腐れおやじにアピールするように、ゴミ袋やボロを折ってましたよ」
Oくん「明日、C班の人達に告げ口してやる!覚えてろ、汚れおやじ」
一気にOくんの頭に血がのぼった。カンカンに怒って、宥め賺しても効き目無しだった。部屋へ掃除へ行くと、Oくんはテーブルの上に女性用のハイソックスがあるのを発見して、フロントへ届けに行った。補充品を控え室へ取りに戻ったり、フロントへ忘れ物を届けに行くのは部屋係の仕事だ。Oくんが靴下を届けて戻って来た時、私は洗面所にピアスがあるのを発見したので、申し訳ないが再度フロントへ届けに行って貰った。
やれやれとOくんが部屋へ戻って来ると、今度は風呂係のTさんが「すみません。髪留めがあるのを今、見つけてしまいました」と言うので、またOくんがフロントへ届けに行った。三度目ともなるとOくんは無言だった。ようやく部屋へ戻って自分の仕事を始めたら、ベッドの横にネックレスと指輪があるのを発見して、またフロントへ届けに行った。元々汚れおやじの一件で怒っていたがついにブチ切れた。
Oくん「この女、馬鹿じゃねえのか!靴下にピアスに髪留めにネックレスに指輪、全部忘れてやがる!」
ベッドの布団を剥がしながら誰に言うともなく怒鳴ったOくんだったが、布団の中からストッキングが出てきて、あまりの事に布団を持ったままベッドに座り込んでしまった。お客さんの忘れ物はフロントで手渡しする決まりなので、何をおいても速やかにフロントへ届けなければならない。お客さんが取りに来た時に部屋に忘れ物があってはならないそうだ。Oくんは凄い勢いでフロントへ行った。5回目だった。
Oくん「最近、ろくな目に遭わないと思ったら、いつもあの腐れ汚れおやじのせいでムカついてるからなのかもね。イライラして部屋へ入るとろくな目に遭わないってジンクスは本当だよね。けどあのおやじがいる限りムカつかずにはいられないよ。早くまた飛ばされるかクビになるかすればいいのに。にしてもこの客、どんな馬鹿面か顔を見てやりたいよ」
みかやん「そんな風に言っちゃダメ。何か不測の事態で大慌てだったんじゃないの?」
Oくん「大慌てにも程があるよ。馬鹿か酔っぱらいに決まってる」
前半の超スローペースがたたって掃除待ちの部屋をなかなか片付けられず、結局はリネンに手を付けられなかった。A班には申し訳ないが2部屋残して帰る事にした。火曜なのに異常に忙しかった。
0:00-9:00. 16部屋掃除
今日はOくんとTさんとの勤務。出勤するとC班の人達がキレていた。「掃除待ちが沢山あるのにFにハギしろと言われたよ。自分でやれって」「リネンがあるのに本送しろ!ってさ。D班も何もしなくていいよ」「早く部屋を出るとFに”本送したのか”と言われるよ」と、全員鼻息が荒かった。
本送というのは朝のA班やB班がする徹底的な掃除の事だ。風呂のカビ取り、蛍光灯拭き、窓拭き、電話機やカラオケマイクの消毒、トイレ&洗面所のクレンザーがけ等らしい。それに対してC班や私達D班は仮送と言って、部屋を空けるのを優先して基本的なベッドメイクをしている。
フロントへ行くとFに「本送と言っても拭ける所を丁寧に拭くだけでいい」と言われたが三人とも無言で立ち去った。Oくんがドアに向かって「それなら本送って言うなよ!腐れおやじ」と言った。全くだ。
いつもは8〜11分で部屋を出るC班が22分も部屋に居た。それに習って私達も11〜13分で掃除を終えて25分位まで部屋の中でうだうだと休んでいた。お陰で掃除ははかどらないし、たリネンも手つかずだ。
午前1時になってC班とFが帰り、I氏が控え室へ走ってきた。
I氏「あのおやじ、フロントK子に”日曜はC班は2〜3時間休んでたし、D班は控え室から出て来なかった”と報告したんですよ」
みかやん「とんでもない。日曜はC班は28部屋も掃除して休む暇なかったです。私達は腐れおやじにアピールするように、ゴミ袋やボロを折ってましたよ」
Oくん「明日、C班の人達に告げ口してやる!覚えてろ、汚れおやじ」
一気にOくんの頭に血がのぼった。カンカンに怒って、宥め賺しても効き目無しだった。部屋へ掃除へ行くと、Oくんはテーブルの上に女性用のハイソックスがあるのを発見して、フロントへ届けに行った。補充品を控え室へ取りに戻ったり、フロントへ忘れ物を届けに行くのは部屋係の仕事だ。Oくんが靴下を届けて戻って来た時、私は洗面所にピアスがあるのを発見したので、申し訳ないが再度フロントへ届けに行って貰った。
やれやれとOくんが部屋へ戻って来ると、今度は風呂係のTさんが「すみません。髪留めがあるのを今、見つけてしまいました」と言うので、またOくんがフロントへ届けに行った。三度目ともなるとOくんは無言だった。ようやく部屋へ戻って自分の仕事を始めたら、ベッドの横にネックレスと指輪があるのを発見して、またフロントへ届けに行った。元々汚れおやじの一件で怒っていたがついにブチ切れた。
Oくん「この女、馬鹿じゃねえのか!靴下にピアスに髪留めにネックレスに指輪、全部忘れてやがる!」
ベッドの布団を剥がしながら誰に言うともなく怒鳴ったOくんだったが、布団の中からストッキングが出てきて、あまりの事に布団を持ったままベッドに座り込んでしまった。お客さんの忘れ物はフロントで手渡しする決まりなので、何をおいても速やかにフロントへ届けなければならない。お客さんが取りに来た時に部屋に忘れ物があってはならないそうだ。Oくんは凄い勢いでフロントへ行った。5回目だった。
Oくん「最近、ろくな目に遭わないと思ったら、いつもあの腐れ汚れおやじのせいでムカついてるからなのかもね。イライラして部屋へ入るとろくな目に遭わないってジンクスは本当だよね。けどあのおやじがいる限りムカつかずにはいられないよ。早くまた飛ばされるかクビになるかすればいいのに。にしてもこの客、どんな馬鹿面か顔を見てやりたいよ」
みかやん「そんな風に言っちゃダメ。何か不測の事態で大慌てだったんじゃないの?」
Oくん「大慌てにも程があるよ。馬鹿か酔っぱらいに決まってる」
前半の超スローペースがたたって掃除待ちの部屋をなかなか片付けられず、結局はリネンに手を付けられなかった。A班には申し訳ないが2部屋残して帰る事にした。火曜なのに異常に忙しかった。
コメントをみる |

今日は休み・Oくんの少年時代2
2003年6月2日※夫が借りてきた”若者のすべて”のビデオを1〜4巻一気に見た。
※I氏から電話。I氏が働いている総菜工場のバイトに早く来てくれないか?との事。忙しくないとだらけるので、そろそろ行こうかな?と返事。
※Oくんの子供時代の話
小学校5年生の時のある夜、トイレに行きたくなって目を覚ましたOくんは、起きあがろうとしたとたんに強烈な金縛りに遭った。Oくんは子供心に「金縛りに遭ったって事は近くにオバケがいるって事だぞ」と思い、金縛りが解けても怖くて布団から出られなくなり、まさかの失禁。泣く泣く両親が寝ている部屋へ移動。
Oくん「母さん!今、金縛りに遭って怖くてシッコ漏らしちゃったよ〜」
Oくん母「アンタのパンツは全部洗ったから朝まで母さんのパンツを履いて寝なさい!朝になったらパンツが乾くから、ちゃんと履き替えて学校へ行くんだよ」
翌朝、Oくんはお母さんのパンツを履いている事を忘れ、自分のパンツに履き替えずに登校。休み時間にトイレへ行くと、隣りの便器で用を足していた同級生がOくんの股間を覗き込んだ。
同級生「こいつ、女のパンツ履いてるぞーーーー」
Oくん「こ、これはうちの母さんのパンツだよ」
同級生「母さんのパンツだってよーーーー」
小学校卒業まで「母さんのパンツ」「ママパンティー」と、冷やかされ続けたそうだ。この同級生は今もOくんと大の仲良しで、一緒に合コンへ行くと必ず「ここぞ!」という時に、この話を持ち出されるそうだ。
I氏「小学校高学年や中学生になって、うっかりおねしょしてしまった子供に限って、言い訳のスケールが大きいんですよ。作り話もほどほどにしないと親にはバレバレですよ」
Oくん「おねしょじゃないすよ!本当に金縛りに遭って」
I氏「はいはい。金縛りね。ウチの息子の同級生達なんか”宇宙人が現れた”とか”UFOが飛んできた”とか”オバケを見た”と言い訳したそうなんですよ。笑っちゃいますよね」
Oくん「俺の場合は本当に生まれて初めての金縛りだったんですってば」
I氏「はいはいはいはい。わかってますって」
Oくん「わかってないじゃないですか!」
Oくんが何と言ってもI氏に揚げ足を取られて茶化される。これが我がD班の控え室での日常だ。
※I氏から電話。I氏が働いている総菜工場のバイトに早く来てくれないか?との事。忙しくないとだらけるので、そろそろ行こうかな?と返事。
※Oくんの子供時代の話
小学校5年生の時のある夜、トイレに行きたくなって目を覚ましたOくんは、起きあがろうとしたとたんに強烈な金縛りに遭った。Oくんは子供心に「金縛りに遭ったって事は近くにオバケがいるって事だぞ」と思い、金縛りが解けても怖くて布団から出られなくなり、まさかの失禁。泣く泣く両親が寝ている部屋へ移動。
Oくん「母さん!今、金縛りに遭って怖くてシッコ漏らしちゃったよ〜」
Oくん母「アンタのパンツは全部洗ったから朝まで母さんのパンツを履いて寝なさい!朝になったらパンツが乾くから、ちゃんと履き替えて学校へ行くんだよ」
翌朝、Oくんはお母さんのパンツを履いている事を忘れ、自分のパンツに履き替えずに登校。休み時間にトイレへ行くと、隣りの便器で用を足していた同級生がOくんの股間を覗き込んだ。
同級生「こいつ、女のパンツ履いてるぞーーーー」
Oくん「こ、これはうちの母さんのパンツだよ」
同級生「母さんのパンツだってよーーーー」
小学校卒業まで「母さんのパンツ」「ママパンティー」と、冷やかされ続けたそうだ。この同級生は今もOくんと大の仲良しで、一緒に合コンへ行くと必ず「ここぞ!」という時に、この話を持ち出されるそうだ。
I氏「小学校高学年や中学生になって、うっかりおねしょしてしまった子供に限って、言い訳のスケールが大きいんですよ。作り話もほどほどにしないと親にはバレバレですよ」
Oくん「おねしょじゃないすよ!本当に金縛りに遭って」
I氏「はいはい。金縛りね。ウチの息子の同級生達なんか”宇宙人が現れた”とか”UFOが飛んできた”とか”オバケを見た”と言い訳したそうなんですよ。笑っちゃいますよね」
Oくん「俺の場合は本当に生まれて初めての金縛りだったんですってば」
I氏「はいはいはいはい。わかってますって」
Oくん「わかってないじゃないですか!」
Oくんが何と言ってもI氏に揚げ足を取られて茶化される。これが我がD班の控え室での日常だ。
ラブホ奮戦記198日目:白子入りスキン
2003年6月1日0:00-9:00. 5部屋掃除
今日はOくんとの2人勤務。5月19日以来約2週間ぶりの2人勤務だ。Tさんが入ってからは3人体制の勤務が多くなってラクだったが、6月からは日曜月曜を2人体制にしてその分、休みを増やすそうだ。良かった。思えば5月は4回しか休みが無かった。喜んでもいられず、今夜はI氏が休みなので代行はフロントFだ。
フロントへ出勤の打刻をしに行くと、相変わらずフロントFは椅子にふんぞり返って座っていた。引き継ぎもそこそこに部屋が空いたので出動しようとすると「C班にやらせるから、お前等はいいぞ」とのたまった。「お前、別に偉くないんだからせめて”C班にやってもらう”と言えよ」と言い返したいのをグッと堪えて無言でフロントを出た。
殆どの掃除や作業をC班が片付けてくれていたので暇だった。しかしフロントFがいるので何か作業をしていなければならない。作業室を見渡しても折るようなリネンも、風呂掃除用のボロ布も何も無かった。仕方なくロッカーに隠しておいた秘蔵のゴミ袋を出してきて、Oくんと黙々と折った。私達が作業をしている様子はフロントのモニターに映るので、見てくれと言わんばかりにゴミ袋を折りまくった。
つい夢中になってゴミ袋を折ったので、すぐに終わってしまった。また仕方なく、リネン屋さんへ出す使用済みのボロ布が入った袋から、部屋を拭く小さな雑巾(通称:小僧)をあさり、洗濯→乾燥→たたむを繰り返した。これもつい夢中になってやってしまったので、すぐに小僧棚がいっぱいになって止めざるを得なくなった。
Oくん「ったく。あんなおやじ1人の為に、何でこんな苦労しなきゃなんないんだよ。だんだんムカついてきた」
みかやん「あたしなんんか最初っからムカついてるよ。だいたいさぁ昨日だって土曜の夜で部屋の掃除がクソ忙しいってのに、”クレンザーがけしろ!”って言う自体がアホだよね。付き合いきれないよ」
Oくん「クレンザーがけなんか朝の本送の仕事で、俺ら仮送の仕事じゃないよ。それでも”やれ”と言うならやるけど、土曜の夜は部屋を空けるのが先決だろうさ」
みかやん「昨日、出勤した時なんか掃除待ちの部屋が6部屋もあって満室だったんだよ。お客さんも待合室に2組いたのに、クレンザーがけなんかしてたら30分以上待たせちゃうよ。どんなに待たせても回転が悪くなっても売り逃ししても、クレンザーかけてりゃいいのかい?ったくムカつくクソおやじだよ」
Oくん「結局1部屋もクレンザーがけしなかったけどね」
みかやん「アホオヤジの戯言なんか聞いちゃいないよ」
クソおやじの話に花が咲いて、次の部屋の掃除へ向かう頃には2人とも怒りがピークに達していた。部屋へ入るとドアの前に血まみれのバスローブが置いてあった。「しまった!」と思ったが時既に遅し。イライラしたりムカついたりして部屋へ入るとろくな目に遭わない。
半ば投げやりになりながら、Oくんと2人で血まみれのリネン類を袋詰めしてからベッドを組んだ。Oくんは風呂へ向かい、私は部屋に残ってゴミをまとめたが、そこで同時に「うわああぁ」と叫んでしまった。Oくんは洗面所の床が水浸しで靴下が濡れ、私はムニュっと白子入りスキンを踏んづけてしまった。全くツイてない。泣く泣く2人とも靴下を脱いで掃除をした。
部屋の掃除を終えトイレ掃除に取りかかると、便器の下にはシッコがこぼれていて、便器の中央にはトイレットベーパーが大量に残されていた。丁度、Oくんが風呂から出てきたので力無くトイレを指差した。
Oくん「男はこんなにシッコこぼして、女は用を足して水も流さないんだから。最悪のカップルだよね。おまけに床に白子入りスキンを放置しておくから踏んじゃったし。もう本当に最悪。帰りたい」
Oくんが見事に私が言いたかった事を代弁してくれた。白子入りスキンを踏んだショックで声も出なかった。フロントFが居るばかりに朝まで本当に本当に長かった。
今日はOくんとの2人勤務。5月19日以来約2週間ぶりの2人勤務だ。Tさんが入ってからは3人体制の勤務が多くなってラクだったが、6月からは日曜月曜を2人体制にしてその分、休みを増やすそうだ。良かった。思えば5月は4回しか休みが無かった。喜んでもいられず、今夜はI氏が休みなので代行はフロントFだ。
フロントへ出勤の打刻をしに行くと、相変わらずフロントFは椅子にふんぞり返って座っていた。引き継ぎもそこそこに部屋が空いたので出動しようとすると「C班にやらせるから、お前等はいいぞ」とのたまった。「お前、別に偉くないんだからせめて”C班にやってもらう”と言えよ」と言い返したいのをグッと堪えて無言でフロントを出た。
殆どの掃除や作業をC班が片付けてくれていたので暇だった。しかしフロントFがいるので何か作業をしていなければならない。作業室を見渡しても折るようなリネンも、風呂掃除用のボロ布も何も無かった。仕方なくロッカーに隠しておいた秘蔵のゴミ袋を出してきて、Oくんと黙々と折った。私達が作業をしている様子はフロントのモニターに映るので、見てくれと言わんばかりにゴミ袋を折りまくった。
つい夢中になってゴミ袋を折ったので、すぐに終わってしまった。また仕方なく、リネン屋さんへ出す使用済みのボロ布が入った袋から、部屋を拭く小さな雑巾(通称:小僧)をあさり、洗濯→乾燥→たたむを繰り返した。これもつい夢中になってやってしまったので、すぐに小僧棚がいっぱいになって止めざるを得なくなった。
Oくん「ったく。あんなおやじ1人の為に、何でこんな苦労しなきゃなんないんだよ。だんだんムカついてきた」
みかやん「あたしなんんか最初っからムカついてるよ。だいたいさぁ昨日だって土曜の夜で部屋の掃除がクソ忙しいってのに、”クレンザーがけしろ!”って言う自体がアホだよね。付き合いきれないよ」
Oくん「クレンザーがけなんか朝の本送の仕事で、俺ら仮送の仕事じゃないよ。それでも”やれ”と言うならやるけど、土曜の夜は部屋を空けるのが先決だろうさ」
みかやん「昨日、出勤した時なんか掃除待ちの部屋が6部屋もあって満室だったんだよ。お客さんも待合室に2組いたのに、クレンザーがけなんかしてたら30分以上待たせちゃうよ。どんなに待たせても回転が悪くなっても売り逃ししても、クレンザーかけてりゃいいのかい?ったくムカつくクソおやじだよ」
Oくん「結局1部屋もクレンザーがけしなかったけどね」
みかやん「アホオヤジの戯言なんか聞いちゃいないよ」
クソおやじの話に花が咲いて、次の部屋の掃除へ向かう頃には2人とも怒りがピークに達していた。部屋へ入るとドアの前に血まみれのバスローブが置いてあった。「しまった!」と思ったが時既に遅し。イライラしたりムカついたりして部屋へ入るとろくな目に遭わない。
半ば投げやりになりながら、Oくんと2人で血まみれのリネン類を袋詰めしてからベッドを組んだ。Oくんは風呂へ向かい、私は部屋に残ってゴミをまとめたが、そこで同時に「うわああぁ」と叫んでしまった。Oくんは洗面所の床が水浸しで靴下が濡れ、私はムニュっと白子入りスキンを踏んづけてしまった。全くツイてない。泣く泣く2人とも靴下を脱いで掃除をした。
部屋の掃除を終えトイレ掃除に取りかかると、便器の下にはシッコがこぼれていて、便器の中央にはトイレットベーパーが大量に残されていた。丁度、Oくんが風呂から出てきたので力無くトイレを指差した。
Oくん「男はこんなにシッコこぼして、女は用を足して水も流さないんだから。最悪のカップルだよね。おまけに床に白子入りスキンを放置しておくから踏んじゃったし。もう本当に最悪。帰りたい」
Oくんが見事に私が言いたかった事を代弁してくれた。白子入りスキンを踏んだショックで声も出なかった。フロントFが居るばかりに朝まで本当に本当に長かった。
コメントをみる |

ラブホ奮戦記197日目:不発弾
2003年5月31日※Oくんと一緒に札幌ドームへ行って赤黒の試合を観戦をした。人見知りしないOくんは、試合前に会った私の友人BD君、G君、GR君、と昔からの知り合いのように話をしていた。席に着いて選手入場時の盛り上がるサポーターを見て「すげえ!すげえ!ほんっとすげえ!」と、鳥肌を立てて感動していた。試合が始まると身を乗り出しては奇声を発して大騒ぎで、隣りにいた私は恥ずかしかった。
赤黒が先制した時は、立ち上がってデブの松村のようなオーバーな拍手をして、体操選手の着地の時のようなポーズで万歳していた。「ねえねえ、応援団って何て歌ってるの?」と聞かれたので教えると、誰より大きな声で「俺達の街の誇り、さあ行けよ札幌!俺達は歌うのさ、赤と黒がある限り」と歌いだした。ゴール裏ならともかく、我々が座ったSS指定席ではとても目立っていた。あんなに喜んで貰えて連れていって良かった。
0:00-9:00 22部屋掃除
今日はOくんとTさんとの勤務。Oくんは赤黒の勝利の余韻に浸ったままでゴキゲンだった。口を開けば「いや〜。いい試合を見たよね〜」「今日の試合は最高だったよね」「面白かった〜」と大騒ぎだった。しかし仕事は忙しかった。Oくんがはしゃぐので私も嬉しくなって気が付かなかったが、8連続掃除をしていた。
土曜だと言うのに何故か55分や1時間半で帰るお客さんが多かった。滞在時間が短いお客さんに限って、大急ぎでコトを済ませ、大急ぎで風呂に入ったりするので、部屋が荒れまくりだったりする。スキンがシーツの上や、TVの上、トイレの前や、ベッドの枕元にある部屋ばかりで、きちんとゴミ箱に捨てられている部屋が少なかった。
Oくん「日曜の朝になるのに、なんでみんな何かに追い立てられるように帰るんだろうね。しかもスキンは使っているのに、中が空で白子が入ってないんだよ。これで帰ったら損した気分にならないのかなぁ」
みかやん「ゆっくり出来ないなら、次回ゆっくりできる時に来ればいいのにね。55分で帰ったってきっちり宿泊料金を取られるのにね」
Oくん「全くだよ。ん?そっか。張り切って来たのにイかなかったから帰ったのかな?だって今日は空スキンばっかりだよ。どこの部屋へ行っても不発弾ばかり」
みかやん「あははは。空スキンだから不発弾かい?そりゃいいね」
Oくん「そうだよ。今日は不発弾撤去や不発弾処理ばかりだよね」
みかやん「じゃあたしらは危険な不発弾処理班だったのかい?」
Oくん「いや。もう爆発する危険性は無いから安心さ」
みかやん「あはは。確かにね」
Oくんがゴキゲンなまま控え室へ戻った。I氏が来た。
I氏「いや〜。久々に忙しいですね。大丈夫ですか?」
Oくん「俺、今日は気分は最高、体調も絶好調ですよ」
みかやん「今日、この人を赤黒の試合へ連れて行ったんですよ。そしたらもう、こんなんなって松村邦洋ばりの拍手をして、バンザイの時なんかこんなんなって体操選手のフィニッシュのポーズして、奇声を発するし、大声で歌を歌って大騒ぎだったんですよ。あたしゃ恥ずかしかった」
I氏「あはははは。Oくん、やってみて」
Oくん「もう出来ません!」
みかやん「SS指定席って貴族席とも呼ばれていて、静かに見てる人が多いからめっちゃ目立ったんですよね」
I氏「だいたいこんな貧民を貴族席なんかへ連れて行くから浮いちゃうんですよ」
Oくん「貧民とは失敬な」
I氏「でも、そんなに喜んで貰えたら連れて行った甲斐があったでしょう?」
みかやん「はい。想像を絶する喜びようでしたから。上の通路の横で見てたのに、立ち上がって大暴れするので、階段から転げ落ちるんじゃないかと心配でした。おまけにゴールの時は抱きつかれて背中をバシバシ叩かれたんですよ。痛かったです」
I氏「どさくさに紛れてなんて事を!」
Oくん「まあいいじゃないすか。勝ったんだし」
この後も朝9時まで不発弾の処理に追われた。日曜の朝くらいはゆっくりしていって欲しいものだ。
赤黒が先制した時は、立ち上がってデブの松村のようなオーバーな拍手をして、体操選手の着地の時のようなポーズで万歳していた。「ねえねえ、応援団って何て歌ってるの?」と聞かれたので教えると、誰より大きな声で「俺達の街の誇り、さあ行けよ札幌!俺達は歌うのさ、赤と黒がある限り」と歌いだした。ゴール裏ならともかく、我々が座ったSS指定席ではとても目立っていた。あんなに喜んで貰えて連れていって良かった。
0:00-9:00 22部屋掃除
今日はOくんとTさんとの勤務。Oくんは赤黒の勝利の余韻に浸ったままでゴキゲンだった。口を開けば「いや〜。いい試合を見たよね〜」「今日の試合は最高だったよね」「面白かった〜」と大騒ぎだった。しかし仕事は忙しかった。Oくんがはしゃぐので私も嬉しくなって気が付かなかったが、8連続掃除をしていた。
土曜だと言うのに何故か55分や1時間半で帰るお客さんが多かった。滞在時間が短いお客さんに限って、大急ぎでコトを済ませ、大急ぎで風呂に入ったりするので、部屋が荒れまくりだったりする。スキンがシーツの上や、TVの上、トイレの前や、ベッドの枕元にある部屋ばかりで、きちんとゴミ箱に捨てられている部屋が少なかった。
Oくん「日曜の朝になるのに、なんでみんな何かに追い立てられるように帰るんだろうね。しかもスキンは使っているのに、中が空で白子が入ってないんだよ。これで帰ったら損した気分にならないのかなぁ」
みかやん「ゆっくり出来ないなら、次回ゆっくりできる時に来ればいいのにね。55分で帰ったってきっちり宿泊料金を取られるのにね」
Oくん「全くだよ。ん?そっか。張り切って来たのにイかなかったから帰ったのかな?だって今日は空スキンばっかりだよ。どこの部屋へ行っても不発弾ばかり」
みかやん「あははは。空スキンだから不発弾かい?そりゃいいね」
Oくん「そうだよ。今日は不発弾撤去や不発弾処理ばかりだよね」
みかやん「じゃあたしらは危険な不発弾処理班だったのかい?」
Oくん「いや。もう爆発する危険性は無いから安心さ」
みかやん「あはは。確かにね」
Oくんがゴキゲンなまま控え室へ戻った。I氏が来た。
I氏「いや〜。久々に忙しいですね。大丈夫ですか?」
Oくん「俺、今日は気分は最高、体調も絶好調ですよ」
みかやん「今日、この人を赤黒の試合へ連れて行ったんですよ。そしたらもう、こんなんなって松村邦洋ばりの拍手をして、バンザイの時なんかこんなんなって体操選手のフィニッシュのポーズして、奇声を発するし、大声で歌を歌って大騒ぎだったんですよ。あたしゃ恥ずかしかった」
I氏「あはははは。Oくん、やってみて」
Oくん「もう出来ません!」
みかやん「SS指定席って貴族席とも呼ばれていて、静かに見てる人が多いからめっちゃ目立ったんですよね」
I氏「だいたいこんな貧民を貴族席なんかへ連れて行くから浮いちゃうんですよ」
Oくん「貧民とは失敬な」
I氏「でも、そんなに喜んで貰えたら連れて行った甲斐があったでしょう?」
みかやん「はい。想像を絶する喜びようでしたから。上の通路の横で見てたのに、立ち上がって大暴れするので、階段から転げ落ちるんじゃないかと心配でした。おまけにゴールの時は抱きつかれて背中をバシバシ叩かれたんですよ。痛かったです」
I氏「どさくさに紛れてなんて事を!」
Oくん「まあいいじゃないすか。勝ったんだし」
この後も朝9時まで不発弾の処理に追われた。日曜の朝くらいはゆっくりしていって欲しいものだ。
コメントをみる |

ラブホ奮戦記196日目:水難事故?
2003年5月30日0:00-9:00. 15部屋掃除
今日はOくんとトドとの勤務。今日もフロントへ出勤の打刻へ行くとフロントFがいた。いくら腹が立ってもフロントFは午前1時に帰る。1時間の辛抱だと思っても腹が立つが、フロントFの事はトドに任せて、私とOくんは知らんぷりだ。
今日は受難の日だった。洗面所にあるリネンのセット籠には、風呂上がりに足を拭く為の足拭きマット(通称:足マット)があるのに、足マットを使わずに風呂上がりに洗面所や部屋を歩いて床が水浸しになっている部屋があまりにも多かった。ラブホで働いていて何が一番腹が立つか?と聞かれたら、誰もが即「靴下が濡れる事」と答える。靴下が白子や血や汚物で濡れたら最悪だ。
部屋の蛍光灯の下では、床が濡れているかどうかはとても見えにくい。油断して部屋へ入って靴下が濡れると、誰もがとたんに機嫌が悪くなる。
Oくん「ああっ。床が濡れてるよ。くそーっ!靴下濡れちゃったよ。何て事するんだよ。だいたい、風呂入って足マットを使わないような客のマナーって最悪だよね」
私は「はい。ご覧のとおりです」と、床に無造作に捨てられていた使用済みスキンを指差した。Oくんが言うとおり、床が濡れているような部屋は、その他の所も悲惨な事になっている。この部屋の場合は、まず1つの使用済みスキンが床に落ちていて、もう1つはコーヒーやお茶の殻を乗せる皿の上にあった。ベッドの枕元にはビールをこぼしているし、シーツの上はお菓子の食べかすだらけになっていた。
この後も次々と床が濡れている部屋に当たり、三人とも靴下が濡れたので裸足になって掃除をした。素足で白子や血を踏むよりも、靴下を履いていた方がワンクッションあって良いかも知れないが、他人の身体を伝って落ちた水や、他人の身体から出た白子や血で濡れた靴下を履いているのも、気持ちの良いものではない。勝手な話だが、自分の足が濡れるのも靴下が濡れるのも、どっちもイヤだ。
三人とも無防備な裸足になっていると言うのに、我々の弱みにつけ込むかのように、アシガの客(ワキガ並みに足が臭い客)の部屋に当たった。
Oくん「うわっ。臭っ。アシガだよ」
トド「なんや裸足やと水虫でもうつりそうやで〜」
みかやん「理学療法士の友達も、患者の水虫がうつるって言ってた」
Oくん「やばいじゃん!ったくどいつもこいつも。泣きたくなるよ」
控え室へ戻って、こっそりと会社の洗濯機で靴下を洗って乾燥機で乾かし、ホカホカの靴下を履いて出発した。部屋に着いて私とトドがベッドを組み始めると、「ジャーッ」と言う物凄い音とOくんの「うわああぁ」と言う叫び声が聞こえてきた。トドと2人で風呂へ駆け付けるとOくんが風呂の床に倒れていて、浴槽からお湯がXの文字を描くようにジャージャーと吹き出ていた。
Oくん「いててて。風呂にお湯が入ってたから栓を抜いたんだよ。ジェットバスのスイッチが入ってるって知らないでいて、お湯が抜けて少なくなったとたんに、両側からお湯が吹き出てビックリして後に下がったら転んじゃったよ」
みかやん&トド「あはははは!」
Oくん「酷いよ。そんなに笑わなくたって。。」
みかやん「それより早くスイッチを切った方が良くない?」
Oくん「切れないよ。スイッチは向こう側でズブ濡れになるもん」
仕方ないので、お湯が完全に少なくなって吹き出さないようになるまで、放っておく事にした。お湯が壁に当たる音が聞こえなくなったので三人で風呂の様子を見に行くと、ジェットの噴出口から吹き上げられたお湯で壁一面はおろか天井まで見事にズブ濡れになっていた。風呂で転んだOくんもトレーナーの背中の部分やジーンズのお尻の部分がズブ濡れだった。笑っちゃ悪いとは思うがまた笑いがこみ上げてきた。
Oくん「ひでえや。何だい?この風呂は」
みかやん「・・・・・・」
Oくん「いいよ。笑いたかったら笑えばいいさ。フンだ」
トド「あはは。堪忍な。今日は水難の相が出てたんちゃうん?」
みかやん「ちょっとした水難事故だよね」
控え室へ戻ってOくんは風呂掃除用のバスタオル1枚の姿になって、濡れたトレーナーやジーンズを乾かした。なんとも哀れな姿のOくんだった。
今日はOくんとトドとの勤務。今日もフロントへ出勤の打刻へ行くとフロントFがいた。いくら腹が立ってもフロントFは午前1時に帰る。1時間の辛抱だと思っても腹が立つが、フロントFの事はトドに任せて、私とOくんは知らんぷりだ。
今日は受難の日だった。洗面所にあるリネンのセット籠には、風呂上がりに足を拭く為の足拭きマット(通称:足マット)があるのに、足マットを使わずに風呂上がりに洗面所や部屋を歩いて床が水浸しになっている部屋があまりにも多かった。ラブホで働いていて何が一番腹が立つか?と聞かれたら、誰もが即「靴下が濡れる事」と答える。靴下が白子や血や汚物で濡れたら最悪だ。
部屋の蛍光灯の下では、床が濡れているかどうかはとても見えにくい。油断して部屋へ入って靴下が濡れると、誰もがとたんに機嫌が悪くなる。
Oくん「ああっ。床が濡れてるよ。くそーっ!靴下濡れちゃったよ。何て事するんだよ。だいたい、風呂入って足マットを使わないような客のマナーって最悪だよね」
私は「はい。ご覧のとおりです」と、床に無造作に捨てられていた使用済みスキンを指差した。Oくんが言うとおり、床が濡れているような部屋は、その他の所も悲惨な事になっている。この部屋の場合は、まず1つの使用済みスキンが床に落ちていて、もう1つはコーヒーやお茶の殻を乗せる皿の上にあった。ベッドの枕元にはビールをこぼしているし、シーツの上はお菓子の食べかすだらけになっていた。
この後も次々と床が濡れている部屋に当たり、三人とも靴下が濡れたので裸足になって掃除をした。素足で白子や血を踏むよりも、靴下を履いていた方がワンクッションあって良いかも知れないが、他人の身体を伝って落ちた水や、他人の身体から出た白子や血で濡れた靴下を履いているのも、気持ちの良いものではない。勝手な話だが、自分の足が濡れるのも靴下が濡れるのも、どっちもイヤだ。
三人とも無防備な裸足になっていると言うのに、我々の弱みにつけ込むかのように、アシガの客(ワキガ並みに足が臭い客)の部屋に当たった。
Oくん「うわっ。臭っ。アシガだよ」
トド「なんや裸足やと水虫でもうつりそうやで〜」
みかやん「理学療法士の友達も、患者の水虫がうつるって言ってた」
Oくん「やばいじゃん!ったくどいつもこいつも。泣きたくなるよ」
控え室へ戻って、こっそりと会社の洗濯機で靴下を洗って乾燥機で乾かし、ホカホカの靴下を履いて出発した。部屋に着いて私とトドがベッドを組み始めると、「ジャーッ」と言う物凄い音とOくんの「うわああぁ」と言う叫び声が聞こえてきた。トドと2人で風呂へ駆け付けるとOくんが風呂の床に倒れていて、浴槽からお湯がXの文字を描くようにジャージャーと吹き出ていた。
Oくん「いててて。風呂にお湯が入ってたから栓を抜いたんだよ。ジェットバスのスイッチが入ってるって知らないでいて、お湯が抜けて少なくなったとたんに、両側からお湯が吹き出てビックリして後に下がったら転んじゃったよ」
みかやん&トド「あはははは!」
Oくん「酷いよ。そんなに笑わなくたって。。」
みかやん「それより早くスイッチを切った方が良くない?」
Oくん「切れないよ。スイッチは向こう側でズブ濡れになるもん」
仕方ないので、お湯が完全に少なくなって吹き出さないようになるまで、放っておく事にした。お湯が壁に当たる音が聞こえなくなったので三人で風呂の様子を見に行くと、ジェットの噴出口から吹き上げられたお湯で壁一面はおろか天井まで見事にズブ濡れになっていた。風呂で転んだOくんもトレーナーの背中の部分やジーンズのお尻の部分がズブ濡れだった。笑っちゃ悪いとは思うがまた笑いがこみ上げてきた。
Oくん「ひでえや。何だい?この風呂は」
みかやん「・・・・・・」
Oくん「いいよ。笑いたかったら笑えばいいさ。フンだ」
トド「あはは。堪忍な。今日は水難の相が出てたんちゃうん?」
みかやん「ちょっとした水難事故だよね」
控え室へ戻ってOくんは風呂掃除用のバスタオル1枚の姿になって、濡れたトレーナーやジーンズを乾かした。なんとも哀れな姿のOくんだった。
ラブホ奮戦記195日目:歪んだ妊婦
2003年5月29日0:00-6:00 8部屋掃除
今日はTさんとトドとの勤務。フロントへ出勤の打刻をしに行くとフロントFがいた。早速Fは「C班にもやらせたんだけど、今日はいつもより念入りに拭き掃除をしろ」とのたまった。”やらせた”とは何事だ。お前は上司か?フロントとは言えフロントK子以外は同じ時給のパートだろう。勘違いするな。お前の事は先輩だとは思うが上司だとは思ってないから、言葉遣いには気を付けろ!と思いながら無言で立ち去った。
部屋が空いてフロントへ冷蔵庫の補充を聞く為に電話をすると「はいフロント〜。飲み物は無し」と言ってガチャッと電話を切りやがる。「キイイーッ」となるのを何度も堪えた。
モニターからお客さんが精算を始めた事を知らせる音が聞こえてきたので、いつものように通路出入り口のカーテンの陰に隠れて、お客さんが帰るのを見送っていた。お客さんが玄関から出たのを確認して1歩通路に出ると、玄関からお客さんが入って来たので慌ててカーテンの陰に隠れた。20代前半の男性と同じ位の年齢の女性だったが、女性は臨月と思われる大きなお腹をした妊婦さんだった。
トド「たまには気分を変えてホテルへ来てみたんやろ。産まれてもうたらなかなか来られへんし。変に興奮して産気づく言う事もないやろ」
みかやん「実際こんな所で産気づかれたら笑えないよね。みんなでお湯でも沸かすかい?」
トド「ならウチはへその緒を切ったるわ」
Tさん「冗談ですよね?」
トド「冗談に決まってるやろ」
妊婦さん達が213号室へ入ったのを見届けて、私達は他の部屋の掃除へ向かった。朝方になって212号室の掃除をしていると隣の213号室が空いた。私達が掃除中に次の部屋が空いた場合は、フロントの人が先に部屋へ入ってハギをするのに、フロントFはハギに入らなかった。
トド「ハギにも入らんで何やっとんねん」
みかやん「213号室って妊婦さんが入った部屋だよね」
トド「暇や思うてハギにも入らんフロントなんて初めてや」
問題の213号室へ入るとベッドの枕元に、らくがき帳が開いたまま置いてあったので早速読んでみた。
”♂○男 22才・女房は実家/♀○子 22才・旦那はA県
2人の関係は:元彼氏元彼女&幼馴染み
里帰り出産で実家へ戻りました
里帰りと言っても私の両親は養父と養母です
お腹の子供の父親である○男に会いたくて会いたくて
里帰り一日目に○男と来ました
旦那は自分の子供だと思っています
旦那には一生明かせない○男と2人だけの秘密です
○男と私は同じ施設で育ちました
私は養父と養母に引き取られましたが
○男は施設を出て天涯孤独のまま生きてきました
本当は○男と結婚したかったけど
○男は私に言いました
「ちゃんと両親がいる男と結婚して
子供を産む時は4人の親に祝福して貰え」
でもお腹の子は○男の子供です
私が実の両親にされたような裏切りを
私も旦那と子供にしようとしています
○男と結婚しなかった事を後悔しています
血は争えないと言うけど
私は子供を捨てるような親の子だから
こんな裏切りが出来るんでしょうか?
でも私はこの子を捨てたりしません
実の親がしたような最悪の過ちを繰り返しません”
みかやん「はあっ?何これ?酷い話だよ。十分、過ちを繰り返してるじゃん!」
トド「どれ?何やて?。。。まぁ、男と女にはいろいろあるからな」
みかやん「並みならぬ苦労をして大人になったんだとは思うよ。でもこれじゃ単なる悲劇のヒロイン病だよ。決して美化できるような話じゃないよ。こんな話を正当化させようなんて無理があるよ」
トド「確かに歪んでるわな。被害妄想ゆうんか?でも本人は”ええ話やろ”思うて書き残したんやろな」
みかやん「なんもええ話やおまへん」
トド「ほんまやな」
今日はこの部屋が最後だったので、どうにも後味が悪かった。元彼の子を産んで、何も知らない旦那と育てるだなんて。。。ドヨドヨの気分で帰宅した。
今日はTさんとトドとの勤務。フロントへ出勤の打刻をしに行くとフロントFがいた。早速Fは「C班にもやらせたんだけど、今日はいつもより念入りに拭き掃除をしろ」とのたまった。”やらせた”とは何事だ。お前は上司か?フロントとは言えフロントK子以外は同じ時給のパートだろう。勘違いするな。お前の事は先輩だとは思うが上司だとは思ってないから、言葉遣いには気を付けろ!と思いながら無言で立ち去った。
部屋が空いてフロントへ冷蔵庫の補充を聞く為に電話をすると「はいフロント〜。飲み物は無し」と言ってガチャッと電話を切りやがる。「キイイーッ」となるのを何度も堪えた。
モニターからお客さんが精算を始めた事を知らせる音が聞こえてきたので、いつものように通路出入り口のカーテンの陰に隠れて、お客さんが帰るのを見送っていた。お客さんが玄関から出たのを確認して1歩通路に出ると、玄関からお客さんが入って来たので慌ててカーテンの陰に隠れた。20代前半の男性と同じ位の年齢の女性だったが、女性は臨月と思われる大きなお腹をした妊婦さんだった。
トド「たまには気分を変えてホテルへ来てみたんやろ。産まれてもうたらなかなか来られへんし。変に興奮して産気づく言う事もないやろ」
みかやん「実際こんな所で産気づかれたら笑えないよね。みんなでお湯でも沸かすかい?」
トド「ならウチはへその緒を切ったるわ」
Tさん「冗談ですよね?」
トド「冗談に決まってるやろ」
妊婦さん達が213号室へ入ったのを見届けて、私達は他の部屋の掃除へ向かった。朝方になって212号室の掃除をしていると隣の213号室が空いた。私達が掃除中に次の部屋が空いた場合は、フロントの人が先に部屋へ入ってハギをするのに、フロントFはハギに入らなかった。
トド「ハギにも入らんで何やっとんねん」
みかやん「213号室って妊婦さんが入った部屋だよね」
トド「暇や思うてハギにも入らんフロントなんて初めてや」
問題の213号室へ入るとベッドの枕元に、らくがき帳が開いたまま置いてあったので早速読んでみた。
”♂○男 22才・女房は実家/♀○子 22才・旦那はA県
2人の関係は:元彼氏元彼女&幼馴染み
里帰り出産で実家へ戻りました
里帰りと言っても私の両親は養父と養母です
お腹の子供の父親である○男に会いたくて会いたくて
里帰り一日目に○男と来ました
旦那は自分の子供だと思っています
旦那には一生明かせない○男と2人だけの秘密です
○男と私は同じ施設で育ちました
私は養父と養母に引き取られましたが
○男は施設を出て天涯孤独のまま生きてきました
本当は○男と結婚したかったけど
○男は私に言いました
「ちゃんと両親がいる男と結婚して
子供を産む時は4人の親に祝福して貰え」
でもお腹の子は○男の子供です
私が実の両親にされたような裏切りを
私も旦那と子供にしようとしています
○男と結婚しなかった事を後悔しています
血は争えないと言うけど
私は子供を捨てるような親の子だから
こんな裏切りが出来るんでしょうか?
でも私はこの子を捨てたりしません
実の親がしたような最悪の過ちを繰り返しません”
みかやん「はあっ?何これ?酷い話だよ。十分、過ちを繰り返してるじゃん!」
トド「どれ?何やて?。。。まぁ、男と女にはいろいろあるからな」
みかやん「並みならぬ苦労をして大人になったんだとは思うよ。でもこれじゃ単なる悲劇のヒロイン病だよ。決して美化できるような話じゃないよ。こんな話を正当化させようなんて無理があるよ」
トド「確かに歪んでるわな。被害妄想ゆうんか?でも本人は”ええ話やろ”思うて書き残したんやろな」
みかやん「なんもええ話やおまへん」
トド「ほんまやな」
今日はこの部屋が最後だったので、どうにも後味が悪かった。元彼の子を産んで、何も知らない旦那と育てるだなんて。。。ドヨドヨの気分で帰宅した。
コメントをみる |

ラブホ奮戦記194日目:嫌われ者F
2003年5月28日0:00-6:00 8部屋掃除
今日はOくんとTさんとの勤務。5月14日の水曜日の時のように、水曜だと言うのに出勤早々掃除に駆り出された。C班の遅番と協力して次々と掃除をして、控え室へ戻ったのは午前2時半だった。出勤時から午前1時までにC班と4部屋ずつ8部屋掃除をして、C班が帰った午前1時から我々だけで3部屋掃除したので、一気に7部屋掃除をしたので、ドッと疲れた。水曜なのに0時から午前2時までの2時間で11部屋も空くのは異常だ。
後片付けをして控え室の椅子に腰を下ろすと、私達が戻るのを待っていたようにI氏が来た。
I氏「皆さん!大変な事になりました。なんと言ったらいいのか。もう、もう。最悪です」
みかやん「なんですか?どうしたって言うんですか?」
I氏「明日からフロントFが来る事になりました」
Oくん「ええええーっ」
Tさん「フロントFって誰ですか?」
フロントFと言えばホテルKの悪名高いフロントだ。ホテルKで総スカンを喰って2月8日にホテルQへ飛ばされたが、ホテルQでも嫌われまくってすぐにホテルKへ返品したという過去があった。
みかやん「フロントFって、いけ好かない高飛車で不細工なおやぢなのさ。油断するとセクハラするからTさんも気を付けなきゃ!」
Oくん「俺らのHさんの事を”アイツは俺の女だから”なんて言いやがる。シフト表を組む時だって”この女は俺に携帯番号を教えたから仕事を多くしてやる。この女は俺に携帯番号を教えないから出番を少なくしてやる”なんて、ぬかしやがる最低のおやぢさ」
I氏「”おい、お前”とか”これやっとけよ”と兎に角、高飛車な物の言い方をする奴で、メイクさん達に嫌われまくってるんですよ」
Tさん「へええ。とんでもない人がいるんですね」
I氏「ホテルKで、どうしようもなくなって、うちのフロントK子がFを引き取ってしまったんですよ」
Oくん「余計な事を。。。」
みかやん「ったく。最悪だよね。”おいお前”だなんて言われたら返事しなきゃいいんだよ。”あたしゃアンタの嫁でも子供でもないわ”って言ってやるわ。”やっとけよ”だなんて言われたらそれこそ”お前もな”って言い返してやるよ。絶対あんなおやぢの言いなりになんかならないよ」
I氏「さすがみかやん。頼もしい!そうですよ。あのオヤヂは自分の立場を分かってないんで、ガンガン言ってやって下さい」
さんざんフロントFの話をしていて午前4時半にようやく部屋が空いた。それでも話は止まらず掃除に行ったのは午前5時半だった。ムカついて無言で部屋へ向かったが部屋の入口でふと気が付いた。
みかやん「ダメだダメだ。フロントFの話をしてすっかりムカついたけど、こんな気持ちで部屋に入ったらロクな目に遭わないから、みんな気持ちを切り替えて、笑顔で、笑顔で、いいね」
Oくん「急に言われても無理っ。どうしてもフロントFの顔が浮かんできてムカつくよ」
みかやん「だめだめ!はい笑って!笑顔笑顔。はいチーズ!Tさんも」
部屋の入口で三人で深呼吸してから部屋へ入った。部屋は綺麗なものだった。ゴミは燃えるゴミと燃えないゴミに分けられていて、使ったリネン類はたたまれてあって、お風呂はお湯が抜かれ換気扇が回っていてドアも開いていた。使ったグラスや灰皿は洗面所にまとめられていてハギをしたのでは?と見まごう状態だった。
Oくん「気持ち切り替えて入って良かったよ。凄い綺麗」
Tさん「こんなお客さんは初めてです。得した気分ですね」
Oくん「このお客さんなら100点満点あげたいよね」
一時はフロントFの話ですっかり気分を悪くしてしまったが、このお客さんのお陰で今日最後の部屋を気持ち良く掃除して帰る事が出来た。お客さんはベッドの枕元にある名刺の裏に”ありがとう”と書いて帰ってくれていたが、ありがとう!と言いたいのは私達の方だと思った。明日からあのおやぢが来る。でも負けないぞ。
今日はOくんとTさんとの勤務。5月14日の水曜日の時のように、水曜だと言うのに出勤早々掃除に駆り出された。C班の遅番と協力して次々と掃除をして、控え室へ戻ったのは午前2時半だった。出勤時から午前1時までにC班と4部屋ずつ8部屋掃除をして、C班が帰った午前1時から我々だけで3部屋掃除したので、一気に7部屋掃除をしたので、ドッと疲れた。水曜なのに0時から午前2時までの2時間で11部屋も空くのは異常だ。
後片付けをして控え室の椅子に腰を下ろすと、私達が戻るのを待っていたようにI氏が来た。
I氏「皆さん!大変な事になりました。なんと言ったらいいのか。もう、もう。最悪です」
みかやん「なんですか?どうしたって言うんですか?」
I氏「明日からフロントFが来る事になりました」
Oくん「ええええーっ」
Tさん「フロントFって誰ですか?」
フロントFと言えばホテルKの悪名高いフロントだ。ホテルKで総スカンを喰って2月8日にホテルQへ飛ばされたが、ホテルQでも嫌われまくってすぐにホテルKへ返品したという過去があった。
みかやん「フロントFって、いけ好かない高飛車で不細工なおやぢなのさ。油断するとセクハラするからTさんも気を付けなきゃ!」
Oくん「俺らのHさんの事を”アイツは俺の女だから”なんて言いやがる。シフト表を組む時だって”この女は俺に携帯番号を教えたから仕事を多くしてやる。この女は俺に携帯番号を教えないから出番を少なくしてやる”なんて、ぬかしやがる最低のおやぢさ」
I氏「”おい、お前”とか”これやっとけよ”と兎に角、高飛車な物の言い方をする奴で、メイクさん達に嫌われまくってるんですよ」
Tさん「へええ。とんでもない人がいるんですね」
I氏「ホテルKで、どうしようもなくなって、うちのフロントK子がFを引き取ってしまったんですよ」
Oくん「余計な事を。。。」
みかやん「ったく。最悪だよね。”おいお前”だなんて言われたら返事しなきゃいいんだよ。”あたしゃアンタの嫁でも子供でもないわ”って言ってやるわ。”やっとけよ”だなんて言われたらそれこそ”お前もな”って言い返してやるよ。絶対あんなおやぢの言いなりになんかならないよ」
I氏「さすがみかやん。頼もしい!そうですよ。あのオヤヂは自分の立場を分かってないんで、ガンガン言ってやって下さい」
さんざんフロントFの話をしていて午前4時半にようやく部屋が空いた。それでも話は止まらず掃除に行ったのは午前5時半だった。ムカついて無言で部屋へ向かったが部屋の入口でふと気が付いた。
みかやん「ダメだダメだ。フロントFの話をしてすっかりムカついたけど、こんな気持ちで部屋に入ったらロクな目に遭わないから、みんな気持ちを切り替えて、笑顔で、笑顔で、いいね」
Oくん「急に言われても無理っ。どうしてもフロントFの顔が浮かんできてムカつくよ」
みかやん「だめだめ!はい笑って!笑顔笑顔。はいチーズ!Tさんも」
部屋の入口で三人で深呼吸してから部屋へ入った。部屋は綺麗なものだった。ゴミは燃えるゴミと燃えないゴミに分けられていて、使ったリネン類はたたまれてあって、お風呂はお湯が抜かれ換気扇が回っていてドアも開いていた。使ったグラスや灰皿は洗面所にまとめられていてハギをしたのでは?と見まごう状態だった。
Oくん「気持ち切り替えて入って良かったよ。凄い綺麗」
Tさん「こんなお客さんは初めてです。得した気分ですね」
Oくん「このお客さんなら100点満点あげたいよね」
一時はフロントFの話ですっかり気分を悪くしてしまったが、このお客さんのお陰で今日最後の部屋を気持ち良く掃除して帰る事が出来た。お客さんはベッドの枕元にある名刺の裏に”ありがとう”と書いて帰ってくれていたが、ありがとう!と言いたいのは私達の方だと思った。明日からあのおやぢが来る。でも負けないぞ。
今日は休み・Oくんの少年時代
2003年5月27日※甚だ申し遅れていておりました。お気に入り登録ありがとうございます。5月20日の日記に、rotiさん、すばるさん、鈴木さん、アゲハさん、みずきさん、しのさん、ひねもすさん、へのご挨拶があります。
※カウンター直る(5回目・喜)
※Oくんの子供時代の話
Oくんのお父さんは休みの度に、小学生だったOくんを連れて海へ山へ川へ沼へ出かけたそうだ。魚釣り、山菜取り、虫取り、砂金取りや河原の石拾いをして遊んだらしい。そんなお父さんに育てられたOくんは野生児そのもので、三時のおやつは木の実や川海老だったそうだ。Oくんの話によるとかなりサバイバーな生活だ。
Oくんの家では様々な生き物を飼育していた。トンボ、トカゲ、エゾサンショウウオ、どじょう、タニシ、ウシガエル、ハゼ、熱帯魚、クワガタ、ハムスター、蛇、鶏、チャボ、等だそうだ。その話をOくんは私とI氏に話してくれた。
I氏「ええっ?タニシやウシガエルを食ってたって?」
Oくん「食ってたじゃなくて飼ってたんです!」
I氏「辛い過去は吐き出した方がいいよ。聞いてあげるから」
みかやん「お母さんが”Oちゃん、今夜はウシよ”って料理を出してきたら、ウシはウシでも牛肉じゃなくてウシガエルだったりするんでしょ。可愛そうに」
I氏「お母さんに”Oちゃん、今夜はアワビよ”って、タニシを食わされてたでしょ。ああぁ。可愛そうに。なんてこった」
みかやん「当然、どじょうはウナギと言われてたんだろうね」
Oくん「だから!食ってなくて飼ってたんですってば!」
みかやん「そっか、Oちゃんの実家って自給自足なんだ」
I氏「毎日鶏の卵を食べて、時にはチャボを食ったり、トカゲやトンボは黒焼きでしょうか。自給自足と自営業と養殖で大忙しですね」
Oくん「自給自足も自営業も養殖もやってませんて!鶏の卵は毎日食べてましたけど」
I氏「ほらやっぱり。チャボ鍋やトカゲの黒焼きやタニシもウシガエルもみんな食べたでしょう!」
Oくん「どうしてそんな話になるんですか?」
I氏「Oくんには、木の皮を食ってた北朝鮮の人や、タニシを食ってた魯山人もビックリでしょうね」
Oくん「それと家にサルノコシカケがありましたよ。山ではエゾマツタケを食いましたけど木の皮は食ってませんよ」
I氏「エゾマツタケなんて聞いた事ないや。危ないキノコでも食わされてたんじゃないの?」
Oくん「あるんです!味も臭いも松茸でした」
I氏「はいはい。今日のところはこのくらいにしておきましょう。腹一杯Oくんをからかって面白かったです」
Oくん「だから松茸なんですってば」
I氏「はいはい。どうせ椎茸でしょ。じゃ失礼します」
最後まで、まともに話を聞いて貰えず茶化されっぱなしのOくんだった。
※カウンター直る(5回目・喜)
※Oくんの子供時代の話
Oくんのお父さんは休みの度に、小学生だったOくんを連れて海へ山へ川へ沼へ出かけたそうだ。魚釣り、山菜取り、虫取り、砂金取りや河原の石拾いをして遊んだらしい。そんなお父さんに育てられたOくんは野生児そのもので、三時のおやつは木の実や川海老だったそうだ。Oくんの話によるとかなりサバイバーな生活だ。
Oくんの家では様々な生き物を飼育していた。トンボ、トカゲ、エゾサンショウウオ、どじょう、タニシ、ウシガエル、ハゼ、熱帯魚、クワガタ、ハムスター、蛇、鶏、チャボ、等だそうだ。その話をOくんは私とI氏に話してくれた。
I氏「ええっ?タニシやウシガエルを食ってたって?」
Oくん「食ってたじゃなくて飼ってたんです!」
I氏「辛い過去は吐き出した方がいいよ。聞いてあげるから」
みかやん「お母さんが”Oちゃん、今夜はウシよ”って料理を出してきたら、ウシはウシでも牛肉じゃなくてウシガエルだったりするんでしょ。可愛そうに」
I氏「お母さんに”Oちゃん、今夜はアワビよ”って、タニシを食わされてたでしょ。ああぁ。可愛そうに。なんてこった」
みかやん「当然、どじょうはウナギと言われてたんだろうね」
Oくん「だから!食ってなくて飼ってたんですってば!」
みかやん「そっか、Oちゃんの実家って自給自足なんだ」
I氏「毎日鶏の卵を食べて、時にはチャボを食ったり、トカゲやトンボは黒焼きでしょうか。自給自足と自営業と養殖で大忙しですね」
Oくん「自給自足も自営業も養殖もやってませんて!鶏の卵は毎日食べてましたけど」
I氏「ほらやっぱり。チャボ鍋やトカゲの黒焼きやタニシもウシガエルもみんな食べたでしょう!」
Oくん「どうしてそんな話になるんですか?」
I氏「Oくんには、木の皮を食ってた北朝鮮の人や、タニシを食ってた魯山人もビックリでしょうね」
Oくん「それと家にサルノコシカケがありましたよ。山ではエゾマツタケを食いましたけど木の皮は食ってませんよ」
I氏「エゾマツタケなんて聞いた事ないや。危ないキノコでも食わされてたんじゃないの?」
Oくん「あるんです!味も臭いも松茸でした」
I氏「はいはい。今日のところはこのくらいにしておきましょう。腹一杯Oくんをからかって面白かったです」
Oくん「だから松茸なんですってば」
I氏「はいはい。どうせ椎茸でしょ。じゃ失礼します」
最後まで、まともに話を聞いて貰えず茶化されっぱなしのOくんだった。
ラブホ奮戦記193日目:マニアな者
2003年5月26日※カウンター壊れる(5回目・哀)
0:00-9:00 10部屋掃除
今日はOくんとTさんとの勤務。今日も暇な気配が漂っていたので、のんびり掃除をした。いつもなら早く掃除を終えた人が、まだ掃除中の人を手伝っていたが、今日はゆっくり待つ事にして待っている間は、らくがき帳を見ていた。パラパラとらくがき帳をめくると、細かな文字でびっちり書いた頁があったので、ゆっくり読む事にした。
”どこのラブホテルもサービス合戦で大変ですねー
ここのラブホテルは・・・
・別々の車で来ても駐車場に余裕がある
・皮手錠付きのスケベ椅子がある
・サウナ付きの部屋がある
・部屋が広ーい
・コンビニボックスが充実
以上の点がとても良いと思います
ですが僕が今まで利用したラブホテルには
ホテルA・・・スロットマシン
ホテルB・・・コスプレ衣装
ホテルC・・・SMグッズ販売
ホテルD・・・次回割引券
ホテルE・・・SMプレイルーム
ホテルF・・・無料ドリンク各種
ホテルG・・・マッサージ機
ホテルH・・・予約OK
ホテルI・・・宿泊時朝食無料
ホテルJ・・・24時間休憩対応
ホテルK・・・プレステ2
ホテルL・・・金、土、日にプレゼント有り
ホテルM・・・全室浴室TV
ホテルN・・・大画面液晶プラズマTV
ホテルO・・・休憩2800円、宿泊4700円
ホテルP・・・DVD貸し出し
ホテルQ・・・マイナスイオン温泉
ホテルR・・・豚丼他無料メニュー多数
ホテルS・・・プリクラ
ホテルT・・・平日宿泊3500円
ホテルU・・・露天ジャグジー
ホテルV・・・外出自由
ホテルW・・・天然ミネラル鉱石温泉
ホテルX・・・ポラロイドカメラ貸し出し
ホテルY・・・エアマット&特大ローション瓶
ホテルZ・・・クレジットカード全社対応
等々のサービスがありました
僕のおすすめは露天ジャグジーです
改装の時の参考になればと思ったのですが
参考にはならないでしょうね(苦笑)
マニアな者のひとりごとでした”
みかやん「ちょっと!Oちゃん!凄いらくがきを見つけたよ」
Oくん「どれどれ?うわっ、細かいや」
みかやん「この人、札幌や近郊のホテルは完全制覇してるんじゃない?」
Oくん「俺らが”H椅子”と呼んでたのは”皮手錠付きのスケベ椅子”って言うの?それに素人さんなのに”コンビニボックス”って言う所が凄いよね」
みかやん「今まで、いくらラブホに費やしてるんだろね」
Oくん「アルファベットは26文字でしょ。26箇所全部休憩でも10万円超えるよ。全部、宿泊だったりしたら気が遠くなるような金額だよ。ひえぇーっ。お金持ちってホント何考えてるか俺にはわからないよ」
みかやん「大げさな。気が遠くなるような天文学的数字にはならないでしょ。でも、この人も忙しい人だよね。ある時はコスプレ、ある時はSM、ある時は温泉に入って、ある時は外出だよ。それに露天ジャグジーが付いてるような部屋は高額なんだろうね」
Tさんがやっと風呂掃除を終えたので、らくがき帳を見せた。
Tさん「ホテルRって、すぐ近所ですよね。豚丼の出前をしてくれないでしょうか?」
Oくん「無理っ!」
Tさん「ホテルAの近くにはパチンコ店は無いんですかね?スロットなら黙ってパチンコへ行けばいいのに」
みかやん「そう言われたらそうだけど・・・」
Oくん「それじゃ夢も希望も無いよ。商売にならない。ラブホでも利用する人がいるからプレステやスロットがあるんだと思うよ。俺はホテルXのポラロイドカメラ貸し出しがいいな。へへ。でもホテルXは遠いよ」
Tさん「私はホテルQのマイナスイオン温泉か、ホテルWの天然ミネラル鉱石温泉がいいです。お肌に良さそう。でもホテルQってK区のS地域にあって遠いですよね」
みかやん「私はやっぱりホテルUの露天ジャグジーがいいよ。8階建ての屋上にでもあるのかな?」
一同「いいねえ。行ってみたいねえ」
各自勝手に様々な想像をして、暫く無言になった。Tさんが心なしか遠い目をしていたのが気になった。
0:00-9:00 10部屋掃除
今日はOくんとTさんとの勤務。今日も暇な気配が漂っていたので、のんびり掃除をした。いつもなら早く掃除を終えた人が、まだ掃除中の人を手伝っていたが、今日はゆっくり待つ事にして待っている間は、らくがき帳を見ていた。パラパラとらくがき帳をめくると、細かな文字でびっちり書いた頁があったので、ゆっくり読む事にした。
”どこのラブホテルもサービス合戦で大変ですねー
ここのラブホテルは・・・
・別々の車で来ても駐車場に余裕がある
・皮手錠付きのスケベ椅子がある
・サウナ付きの部屋がある
・部屋が広ーい
・コンビニボックスが充実
以上の点がとても良いと思います
ですが僕が今まで利用したラブホテルには
ホテルA・・・スロットマシン
ホテルB・・・コスプレ衣装
ホテルC・・・SMグッズ販売
ホテルD・・・次回割引券
ホテルE・・・SMプレイルーム
ホテルF・・・無料ドリンク各種
ホテルG・・・マッサージ機
ホテルH・・・予約OK
ホテルI・・・宿泊時朝食無料
ホテルJ・・・24時間休憩対応
ホテルK・・・プレステ2
ホテルL・・・金、土、日にプレゼント有り
ホテルM・・・全室浴室TV
ホテルN・・・大画面液晶プラズマTV
ホテルO・・・休憩2800円、宿泊4700円
ホテルP・・・DVD貸し出し
ホテルQ・・・マイナスイオン温泉
ホテルR・・・豚丼他無料メニュー多数
ホテルS・・・プリクラ
ホテルT・・・平日宿泊3500円
ホテルU・・・露天ジャグジー
ホテルV・・・外出自由
ホテルW・・・天然ミネラル鉱石温泉
ホテルX・・・ポラロイドカメラ貸し出し
ホテルY・・・エアマット&特大ローション瓶
ホテルZ・・・クレジットカード全社対応
等々のサービスがありました
僕のおすすめは露天ジャグジーです
改装の時の参考になればと思ったのですが
参考にはならないでしょうね(苦笑)
マニアな者のひとりごとでした”
みかやん「ちょっと!Oちゃん!凄いらくがきを見つけたよ」
Oくん「どれどれ?うわっ、細かいや」
みかやん「この人、札幌や近郊のホテルは完全制覇してるんじゃない?」
Oくん「俺らが”H椅子”と呼んでたのは”皮手錠付きのスケベ椅子”って言うの?それに素人さんなのに”コンビニボックス”って言う所が凄いよね」
みかやん「今まで、いくらラブホに費やしてるんだろね」
Oくん「アルファベットは26文字でしょ。26箇所全部休憩でも10万円超えるよ。全部、宿泊だったりしたら気が遠くなるような金額だよ。ひえぇーっ。お金持ちってホント何考えてるか俺にはわからないよ」
みかやん「大げさな。気が遠くなるような天文学的数字にはならないでしょ。でも、この人も忙しい人だよね。ある時はコスプレ、ある時はSM、ある時は温泉に入って、ある時は外出だよ。それに露天ジャグジーが付いてるような部屋は高額なんだろうね」
Tさんがやっと風呂掃除を終えたので、らくがき帳を見せた。
Tさん「ホテルRって、すぐ近所ですよね。豚丼の出前をしてくれないでしょうか?」
Oくん「無理っ!」
Tさん「ホテルAの近くにはパチンコ店は無いんですかね?スロットなら黙ってパチンコへ行けばいいのに」
みかやん「そう言われたらそうだけど・・・」
Oくん「それじゃ夢も希望も無いよ。商売にならない。ラブホでも利用する人がいるからプレステやスロットがあるんだと思うよ。俺はホテルXのポラロイドカメラ貸し出しがいいな。へへ。でもホテルXは遠いよ」
Tさん「私はホテルQのマイナスイオン温泉か、ホテルWの天然ミネラル鉱石温泉がいいです。お肌に良さそう。でもホテルQってK区のS地域にあって遠いですよね」
みかやん「私はやっぱりホテルUの露天ジャグジーがいいよ。8階建ての屋上にでもあるのかな?」
一同「いいねえ。行ってみたいねえ」
各自勝手に様々な想像をして、暫く無言になった。Tさんが心なしか遠い目をしていたのが気になった。
ラブホ奮戦記192日目:ラブホの面接
2003年5月25日0:00-9:00 6部屋掃除
今日はOくんとTさんとの勤務。出勤時には3部屋しか在室が無かった。当然のようにC班は全員12時上がりをしたので、早速3人きりになった。フロントYが居るので控え室で休んでいるわけにもいかず、空き部屋へ行って作業をしてから部屋の中で休んだ。
Tさん「こんなに仲のいい職場って珍しいですよね」
Oくん「前は最悪だったよ。Sさん(トド)が毎日、俺らをヒステリックに怒鳴り散らして、新人指導と言うより単なる新人いびりだったのさ。異動になった先輩が見かねてSさんと対決してくれたから今はおとなしくしてるけど、すぐ調子に乗る奴だからSさんの事は放っておいて」
Tさん「新人いびり。。。って怖いですね」
みかやん「私達を怒鳴りつける事でストレス解消してたみたい。Sさんの後輩は、Sさんより年上で他店でのベッドメイク歴が長い人だったから、偉そうに出来なかったんだよね。あたしらはSさんより年下でベッドメイクの経験も無いし、最高のカモだったの」
Tさん「あの。ところでSさんって誰ですか?」
Oくん「うちの班にいる大阪弁の太った人だよ」
ようやく1組のお客さんが帰ったので掃除に向かった。Tさんが風呂係だったのでOくんとベッドを組んだ。
Oくん「さっきは倒れそうだったよ。さんざんトドの話をしてたのに”Sさんて誰?”って。Tさんって頭悪いよ」
みかやん「頭悪いと言うより天然でんねんだと思うよ」
Oくん「きっと俺等の名前も知らないんだよ」
フロントYが帰ったので、ゆっくりと控え室で休む事にした。
Tさん「お二人はココの面接は何社目でした?」
Oくん「俺は2社目。ココの近くの総菜工場を受けたけど落ちた」
みかやん「あたしはココだけ。たまたま1発合格だったよ」
Tさん「私は5社目です。ススキノのラブホテル3社とT区のラブホテル1社の面接へ行きましたが、見事に落とされました。何故か必ず血液型を聞かれて、本当の血液型を言ったら落ちました。面接の時に血液型を聞かれなかったのはココだけです」
みかやん「血液型って何か関係あるの?その4社って全部同じ系列のラブホなんじゃないの?」
Tさん「4社とも何の関わりも無いはずです。私のB型の血が悪いんです。嘘でもA型と言っていたら几帳面なイメージで合格してたと思うんですよ」
みかやん「あたしの親友や仲のいい友達は殆どB型なんだよね。あたしはA型だけど几帳面じゃないし。面接で血液型を聞くなんて初耳だよ」
Tさん「何か理由を付けて私を不合格にしたかったんだと思います。あと、面接では新卒でもないのに”将来の夢は?”とか、何故か”霊感は強い方ですか?”や”ラブホテルと聞いて思い浮かぶ言葉を言えるだけ言って下さい”とか変な質問ばかりで、ココの面接が一番まともでしたよ」
Oくん「”霊感は強い方ですか?”って聞いてきたホテルは、きっと”出る”んだよ」
みかやん「いや〜。怖い事、言わないで」
Tさん「えっ?何が出るんですか?」
Oくん「そりゃ霊でしょう」
Tさん「えっ?れい?れい、れい、れい、あっ!霊。えーーーっ?出るんですか?」
Oくん「出るかどうか知らないけど、ラブホの仕事に霊感なんか必要ないもの」
Tさん「ああ怖い。落ちて良かったです。出る所なんかで働けません」
また部屋が空いたので掃除に向かった。私が風呂掃除をしていると洗面係のOくんが来た。
Oくん「Tさんと話をすると疲れるよ。てか、あの人、人の話を聞いてないよね」
みかやん「やっぱり天然でんねん。なのさ」
Oくん「そう言えば、俺は面接の時”自分の性格を一言で言うと何”と聞かれて、思わず正直に”大雑把”と言おうとして、”おお、おお、大らかです”って答えたんだ。大雑把なんて言ったら落ちてたよね」
みかやん「あはは。そりゃそうだよ。大雑把な掃除されたら困るからね。ココの面接の時に”霊感は強い方ですか?”って聞かれなくて良かった。そんな事、聞かれたら即、逃げてたよ」
Tさん「えっ?ココも出るんですか?」
みかやん&Oくん「出〜ま〜せ〜ん〜!」
無口だったTさんの方から何かと話しかけてくるようになった。話してみると楽しい人で良かった。。。かな?
今日はOくんとTさんとの勤務。出勤時には3部屋しか在室が無かった。当然のようにC班は全員12時上がりをしたので、早速3人きりになった。フロントYが居るので控え室で休んでいるわけにもいかず、空き部屋へ行って作業をしてから部屋の中で休んだ。
Tさん「こんなに仲のいい職場って珍しいですよね」
Oくん「前は最悪だったよ。Sさん(トド)が毎日、俺らをヒステリックに怒鳴り散らして、新人指導と言うより単なる新人いびりだったのさ。異動になった先輩が見かねてSさんと対決してくれたから今はおとなしくしてるけど、すぐ調子に乗る奴だからSさんの事は放っておいて」
Tさん「新人いびり。。。って怖いですね」
みかやん「私達を怒鳴りつける事でストレス解消してたみたい。Sさんの後輩は、Sさんより年上で他店でのベッドメイク歴が長い人だったから、偉そうに出来なかったんだよね。あたしらはSさんより年下でベッドメイクの経験も無いし、最高のカモだったの」
Tさん「あの。ところでSさんって誰ですか?」
Oくん「うちの班にいる大阪弁の太った人だよ」
ようやく1組のお客さんが帰ったので掃除に向かった。Tさんが風呂係だったのでOくんとベッドを組んだ。
Oくん「さっきは倒れそうだったよ。さんざんトドの話をしてたのに”Sさんて誰?”って。Tさんって頭悪いよ」
みかやん「頭悪いと言うより天然でんねんだと思うよ」
Oくん「きっと俺等の名前も知らないんだよ」
フロントYが帰ったので、ゆっくりと控え室で休む事にした。
Tさん「お二人はココの面接は何社目でした?」
Oくん「俺は2社目。ココの近くの総菜工場を受けたけど落ちた」
みかやん「あたしはココだけ。たまたま1発合格だったよ」
Tさん「私は5社目です。ススキノのラブホテル3社とT区のラブホテル1社の面接へ行きましたが、見事に落とされました。何故か必ず血液型を聞かれて、本当の血液型を言ったら落ちました。面接の時に血液型を聞かれなかったのはココだけです」
みかやん「血液型って何か関係あるの?その4社って全部同じ系列のラブホなんじゃないの?」
Tさん「4社とも何の関わりも無いはずです。私のB型の血が悪いんです。嘘でもA型と言っていたら几帳面なイメージで合格してたと思うんですよ」
みかやん「あたしの親友や仲のいい友達は殆どB型なんだよね。あたしはA型だけど几帳面じゃないし。面接で血液型を聞くなんて初耳だよ」
Tさん「何か理由を付けて私を不合格にしたかったんだと思います。あと、面接では新卒でもないのに”将来の夢は?”とか、何故か”霊感は強い方ですか?”や”ラブホテルと聞いて思い浮かぶ言葉を言えるだけ言って下さい”とか変な質問ばかりで、ココの面接が一番まともでしたよ」
Oくん「”霊感は強い方ですか?”って聞いてきたホテルは、きっと”出る”んだよ」
みかやん「いや〜。怖い事、言わないで」
Tさん「えっ?何が出るんですか?」
Oくん「そりゃ霊でしょう」
Tさん「えっ?れい?れい、れい、れい、あっ!霊。えーーーっ?出るんですか?」
Oくん「出るかどうか知らないけど、ラブホの仕事に霊感なんか必要ないもの」
Tさん「ああ怖い。落ちて良かったです。出る所なんかで働けません」
また部屋が空いたので掃除に向かった。私が風呂掃除をしていると洗面係のOくんが来た。
Oくん「Tさんと話をすると疲れるよ。てか、あの人、人の話を聞いてないよね」
みかやん「やっぱり天然でんねん。なのさ」
Oくん「そう言えば、俺は面接の時”自分の性格を一言で言うと何”と聞かれて、思わず正直に”大雑把”と言おうとして、”おお、おお、大らかです”って答えたんだ。大雑把なんて言ったら落ちてたよね」
みかやん「あはは。そりゃそうだよ。大雑把な掃除されたら困るからね。ココの面接の時に”霊感は強い方ですか?”って聞かれなくて良かった。そんな事、聞かれたら即、逃げてたよ」
Tさん「えっ?ココも出るんですか?」
みかやん&Oくん「出〜ま〜せ〜ん〜!」
無口だったTさんの方から何かと話しかけてくるようになった。話してみると楽しい人で良かった。。。かな?
ラブホ奮戦記191日目:ゲッツ!
2003年5月24日0:00-9:00 13部屋掃除
今日はOくんとトドとの勤務。今日は給料日後の土曜日だ。どうしても私達はワクワクしてしまう。何故、ワクワクするかと言うと、土曜日は張り切って買いだしして来るお客さんが多く、飲みきれなかった飲み物や、食べきれなかった食べ物を綺麗に残して帰ってくれる事が多いからだ。中でも給料日直後の土曜日は、お客さんからのお土産(単に面倒だから置いて帰っただけ、もしくは忘れ物)が、最も多い。
しかしわざわざホテルへ戻って「飲んでない飲み物を持ち帰るのを忘れました」とか「手つかずのカップ麺を忘れました」と言ってくるお客さんは、今のところ100%いない。ありがたく、その日勤務したメンバーで分けている。ワクワクしながら掃除をしに1部屋目へ向かった。
早速、部屋係のOくんが「おにぎり、カップ麺、缶コーヒー、ゲッツ!」と叫んだ。「ゲッツ!」と言う時は、もちろんあのポーズだ。次の部屋の掃除の時に部屋係になったのは私だった。Oくんが幸先良いスタートを切ったので、私もそれに続きたいと思っていた。運良く私も「TWO DOGS、お茶、バナナクッキー、ゲッツ!」と叫ぶ事が出来た。私ももちろん「ゲッツ!」は、あのポーズだ。
最初に私達に「ゲッツ!」を教えてくれたのはYくんだった。
Yくん「姉さん!兄さん!食料ゲッツ!っすよ。やったー!ゲッツ!ゲッツ!ゲッツ!」
みかやん&Oくん「・・・・・・・」
Yくん「あれ?もしかしてゲッツ!知らないんすか?」
みかやん&Oくん「ごめん。知らないよ」
Yくん「勘弁して下さいよ。俺、馬鹿みたいじゃないすか」
みかやん「ごめん。あたしらあんまりTV見ないから」
Oくん「てか、俺はバイト掛け持ちでTV見る時間無いし」
Yくん「ちぇっ。姉さんや兄さんなら、ゲッツ&ターン&リバース!くらい言ってくれると思ったのに」
私達が「ゲッツ!」を知ったのはYくんが辞めた後だった。
続けて部屋が空かなかったので控え室へ戻り「ゲッツ!」した物を山分けした。私はTWO DOGSと缶コーヒー、Oくんはカップ麺とおにぎり、トドはバナナクッキーとお茶をそれぞれ「ゲッツ!」。やがて3部屋目が空き、3部屋連続ゲッツ!に期待した。次の部屋係はトドだった。
勇んで部屋へ入ると何やら異臭がした。テーブルの上には山のような食い散らしたあとと、ビールの空き缶が散乱していた。イヤな予感がしたので、私はすぐに風呂へ向かいたかったが、風呂係は風呂へ行く前にポットのお湯を取り替えなければならない。急いで洗面所でポットに水を入れ、部屋へ戻ってポットのコンセントを入れようとした時に、トドに叫ばれてしまった。タッチの差で逃げ遅れた。
トド「うわあぁ。ゲロシーツ、ゲッツ!や〜。なんでや〜」
Oくん「そんなの”ゲッツ!”って言わないで下さいよ」
トド「なんでウチの時だけ、こないなるんや〜」
Oくん「手伝いますよ。はいはい。リバース!リバース!」
2人の話のやりとりを聞きながら私は速やかに風呂へ逃げた。それでも2人の会話が聞こえてきた。
Oくん「うわあ。臭え!おええええ」
トド「このお客さん、食べ過ぎや!せやからこんなんなんねん」
思わずドアを閉めて風呂掃除をした。ふと一昨日の話を思い出した。
トドもOくんもホテルQで働き始めた初日にゲロに見舞われている。今まではゲロやウン○の汚物に当たる確率が一番高いトドを「D班の汚物担当」などと言ってひやかしていたが、思い起こせばOくんとゲロも切っても切れない間柄であるようだ。トドとOくんは「ゲロコンビ」?いや「ゲロペア」?いやいや「ゲロタッグ」?「ゲロ組」?と考えていて、1人風呂場で笑ってしまった。
その後、Oくんはポテトチップスとコーラをゲッツ!私はレモンティーとチョコレートをゲッツ!トドは浅漬けとウーロン茶をゲッツ!。途中、ゲロシーツなんぞをゲッツ!したものの、大収穫でなんとも「ゲッツ!」な一日だった。
今日はOくんとトドとの勤務。今日は給料日後の土曜日だ。どうしても私達はワクワクしてしまう。何故、ワクワクするかと言うと、土曜日は張り切って買いだしして来るお客さんが多く、飲みきれなかった飲み物や、食べきれなかった食べ物を綺麗に残して帰ってくれる事が多いからだ。中でも給料日直後の土曜日は、お客さんからのお土産(単に面倒だから置いて帰っただけ、もしくは忘れ物)が、最も多い。
しかしわざわざホテルへ戻って「飲んでない飲み物を持ち帰るのを忘れました」とか「手つかずのカップ麺を忘れました」と言ってくるお客さんは、今のところ100%いない。ありがたく、その日勤務したメンバーで分けている。ワクワクしながら掃除をしに1部屋目へ向かった。
早速、部屋係のOくんが「おにぎり、カップ麺、缶コーヒー、ゲッツ!」と叫んだ。「ゲッツ!」と言う時は、もちろんあのポーズだ。次の部屋の掃除の時に部屋係になったのは私だった。Oくんが幸先良いスタートを切ったので、私もそれに続きたいと思っていた。運良く私も「TWO DOGS、お茶、バナナクッキー、ゲッツ!」と叫ぶ事が出来た。私ももちろん「ゲッツ!」は、あのポーズだ。
最初に私達に「ゲッツ!」を教えてくれたのはYくんだった。
Yくん「姉さん!兄さん!食料ゲッツ!っすよ。やったー!ゲッツ!ゲッツ!ゲッツ!」
みかやん&Oくん「・・・・・・・」
Yくん「あれ?もしかしてゲッツ!知らないんすか?」
みかやん&Oくん「ごめん。知らないよ」
Yくん「勘弁して下さいよ。俺、馬鹿みたいじゃないすか」
みかやん「ごめん。あたしらあんまりTV見ないから」
Oくん「てか、俺はバイト掛け持ちでTV見る時間無いし」
Yくん「ちぇっ。姉さんや兄さんなら、ゲッツ&ターン&リバース!くらい言ってくれると思ったのに」
私達が「ゲッツ!」を知ったのはYくんが辞めた後だった。
続けて部屋が空かなかったので控え室へ戻り「ゲッツ!」した物を山分けした。私はTWO DOGSと缶コーヒー、Oくんはカップ麺とおにぎり、トドはバナナクッキーとお茶をそれぞれ「ゲッツ!」。やがて3部屋目が空き、3部屋連続ゲッツ!に期待した。次の部屋係はトドだった。
勇んで部屋へ入ると何やら異臭がした。テーブルの上には山のような食い散らしたあとと、ビールの空き缶が散乱していた。イヤな予感がしたので、私はすぐに風呂へ向かいたかったが、風呂係は風呂へ行く前にポットのお湯を取り替えなければならない。急いで洗面所でポットに水を入れ、部屋へ戻ってポットのコンセントを入れようとした時に、トドに叫ばれてしまった。タッチの差で逃げ遅れた。
トド「うわあぁ。ゲロシーツ、ゲッツ!や〜。なんでや〜」
Oくん「そんなの”ゲッツ!”って言わないで下さいよ」
トド「なんでウチの時だけ、こないなるんや〜」
Oくん「手伝いますよ。はいはい。リバース!リバース!」
2人の話のやりとりを聞きながら私は速やかに風呂へ逃げた。それでも2人の会話が聞こえてきた。
Oくん「うわあ。臭え!おええええ」
トド「このお客さん、食べ過ぎや!せやからこんなんなんねん」
思わずドアを閉めて風呂掃除をした。ふと一昨日の話を思い出した。
トドもOくんもホテルQで働き始めた初日にゲロに見舞われている。今まではゲロやウン○の汚物に当たる確率が一番高いトドを「D班の汚物担当」などと言ってひやかしていたが、思い起こせばOくんとゲロも切っても切れない間柄であるようだ。トドとOくんは「ゲロコンビ」?いや「ゲロペア」?いやいや「ゲロタッグ」?「ゲロ組」?と考えていて、1人風呂場で笑ってしまった。
その後、Oくんはポテトチップスとコーラをゲッツ!私はレモンティーとチョコレートをゲッツ!トドは浅漬けとウーロン茶をゲッツ!。途中、ゲロシーツなんぞをゲッツ!したものの、大収穫でなんとも「ゲッツ!」な一日だった。
ラブホ奮戦記190日目:寝過ごした男
2003年5月23日0:00-9;00 15部屋掃除
今日はOくんとトドとの勤務。早速トドが話を始めた。
トド「今朝の客、どないなったんやろな?」
みかやん「誰も騒いでないから普通に帰ったんだろうね」
Oくん「えっ?今朝の客って何?」
みかやん「かくかくしかじか(昨日の日記)で、デリヘルさんを呼んでおきながら、電話をしても部屋のブザーを鳴らしても、呼べど叫べど返事がなかったのさ」
Oくん「ふーん。で、どうなったの?」
みかやん「知らない。死んでたりして面倒な事に巻き込まれても困るから、逃げるように帰ったよ」
早速、部屋が空き掃除に向かった。7部屋連続掃除をして控え室へ戻ったのは午前2時半だった。私達が戻るのを待ちかねていたようにI氏が現れた。
I氏「今朝の客は無事に帰りましたよ。8時45分に電話したら思いっきり寝惚けてました。”あれっ?○○○ちゃん(デリヘル嬢の名前)は?あれっ?今、何時?俺、何してたの?あれっ?あれっ?”って、だんだん事情がわかってきたようで、何度電話しても部屋のブザーを鳴らしても出なかった事を伝えたら”すいません。すいません”って、何度も謝ってました」
Oくん「その男、かなり馬鹿すね。ただ高い宿泊代払って独り寝っすか?アホくさ〜」
I氏「で、ハギをしに部屋へ入ったらベッドを使ってないんですよ。テーブルの上に煙草の吸い殻とビールの空き缶があったから、多分、ホロ酔いで来たのに更にビールを飲んで、ソファーの上で寝てしまったと思うんですよね。なんかもう気の毒になっちゃいましたよ」
Oくん「ベッドも使わないでソファーで1人で寝て6800円だなんて、馬鹿丸出しじゃないすか」
I氏「だから朝のA班はかなりラクだったと思いますよ。ベッドラッキー、風呂ラッキー、洗面ラッキー、トイレラッキーですからね。トイレにも行かず取る物も取り敢えず慌てて帰ったようですよ。8時45分に電話して少し話をして8時50分に精算して退室しましたから」
トド「思いっきり寝過ごして、恥ずかしいのもあったんやろな」
I氏「何回も電話したり部屋の入口のブザーも鳴らしたと聞いてしまったら、恥ずかしいでしょうね。ましてデリヘルさんを呼んでたって事もバレバレですし」
Oくん「だいたい気合いが足りないんだよ。ベストコンディションでデリヘルさんを待たなきゃ!ホテルの宿泊代とデリヘル代がかかるんだよ。寝過ごすなんて信じらんないや」
話をしているとモニターから、お客さんが帰る事を伝える音が聞こえてきた。
I氏「ああ。あの部屋もデリヘルさんを呼んだ部屋ですよ。昨日の男性とは違って目的を成し遂げたようですね。ははは」
部屋へ入るとベッドの枕元に風俗誌があった。デリヘルさんを呼んだお客さんは大抵、風俗誌を置いて帰る。小心者Oくんは、自分では恥ずかしくて風俗誌を買えないので、いつも大喜びで飛びつく。置いてあったのは、”すす○のMAN-ZOKUニュース”という風俗誌だった。Oくんは「ちぇっ。コレ、最新号じゃないよ〜」と、ボヤきながらも、いちいちキャッチフレーズを声を出して読んでいた。
エロビのタイトル同様、笑える物が多く、バレンタイン時期には”バレンタ淫”というタイトルを見てみんなで脱力した。
今回は
「新社会人のための風俗基礎知識講座・平性教育委員会(クイズじゃないよ)」
「これで君も立派な射会人だ」
「あのヌキこの街212エロの細道をゆく」
「清き一票で当たる!下半身で性治が動く」「ワンコインどっぴゅん」
「感動を呼ぶ即尺専門店」
「マットとベッドで快感2倍!発射は無制限!」
「若い娘には出来ないコトしてあげる。。。だって人妻なんだもん!!」
「ニューオープンでお得!このコとヌケ!」
などと書いてあったのをOくんが読んでくれた。
Oくん「この風俗誌って略して”スキマン”っていうんだね。ススキノマンゾクをスキマンっていうのも、なんだかねえ。でもススマンといわない所がいいよねえ。スキマンにした方が淫靡な感じでいいよ。へへへへ」
「最新号じゃない」とボヤきながらも大満足のOくんだった。
今日はOくんとトドとの勤務。早速トドが話を始めた。
トド「今朝の客、どないなったんやろな?」
みかやん「誰も騒いでないから普通に帰ったんだろうね」
Oくん「えっ?今朝の客って何?」
みかやん「かくかくしかじか(昨日の日記)で、デリヘルさんを呼んでおきながら、電話をしても部屋のブザーを鳴らしても、呼べど叫べど返事がなかったのさ」
Oくん「ふーん。で、どうなったの?」
みかやん「知らない。死んでたりして面倒な事に巻き込まれても困るから、逃げるように帰ったよ」
早速、部屋が空き掃除に向かった。7部屋連続掃除をして控え室へ戻ったのは午前2時半だった。私達が戻るのを待ちかねていたようにI氏が現れた。
I氏「今朝の客は無事に帰りましたよ。8時45分に電話したら思いっきり寝惚けてました。”あれっ?○○○ちゃん(デリヘル嬢の名前)は?あれっ?今、何時?俺、何してたの?あれっ?あれっ?”って、だんだん事情がわかってきたようで、何度電話しても部屋のブザーを鳴らしても出なかった事を伝えたら”すいません。すいません”って、何度も謝ってました」
Oくん「その男、かなり馬鹿すね。ただ高い宿泊代払って独り寝っすか?アホくさ〜」
I氏「で、ハギをしに部屋へ入ったらベッドを使ってないんですよ。テーブルの上に煙草の吸い殻とビールの空き缶があったから、多分、ホロ酔いで来たのに更にビールを飲んで、ソファーの上で寝てしまったと思うんですよね。なんかもう気の毒になっちゃいましたよ」
Oくん「ベッドも使わないでソファーで1人で寝て6800円だなんて、馬鹿丸出しじゃないすか」
I氏「だから朝のA班はかなりラクだったと思いますよ。ベッドラッキー、風呂ラッキー、洗面ラッキー、トイレラッキーですからね。トイレにも行かず取る物も取り敢えず慌てて帰ったようですよ。8時45分に電話して少し話をして8時50分に精算して退室しましたから」
トド「思いっきり寝過ごして、恥ずかしいのもあったんやろな」
I氏「何回も電話したり部屋の入口のブザーも鳴らしたと聞いてしまったら、恥ずかしいでしょうね。ましてデリヘルさんを呼んでたって事もバレバレですし」
Oくん「だいたい気合いが足りないんだよ。ベストコンディションでデリヘルさんを待たなきゃ!ホテルの宿泊代とデリヘル代がかかるんだよ。寝過ごすなんて信じらんないや」
話をしているとモニターから、お客さんが帰る事を伝える音が聞こえてきた。
I氏「ああ。あの部屋もデリヘルさんを呼んだ部屋ですよ。昨日の男性とは違って目的を成し遂げたようですね。ははは」
部屋へ入るとベッドの枕元に風俗誌があった。デリヘルさんを呼んだお客さんは大抵、風俗誌を置いて帰る。小心者Oくんは、自分では恥ずかしくて風俗誌を買えないので、いつも大喜びで飛びつく。置いてあったのは、”すす○のMAN-ZOKUニュース”という風俗誌だった。Oくんは「ちぇっ。コレ、最新号じゃないよ〜」と、ボヤきながらも、いちいちキャッチフレーズを声を出して読んでいた。
エロビのタイトル同様、笑える物が多く、バレンタイン時期には”バレンタ淫”というタイトルを見てみんなで脱力した。
今回は
「新社会人のための風俗基礎知識講座・平性教育委員会(クイズじゃないよ)」
「これで君も立派な射会人だ」
「あのヌキこの街212エロの細道をゆく」
「清き一票で当たる!下半身で性治が動く」「ワンコインどっぴゅん」
「感動を呼ぶ即尺専門店」
「マットとベッドで快感2倍!発射は無制限!」
「若い娘には出来ないコトしてあげる。。。だって人妻なんだもん!!」
「ニューオープンでお得!このコとヌケ!」
などと書いてあったのをOくんが読んでくれた。
Oくん「この風俗誌って略して”スキマン”っていうんだね。ススキノマンゾクをスキマンっていうのも、なんだかねえ。でもススマンといわない所がいいよねえ。スキマンにした方が淫靡な感じでいいよ。へへへへ」
「最新号じゃない」とボヤきながらも大満足のOくんだった。
ラブホ奮戦記189日目:生存確認
2003年5月22日0:00-9:00. 9部屋掃除
今日はトドとTさんとの勤務。3月31日以来、久々の女三人勤務だ。思えば初出勤の日、HさんとNさんと私(2002.8.27)とTさん(2003.5.17)は血まみれの部屋に当たり、Oくん(2002.9.18)はゲロに当たり、トドはゲロとウン○に当たったそうだ。そのせいか、HさんとNさんと私の三人の時は本当に血まみれの部屋が多かったし、トドは人一倍ゲロやウン○の汚物に遭遇する事が多く、Oくんはゲロに当たる事が多い。
そう言えばYくんも初日(2003.4.11)に、風呂でタンポンを見つけて以来、ナプキンや血まみれの部屋に見舞われる事が多く「生理の客は帰りやがれ!」と言うのが口癖だった。いつも不思議なくらい、1部屋目のアクシデントが尾を引くと思っていたが、初日のアクシデントがずっと尾を引いているような気がする。。。というような事をずっとトドと話していた。D班の汚物担当のトドが言うので説得力がある。
5部屋連続掃除をして4部屋が血まみれだった。控え室へ戻るとTさんがリネンを片付ける係だったので、Tさんが4部屋分のリネンの汚物処理をしていた。
トド「ほらやっぱりや。Tさんは初日もぎょうさん汚物処理をしてはったわ。みかやんとTさんがおるから、今日は血まみれの部屋が多いで」
なるほどと思ったが、トドがいるせいで汚物に当たるのは勘弁して欲しいと思った。片付けを終え、控え室で休んでいるとI氏が走って来た。
I氏「215号室に男が1人で入ったんですよ。脇に風俗誌を抱えていたのでデリヘルさんを呼ぶんだとは思ってたんですよね。そしたら暫く経ってからデリヘルさんからフロントに電話がきて”そちらの215号室のお客さんと連絡がとれないんですけど、もうお帰りになったんでしょうか?”って聞かれたんですよ。”いいえ。まだ在室されてます”と答えたのはいいんですけど、部屋へ電話しても出ないんですよね」
トド「ほなウチが内線電話でかけてみますわ」
I氏が持ち歩いているフロントの電話の子機はピッチなので、電波状態が悪い時がある。トドが作業室にある内線電話で215号室へ電話してみたが、いくら呼んでも男性は電話に出なかった。
トド「どないなってますのん?行ってみまひょか?」
再度I氏のピッチにデリヘルさんから電話があり「215号室のお客さんから折り返し電話を貰えるようにしてください」と言われたそうなので、トドと私とI氏で215号室へ向かった。トドは部屋の入口のブザーを鳴らしまくり、I氏はピッチで電話をかけまくった。それでも男性からの返事はなかったので、I氏が折り返しデリヘルさんへ電話をして、男性客の様子を説明した。
トド「電話の音もブザーの音も気が付かないて、どないなってますのん?生きてるんやろか?」
I氏「外から鍵を開けて入る事も出来ますが、飽きるほど電話をかけたし、ブザーも鳴らしたんですから、もう放っておきましょう!入室した時”8時45分に起こしてくれ”と電話を貰っていたので、後は8時45分に電話しますよ」
みかやん「ええーっ。生死を確認しなくていいんですか?デリヘルさんが来ると思ってワクワクして興奮して、ブチッ、パタンとか、ウッ、ガクッとなってたら、どうするんですか?」
I氏「いいんですよ。来た時から様子が変でした。どこから来たのか1人で歩いて来たし、フラフラしてたから多分、酔ってたんですよ。酔って寝たパターンですよ。これは」
トド「ウチらもやるだけの事はやったし、放っといたらええんや」
その後、4部屋掃除したが2部屋が血まみれだった。9部屋中、6部屋が血まみれで、トドが言ったとおり、私とTさんが血まみれ確率を上げたようだ。
8時45分になり、私達は後片付けや締めに追われた。9時に退勤の打刻をしにフロントへ行ったが、I氏の姿はなくフロントK子がいた。215号室の男性の事は気になったが、面倒なので打刻をしてそそくさと帰った。
今日はトドとTさんとの勤務。3月31日以来、久々の女三人勤務だ。思えば初出勤の日、HさんとNさんと私(2002.8.27)とTさん(2003.5.17)は血まみれの部屋に当たり、Oくん(2002.9.18)はゲロに当たり、トドはゲロとウン○に当たったそうだ。そのせいか、HさんとNさんと私の三人の時は本当に血まみれの部屋が多かったし、トドは人一倍ゲロやウン○の汚物に遭遇する事が多く、Oくんはゲロに当たる事が多い。
そう言えばYくんも初日(2003.4.11)に、風呂でタンポンを見つけて以来、ナプキンや血まみれの部屋に見舞われる事が多く「生理の客は帰りやがれ!」と言うのが口癖だった。いつも不思議なくらい、1部屋目のアクシデントが尾を引くと思っていたが、初日のアクシデントがずっと尾を引いているような気がする。。。というような事をずっとトドと話していた。D班の汚物担当のトドが言うので説得力がある。
5部屋連続掃除をして4部屋が血まみれだった。控え室へ戻るとTさんがリネンを片付ける係だったので、Tさんが4部屋分のリネンの汚物処理をしていた。
トド「ほらやっぱりや。Tさんは初日もぎょうさん汚物処理をしてはったわ。みかやんとTさんがおるから、今日は血まみれの部屋が多いで」
なるほどと思ったが、トドがいるせいで汚物に当たるのは勘弁して欲しいと思った。片付けを終え、控え室で休んでいるとI氏が走って来た。
I氏「215号室に男が1人で入ったんですよ。脇に風俗誌を抱えていたのでデリヘルさんを呼ぶんだとは思ってたんですよね。そしたら暫く経ってからデリヘルさんからフロントに電話がきて”そちらの215号室のお客さんと連絡がとれないんですけど、もうお帰りになったんでしょうか?”って聞かれたんですよ。”いいえ。まだ在室されてます”と答えたのはいいんですけど、部屋へ電話しても出ないんですよね」
トド「ほなウチが内線電話でかけてみますわ」
I氏が持ち歩いているフロントの電話の子機はピッチなので、電波状態が悪い時がある。トドが作業室にある内線電話で215号室へ電話してみたが、いくら呼んでも男性は電話に出なかった。
トド「どないなってますのん?行ってみまひょか?」
再度I氏のピッチにデリヘルさんから電話があり「215号室のお客さんから折り返し電話を貰えるようにしてください」と言われたそうなので、トドと私とI氏で215号室へ向かった。トドは部屋の入口のブザーを鳴らしまくり、I氏はピッチで電話をかけまくった。それでも男性からの返事はなかったので、I氏が折り返しデリヘルさんへ電話をして、男性客の様子を説明した。
トド「電話の音もブザーの音も気が付かないて、どないなってますのん?生きてるんやろか?」
I氏「外から鍵を開けて入る事も出来ますが、飽きるほど電話をかけたし、ブザーも鳴らしたんですから、もう放っておきましょう!入室した時”8時45分に起こしてくれ”と電話を貰っていたので、後は8時45分に電話しますよ」
みかやん「ええーっ。生死を確認しなくていいんですか?デリヘルさんが来ると思ってワクワクして興奮して、ブチッ、パタンとか、ウッ、ガクッとなってたら、どうするんですか?」
I氏「いいんですよ。来た時から様子が変でした。どこから来たのか1人で歩いて来たし、フラフラしてたから多分、酔ってたんですよ。酔って寝たパターンですよ。これは」
トド「ウチらもやるだけの事はやったし、放っといたらええんや」
その後、4部屋掃除したが2部屋が血まみれだった。9部屋中、6部屋が血まみれで、トドが言ったとおり、私とTさんが血まみれ確率を上げたようだ。
8時45分になり、私達は後片付けや締めに追われた。9時に退勤の打刻をしにフロントへ行ったが、I氏の姿はなくフロントK子がいた。215号室の男性の事は気になったが、面倒なので打刻をしてそそくさと帰った。
ラブホ奮戦記188日目:変なおぢさん
2003年5月21日0:00-6:00 7部屋掃除
今日はOくんとTさんとの勤務。一昨日はTさんの事を悪く言ったOくんだったが、昨日一日でTさんを見直したそうだ。Tさんは仕事も早く一生懸命で、なかなかどうして使える人だ。笑うと可愛らしくて、とても34才には見えない愛くるしさだ。無口な人なので後は我々にとけ込んでくれたら、申し分のない人だと思う。
午前2時まではフロントにYがいる。Yは何を勘違いしたのか「休憩は10分」と、のたまったのでYがいる間は例え暇であっても、長々と控え室で休んではいられない。今日は運良くリネンがあったので、私とOくんはバスローブを折りまくり、Tさんには掃除用のボロ布を折りまくって貰った。Yが帰ったのは午前2時半だった。Yを笑顔で見送り控え室の椅子に腰を下ろした。
Oくん「ったく。何が”休憩は10分で”だよ。ふざけんな!お前がベッドメイクしてみろよ!って感じだよね。ハギも満足に出来ない奴に言われたくないよ。ハギも満足に出来ないハゲだよね」
みかやん「あはは!それいいね。ハギも出来ないハゲ。でもC班も従ってるから、逆らうわけにはいかないよ。2時までの辛抱だけど、今日みたいに暇な日に何も作業が無かったら辛いよね」
ふとモニターを見ると、お客さんが精算を始めていたのでフロントへ電話した。
みかやん「211号室入ります。何か持って行く物ありますか?」
I氏「無しです。それとお風呂ラッキーですよ」
みかやん「ハギしてないのに何故ラッキーとわかるんですか?」
I氏「その部屋に入った父さんから何回も電話が来て、”冷蔵庫の物には手を付けません”とか”お風呂も使いません”とか”朝6時半に起こして下さい”とか”やっぱり6時に起こしてください”と、いちいち何度も電話を貰ったんですよ。60才近い父さんと年の離れた女性なんですけどね」
みかやん「まあお風呂ラッキーで何よりです」
電話を切って、いつもの通路のカーテンに身を隠してお客さんが帰るのを見送った。見送るつもりだったのに、お客さんは玄関を通り越してどんどん私達が隠れているカーテンに近づいてきた。しかしカーテンの手前には「フロントよりお帰り下さい」と書いた看板があるので、それを見たら引き返すだろうと思い、カーテンを完全に締めて隠れていた。
お客さんの足音がどんどん近づいて来るので息を潜めて隠れていたら、いきなりシャーッとカーテンを開けられた。驚いて固まっている私達におぢさんが「出口どっち?」と聞いてきた。しどろもどろになりながら「通路中央まで戻って頂きますと両側に出口がございます」と答えた。30代後半の女性が「この看板に書いてあるじゃない。ごめんなさいねぇ」と、笑いながら戻って行った。
男性客「今のベッドメイクだぞ。子供ばっかりでやってるんだな」
女性客「ベッドメイクって、おばちゃんがやってると思ってたわ」
と話しながら玄関を出て行った。部屋へ入るとI氏が言っていたとおり、お風呂ラッキーでティッシュもスキンも使っていなかった。にも関わらずベッドの布団を剥いでいたら、女性のキャミソールが出てきた。
Oくん「ティッシュもスキンも風呂も使ってないよ。やってないのかな?シーツで拭いたあとも無いし。でも下着があったって事は何だろ」
みかやん「ただ裸で抱き合ってただけ?」
Oくん「ひょっとして、あのおっさんEDかな?年の離れた女を連れて来たまでは良かったけど、舞い上がって落ち着かなくて、何度もフロントへ電話してたんじゃないの?」
みかやん「あまりモテそうなおぢさんじゃなかったよね」
Oくん「それはそうと”子供ばっかり”って言われたよ。24才の俺に”子供”だなんて失敬な!」
みかやん「あの位の年のおぢさんから見たら、私だって子供さ」
Oくん「俺とTさんは仕方ないとしても、みかやんは。。」
みかやん「なんだって?!」
Oくん「いや、なんでもない」
フロントへ女性が忘れて帰った下着を届けに行った。I氏にお風呂や洗面がラッキーだった事や、ティッシュもスキンも使っていなかった事を伝えた。
I氏「モテそうもないオッサンだし、慣れない事はするもんじゃないですよね。親子ほど年の離れた女性とこんな所へ来て、年甲斐もなくドキドキして何度も私に電話してきたんですよ。なんだか同情しちゃいますね。ああ、お気の毒お気の毒」
モテない者同士なのか、おぢさん同士なのか、執拗に同情するI氏だった。
今日はOくんとTさんとの勤務。一昨日はTさんの事を悪く言ったOくんだったが、昨日一日でTさんを見直したそうだ。Tさんは仕事も早く一生懸命で、なかなかどうして使える人だ。笑うと可愛らしくて、とても34才には見えない愛くるしさだ。無口な人なので後は我々にとけ込んでくれたら、申し分のない人だと思う。
午前2時まではフロントにYがいる。Yは何を勘違いしたのか「休憩は10分」と、のたまったのでYがいる間は例え暇であっても、長々と控え室で休んではいられない。今日は運良くリネンがあったので、私とOくんはバスローブを折りまくり、Tさんには掃除用のボロ布を折りまくって貰った。Yが帰ったのは午前2時半だった。Yを笑顔で見送り控え室の椅子に腰を下ろした。
Oくん「ったく。何が”休憩は10分で”だよ。ふざけんな!お前がベッドメイクしてみろよ!って感じだよね。ハギも満足に出来ない奴に言われたくないよ。ハギも満足に出来ないハゲだよね」
みかやん「あはは!それいいね。ハギも出来ないハゲ。でもC班も従ってるから、逆らうわけにはいかないよ。2時までの辛抱だけど、今日みたいに暇な日に何も作業が無かったら辛いよね」
ふとモニターを見ると、お客さんが精算を始めていたのでフロントへ電話した。
みかやん「211号室入ります。何か持って行く物ありますか?」
I氏「無しです。それとお風呂ラッキーですよ」
みかやん「ハギしてないのに何故ラッキーとわかるんですか?」
I氏「その部屋に入った父さんから何回も電話が来て、”冷蔵庫の物には手を付けません”とか”お風呂も使いません”とか”朝6時半に起こして下さい”とか”やっぱり6時に起こしてください”と、いちいち何度も電話を貰ったんですよ。60才近い父さんと年の離れた女性なんですけどね」
みかやん「まあお風呂ラッキーで何よりです」
電話を切って、いつもの通路のカーテンに身を隠してお客さんが帰るのを見送った。見送るつもりだったのに、お客さんは玄関を通り越してどんどん私達が隠れているカーテンに近づいてきた。しかしカーテンの手前には「フロントよりお帰り下さい」と書いた看板があるので、それを見たら引き返すだろうと思い、カーテンを完全に締めて隠れていた。
お客さんの足音がどんどん近づいて来るので息を潜めて隠れていたら、いきなりシャーッとカーテンを開けられた。驚いて固まっている私達におぢさんが「出口どっち?」と聞いてきた。しどろもどろになりながら「通路中央まで戻って頂きますと両側に出口がございます」と答えた。30代後半の女性が「この看板に書いてあるじゃない。ごめんなさいねぇ」と、笑いながら戻って行った。
男性客「今のベッドメイクだぞ。子供ばっかりでやってるんだな」
女性客「ベッドメイクって、おばちゃんがやってると思ってたわ」
と話しながら玄関を出て行った。部屋へ入るとI氏が言っていたとおり、お風呂ラッキーでティッシュもスキンも使っていなかった。にも関わらずベッドの布団を剥いでいたら、女性のキャミソールが出てきた。
Oくん「ティッシュもスキンも風呂も使ってないよ。やってないのかな?シーツで拭いたあとも無いし。でも下着があったって事は何だろ」
みかやん「ただ裸で抱き合ってただけ?」
Oくん「ひょっとして、あのおっさんEDかな?年の離れた女を連れて来たまでは良かったけど、舞い上がって落ち着かなくて、何度もフロントへ電話してたんじゃないの?」
みかやん「あまりモテそうなおぢさんじゃなかったよね」
Oくん「それはそうと”子供ばっかり”って言われたよ。24才の俺に”子供”だなんて失敬な!」
みかやん「あの位の年のおぢさんから見たら、私だって子供さ」
Oくん「俺とTさんは仕方ないとしても、みかやんは。。」
みかやん「なんだって?!」
Oくん「いや、なんでもない」
フロントへ女性が忘れて帰った下着を届けに行った。I氏にお風呂や洗面がラッキーだった事や、ティッシュもスキンも使っていなかった事を伝えた。
I氏「モテそうもないオッサンだし、慣れない事はするもんじゃないですよね。親子ほど年の離れた女性とこんな所へ来て、年甲斐もなくドキドキして何度も私に電話してきたんですよ。なんだか同情しちゃいますね。ああ、お気の毒お気の毒」
モテない者同士なのか、おぢさん同士なのか、執拗に同情するI氏だった。
今日は休み・旧友の電話とゴム手事件
2003年5月20日※お気に入り登録ありがとうございます。自分がお気に入り登録出来るのは100件なので只今満員御礼中でございますが、皆様の日記は毎日チェックさせて頂きます。今後とも宜しくお願いします。
>rotiさん
新プロジェクトや自動車学校で多忙な毎日ですね。頑張って免許を取ってくださいね〜。
>すばるさん
プラネタリウムに行ってみたいです♪仕事をたてれば飲み会がたたず←このフレーズ好きです(笑)。
>鈴木さん
10日と言わず、ずっと続けて下さると嬉しいです。お誕生日おめでとうございました。
>アゲハさん
私も職場では姉御系で通ってるんですが、弱みを見せられる相手がいないだけなんですよね。
>みずきさん
将来はお医者様とはご立派!顔で笑って心で「死ね」と言いました。のギャップがたまりません。
>しのさん
そうです!生理だろうがゲ○だろうが、お客様達はバリバリやってらっしゃいます(笑)。自己紹介、経過、近況と分かり易くて素晴らしかったです。その後、落ち着かれたようで何よりですね♪
>ひねもすさん
TCに縁の無かった私ですが、ヤンたまは面白そうですね。特効服に刺繍はシビれました(笑)。
※旧友から電話。
「せっかくホームページを作る技術を持ってるんだから、いっそラブホのHPを作ってみたら?メンバー紹介や業界用語を書いておけば、初めて日記を読む人も読みやすいと思うよ」
うむむむ。そりゃやっぱりマズイんでないかい?万が一同じホテルの人が見たら「これはD班のあの人だ」って、バレバレだべさ。そったら事、なんも考えないで書いでだもんだもの。よその班の人だらまだしも、ウチの班の人やフロント陣が見たりしたらヤバイべさ。やっぱしそれだらうまぐないわ。言い訳するのもしらを切るのも、ゆるぐないもの。(何故か函館弁)
「最初から全然違う名前で、登場人物もホテル名も違うイニシャルでやれば良かったのに」
だげども本当になんも考えないでいだんだわ。根が正直者だがらね。
「だから開き直ってHPを作っちゃえばいいじゃん!掲示板もあるし、あとはちょこちょこっとメンバー紹介と自己紹介と業界用語のコーナーでも作ればOKでしょう。そのくらい簡単に出来るでしょ」
やんややんや。だげどもさっ。やっぱしうまぐないべさ。今でさえ、よその班の人がインターネットの話ばしてるだげで、どぎどぎすんだよね。考えだだげで何だがあずましくないわ。
うーん。やっぱりそれは無理だろう。
※以前、近所のドラッグストアへ作業用の薄手ゴム手袋を買いに行った事があった。ごく一般的なゴム手しかなかったので、たまたま近くにいた爺さん販売員さんに声をかけてみた。
みかやん「すみません。ゴムの手袋で、超薄手で、こうピッタリフィットする感じのを探してるんですけど、どの辺にありますか?」
身振り手振りで、手をさすりながらゴムの手袋だ!と必死に訴えたつもりだった。
爺さん販売員「あーはいはい。こちらね。どのメーカーも薄さは殆ど同じであとは好みだね。香りとか形とか」
みかやん「へ?香り?形?はあっ?」
爺さんが案内してくれたのはスキンコーナーだった。私は「ゴムの手袋」と言ったのに、爺さんには「手袋」が聞こえなかったらしい。脱力してそのまま何も買わずに帰った。
↑佳さん、こんなわけで買いそびれたままだったんですよ。どんな所で買ったんですか?
>rotiさん
新プロジェクトや自動車学校で多忙な毎日ですね。頑張って免許を取ってくださいね〜。
>すばるさん
プラネタリウムに行ってみたいです♪仕事をたてれば飲み会がたたず←このフレーズ好きです(笑)。
>鈴木さん
10日と言わず、ずっと続けて下さると嬉しいです。お誕生日おめでとうございました。
>アゲハさん
私も職場では姉御系で通ってるんですが、弱みを見せられる相手がいないだけなんですよね。
>みずきさん
将来はお医者様とはご立派!顔で笑って心で「死ね」と言いました。のギャップがたまりません。
>しのさん
そうです!生理だろうがゲ○だろうが、お客様達はバリバリやってらっしゃいます(笑)。自己紹介、経過、近況と分かり易くて素晴らしかったです。その後、落ち着かれたようで何よりですね♪
>ひねもすさん
TCに縁の無かった私ですが、ヤンたまは面白そうですね。特効服に刺繍はシビれました(笑)。
※旧友から電話。
「せっかくホームページを作る技術を持ってるんだから、いっそラブホのHPを作ってみたら?メンバー紹介や業界用語を書いておけば、初めて日記を読む人も読みやすいと思うよ」
うむむむ。そりゃやっぱりマズイんでないかい?万が一同じホテルの人が見たら「これはD班のあの人だ」って、バレバレだべさ。そったら事、なんも考えないで書いでだもんだもの。よその班の人だらまだしも、ウチの班の人やフロント陣が見たりしたらヤバイべさ。やっぱしそれだらうまぐないわ。言い訳するのもしらを切るのも、ゆるぐないもの。(何故か函館弁)
「最初から全然違う名前で、登場人物もホテル名も違うイニシャルでやれば良かったのに」
だげども本当になんも考えないでいだんだわ。根が正直者だがらね。
「だから開き直ってHPを作っちゃえばいいじゃん!掲示板もあるし、あとはちょこちょこっとメンバー紹介と自己紹介と業界用語のコーナーでも作ればOKでしょう。そのくらい簡単に出来るでしょ」
やんややんや。だげどもさっ。やっぱしうまぐないべさ。今でさえ、よその班の人がインターネットの話ばしてるだげで、どぎどぎすんだよね。考えだだげで何だがあずましくないわ。
うーん。やっぱりそれは無理だろう。
※以前、近所のドラッグストアへ作業用の薄手ゴム手袋を買いに行った事があった。ごく一般的なゴム手しかなかったので、たまたま近くにいた爺さん販売員さんに声をかけてみた。
みかやん「すみません。ゴムの手袋で、超薄手で、こうピッタリフィットする感じのを探してるんですけど、どの辺にありますか?」
身振り手振りで、手をさすりながらゴムの手袋だ!と必死に訴えたつもりだった。
爺さん販売員「あーはいはい。こちらね。どのメーカーも薄さは殆ど同じであとは好みだね。香りとか形とか」
みかやん「へ?香り?形?はあっ?」
爺さんが案内してくれたのはスキンコーナーだった。私は「ゴムの手袋」と言ったのに、爺さんには「手袋」が聞こえなかったらしい。脱力してそのまま何も買わずに帰った。
↑佳さん、こんなわけで買いそびれたままだったんですよ。どんな所で買ったんですか?