ラブホ669日目:職人
2008年10月4日 らぶほ2 コメント (8)
※6月26日の日記です。
11:30-18:00 クイックメイク18部屋+ボトム交換
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とSさん(20代前半・初バイト)、Zさん(20代後半・昔の森尾由美似)と私の勤務。関取さん(10代後半・90キロ超)がフロントだった。
出動前に給料明細を貰って、みんな「4時間半も早帰りしたから給料が少ない」とか「私は5時間半の早帰りだよ。丸1日分少ない」と言っていたが、私なんか早帰り6時間半でしたから(泣)。と言うか、給料明細って給料日前に貰えるもんじゃないのかい?
一同、ガッカリして出動した。
昨日はZさんのお誕生日で、カレシが用意してくれたバースデーケーキのチョコプレートに”Zさんの名字+おめでとう”と書いてあって、萎えたそうだ。普通は自分の彼女へ”佐藤おめでとう”とか”鈴木おめでとう”とは書かないよね?と大笑いした。
おまけにZさんは昨日で28歳になったのに、何故かケーキのロウソクが3本で、カレシに理由を聞いたら「もうそろ30歳だから」って返事だったそうで、あまりにアバウトなZさんのカレシにまた大笑いした。
Zさんは介護の勉強を続けていて、いよいよ実習に入り、先日は”おむつ実習”というのをして、実際におむつを装着してシッコをしてみて、どんな気持ちになるか、どんな感じがするのか…ということを体験してみたそうだ。
おむつ実習の説明の時に、Zさんは「私ったら”え?ウン○もするんですか?”って質問して笑われました」と照れながら教えてくれたが、カレシもカレシならZさんもZさんだ(笑)。
介護を学ぶなんてZさんは凄いや。私なんかはココの年寄りだけで手いっぱいで絶対に無理だ。我が班のチーム60(60女三人)のことはZさんに任せよう。
そう言えば…と私は、随分前にビジネスコーチングの講習を受けて、後は半年以内に試験を受けるだけだったのに、試験を受けなかったのを思い出した。ビジネスコーチングでは円滑な人間関係についてのお勉強もしたハズなのに、私ったらまるで活かせてなかったよ。テキストとか捨てたんだろうか?
更にそう言えば…この日記に介護やチーム60の話ばかり書いていた頃に”ブログ通信簿(http://blogreport.labs.goo.ne.jp/)”をやってみたら「よく話題にしている介護の知識や経験をいかして、職人を目指しましょう」って書いてあったんだった(画像参照)。
あたしゃ介護の知識も経験も持ち合わせてないし、ココの年寄りだけでも手に負えなくて、私に老人介護は無理っ!それももうほんっとに限界を感じてるのに職人だなんて・・・って、完全に話が逸れた。
今日は、前半にクイックメイクをして後から本メイクをする予定だったが、思いの外お客様が入ってきて、本メイクどころではなくなり、超ベテランメイク女史が風呂掃除専門係を引き受けて下さっていた。
私がフロントの日に、メイク女史がお風呂屋さんをして下さった時は、失礼の無いよう必死でセット部屋を作ったものだが、関取さんは相変わらずなかなかセットをせず、メイク女史も「ブーちゃん、まだセットに入らない」とお嘆きだった。
一刻も早く売り部屋を増やしたいから、メイク女史がお風呂屋さんを買って出て下さっているような切迫した状態なのに、セット部屋も売り部屋も増えず、関取さんはどこで何をしているやらだ。モニターを見ていて、フロント経験者のZさんや私がヤキモキした。
帰る頃、廊下を歩いていると前から作業服を着た男性が来た。どう見ても工事業者さんだったので、美人のZさんがにこやかに「お疲れ様です♪」と声を掛けたのに思いっきり無視された。もしやお客様?と焦ったが、その男性は売り止めになっていた部屋へ入ったので、工事業者さんには違いない。
それこそ職人気質で、人付き合いは苦手で無愛想だけど匠の技を持っているってタイプなんだろうけど、若い女の子を相手に丸無視は酷いでしょ。彼もコーチングを学んだ方がいいよ…って私も帰宅したらコーチングの教材を探そう。
Zさんには頑張って介護の世界で職人を目指してほしい。
11:30-18:00 クイックメイク18部屋+ボトム交換
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とSさん(20代前半・初バイト)、Zさん(20代後半・昔の森尾由美似)と私の勤務。関取さん(10代後半・90キロ超)がフロントだった。
出動前に給料明細を貰って、みんな「4時間半も早帰りしたから給料が少ない」とか「私は5時間半の早帰りだよ。丸1日分少ない」と言っていたが、私なんか早帰り6時間半でしたから(泣)。と言うか、給料明細って給料日前に貰えるもんじゃないのかい?
一同、ガッカリして出動した。
昨日はZさんのお誕生日で、カレシが用意してくれたバースデーケーキのチョコプレートに”Zさんの名字+おめでとう”と書いてあって、萎えたそうだ。普通は自分の彼女へ”佐藤おめでとう”とか”鈴木おめでとう”とは書かないよね?と大笑いした。
おまけにZさんは昨日で28歳になったのに、何故かケーキのロウソクが3本で、カレシに理由を聞いたら「もうそろ30歳だから」って返事だったそうで、あまりにアバウトなZさんのカレシにまた大笑いした。
Zさんは介護の勉強を続けていて、いよいよ実習に入り、先日は”おむつ実習”というのをして、実際におむつを装着してシッコをしてみて、どんな気持ちになるか、どんな感じがするのか…ということを体験してみたそうだ。
おむつ実習の説明の時に、Zさんは「私ったら”え?ウン○もするんですか?”って質問して笑われました」と照れながら教えてくれたが、カレシもカレシならZさんもZさんだ(笑)。
介護を学ぶなんてZさんは凄いや。私なんかはココの年寄りだけで手いっぱいで絶対に無理だ。我が班のチーム60(60女三人)のことはZさんに任せよう。
そう言えば…と私は、随分前にビジネスコーチングの講習を受けて、後は半年以内に試験を受けるだけだったのに、試験を受けなかったのを思い出した。ビジネスコーチングでは円滑な人間関係についてのお勉強もしたハズなのに、私ったらまるで活かせてなかったよ。テキストとか捨てたんだろうか?
更にそう言えば…この日記に介護やチーム60の話ばかり書いていた頃に”ブログ通信簿(http://blogreport.labs.goo.ne.jp/)”をやってみたら「よく話題にしている介護の知識や経験をいかして、職人を目指しましょう」って書いてあったんだった(画像参照)。
あたしゃ介護の知識も経験も持ち合わせてないし、ココの年寄りだけでも手に負えなくて、私に老人介護は無理っ!それももうほんっとに限界を感じてるのに職人だなんて・・・って、完全に話が逸れた。
今日は、前半にクイックメイクをして後から本メイクをする予定だったが、思いの外お客様が入ってきて、本メイクどころではなくなり、超ベテランメイク女史が風呂掃除専門係を引き受けて下さっていた。
私がフロントの日に、メイク女史がお風呂屋さんをして下さった時は、失礼の無いよう必死でセット部屋を作ったものだが、関取さんは相変わらずなかなかセットをせず、メイク女史も「ブーちゃん、まだセットに入らない」とお嘆きだった。
一刻も早く売り部屋を増やしたいから、メイク女史がお風呂屋さんを買って出て下さっているような切迫した状態なのに、セット部屋も売り部屋も増えず、関取さんはどこで何をしているやらだ。モニターを見ていて、フロント経験者のZさんや私がヤキモキした。
帰る頃、廊下を歩いていると前から作業服を着た男性が来た。どう見ても工事業者さんだったので、美人のZさんがにこやかに「お疲れ様です♪」と声を掛けたのに思いっきり無視された。もしやお客様?と焦ったが、その男性は売り止めになっていた部屋へ入ったので、工事業者さんには違いない。
それこそ職人気質で、人付き合いは苦手で無愛想だけど匠の技を持っているってタイプなんだろうけど、若い女の子を相手に丸無視は酷いでしょ。彼もコーチングを学んだ方がいいよ…って私も帰宅したらコーチングの教材を探そう。
Zさんには頑張って介護の世界で職人を目指してほしい。
ラブホ668日目:パニック女
2008年10月3日 らぶほ2※6月25日の日記です。
11:30-17:30 本メイク5部屋+クイックメイク7部屋+リネン折り
今日は、Zさん(20代後半・昔の森尾由美似)と近所さん(30代半ば・元ヤンママ)、#さん(60代前半・元美容師)と私の勤務。新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)がフロントだった。
出動前、Zさんに「昨日の停電ってどんな感じだったんですか?」と聞かれ「停電中も普通にお客さんが残ってたし、停電だって言っても入ってくるお客さんも居てかなり驚いたよ」と答えた。
あとは、昼休みに入る時に真っ暗な非常階段を懐中電灯を頼りに2階まで降りるのが大変だったとか、缶コーヒーを買おうとしたら自販機が使えなかったとか、弁当作ってきたから良かったけどカップ麺だったらお湯も使えなかったとか、#さんの手前、当たり障りのない話をした。
Zさん「じゃあ停電って言ってもお客さんにはあまり関係なかったんですね」
みかやん「そうみたい。停電になる前にお客さんみんな帰ると思ってたのに違ったし、わざわざ停電中に出入りするお客さんもいたぐらいだから」
Zさん「お客さん達も真っ暗な非常階段を歩いたんですか?」
みかやん「うん。昨日は”杖の爺さんとか居なくて良かったよね。居たらオンブだよね(笑)”ってみんなで話してた。お客さんより出前を運ぶ新卒君の方が大変だったみたいだよ」
そんな話をしながら出動したら、クジ引きで#さんと私が組むことになった。#さんは昨日、不覚にも私に涙を見せてしまったり醜態を晒してしまってばつが悪いのか、今日も不機嫌で先が思いやられた。
昨日の昼休みだって、#さんに「みかやん、せっかく正月から3ヶ月も禁煙したんだから頑張って続ければ良かったっしょ!」と言われて「順調だったけど3月頃からストレスが溜まる事件が続発してさ」と答えたら…。
#さんは露骨に大きな声を出して「誰のせいだろうねぇ!誰がみかやんのストレスの種さ!」と関取さん(10代後半・90キロ超)を睨み付けた。何の罪もない関取さんにまで八つ当たりしなくたって…という感じで私は物凄く怖い思いをした。今日も八つ当たりだけは勘弁してほしい。
朝からずっと仏頂面で無言の#さんのことは放置して、私は一昨昨日に小耳に挟んだ”パニック女”についての聞き込み調査を始めた。
・パニック女は36〜37歳。両手に大きなビニール袋を提げて登場
・前夜に「泊めてやって下さい」とケーサツに連行されてきた
・部屋に入るや「誰でもいいから男を引っかけてきて」と電話で大騒ぎ
・何度もフロントへ電話をしてきたが話し方が怖いほどテンパりまくり
・帰りは「荷物が多いからタクシーまで運ぶの手伝って!」と女王様気取り
・持参のビニール袋の中身は怪しげな大量の衣類
多少蓄えの有るホームレスか何か知らないけど、明らかにイカレているので、社員さん達も「あんな女は何をしでかすか分からない。タクシーまで送る間に刺されたりしたら大変だ。腹に雑誌でも仕込んでおけ(苦笑)」と話していたそうだ。
確か…ラブホQにも似たような女が現れて「誰でもいいから男呼んで!アンタでもいい!」とフロントに電話してきて、ラブホQのフロントのオッサンも「大したテクニックも無いし…(苦笑)」と困り果てていたという事件があったハズ。
同じ女の仕業なんだろうか?(謎)
若くもないのにケーサツのご厄介にまでなって、何をやってるんだかその女は。いっそフーゾクで働けばいいのに。
そこで電話が鳴り、支配人殿から「5時で早帰り出来ますけど、どうしますか?」という連絡だった。そうは言われても、ベッドを組み終えて風呂と洗面に別れたばかりで5時までに仕事を終えられそうもない。
#さんにも「無理でしょう?」と確認したら、#さんは「みかやんね”無理っ!”だって。だから5時半で!」と支配人殿に返事をした。
あたしゃ”無理っ!”だなんて言ってない。それじゃ「私は仕事を終えたけど、みかやんが終わってないから無理」みたいな感じじゃないの。私のせい?#さんだって洗面所へ来たばかりだったのに。しかも#さんたら支配人殿にタメグチだし…。いくら虫の居所が悪くたって、これは無いでしょう。
こんな婆さんは手に負えない(哀)。
11:30-17:30 本メイク5部屋+クイックメイク7部屋+リネン折り
今日は、Zさん(20代後半・昔の森尾由美似)と近所さん(30代半ば・元ヤンママ)、#さん(60代前半・元美容師)と私の勤務。新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)がフロントだった。
出動前、Zさんに「昨日の停電ってどんな感じだったんですか?」と聞かれ「停電中も普通にお客さんが残ってたし、停電だって言っても入ってくるお客さんも居てかなり驚いたよ」と答えた。
あとは、昼休みに入る時に真っ暗な非常階段を懐中電灯を頼りに2階まで降りるのが大変だったとか、缶コーヒーを買おうとしたら自販機が使えなかったとか、弁当作ってきたから良かったけどカップ麺だったらお湯も使えなかったとか、#さんの手前、当たり障りのない話をした。
Zさん「じゃあ停電って言ってもお客さんにはあまり関係なかったんですね」
みかやん「そうみたい。停電になる前にお客さんみんな帰ると思ってたのに違ったし、わざわざ停電中に出入りするお客さんもいたぐらいだから」
Zさん「お客さん達も真っ暗な非常階段を歩いたんですか?」
みかやん「うん。昨日は”杖の爺さんとか居なくて良かったよね。居たらオンブだよね(笑)”ってみんなで話してた。お客さんより出前を運ぶ新卒君の方が大変だったみたいだよ」
そんな話をしながら出動したら、クジ引きで#さんと私が組むことになった。#さんは昨日、不覚にも私に涙を見せてしまったり醜態を晒してしまってばつが悪いのか、今日も不機嫌で先が思いやられた。
昨日の昼休みだって、#さんに「みかやん、せっかく正月から3ヶ月も禁煙したんだから頑張って続ければ良かったっしょ!」と言われて「順調だったけど3月頃からストレスが溜まる事件が続発してさ」と答えたら…。
#さんは露骨に大きな声を出して「誰のせいだろうねぇ!誰がみかやんのストレスの種さ!」と関取さん(10代後半・90キロ超)を睨み付けた。何の罪もない関取さんにまで八つ当たりしなくたって…という感じで私は物凄く怖い思いをした。今日も八つ当たりだけは勘弁してほしい。
朝からずっと仏頂面で無言の#さんのことは放置して、私は一昨昨日に小耳に挟んだ”パニック女”についての聞き込み調査を始めた。
・パニック女は36〜37歳。両手に大きなビニール袋を提げて登場
・前夜に「泊めてやって下さい」とケーサツに連行されてきた
・部屋に入るや「誰でもいいから男を引っかけてきて」と電話で大騒ぎ
・何度もフロントへ電話をしてきたが話し方が怖いほどテンパりまくり
・帰りは「荷物が多いからタクシーまで運ぶの手伝って!」と女王様気取り
・持参のビニール袋の中身は怪しげな大量の衣類
多少蓄えの有るホームレスか何か知らないけど、明らかにイカレているので、社員さん達も「あんな女は何をしでかすか分からない。タクシーまで送る間に刺されたりしたら大変だ。腹に雑誌でも仕込んでおけ(苦笑)」と話していたそうだ。
確か…ラブホQにも似たような女が現れて「誰でもいいから男呼んで!アンタでもいい!」とフロントに電話してきて、ラブホQのフロントのオッサンも「大したテクニックも無いし…(苦笑)」と困り果てていたという事件があったハズ。
同じ女の仕業なんだろうか?(謎)
若くもないのにケーサツのご厄介にまでなって、何をやってるんだかその女は。いっそフーゾクで働けばいいのに。
そこで電話が鳴り、支配人殿から「5時で早帰り出来ますけど、どうしますか?」という連絡だった。そうは言われても、ベッドを組み終えて風呂と洗面に別れたばかりで5時までに仕事を終えられそうもない。
#さんにも「無理でしょう?」と確認したら、#さんは「みかやんね”無理っ!”だって。だから5時半で!」と支配人殿に返事をした。
あたしゃ”無理っ!”だなんて言ってない。それじゃ「私は仕事を終えたけど、みかやんが終わってないから無理」みたいな感じじゃないの。私のせい?#さんだって洗面所へ来たばかりだったのに。しかも#さんたら支配人殿にタメグチだし…。いくら虫の居所が悪くたって、これは無いでしょう。
こんな婆さんは手に負えない(哀)。
ラブホ667日目:停電
2008年10月2日 らぶほ2 コメント (4)※6月24日の日記です。
11:30-17:30 クイックメイク7部屋+ベッドのみ2部屋+階段掃除+セットバッグ上げ+ゴミ袋折り
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と#さん(60代前半・元美容師)、Sさん(20代前半・初バイト)と私の勤務。新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)と関取さん(10代後半・90キロ超)がフロントだった。
電気の年次点検ということで13時から15時の間、館内が停電になることが予定されていて、お客様にも予め”電気設備がご利用出来なくなり、水やお湯も出なくなるのでご了承下さい”とご案内してあった。
当然エレベーターも止まるので、停電中に入室&退室されるお客様には非常階段をご利用頂くことになるので、私達は出勤してすぐ非常階段の掃除をして、ベッドメイクを2部屋ほどし、作業室でゴミ袋折りをして待機した。
やがて社員の早口氏より停電時作業の説明があり、EさんとSさんが一番下の階、#さんと私が最上階で待機し、停電中に入室&退室されるお客様を懐中電灯を使って非常階段からご案内する…という形をとることになった。
ところが幸か不幸か最上階にはお客様がいらっしゃらず、停電中にどうしても最上階の部屋に入りたいと希望されるお客様が現れない限り、#さんと私はひたすら待機で出番ナシ。
停電中に入室されるお客様は、EさんとSさんが居る玄関から近い階にご案内され、退室されるお客様を玄関までご案内するのもEさんチームなので、Eさん達は忙しいかも知れない。
説明を受け、#さんと私が最上階へ到着して間もなく電気が消えた。廊下には非常灯が点き、廊下突き当たりのドアや窓が開いていたので真っ暗にはならなかったが、非常扉を開けて非常階段を覗くと怖いほど真っ暗で懐中電灯が無ければ何も見えない状態だった。
私は非日常的な状況を面白がっていたが、#さんは何故か憮然としていてずっと無言で、暫くしてから「どういう基準でこの配置になったの?これじゃ”お前等なんか客前に出せねえ”って言われてるみたいじゃない!Eさんと私が組んでたんだし、そのままでいいじゃないの!」と突然ブチギレた。
物凄く驚いたがここは冷静に「あらら。そんなこと考えてもみなかったよ。去年の停電の日、私は休みだったからどんな基準かは知らないけど、うちらが一番階段での移動距離が長いわけだから、タフで足腰が強そうってことじゃないの?(苦笑)」と答えた。
#さんは納得いかない様子でブツブツとモンクを言っていたが、私が何と宥めようと、ああ言えばこう言うで”私はEさんより評価が下”と思い込んで卑屈になっているので、面倒になって聞き流した。
同じチーム60のEさんに対する僻みなんだろうけど、そこまで露わにしなくたって…。こんなに不機嫌な#さんと、2時間もどうやって過ごせばいいんだか…。あまりにも空気が重い。
最上階は無人なので#さんと私は通常通り14時から昼休みに入り、Eさんチームは電気が復旧した14時45分過ぎに休憩室へ来た。Eさんチームと休憩時間がズレたので、先に昼休みを終えた#さんと私がセットバッグ上げとベッドメイクをした後、今朝のペアに戻ることになった。
するとまた#さんが「こんな面倒なことするぐらいなら、最初からEさんとSさんを組ませてたら良かったのに!クジ引きの意味が無いじゃない!みかやんとSさんが下の階なら分かるけど、何でEさん…」と声を詰まらせたので見てみると、涙目になっていた。
ひええぇぇっ。怖いからっ。
#さんのEさんに対するライバル心は凄まじいものであるようだ。Eさんより私の方が見た目も能力的にも優っているわ!とか、お客様ご案内という晴れ舞台に立つのはEさんじゃなくてこの私よ!と思っていたんだろうけど、その自尊心が自分自身を悪戯に苦しめていることに気付いてない。
というか年寄りになると僻みっぽくてイカンねぇ。ペアの組み替えに深い意味は無いかも知れないのに…。私も僻みっぽい年寄りにならないよう気を付けよう。
11:30-17:30 クイックメイク7部屋+ベッドのみ2部屋+階段掃除+セットバッグ上げ+ゴミ袋折り
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と#さん(60代前半・元美容師)、Sさん(20代前半・初バイト)と私の勤務。新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)と関取さん(10代後半・90キロ超)がフロントだった。
電気の年次点検ということで13時から15時の間、館内が停電になることが予定されていて、お客様にも予め”電気設備がご利用出来なくなり、水やお湯も出なくなるのでご了承下さい”とご案内してあった。
当然エレベーターも止まるので、停電中に入室&退室されるお客様には非常階段をご利用頂くことになるので、私達は出勤してすぐ非常階段の掃除をして、ベッドメイクを2部屋ほどし、作業室でゴミ袋折りをして待機した。
やがて社員の早口氏より停電時作業の説明があり、EさんとSさんが一番下の階、#さんと私が最上階で待機し、停電中に入室&退室されるお客様を懐中電灯を使って非常階段からご案内する…という形をとることになった。
ところが幸か不幸か最上階にはお客様がいらっしゃらず、停電中にどうしても最上階の部屋に入りたいと希望されるお客様が現れない限り、#さんと私はひたすら待機で出番ナシ。
停電中に入室されるお客様は、EさんとSさんが居る玄関から近い階にご案内され、退室されるお客様を玄関までご案内するのもEさんチームなので、Eさん達は忙しいかも知れない。
説明を受け、#さんと私が最上階へ到着して間もなく電気が消えた。廊下には非常灯が点き、廊下突き当たりのドアや窓が開いていたので真っ暗にはならなかったが、非常扉を開けて非常階段を覗くと怖いほど真っ暗で懐中電灯が無ければ何も見えない状態だった。
私は非日常的な状況を面白がっていたが、#さんは何故か憮然としていてずっと無言で、暫くしてから「どういう基準でこの配置になったの?これじゃ”お前等なんか客前に出せねえ”って言われてるみたいじゃない!Eさんと私が組んでたんだし、そのままでいいじゃないの!」と突然ブチギレた。
物凄く驚いたがここは冷静に「あらら。そんなこと考えてもみなかったよ。去年の停電の日、私は休みだったからどんな基準かは知らないけど、うちらが一番階段での移動距離が長いわけだから、タフで足腰が強そうってことじゃないの?(苦笑)」と答えた。
#さんは納得いかない様子でブツブツとモンクを言っていたが、私が何と宥めようと、ああ言えばこう言うで”私はEさんより評価が下”と思い込んで卑屈になっているので、面倒になって聞き流した。
同じチーム60のEさんに対する僻みなんだろうけど、そこまで露わにしなくたって…。こんなに不機嫌な#さんと、2時間もどうやって過ごせばいいんだか…。あまりにも空気が重い。
最上階は無人なので#さんと私は通常通り14時から昼休みに入り、Eさんチームは電気が復旧した14時45分過ぎに休憩室へ来た。Eさんチームと休憩時間がズレたので、先に昼休みを終えた#さんと私がセットバッグ上げとベッドメイクをした後、今朝のペアに戻ることになった。
するとまた#さんが「こんな面倒なことするぐらいなら、最初からEさんとSさんを組ませてたら良かったのに!クジ引きの意味が無いじゃない!みかやんとSさんが下の階なら分かるけど、何でEさん…」と声を詰まらせたので見てみると、涙目になっていた。
ひええぇぇっ。怖いからっ。
#さんのEさんに対するライバル心は凄まじいものであるようだ。Eさんより私の方が見た目も能力的にも優っているわ!とか、お客様ご案内という晴れ舞台に立つのはEさんじゃなくてこの私よ!と思っていたんだろうけど、その自尊心が自分自身を悪戯に苦しめていることに気付いてない。
というか年寄りになると僻みっぽくてイカンねぇ。ペアの組み替えに深い意味は無いかも知れないのに…。私も僻みっぽい年寄りにならないよう気を付けよう。
ラブホ666日目:混同
2008年10月1日 らぶほ2※6月22日の日記です。
11:00-18:00 クイックメイク15部屋+リネン折り
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)とZさん(20代後半・昔の森尾由美似)が遅番、Uさん(30代後半・元悪霊付き)と#さん(60代前半・元美容師)、近所さん(30代半ば・元ヤンママ)と私が早番の勤務。新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)とホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)がフロントだった。
昨日は#さんと近所さんが組んだそうなので、近所さんに様子を聞いてみると「ハッキリ言って#さんて一癖も二癖もありそうな人ですよね!」と、近所さんも#さんの高圧的な口調や、無駄に仕事が早いのを見せつけるような態度に閉口したそうだ。
近所さんとは家が近所で私とは親しいから、思い切ったことを言ったんだと思うけど「#さんの仕事の後を見たら、鏡は水撥ねだらけ、床は毛だらけで、この人どうなってるんだろ?と思いました」とのことで、ここまで言うとなると近所さんは昨日、よほど不愉快な思いをしたのだろう。
やはり#さんは後輩を自分の手下だと勘違いしているみたいで、そのくせ新人の目から見ても#さんの仕事ぶりが酷いので反感を買うようだ。あーあー、どうしたもんだろう…。
そこへAフロントの大型さんが来て「フロントで物凄い噂になってるんだけど…」とのことで「昨日、フロントに電話してきて”誰でもいいから男引っかけてきて”って言ったり、帰りは”荷物多いから運ぶの手伝って”って言ってきたり、コスプレ衣装を着て帰ろうとした頭のおかしい女が来てたらしいよ」って話。
思わず「何その女!」とがっつり食いつくが、大型さんはさっさと仕事に戻ってしまったので、詳しいことが分からない。でもめっちゃ気になるじゃないか。次に会った新卒君に聞いてみると「30代後半で精神病の女って噂ですよ。電話での喋り方がいちいちパニック状態だったって」ってことだ。
こうなると事件の全貌を知りたくなるが、残念ながら私達もみんなも忙しくてそれどころじゃない。パニック女の聞き込み調査(笑)は明日以降にしよう。
そんなことを企んでいたら、近所さんに「そういえば…」と、「昨日、関取さん(10代後半・90キロ超)が作業室で声を高らかに”ミンザイ飲んでます自慢”みたいなのをしてましたけど、そんなに自慢でしょうか?」と聞かれ、「関取さんとは価値観が全く違うから私には理解出来ない」と答えた。
私に関取さんのことを聞かれてもコメントに詰まるが、私は近所さんのズバズバとものを言うところが好きだ。同じ有毒人種の香りを感じて引き寄せ合うのかも?
昼休みはZさんが「Cさんたらリモコン(TV画面をモニター画面に切り替える時に使用)を何て言ったと思います?”ミニコール”ですって。あはは!全然違う!」と大ウケで教えてくれた。
Cさんたら相変わらず言いまつがいの女王で、みんなは「病院勤め時代の”ナースコール”と混同したんじゃない?」と言うが、それにしても違う気が…。
昼休み明けに最上階の循環風呂付きの部屋へ行くと、循環風呂に物凄い勢いで蛇口から水が注がれていて完全に水風呂になっていた。
たまたま新卒君がドリンクの補充に来たので「セットに入った時、蛇口が閉まってるか確認するって新卒君は知ってるよね?蛇口を確認しないと、こんなふうに水風呂になってたり溢れていたりするから、ちゃんと蛇口を…」と言っている間、新卒君が怪訝な顔で私を見ていたのが気になった。
私も言ってて何かがおかしいと思っていたら「蛇口」を一生懸命「受話器」と言って説明してた(恥)。こんなんじゃとてもCさんを笑えないじゃないか。Cさんの「ミニコール」のコールと電話が混同したらしい(照)。
でも蛇口と受話器って、どこか似てない?似てるよね?ね?ね?(空振り)
ダメだ…あたしゃ疲れてる…帰らなきゃ…と思ったら帰る時間だった。
帰り際にホスト君が「みかやんてもうフロントしないんですか?」と私が完全にベッドメイク係に戻ったことを残念がってくれて、それが素敵な慰めの言葉になった。ホスト君、ありがとう。
11:00-18:00 クイックメイク15部屋+リネン折り
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)とZさん(20代後半・昔の森尾由美似)が遅番、Uさん(30代後半・元悪霊付き)と#さん(60代前半・元美容師)、近所さん(30代半ば・元ヤンママ)と私が早番の勤務。新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)とホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)がフロントだった。
昨日は#さんと近所さんが組んだそうなので、近所さんに様子を聞いてみると「ハッキリ言って#さんて一癖も二癖もありそうな人ですよね!」と、近所さんも#さんの高圧的な口調や、無駄に仕事が早いのを見せつけるような態度に閉口したそうだ。
近所さんとは家が近所で私とは親しいから、思い切ったことを言ったんだと思うけど「#さんの仕事の後を見たら、鏡は水撥ねだらけ、床は毛だらけで、この人どうなってるんだろ?と思いました」とのことで、ここまで言うとなると近所さんは昨日、よほど不愉快な思いをしたのだろう。
やはり#さんは後輩を自分の手下だと勘違いしているみたいで、そのくせ新人の目から見ても#さんの仕事ぶりが酷いので反感を買うようだ。あーあー、どうしたもんだろう…。
そこへAフロントの大型さんが来て「フロントで物凄い噂になってるんだけど…」とのことで「昨日、フロントに電話してきて”誰でもいいから男引っかけてきて”って言ったり、帰りは”荷物多いから運ぶの手伝って”って言ってきたり、コスプレ衣装を着て帰ろうとした頭のおかしい女が来てたらしいよ」って話。
思わず「何その女!」とがっつり食いつくが、大型さんはさっさと仕事に戻ってしまったので、詳しいことが分からない。でもめっちゃ気になるじゃないか。次に会った新卒君に聞いてみると「30代後半で精神病の女って噂ですよ。電話での喋り方がいちいちパニック状態だったって」ってことだ。
こうなると事件の全貌を知りたくなるが、残念ながら私達もみんなも忙しくてそれどころじゃない。パニック女の聞き込み調査(笑)は明日以降にしよう。
そんなことを企んでいたら、近所さんに「そういえば…」と、「昨日、関取さん(10代後半・90キロ超)が作業室で声を高らかに”ミンザイ飲んでます自慢”みたいなのをしてましたけど、そんなに自慢でしょうか?」と聞かれ、「関取さんとは価値観が全く違うから私には理解出来ない」と答えた。
私に関取さんのことを聞かれてもコメントに詰まるが、私は近所さんのズバズバとものを言うところが好きだ。同じ有毒人種の香りを感じて引き寄せ合うのかも?
昼休みはZさんが「Cさんたらリモコン(TV画面をモニター画面に切り替える時に使用)を何て言ったと思います?”ミニコール”ですって。あはは!全然違う!」と大ウケで教えてくれた。
Cさんたら相変わらず言いまつがいの女王で、みんなは「病院勤め時代の”ナースコール”と混同したんじゃない?」と言うが、それにしても違う気が…。
昼休み明けに最上階の循環風呂付きの部屋へ行くと、循環風呂に物凄い勢いで蛇口から水が注がれていて完全に水風呂になっていた。
たまたま新卒君がドリンクの補充に来たので「セットに入った時、蛇口が閉まってるか確認するって新卒君は知ってるよね?蛇口を確認しないと、こんなふうに水風呂になってたり溢れていたりするから、ちゃんと蛇口を…」と言っている間、新卒君が怪訝な顔で私を見ていたのが気になった。
私も言ってて何かがおかしいと思っていたら「蛇口」を一生懸命「受話器」と言って説明してた(恥)。こんなんじゃとてもCさんを笑えないじゃないか。Cさんの「ミニコール」のコールと電話が混同したらしい(照)。
でも蛇口と受話器って、どこか似てない?似てるよね?ね?ね?(空振り)
ダメだ…あたしゃ疲れてる…帰らなきゃ…と思ったら帰る時間だった。
帰り際にホスト君が「みかやんてもうフロントしないんですか?」と私が完全にベッドメイク係に戻ったことを残念がってくれて、それが素敵な慰めの言葉になった。ホスト君、ありがとう。
ラブホ665日目:廊下掃除
2008年9月29日 らぶほ2※6月20日の日記です。
11:30-17:00 クイックメイク13部屋+廊下掃除機がけ
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とSさん(20代前半・初バイト)、Uさん(30代後半・元悪霊付き)と私の勤務。ホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)と関取さん(10代後半・90キロ超)がフロントだった。
朝からヒマ気味だったがA班さん達が2隊とも12時で早帰りになり、我々も昼休み突入と同時に早帰りでは?とドキドキしながら仕事をしていた。
早帰りの通告を受けずに無事に昼休みに入り、Uさんのご主人様がレコードマニアであるという話を聞いていた。
Eさん「Sさん、CDじゃなくてレコードって知ってる?知らないでしょ?」
Sさん「う〜ん。あ!レコードって蓄音機で聞くやつですか?」
Sさん以外の三名倒れる。うちら、レコードも聴いたけどさすがに蓄音機では聴いてない。ちゃんとレコードプレーヤーってやつでね…あ…Eさんあたりはホントに蓄音機で聴いてたかも(汗)。ま、のどかな昼休みだった。
昼休み明けもヒマ気味で、私達は各階の廊下に掃除機を掛けることになった。掃除機の音にお客様の気配を掻き消され、ふと気付いたらお客様が急接近!なんてことの多い危険な掃除機がけだが、今日は元々客数も少ない上、客足も伸び悩んでいるようなので油断した。
掃除機を掛けていたら、背後から「お疲れ様です!」という男性の大きな声が聞こえたので「も〜!ホスト君たら、ビックリさせないでよね」と思いながら振り返ると、見知らぬ若い男性客で思わず二度見した。
一礼してから掃除機をぶん投げて逃げたけど、危うくお客様に「お疲れ様です」と言ってしまうところだったじゃないの。確かに”お疲れ”とは思うけど、そんなのはCさん(60代前半・元看護師)だけで沢山だから。
ベッドメイクに戻ると、ホスト君に会ったので「さっき廊下で”お疲れ様です”って言われて、ホスト君だと思って振り返ったらお客さんだったさ」と話した。ふと、笑ってるホスト君の足元を見たら、ディズニーキャラクターの靴下に大きな穴があいていて親指がニョッキリと出ていた。
うちのホスト君は物凄くカッコイイんだけど、靴下に穴が開いてたり、パンツのゴムが伸びきってフリル状態になってたり、なかなか隙だらけだ(笑)。最近一段と痩せて167センチ45キロになり「ジムに通いたいが身体が貧弱で恥ずかしくて行けない」とのこと。
取り敢えず「おうちでビリーズブートキャンプをしなさい」とオススメした。
16時半過ぎ、支配人殿から「早帰り」の連絡が入ったので、観念して17時で早帰りすることにしたが「最後に露天風呂付きの部屋をベッドメイクして上がってください」とのことで、電話を切った後Uさんは「そんな殺生な!」と嘆いていた。
残り時間は10分程度。部屋が比較的綺麗であれば10分でもやってやれないことはない。急いで移動して露天風呂付きの部屋へ入ると、哀しいほど部屋は荒れ果て、風呂も垢と泡でドロドロだった。
大急ぎでベッドメイクするも、Uさんは浴室で足を滑らせて思いっきり股裂き状態になるわ、私は床を拭いていて足を滑らせて床に突っ伏してしまうわ、大騒ぎしつつも「痛い」などと言っていられる状況ではないので、必死でやり過ごした。
何とかいつもどおりの時間に仕事を終えられたので、何事もなかったような涼しい顔をして作業室へ降りたが、Uさんも私もロッカーに到着してから「アイタタタ」となった。
支配人殿、無茶させんで下され。
11:30-17:00 クイックメイク13部屋+廊下掃除機がけ
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とSさん(20代前半・初バイト)、Uさん(30代後半・元悪霊付き)と私の勤務。ホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)と関取さん(10代後半・90キロ超)がフロントだった。
朝からヒマ気味だったがA班さん達が2隊とも12時で早帰りになり、我々も昼休み突入と同時に早帰りでは?とドキドキしながら仕事をしていた。
早帰りの通告を受けずに無事に昼休みに入り、Uさんのご主人様がレコードマニアであるという話を聞いていた。
Eさん「Sさん、CDじゃなくてレコードって知ってる?知らないでしょ?」
Sさん「う〜ん。あ!レコードって蓄音機で聞くやつですか?」
Sさん以外の三名倒れる。うちら、レコードも聴いたけどさすがに蓄音機では聴いてない。ちゃんとレコードプレーヤーってやつでね…あ…Eさんあたりはホントに蓄音機で聴いてたかも(汗)。ま、のどかな昼休みだった。
昼休み明けもヒマ気味で、私達は各階の廊下に掃除機を掛けることになった。掃除機の音にお客様の気配を掻き消され、ふと気付いたらお客様が急接近!なんてことの多い危険な掃除機がけだが、今日は元々客数も少ない上、客足も伸び悩んでいるようなので油断した。
掃除機を掛けていたら、背後から「お疲れ様です!」という男性の大きな声が聞こえたので「も〜!ホスト君たら、ビックリさせないでよね」と思いながら振り返ると、見知らぬ若い男性客で思わず二度見した。
一礼してから掃除機をぶん投げて逃げたけど、危うくお客様に「お疲れ様です」と言ってしまうところだったじゃないの。確かに”お疲れ”とは思うけど、そんなのはCさん(60代前半・元看護師)だけで沢山だから。
ベッドメイクに戻ると、ホスト君に会ったので「さっき廊下で”お疲れ様です”って言われて、ホスト君だと思って振り返ったらお客さんだったさ」と話した。ふと、笑ってるホスト君の足元を見たら、ディズニーキャラクターの靴下に大きな穴があいていて親指がニョッキリと出ていた。
うちのホスト君は物凄くカッコイイんだけど、靴下に穴が開いてたり、パンツのゴムが伸びきってフリル状態になってたり、なかなか隙だらけだ(笑)。最近一段と痩せて167センチ45キロになり「ジムに通いたいが身体が貧弱で恥ずかしくて行けない」とのこと。
取り敢えず「おうちでビリーズブートキャンプをしなさい」とオススメした。
16時半過ぎ、支配人殿から「早帰り」の連絡が入ったので、観念して17時で早帰りすることにしたが「最後に露天風呂付きの部屋をベッドメイクして上がってください」とのことで、電話を切った後Uさんは「そんな殺生な!」と嘆いていた。
残り時間は10分程度。部屋が比較的綺麗であれば10分でもやってやれないことはない。急いで移動して露天風呂付きの部屋へ入ると、哀しいほど部屋は荒れ果て、風呂も垢と泡でドロドロだった。
大急ぎでベッドメイクするも、Uさんは浴室で足を滑らせて思いっきり股裂き状態になるわ、私は床を拭いていて足を滑らせて床に突っ伏してしまうわ、大騒ぎしつつも「痛い」などと言っていられる状況ではないので、必死でやり過ごした。
何とかいつもどおりの時間に仕事を終えられたので、何事もなかったような涼しい顔をして作業室へ降りたが、Uさんも私もロッカーに到着してから「アイタタタ」となった。
支配人殿、無茶させんで下され。
ラブホ664日目:ガムテプレイ
2008年9月28日 らぶほ2 コメント (2)※6月19日の日記です。
11:30-17:00 クイックメイク14部屋
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)と#さん(60代前半・元美容師)、Uさん(30代後半・元悪霊付き)と私の勤務。新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)がフロントだった。
露天風呂付きの部屋からのスタートで、Uさんが部屋&洗面係、私が風呂&トイレ係だったが、部屋は荒れている上に洗う食器も山ほど有って、Uさんが何やらブツブツ言っていた。
聞けば、食器やテーブルの上が全てケチャップだらけで酷いことになっているそうだ。たまにマヨラーが現れるが、今日はケチャッパーらしい。
私が風呂&トイレ係を終えてもUさんの仕事が終わらず「イマイチ食器が綺麗にいならない」というので見てみると、Uさんが洗った食器は油膜が張ったように白く曇っていたので、手の空いた私が洗い直した。
しかし、一昨日のEさんのワイングラスの件が有るので「綺麗に荒い直して拭いたつもりだけど、も1度Uさんの目で見て確認してから食器棚に入れてね」と念を押した。
それでもUさんの仕事は終わらず、カラオケマイクのコードを収納したりして手伝っていると”ポンッ”という音とUさんの「ああっ!」という悲鳴が聞こてきた。
何事か?と思えば、客用冷蔵庫の中に飲み残しのシャンパンを発見し、Uさんがソレをメイクバッグに入れておいたところ、”ポンッ”と栓が飛んで中のシャンパンがメイクバッグに溢れて大惨事じゃないか。
放置したらメイクバッグの中身がベタベタになる。メイクバッグの中を拭き、引き続き荒れ果てた部屋を片付けて、クイックメイク(1部屋15分が目安)だというのに35分も掛かってしまった。
2部屋目に到着した頃には暑さと疲れでヨレヨレだったが、ベッドを組んでいる間、丁度私に送風口からの風が当たって心地良かった。
Uさん「そういえば、こないだロザンナさん(同い年・イタリア美女風)と組んだ時、何故か送風口がガムテで塞がれてたの」
みかやん「え?なんで?ココの人が塞ぐわけないよね?」
Uさん「うん。だからお客さんがガムテ持参で来て塞いだんじゃないかって」
みかやん「はあぁ?スイッチ切ればいいことだし、なんでわざわざガムテを持参してたんだか…意味分かんない」
Uさん「う〜ん。だから…その…そーゆープレイなんじゃないか?ってロザンナさんが」
みかやん「あはは!ガムテプレイ?縄の代わりに?ガムテプレイの為に持参してたからついでにかい?送風口塞いで口も塞いで…なるほど、ウケる!」
ウケてる場合じゃなくて、Uさんとロザンナさんは送風口のガムテを剥がすのが大変だったらしい。しかしまぁ、プレイも多種多様なんでしょね。ガムテを見て”プレイ”と連想するロザンナさんも、なかなかの強者(笑)。
昼休みは、今日から入ったミネラルウォーターのレンタルサーバーの水を飲んで生き返った。
夕方、先日退職した乙女君の話になったので、乙女君の最終日の話を踏まえて、Uさんと#さんと新人さんが組んだ場合の#さんの様子を聞いてみたら、Uさんも#さんの新人指導ぶりには目が点になっていたそうで…。
「A班やEさんやみかやんに仕事を習った後なのに、私をそっちのけにして新人さんに付きっきりで語ってて、面倒臭いからやらせておいてる」とUさんも萎えていた。#さんよりもUさんの方が先輩なのに、何てことを。
続けてUさんは「#さんは私のこと物凄く頭が悪いと思ってるからいいの」と吐き捨てた。確かにそうかも知れないけど(爆)本人にそう言われるとUさんが不憫だ。
「Uさんの方が先輩なんだから毅然とした態度でいないと、#さんがますます調子に乗るよ」と言っても「だって#さんの方がトシもかなり上だし」と拗ねるので「年寄りだからって偉くないから!年下の社員さんや先輩をナメてかかってるから、#さんは年長者なのに誰にも敬われないんだよ!」と突っぱねてしまった。
新人に対する#さんの話となると熱くなってダメだ。自重しよう。
11:30-17:00 クイックメイク14部屋
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)と#さん(60代前半・元美容師)、Uさん(30代後半・元悪霊付き)と私の勤務。新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)がフロントだった。
露天風呂付きの部屋からのスタートで、Uさんが部屋&洗面係、私が風呂&トイレ係だったが、部屋は荒れている上に洗う食器も山ほど有って、Uさんが何やらブツブツ言っていた。
聞けば、食器やテーブルの上が全てケチャップだらけで酷いことになっているそうだ。たまにマヨラーが現れるが、今日はケチャッパーらしい。
私が風呂&トイレ係を終えてもUさんの仕事が終わらず「イマイチ食器が綺麗にいならない」というので見てみると、Uさんが洗った食器は油膜が張ったように白く曇っていたので、手の空いた私が洗い直した。
しかし、一昨日のEさんのワイングラスの件が有るので「綺麗に荒い直して拭いたつもりだけど、も1度Uさんの目で見て確認してから食器棚に入れてね」と念を押した。
それでもUさんの仕事は終わらず、カラオケマイクのコードを収納したりして手伝っていると”ポンッ”という音とUさんの「ああっ!」という悲鳴が聞こてきた。
何事か?と思えば、客用冷蔵庫の中に飲み残しのシャンパンを発見し、Uさんがソレをメイクバッグに入れておいたところ、”ポンッ”と栓が飛んで中のシャンパンがメイクバッグに溢れて大惨事じゃないか。
放置したらメイクバッグの中身がベタベタになる。メイクバッグの中を拭き、引き続き荒れ果てた部屋を片付けて、クイックメイク(1部屋15分が目安)だというのに35分も掛かってしまった。
2部屋目に到着した頃には暑さと疲れでヨレヨレだったが、ベッドを組んでいる間、丁度私に送風口からの風が当たって心地良かった。
Uさん「そういえば、こないだロザンナさん(同い年・イタリア美女風)と組んだ時、何故か送風口がガムテで塞がれてたの」
みかやん「え?なんで?ココの人が塞ぐわけないよね?」
Uさん「うん。だからお客さんがガムテ持参で来て塞いだんじゃないかって」
みかやん「はあぁ?スイッチ切ればいいことだし、なんでわざわざガムテを持参してたんだか…意味分かんない」
Uさん「う〜ん。だから…その…そーゆープレイなんじゃないか?ってロザンナさんが」
みかやん「あはは!ガムテプレイ?縄の代わりに?ガムテプレイの為に持参してたからついでにかい?送風口塞いで口も塞いで…なるほど、ウケる!」
ウケてる場合じゃなくて、Uさんとロザンナさんは送風口のガムテを剥がすのが大変だったらしい。しかしまぁ、プレイも多種多様なんでしょね。ガムテを見て”プレイ”と連想するロザンナさんも、なかなかの強者(笑)。
昼休みは、今日から入ったミネラルウォーターのレンタルサーバーの水を飲んで生き返った。
夕方、先日退職した乙女君の話になったので、乙女君の最終日の話を踏まえて、Uさんと#さんと新人さんが組んだ場合の#さんの様子を聞いてみたら、Uさんも#さんの新人指導ぶりには目が点になっていたそうで…。
「A班やEさんやみかやんに仕事を習った後なのに、私をそっちのけにして新人さんに付きっきりで語ってて、面倒臭いからやらせておいてる」とUさんも萎えていた。#さんよりもUさんの方が先輩なのに、何てことを。
続けてUさんは「#さんは私のこと物凄く頭が悪いと思ってるからいいの」と吐き捨てた。確かにそうかも知れないけど(爆)本人にそう言われるとUさんが不憫だ。
「Uさんの方が先輩なんだから毅然とした態度でいないと、#さんがますます調子に乗るよ」と言っても「だって#さんの方がトシもかなり上だし」と拗ねるので「年寄りだからって偉くないから!年下の社員さんや先輩をナメてかかってるから、#さんは年長者なのに誰にも敬われないんだよ!」と突っぱねてしまった。
新人に対する#さんの話となると熱くなってダメだ。自重しよう。
ラブホ663日目:厳戒体制
2008年9月27日 らぶほ2※6月17日の日記です。
11:30-17:30 本メイク2部屋+クイックメイク9部屋+ベッドのみ1
今日は、Sさん(20代前半・初バイト)とUさん(30代後半・元悪霊付き)、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と私の勤務。ホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)がフロントだった。
出勤前、うちのラブホ付近がケーサツ関係者やその車両で完全に包囲され、厳戒体制が敷かれていた。何事か?と思えば、遠巻きに黒塗りの街宣車が走っているのが見え、そう言えば昨年も同じことがあったのを思い出した。
確か昨年はラブホ周りがあまりに物々しくて、お客様も寄りつかなかった気が…。
出勤すると、待ってましたとばかりにEさんが声をかけてきた。
Eさん「これだけケーサツの人が居たら、悪いことしてなくてもドキドキするよね」
みかやん「はい。私はイケメン機動隊にドキドキしましたけど(笑)」
Eさん「前もこんなのあったけどヒマだったよね?これじゃお客さんも入って来られないもの」
みかやん「そうですよね。確かにヒマだったと思います」
Eさん「不倫の人達だって後ろめたくて来られないって」
みかやん「あと18歳未満の人達も来られないですよ。淫行してる場合じゃないですから」
Eさん「やっぱりヒマだろうねぇ。早帰りだろうか?」
みかやん「…だと思います」
そこへ「何なんですか?この騒ぎ!」とSさんが出勤してきて同じ話の繰り返し。「Sさんが街宣車で出勤するからこうなるんだよ」と茶化す。だけどSさんも「機動隊がみんな若くてイケメンでビックリした。制服もカッコイイ!」と興奮していて、私だけじゃなかった。
出動前のクジ引きの時に4P部屋が空いたが、今日は4P部屋担当者(Sさん)が居るし、まだセットも済んでいないので油断していたら、社員の早口氏に「今フロントさんにセット入って貰うんで4P部屋からお願いします」とのことで、Eさんと私が行くことになった。
最上階へ着くとAフロントの大型さんがセットへ向かうところだったので、3人で4P部屋へ入って3人とも固まった。どこから手を付けて良いか分からないぐらい荒れ果てていて呆然と立ちすくんだ。久々にやられた。
3人で手分けして、ベッド周りに散乱したティッシュやスキンを拾い集め(汚)、方々に脱ぎ散らかされたバスローブや浴衣を掻き集め、ルームサービスの食べ残し&飲み残しを片付け、セットだけでドッと疲れた。
本来、洗面掃除は部屋係の仕事だが、部屋の荒れ方が酷いのでEさんに代わって私が洗面掃除をしてから風呂係をすることにした。4P部屋は循環風呂なので風呂係は比較的ラクな上、今回は洗う食器もワイングラス2コと灰皿しか無かった。
とは言っても元々洗面掃除もEさんの担当なので、私のワイングラスの洗い方や拭き方に問題があれば、指摘されるのはEさんだ。細心の注意を払ってワイングラスを洗い、ピカピカに磨き上げた。
だけど後になって、超ベテランメイク女史に「4P部屋に4つ有るワイングラスのうちの2つに汚れが残ってた」と指摘された。私は「いやいや、ピッカピカに磨いたし、私が洗わなかった2つが汚かったんでしょ」と思ったが、Eさんは無言だ。
何らかの形でメイク女史に返答しなければならないのに沈黙が続いてしまい、私はその重圧に耐えられなくなって「ワイングラス洗ったの私です。すみませんでした」と答えた。それでもEさんは無言で…。
私がEさんだったら「いやいやいや、私が部屋係だったんだから私の確認が足りなかったのよ」と言うのに…。誰が食器を洗おうと最終的には部屋係がチェックして収納するものだろうに…。Eさん、酷いよ(泣)。
私だけのせいにして知らんぷりしていられるEさんが信じられなかった。これが1部屋目での出来事だったので、これ以降私はずっと一人でギクシャクしてしまい、精神的に疲れ果てたので、早帰りになってホッとした。
つまらないプライドなら捨ててしまおう。後輩の親切を無駄にしないようにしよう。勉強になった。
11:30-17:30 本メイク2部屋+クイックメイク9部屋+ベッドのみ1
今日は、Sさん(20代前半・初バイト)とUさん(30代後半・元悪霊付き)、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と私の勤務。ホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)がフロントだった。
出勤前、うちのラブホ付近がケーサツ関係者やその車両で完全に包囲され、厳戒体制が敷かれていた。何事か?と思えば、遠巻きに黒塗りの街宣車が走っているのが見え、そう言えば昨年も同じことがあったのを思い出した。
確か昨年はラブホ周りがあまりに物々しくて、お客様も寄りつかなかった気が…。
出勤すると、待ってましたとばかりにEさんが声をかけてきた。
Eさん「これだけケーサツの人が居たら、悪いことしてなくてもドキドキするよね」
みかやん「はい。私はイケメン機動隊にドキドキしましたけど(笑)」
Eさん「前もこんなのあったけどヒマだったよね?これじゃお客さんも入って来られないもの」
みかやん「そうですよね。確かにヒマだったと思います」
Eさん「不倫の人達だって後ろめたくて来られないって」
みかやん「あと18歳未満の人達も来られないですよ。淫行してる場合じゃないですから」
Eさん「やっぱりヒマだろうねぇ。早帰りだろうか?」
みかやん「…だと思います」
そこへ「何なんですか?この騒ぎ!」とSさんが出勤してきて同じ話の繰り返し。「Sさんが街宣車で出勤するからこうなるんだよ」と茶化す。だけどSさんも「機動隊がみんな若くてイケメンでビックリした。制服もカッコイイ!」と興奮していて、私だけじゃなかった。
出動前のクジ引きの時に4P部屋が空いたが、今日は4P部屋担当者(Sさん)が居るし、まだセットも済んでいないので油断していたら、社員の早口氏に「今フロントさんにセット入って貰うんで4P部屋からお願いします」とのことで、Eさんと私が行くことになった。
最上階へ着くとAフロントの大型さんがセットへ向かうところだったので、3人で4P部屋へ入って3人とも固まった。どこから手を付けて良いか分からないぐらい荒れ果てていて呆然と立ちすくんだ。久々にやられた。
3人で手分けして、ベッド周りに散乱したティッシュやスキンを拾い集め(汚)、方々に脱ぎ散らかされたバスローブや浴衣を掻き集め、ルームサービスの食べ残し&飲み残しを片付け、セットだけでドッと疲れた。
本来、洗面掃除は部屋係の仕事だが、部屋の荒れ方が酷いのでEさんに代わって私が洗面掃除をしてから風呂係をすることにした。4P部屋は循環風呂なので風呂係は比較的ラクな上、今回は洗う食器もワイングラス2コと灰皿しか無かった。
とは言っても元々洗面掃除もEさんの担当なので、私のワイングラスの洗い方や拭き方に問題があれば、指摘されるのはEさんだ。細心の注意を払ってワイングラスを洗い、ピカピカに磨き上げた。
だけど後になって、超ベテランメイク女史に「4P部屋に4つ有るワイングラスのうちの2つに汚れが残ってた」と指摘された。私は「いやいや、ピッカピカに磨いたし、私が洗わなかった2つが汚かったんでしょ」と思ったが、Eさんは無言だ。
何らかの形でメイク女史に返答しなければならないのに沈黙が続いてしまい、私はその重圧に耐えられなくなって「ワイングラス洗ったの私です。すみませんでした」と答えた。それでもEさんは無言で…。
私がEさんだったら「いやいやいや、私が部屋係だったんだから私の確認が足りなかったのよ」と言うのに…。誰が食器を洗おうと最終的には部屋係がチェックして収納するものだろうに…。Eさん、酷いよ(泣)。
私だけのせいにして知らんぷりしていられるEさんが信じられなかった。これが1部屋目での出来事だったので、これ以降私はずっと一人でギクシャクしてしまい、精神的に疲れ果てたので、早帰りになってホッとした。
つまらないプライドなら捨ててしまおう。後輩の親切を無駄にしないようにしよう。勉強になった。
ラブホ662日目:生き霊
2008年9月24日 らぶほ2※6月16日の日記です。
11:30-18:00 クイックメイク11部屋+セットバッグ上げ+ダスター上げ+食器洗い他
今日は、Zさん(20代後半・昔の森尾由美似)と近所さん(30代半ば・元ヤンママ)、Uさん(30代後半・元悪霊付き)と私の勤務。関取さん(10代後半・90キロ超)がフロントだった。
朝からUさんのテンションが高く「昨日、Eさんが稼働表に乙女君の名前を”二本○”じゃなくて”二日○”って書いてたの!あはは!言わないでね」と、ヒーヒー笑ってた(謎)。
Eさんは乙女君が来た初日に”日本○”と書こうとしていて、私に「JAPANじゃなくて一本二本の方じゃないですかね」と言われたのを思い出したのだろう。どうでもいいことだけど、Uさんの笑いは暫く止まらなかった。
そんなUさんは放っといて(笑)次の部屋へ行くと超ベテランフロント女史がセット中で、思わず「話したいこと山ほど有ったのに全然会えなくて…」と擦り寄ると、察しの良いフロント女史は「みんなに聞いたけど、関取さんて評判悪いね」とのことで…。
関取さんはA班の大先輩方にも失礼で尊大な言動を繰り返し、社会復帰して間もないフロント女史の元へ次々と関取さんに対する苦情が寄せられていたそうだ。やっちまったなぁ関取さん。
フロント女史も「”コレもフロントの仕事でアレもフロントの仕事だよ”って物凄い
レベルの低い所から教えなきゃならないなら大変だわ」とお嘆きで、つい私も「人としてどうこうというレベルからですよ」と本音をぶちまけてしまった。
昼休み明けからUさんと私のチームは、セットバッグ作りやセットバッグ上げ、ダスター上げに食器洗い等、支配人殿の指示でフロントの仕事をすることになり、セットバッグを各階へ運んでいる時に関取さんに会うと、アッサリと「お願いします」と言われた。
これが新卒君やホスト君なら飛んで来て「うわっ!すみません!申し訳ないです!」に続けて「俺がやります」もしくは「今、ガーッと点検しちゃうんで、それまでお願いします」となる場面で、いずれにしても「スミマセン」「申し訳ありません」と大騒ぎになる場面だ。
そんなことはヨシとしても、元々大量にセット済みの部屋が有ったにも関わらず、関取さんはZさんチーム1隊の為にアホほどセットを繰り返し、点検を十数部屋も溜め込んでいた。
私達がフロントの付帯業務をしている間に点検の部屋を片付けて売り部屋を増やして欲しいのに…1隊じゃベッドメイクなんか1時間に5部屋程度しか出来ないのに…。あまりのことに「頭が悪いのにも程がある!」と吐き捨てると、朝からテンションの高いUさんは何故か笑い転げた。
だがしかし、Uさんがセットバッグ運びをしている時に関取さんに「何してればいいんでしょう?」と聞かれて「セットしてればいいんじゃない?」と答えたそうだ。それなのに何故Uさんが笑い転げられるのか理解出来ないが、Uさんはご覧のとおりの人なので仕方ない。
関取さんがフロントの仕事をUさんに尋ねた時点で大間違いだ。
結局、関取さんが取り憑かれたようにセットをして発生したセットバッグを私達が回収して作り直した。その間、関取さんは一度も様子を見に作業室へ降りて来ることは無く、帰りに会ったが詫びの言葉もお礼の言葉もないどころか「お疲れ様です」のひとことも無かった。
関取さんが最初に「お願いします」と言ったので、私達がその指示どおりに動いて当然とでも思っているのだろうか?だとしたら何様ですか?関取様ですか…。あの偏屈王に勝るとも劣らない関取さんの変人&狂人ぶりに鳥肌が立った。偏屈王の生き霊に取り憑かれたんじゃないか?と思う。
最近はUさんに憑いた悪霊が鳴りを潜めているので油断してたら、今度は生き霊かい(苦笑)。そうじゃなくて…関取さんのような人の言動はキッチリ受け流さないとこっちの身が持たない。関わらずにいた方が身のためだ。くわばらくわばら。
お陰で腰痛10日目にしてまた悪化(泣)。
11:30-18:00 クイックメイク11部屋+セットバッグ上げ+ダスター上げ+食器洗い他
今日は、Zさん(20代後半・昔の森尾由美似)と近所さん(30代半ば・元ヤンママ)、Uさん(30代後半・元悪霊付き)と私の勤務。関取さん(10代後半・90キロ超)がフロントだった。
朝からUさんのテンションが高く「昨日、Eさんが稼働表に乙女君の名前を”二本○”じゃなくて”二日○”って書いてたの!あはは!言わないでね」と、ヒーヒー笑ってた(謎)。
Eさんは乙女君が来た初日に”日本○”と書こうとしていて、私に「JAPANじゃなくて一本二本の方じゃないですかね」と言われたのを思い出したのだろう。どうでもいいことだけど、Uさんの笑いは暫く止まらなかった。
そんなUさんは放っといて(笑)次の部屋へ行くと超ベテランフロント女史がセット中で、思わず「話したいこと山ほど有ったのに全然会えなくて…」と擦り寄ると、察しの良いフロント女史は「みんなに聞いたけど、関取さんて評判悪いね」とのことで…。
関取さんはA班の大先輩方にも失礼で尊大な言動を繰り返し、社会復帰して間もないフロント女史の元へ次々と関取さんに対する苦情が寄せられていたそうだ。やっちまったなぁ関取さん。
フロント女史も「”コレもフロントの仕事でアレもフロントの仕事だよ”って物凄い
レベルの低い所から教えなきゃならないなら大変だわ」とお嘆きで、つい私も「人としてどうこうというレベルからですよ」と本音をぶちまけてしまった。
昼休み明けからUさんと私のチームは、セットバッグ作りやセットバッグ上げ、ダスター上げに食器洗い等、支配人殿の指示でフロントの仕事をすることになり、セットバッグを各階へ運んでいる時に関取さんに会うと、アッサリと「お願いします」と言われた。
これが新卒君やホスト君なら飛んで来て「うわっ!すみません!申し訳ないです!」に続けて「俺がやります」もしくは「今、ガーッと点検しちゃうんで、それまでお願いします」となる場面で、いずれにしても「スミマセン」「申し訳ありません」と大騒ぎになる場面だ。
そんなことはヨシとしても、元々大量にセット済みの部屋が有ったにも関わらず、関取さんはZさんチーム1隊の為にアホほどセットを繰り返し、点検を十数部屋も溜め込んでいた。
私達がフロントの付帯業務をしている間に点検の部屋を片付けて売り部屋を増やして欲しいのに…1隊じゃベッドメイクなんか1時間に5部屋程度しか出来ないのに…。あまりのことに「頭が悪いのにも程がある!」と吐き捨てると、朝からテンションの高いUさんは何故か笑い転げた。
だがしかし、Uさんがセットバッグ運びをしている時に関取さんに「何してればいいんでしょう?」と聞かれて「セットしてればいいんじゃない?」と答えたそうだ。それなのに何故Uさんが笑い転げられるのか理解出来ないが、Uさんはご覧のとおりの人なので仕方ない。
関取さんがフロントの仕事をUさんに尋ねた時点で大間違いだ。
結局、関取さんが取り憑かれたようにセットをして発生したセットバッグを私達が回収して作り直した。その間、関取さんは一度も様子を見に作業室へ降りて来ることは無く、帰りに会ったが詫びの言葉もお礼の言葉もないどころか「お疲れ様です」のひとことも無かった。
関取さんが最初に「お願いします」と言ったので、私達がその指示どおりに動いて当然とでも思っているのだろうか?だとしたら何様ですか?関取様ですか…。あの偏屈王に勝るとも劣らない関取さんの変人&狂人ぶりに鳥肌が立った。偏屈王の生き霊に取り憑かれたんじゃないか?と思う。
最近はUさんに憑いた悪霊が鳴りを潜めているので油断してたら、今度は生き霊かい(苦笑)。そうじゃなくて…関取さんのような人の言動はキッチリ受け流さないとこっちの身が持たない。関わらずにいた方が身のためだ。くわばらくわばら。
お陰で腰痛10日目にしてまた悪化(泣)。
ラブホ661日目:乙女最終日
2008年9月22日 らぶほ2※6月14日の日記です。
11:30-18:00 クイックメイク19部屋+ゴミ袋折り
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とSさん(20代前半・初バイト)と乙女君(10代後半・仕草が女の子)が早番、#さん(60代前半・元美容師)と私が遅番の勤務。ホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)と関取さん(10代後半・90キロ超)がフロントだった。
朝、職場近くのお祭り会場で大好物の広島お好み焼きを買ってから出勤すると、#さんに「広島焼き買ってきたから半分ずつ食べてから出動しよう」と言われ「朝ご飯しっかり食べてきたし、昼に食べようと思って同じ物を買ってきたから」と断ったが強引に食べさせられた。
お陰ですっかり満腹になって出動したので苦しくて動けない。私は昨日から「明日からお祭りだから広島お好み焼き買ってくるんだ。毎年ココで昼に食べるのが楽しみなの♪明日のお昼は広島お好み焼き♪ぐへへ」と大騒ぎしてたのに、何故全く同じモノを買ってくるかな?
せめて豚玉にして欲しかった(哀)。
2時間後、ベッドメイクする部屋が無くなったので作業室へ降りてゴミ袋折り等をするも、お腹はこなれず。13時50分に部屋が空いたので出動しかけたが、超ベテランメイク女史が「いいよいいよ。お昼の時間過ぎるからA班に行って貰うよ」と引き止めて下さり、14時ジャストに昼休みに入った。
だけど大好物の広島お好み焼きが喉を通らない。もはや見ただけでグロい。しかし、Eさんに「お好み焼き楽しみにしてたのに、全然食べないんでしょ?美味しくないの?」と言われ、#さんにも悪いので食べないわけにもいかず、泣きながら食べた。
また満腹になって苦しくて動けず、おまけに腰痛は8日目(哀)。
昼休み明けに廊下を歩いていたら前方に女性客が出現し、#さんは走って逃げたが私は腰痛と満腹で逃げ遅れた。それでも逃げようとしたが「すみません!」と呼び止められ「××3号室に帽子を忘れた」とのこと。
××3号室では関取さんがセット中だったので「帽子の忘れ物なかった?」と尋ねるが軽くスルーされたので、部屋へ入って捜索するも見当たらず。よく見ると、関取さんが丸めたベッドに掛けるグレーの帯の中で、グレーの帽子がグルグル巻きになっていた。
グレーの帯にグレーの帽子じゃ確かに目立たなかったと思うけど、老眼のチーム60じゃないんだからちゃんと確認してから丸めてよね。そんな所をお客様には見せられないので、慌ててお客様から見えないように帯の中から帽子を抜いたわよ全くもう。
やれやれと別の部屋へ移動しようとしたら、前方の部屋からお客様が出てきた。普段ならお客様から死角になるのを待つが、とんだロスタイムだったので息を潜めてお客様の後ろを歩いていたら「あ!ケータイ忘れた!」とお客様が戻ってきた。
#さんは速やかに××3号室へ避難したが、私はまた逃げ遅れて「ケータイ忘れたんですけど、取りに入って大丈夫ですか?」と聞かれたので、私が部屋へ入ってケータイをお渡しした。
ダメだ…腰痛もかなり軽減したものの咄嗟に逃げられない。
気を取り直してベッドメイクをしていると、メイク女史が「次は××6号室へ行ってね。お風呂やってあるから。あと最上階の若い番号もお風呂やってあるから」と知らせに来て下さったので、有り難く風呂掃除済みの部屋を回った。
腰痛と満腹で散々だったがメイク女史のお陰で大助かりだった。
仕事を終えると、帰り道で乙女君が私を待っていてくれたので一緒に帰った。明日で退職する乙女君とは今日でお別れだし、個人的に聞きたいこともあったので丁度良かった。
私が知りたかったのは、Eさんや私の目の届かない所での#さんの様子だったが、最後なので乙女君も思いきりぶっちゃけて答えてくれた。
案の定#さんは、分かり切ったことをグダグダ言いながら付け回したり、命令口調だったり、無茶なスピードを見せつけていたそうだが、そんなのは若い乙女君に言わせたら所詮、年寄りの冷や水だって話だ。
期待以上の答えが返ってきたことに嬉しくなって(意地悪)乙女君と満面の笑みでお別れした。乙女君と最後にゆっくり話しが出来て、ちゃんとお別れ出来てホントに良かった。乙女君、東北へ行ってもお元気で…。
11:30-18:00 クイックメイク19部屋+ゴミ袋折り
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とSさん(20代前半・初バイト)と乙女君(10代後半・仕草が女の子)が早番、#さん(60代前半・元美容師)と私が遅番の勤務。ホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)と関取さん(10代後半・90キロ超)がフロントだった。
朝、職場近くのお祭り会場で大好物の広島お好み焼きを買ってから出勤すると、#さんに「広島焼き買ってきたから半分ずつ食べてから出動しよう」と言われ「朝ご飯しっかり食べてきたし、昼に食べようと思って同じ物を買ってきたから」と断ったが強引に食べさせられた。
お陰ですっかり満腹になって出動したので苦しくて動けない。私は昨日から「明日からお祭りだから広島お好み焼き買ってくるんだ。毎年ココで昼に食べるのが楽しみなの♪明日のお昼は広島お好み焼き♪ぐへへ」と大騒ぎしてたのに、何故全く同じモノを買ってくるかな?
せめて豚玉にして欲しかった(哀)。
2時間後、ベッドメイクする部屋が無くなったので作業室へ降りてゴミ袋折り等をするも、お腹はこなれず。13時50分に部屋が空いたので出動しかけたが、超ベテランメイク女史が「いいよいいよ。お昼の時間過ぎるからA班に行って貰うよ」と引き止めて下さり、14時ジャストに昼休みに入った。
だけど大好物の広島お好み焼きが喉を通らない。もはや見ただけでグロい。しかし、Eさんに「お好み焼き楽しみにしてたのに、全然食べないんでしょ?美味しくないの?」と言われ、#さんにも悪いので食べないわけにもいかず、泣きながら食べた。
また満腹になって苦しくて動けず、おまけに腰痛は8日目(哀)。
昼休み明けに廊下を歩いていたら前方に女性客が出現し、#さんは走って逃げたが私は腰痛と満腹で逃げ遅れた。それでも逃げようとしたが「すみません!」と呼び止められ「××3号室に帽子を忘れた」とのこと。
××3号室では関取さんがセット中だったので「帽子の忘れ物なかった?」と尋ねるが軽くスルーされたので、部屋へ入って捜索するも見当たらず。よく見ると、関取さんが丸めたベッドに掛けるグレーの帯の中で、グレーの帽子がグルグル巻きになっていた。
グレーの帯にグレーの帽子じゃ確かに目立たなかったと思うけど、老眼のチーム60じゃないんだからちゃんと確認してから丸めてよね。そんな所をお客様には見せられないので、慌ててお客様から見えないように帯の中から帽子を抜いたわよ全くもう。
やれやれと別の部屋へ移動しようとしたら、前方の部屋からお客様が出てきた。普段ならお客様から死角になるのを待つが、とんだロスタイムだったので息を潜めてお客様の後ろを歩いていたら「あ!ケータイ忘れた!」とお客様が戻ってきた。
#さんは速やかに××3号室へ避難したが、私はまた逃げ遅れて「ケータイ忘れたんですけど、取りに入って大丈夫ですか?」と聞かれたので、私が部屋へ入ってケータイをお渡しした。
ダメだ…腰痛もかなり軽減したものの咄嗟に逃げられない。
気を取り直してベッドメイクをしていると、メイク女史が「次は××6号室へ行ってね。お風呂やってあるから。あと最上階の若い番号もお風呂やってあるから」と知らせに来て下さったので、有り難く風呂掃除済みの部屋を回った。
腰痛と満腹で散々だったがメイク女史のお陰で大助かりだった。
仕事を終えると、帰り道で乙女君が私を待っていてくれたので一緒に帰った。明日で退職する乙女君とは今日でお別れだし、個人的に聞きたいこともあったので丁度良かった。
私が知りたかったのは、Eさんや私の目の届かない所での#さんの様子だったが、最後なので乙女君も思いきりぶっちゃけて答えてくれた。
案の定#さんは、分かり切ったことをグダグダ言いながら付け回したり、命令口調だったり、無茶なスピードを見せつけていたそうだが、そんなのは若い乙女君に言わせたら所詮、年寄りの冷や水だって話だ。
期待以上の答えが返ってきたことに嬉しくなって(意地悪)乙女君と満面の笑みでお別れした。乙女君と最後にゆっくり話しが出来て、ちゃんとお別れ出来てホントに良かった。乙女君、東北へ行ってもお元気で…。
ラブホ660日目:海千山千
2008年9月20日 らぶほ2※6月13日の日記です。
11:30-14:00 クイックメイク9部屋
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)とUさん(30代後半・元悪霊付き)、#さん(60代前半・元美容師)と私の勤務。新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)がフロントだった。
腰痛7日目にしてようやく痛みも落ち着いたので、朝1でCさんに腰を揉んでもらってラクになってから出動した。
#さんが昨日の近所さんの様子を執拗に聞いてきた。しつこい上に偉そうに「あの子、前のホテルではどんな仕事してたんだか。経験者って言ってもアレじゃ…」とか言っててカチンときた。
「アンタが近所さんを精神的に追い詰めたんでしょ!」という言葉をゴクリと飲み込んで、#さんの「どんな感じだったの?」という問いに「どこもかしこも細かい所までガーッとやっちゃう人って雑でしょ。そんな感じ(#さん、アンタのことだよ)」と答えた。
続けて「随分と急かされてたみたいで(アンタにね)急ぐあまり自分で点検するって事を省いちゃっててさ。拭いたからヨシ!じゃなくて、拭いても汚れが残ってたら拭いてないのと同じだよね?急いでも自分での確認を疎かにしちゃダメだよね?(#さん、アンタもだよ)…って話をしたのさ」と話した。
ついでに「早いだけじゃ自己満足で(特に#さん)綺麗じゃなければ意味が無いって言ったら物凄く納得してくれて…近所さんは(#さんと違って)素直でいい子だわぁ。人間て素直に自分の非を認めないと成長しないもんねぇ」とも言った。
う〜わ〜私ったらなんてイヤミな女…。だけど、近所さんより誰より、#さんに声を大にして言いたかったことを言えたので、物凄くスッキリした。
#さんは「さすがみかやん。みかやんの言うとおりだわ」なんて言ってたけど、#さんアナタにも過去に全く同じことを言ってますから!そん時のアナタは、舌打ちしたりshrugのポーズとったりで悪態三昧でしたから!いま思い出してもムカつくんで、やめときますけど…。
と思っていたら、浴室から「うわっ!ちょっと!汚いわ!」という#さんの叫び声が聞こえてきたので見てみると、泡と垢にまみれた浴槽の底に垢でドロドロになったフェイスタオルが有った。
さすがの#さんもソレを素手で絞れるほど面の皮、いや手の皮が厚くないのか躊躇していたので、ソレにビニール袋を乗せて足で踏んで水気を絞り、ビニール袋ごとソレを掴んでクルリと裏返して袋に入れてさしあげた。
すると#さんは「さすがみかやん海千山千だね。ベテランさんは違うわ。お見事だもの」と言った。
ちょっと!待って!”海千山千”の使い方を間違えてないかい?#さんは”様々な経験を積んでいる”って意味で使ったのかも知れないけど、海千山千ってのはそれに加えて”世の中の裏表を知ってしぶとくずる賢くなった人”って意味じゃなかったっけ?
もしかしてわざと言い間違えたとか?私のイヤミへの報復とか?嗚呼、古狸おそるべし…”さすが”と言いながら褒めてない。だけど私は愛読書”言いまつがい”の「さすが生き字引」と言おうとして「生き地獄」と言いまつがえた話を思い出して笑えて仕方なかった。
こんな時にも笑えて…言いまつがいを読んでて良かったよ。
笑いながら昼休みに入ろうとしたら、支配人殿に「早帰り出来ますけど、どうします?」と言われ、全部屋の三分の二も売り部屋になっていたので早帰りすることにした。とは言え、折角お弁当を作って来たし、家も遠いのでお弁当だけ食べて帰ることにして、休憩室で新卒君と二人になった。
休憩室はまた新卒君の悩み相談室と化したが、こんな時でなければ新卒君の悩みをじっくりと聞いてあげることも出来ないので、丁度良かった。
1時間後、出動する新卒君を見送って帰ろうとしたら、支配人殿に「また新卒君をたぶらかしてたんでしょ?(笑)」と声をかけられた。「いえいえ、何をおっしゃいますやら。私がたぶらかされてたんですよ(笑)」と答えた。
「もう新卒君たら強引で(笑)」などと言いながら帰ったが…「また」って何ですか「また」って(笑)。
11:30-14:00 クイックメイク9部屋
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)とUさん(30代後半・元悪霊付き)、#さん(60代前半・元美容師)と私の勤務。新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)がフロントだった。
腰痛7日目にしてようやく痛みも落ち着いたので、朝1でCさんに腰を揉んでもらってラクになってから出動した。
#さんが昨日の近所さんの様子を執拗に聞いてきた。しつこい上に偉そうに「あの子、前のホテルではどんな仕事してたんだか。経験者って言ってもアレじゃ…」とか言っててカチンときた。
「アンタが近所さんを精神的に追い詰めたんでしょ!」という言葉をゴクリと飲み込んで、#さんの「どんな感じだったの?」という問いに「どこもかしこも細かい所までガーッとやっちゃう人って雑でしょ。そんな感じ(#さん、アンタのことだよ)」と答えた。
続けて「随分と急かされてたみたいで(アンタにね)急ぐあまり自分で点検するって事を省いちゃっててさ。拭いたからヨシ!じゃなくて、拭いても汚れが残ってたら拭いてないのと同じだよね?急いでも自分での確認を疎かにしちゃダメだよね?(#さん、アンタもだよ)…って話をしたのさ」と話した。
ついでに「早いだけじゃ自己満足で(特に#さん)綺麗じゃなければ意味が無いって言ったら物凄く納得してくれて…近所さんは(#さんと違って)素直でいい子だわぁ。人間て素直に自分の非を認めないと成長しないもんねぇ」とも言った。
う〜わ〜私ったらなんてイヤミな女…。だけど、近所さんより誰より、#さんに声を大にして言いたかったことを言えたので、物凄くスッキリした。
#さんは「さすがみかやん。みかやんの言うとおりだわ」なんて言ってたけど、#さんアナタにも過去に全く同じことを言ってますから!そん時のアナタは、舌打ちしたりshrugのポーズとったりで悪態三昧でしたから!いま思い出してもムカつくんで、やめときますけど…。
と思っていたら、浴室から「うわっ!ちょっと!汚いわ!」という#さんの叫び声が聞こえてきたので見てみると、泡と垢にまみれた浴槽の底に垢でドロドロになったフェイスタオルが有った。
さすがの#さんもソレを素手で絞れるほど面の皮、いや手の皮が厚くないのか躊躇していたので、ソレにビニール袋を乗せて足で踏んで水気を絞り、ビニール袋ごとソレを掴んでクルリと裏返して袋に入れてさしあげた。
すると#さんは「さすがみかやん海千山千だね。ベテランさんは違うわ。お見事だもの」と言った。
ちょっと!待って!”海千山千”の使い方を間違えてないかい?#さんは”様々な経験を積んでいる”って意味で使ったのかも知れないけど、海千山千ってのはそれに加えて”世の中の裏表を知ってしぶとくずる賢くなった人”って意味じゃなかったっけ?
もしかしてわざと言い間違えたとか?私のイヤミへの報復とか?嗚呼、古狸おそるべし…”さすが”と言いながら褒めてない。だけど私は愛読書”言いまつがい”の「さすが生き字引」と言おうとして「生き地獄」と言いまつがえた話を思い出して笑えて仕方なかった。
こんな時にも笑えて…言いまつがいを読んでて良かったよ。
笑いながら昼休みに入ろうとしたら、支配人殿に「早帰り出来ますけど、どうします?」と言われ、全部屋の三分の二も売り部屋になっていたので早帰りすることにした。とは言え、折角お弁当を作って来たし、家も遠いのでお弁当だけ食べて帰ることにして、休憩室で新卒君と二人になった。
休憩室はまた新卒君の悩み相談室と化したが、こんな時でなければ新卒君の悩みをじっくりと聞いてあげることも出来ないので、丁度良かった。
1時間後、出動する新卒君を見送って帰ろうとしたら、支配人殿に「また新卒君をたぶらかしてたんでしょ?(笑)」と声をかけられた。「いえいえ、何をおっしゃいますやら。私がたぶらかされてたんですよ(笑)」と答えた。
「もう新卒君たら強引で(笑)」などと言いながら帰ったが…「また」って何ですか「また」って(笑)。
ラブホ659日目:ダメ出し
2008年9月19日 らぶほ2※6月12日の日記です。
11:30-18:00 本メイク7部屋
今日は、Sさん(20代前半・初バイト)とZさん(20代後半・昔の森尾由美似)と#さん(60代前半・元美容師)、近所さん(30代半ば・元ヤンママ)と私の勤務。新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)がフロントだった。
出勤すると支配人殿に呼び止められ「昨日、近所さんが点検で引っ掛かりまくったそうなんで、今日は近所さんと組んでしっかりチェックして下さい」とのことで、今日は恒例のクジ引きナシで近所さんと私が組むことになった。
1週間ぶりに近所さんと組んでみたら、仕事は早くなったが#さんと同じぐらい仕上がりが雑になっていて驚いた。新人を相手に時間ばかり気にして急かす輩が居たから、こうなってしまったのだろう。噂によれば犯人は#さんだ。
新人さんにはまず、仕事をしっかり覚えて貰って、常にきっちり仕上げるという意識を持って貰わないと、基本や心構えが出来ていないうちに無駄に急かしたりしたら、手抜きを覚えてしまうだけだ。そういう意味でも#さんと新人さんは組ませられない…と、ずっと私は思っている。
慣れれば自然に仕事も早くなるのに…。先輩として、近所さんが時間を意識する段階にきているかどうかを見極めてあげるべきで、無駄に急かすのと発破を掛けるとはまた別の話だ。#さんは語気も荒いので近所さんがどんな目に遭ってきたか心配になる。
で、残念ながら近所さんにはダメ出しの連発になった。前はきちんとやってくれていたのに何てこと!いちいち指摘しなきゃならない私も辛いが、近所さんも「ノイローゼになりそう」と言っていた。
だけどここで私が妥協の姿勢を見せたら、近所さんだって「このぐらいなら…」と甘えて、仕事が杜撰になっていっては困る。心を鬼にして洗面台にオイルがこぼれたままになっていることや、ベッドの枕元でローションが固まっていることを指摘した(実際、酷い有様)。
近所さんも滅入ってきたのか「拭いたんですけどねぇ…」と呟いた。
みかやん「当然拭いたと思うけど、お客さんが見たら”汚れたまま”と思うよね?折角拭いても汚れが残ってたら、残念ながら拭いてないのと同じじゃない?そうならない為にはどうしたらいいと思う?」
近所さん「う〜ん。きっちり拭いてちゃんと自分で確認する」
みかやん「そうそう!一カ所一カ所確実にやって確認しながら進んだ方がいいと思うよ」
近所さん「はい。分かりました。すみませんでした」
みかやん「や、私に謝られても困るし…最大の目的はお客様に速やかに綺麗な部屋を提供することだからね。早いだけじゃ自己満足で、綺麗じゃなければ意味が無いから」
近所さん「はい!分かりました」
#さんと違って近所さんが素直な人で良かった。また#さんのように酷い悪態をついてきたらどうしようかと思ったが杞憂だった。#さんにも同じように話したつもりだけど、この違いは何だろう?この点、男の子はカラッとしてるからラクだけど、女の後輩にはホントに気を遣う。
私はもう6日も腰痛を抱えていて、腰が「ミシッ」となったあの日から一生腰痛持ちとして生きていくのか?と思えば絶望的な気分になった。近所さんが垢と陰毛だらけの風呂と格闘している間、コッソリと部屋のマッサージチェアに座った(会社の皆様、本当にスミマセン)。
すると…なんということでしょう!匠の技によって真っ直ぐ立てるようになったではありませんか(感涙)。
マッサージでここまで良くなるってことは、私の場合は腰の骨や神経がどうこうじゃなくて、筋肉痛や筋違えや肩凝りならぬ腰凝りの類だったのだろう。や、そうじゃないかとは思ってたけど、これで一安心だ。
昼休み明けからは、近所さんも初心に返ってキッチリと仕事をしてくれたので大助かり。近所さんが真面目で素直な人で本当に良かった。
11:30-18:00 本メイク7部屋
今日は、Sさん(20代前半・初バイト)とZさん(20代後半・昔の森尾由美似)と#さん(60代前半・元美容師)、近所さん(30代半ば・元ヤンママ)と私の勤務。新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)がフロントだった。
出勤すると支配人殿に呼び止められ「昨日、近所さんが点検で引っ掛かりまくったそうなんで、今日は近所さんと組んでしっかりチェックして下さい」とのことで、今日は恒例のクジ引きナシで近所さんと私が組むことになった。
1週間ぶりに近所さんと組んでみたら、仕事は早くなったが#さんと同じぐらい仕上がりが雑になっていて驚いた。新人を相手に時間ばかり気にして急かす輩が居たから、こうなってしまったのだろう。噂によれば犯人は#さんだ。
新人さんにはまず、仕事をしっかり覚えて貰って、常にきっちり仕上げるという意識を持って貰わないと、基本や心構えが出来ていないうちに無駄に急かしたりしたら、手抜きを覚えてしまうだけだ。そういう意味でも#さんと新人さんは組ませられない…と、ずっと私は思っている。
慣れれば自然に仕事も早くなるのに…。先輩として、近所さんが時間を意識する段階にきているかどうかを見極めてあげるべきで、無駄に急かすのと発破を掛けるとはまた別の話だ。#さんは語気も荒いので近所さんがどんな目に遭ってきたか心配になる。
で、残念ながら近所さんにはダメ出しの連発になった。前はきちんとやってくれていたのに何てこと!いちいち指摘しなきゃならない私も辛いが、近所さんも「ノイローゼになりそう」と言っていた。
だけどここで私が妥協の姿勢を見せたら、近所さんだって「このぐらいなら…」と甘えて、仕事が杜撰になっていっては困る。心を鬼にして洗面台にオイルがこぼれたままになっていることや、ベッドの枕元でローションが固まっていることを指摘した(実際、酷い有様)。
近所さんも滅入ってきたのか「拭いたんですけどねぇ…」と呟いた。
みかやん「当然拭いたと思うけど、お客さんが見たら”汚れたまま”と思うよね?折角拭いても汚れが残ってたら、残念ながら拭いてないのと同じじゃない?そうならない為にはどうしたらいいと思う?」
近所さん「う〜ん。きっちり拭いてちゃんと自分で確認する」
みかやん「そうそう!一カ所一カ所確実にやって確認しながら進んだ方がいいと思うよ」
近所さん「はい。分かりました。すみませんでした」
みかやん「や、私に謝られても困るし…最大の目的はお客様に速やかに綺麗な部屋を提供することだからね。早いだけじゃ自己満足で、綺麗じゃなければ意味が無いから」
近所さん「はい!分かりました」
#さんと違って近所さんが素直な人で良かった。また#さんのように酷い悪態をついてきたらどうしようかと思ったが杞憂だった。#さんにも同じように話したつもりだけど、この違いは何だろう?この点、男の子はカラッとしてるからラクだけど、女の後輩にはホントに気を遣う。
私はもう6日も腰痛を抱えていて、腰が「ミシッ」となったあの日から一生腰痛持ちとして生きていくのか?と思えば絶望的な気分になった。近所さんが垢と陰毛だらけの風呂と格闘している間、コッソリと部屋のマッサージチェアに座った(会社の皆様、本当にスミマセン)。
すると…なんということでしょう!匠の技によって真っ直ぐ立てるようになったではありませんか(感涙)。
マッサージでここまで良くなるってことは、私の場合は腰の骨や神経がどうこうじゃなくて、筋肉痛や筋違えや肩凝りならぬ腰凝りの類だったのだろう。や、そうじゃないかとは思ってたけど、これで一安心だ。
昼休み明けからは、近所さんも初心に返ってキッチリと仕事をしてくれたので大助かり。近所さんが真面目で素直な人で本当に良かった。
ラブホ658日目:ギャル男
2008年9月3日 らぶほ2
※6月10日の日記です。
11:30-18:00 本メイク4部屋+クイックメイク11部屋
今日は、Sさん(20代前半・初バイト)とUさん(30代後半・元悪霊付き)と#さん(60代前半・元美容師)、乙女君(10代後半・仕草が女の子)と私の勤務。ホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)がフロントだった。
出動の準備を終えて社員さんの登場を待っている時、ふと見ると乙女君が、その昔”パ二オン立ち”と言われていたコンパニオンの美しい立ち方をしていた。思ったことがつい口をついて出てしまう私は即座に「乙女君、コンパニオンみたい(笑)」と言ってしまった。
乙女君は慌てて姿勢を崩したが、どうにも立ち居振る舞いが女の子っぽい。
部屋に入ってからは、私は私と同い年の乙女君のお母さんに興味津々で、お母さん情報を聞いていて「お母さんたら、こんなに可愛い乙女君をよく函館から札幌へ出したよねぇ」なんて言ってた。
乙女君「実は…髪の毛をシルバーにしたりガングロにしてたりしたんですよ」
みかやん「ええっ?私と同い年のお母さんがガングロに銀髪?」
乙女君「や、俺が…です。実はギャル男やってたんですよ」
みかやん「えーっ!よくそこまで立ち直ったってか、何があったの?」
乙女君「気合い入れてギャル男やってたんで、母親に”恥ずかしいから家を出てくれ”って言われて、札幌に来て一人暮らしを始めたら、日サロや美容室へ行くお金が無くなって…。中途半端なギャル男はやりたくないんで、こうなっちゃいました。母親の思惑どおりです(苦笑)」
みかやん「えええ!ギャル男だった頃の姿を全く想像出来ないんだけど…」
乙女君「じゃ昼休みに写メ見せてあげますね♪」
で、昼休みに噂の写メを見せて貰ったら、ガングロに白いメイクを施したロン毛シルバーの乙女君が次から次へと出てきて、白い唇を見ると私あたりは世代的に”アダモちゃん”を思い出してしまうのだけど(古・苦笑)。
写メの中には、シルバーの三つ編みブレードを付けて、チビTにブーツカットジーンズのギャル男と言うよりギャル、完全に女装の乙女君まで写ってて、我々オバ一同は「えええーっ!(やっぱり!)」と言ったきり絶句してしまった。
ホスト君も写メを見て絶句した後「乙女君、今の方が全然いいよ」と言って、彼女作のオムライス弁当(クマさんを象った玉子乗せ)を食べていた。
今の乙女君は黒髪に濃く凛々しい眉、黒目がちの大きな瞳が印象的な男の子だが、そんな過去が有ったとは…人は見かけによらないものだ。函館くんだりであんなコトをしてたら目立って仕方なかっただろうに・・・。
心優しい乙女君は必死に自分の仕事をした後、腰痛で満足に動けない私の仕事を手伝ってくれた。手伝って貰って言えることではないが、乙女君たら仕事をしている姿まで本当に女の子ちっくで、乙女君と一緒に居ると自分が物凄く男らしく思える。つか、オッサンだ。
私も見習わなければ!と、おしとやかに便座の蓋を開けたら、便器の水の中に使用済みスキンが浮いていた。いつもの私なら、すぐに相方に「ちょっと見て!なんでこんな所に捨てるのさ?嫌がらせだよね!この水ん中に手を入れて拾えってかい?」と訴える場面だ。
だが今日の相方は乙女君だ。清純で可憐な乙女君には「ゴム」などと言ってはならないような気がして、手にビニール袋を被せて黙って掬い上げた(苦)。
帰りにホスト君のセットバッグ作りを手伝っていたら、Cフロントのグッドルッキングガイがセットバッグ運びを手伝ってくれた。Cフロントさんに手伝って頂けるだなんて…と甚だ感激した。
ホスト君と私じゃあまりに頼りなく見えたのかも知れないけど、終わりよければすべてよしってことで、今日もいい一日だった。
11:30-18:00 本メイク4部屋+クイックメイク11部屋
今日は、Sさん(20代前半・初バイト)とUさん(30代後半・元悪霊付き)と#さん(60代前半・元美容師)、乙女君(10代後半・仕草が女の子)と私の勤務。ホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)がフロントだった。
出動の準備を終えて社員さんの登場を待っている時、ふと見ると乙女君が、その昔”パ二オン立ち”と言われていたコンパニオンの美しい立ち方をしていた。思ったことがつい口をついて出てしまう私は即座に「乙女君、コンパニオンみたい(笑)」と言ってしまった。
乙女君は慌てて姿勢を崩したが、どうにも立ち居振る舞いが女の子っぽい。
部屋に入ってからは、私は私と同い年の乙女君のお母さんに興味津々で、お母さん情報を聞いていて「お母さんたら、こんなに可愛い乙女君をよく函館から札幌へ出したよねぇ」なんて言ってた。
乙女君「実は…髪の毛をシルバーにしたりガングロにしてたりしたんですよ」
みかやん「ええっ?私と同い年のお母さんがガングロに銀髪?」
乙女君「や、俺が…です。実はギャル男やってたんですよ」
みかやん「えーっ!よくそこまで立ち直ったってか、何があったの?」
乙女君「気合い入れてギャル男やってたんで、母親に”恥ずかしいから家を出てくれ”って言われて、札幌に来て一人暮らしを始めたら、日サロや美容室へ行くお金が無くなって…。中途半端なギャル男はやりたくないんで、こうなっちゃいました。母親の思惑どおりです(苦笑)」
みかやん「えええ!ギャル男だった頃の姿を全く想像出来ないんだけど…」
乙女君「じゃ昼休みに写メ見せてあげますね♪」
で、昼休みに噂の写メを見せて貰ったら、ガングロに白いメイクを施したロン毛シルバーの乙女君が次から次へと出てきて、白い唇を見ると私あたりは世代的に”アダモちゃん”を思い出してしまうのだけど(古・苦笑)。
写メの中には、シルバーの三つ編みブレードを付けて、チビTにブーツカットジーンズのギャル男と言うよりギャル、完全に女装の乙女君まで写ってて、我々オバ一同は「えええーっ!(やっぱり!)」と言ったきり絶句してしまった。
ホスト君も写メを見て絶句した後「乙女君、今の方が全然いいよ」と言って、彼女作のオムライス弁当(クマさんを象った玉子乗せ)を食べていた。
今の乙女君は黒髪に濃く凛々しい眉、黒目がちの大きな瞳が印象的な男の子だが、そんな過去が有ったとは…人は見かけによらないものだ。函館くんだりであんなコトをしてたら目立って仕方なかっただろうに・・・。
心優しい乙女君は必死に自分の仕事をした後、腰痛で満足に動けない私の仕事を手伝ってくれた。手伝って貰って言えることではないが、乙女君たら仕事をしている姿まで本当に女の子ちっくで、乙女君と一緒に居ると自分が物凄く男らしく思える。つか、オッサンだ。
私も見習わなければ!と、おしとやかに便座の蓋を開けたら、便器の水の中に使用済みスキンが浮いていた。いつもの私なら、すぐに相方に「ちょっと見て!なんでこんな所に捨てるのさ?嫌がらせだよね!この水ん中に手を入れて拾えってかい?」と訴える場面だ。
だが今日の相方は乙女君だ。清純で可憐な乙女君には「ゴム」などと言ってはならないような気がして、手にビニール袋を被せて黙って掬い上げた(苦)。
帰りにホスト君のセットバッグ作りを手伝っていたら、Cフロントのグッドルッキングガイがセットバッグ運びを手伝ってくれた。Cフロントさんに手伝って頂けるだなんて…と甚だ感激した。
ホスト君と私じゃあまりに頼りなく見えたのかも知れないけど、終わりよければすべてよしってことで、今日もいい一日だった。
ラブホ657日目:尻餅
2008年8月30日 らぶほ2 コメント (3)11:30-18:00 本メイク8部屋+クイックメイク1部屋+ベッドのみ1
今日は、Zさん(20代後半・昔の森尾由美似)と私の二人勤務。新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)がフロントだった。
一昨日の仕事中、腰が「ミシッ」となったものの、特に痛みも無く最後のフロント係をやり遂げられた。無事帰宅してずっとPCの前に座っていて、立ち上がろうとしたら腰に強い痛みが走って立ち上がれず力も入らず、その状況に本気で驚いた。#さんが言ってたとおりじゃないか。
湿布を貼って寝てみたが昨日もヘコヘコとしか歩けず、今朝は靴下やパンツをはくのも大変だった。やっとの思いでパンツをはいたら、パンツが裏返しで…(泣)。けどまぁ誰に見せるワケでもないので、パンツ裏のまま出かけた。
先月は、特掃氏(50代後半・特殊な清掃係?)がギックリ腰で、関取さん(10代後半・90キロ超)が浴槽に落下で、共に数日間欠勤した。私も最後のフロントの日は気を付けよう…と思っていたのに何てこった。
何とか出勤してモニターを見ると、お客様より従業員の方が多く、会社にとっては厳しい現実だが、私にとってはそのヒマさ加減が大変有り難かった。
ところが今日は某お役人様方の視察が入った為に、非常階段の広〜い踊り場にあったちょっとしたモノを別の場所へ移動させておき、それを元に戻すという作業があって、腰痛を抱えた私には物凄い苦行になった。
出勤時は「ヒマで助かった!」と思ったのに結局助からない(泣)。
腰を騙し騙し仕事をするも、平日のルーティンワークが難行苦行に感じられて、ホントに切なかった。Zさんは気遣ってくれるが、全く面目ない。
昼休みは、どうにも言いにくいが新卒君に「セットに入るのが遅すぎる」と伝えた。人一倍一生懸命な新卒君には酷な言葉だが、私達とてBフロントで一番頼りになるのは新卒君だ。幸い、Zさんも私と一緒に新卒君を激励しつつアドバイスをしてくれたので大助かりだった。
「頼りになるのは新卒君だけだから頼むよ。大変なのはよ〜く分かってるから、うちらも協力するし。頑張って他二名を引っ張ってって」とお願いして話を終わらせて、後は新卒君の彼女について質問ぜめにした。
新卒君の彼女はニュークラにお勤めで、新卒君のバイト代の数倍も稼いでいるらしく、金銭感覚が狂って金遣いが荒くなり、そんな彼女とのおデート代が大変だと嘆いていた。けど結局は「仕事の時間帯が違うから擦れ違いばっかで寂しい」と、またノロケられ…。
聞かなきゃ良かったよ(笑)。
最後の部屋の締め括りに玄関掃除をしていて、腰を庇いながら屈んで床を拭き、重いドアを開けようとしたら「アイタタタ」とバランスを崩して尻餅をついて、また「アイタタタ」と。
するとまさにその時、たまたま廊下を歩いていたお客様に目撃され「あはは!久々に尻餅ついてる人、見た!」とゲラゲラ笑われた。酷い…自分でも婆さんみたいじゃ!と思ったわよ(泣)。
帰りに新卒君の悩みを聞いた。例によってAフロントさんのことなのだが、仕事面のことだし、困り果ててすっかり憔悴した新卒君の顔を見たら、私も居たたまれなくなって「よし!超ベテランフロント女史に相談しよう!そうしよう!」と心に決めた。
いつも頑張ってる新卒君の為なら、一肌でも二肌でも脱いで丸裸になる勢い?でいるから待っててね。
今日は、Zさん(20代後半・昔の森尾由美似)と私の二人勤務。新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)がフロントだった。
一昨日の仕事中、腰が「ミシッ」となったものの、特に痛みも無く最後のフロント係をやり遂げられた。無事帰宅してずっとPCの前に座っていて、立ち上がろうとしたら腰に強い痛みが走って立ち上がれず力も入らず、その状況に本気で驚いた。#さんが言ってたとおりじゃないか。
湿布を貼って寝てみたが昨日もヘコヘコとしか歩けず、今朝は靴下やパンツをはくのも大変だった。やっとの思いでパンツをはいたら、パンツが裏返しで…(泣)。けどまぁ誰に見せるワケでもないので、パンツ裏のまま出かけた。
先月は、特掃氏(50代後半・特殊な清掃係?)がギックリ腰で、関取さん(10代後半・90キロ超)が浴槽に落下で、共に数日間欠勤した。私も最後のフロントの日は気を付けよう…と思っていたのに何てこった。
何とか出勤してモニターを見ると、お客様より従業員の方が多く、会社にとっては厳しい現実だが、私にとってはそのヒマさ加減が大変有り難かった。
ところが今日は某お役人様方の視察が入った為に、非常階段の広〜い踊り場にあったちょっとしたモノを別の場所へ移動させておき、それを元に戻すという作業があって、腰痛を抱えた私には物凄い苦行になった。
出勤時は「ヒマで助かった!」と思ったのに結局助からない(泣)。
腰を騙し騙し仕事をするも、平日のルーティンワークが難行苦行に感じられて、ホントに切なかった。Zさんは気遣ってくれるが、全く面目ない。
昼休みは、どうにも言いにくいが新卒君に「セットに入るのが遅すぎる」と伝えた。人一倍一生懸命な新卒君には酷な言葉だが、私達とてBフロントで一番頼りになるのは新卒君だ。幸い、Zさんも私と一緒に新卒君を激励しつつアドバイスをしてくれたので大助かりだった。
「頼りになるのは新卒君だけだから頼むよ。大変なのはよ〜く分かってるから、うちらも協力するし。頑張って他二名を引っ張ってって」とお願いして話を終わらせて、後は新卒君の彼女について質問ぜめにした。
新卒君の彼女はニュークラにお勤めで、新卒君のバイト代の数倍も稼いでいるらしく、金銭感覚が狂って金遣いが荒くなり、そんな彼女とのおデート代が大変だと嘆いていた。けど結局は「仕事の時間帯が違うから擦れ違いばっかで寂しい」と、またノロケられ…。
聞かなきゃ良かったよ(笑)。
最後の部屋の締め括りに玄関掃除をしていて、腰を庇いながら屈んで床を拭き、重いドアを開けようとしたら「アイタタタ」とバランスを崩して尻餅をついて、また「アイタタタ」と。
するとまさにその時、たまたま廊下を歩いていたお客様に目撃され「あはは!久々に尻餅ついてる人、見た!」とゲラゲラ笑われた。酷い…自分でも婆さんみたいじゃ!と思ったわよ(泣)。
帰りに新卒君の悩みを聞いた。例によってAフロントさんのことなのだが、仕事面のことだし、困り果ててすっかり憔悴した新卒君の顔を見たら、私も居たたまれなくなって「よし!超ベテランフロント女史に相談しよう!そうしよう!」と心に決めた。
いつも頑張ってる新卒君の為なら、一肌でも二肌でも脱いで丸裸になる勢い?でいるから待っててね。
ラブホ656日目:最後のBF
2008年8月26日 らぶほ2 コメント (4)※6月7日の日記です。ちなみにタイトルは最後のボーイフレンドではなく、最後のBフロントです。念のため(笑)。
11:00-18:00 点検8+セット+ルームサービス+他
今日は、ホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)が4時迄、新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)が5時半迄、関取さん(10代後半・90キロ超)と私が6時迄のフロント勤務。恐らくフロント勤務は今日で最後…だというのに新人ばかりじゃないか(哀)。
出動前、乙女君(10代後半・仕草が女の子)が「15日で退職」と聞いてショックだった。両親の離婚が決まり、母親と東北で暮らすことになったそうなので仕方ない。あと1週間、ココでも楽しい想い出を作ってほしい。
午前中はヒマ気味で、A班の皆さんが13時で早帰りになり、超ベテランメイク女史がお風呂屋さん(風呂掃除のみ)をして回って下さった。そんな時にセット済みの部屋がなければ大変失礼になるので、必死にセットをした。
途中、メイク女史に会うと「今日、みかやんもフロントだったんだぁ。良かったぁ」と言って下さった。これは頑張らなければ!
昼休みにテレビをモニターに切り替えてみると、売り部屋が3つしかなくなっていた。それでもEさん(60代前半・高見沢俊彦似)とCさん(60代前半・元看護師)は「"3"の時はアホになる」と言って「1、2、”3”部屋」とか「70”3”号室」と言っては大はしゃぎで出動していった。
Eさんが世界のナベアツの物真似が上手くてビックリ。
昼休み前に、濡れたダスターが大量に入ったリネン袋をコンテナに乗せようとした時、腰が「ミシッ」と音を立てたような気がした(怖)。
特に痛みも出ないので安心していたが、Uさんに「そーゆーのって後から痛くなるかも」と言われ、#さんにも「夜になって急に痛みが出たりするから気を付けて」と言われて震え上がった。
昼休み明けからは腰を庇いつつセットをしたいが、新人達がセットに入らないと言うかセットに入るのが異常に遅いので、結局私がバタバタとセットに入ればならず切ない。
ふと見ると、セットされていない部屋にメイク女史が入室されているようなので慌ててセットに入ると、メイク女史は「やっぱりみかやんが来てくれたんだ。みかやんが昼休みの間なんかセット部屋がなくて、セットも入ってない部屋に風呂掃除に入ってたんだから〜」と嘆いておられた。
社会復帰された超ベテランフロント女史も「新人達が成長していない」と嘆いておられたそうで…。一人はともかく男子2名は着実に成長しているように思うけど、フロント女史の目から見るとまだまだなのだろう。
忙しくてチラ見程度しか出来ないかも知れないけど、今日はしっかり新人をチェックして何とかアドバイス出来れば…と思う。
そんなことを考えていたら新卒君に会った。向上心溢れる新卒君の質問に答えた後、セットに入ったら玄関から「すみません」と声を掛けられた。いま別れたばかりの新卒君だろうと「ん?どうした?」と振り返ったら見知らぬ男性客だった(汗)。
「忘れ物をした」とのことで、モノが何であるかは告げられないまま部屋をチェックすると、デリヘル嬢の名刺コレクションが有った…。様々な思いが胸をよぎるが、事務的にソレを渡してセットを始めた。
すると、浴室に使用済みスキンが放置されているわ、浴槽のお湯は出しっぱなしになっているわ、床やシーツがびしょ濡れで、かなり悲惨な状況じゃないか。色んな意味で「よく取りに来られたもんだ」と改めてドン引きした。
ホスト君が帰り、新卒君も帰り、関取さんと二人になった。いよいよ死んだ気になって頑張らねば!と思ったところで、ルームサービスを頼まれた。セットはギリギリだし、相方は関取さんだし、とっととルームサービスを届けて一刻も早くセットに戻りたかった。
ところが部屋から出てきたのは、腰が低くて有名な常連さんの”○兵衛オジサン”だった。○兵衛オジサンは今日も「ありがとうございます」と深々と頭を下げながらトレイを受け取って下さり、私を笑顔で見送って下さった。
最後のフロント勤務の締めくくりにふさわしい○兵衛オジサンにお目に掛かれて良かった。苦難続きのフロント勤務だったけど、終わりよければすべてよしってことで…。
後のことは頼んだよ、新卒君、ホスト君。
11:00-18:00 点検8+セット+ルームサービス+他
今日は、ホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)が4時迄、新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)が5時半迄、関取さん(10代後半・90キロ超)と私が6時迄のフロント勤務。恐らくフロント勤務は今日で最後…だというのに新人ばかりじゃないか(哀)。
出動前、乙女君(10代後半・仕草が女の子)が「15日で退職」と聞いてショックだった。両親の離婚が決まり、母親と東北で暮らすことになったそうなので仕方ない。あと1週間、ココでも楽しい想い出を作ってほしい。
午前中はヒマ気味で、A班の皆さんが13時で早帰りになり、超ベテランメイク女史がお風呂屋さん(風呂掃除のみ)をして回って下さった。そんな時にセット済みの部屋がなければ大変失礼になるので、必死にセットをした。
途中、メイク女史に会うと「今日、みかやんもフロントだったんだぁ。良かったぁ」と言って下さった。これは頑張らなければ!
昼休みにテレビをモニターに切り替えてみると、売り部屋が3つしかなくなっていた。それでもEさん(60代前半・高見沢俊彦似)とCさん(60代前半・元看護師)は「"3"の時はアホになる」と言って「1、2、”3”部屋」とか「70”3”号室」と言っては大はしゃぎで出動していった。
Eさんが世界のナベアツの物真似が上手くてビックリ。
昼休み前に、濡れたダスターが大量に入ったリネン袋をコンテナに乗せようとした時、腰が「ミシッ」と音を立てたような気がした(怖)。
特に痛みも出ないので安心していたが、Uさんに「そーゆーのって後から痛くなるかも」と言われ、#さんにも「夜になって急に痛みが出たりするから気を付けて」と言われて震え上がった。
昼休み明けからは腰を庇いつつセットをしたいが、新人達がセットに入らないと言うかセットに入るのが異常に遅いので、結局私がバタバタとセットに入ればならず切ない。
ふと見ると、セットされていない部屋にメイク女史が入室されているようなので慌ててセットに入ると、メイク女史は「やっぱりみかやんが来てくれたんだ。みかやんが昼休みの間なんかセット部屋がなくて、セットも入ってない部屋に風呂掃除に入ってたんだから〜」と嘆いておられた。
社会復帰された超ベテランフロント女史も「新人達が成長していない」と嘆いておられたそうで…。一人はともかく男子2名は着実に成長しているように思うけど、フロント女史の目から見るとまだまだなのだろう。
忙しくてチラ見程度しか出来ないかも知れないけど、今日はしっかり新人をチェックして何とかアドバイス出来れば…と思う。
そんなことを考えていたら新卒君に会った。向上心溢れる新卒君の質問に答えた後、セットに入ったら玄関から「すみません」と声を掛けられた。いま別れたばかりの新卒君だろうと「ん?どうした?」と振り返ったら見知らぬ男性客だった(汗)。
「忘れ物をした」とのことで、モノが何であるかは告げられないまま部屋をチェックすると、デリヘル嬢の名刺コレクションが有った…。様々な思いが胸をよぎるが、事務的にソレを渡してセットを始めた。
すると、浴室に使用済みスキンが放置されているわ、浴槽のお湯は出しっぱなしになっているわ、床やシーツがびしょ濡れで、かなり悲惨な状況じゃないか。色んな意味で「よく取りに来られたもんだ」と改めてドン引きした。
ホスト君が帰り、新卒君も帰り、関取さんと二人になった。いよいよ死んだ気になって頑張らねば!と思ったところで、ルームサービスを頼まれた。セットはギリギリだし、相方は関取さんだし、とっととルームサービスを届けて一刻も早くセットに戻りたかった。
ところが部屋から出てきたのは、腰が低くて有名な常連さんの”○兵衛オジサン”だった。○兵衛オジサンは今日も「ありがとうございます」と深々と頭を下げながらトレイを受け取って下さり、私を笑顔で見送って下さった。
最後のフロント勤務の締めくくりにふさわしい○兵衛オジサンにお目に掛かれて良かった。苦難続きのフロント勤務だったけど、終わりよければすべてよしってことで…。
後のことは頼んだよ、新卒君、ホスト君。
ラブホ655日目:白髪
2008年8月22日 らぶほ2※6月5日の日記です。
11:30-17:30 本メイク6部屋+クイックメイク6部屋
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とSさん(20代前半・初バイト)、Zさん(20代後半・昔の森尾由美似)と私の勤務。新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)とホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)がフロントだった。
先日、ホスト君と一緒にフロント係をしたZさんが「大丈夫かな?と思ったけど、ホスト君よくやってました」と言うのを聞いて、自分が褒められたように嬉しくなった。
新卒君の話によると、キャバクラを辞めた彼女を今はホスト君が養っているそうで、そういう責任感が仕事ぶりにも現れるのだろう。ホスト君の急成長はとても喜ばしい。新卒君もホスト君も頼もしく育ってくれて本当に有り難い。
その一方で、ほんの”ついで”の仕事を「私が一人でやっておきました」と大手柄のように逐一アピールする輩も居て、その着眼点と到達点の低さとアピールのイヤラシさに相変わらず驚かされているが、成長の度合いも人それぞれということで…。
噂のホスト君がセット中の部屋へ行くと、シーツや包布やベッド組みの仕上げに掛ける帯が血まみれになっていて、ホスト君はいつもどおり怒っていた(笑)。
ホスト君「ホントにもーっ!」
みかやん「”デリカシーがない”って言いたいんでしょ?(笑)」
ホスト君「そうですよ!ホント有り得ない!こないだだって風呂が血だらけになってて…風呂がですよ!気持ち悪くて汚くて最悪じゃないですか!血ぃ出てる時ぐらい、こんなことしなくたって…」
みかやん「気にならない人は全く気にならないみたいだからねぇ」
ホスト君「気にしなきゃダメですよ、こんなの!ホント有り得ない!最悪!」
ホスト君はEさんと同じぐらい血が苦手らしい。
昼休み、新卒君が「何とか今年中に就職したい」という話をしていたので「就職と言えば面接だよね。面接のことは専門家のホスト君に聞くといいよ(笑)」と答え、先日の”甘え上手”を思い出して、SさんとZさんと大笑いした。
そこへ夫からメールがきて「近所さん(30代半ば・元ヤンママ)は今日休みかい?家の近所のパチンコ店付近で似た人を見かけた」とのことだが、ほぼ間違いなく近所さんで多分スロットに行ったのだろう。相変わらず地元ではハイパー高い確率で近所さんと遭遇する。
夕方、部屋の中を歩いていて、どうにも足元がサワサワモソモソするのを感じて見てみると、白い床の上に長〜い白髪が大量に落ちていて、細くて柔らかいソレがフワフワと床を舞って何だかゾーッとした。そういう私も若い頃から白髪だが、コレは長さといい量といいおどろおどろしい。
こんな時は妖怪チックな婆さんを想像するから怖いのであって、ロン毛シロ毛の洒落たモダン婆さんや、マンガ日本昔話的な可愛いお婆ちゃんを想像すると怖くない。
だけど…家の近所のスーパーでは、ロン毛のシロ毛をポニーテールにしたGジャン姿の爺さんや、後ろでゆる〜く一本縛りにした着物姿の爺さんを見かけたりする。そうだ!爺さんかも知れないじゃないか!…と思うとやっぱり怖い。
それにしても家の近所のあの怪しげな爺さん達は何者なんだろう。今度、近所さんに聞いてみよう。
ま、私も気味悪がられないよう、マメに毛染めをしよう。
17時半で早帰りになり、帰ろうとすると新卒君に「露天の部屋へ行きますか?」と呼び止められた。「うちら帰るからセットはもう程々でいいよ」と答えると「ええっ!帰るんですか?いいなぁ…また俺一人か…」と羨ましがられ寂しがられた。
私達ベッドメイク係が早帰りになっても、フロント係は一人で残ることが多い。一人でも頑張れ、新卒君。
11:30-17:30 本メイク6部屋+クイックメイク6部屋
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とSさん(20代前半・初バイト)、Zさん(20代後半・昔の森尾由美似)と私の勤務。新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)とホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)がフロントだった。
先日、ホスト君と一緒にフロント係をしたZさんが「大丈夫かな?と思ったけど、ホスト君よくやってました」と言うのを聞いて、自分が褒められたように嬉しくなった。
新卒君の話によると、キャバクラを辞めた彼女を今はホスト君が養っているそうで、そういう責任感が仕事ぶりにも現れるのだろう。ホスト君の急成長はとても喜ばしい。新卒君もホスト君も頼もしく育ってくれて本当に有り難い。
その一方で、ほんの”ついで”の仕事を「私が一人でやっておきました」と大手柄のように逐一アピールする輩も居て、その着眼点と到達点の低さとアピールのイヤラシさに相変わらず驚かされているが、成長の度合いも人それぞれということで…。
噂のホスト君がセット中の部屋へ行くと、シーツや包布やベッド組みの仕上げに掛ける帯が血まみれになっていて、ホスト君はいつもどおり怒っていた(笑)。
ホスト君「ホントにもーっ!」
みかやん「”デリカシーがない”って言いたいんでしょ?(笑)」
ホスト君「そうですよ!ホント有り得ない!こないだだって風呂が血だらけになってて…風呂がですよ!気持ち悪くて汚くて最悪じゃないですか!血ぃ出てる時ぐらい、こんなことしなくたって…」
みかやん「気にならない人は全く気にならないみたいだからねぇ」
ホスト君「気にしなきゃダメですよ、こんなの!ホント有り得ない!最悪!」
ホスト君はEさんと同じぐらい血が苦手らしい。
昼休み、新卒君が「何とか今年中に就職したい」という話をしていたので「就職と言えば面接だよね。面接のことは専門家のホスト君に聞くといいよ(笑)」と答え、先日の”甘え上手”を思い出して、SさんとZさんと大笑いした。
そこへ夫からメールがきて「近所さん(30代半ば・元ヤンママ)は今日休みかい?家の近所のパチンコ店付近で似た人を見かけた」とのことだが、ほぼ間違いなく近所さんで多分スロットに行ったのだろう。相変わらず地元ではハイパー高い確率で近所さんと遭遇する。
夕方、部屋の中を歩いていて、どうにも足元がサワサワモソモソするのを感じて見てみると、白い床の上に長〜い白髪が大量に落ちていて、細くて柔らかいソレがフワフワと床を舞って何だかゾーッとした。そういう私も若い頃から白髪だが、コレは長さといい量といいおどろおどろしい。
こんな時は妖怪チックな婆さんを想像するから怖いのであって、ロン毛シロ毛の洒落たモダン婆さんや、マンガ日本昔話的な可愛いお婆ちゃんを想像すると怖くない。
だけど…家の近所のスーパーでは、ロン毛のシロ毛をポニーテールにしたGジャン姿の爺さんや、後ろでゆる〜く一本縛りにした着物姿の爺さんを見かけたりする。そうだ!爺さんかも知れないじゃないか!…と思うとやっぱり怖い。
それにしても家の近所のあの怪しげな爺さん達は何者なんだろう。今度、近所さんに聞いてみよう。
ま、私も気味悪がられないよう、マメに毛染めをしよう。
17時半で早帰りになり、帰ろうとすると新卒君に「露天の部屋へ行きますか?」と呼び止められた。「うちら帰るからセットはもう程々でいいよ」と答えると「ええっ!帰るんですか?いいなぁ…また俺一人か…」と羨ましがられ寂しがられた。
私達ベッドメイク係が早帰りになっても、フロント係は一人で残ることが多い。一人でも頑張れ、新卒君。
ラブホ654日目:デリカシー
2008年8月19日 らぶほ2 コメント (686)※6月4日の日記です。
11:30-18:00 本メイク4部屋+クイックメイク14部屋+ベッドのみ1
今日は、Sさん(20代前半・初バイト)とUさん(30代後半・元悪霊付き)、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と近所さん(30代半ば・元ヤンママ)と私の勤務。ホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)がフロントだった。
4P部屋からのスタートとなり、初めて4P部屋の風呂を見た近所さんは「えーっ!この床、全部擦るんですか?果てしないじゃないですかっ!」と、床面積の広さに甚だ驚いていた。
ラブホQグループの風呂も広かったけど、さすがにこの4P部屋の風呂には負ける。当然、浴室の隅々までシャワーのお湯が届かないので、桶でお湯を掬って床を流す。近所さんは「果てしない…あぁ果てしない」と言いながら床を擦り、床の泡を流した。
ああー果てしないー夢を追い続けーえええー♪(大都会byクリスタルキング・古)
次に近所さんが風呂係になった時「えーっ?コレ、何ですか?」と呼ぶので見てみると、浴槽の周りにグルリと真っ黒な垢がこびり付いていた。
みかやん「それ普通に垢だから」
近所さん「ええっ?このお客さん、こんなに汚れるまで何してたんですか?どうすればこんなに黒い垢が出るんですか?」
みかやん「でしょう!呆れるよね。私も聞いてみたいもの。信じられないけど、こーゆーお客さん多いんだよね。こんな汚い奴と寝られる人の気が知れないよ」
近所さん「いったい何の汚れだろう?と思ったけど垢だとは・・・」
あまりのことに近所さん絶句。そう言えば、こないだCさんも垢風呂に当たって「炭坑夫でもあるまいし」と怒っていた。ちなみにCさんは炭坑が盛んな頃の炭坑の町出身。
そんなことを話して浴室を出ようとしたら、ドアの曇りガラスの部分に血の手形がついていた。このお客さんは垢だらけだろうが生理で血まみれだろうが関係なくて、何でもアリなカップルだったんだろう。こうなるともうケダモノだ。
「血だ!」と騒ぐと血に弱いEさんが気を悪くするので、黙って拭き取った。
ホスト君がセット中の部屋へ入ると相変わらず部屋は荒れ果てていて、床の中央に無造作にローターが置かれていた。「ホスト君、落としたでしょ」と茶化したが、ホスト君は「こんなど真ん中に置いてくなんて、デリカシーが無い!」と呆れていた。
血だとかエログロいモノを見た時、ホスト君はいつも怒る(笑)。
夕方、近所さんにも疲れが見えてきた頃、廊下でホスト君と擦れ違った。するとホスト君が「5号室へ行くんですか?風呂ベッチャベチャだったんで、止めた方がいいですよ」と親切に教えてくれたので、別の部屋へ行って難を逃れた。こんなふうに教えて貰えるとホントに有り難い。
抜け毛の季節でもないのに、どの部屋へ行っても毛だらけで参った。秋冬なら分かるが、こんな時期にこれ程の抜け毛って。北海道民はこれから夏毛に生え替わるんだろう…ってことで三人で床を這って毛を拾いまくった。
帰り、私がMacユーザーとしてアップルファンとして絶対に欲しいと思っていたi phoneがソフトバンクから発売されると知って、物凄いショックを受けた。DoCoMoから発売されるものと信じて疑わなかっただけにショックだった。
ソフトバンクってどうよ?どうなのよ?とショップへ寄ってみて帰ろうとしたら、ショップの真ん前を近所さんが歩いていた。最近はちょっと家の近所を歩いただけで、必ずと言っていいほど近所さんを目撃する。
夫に「私がi phoneにしたらホワイト家族になってくれる?」と聞いたら、「絶対イヤ!」と即却下された(泣)。
11:30-18:00 本メイク4部屋+クイックメイク14部屋+ベッドのみ1
今日は、Sさん(20代前半・初バイト)とUさん(30代後半・元悪霊付き)、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と近所さん(30代半ば・元ヤンママ)と私の勤務。ホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)がフロントだった。
4P部屋からのスタートとなり、初めて4P部屋の風呂を見た近所さんは「えーっ!この床、全部擦るんですか?果てしないじゃないですかっ!」と、床面積の広さに甚だ驚いていた。
ラブホQグループの風呂も広かったけど、さすがにこの4P部屋の風呂には負ける。当然、浴室の隅々までシャワーのお湯が届かないので、桶でお湯を掬って床を流す。近所さんは「果てしない…あぁ果てしない」と言いながら床を擦り、床の泡を流した。
ああー果てしないー夢を追い続けーえええー♪(大都会byクリスタルキング・古)
次に近所さんが風呂係になった時「えーっ?コレ、何ですか?」と呼ぶので見てみると、浴槽の周りにグルリと真っ黒な垢がこびり付いていた。
みかやん「それ普通に垢だから」
近所さん「ええっ?このお客さん、こんなに汚れるまで何してたんですか?どうすればこんなに黒い垢が出るんですか?」
みかやん「でしょう!呆れるよね。私も聞いてみたいもの。信じられないけど、こーゆーお客さん多いんだよね。こんな汚い奴と寝られる人の気が知れないよ」
近所さん「いったい何の汚れだろう?と思ったけど垢だとは・・・」
あまりのことに近所さん絶句。そう言えば、こないだCさんも垢風呂に当たって「炭坑夫でもあるまいし」と怒っていた。ちなみにCさんは炭坑が盛んな頃の炭坑の町出身。
そんなことを話して浴室を出ようとしたら、ドアの曇りガラスの部分に血の手形がついていた。このお客さんは垢だらけだろうが生理で血まみれだろうが関係なくて、何でもアリなカップルだったんだろう。こうなるともうケダモノだ。
「血だ!」と騒ぐと血に弱いEさんが気を悪くするので、黙って拭き取った。
ホスト君がセット中の部屋へ入ると相変わらず部屋は荒れ果てていて、床の中央に無造作にローターが置かれていた。「ホスト君、落としたでしょ」と茶化したが、ホスト君は「こんなど真ん中に置いてくなんて、デリカシーが無い!」と呆れていた。
血だとかエログロいモノを見た時、ホスト君はいつも怒る(笑)。
夕方、近所さんにも疲れが見えてきた頃、廊下でホスト君と擦れ違った。するとホスト君が「5号室へ行くんですか?風呂ベッチャベチャだったんで、止めた方がいいですよ」と親切に教えてくれたので、別の部屋へ行って難を逃れた。こんなふうに教えて貰えるとホントに有り難い。
抜け毛の季節でもないのに、どの部屋へ行っても毛だらけで参った。秋冬なら分かるが、こんな時期にこれ程の抜け毛って。北海道民はこれから夏毛に生え替わるんだろう…ってことで三人で床を這って毛を拾いまくった。
帰り、私がMacユーザーとしてアップルファンとして絶対に欲しいと思っていたi phoneがソフトバンクから発売されると知って、物凄いショックを受けた。DoCoMoから発売されるものと信じて疑わなかっただけにショックだった。
ソフトバンクってどうよ?どうなのよ?とショップへ寄ってみて帰ろうとしたら、ショップの真ん前を近所さんが歩いていた。最近はちょっと家の近所を歩いただけで、必ずと言っていいほど近所さんを目撃する。
夫に「私がi phoneにしたらホワイト家族になってくれる?」と聞いたら、「絶対イヤ!」と即却下された(泣)。
ラブホ653日目:泣き上戸
2008年8月19日 らぶほ2※6月3日の日記です。
11:00-17:00 本メイク7部屋
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)と#さん(60代前半・元美容師)と乙女君(10代後半・仕草が女の子)、Uさん(30代後半・元悪霊付き)と近所さん(30代半ば・元ヤンママ)と私の勤務。関取さん(10代後半・90キロ超)がフロントだった。
朝からかなり暖かく、出勤すると#さんが「今日の昼休みは大変だわ。6人も居てブー(関取さん)も居るんだよ。想像しただけで暑苦しい!」と不機嫌だったが、クジ引きで乙女君と組むと分かったとたん、機嫌が直った。分かり易い人だ。
乙女君は老女二人に囲まれて、お気の毒というか何と言うか…。乙女君世代の子から見たら、Cさんも#さんも完全に”お婆ちゃん”だろう。
ん?ということは…。恐る恐る乙女君に「お母さん幾つ?」と聞いてみたら、私と同い年だった。まだ大丈夫!と高を括っていたが、遂にこんな時代がやってきた(哀)。新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)のお母さんは、辛うじて私より年上だったんだけど…。
元ヤンママの近所さんにも16歳の息子さんが居るんだから、そんなもんだろう。子供の居ないUさんや私がピンときてなかっただけの話だ。軽く萎えたものの、トシの近い私達のチームは三人仲良くかしましく働いていた。
そこへ超ベテランメイク女史が、近所さんへ直々にお風呂のカビキラーのかけ方を教えに来て下さった。Uさんや私にも勉強になるのでとても有り難い。
ところが近所さんがかけまくったカビキラーに目と鼻をやられ、クシャミやら鼻水やら涙が出て、三人で泣きながら働くことになった。おまけに近所さんは、ゲーリー飛び散りまくりのトイレにも当たって嘔吐き、かなりのダメージを受けていた。
乙女君の所にも指導に行ったメイク女史が戻って来て「Cさんに優しく注意したんだけど落ち込んじゃったみたいだから、みかやん慰めてあげて。また泣くと困るし…」とのことだが”また”とは何だろう?と思ったら、親睦会の二次会でCさんがまた泣き上戸になっていたそうで…。
心優しいメイク女史は「慰めてあげて」「話を聞いてあげて」と、しきりにCさんを気遣って下さった。そんなにお気になさらなくても…ミスしたのはCさんなんだし、言われなきゃ分かんないわけだし、Cさんあたりは何度言われても分からなかったりするんだから…あわわ。
私はといえば、メイク女史にベッド組みと枕入れを褒められ、天にも昇る思いだった。
昼休みに作業室へ降りると、超ベテランメイク女史と昨日から復帰した超ベテランフロント女史が話をしていた。それが物凄く懐かしい光景に思えた。両巨頭が揃って、これで朝&昼メイクも安泰という感じでホッとした。
休憩室に一服に来たA班の方からも”親睦会の二次会でCさんに泣かれて参った”という話を聞いた。転勤になった二宮和也似氏の辛口の冗談をCさんは冗談と受け止められずに号泣したらしい。泣き上戸というのも困ったものだ。
噂をすれば何とやらで、昼休み明けに二宮和也似氏がフロントに来ていた。すかさず「うちのCさんを泣かせたそうじゃないですか?(笑)」と言うと「Cさんが勝手に泣いたんですよ(苦笑)」という返事。
二宮和也似氏も迷惑しただろう。今度Cさんが二次会に参加する時は、ちゃんと我が班から誰かを付き添いに出さないとダメだ。Cさんには保護者が必要だ。
心配したが、Cさんは昼休みには乙女君と談笑してゴキゲンだった。「乙女君はわちから見たら息子みたいなもんだもの」としゃははは笑っていたけど、息子なら40代半ばで産んだ計算になるじゃないか。孫だから!
久しぶりにフロント女史にお目に掛かったが、擦れ違いばかりで「お帰りなさい」としか声を掛けられなかった。積もる話はまた今度。
11:00-17:00 本メイク7部屋
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)と#さん(60代前半・元美容師)と乙女君(10代後半・仕草が女の子)、Uさん(30代後半・元悪霊付き)と近所さん(30代半ば・元ヤンママ)と私の勤務。関取さん(10代後半・90キロ超)がフロントだった。
朝からかなり暖かく、出勤すると#さんが「今日の昼休みは大変だわ。6人も居てブー(関取さん)も居るんだよ。想像しただけで暑苦しい!」と不機嫌だったが、クジ引きで乙女君と組むと分かったとたん、機嫌が直った。分かり易い人だ。
乙女君は老女二人に囲まれて、お気の毒というか何と言うか…。乙女君世代の子から見たら、Cさんも#さんも完全に”お婆ちゃん”だろう。
ん?ということは…。恐る恐る乙女君に「お母さん幾つ?」と聞いてみたら、私と同い年だった。まだ大丈夫!と高を括っていたが、遂にこんな時代がやってきた(哀)。新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)のお母さんは、辛うじて私より年上だったんだけど…。
元ヤンママの近所さんにも16歳の息子さんが居るんだから、そんなもんだろう。子供の居ないUさんや私がピンときてなかっただけの話だ。軽く萎えたものの、トシの近い私達のチームは三人仲良くかしましく働いていた。
そこへ超ベテランメイク女史が、近所さんへ直々にお風呂のカビキラーのかけ方を教えに来て下さった。Uさんや私にも勉強になるのでとても有り難い。
ところが近所さんがかけまくったカビキラーに目と鼻をやられ、クシャミやら鼻水やら涙が出て、三人で泣きながら働くことになった。おまけに近所さんは、ゲーリー飛び散りまくりのトイレにも当たって嘔吐き、かなりのダメージを受けていた。
乙女君の所にも指導に行ったメイク女史が戻って来て「Cさんに優しく注意したんだけど落ち込んじゃったみたいだから、みかやん慰めてあげて。また泣くと困るし…」とのことだが”また”とは何だろう?と思ったら、親睦会の二次会でCさんがまた泣き上戸になっていたそうで…。
心優しいメイク女史は「慰めてあげて」「話を聞いてあげて」と、しきりにCさんを気遣って下さった。そんなにお気になさらなくても…ミスしたのはCさんなんだし、言われなきゃ分かんないわけだし、Cさんあたりは何度言われても分からなかったりするんだから…あわわ。
私はといえば、メイク女史にベッド組みと枕入れを褒められ、天にも昇る思いだった。
昼休みに作業室へ降りると、超ベテランメイク女史と昨日から復帰した超ベテランフロント女史が話をしていた。それが物凄く懐かしい光景に思えた。両巨頭が揃って、これで朝&昼メイクも安泰という感じでホッとした。
休憩室に一服に来たA班の方からも”親睦会の二次会でCさんに泣かれて参った”という話を聞いた。転勤になった二宮和也似氏の辛口の冗談をCさんは冗談と受け止められずに号泣したらしい。泣き上戸というのも困ったものだ。
噂をすれば何とやらで、昼休み明けに二宮和也似氏がフロントに来ていた。すかさず「うちのCさんを泣かせたそうじゃないですか?(笑)」と言うと「Cさんが勝手に泣いたんですよ(苦笑)」という返事。
二宮和也似氏も迷惑しただろう。今度Cさんが二次会に参加する時は、ちゃんと我が班から誰かを付き添いに出さないとダメだ。Cさんには保護者が必要だ。
心配したが、Cさんは昼休みには乙女君と談笑してゴキゲンだった。「乙女君はわちから見たら息子みたいなもんだもの」としゃははは笑っていたけど、息子なら40代半ばで産んだ計算になるじゃないか。孫だから!
久しぶりにフロント女史にお目に掛かったが、擦れ違いばかりで「お帰りなさい」としか声を掛けられなかった。積もる話はまた今度。
ラブホ652日目:面接恐怖症
2008年8月14日 らぶほ2 コメント (6)※6月1日の日記です。
11:00-18:00 クイックメイク20部屋+ベッドのみ1
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)とUさん(30代後半・元悪霊付き)が遅番、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と#さん(60代前半・元美容師)、Sさん(20代前半・初バイト)と私の勤務。
Zさん(20代後半・昔の森尾由美似)と新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)とホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)がフロントだった。
最近どうも我が班のチーム60(60代の三人)が苦手な私は、Sさんとペアのクジを引いて一安心だったが、荒れ果てた部屋や水滴でベチャベチャの風呂にばかり当たり、出動前のクジ引きで今日の幸運を使い果たした感じがした。
今日は私達ベッドメイク係も忙しいが、それ以上にフロント係が大変そうで、一気に部屋が空いてセットに追われ、みんな血相を変えて走り回っていた。Sさんと私は「うちら今日、フロントじゃなくて良かった」と胸を撫で下ろした。こんな日にフロント係に駆り出されたZさんが何ともお気の毒だ。
ホスト君がセット中の部屋に入ると、相変わらずホスト君は荒れ果てた部屋に当たっていて「ゴミだらけなんてもんじゃないです」と嘆いていたので辺りを見回すと、手付きの紙袋いっぱいのゴミの他に大きなレジ袋に入ったゴミが2袋も有り、床には空き缶が転がっていてかなり悲惨。
ゴミは殆ど弁当容器やおかずの容器、袋菓子やアイスの容器と食べ物系のゴミで、何人で来たんですか?とか何泊したんですか?というノリで、とてもカップルが一晩泊まっていった部屋とは思えないゴミの量だった。さすがホスト君、今日も大当たりだ(笑)。
ホスト君は60名が在籍するホストクラブで常にトップ5に入っていた売れっ子ホストだっただけあって、イケメンで話も面白い。昼休みに過去の面接失敗談を聞かせてくれた。
万引きGメンの面接では、当然のように「万引きしたことぐらいはありますよね?(笑)」という誘導尋問に見事に引っ掛かり、素直に元気良く「はいっ!」と答えて即終了。
漫画喫茶の集団面接では、「あなたの性格を例えて言うならどんな感じですか?」という漠然とした質問をされ、ホスト君は取り敢えず動物あたりに例えておきゃいいんだろうと「猫です」とだけ答えた。
すると、ホスト君の次の人もその次の人も「僕は性格的に○○な面が有るので例えて言うなら××で、と申しますのも・・・」と長々と答えていて、ホスト君はいたたまれないぐらい恥ずかしくなった。
逃げ出したいのを堪えて全員が答えるのを待っていると、面接官が最後にホスト君に「”猫”とは、どういう意味で?」と終わったと思った話を振ってきたので、ホスト君はまた一言「甘え上手です!」とだけ答えて逃げ帰ったそうだ。
そんなこんなでホスト君はすっかり面接恐怖症になり、就職したいが面接のことを考えるとハローワークにも行けないって話だ。
「甘え上手です」と言われて面接官のオッサンも怯んだだろうさ。ホスト君の話で一笑いしてテンションも上がり、昼休み明けに出動すると風呂ラッキーにばかり当たり、いつもの強運な私に戻った。
昼のラッシュがようやく落ち着いたと思ったら、夕方のラッシュが始まってまたフロント係が大忙しになった。フロント係の大変さはよ〜く分かっているSさんと私は、自分らでセットをしてからベッドメイクをしようとしていたら、セットの途中でホスト君が来てくれた。
いつも涼しげな顔のホスト君が汗だくで駆け付けてくれて「うわーっ!セット間に合わなかった!ごめんなさい!もー!疲れた!今日、無理!」と叫んでいた。若いホスト君でも無理なら、Sさんや私のような女子供には全然無理な忙しさだっただろう。
明日は、自宅療養で長期欠勤していた超ベテランフロント女史が復帰されるそうなので、明日からはかなりラクになるはず。くじけずに明日からも頑張っておくれ、新卒君、ホスト君。
11:00-18:00 クイックメイク20部屋+ベッドのみ1
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)とUさん(30代後半・元悪霊付き)が遅番、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と#さん(60代前半・元美容師)、Sさん(20代前半・初バイト)と私の勤務。
Zさん(20代後半・昔の森尾由美似)と新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)とホスト君(20代前半・女顔の元ホスト)がフロントだった。
最近どうも我が班のチーム60(60代の三人)が苦手な私は、Sさんとペアのクジを引いて一安心だったが、荒れ果てた部屋や水滴でベチャベチャの風呂にばかり当たり、出動前のクジ引きで今日の幸運を使い果たした感じがした。
今日は私達ベッドメイク係も忙しいが、それ以上にフロント係が大変そうで、一気に部屋が空いてセットに追われ、みんな血相を変えて走り回っていた。Sさんと私は「うちら今日、フロントじゃなくて良かった」と胸を撫で下ろした。こんな日にフロント係に駆り出されたZさんが何ともお気の毒だ。
ホスト君がセット中の部屋に入ると、相変わらずホスト君は荒れ果てた部屋に当たっていて「ゴミだらけなんてもんじゃないです」と嘆いていたので辺りを見回すと、手付きの紙袋いっぱいのゴミの他に大きなレジ袋に入ったゴミが2袋も有り、床には空き缶が転がっていてかなり悲惨。
ゴミは殆ど弁当容器やおかずの容器、袋菓子やアイスの容器と食べ物系のゴミで、何人で来たんですか?とか何泊したんですか?というノリで、とてもカップルが一晩泊まっていった部屋とは思えないゴミの量だった。さすがホスト君、今日も大当たりだ(笑)。
ホスト君は60名が在籍するホストクラブで常にトップ5に入っていた売れっ子ホストだっただけあって、イケメンで話も面白い。昼休みに過去の面接失敗談を聞かせてくれた。
万引きGメンの面接では、当然のように「万引きしたことぐらいはありますよね?(笑)」という誘導尋問に見事に引っ掛かり、素直に元気良く「はいっ!」と答えて即終了。
漫画喫茶の集団面接では、「あなたの性格を例えて言うならどんな感じですか?」という漠然とした質問をされ、ホスト君は取り敢えず動物あたりに例えておきゃいいんだろうと「猫です」とだけ答えた。
すると、ホスト君の次の人もその次の人も「僕は性格的に○○な面が有るので例えて言うなら××で、と申しますのも・・・」と長々と答えていて、ホスト君はいたたまれないぐらい恥ずかしくなった。
逃げ出したいのを堪えて全員が答えるのを待っていると、面接官が最後にホスト君に「”猫”とは、どういう意味で?」と終わったと思った話を振ってきたので、ホスト君はまた一言「甘え上手です!」とだけ答えて逃げ帰ったそうだ。
そんなこんなでホスト君はすっかり面接恐怖症になり、就職したいが面接のことを考えるとハローワークにも行けないって話だ。
「甘え上手です」と言われて面接官のオッサンも怯んだだろうさ。ホスト君の話で一笑いしてテンションも上がり、昼休み明けに出動すると風呂ラッキーにばかり当たり、いつもの強運な私に戻った。
昼のラッシュがようやく落ち着いたと思ったら、夕方のラッシュが始まってまたフロント係が大忙しになった。フロント係の大変さはよ〜く分かっているSさんと私は、自分らでセットをしてからベッドメイクをしようとしていたら、セットの途中でホスト君が来てくれた。
いつも涼しげな顔のホスト君が汗だくで駆け付けてくれて「うわーっ!セット間に合わなかった!ごめんなさい!もー!疲れた!今日、無理!」と叫んでいた。若いホスト君でも無理なら、Sさんや私のような女子供には全然無理な忙しさだっただろう。
明日は、自宅療養で長期欠勤していた超ベテランフロント女史が復帰されるそうなので、明日からはかなりラクになるはず。くじけずに明日からも頑張っておくれ、新卒君、ホスト君。
ラブホ651日目:立ち聞き
2008年8月14日 らぶほ2※5月31日の日記です。
11:30-18:00 クイックメイク15部屋+ゴミ袋折り+リネン折り
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)とSさん(20代前半・初バイト)と近所さん(30代半ば・元ヤンママ)が早番、Uさん(30代後半・元悪霊付き)と私が遅番の勤務。新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)と関取さん(10代後半・90キロ超)がフロントだった。
朝1で×10号室へ行くと、風呂のお湯が抜き忘れられていて早速萎えた。
×10号室と言えば関取さんが窓を開けようとして風呂へ落下してずぶ濡れになった現場だ。Uさんと「関取さんがセットに入ったんじゃない?悪夢の10号室だもんね」「怖くて窓を開けられなかったんだろうさ」「トラウマになったのかも」と噂した。
それはそうと、窓が開けられておらず、お湯も抜かれていなかった為、窓は湯気でくもり、壁は水滴でベチャベチャになっていて苦戦を強いられ、思わず「関取め!」と苦々しく思った。
気を取り直して次の部屋へ行くと、新卒君がセット中だった。私は普通に「お疲れ様で〜す!」と声を掛けたが、Uさんは何を思ったのか「いただきます!」と声を掛け、言われた新卒君も「あぁいただきます」と力なく答えていた。
新卒君もUさんのボケっぷりに慣れたのか、萎えたのか?Uさんは新卒君を召し上がるつもりだったのか?新卒君、気を付けなきゃ!油断してたらUさんに食われちゃうよ(笑)。
××2号室へ向かおうとして××1号室の前を通りかかると、部屋の中で女性が「ああんああん」と大騒ぎしているのが聞こえてきた。ちゃんと部屋のドアを閉めないと聞こえちゃうのよねぇ、それとも私達に聞かせたいのかしら?
・・・・・。
Uさんも私も足を止めて立ち聞きしていることに気付き、急に恥ずかしくなって逃げるようにその場を離れた。
××2号室へ入ると、そこでも新卒君がセットをしていたので「隣の1号室の前を通ったら”ああんああん”ってお客さんが大騒ぎでね。新卒君も彼女にはあのぐらい言わせなきゃ(笑)」と冷やかすと、新卒君は凄い勢いでセットを終えて1号室へ向かった。
昼休みに新卒君に「××1号室の前に行って聞こえたかい?」と尋ねると「ドアに耳をつけてみても全然聞こえませんでした」と、それはそれは残念そうだった。Uさんと私が通りかかった頃がクライマックスだったのだろう。新卒君、無念。
昼休み明けにベッドメイクをしていると、社員の早口氏から「新人さんチームに部屋数を多くやってほしいので、作業室へ降りてきて下さい」と電話がきて、Uさんと私はゴミ袋折りやリネン折りをすることになった。
「暫くベッドメイクはしなくていいです」とのことで、私達は1時間以上も折る作業をしていてすっかり眠くなった(爆)。
夕方になってからベッドメイクを再開したもの、まったりし過ぎていた為かどうにも調子が出なかった。
私あたりは頭も働かなくなり、トイレ掃除中に少なくなったトイレットペーパーを新しいのと取り替えようと部屋へ戻り、トイレットペーパーを手に何故か浴室へ入ってしまうという錯乱ぶり。
照れ隠しに「ダメだぁ。疲れてる。帰らなきゃ!(笑)」と言っていたら、本当に早帰りの連絡が入って、早番の人達と一緒に18時で帰ることになった。
家がご近所の近所さんと帰る途中、「今日、Cさんと組んでたよね?Cさんて楽しい人でしょ?」と尋ねると、「一番最初に”何か分からないことがあったら、わちでなくてSさんに聞いてね”って拒絶されちゃいました」と近所さんは寂しそうにしていた。
「それは拒絶したんじゃなくて…」と説明したが、「わちは年寄りだから若い人に任せる」と言って一歩下がるCさんと、「先輩だろうが若い者になんか任せられない。私が!この私が!」と執拗に前に出る#さんを足して二で割れば、本当に丁度良いのに・・・。
世の中そう上手くはいかないものなのか?
11:30-18:00 クイックメイク15部屋+ゴミ袋折り+リネン折り
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)とSさん(20代前半・初バイト)と近所さん(30代半ば・元ヤンママ)が早番、Uさん(30代後半・元悪霊付き)と私が遅番の勤務。新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)と関取さん(10代後半・90キロ超)がフロントだった。
朝1で×10号室へ行くと、風呂のお湯が抜き忘れられていて早速萎えた。
×10号室と言えば関取さんが窓を開けようとして風呂へ落下してずぶ濡れになった現場だ。Uさんと「関取さんがセットに入ったんじゃない?悪夢の10号室だもんね」「怖くて窓を開けられなかったんだろうさ」「トラウマになったのかも」と噂した。
それはそうと、窓が開けられておらず、お湯も抜かれていなかった為、窓は湯気でくもり、壁は水滴でベチャベチャになっていて苦戦を強いられ、思わず「関取め!」と苦々しく思った。
気を取り直して次の部屋へ行くと、新卒君がセット中だった。私は普通に「お疲れ様で〜す!」と声を掛けたが、Uさんは何を思ったのか「いただきます!」と声を掛け、言われた新卒君も「あぁいただきます」と力なく答えていた。
新卒君もUさんのボケっぷりに慣れたのか、萎えたのか?Uさんは新卒君を召し上がるつもりだったのか?新卒君、気を付けなきゃ!油断してたらUさんに食われちゃうよ(笑)。
××2号室へ向かおうとして××1号室の前を通りかかると、部屋の中で女性が「ああんああん」と大騒ぎしているのが聞こえてきた。ちゃんと部屋のドアを閉めないと聞こえちゃうのよねぇ、それとも私達に聞かせたいのかしら?
・・・・・。
Uさんも私も足を止めて立ち聞きしていることに気付き、急に恥ずかしくなって逃げるようにその場を離れた。
××2号室へ入ると、そこでも新卒君がセットをしていたので「隣の1号室の前を通ったら”ああんああん”ってお客さんが大騒ぎでね。新卒君も彼女にはあのぐらい言わせなきゃ(笑)」と冷やかすと、新卒君は凄い勢いでセットを終えて1号室へ向かった。
昼休みに新卒君に「××1号室の前に行って聞こえたかい?」と尋ねると「ドアに耳をつけてみても全然聞こえませんでした」と、それはそれは残念そうだった。Uさんと私が通りかかった頃がクライマックスだったのだろう。新卒君、無念。
昼休み明けにベッドメイクをしていると、社員の早口氏から「新人さんチームに部屋数を多くやってほしいので、作業室へ降りてきて下さい」と電話がきて、Uさんと私はゴミ袋折りやリネン折りをすることになった。
「暫くベッドメイクはしなくていいです」とのことで、私達は1時間以上も折る作業をしていてすっかり眠くなった(爆)。
夕方になってからベッドメイクを再開したもの、まったりし過ぎていた為かどうにも調子が出なかった。
私あたりは頭も働かなくなり、トイレ掃除中に少なくなったトイレットペーパーを新しいのと取り替えようと部屋へ戻り、トイレットペーパーを手に何故か浴室へ入ってしまうという錯乱ぶり。
照れ隠しに「ダメだぁ。疲れてる。帰らなきゃ!(笑)」と言っていたら、本当に早帰りの連絡が入って、早番の人達と一緒に18時で帰ることになった。
家がご近所の近所さんと帰る途中、「今日、Cさんと組んでたよね?Cさんて楽しい人でしょ?」と尋ねると、「一番最初に”何か分からないことがあったら、わちでなくてSさんに聞いてね”って拒絶されちゃいました」と近所さんは寂しそうにしていた。
「それは拒絶したんじゃなくて…」と説明したが、「わちは年寄りだから若い人に任せる」と言って一歩下がるCさんと、「先輩だろうが若い者になんか任せられない。私が!この私が!」と執拗に前に出る#さんを足して二で割れば、本当に丁度良いのに・・・。
世の中そう上手くはいかないものなのか?
ラブホ650日目:親睦会
2008年8月13日 らぶほ2※5月29日の日記です。
11:30-18:00 本メイク6部屋+クイックメイク7部屋+セット
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とZさん(20代後半・昔の森尾由美似)と乙女君(10代後半・仕草が女の子)、(60代前半・元美容師)と私の勤務。新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)がフロントだった。
通勤途中、大通駅でベンチに座ってる乙女君を発見したので、静かに近づいて「おっはよーっ!」と驚かせたら、必要以上に驚いてくれたがその驚き方がまるで女の子のようで、何だか私の方が慌ててしまった。そのまま地下鉄を乗り換え、コンビニに寄り、乙女君と出勤した。
出動前から忙しいような気がしたが「本メイク」という指示だったので、”忙しいような気がするのは気のせい”と思うようにして本メイクをしていたら、支配人殿から「売り部屋が少ないので休憩を30分ずらして下さい」という連絡が入った。
気のせいではなく忙しいので、頑張っていつもより2部屋多く本メイクをして、#さんと私は30分遅れで昼休みを迎えた。
いやぁ頑張った、暑い暑い!とウチワで扇いでいて大変なことに気付いた。今日の帰りは飲み会だから、汗臭くならないようシズシズと働こうと思っていたんだった。
それなのに昼休み明けからますます忙しくなり、夕方からはZさんと私がセットをして回ることになり、残ったEさんと乙女君と#さんの三人でベッドメイクをすることになった。
また#さんが乙女君にウザいテンションで絡むのでは?と心配だが、いくら#さんでもEさんの前ではでしゃばらないだろう、そんなことをしたら返り血を浴びる…と思い直してセットに励んだ。
ベッドを剥がそうと掛け布団をめくると、ビリビリに破れてヨレヨレになったストッキングが出てきた。伝線にも程が有るのでプレイに用いたと思われるが、わざわざコンビニボックスから買って、それを履かせて破きまくって…となると、相当お好きらしい。
札幌市内のどこだったかのラブホだと、ベッドの枕元にスキンと一緒にストッキングも常備しているそうだけど、そんなに人気のプレイなのだろうか?(謎)
ふと気付くとムキになってセットをしていて汗だくだった。嗚呼、なんてこと!飲み会なのに…。仕事の帰りに飲み会やら人と会う日に限って汗だくになって、汗臭〜くなって出かけなければならなくなる(哀)。
帰りは会社の親睦会だった為、Cさん(60代前半・元看護師)も合流して某居酒屋へ。そこでもCさんは相変わらずで…(萎)。
Cさん「アンタの隣の隣の人、どこの人さ?」
みかやん「ナイトさん(深夜勤務の人)なんだって」
Cさん「だから、内藤さんてどこの人さ?」
みかやん「・・・昼はお笑い芸人で、夜はココで働いてるんだって」
Cさん「有名だのかい?お笑い芸人で内藤なんて聞いたことないけどね」
ココのナイト班にお笑い芸人が居るというのは有名な話で、本人も分かり易く某お笑い企業名入りのTシャツを着ていたというのに、Cさんたら…。
転勤した二宮和也似氏も来ていて、支配人殿が「二宮和也似君は結構人見知りするんですよ」と言ったのに、Cさんは「なんも二宮和也似氏は独り身でないべしゃ。彼女いるでしょ」と食って掛かっていた。
ナイトさんを「内藤さん」とか、人見知りを「独り身」とか…酒が入るとCさんは一段と聞きまつがいの女王になる(笑)。
二宮和也似氏の後任社員のデューク東郷似氏が、夜のフロントの人達に「ゴルゴ13に似てますよね」と言われているのを聞いて吹き出した。やはり思うことは皆同じらしい。デューク氏は何かする度に「さすがスナイパー」「さすが不死身の男」と、持て囃されていた。
病み上がりなので二次会には参加せず帰宅。Cさんが泣き上戸に変わる前に帰ったので楽しい酒だった。
11:30-18:00 本メイク6部屋+クイックメイク7部屋+セット
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とZさん(20代後半・昔の森尾由美似)と乙女君(10代後半・仕草が女の子)、(60代前半・元美容師)と私の勤務。新卒君(10代後半・意欲的で勤勉)がフロントだった。
通勤途中、大通駅でベンチに座ってる乙女君を発見したので、静かに近づいて「おっはよーっ!」と驚かせたら、必要以上に驚いてくれたがその驚き方がまるで女の子のようで、何だか私の方が慌ててしまった。そのまま地下鉄を乗り換え、コンビニに寄り、乙女君と出勤した。
出動前から忙しいような気がしたが「本メイク」という指示だったので、”忙しいような気がするのは気のせい”と思うようにして本メイクをしていたら、支配人殿から「売り部屋が少ないので休憩を30分ずらして下さい」という連絡が入った。
気のせいではなく忙しいので、頑張っていつもより2部屋多く本メイクをして、#さんと私は30分遅れで昼休みを迎えた。
いやぁ頑張った、暑い暑い!とウチワで扇いでいて大変なことに気付いた。今日の帰りは飲み会だから、汗臭くならないようシズシズと働こうと思っていたんだった。
それなのに昼休み明けからますます忙しくなり、夕方からはZさんと私がセットをして回ることになり、残ったEさんと乙女君と#さんの三人でベッドメイクをすることになった。
また#さんが乙女君にウザいテンションで絡むのでは?と心配だが、いくら#さんでもEさんの前ではでしゃばらないだろう、そんなことをしたら返り血を浴びる…と思い直してセットに励んだ。
ベッドを剥がそうと掛け布団をめくると、ビリビリに破れてヨレヨレになったストッキングが出てきた。伝線にも程が有るのでプレイに用いたと思われるが、わざわざコンビニボックスから買って、それを履かせて破きまくって…となると、相当お好きらしい。
札幌市内のどこだったかのラブホだと、ベッドの枕元にスキンと一緒にストッキングも常備しているそうだけど、そんなに人気のプレイなのだろうか?(謎)
ふと気付くとムキになってセットをしていて汗だくだった。嗚呼、なんてこと!飲み会なのに…。仕事の帰りに飲み会やら人と会う日に限って汗だくになって、汗臭〜くなって出かけなければならなくなる(哀)。
帰りは会社の親睦会だった為、Cさん(60代前半・元看護師)も合流して某居酒屋へ。そこでもCさんは相変わらずで…(萎)。
Cさん「アンタの隣の隣の人、どこの人さ?」
みかやん「ナイトさん(深夜勤務の人)なんだって」
Cさん「だから、内藤さんてどこの人さ?」
みかやん「・・・昼はお笑い芸人で、夜はココで働いてるんだって」
Cさん「有名だのかい?お笑い芸人で内藤なんて聞いたことないけどね」
ココのナイト班にお笑い芸人が居るというのは有名な話で、本人も分かり易く某お笑い企業名入りのTシャツを着ていたというのに、Cさんたら…。
転勤した二宮和也似氏も来ていて、支配人殿が「二宮和也似君は結構人見知りするんですよ」と言ったのに、Cさんは「なんも二宮和也似氏は独り身でないべしゃ。彼女いるでしょ」と食って掛かっていた。
ナイトさんを「内藤さん」とか、人見知りを「独り身」とか…酒が入るとCさんは一段と聞きまつがいの女王になる(笑)。
二宮和也似氏の後任社員のデューク東郷似氏が、夜のフロントの人達に「ゴルゴ13に似てますよね」と言われているのを聞いて吹き出した。やはり思うことは皆同じらしい。デューク氏は何かする度に「さすがスナイパー」「さすが不死身の男」と、持て囃されていた。
病み上がりなので二次会には参加せず帰宅。Cさんが泣き上戸に変わる前に帰ったので楽しい酒だった。