ラブホ571日目:豪快#
2008年1月30日 らぶほ2 コメント (4)11:30-18:00 本メイク5+クイックメイク17部屋
今日は、Uさん(30代後半・悪霊憑き)とUさん(30代後半・悪霊憑き)と私の三人勤務。勤務表上で元々Bフロントが居なかった為、急遽Zさん(20代後半・昔の森尾由美似)がフロントになった。
私は気合いを入れてサッカー日本代表Tシャツに着替えた。「Cさんやつまらないことで苛々したりクヨクヨしたりしてられないのよ。だって私は日本を代表するベッドメイク係なんですもの」と自分に思い込ませる為だ(笑)。私は単純な人間なので、この手の暗示にかかり易い。
着替えた私を見て、Zさんは一言「みかやん、強そう(笑)」と言った。
出動して掃除機探しをすると、7階のエレベーターホールに我が班用の掃除機が2つとも有った。白とグレーの掃除機を2つ並べて「どっちがいい?」と聞いたら、#さんは大きな声で物凄く滑舌良く「紫!」と答えた。
「むらさきぃ?白とグレーで、どっちが紫なのさ?」と三人で大笑いした。#さんたらツボにハマり易い私に何てことを!お陰で暫く可笑しかった。
昼休みに、23日で退職した社交君(20代半ば・ユースケサンタマリア似)が休憩室に遊びに来た。東京へ発つ前にということで、飴各種の差し入れを持って来てくれた。相変わらずお洒落で明るくて爽やかな好青年だ。
ココでおガキ女子への親切は程々に…と学んだことだし、社交君なら東京でもどこでも誰とでも上手くやっていけるだろう。私は社交君に、仕事を通してコミュニケーション能力を高めて自分を磨いていくことを教わった。ありがとう。元気でね。
昼休み明けからはクイックメイクになった。風呂係の私が、乾いた浴室の床の上でお客様が陰毛を剃っていた為に毛が散らかって大変だ…と嘆くと、部屋係の#さんも「部屋の床は髪の毛だらけだわ」と嘆き、UさんはUさんで洗面所の床が上の毛と下の毛ミックス状態なのを嘆いた。
三人揃って毛の受難。下の毛を剃る時って、石けんとかクリームとか何かしら塗ってから剃るもんじゃないの?剃ったことないから分かんないけど(剃るほど生えてないとも言う)。クイックメイクに切り替わって掃除機を置いてきたとたん、こんな目に遭ったりするものだ。
次に私が風呂係になった時は、洗面器の中の水を捨てようとしても捨てられず、それは水ではなくてローションだった。Uさんに見せると「え?何それ?チン液?」とのこと。「チン液」て(笑)。
また三人で大笑いしたものの、部屋係の#さんはベッドの枕元がローションでヌルヌルであることに気付き、洗面係のUさんも洗面台やトイレのドアノブや水洗レバーがローションでネロネロになっていることに気付いて笑えなくなった。
三人揃ってローションの難。そんなこんなで三人仲良く助け合って仕事が出来た。
帰り、急遽フロント係になったZさんの為に、セットバッグ作りを手伝おうと思っていたが、階下へ降りると作業室は綺麗に片付いていた。フロントを覗くと社員の特大氏が出勤してきていたので、特大氏が早めに出勤して片付けて下さったのだろう。毎度、頭が下がる。
帰りのタイムカードを切るまでに時間が有ったので、枕カバー折りを始めた。静電気が酷くてビビリながら折っていたUさんと私の間で、#さんは静電気を物ともせずバッチバチ鳴らしながら平然と枕カバーを折っていた。
みかやん「い、痛くないの?(汗)」
#さん「何が?」
Uさん「静電気でしょ。さっきから凄い音してるよね(滝汗)」
#さん「こんなモノ、なんも痛くないべさ!」
と言った#さんを見たら、静電気で髪の毛が逆立っていたので思わず吹き出した。#さんて豪快な人だ。朝も帰りも笑わされて、#さんのお陰で楽しい一日だった。
今日は、Uさん(30代後半・悪霊憑き)とUさん(30代後半・悪霊憑き)と私の三人勤務。勤務表上で元々Bフロントが居なかった為、急遽Zさん(20代後半・昔の森尾由美似)がフロントになった。
私は気合いを入れてサッカー日本代表Tシャツに着替えた。「Cさんやつまらないことで苛々したりクヨクヨしたりしてられないのよ。だって私は日本を代表するベッドメイク係なんですもの」と自分に思い込ませる為だ(笑)。私は単純な人間なので、この手の暗示にかかり易い。
着替えた私を見て、Zさんは一言「みかやん、強そう(笑)」と言った。
出動して掃除機探しをすると、7階のエレベーターホールに我が班用の掃除機が2つとも有った。白とグレーの掃除機を2つ並べて「どっちがいい?」と聞いたら、#さんは大きな声で物凄く滑舌良く「紫!」と答えた。
「むらさきぃ?白とグレーで、どっちが紫なのさ?」と三人で大笑いした。#さんたらツボにハマり易い私に何てことを!お陰で暫く可笑しかった。
昼休みに、23日で退職した社交君(20代半ば・ユースケサンタマリア似)が休憩室に遊びに来た。東京へ発つ前にということで、飴各種の差し入れを持って来てくれた。相変わらずお洒落で明るくて爽やかな好青年だ。
ココでおガキ女子への親切は程々に…と学んだことだし、社交君なら東京でもどこでも誰とでも上手くやっていけるだろう。私は社交君に、仕事を通してコミュニケーション能力を高めて自分を磨いていくことを教わった。ありがとう。元気でね。
昼休み明けからはクイックメイクになった。風呂係の私が、乾いた浴室の床の上でお客様が陰毛を剃っていた為に毛が散らかって大変だ…と嘆くと、部屋係の#さんも「部屋の床は髪の毛だらけだわ」と嘆き、UさんはUさんで洗面所の床が上の毛と下の毛ミックス状態なのを嘆いた。
三人揃って毛の受難。下の毛を剃る時って、石けんとかクリームとか何かしら塗ってから剃るもんじゃないの?剃ったことないから分かんないけど(剃るほど生えてないとも言う)。クイックメイクに切り替わって掃除機を置いてきたとたん、こんな目に遭ったりするものだ。
次に私が風呂係になった時は、洗面器の中の水を捨てようとしても捨てられず、それは水ではなくてローションだった。Uさんに見せると「え?何それ?チン液?」とのこと。「チン液」て(笑)。
また三人で大笑いしたものの、部屋係の#さんはベッドの枕元がローションでヌルヌルであることに気付き、洗面係のUさんも洗面台やトイレのドアノブや水洗レバーがローションでネロネロになっていることに気付いて笑えなくなった。
三人揃ってローションの難。そんなこんなで三人仲良く助け合って仕事が出来た。
帰り、急遽フロント係になったZさんの為に、セットバッグ作りを手伝おうと思っていたが、階下へ降りると作業室は綺麗に片付いていた。フロントを覗くと社員の特大氏が出勤してきていたので、特大氏が早めに出勤して片付けて下さったのだろう。毎度、頭が下がる。
帰りのタイムカードを切るまでに時間が有ったので、枕カバー折りを始めた。静電気が酷くてビビリながら折っていたUさんと私の間で、#さんは静電気を物ともせずバッチバチ鳴らしながら平然と枕カバーを折っていた。
みかやん「い、痛くないの?(汗)」
#さん「何が?」
Uさん「静電気でしょ。さっきから凄い音してるよね(滝汗)」
#さん「こんなモノ、なんも痛くないべさ!」
と言った#さんを見たら、静電気で髪の毛が逆立っていたので思わず吹き出した。#さんて豪快な人だ。朝も帰りも笑わされて、#さんのお陰で楽しい一日だった。
ラブホ570日目:気分転換
2008年1月29日 らぶほ211:30-16:30 本メイク6部屋+クイックメイク1部屋
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とUさん(30代後半・悪霊憑き)、#さん(60代前半・元美容師)と私の勤務。Sさん(20代前半・初バイト)がフロントだった。
昨日読んだ本に「嫉妬され易い人は、スタンドプレーに熱心で周りへの気配りを怠っていないか、上手くいってない人に無意識に心無い言葉をかけてないか、チェックしてみること」と書いてあったが、自分ではよく分からない。
だけど、Cさんにも辞めたトド山さん妬まれて強烈なイヤミを言われていたところをみれば、私はそのとおりの人間なのだろう。確かに私が発する言葉には毒が有る。知らぬ間に私が、彼女らを強烈なイヤミに駆り立ててしまうほどの猛毒を吐いていたのだろう。
彼女らは私の猛毒の犠牲者かも知れない…と考えて気落ちして出勤した。
みかやん「Eさん、一昨日の昼休みのCさんのセリフ聞いてました?」
Eさん「あぁ…酷いこと言ったよね。ビックリした」
#さん「私も”Cさんがみかやんに凄いイヤミ言って高笑いして、みんなドン引きした”って昨日聞いたわ。Cさんはアレでみかやんと張り合ってるつもりさ。とんだお笑いぐさでしょ。言わせておきなさい」
みかやん「どうせまた私を”男好きだ”って言いたいんでしょ!と思ってさ。昔の人って貞淑なもんだと思ってたけど、Cさんたらホントにオゲレツで何でもかんでも男と女のことに結びつけて、毎度毎度イヤラシイったらありゃしない」
Eさん「Cさんは何か趣味を持つとか、爺さんの茶飲み友達を作るとかしないとダメだわ。趣味も無い、友達も居ないからあぁやって…」
#さん「ただの欲求不満だべさ!いいトシして、みんなの前でイヤラシいイヤミ言って、陰で物笑いの種になってることにも気付かないんだもの、放っておけばいいんだわ」
違う違う。「私、何かCさんを傷付けるようなことをしたり言ったりしましたか?」という方向に話を持って行きたかったのに、毒の噴出を止められなかった。私がこんなだから、Cさんがイヤミ攻撃に走ってしまうんだろう。あぁまた自己嫌悪。
出動してボトム交換中(ベッドの分厚いマットのカバー交換)に、マットをずらしたら、エロ本が出てきた。#さんが「男子中高生の自宅じゃないんだからさ。お客さんがこんな所に隠す必要ないのにね」と言って笑い、私も笑った。話を逸らして笑わせてくれて有り難かった。
朝から客数が少なく売り部屋が多く早帰りの予感はしていたが、朝のA班の皆さんが2時半で早帰りになった。私達も時間の問題だ。
夕方になって、#さんが「可哀相だけど、Cさんの僻みっぽいのとか当て付けがましいのは治らないわ。年季の入った皮肉屋だと思って諦めるしかないよ。良かれと思って意見したりしたら、言った方が悪者になるからね。みかやんも気を付けた方がいいよ」と言ってきた。
「気を付けた方がいいよ」も何も、Cさんの中で私は既に完全に悪者なんだろう。お互い様だ(爆)。
そうこうしている間に私達も16時半で早帰りになり、Eさんと駅前通りをテクテク歩いて”銀だこ”でタコ焼きを買い、皆招楼で肉まんを買って帰った。いい気分転換になった。
Cさんのことは今に始まったことではなくて、本当に「毎度毎度」のことでもう慣れっこなはず。今更モンクを言ったところでどうなるわけでもなく、Cさんのことで暗い気持ちで居たら、自分の運が下がるだけで実にアホくさい。
気持ちを切り替えて明日からまた頑張ろう…と思い直した。
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とUさん(30代後半・悪霊憑き)、#さん(60代前半・元美容師)と私の勤務。Sさん(20代前半・初バイト)がフロントだった。
昨日読んだ本に「嫉妬され易い人は、スタンドプレーに熱心で周りへの気配りを怠っていないか、上手くいってない人に無意識に心無い言葉をかけてないか、チェックしてみること」と書いてあったが、自分ではよく分からない。
だけど、Cさんにも辞めたトド山さん妬まれて強烈なイヤミを言われていたところをみれば、私はそのとおりの人間なのだろう。確かに私が発する言葉には毒が有る。知らぬ間に私が、彼女らを強烈なイヤミに駆り立ててしまうほどの猛毒を吐いていたのだろう。
彼女らは私の猛毒の犠牲者かも知れない…と考えて気落ちして出勤した。
みかやん「Eさん、一昨日の昼休みのCさんのセリフ聞いてました?」
Eさん「あぁ…酷いこと言ったよね。ビックリした」
#さん「私も”Cさんがみかやんに凄いイヤミ言って高笑いして、みんなドン引きした”って昨日聞いたわ。Cさんはアレでみかやんと張り合ってるつもりさ。とんだお笑いぐさでしょ。言わせておきなさい」
みかやん「どうせまた私を”男好きだ”って言いたいんでしょ!と思ってさ。昔の人って貞淑なもんだと思ってたけど、Cさんたらホントにオゲレツで何でもかんでも男と女のことに結びつけて、毎度毎度イヤラシイったらありゃしない」
Eさん「Cさんは何か趣味を持つとか、爺さんの茶飲み友達を作るとかしないとダメだわ。趣味も無い、友達も居ないからあぁやって…」
#さん「ただの欲求不満だべさ!いいトシして、みんなの前でイヤラシいイヤミ言って、陰で物笑いの種になってることにも気付かないんだもの、放っておけばいいんだわ」
違う違う。「私、何かCさんを傷付けるようなことをしたり言ったりしましたか?」という方向に話を持って行きたかったのに、毒の噴出を止められなかった。私がこんなだから、Cさんがイヤミ攻撃に走ってしまうんだろう。あぁまた自己嫌悪。
出動してボトム交換中(ベッドの分厚いマットのカバー交換)に、マットをずらしたら、エロ本が出てきた。#さんが「男子中高生の自宅じゃないんだからさ。お客さんがこんな所に隠す必要ないのにね」と言って笑い、私も笑った。話を逸らして笑わせてくれて有り難かった。
朝から客数が少なく売り部屋が多く早帰りの予感はしていたが、朝のA班の皆さんが2時半で早帰りになった。私達も時間の問題だ。
夕方になって、#さんが「可哀相だけど、Cさんの僻みっぽいのとか当て付けがましいのは治らないわ。年季の入った皮肉屋だと思って諦めるしかないよ。良かれと思って意見したりしたら、言った方が悪者になるからね。みかやんも気を付けた方がいいよ」と言ってきた。
「気を付けた方がいいよ」も何も、Cさんの中で私は既に完全に悪者なんだろう。お互い様だ(爆)。
そうこうしている間に私達も16時半で早帰りになり、Eさんと駅前通りをテクテク歩いて”銀だこ”でタコ焼きを買い、皆招楼で肉まんを買って帰った。いい気分転換になった。
Cさんのことは今に始まったことではなくて、本当に「毎度毎度」のことでもう慣れっこなはず。今更モンクを言ったところでどうなるわけでもなく、Cさんのことで暗い気持ちで居たら、自分の運が下がるだけで実にアホくさい。
気持ちを切り替えて明日からまた頑張ろう…と思い直した。
ラブホ569日目:後悔
2008年1月27日 らぶほ211:00-18:00 点検34+セット+コスプレ回収+メイク手伝い他
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と中国さん(20代前半・福建省出身)、Uさん(30代後半・悪霊憑き)とZさん(20代後半・昔の森尾由美似)が早番、Cさん(60代前半・元看護師)と女将さん(20代後半・寿司屋)が遅番の勤務。酪農君(20代前半・超マイペース)と私がフロントだった。
昨夜から今日にかけてコスプレの貸し出しが集中したらしく、各階のエレベーターホールやエレベーター内も作業室も回収してきた衣装だらけで、洗濯をしようにも洗濯機の内外も衣装で溢れていた。コスプレ、大人気だ。
給料日後の日曜で物凄く忙しいが、酪農君はまだ点検に時間がかかるので、メイクさん達が1部屋のベッドメイクをしている間に、セット1つと点検2〜3つしながら回ることになり、作業室でセットバッグも片付けたいが、全く余裕が無かった。
ようやく一段落したのが2時。昼休みの時間だがセットバッグを片付けていたら、社員の特大氏が「みかやん、休憩ですよね?いいっすよ。俺、やっておきますから」と言って下さった。
「特大氏ったら、そんなことを言って私を泣かせようとして…」と、ふと目線を下げたら、今日の特大氏の靴下には”歌舞伎”と書かれていた。笑う場面じゃないのに笑ってしまいそうだったので、お言葉に甘えて休憩に入った。
酪農君と”志良玉弾吾”やネットの話をしていたら「アンタ達、白玉団子が好きだの?」とか「何の話してるんだの?」とCさんが強引に割り込んでくるが、”インターネット”や"AV"と言ってもCさんには通じずに、話がややこしくなりそうだ。
困っていたら、女将さんが「フロント大型さんが”今日みかやんも来てるハズなのに会えなくて寂し〜”って言ってましたよ」と助け船を出してくれた。
助かった!と思ったが、Cさんが「大型さんに気に入られて良かったんでしょ。大型さんが男だったら良かったのにね。しゃーはっはっは!(←物凄く嫌味でイラヤシイ馬鹿にした笑い方)」と言って一人で大ウケした。
別に私、男友達に不自由していないし、ココでもどの男の子とも仲良く楽しく働いてきたつもりだ。Cさんには”男友達”という概念が無く、男は全てオスだと思っている。相変わらず下品な婆さんだ。
「また始まった…」とも思うがカチンときて、今日こそ「支配人殿にまで”みかやんがX君から社交君に乗り替えたからX君が辞めた”なんて下劣なこと言ってんのアンタでしょ!」と言ってやろうと思って途中まで話したら…。
Cさんは「支配人殿がヤキモチ妬いたんだべさ。アンタ、いつもX君と手ぇ繋いで歩いてたもんだもの」とワケの分からない言い訳をした。先回りして支配人殿のせいにして、自分ではないと言いたかったんだろう。
とんだ古狸だ…と呆れたが、こんな愚かで哀れな年寄りに腹を立てた自分が馬鹿だったと後悔した。最悪の昼休みだった。
テンションは上がらないが相変わらず仕事は忙しい。走りながらも「支配人がヤキモチだなんてよく言うよ。ヤキモチ妬いてんのCさんじゃん。私が酪農君と話してたのも、私が大型さんに気に入られたのも気に入らないんでしょ!」と思ってしまう。
だけど、仕事だからと割り切ってCさんの所へもメイク手伝いに入ると「わち次なんだっけ?部屋?風呂?」とボケボケのCさんに、女将さんが「さぁ?どっちでしょうね!」と突っ慳貪に答えていた(驚)。
「雪降ってきたわ。”雪やこんこん♪あられやこんこん♪”って歌、知ってる?」と言うCさんにも、女将さんは「知ってますよ!こんこんじゃなくて”こんこ”じゃないんですか!」と、けんもほろろな感じ(驚×2)。
クッソ忙しい中、Cさんの”ボケボケ攻撃”や”疲れた攻撃”を受け続けて、女将さんも嫌気がさしてきたのだろう。Cさんを相手に毅然たる態度で、私はこんな女将さんが大好きだ。
帰り道では、ゲイウケするタイプの酪農君に「是非アニキと一緒に働いてほしかった」と、よくアニキの話をする。
アニキに「みかやんのエレガ時代の制服が実家に有るなら、欲しいな。改造して着るから」と言われた話をしたが、地下鉄で一人になってから「もしかして私の制服を改造してアニキが着ようとしてたのかな?」と思って、一人で可笑しかった。
イヤな気持ちのまま帰宅したくないので、アニキを思い出して良かった。
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と中国さん(20代前半・福建省出身)、Uさん(30代後半・悪霊憑き)とZさん(20代後半・昔の森尾由美似)が早番、Cさん(60代前半・元看護師)と女将さん(20代後半・寿司屋)が遅番の勤務。酪農君(20代前半・超マイペース)と私がフロントだった。
昨夜から今日にかけてコスプレの貸し出しが集中したらしく、各階のエレベーターホールやエレベーター内も作業室も回収してきた衣装だらけで、洗濯をしようにも洗濯機の内外も衣装で溢れていた。コスプレ、大人気だ。
給料日後の日曜で物凄く忙しいが、酪農君はまだ点検に時間がかかるので、メイクさん達が1部屋のベッドメイクをしている間に、セット1つと点検2〜3つしながら回ることになり、作業室でセットバッグも片付けたいが、全く余裕が無かった。
ようやく一段落したのが2時。昼休みの時間だがセットバッグを片付けていたら、社員の特大氏が「みかやん、休憩ですよね?いいっすよ。俺、やっておきますから」と言って下さった。
「特大氏ったら、そんなことを言って私を泣かせようとして…」と、ふと目線を下げたら、今日の特大氏の靴下には”歌舞伎”と書かれていた。笑う場面じゃないのに笑ってしまいそうだったので、お言葉に甘えて休憩に入った。
酪農君と”志良玉弾吾”やネットの話をしていたら「アンタ達、白玉団子が好きだの?」とか「何の話してるんだの?」とCさんが強引に割り込んでくるが、”インターネット”や"AV"と言ってもCさんには通じずに、話がややこしくなりそうだ。
困っていたら、女将さんが「フロント大型さんが”今日みかやんも来てるハズなのに会えなくて寂し〜”って言ってましたよ」と助け船を出してくれた。
助かった!と思ったが、Cさんが「大型さんに気に入られて良かったんでしょ。大型さんが男だったら良かったのにね。しゃーはっはっは!(←物凄く嫌味でイラヤシイ馬鹿にした笑い方)」と言って一人で大ウケした。
別に私、男友達に不自由していないし、ココでもどの男の子とも仲良く楽しく働いてきたつもりだ。Cさんには”男友達”という概念が無く、男は全てオスだと思っている。相変わらず下品な婆さんだ。
「また始まった…」とも思うがカチンときて、今日こそ「支配人殿にまで”みかやんがX君から社交君に乗り替えたからX君が辞めた”なんて下劣なこと言ってんのアンタでしょ!」と言ってやろうと思って途中まで話したら…。
Cさんは「支配人殿がヤキモチ妬いたんだべさ。アンタ、いつもX君と手ぇ繋いで歩いてたもんだもの」とワケの分からない言い訳をした。先回りして支配人殿のせいにして、自分ではないと言いたかったんだろう。
とんだ古狸だ…と呆れたが、こんな愚かで哀れな年寄りに腹を立てた自分が馬鹿だったと後悔した。最悪の昼休みだった。
テンションは上がらないが相変わらず仕事は忙しい。走りながらも「支配人がヤキモチだなんてよく言うよ。ヤキモチ妬いてんのCさんじゃん。私が酪農君と話してたのも、私が大型さんに気に入られたのも気に入らないんでしょ!」と思ってしまう。
だけど、仕事だからと割り切ってCさんの所へもメイク手伝いに入ると「わち次なんだっけ?部屋?風呂?」とボケボケのCさんに、女将さんが「さぁ?どっちでしょうね!」と突っ慳貪に答えていた(驚)。
「雪降ってきたわ。”雪やこんこん♪あられやこんこん♪”って歌、知ってる?」と言うCさんにも、女将さんは「知ってますよ!こんこんじゃなくて”こんこ”じゃないんですか!」と、けんもほろろな感じ(驚×2)。
クッソ忙しい中、Cさんの”ボケボケ攻撃”や”疲れた攻撃”を受け続けて、女将さんも嫌気がさしてきたのだろう。Cさんを相手に毅然たる態度で、私はこんな女将さんが大好きだ。
帰り道では、ゲイウケするタイプの酪農君に「是非アニキと一緒に働いてほしかった」と、よくアニキの話をする。
アニキに「みかやんのエレガ時代の制服が実家に有るなら、欲しいな。改造して着るから」と言われた話をしたが、地下鉄で一人になってから「もしかして私の制服を改造してアニキが着ようとしてたのかな?」と思って、一人で可笑しかった。
イヤな気持ちのまま帰宅したくないので、アニキを思い出して良かった。
ラブホ568日目:白玉団子
2008年1月26日 らぶほ211:00-18:00 クイックメイク16部屋+セット2+ゴミ袋折り+セットバッグ作り
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と中国さん(20代前半・福建省出身)が遅番、Uさん(30代後半・悪霊憑き)と#さん(60代前半・元美容師)、Sさん(20代前半・初バイト)と私が早番の勤務。酪農君(20代前半・超マイペース)がフロントだった。
出動前に作業室で、破られていないカーペット用粘着クリーナー(コロコロ)を発見して#さんと苦笑していたら、Uさんが「Cさんたらコロコロを破るのイヤだからって、私に”勿体ないから2回使いなさい”って言ったの」と暴露し、一同「よく言うよね」と大爆笑だった。
笑っていたらSさんと私は朝1で4P部屋へ行くことになり、4P部屋はゴミ部屋と化していて酪農君がセットに難儀していた。セットを手伝い、ようやくベッドメイクを終えると、すぐにお客様が入室された。酬われた気分も束の間、4P部屋のお客様方は小一時間でお帰りになった。速攻かい…(萎)。
4P部屋担当のSさんも萎えたのか、私が風呂掃除へ向かおうとすると、いつも以上に棒読み口調で「泡風呂でしたよ」と知らせてくれたが、泡風呂なんてもんじゃなくて「どんだけ〜」って感じの笑える程の泡で、大ウケしている私をSさんは冷ややかに見ていた。
ベッドメイクする部屋が無くなったので、みんなでゴミ袋折りを始めた。23日で社交君(20代半ば・ユースケサンタマリア似)が退職した話をしていたら、フロント大型さんから「社交君が先に辞めなかったら、私が辞めようかと思うぐらい嫌いだった」と聞いて驚いた。
大人気の社交君だったけど、中には大型さんみたいな人も居たのね。休憩室や作業室に20代のおガキ様が多い時、晩期の社交君はわざわざ私の傍に逃げてきたりしていたのに…。
そこへ社員の特大氏がルームサービスのフードを作りに来た。ふと見たら、今日の特大氏の靴下には、足の甲に当たる部分に大きく”負け犬”と書かれていて、私は完全にツボにハマった。
そのまま昼休みに突入。酪農君てメジャーどころではロンブー亮に似てるけど、マイナーどころでも誰かに似てる…と思って本人に聞いてみた。
酪農君「横顔だけシラタマダンゴに似てるって言われたことがあります」
みかやん「白玉団子?」
酪農君「いえ、AV男優で志良玉弾吾って人が居るんですよ。自分でも横顔だけなら似てるって思いました」
確かにマイナーだ…って、そのAVを見たんかい(笑)。でも後になって、酪農君はアビスパ福岡の黒部光昭にも似てる!と気付いた。
白玉団子といえば、作業室の台所でルームサービス用の白玉団子を水に浸して解凍している時に、Cさんがその上で手を洗って使い物にならなくしたのを思い出して萎える。
昼休み明けもポツリポツリとしか部屋が空かず、いつもなら到着しているはずのリネンも届いていなかったのでリネン折りも出来ず、またゴミ袋折りを始めた。
まったりムードの中、ようやく部屋が空いたがEさん達が出動する番だ。それなのに立ち上がる気配すらなく知らんぷりだったので、Sさんと私が出動することになり、Sさんが「またEさん行かないし!あの人、どーしていつも行ってくれないんだろ!うちらさっき行ったばかりなのに!」とキレた。
なかなかどうして、これも毎度のことだ(爆)。Eさんが順番を忘れているようなら「Eさん達の番じゃないですか?」とも言えるが、毎度のことで明らかに故意だと分かっているので言うに言えない。
お陰でSさん、またゴキゲンナナメ。勘弁してほしい>Eさん。
Sさんがキレるのも私に気を許してくれているからであって、お年寄り達の本格的なグダメキ(グダグダ文句を言う、愚痴をこぼす=北海道弁?)に比べたら可愛いもんだ。キレたって暴れたってSさんは可愛い。
普段は遅くても2時半頃には届くリネンコンテナが届いたのは5時過ぎだった。大雪のために遅れに遅れたそうで、特大氏が大活躍でコンテナ運びやダスター運びをして下さったとのこと。
その間に、回収してきたセットバッグが溜まりに溜まり、超マイペースな酪農君もさすがに動揺していたので、セットバッグを片付けたり作ったりしてから帰った。
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と中国さん(20代前半・福建省出身)が遅番、Uさん(30代後半・悪霊憑き)と#さん(60代前半・元美容師)、Sさん(20代前半・初バイト)と私が早番の勤務。酪農君(20代前半・超マイペース)がフロントだった。
出動前に作業室で、破られていないカーペット用粘着クリーナー(コロコロ)を発見して#さんと苦笑していたら、Uさんが「Cさんたらコロコロを破るのイヤだからって、私に”勿体ないから2回使いなさい”って言ったの」と暴露し、一同「よく言うよね」と大爆笑だった。
笑っていたらSさんと私は朝1で4P部屋へ行くことになり、4P部屋はゴミ部屋と化していて酪農君がセットに難儀していた。セットを手伝い、ようやくベッドメイクを終えると、すぐにお客様が入室された。酬われた気分も束の間、4P部屋のお客様方は小一時間でお帰りになった。速攻かい…(萎)。
4P部屋担当のSさんも萎えたのか、私が風呂掃除へ向かおうとすると、いつも以上に棒読み口調で「泡風呂でしたよ」と知らせてくれたが、泡風呂なんてもんじゃなくて「どんだけ〜」って感じの笑える程の泡で、大ウケしている私をSさんは冷ややかに見ていた。
ベッドメイクする部屋が無くなったので、みんなでゴミ袋折りを始めた。23日で社交君(20代半ば・ユースケサンタマリア似)が退職した話をしていたら、フロント大型さんから「社交君が先に辞めなかったら、私が辞めようかと思うぐらい嫌いだった」と聞いて驚いた。
大人気の社交君だったけど、中には大型さんみたいな人も居たのね。休憩室や作業室に20代のおガキ様が多い時、晩期の社交君はわざわざ私の傍に逃げてきたりしていたのに…。
そこへ社員の特大氏がルームサービスのフードを作りに来た。ふと見たら、今日の特大氏の靴下には、足の甲に当たる部分に大きく”負け犬”と書かれていて、私は完全にツボにハマった。
そのまま昼休みに突入。酪農君てメジャーどころではロンブー亮に似てるけど、マイナーどころでも誰かに似てる…と思って本人に聞いてみた。
酪農君「横顔だけシラタマダンゴに似てるって言われたことがあります」
みかやん「白玉団子?」
酪農君「いえ、AV男優で志良玉弾吾って人が居るんですよ。自分でも横顔だけなら似てるって思いました」
確かにマイナーだ…って、そのAVを見たんかい(笑)。でも後になって、酪農君はアビスパ福岡の黒部光昭にも似てる!と気付いた。
白玉団子といえば、作業室の台所でルームサービス用の白玉団子を水に浸して解凍している時に、Cさんがその上で手を洗って使い物にならなくしたのを思い出して萎える。
昼休み明けもポツリポツリとしか部屋が空かず、いつもなら到着しているはずのリネンも届いていなかったのでリネン折りも出来ず、またゴミ袋折りを始めた。
まったりムードの中、ようやく部屋が空いたがEさん達が出動する番だ。それなのに立ち上がる気配すらなく知らんぷりだったので、Sさんと私が出動することになり、Sさんが「またEさん行かないし!あの人、どーしていつも行ってくれないんだろ!うちらさっき行ったばかりなのに!」とキレた。
なかなかどうして、これも毎度のことだ(爆)。Eさんが順番を忘れているようなら「Eさん達の番じゃないですか?」とも言えるが、毎度のことで明らかに故意だと分かっているので言うに言えない。
お陰でSさん、またゴキゲンナナメ。勘弁してほしい>Eさん。
Sさんがキレるのも私に気を許してくれているからであって、お年寄り達の本格的なグダメキ(グダグダ文句を言う、愚痴をこぼす=北海道弁?)に比べたら可愛いもんだ。キレたって暴れたってSさんは可愛い。
普段は遅くても2時半頃には届くリネンコンテナが届いたのは5時過ぎだった。大雪のために遅れに遅れたそうで、特大氏が大活躍でコンテナ運びやダスター運びをして下さったとのこと。
その間に、回収してきたセットバッグが溜まりに溜まり、超マイペースな酪農君もさすがに動揺していたので、セットバッグを片付けたり作ったりしてから帰った。
ラブホ567日目:爆笑君
2008年1月25日 らぶほ211:30-18:00 本メイク4部屋+クイックメイク10部屋+ベッドのみ1
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)とUさん(30代後半・悪霊憑き)、#さん(60代前半・元美容師)と爆笑君(20代前半・陽気な筧利夫)と私の勤務。Sさん(20代前半・初バイト)がフロントだった。
昨日から我が班に爆笑君が加わった。こないだ、面接の様子を見ていて「後ろ姿が酪農君に似てる」と思ったが、見れば見るほど髪型や体型がソックリで、実に紛らわしい。ウッカリと「酪農君!」と呼びそうになる。
物覚えが良く几帳面な爆笑君はそつなく仕事をこなしていたので、爆笑君の仕事の後を一緒にチェックする時に、フロント係が点検をする時のポイントを教えておいた。
爆笑君が今日で二日目ということで”酪農君の二日目の受難”の話をした。
みかやん「酪農君が一人でセットに入って、玄関や部屋にタオルが落ちてたのを拾ったらゲ□だらけで、タオルは落ちてたんじゃなくてゲ□を隠すように置いてあったんだって。恐ろしいトラップだよね。本人はツラッと”ウン○とゲ□なら、ゲ□の方が全然イイ”って言ってたけど、どっちも良くないよね」
爆笑君「うひゃひゃひゃ!そんなことが!どっちもイヤかも?あははは!」
みかやん「爆笑君も後で一人でセットする時、気を付けた方がいいよ」
爆笑君「昨日、酪農君が”どうしてもラブホで働いてみたかった”って言ってて、ぷはは!意味分かんない!あはは!だははは!」
本当に楽しそうによく笑う子で、つられて笑ってしまって、3〜4時間も一緒に居たら笑って笑ってお腹が痛い。
昼休み明けから爆笑君がフロント研修へ行ったので、#さんと二人になってから、#さんは21日の昼休みに憮然としていた理由を話してくれた。
21日は、Cさんの風呂排水口の洗い方について超ベテランメイク女史に注意を受け、三たび懇切丁寧に指導して下さった超ベテランメイク女史に、Cさんは「わち、洗剤つけて洗うって知らなかったもの!」と言い放ち、#さんは呆れ果ててしまったそうだ。
#さん「よりにもよって2年半もこの仕事してきて”洗剤つけて洗うって知らなかった”ってことあるかい?それなら完全にボケ老人でしょ。排水口のことで注意されるのも、もう三回目か四回目だよ。どうなってるの?」
みかやん「”知らなかった”って言えば叱られないとか許されると思ったんじゃないの?前も色んな人に何度も注意されてることを超ベテランメイク女史にも注意を受けた時に”わち初めて知った”って言ってたもの。聞いてて倒れそうだった」
#さん「本当にその都度すっかり忘れてしまうのか、ボケてるのか知らないけど酷いわ。超ベテランメイク女史だって目眩したと思うよ」
みかやん「Cさんを相手に諦めずに根気強くご指導いただいて…感謝しなきゃね」
#さん「ホントだわ!今のセリフ、Cさんに言ってやって!」
カーペット用粘着クリーナー(通称:コロコロ)も、皆は使ったあと汚れた部分を破り取って、次の人が使いやすいように粘着テープの端を折り返しておくが、Cさんだけはそれをせず使いっぱだ。些細なことではあるが、常に急いでいる私達にとっては甚だ迷惑だ。
#さん「コロコロのことも言ったら、Cさんたら”わち、ソレめくるの苦手なんだわ”だってさ。そーゆー問題じゃないでしょう。実際みんな苦々しく思ってるっていうのに!年寄りだからって特別じゃないでしょ。みんなと同じ時給で働いてるのにさ」
みかやん「みんなにも甘え過ぎてるし、自分でも自分を甘やかし過ぎてるって言うか…ねぇ。緊張感が全くないもの」
#さん「こっちは気を遣って少しでもラクなように全部手伝ってお膳立てしてるっていうのに、それでも”疲れた”って言われて、もうやってられないわ!」
#さんの気持ちはよ〜く分かる。私もこの二年半、何度も「この古狸」とか「やってられっか、ボケ」と思ってきた。だけどCさんて、憎みきれない天然キャラで、得なんだよね。#さんも私に話したことで「スッキリした」と言っていたし、そのうち#さんも慣れてくれるだろう。
最近のCさんは本当に扱いが難しい人になってきたので、も少し様子をみよう。
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)とUさん(30代後半・悪霊憑き)、#さん(60代前半・元美容師)と爆笑君(20代前半・陽気な筧利夫)と私の勤務。Sさん(20代前半・初バイト)がフロントだった。
昨日から我が班に爆笑君が加わった。こないだ、面接の様子を見ていて「後ろ姿が酪農君に似てる」と思ったが、見れば見るほど髪型や体型がソックリで、実に紛らわしい。ウッカリと「酪農君!」と呼びそうになる。
物覚えが良く几帳面な爆笑君はそつなく仕事をこなしていたので、爆笑君の仕事の後を一緒にチェックする時に、フロント係が点検をする時のポイントを教えておいた。
爆笑君が今日で二日目ということで”酪農君の二日目の受難”の話をした。
みかやん「酪農君が一人でセットに入って、玄関や部屋にタオルが落ちてたのを拾ったらゲ□だらけで、タオルは落ちてたんじゃなくてゲ□を隠すように置いてあったんだって。恐ろしいトラップだよね。本人はツラッと”ウン○とゲ□なら、ゲ□の方が全然イイ”って言ってたけど、どっちも良くないよね」
爆笑君「うひゃひゃひゃ!そんなことが!どっちもイヤかも?あははは!」
みかやん「爆笑君も後で一人でセットする時、気を付けた方がいいよ」
爆笑君「昨日、酪農君が”どうしてもラブホで働いてみたかった”って言ってて、ぷはは!意味分かんない!あはは!だははは!」
本当に楽しそうによく笑う子で、つられて笑ってしまって、3〜4時間も一緒に居たら笑って笑ってお腹が痛い。
昼休み明けから爆笑君がフロント研修へ行ったので、#さんと二人になってから、#さんは21日の昼休みに憮然としていた理由を話してくれた。
21日は、Cさんの風呂排水口の洗い方について超ベテランメイク女史に注意を受け、三たび懇切丁寧に指導して下さった超ベテランメイク女史に、Cさんは「わち、洗剤つけて洗うって知らなかったもの!」と言い放ち、#さんは呆れ果ててしまったそうだ。
#さん「よりにもよって2年半もこの仕事してきて”洗剤つけて洗うって知らなかった”ってことあるかい?それなら完全にボケ老人でしょ。排水口のことで注意されるのも、もう三回目か四回目だよ。どうなってるの?」
みかやん「”知らなかった”って言えば叱られないとか許されると思ったんじゃないの?前も色んな人に何度も注意されてることを超ベテランメイク女史にも注意を受けた時に”わち初めて知った”って言ってたもの。聞いてて倒れそうだった」
#さん「本当にその都度すっかり忘れてしまうのか、ボケてるのか知らないけど酷いわ。超ベテランメイク女史だって目眩したと思うよ」
みかやん「Cさんを相手に諦めずに根気強くご指導いただいて…感謝しなきゃね」
#さん「ホントだわ!今のセリフ、Cさんに言ってやって!」
カーペット用粘着クリーナー(通称:コロコロ)も、皆は使ったあと汚れた部分を破り取って、次の人が使いやすいように粘着テープの端を折り返しておくが、Cさんだけはそれをせず使いっぱだ。些細なことではあるが、常に急いでいる私達にとっては甚だ迷惑だ。
#さん「コロコロのことも言ったら、Cさんたら”わち、ソレめくるの苦手なんだわ”だってさ。そーゆー問題じゃないでしょう。実際みんな苦々しく思ってるっていうのに!年寄りだからって特別じゃないでしょ。みんなと同じ時給で働いてるのにさ」
みかやん「みんなにも甘え過ぎてるし、自分でも自分を甘やかし過ぎてるって言うか…ねぇ。緊張感が全くないもの」
#さん「こっちは気を遣って少しでもラクなように全部手伝ってお膳立てしてるっていうのに、それでも”疲れた”って言われて、もうやってられないわ!」
#さんの気持ちはよ〜く分かる。私もこの二年半、何度も「この古狸」とか「やってられっか、ボケ」と思ってきた。だけどCさんて、憎みきれない天然キャラで、得なんだよね。#さんも私に話したことで「スッキリした」と言っていたし、そのうち#さんも慣れてくれるだろう。
最近のCさんは本当に扱いが難しい人になってきたので、も少し様子をみよう。
ラブホ566日目:バター
2008年1月22日 らぶほ2 コメント (5)11:00-17:00 点検12+セット+ルームサービス+クイックメイク1他
今日は、Uさん(30代後半・悪霊憑き)と私の二人勤務で、フロントは社交君(20代半ば・サンタマリア似)と酪農君(20代前半・超マイペース)の予定だったが、社交君が欠勤して私がフロントになり、Uさんは初の一人勤務となった。
私は酪農君に点検の仕方を教え、Uさんは全館の廊下掃除と玄関掃除をするそうだ。ヒトゴトとはいえUさんがお気の毒で、さすがに笑えなかった。私なら一人メイクの旅か風呂掃除巡りの旅を希望する。
支配人殿に「露天風呂付きの部屋1つだけ酪農君とクイックメイクして下さい」と指示されて普通に部屋へ向かうと、酪農君に「クイックメイクって何ですか?掃除機は持たなくていいんですか?」と聞かれて面食らった。
そういや酪農君は初日に3時間ほど本メイクを習っただけで、すぐにフロント係になったんだった。こんなことならクイックメイクを習えば良かったのに。フロント係が平日の本メイクを手伝うことって、まず無いし…。
結局、酪農君にクイックメイクを教えてから点検を教えた。クイックメイクを教えとかないと、土日のクッソ忙しい時にメイク手伝いが出来なきゃ本人も困るだろう。
一方、Uさんは黙々と一人で廊下に掃除機をかけまくっていて痛々しかった。心優しいA班のお姉様方の同情を一身に受けていて、笑っちゃ悪いとは思っても何だか笑えてしまった(←結局笑ってる)。
点検する部屋が無くなったので、酪農君と別れてセットをしていると、支配人殿から「××2号室から○○5号室へ移動したお客様が、××2号室の客用冷蔵庫に忘れ物をしたそうなので、××2号室から忘れ物を回収して○○5号室へ届けて下さい」と指示があった。
××2号室の冷蔵庫にはアルミホイルに包まれたズッシリと重い塊が入っていて、何だろう?とチラ見したら、バターの塊だった。しかもデカい!色々とエロエロと想像を巡らせてみたものの、やはり”バター犬”しか思い浮かばなかった(笑)。
○○5号室へ届けると、若い女性が出てきて「ありがとうございます。はは…あはははは!」とバターを受け取った。この照れ笑いは”バター犬だってバレバレだよね。あっはっはー!”って意味なんだろうか?多分そうだよね、あはは!
酪農君と合流して「さっき、かくかくしかじかでバターが…」と話したら、酪農君も「そりゃやっぱりバター犬でしょう!」とのことだった。
昼休みで作業室へ降りると、20代男性がBフロントの面接に来ていた。社交君の後釜らしい。だけど、どうも酪農君とキャラが被ってる感じで、もしその男性が採用になったら紛らわしいかも?なんて余計な心配をしてしまった。
今日も女将さんが一服休憩に来て「フロント大型さんたら、エロスの女王なんですよ!もう、もう、凄いんですから!今度、話を聞いてみて下さい」と言ってA班へ戻って行った。いつもネタ持参で来てくれるあたりが何とも心憎い。
昼休み明け、また酪農君と共に点検をして回った。私は酪農君と談笑しながら仕事をすすめられたけど、Uさんはようやく各階の廊下掃除を終え、今度は各部屋の脱衣カゴ拭きという地味で孤独な任務に就き、これまた何てお気の毒!と思っていたら、Uさんも私も17時で早帰りになった。
今日は、Uさん(30代後半・悪霊憑き)と私の二人勤務で、フロントは社交君(20代半ば・サンタマリア似)と酪農君(20代前半・超マイペース)の予定だったが、社交君が欠勤して私がフロントになり、Uさんは初の一人勤務となった。
私は酪農君に点検の仕方を教え、Uさんは全館の廊下掃除と玄関掃除をするそうだ。ヒトゴトとはいえUさんがお気の毒で、さすがに笑えなかった。私なら一人メイクの旅か風呂掃除巡りの旅を希望する。
支配人殿に「露天風呂付きの部屋1つだけ酪農君とクイックメイクして下さい」と指示されて普通に部屋へ向かうと、酪農君に「クイックメイクって何ですか?掃除機は持たなくていいんですか?」と聞かれて面食らった。
そういや酪農君は初日に3時間ほど本メイクを習っただけで、すぐにフロント係になったんだった。こんなことならクイックメイクを習えば良かったのに。フロント係が平日の本メイクを手伝うことって、まず無いし…。
結局、酪農君にクイックメイクを教えてから点検を教えた。クイックメイクを教えとかないと、土日のクッソ忙しい時にメイク手伝いが出来なきゃ本人も困るだろう。
一方、Uさんは黙々と一人で廊下に掃除機をかけまくっていて痛々しかった。心優しいA班のお姉様方の同情を一身に受けていて、笑っちゃ悪いとは思っても何だか笑えてしまった(←結局笑ってる)。
点検する部屋が無くなったので、酪農君と別れてセットをしていると、支配人殿から「××2号室から○○5号室へ移動したお客様が、××2号室の客用冷蔵庫に忘れ物をしたそうなので、××2号室から忘れ物を回収して○○5号室へ届けて下さい」と指示があった。
××2号室の冷蔵庫にはアルミホイルに包まれたズッシリと重い塊が入っていて、何だろう?とチラ見したら、バターの塊だった。しかもデカい!色々とエロエロと想像を巡らせてみたものの、やはり”バター犬”しか思い浮かばなかった(笑)。
○○5号室へ届けると、若い女性が出てきて「ありがとうございます。はは…あはははは!」とバターを受け取った。この照れ笑いは”バター犬だってバレバレだよね。あっはっはー!”って意味なんだろうか?多分そうだよね、あはは!
酪農君と合流して「さっき、かくかくしかじかでバターが…」と話したら、酪農君も「そりゃやっぱりバター犬でしょう!」とのことだった。
昼休みで作業室へ降りると、20代男性がBフロントの面接に来ていた。社交君の後釜らしい。だけど、どうも酪農君とキャラが被ってる感じで、もしその男性が採用になったら紛らわしいかも?なんて余計な心配をしてしまった。
今日も女将さんが一服休憩に来て「フロント大型さんたら、エロスの女王なんですよ!もう、もう、凄いんですから!今度、話を聞いてみて下さい」と言ってA班へ戻って行った。いつもネタ持参で来てくれるあたりが何とも心憎い。
昼休み明け、また酪農君と共に点検をして回った。私は酪農君と談笑しながら仕事をすすめられたけど、Uさんはようやく各階の廊下掃除を終え、今度は各部屋の脱衣カゴ拭きという地味で孤独な任務に就き、これまた何てお気の毒!と思っていたら、Uさんも私も17時で早帰りになった。
ラブホ565日目:珍味臭
2008年1月21日 らぶほ211:30-17:00 本メイク3部屋+クイックメイク9部屋
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)と#さん(60代前半・元美容師)、Sさん(20代前半・初バイト)と私の勤務。Zさん(20代後半・昔の森尾由美似)がフロントだった。
出動前のクジ引きでCさんと#さんが組むことになったとたん、Cさんの顔色が変わったのを見てしまったが、クジ引きで不正を働くわけにもいかず、どうしようもない。諍いが起こらぬよう祈るばかりだ。
Sさんと私は4P部屋からのスタートになり「さすがSさん、4P部屋担当者!」などと戯けていたが、これでCさん達が4P部屋からのスタートだったら、ますますCさんの機嫌が悪くなっていただろう。
観念して4P部屋へ行くと、循環風呂のお湯が熱かったのか、お客様が水を足していたようで、私達が到着した頃には浴槽から大量のお湯が溢れ出ていて、それは既にお湯とは呼べない水に近い温度になっていた。
セットに入った時、蛇口が閉まっているか確認するよう言われているが、今日のお手伝いフロントさん(Zさんではない)は、その工程を忘れたらしい。私がフロントの時は気を付けよう。
昼休みは、Cさんも#さんもゴキゲンナナメで、二人して仏頂面だ。一言二言会話はするものの、お互いトゲの有る言い方で牽制し合っている感じ(怖)。そこへ、女将さん(20代後半・寿司屋)が一服休憩に来た。
女将さん「や〜、みかやん凄いですね。もう禁煙して3週間ですね」
Cさん「な〜んも吸ってたべさ?しゃははは!(←馬鹿にした笑い)」
みかやん「は?吸ってないけど(怒)!」
女将さん「あ!昨日、A班が受難だったんですよ。とんでもないゲ□部屋には当たるわ、風呂の排水口を開けたら大惨事になってて…や、皆さんお食事中でしたね」
#さん「そう!食事中なんだよね」
私は個人的に詳しく聞きたかったのに、頭の良い女将さんは険悪な雰囲気を察知したのか、すぐにA班へ戻ってしまった。
Cさんは、自分が#さんに先輩として立てて貰えなかったどころか馬鹿にされて憤慨している時に、私が「みかやん凄い」と讃えられたのが気に入らなかったらしい。だからって私にまで八つ当たりしなくたって…酷いよ。
今日はCさんがお気に入りの社交君も、恋しい酪農君も居ない。ということはCさんの復調は望めないということだ。
最近のCさんは、些細なことでも本人も笑っていたことでさえも「馬鹿にされた」とか「みんなの前で恥かかされた」と言って、泣いたり怒ったりかなり激しい。今回は放置しておこう。
夕方、廊下が異常に珍味臭かった。廊下全体が珍味臭で、どこの部屋から漂っているのか特定できないほどだったが、とある部屋のドアを開けたとたん、物凄い珍味臭が押し寄せてきて、すぐにその部屋が犯行現場だと分かった。
テーブルの上も床も珍味の食べカスだらけで、皿にベッタリとマヨネーズと一味唐辛子を混ぜたものが付着していたので間違いない。
久々に物凄い珍味臭の被害に遭った。せっかく頑張ってベッドメイクをしたけれど、この部屋は暫く売り部屋に出来そうもない。というか、廊下も酷く匂っていたので階ごと封鎖したいぐらいだ。私達は暖房の熱気と珍味臭で胸具合が悪くなった。
美味い珍味ほど臭いらしいが、美味い珍味はご自宅でご賞味いただきたい。
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)と#さん(60代前半・元美容師)、Sさん(20代前半・初バイト)と私の勤務。Zさん(20代後半・昔の森尾由美似)がフロントだった。
出動前のクジ引きでCさんと#さんが組むことになったとたん、Cさんの顔色が変わったのを見てしまったが、クジ引きで不正を働くわけにもいかず、どうしようもない。諍いが起こらぬよう祈るばかりだ。
Sさんと私は4P部屋からのスタートになり「さすがSさん、4P部屋担当者!」などと戯けていたが、これでCさん達が4P部屋からのスタートだったら、ますますCさんの機嫌が悪くなっていただろう。
観念して4P部屋へ行くと、循環風呂のお湯が熱かったのか、お客様が水を足していたようで、私達が到着した頃には浴槽から大量のお湯が溢れ出ていて、それは既にお湯とは呼べない水に近い温度になっていた。
セットに入った時、蛇口が閉まっているか確認するよう言われているが、今日のお手伝いフロントさん(Zさんではない)は、その工程を忘れたらしい。私がフロントの時は気を付けよう。
昼休みは、Cさんも#さんもゴキゲンナナメで、二人して仏頂面だ。一言二言会話はするものの、お互いトゲの有る言い方で牽制し合っている感じ(怖)。そこへ、女将さん(20代後半・寿司屋)が一服休憩に来た。
女将さん「や〜、みかやん凄いですね。もう禁煙して3週間ですね」
Cさん「な〜んも吸ってたべさ?しゃははは!(←馬鹿にした笑い)」
みかやん「は?吸ってないけど(怒)!」
女将さん「あ!昨日、A班が受難だったんですよ。とんでもないゲ□部屋には当たるわ、風呂の排水口を開けたら大惨事になってて…や、皆さんお食事中でしたね」
#さん「そう!食事中なんだよね」
私は個人的に詳しく聞きたかったのに、頭の良い女将さんは険悪な雰囲気を察知したのか、すぐにA班へ戻ってしまった。
Cさんは、自分が#さんに先輩として立てて貰えなかったどころか馬鹿にされて憤慨している時に、私が「みかやん凄い」と讃えられたのが気に入らなかったらしい。だからって私にまで八つ当たりしなくたって…酷いよ。
今日はCさんがお気に入りの社交君も、恋しい酪農君も居ない。ということはCさんの復調は望めないということだ。
最近のCさんは、些細なことでも本人も笑っていたことでさえも「馬鹿にされた」とか「みんなの前で恥かかされた」と言って、泣いたり怒ったりかなり激しい。今回は放置しておこう。
夕方、廊下が異常に珍味臭かった。廊下全体が珍味臭で、どこの部屋から漂っているのか特定できないほどだったが、とある部屋のドアを開けたとたん、物凄い珍味臭が押し寄せてきて、すぐにその部屋が犯行現場だと分かった。
テーブルの上も床も珍味の食べカスだらけで、皿にベッタリとマヨネーズと一味唐辛子を混ぜたものが付着していたので間違いない。
久々に物凄い珍味臭の被害に遭った。せっかく頑張ってベッドメイクをしたけれど、この部屋は暫く売り部屋に出来そうもない。というか、廊下も酷く匂っていたので階ごと封鎖したいぐらいだ。私達は暖房の熱気と珍味臭で胸具合が悪くなった。
美味い珍味ほど臭いらしいが、美味い珍味はご自宅でご賞味いただきたい。
ラブホ564日目:女子様式
2008年1月19日 らぶほ2 コメント (2)11:30-18:30 クイックメイク17部屋+ベッドのみ1+リネン折り+ルームサービス
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と中国さん(20代前半・福建省出身)、Sさん(20代前半・初バイト)とUさん(30代後半・悪霊憑き)が早番、Cさん(60代前半・元看護師)と私が遅番の勤務。社交君(20代半ば・サンタマリア似)と酪農君(20代前半・超マイペース)がフロントだった。
社交君が「就職が決まったんで水曜で辞めることになった」ってことで、懼れていたことが現実となった。これでまた暫く私はフロントから足を抜けないようだ。熱血社交君は親友の為にも、どうしても”今”東京へ行かねばならない事情もある、仕方ないとは思ってもガッカリだ。
出動すると、珍しく朝から口数の少なかったCさんが、物凄い早口で怒りをぶちまけてきた。
「昨日、わちが酪農君に仕事を教えてるのに、#が出しゃばってどうもなんないんだわ!噂には聞いてたけど噂以上に#の言い方がキツくて、わちもビックリさ!あれだもの萌えさんも%さんも辞めるわ。酷い言い方だし偉そうだし、#だらどうもなんないわ!」
「新人と#ば組ませたらうまぐないわ。せっかく新人が入っても#にかかって潰されるもの!酪農君は男の子だから気にならないかも知れないけど、#だら酷いもの。わちが言った後に補足するみたいに同じこと言ってさ。わちのことも酪農君のことも馬鹿にしたような言い方だよ!冗談でないわ!」
私は「でしょう!」「だよね!」と合いの手を入れながら聞いていたが、Cさんが興奮のあまり半泣きになってきたので慌てた。するとCさんも、取り乱し過ぎたと自覚したのか持ちこたえてくれた。
「だけどわち…酪農君みたいな人、タイプだの(はぁと)。や、わちには若すぎるけど、酪農君が50歳ぐらいだったら狙ってたわ。だって酪農君て優しそうでしょ。わち、あーゆー人が好きだの。うふっ」
「うふっ」って(寒)。確かに酪農君て優しそうと言うか、身のこなしや喋り方が物凄〜くおっとりとしている。
昼休みは、社交君と酪農君とCさんと私と4人一緒だったので、Cさんはそれはもう上機嫌でいてくれたのでホッとした。
昼休み明けもベッドメイク待ちの部屋が無かった為、リネン折りをしながら酪農君がCさんや私に色んな話をしてくれた。
絞りたての牛の乳のことを業界で普通に”ナマチチ”と呼ぶことや、ハムやウインナ作りのことや、牛のトサツには獣医の免許が要るとかいうことを熱く語る酪農君をCさんが熱い眼差しで熱心に聞いていた。これでCさん、ますます上機嫌だ。
夕方になって、お客様が一斉に帰り始めて急に忙しくなった。Cさんも私も無言で黙々と仕事をしていたが、トイレからCさんが「きゃーーっ!」と黄色というか茶色い声で叫んだので見に行くと、便座も便器の中も床も血だらけになっていた。
それにしたって、いつものCさんなら「きゃーーっ!」ではなく「やんや!」と言う場面だ。駆け付けた私が「あららら…」と言うと、Cさんは「いや〜ん。わち、無理ぃ。代わってよぉ」と上目遣いに私を見るではないか(凍)。
ひいいぃぃっ。なんなの?これ?怖いから。「いや〜ん」て。
まさかとは思うけど、もしかしてこれってCさんの酪農君に対する恋心のようなモノが、Cさんを女の子モードに変えてしまったとか?あんまり考えたくないけど、どうも正解っぽい。
あまりに忙しく、社交君と酪農君が30分の残業になり、遅番の私達と同じ時間に仕事を終えた。Cさんは彼等にも聞こえるようになのか「みかやんさん、今日は助けて頂いてありがとうございました。でわ、さよ〜なら〜」と言って帰って行った。
それだって、いつものCさんなら「アンタ、今日、どうもね。したらね〜」と言う場面だ。あまりにご丁寧な挨拶でビックリした。完全に女の子モードのようだ。ま、Cさんにmodeと言っても通じないので、女子様式なんだろう。
途中まで社交君と酪農君と三人で一緒に帰り、社交君に今日のCさんの異変について言いたくて仕方なかったが、酪農君本人も一緒だったので必死に耐えた。
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と中国さん(20代前半・福建省出身)、Sさん(20代前半・初バイト)とUさん(30代後半・悪霊憑き)が早番、Cさん(60代前半・元看護師)と私が遅番の勤務。社交君(20代半ば・サンタマリア似)と酪農君(20代前半・超マイペース)がフロントだった。
社交君が「就職が決まったんで水曜で辞めることになった」ってことで、懼れていたことが現実となった。これでまた暫く私はフロントから足を抜けないようだ。熱血社交君は親友の為にも、どうしても”今”東京へ行かねばならない事情もある、仕方ないとは思ってもガッカリだ。
出動すると、珍しく朝から口数の少なかったCさんが、物凄い早口で怒りをぶちまけてきた。
「昨日、わちが酪農君に仕事を教えてるのに、#が出しゃばってどうもなんないんだわ!噂には聞いてたけど噂以上に#の言い方がキツくて、わちもビックリさ!あれだもの萌えさんも%さんも辞めるわ。酷い言い方だし偉そうだし、#だらどうもなんないわ!」
「新人と#ば組ませたらうまぐないわ。せっかく新人が入っても#にかかって潰されるもの!酪農君は男の子だから気にならないかも知れないけど、#だら酷いもの。わちが言った後に補足するみたいに同じこと言ってさ。わちのことも酪農君のことも馬鹿にしたような言い方だよ!冗談でないわ!」
私は「でしょう!」「だよね!」と合いの手を入れながら聞いていたが、Cさんが興奮のあまり半泣きになってきたので慌てた。するとCさんも、取り乱し過ぎたと自覚したのか持ちこたえてくれた。
「だけどわち…酪農君みたいな人、タイプだの(はぁと)。や、わちには若すぎるけど、酪農君が50歳ぐらいだったら狙ってたわ。だって酪農君て優しそうでしょ。わち、あーゆー人が好きだの。うふっ」
「うふっ」って(寒)。確かに酪農君て優しそうと言うか、身のこなしや喋り方が物凄〜くおっとりとしている。
昼休みは、社交君と酪農君とCさんと私と4人一緒だったので、Cさんはそれはもう上機嫌でいてくれたのでホッとした。
昼休み明けもベッドメイク待ちの部屋が無かった為、リネン折りをしながら酪農君がCさんや私に色んな話をしてくれた。
絞りたての牛の乳のことを業界で普通に”ナマチチ”と呼ぶことや、ハムやウインナ作りのことや、牛のトサツには獣医の免許が要るとかいうことを熱く語る酪農君をCさんが熱い眼差しで熱心に聞いていた。これでCさん、ますます上機嫌だ。
夕方になって、お客様が一斉に帰り始めて急に忙しくなった。Cさんも私も無言で黙々と仕事をしていたが、トイレからCさんが「きゃーーっ!」と黄色というか茶色い声で叫んだので見に行くと、便座も便器の中も床も血だらけになっていた。
それにしたって、いつものCさんなら「きゃーーっ!」ではなく「やんや!」と言う場面だ。駆け付けた私が「あららら…」と言うと、Cさんは「いや〜ん。わち、無理ぃ。代わってよぉ」と上目遣いに私を見るではないか(凍)。
ひいいぃぃっ。なんなの?これ?怖いから。「いや〜ん」て。
まさかとは思うけど、もしかしてこれってCさんの酪農君に対する恋心のようなモノが、Cさんを女の子モードに変えてしまったとか?あんまり考えたくないけど、どうも正解っぽい。
あまりに忙しく、社交君と酪農君が30分の残業になり、遅番の私達と同じ時間に仕事を終えた。Cさんは彼等にも聞こえるようになのか「みかやんさん、今日は助けて頂いてありがとうございました。でわ、さよ〜なら〜」と言って帰って行った。
それだって、いつものCさんなら「アンタ、今日、どうもね。したらね〜」と言う場面だ。あまりにご丁寧な挨拶でビックリした。完全に女の子モードのようだ。ま、Cさんにmodeと言っても通じないので、女子様式なんだろう。
途中まで社交君と酪農君と三人で一緒に帰り、社交君に今日のCさんの異変について言いたくて仕方なかったが、酪農君本人も一緒だったので必死に耐えた。
ラブホ563日目:酪農君
2008年1月18日 らぶほ2
11:00-18:00 点検17+セット+回収+備品補充+ルームサービス他
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)と#さん(60代前半・元美容師)の二人勤務。私がフロントで、今日から我が班に新人フロントの酪農君(20代前半・超マイペース)が加わった。パッと見、髪も顔も黒いロンブー・亮という感じ。
フロントの新人が入った!しかも若い!と大喜びしたのも束の間、酪農君は大学4年生で、卒業までの2ヶ月限定アルバイトだそうだ。社交君(20代半ば・サンタマリア似)だって就職が決まり次第ココを辞めるので、最悪の場合、酪農君より社交君の方が先に辞めてしまうかも知れない。
なんてこった…と思いながら、11時から30分間、酪農君にセットの仕方を教えて、酪農君は11時半からCさんに本メイクを教わることになった。
昼休みは、フロントをするようになってからすっかり腰を痛めた私に、Cさんが肩や背中や腰のマッサージをしてくれた。Cさんは、病院勤めの頃に患者さんのマッサージもしていたそうで、マッサージはプロ級に上手い。お陰で大助かりだ。
すっかりリフレッシュして15時に出動したら、あまりにもヒマだったのでCさんと#さんが15時半で早帰りになり、私はまた酪農君にフロントの仕事を教えることになった。こんなヒマな日に入ってくるなんて、酪農君て物凄い強運の持ち主かも。
酪農君を連れて歩いている途中、フロント電話番姉様から電話がきた。
姉様「××3号室のベランダにゴミが落ちているそうなんです。エレベーターにエイリアンを乗せたので、それで…」
みかやん「エイリアン!?」
よく聞いたら、ココでベランダのゴミ拾い用に使っているマジックハンド(画像参照)のことだった。1メートル程の長さのワイヤーの先にボタンが付いていて、それを押すと逆の先端からニョキッと四本の爪が出てくる。確かに口から変なモノが出てくる時のエイリアンのようだ。
エレベーターに異星人だなんて、Sさんでも乗って来るのかと思った(笑)。
窓を開けて入浴されるお客様も多いので、窓から煙草の吸い殻を捨てられていたり、窓辺に置いた入浴剤の空き袋やひげ剃りが入っていた袋が風で飛んだりで、ベランダにゴミが落ちていた場合にエイリアンが大活躍する。宇宙人万歳だ。
一通り酪農君にセットを教えた後、人手不足ですぐにフロントとして独り立ちさせられても困らないように、4P部屋や檜風呂や露天風呂など特殊な部屋に入って、他の部屋とのセットの違いを知っておいて貰ったり…ヒマだったので様々なことを話しておくことが出来て良かった。
その合間に、酪農君がUターン就職をするので卒業したら浦和レッズの街へ帰ることや、今までのバイトは農家の手伝いや牛の競りの手伝いであること、学校ではチーズ作りやハム作りをしていたこと、等々を聞いた(というわけで”酪農君”です)。
そして私は「肝心な事を話しておかなければ!」と、黄金風呂(http://diarynote.jp/d/26700/20071122.html)の話などをして「脅かすワケではないけどセットをすると、血やゲ□やウン○のような汚物との遭遇率が高いから気を付けて」的なことを言った。
酪農君は、血には動じない、大学の寮住まいなので悪酔いした学生達のゲ□は見慣れている…と何とも頼もしい発言をしていたが「ウン○は・・・?」と多少怯んでいたようだった。
取り敢えず、フロントの新人君が入って来てくれて何よりだ。
私自身フロントとして未熟ながら、酪農君が一人でセットをしても、ベッドメイク係から苦情が来ないように教え込んだつもりだし、大まかな流れも話しておいたつもりだ。後日改めて超ベテランフロント女史にご指導頂ければ幸いだ。
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)と#さん(60代前半・元美容師)の二人勤務。私がフロントで、今日から我が班に新人フロントの酪農君(20代前半・超マイペース)が加わった。パッと見、髪も顔も黒いロンブー・亮という感じ。
フロントの新人が入った!しかも若い!と大喜びしたのも束の間、酪農君は大学4年生で、卒業までの2ヶ月限定アルバイトだそうだ。社交君(20代半ば・サンタマリア似)だって就職が決まり次第ココを辞めるので、最悪の場合、酪農君より社交君の方が先に辞めてしまうかも知れない。
なんてこった…と思いながら、11時から30分間、酪農君にセットの仕方を教えて、酪農君は11時半からCさんに本メイクを教わることになった。
昼休みは、フロントをするようになってからすっかり腰を痛めた私に、Cさんが肩や背中や腰のマッサージをしてくれた。Cさんは、病院勤めの頃に患者さんのマッサージもしていたそうで、マッサージはプロ級に上手い。お陰で大助かりだ。
すっかりリフレッシュして15時に出動したら、あまりにもヒマだったのでCさんと#さんが15時半で早帰りになり、私はまた酪農君にフロントの仕事を教えることになった。こんなヒマな日に入ってくるなんて、酪農君て物凄い強運の持ち主かも。
酪農君を連れて歩いている途中、フロント電話番姉様から電話がきた。
姉様「××3号室のベランダにゴミが落ちているそうなんです。エレベーターにエイリアンを乗せたので、それで…」
みかやん「エイリアン!?」
よく聞いたら、ココでベランダのゴミ拾い用に使っているマジックハンド(画像参照)のことだった。1メートル程の長さのワイヤーの先にボタンが付いていて、それを押すと逆の先端からニョキッと四本の爪が出てくる。確かに口から変なモノが出てくる時のエイリアンのようだ。
エレベーターに異星人だなんて、Sさんでも乗って来るのかと思った(笑)。
窓を開けて入浴されるお客様も多いので、窓から煙草の吸い殻を捨てられていたり、窓辺に置いた入浴剤の空き袋やひげ剃りが入っていた袋が風で飛んだりで、ベランダにゴミが落ちていた場合にエイリアンが大活躍する。宇宙人万歳だ。
一通り酪農君にセットを教えた後、人手不足ですぐにフロントとして独り立ちさせられても困らないように、4P部屋や檜風呂や露天風呂など特殊な部屋に入って、他の部屋とのセットの違いを知っておいて貰ったり…ヒマだったので様々なことを話しておくことが出来て良かった。
その合間に、酪農君がUターン就職をするので卒業したら浦和レッズの街へ帰ることや、今までのバイトは農家の手伝いや牛の競りの手伝いであること、学校ではチーズ作りやハム作りをしていたこと、等々を聞いた(というわけで”酪農君”です)。
そして私は「肝心な事を話しておかなければ!」と、黄金風呂(http://diarynote.jp/d/26700/20071122.html)の話などをして「脅かすワケではないけどセットをすると、血やゲ□やウン○のような汚物との遭遇率が高いから気を付けて」的なことを言った。
酪農君は、血には動じない、大学の寮住まいなので悪酔いした学生達のゲ□は見慣れている…と何とも頼もしい発言をしていたが「ウン○は・・・?」と多少怯んでいたようだった。
取り敢えず、フロントの新人君が入って来てくれて何よりだ。
私自身フロントとして未熟ながら、酪農君が一人でセットをしても、ベッドメイク係から苦情が来ないように教え込んだつもりだし、大まかな流れも話しておいたつもりだ。後日改めて超ベテランフロント女史にご指導頂ければ幸いだ。
ラブホ562日目:ロス
2008年1月17日 らぶほ211:30-17:00 本メイク3部屋+クイックメイク13部屋+ベッドのみ1+点検4
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とZさん(20代後半・昔の森尾由美似)、#さん(60代前半・元美容師)と私の勤務。Sさん(20代前半・初バイト)がフロントだった。
出動前に社交君(20代半ば・サンタマリア似)が来たので、休みなのにまた間違えて出勤したのか?と思ったら、本格的に就活を始めるのですぐ辞めることになるかも知れない…ということを支配人殿に伝えに来たそうだ。
社交君を結構気に入っていたCさんはとても残念そうだったが、私は「早急にフロントの人材を確保して貰えないと身体がもちましぇん(泣)」という切実な思いで頭がいっぱいになった。
今や生粋のBフロントは社交君しか居ないというのに、どうなるやら…そんなことを考えながら、1部屋目のベッドメイクを終えて使ったダスターをエレベーターホールへ置きに行こうと走っていたら「すみません!」という年配男性の声が聞こえた。
「はい!」と答えたのは私ではなく、超ベテランフロント女史だった。お客様もフロント女史も私からは死角になる場所に居たが、取り敢えず身を隠すと、廊下に声だけが響いた。
男性客「801号室はどこですか?」
フロント女史「1号室はそちらですが、こちらは7階ですのでもう1階上の階の同じ場所になります。ですがお客様。お客様がお持ちのカードには最上階の1号室と書かれておりますので、エレベーターで最上階で降りられてから…」
聞いていて吹き出しそうになった。7階で「801」って聞いてきて、カードを見たら最上階て(笑)。時々モニター上で”誘導中”になったまま、いつまでも”在室”に切り替わらないのを見かけるが、こんなふうに館内で迷子になっているのだろう。
このような、とんちんかんな(失敬)年配客の場合、例え801号室で私達がベッドメイクをしていたとしても、部屋に入って来そうで怖い(笑)。
次に私が廊下へ走り出た時は、若い男性客が一人で廊下の突き当たりに向かって歩いていた。私とは進行方向が違うので「気付かれませんように」と祈りながら忍者のように音も無く走り、エレベーターホールにダスターを置いて部屋へ戻ろうとしたら、男性客が戻ってきた。
「突き当たりの部屋へ入ったんじゃないのかい?」と思いながら隠れて男性客が通り過ぎるのを待ち、頃合いを見計らって廊下へ出たら、同じ男性客が別方向から戻ってきたので、また慌てて隠れ直した。「何をしとるんじゃ!」とヤキモキしながら様子を窺うと男性客はエレベーターに乗って階下へ降りて行った。
もーっ!いい若いモンが何をウロウロしてたんだか。爺さんじゃないんだからさ。しかもイケメン風だったのに何てことを!
部屋へ戻ってから#さんに「ごめんごめん!かくかくしかじかで全然戻れなくてさ。待ったでしょ?ゴメンね。ロスタイム分、頑張るから」と平謝りだ。基本的に私達は常に時間との戦いで急いでいる。
誤解がないように書いておくと、時々私達が物陰から様子を窺うのは、廊下に出られるかどうかの確認であって、どんな容貌のお客様かということに興味は無い。個人を特定しよう等というつもりは毛頭無く、ウッカリと顔を見て目でも合ったら大変だ。
ハッキリ言って「それどころじゃない!」急いでいる。一刻も早く次の部屋へ移動したい、それだけだ。
それを知ってか知らずか、部屋の玄関前でいちゃつきだすカップルが居て、#さんと閉口した。急いでいる私達にはイヤガラセ以外の何ものでもない。私達は突き当たりの部屋に居たので、そのカップルが立ち去ってくれないと身動きが取れない。
「はいはい、続きは部屋の中で」「2ラウンド開始ならフロントへ連絡して入室し直してよね」と「どうでもいいけど早くそこから去ってくれ」思っていたら、その男性客は「どっかで誰かに見られてっかも知れないから帰ろっか」と言って帰っていった。
返す言葉も無かった(当然、言葉を返すワケにはいかないけど)。
今日はタイミングが悪く、お客様の通過待ちばかりで移動時間をロスしまくった。
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とZさん(20代後半・昔の森尾由美似)、#さん(60代前半・元美容師)と私の勤務。Sさん(20代前半・初バイト)がフロントだった。
出動前に社交君(20代半ば・サンタマリア似)が来たので、休みなのにまた間違えて出勤したのか?と思ったら、本格的に就活を始めるのですぐ辞めることになるかも知れない…ということを支配人殿に伝えに来たそうだ。
社交君を結構気に入っていたCさんはとても残念そうだったが、私は「早急にフロントの人材を確保して貰えないと身体がもちましぇん(泣)」という切実な思いで頭がいっぱいになった。
今や生粋のBフロントは社交君しか居ないというのに、どうなるやら…そんなことを考えながら、1部屋目のベッドメイクを終えて使ったダスターをエレベーターホールへ置きに行こうと走っていたら「すみません!」という年配男性の声が聞こえた。
「はい!」と答えたのは私ではなく、超ベテランフロント女史だった。お客様もフロント女史も私からは死角になる場所に居たが、取り敢えず身を隠すと、廊下に声だけが響いた。
男性客「801号室はどこですか?」
フロント女史「1号室はそちらですが、こちらは7階ですのでもう1階上の階の同じ場所になります。ですがお客様。お客様がお持ちのカードには最上階の1号室と書かれておりますので、エレベーターで最上階で降りられてから…」
聞いていて吹き出しそうになった。7階で「801」って聞いてきて、カードを見たら最上階て(笑)。時々モニター上で”誘導中”になったまま、いつまでも”在室”に切り替わらないのを見かけるが、こんなふうに館内で迷子になっているのだろう。
このような、とんちんかんな(失敬)年配客の場合、例え801号室で私達がベッドメイクをしていたとしても、部屋に入って来そうで怖い(笑)。
次に私が廊下へ走り出た時は、若い男性客が一人で廊下の突き当たりに向かって歩いていた。私とは進行方向が違うので「気付かれませんように」と祈りながら忍者のように音も無く走り、エレベーターホールにダスターを置いて部屋へ戻ろうとしたら、男性客が戻ってきた。
「突き当たりの部屋へ入ったんじゃないのかい?」と思いながら隠れて男性客が通り過ぎるのを待ち、頃合いを見計らって廊下へ出たら、同じ男性客が別方向から戻ってきたので、また慌てて隠れ直した。「何をしとるんじゃ!」とヤキモキしながら様子を窺うと男性客はエレベーターに乗って階下へ降りて行った。
もーっ!いい若いモンが何をウロウロしてたんだか。爺さんじゃないんだからさ。しかもイケメン風だったのに何てことを!
部屋へ戻ってから#さんに「ごめんごめん!かくかくしかじかで全然戻れなくてさ。待ったでしょ?ゴメンね。ロスタイム分、頑張るから」と平謝りだ。基本的に私達は常に時間との戦いで急いでいる。
誤解がないように書いておくと、時々私達が物陰から様子を窺うのは、廊下に出られるかどうかの確認であって、どんな容貌のお客様かということに興味は無い。個人を特定しよう等というつもりは毛頭無く、ウッカリと顔を見て目でも合ったら大変だ。
ハッキリ言って「それどころじゃない!」急いでいる。一刻も早く次の部屋へ移動したい、それだけだ。
それを知ってか知らずか、部屋の玄関前でいちゃつきだすカップルが居て、#さんと閉口した。急いでいる私達にはイヤガラセ以外の何ものでもない。私達は突き当たりの部屋に居たので、そのカップルが立ち去ってくれないと身動きが取れない。
「はいはい、続きは部屋の中で」「2ラウンド開始ならフロントへ連絡して入室し直してよね」と「どうでもいいけど早くそこから去ってくれ」思っていたら、その男性客は「どっかで誰かに見られてっかも知れないから帰ろっか」と言って帰っていった。
返す言葉も無かった(当然、言葉を返すワケにはいかないけど)。
今日はタイミングが悪く、お客様の通過待ちばかりで移動時間をロスしまくった。
ラブホ561日目:空似
2008年1月15日 らぶほ211:00-18:00 点検31+セット+ルームサービス+コスプレ回収他
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)とUさん(30代後半・悪霊憑き)の二人勤務。私がフロントだった。
出勤するとCさんが「土曜日に4P部屋へ行こうとしたら、Uさんが”4Pだら行きたくない”って言って、わちもなんも呆れて”仕事だよ!”って怒鳴ってしまったんだの。それからわちも気分悪くてさ」とボヤいた。
みかやん「こっちが負い目を感じる必要は無いよ。注意する人も居なきゃ向上しないし…怒鳴ったのを後悔してるなら、そのことだけ詫びればいいんじゃない?Cさんいつもすぐ素直に”ごめんね”って言ってるのに、どーしたの?」
Cさん「アンタやEさんには言えるけど、Uさんだら癪に障ってさ。その後、わちが窓が曇ってるのを吹雪だって言ったってみんなに話して馬鹿にして。それも怒鳴られた腹いせなんだべさ」
みかやん「Uさんは糠に釘って言うか(汗)怒鳴られたと思ってないだろうし、そんなことな〜んにも考えてないと思うから、悩んだり悔やんだりするだけ損だよ」
Cさん「それもそうだわ。相手は馬鹿だもね。忘れてたわ。したら普通に仲良く仕事するよ。二人しか居ないもんだもね。今日だら忙しいわ、アンタもフロント頑張って。行ってらっしゃい!」
珍しくCさんに明るく送り出されて、意気揚々と出動したのに…嗚呼それなのに…。
1部屋目のセットに入ったら、ベッドの掛け布団が剥がされていて、シーツの中央部分にバスタオルが敷かれて血まみれになっていた。バスタオルがこんもりと盛り上がっていたので怖々剥がすと、血だらけの枕と夜用ナプキンが有った。
幸い、枕本体やマットは無事だったのでオネショマットの交換だけで済んだけど、こんな血の惨状をEさんが見たら卒倒していただろう。汚物慣れしているCさんだって、血は苦手だ。
それからは、部屋のロールカーテンが壊れていたり、飲料水が出っぱなしで止まらなかったり、脱衣カゴのキャスターが壊れていたりで、自分では処理出来ずにフロントへ連絡しまくりでセットも点検も捗らなかった。
心配したが昼休みは三人で和やかに過ごせた。今朝ボヤいていたことなど微塵も感じさせないほど、Cさんは「疲れた、疲れた」と疲れた攻撃をしながらもケタケタと笑っていた。さすがCさん、お調子者だ(汗)。
と言うか祝日だった昨日より忙しいのに我が班は1隊しか居なくて、Cさんが疲れた攻撃をするのも無理はないのかも。
昼休み明けにコスプレ回収に行くと、なんと!部屋から若い男女が二人で出てきて、男の子の方が「ありがとう!」と言って、コスプレの衣装をクシャクシャに丸めてとても恥ずかしそうに突っ返してきた。
二人揃って出てくるだなんて、なんてラブラブなんでしょ。なんてシャイなんでしょ。若いカップルって可愛いわぁ…と思いながら衣装を広げてみたら、俗にいう裸エプロンの衣装だった。何もそんなに恥ずかしがらなくても…。
15時半過ぎに4P部屋が空いたのでセットへ向かうと、Aフロントの大型さんも来たので二人でセットに入った。
浴衣もバスローブもバスタオル類もアメニティー類も部屋の食器も全て全て4人分使い切られていて、ルームサービスの食器も4人分有って、もれなくゴミも4人分しっかり有って「一人でセットに入らなくて良かった」と胸を撫で下ろすような状況だった。
大型さんも「一人で来たら16時で帰れない所だった」と言っていたが、こんな時でも社交君なら「仲良し4人組」と微笑ましく思ったに違いない。
16時から一人になってバタバタと走っていたら、50代のカップルと出会して慌てて隠れた。すると男性の方が「今の子、アルファインでも働いてたよね」と言い、女性は「そうだわ!なんか見たことあると思った」と答えたではないか。えーっ?
「いやいやいや、アルファインでは働いてないから。あたしゃラブホQグループでしか働いてないから」と突っ込みたいが言えるワケがない。前にも同じようなことを言われた気がするので、アルファインには私とよく似た人が居るらしい。
すぐに二人が出てきた部屋へセットへ入ろうとして足が止まった。普段アルファインを利用しているカップルなら、そっち系の特殊なプレイをしているかも知れない…そう考えたら怖じ気づいてしまって、その部屋にはセットに入れなかった。
Cフロントの皆さん、ごめんなさい。
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)とUさん(30代後半・悪霊憑き)の二人勤務。私がフロントだった。
出勤するとCさんが「土曜日に4P部屋へ行こうとしたら、Uさんが”4Pだら行きたくない”って言って、わちもなんも呆れて”仕事だよ!”って怒鳴ってしまったんだの。それからわちも気分悪くてさ」とボヤいた。
みかやん「こっちが負い目を感じる必要は無いよ。注意する人も居なきゃ向上しないし…怒鳴ったのを後悔してるなら、そのことだけ詫びればいいんじゃない?Cさんいつもすぐ素直に”ごめんね”って言ってるのに、どーしたの?」
Cさん「アンタやEさんには言えるけど、Uさんだら癪に障ってさ。その後、わちが窓が曇ってるのを吹雪だって言ったってみんなに話して馬鹿にして。それも怒鳴られた腹いせなんだべさ」
みかやん「Uさんは糠に釘って言うか(汗)怒鳴られたと思ってないだろうし、そんなことな〜んにも考えてないと思うから、悩んだり悔やんだりするだけ損だよ」
Cさん「それもそうだわ。相手は馬鹿だもね。忘れてたわ。したら普通に仲良く仕事するよ。二人しか居ないもんだもね。今日だら忙しいわ、アンタもフロント頑張って。行ってらっしゃい!」
珍しくCさんに明るく送り出されて、意気揚々と出動したのに…嗚呼それなのに…。
1部屋目のセットに入ったら、ベッドの掛け布団が剥がされていて、シーツの中央部分にバスタオルが敷かれて血まみれになっていた。バスタオルがこんもりと盛り上がっていたので怖々剥がすと、血だらけの枕と夜用ナプキンが有った。
幸い、枕本体やマットは無事だったのでオネショマットの交換だけで済んだけど、こんな血の惨状をEさんが見たら卒倒していただろう。汚物慣れしているCさんだって、血は苦手だ。
それからは、部屋のロールカーテンが壊れていたり、飲料水が出っぱなしで止まらなかったり、脱衣カゴのキャスターが壊れていたりで、自分では処理出来ずにフロントへ連絡しまくりでセットも点検も捗らなかった。
心配したが昼休みは三人で和やかに過ごせた。今朝ボヤいていたことなど微塵も感じさせないほど、Cさんは「疲れた、疲れた」と疲れた攻撃をしながらもケタケタと笑っていた。さすがCさん、お調子者だ(汗)。
と言うか祝日だった昨日より忙しいのに我が班は1隊しか居なくて、Cさんが疲れた攻撃をするのも無理はないのかも。
昼休み明けにコスプレ回収に行くと、なんと!部屋から若い男女が二人で出てきて、男の子の方が「ありがとう!」と言って、コスプレの衣装をクシャクシャに丸めてとても恥ずかしそうに突っ返してきた。
二人揃って出てくるだなんて、なんてラブラブなんでしょ。なんてシャイなんでしょ。若いカップルって可愛いわぁ…と思いながら衣装を広げてみたら、俗にいう裸エプロンの衣装だった。何もそんなに恥ずかしがらなくても…。
15時半過ぎに4P部屋が空いたのでセットへ向かうと、Aフロントの大型さんも来たので二人でセットに入った。
浴衣もバスローブもバスタオル類もアメニティー類も部屋の食器も全て全て4人分使い切られていて、ルームサービスの食器も4人分有って、もれなくゴミも4人分しっかり有って「一人でセットに入らなくて良かった」と胸を撫で下ろすような状況だった。
大型さんも「一人で来たら16時で帰れない所だった」と言っていたが、こんな時でも社交君なら「仲良し4人組」と微笑ましく思ったに違いない。
16時から一人になってバタバタと走っていたら、50代のカップルと出会して慌てて隠れた。すると男性の方が「今の子、アルファインでも働いてたよね」と言い、女性は「そうだわ!なんか見たことあると思った」と答えたではないか。えーっ?
「いやいやいや、アルファインでは働いてないから。あたしゃラブホQグループでしか働いてないから」と突っ込みたいが言えるワケがない。前にも同じようなことを言われた気がするので、アルファインには私とよく似た人が居るらしい。
すぐに二人が出てきた部屋へセットへ入ろうとして足が止まった。普段アルファインを利用しているカップルなら、そっち系の特殊なプレイをしているかも知れない…そう考えたら怖じ気づいてしまって、その部屋にはセットに入れなかった。
Cフロントの皆さん、ごめんなさい。
ラブホ560日目:日中友好
2008年1月14日 らぶほ2
11:30-18:30 クイックメイク20部屋+ベッドのみ1+ダスター上げ+リネン折り
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と#さん(60代前半・元美容師)と女将さん(20代後半・寿司屋)が早番、中国さん(20代前半・福建省出身)と私が遅番の勤務。社交君(20代半ば・サンタマリア似)とZさん(20代後半・昔の森尾由美似)がフロントだった。
私は朝から生理痛と腰痛が酷く、そのことを予め中国さんに伝えると「ダイジョブ!今日は私ガお姉さんを助けます!それに今日はタブン暇ネ!」と、また頼もしい発言。中国さんが「ダイジョブ」と言うなら大丈夫なのだろう。
ベッドメイクをする部屋が無くなり、作業室へ戻ろうとしたら部屋が空いた。暇だしフロントの人は4人居るし、私達がセットをしている間にフロントの人がセットに駆け付けてくれるだろう…と、その部屋へ入った。
その部屋のとんでもない荒らされ方に、思わず私も「アイヤー」と呟いた。ベッドの上に洗面器とローションの空き瓶が放置されていて、中国さんが掛け布団を剥がすと、シーツの上に大量のティッシュが有って、中国さんも思わず「アイヤー」。
ティッシュを集めて捨てたら、シーツもオネショマットも防火マットもローションでベッタリと濡れていて、二人で「アイヤー」だ。
フロントの人が駆け付けてくれる気配が無いので、備品を保管してある場所へ防火マットを取りに行こうとしたら、リネンコンテナの運搬で業務用エレベーターが使われていたので、階段で取りに行って中国さんと担いで運んだ。
気を利かせてセットをしたら酷い目に遭った。ようやくセットとベッドメイクを終えて作業室へ降りたら、Zさんがバイト女子大生とキャーキャーはしゃいでいて、それを見た中国さんが一言「ヒドイ!」と呟いたのを聞き逃さなかった。
その後、中国さんは何やら中国語でブツブツと言っていた。中国語は分からないけど、多分「一生懸命セットしたのに、フロントの人が遊んで騒いでるなんて酷いヨ」みたいなことを言ったんだと思う。私も同感なので分かる。
私がフロントの時は、このようなことが無いよう気を付けよう。メイクさん達が気を利かせてセットをしてくれたようなら、すぐに気付いて駆け付けられるようになろう。そしてメイクさん達には、きちんとお礼とお詫びをしよう。セットはフロント係の仕事だ。
その後、部屋が空かずに1時間ほど座ってリネン折りが出来たので、ゆっくり休めて良かった。中国さんも何事も無かったかのようにゴキゲンで何よりだった。
昼休みの前に、巨大なルーズソックスの忘れ物(画像の一番右のようなの)をフロントに届けると、社員の二宮和也似氏に「これは是非みかやんに、はいて届けてほしかったです(笑)」と言われ、ルーズソックスをはいた自分を想像して寒くなった(苦笑)。
しどろもどろになりながら「私は年齢的にルーズソックスは手遅れなので、中国さんにはいて届けて貰えば良かったですね」と答えた。だって、私が中高生の頃は、こんな巨大なルーズソックスなんか無かったもの(泣)。
昼休み明け、私はまた何度か風呂ラッキーを引き当て、いつもどおり「わーい♪お客さん、ありがとう!」と叫ぶと、その度に中国さんに笑われたが「お姉さん、いつも”アリガト、アリガト”言ってるから、お姉さんの所に幸せイッパイ来るヨ。中国にはそういうコトワダがアリマス」と教えてくれた。
「コトワダ」じゃなくて「ことわざ」ね、諺(笑)
今日、最後のベッドメイクをしようとモニター上で”セット済み”になっている部屋へ入ったのに、まるでセットがされていなかった。驚いてすぐ別の部屋へ移動したが、中国さんが「中国では仕事がいい加減な人、嫌われマス。だから中国人、一生懸命仕事シマス。お金を得る、大変な事ヨ」と言った。
私は「日本でも仕事がいい加減な人は嫌われるけど…」と言って口ごもった。そうと分かっていても、いい加減な人はいい加減だもんね。私も一生懸命に仕事をしない人は大嫌いだ。
中国さんは「メイシャーお姉さん、明るい、いつもアリガト言ってる、自分の仕事も他人の仕事も一生懸命、私、メイシャーお姉さん好きヨ」と言ってくれて、辞めた中国娘のIさんも「私メイシャーが大好きヨ」と言ってくれたのを思い出した。
私は中国人ウケが良いらしい。「ありがと。私も中国ちゃんが大好きヨ」と答えてから物凄く照れた。
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と#さん(60代前半・元美容師)と女将さん(20代後半・寿司屋)が早番、中国さん(20代前半・福建省出身)と私が遅番の勤務。社交君(20代半ば・サンタマリア似)とZさん(20代後半・昔の森尾由美似)がフロントだった。
私は朝から生理痛と腰痛が酷く、そのことを予め中国さんに伝えると「ダイジョブ!今日は私ガお姉さんを助けます!それに今日はタブン暇ネ!」と、また頼もしい発言。中国さんが「ダイジョブ」と言うなら大丈夫なのだろう。
ベッドメイクをする部屋が無くなり、作業室へ戻ろうとしたら部屋が空いた。暇だしフロントの人は4人居るし、私達がセットをしている間にフロントの人がセットに駆け付けてくれるだろう…と、その部屋へ入った。
その部屋のとんでもない荒らされ方に、思わず私も「アイヤー」と呟いた。ベッドの上に洗面器とローションの空き瓶が放置されていて、中国さんが掛け布団を剥がすと、シーツの上に大量のティッシュが有って、中国さんも思わず「アイヤー」。
ティッシュを集めて捨てたら、シーツもオネショマットも防火マットもローションでベッタリと濡れていて、二人で「アイヤー」だ。
フロントの人が駆け付けてくれる気配が無いので、備品を保管してある場所へ防火マットを取りに行こうとしたら、リネンコンテナの運搬で業務用エレベーターが使われていたので、階段で取りに行って中国さんと担いで運んだ。
気を利かせてセットをしたら酷い目に遭った。ようやくセットとベッドメイクを終えて作業室へ降りたら、Zさんがバイト女子大生とキャーキャーはしゃいでいて、それを見た中国さんが一言「ヒドイ!」と呟いたのを聞き逃さなかった。
その後、中国さんは何やら中国語でブツブツと言っていた。中国語は分からないけど、多分「一生懸命セットしたのに、フロントの人が遊んで騒いでるなんて酷いヨ」みたいなことを言ったんだと思う。私も同感なので分かる。
私がフロントの時は、このようなことが無いよう気を付けよう。メイクさん達が気を利かせてセットをしてくれたようなら、すぐに気付いて駆け付けられるようになろう。そしてメイクさん達には、きちんとお礼とお詫びをしよう。セットはフロント係の仕事だ。
その後、部屋が空かずに1時間ほど座ってリネン折りが出来たので、ゆっくり休めて良かった。中国さんも何事も無かったかのようにゴキゲンで何よりだった。
昼休みの前に、巨大なルーズソックスの忘れ物(画像の一番右のようなの)をフロントに届けると、社員の二宮和也似氏に「これは是非みかやんに、はいて届けてほしかったです(笑)」と言われ、ルーズソックスをはいた自分を想像して寒くなった(苦笑)。
しどろもどろになりながら「私は年齢的にルーズソックスは手遅れなので、中国さんにはいて届けて貰えば良かったですね」と答えた。だって、私が中高生の頃は、こんな巨大なルーズソックスなんか無かったもの(泣)。
昼休み明け、私はまた何度か風呂ラッキーを引き当て、いつもどおり「わーい♪お客さん、ありがとう!」と叫ぶと、その度に中国さんに笑われたが「お姉さん、いつも”アリガト、アリガト”言ってるから、お姉さんの所に幸せイッパイ来るヨ。中国にはそういうコトワダがアリマス」と教えてくれた。
「コトワダ」じゃなくて「ことわざ」ね、諺(笑)
今日、最後のベッドメイクをしようとモニター上で”セット済み”になっている部屋へ入ったのに、まるでセットがされていなかった。驚いてすぐ別の部屋へ移動したが、中国さんが「中国では仕事がいい加減な人、嫌われマス。だから中国人、一生懸命仕事シマス。お金を得る、大変な事ヨ」と言った。
私は「日本でも仕事がいい加減な人は嫌われるけど…」と言って口ごもった。そうと分かっていても、いい加減な人はいい加減だもんね。私も一生懸命に仕事をしない人は大嫌いだ。
中国さんは「メイシャーお姉さん、明るい、いつもアリガト言ってる、自分の仕事も他人の仕事も一生懸命、私、メイシャーお姉さん好きヨ」と言ってくれて、辞めた中国娘のIさんも「私メイシャーが大好きヨ」と言ってくれたのを思い出した。
私は中国人ウケが良いらしい。「ありがと。私も中国ちゃんが大好きヨ」と答えてから物凄く照れた。
ラブホ559日目:3P1P
2008年1月12日 らぶほ211:30-18:30 クイックメイク26部屋+ベッドのみ1
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)とUさん(30代後半・悪霊憑き)と#さん(60代前半・元美容師)、中国さん(20代前半・福建省出身)と私の勤務。Sさん(20代前半・初バイト)と社交君(20代半ば・サンタマリア似)がフロントだった。
3人組は最上階からのスタートとなり、Cさんが「最上階ばっかり空いたもの、なんぼ三人でも時間かかるわ」とボヤくと、中国さんが「お姉さん!大丈夫ヨ!私達、頑張る!」と頼もしい発言をした。
中国さんて、いつも前向きで一生懸命でホントにいい子だ。中国さんが「私達、頑張る!」と言ったので、私も頑張らなければ!悪運の強い私は風呂ラッキーを3つ引き当て、サクサクとベッドメイクが進んだ。
私達が昼休みに入る頃には満室だった。
みかやん「仕事してるのが勿体ないぐらい良い天気だよねぇ」
Uさん「あ!Cさんが…(笑)ベッド組んでたらCさんが”外、物凄い吹雪だわ。物凄く吹雪いてるよ”って言って…」
#さん「なんも、風呂の窓から見たら見事な快晴なんだよ」
Uさん「そしたら、全然吹雪いてなくて部屋の窓が曇ってるだけだったの」
Cさんらしくて一同大爆笑した。やはりCさんには(老)眼鏡が必要だと思う。
昼休み明けに出動しようとしたら、業務用エレベーターが使用中だったので、客用エレベーターへ向かうと、若い男性二名と若い女性二名がエレベーター待ちをしていたので、慌てて隠れた。
みかやん「中国ちゃん、見た?4Pだよ、4P!」
中国さん「4P部屋へ行くつもりネ。凄いヨ、私、4人無理ネ」
早く出動したいので、もうエレベーターに乗っただろうか?と、中国さんがドアを細く開けて確認した。
中国さん「オオ!お姉さん!4P違いました!女の人一人残ってます!3Pと1Pヨ(興奮)」
みかやん「えーっ?4人仲良くエレベーター待ちしてるように見えたよね?」
中国さん「ハイ。でも私、3Pも無理無理。有り得ナーイ(笑)」
何だか知らないけど、中国さんが一人で大ウケしていたので、つられて私も笑った。中国さんたら、無邪気で可愛らしいったらありゃしない。
いつも小さな可愛い声で「アイヤー」と呟きながらベッドメイクしている中国さんが、風呂から「アイヤーっ!」と叫んだので駆け付けると、誤ってシャワーを浴びてしまい、ズブ濡れになっていた。
風邪をひくとイケナイのでダスターで髪や服を拭いてあげて、たまたま残っていたポットのお湯(フロント係の捨て忘れ・爆)を飲ませ、窓を閉め暖房を入れて暖まって貰い、母親になったような気分だった。私は中国さんが、妹のように娘のように可愛い。
帰り、以前セットのクレームを入れてきたC班の某お姉様が私に擦り寄ってきた。物凄い剣幕で怒鳴られたけど、その時の酷いセットの犯人はUさんだった…また何かクレームかと身構えたら「今日はメイクだったのね。フロントって重労働でしょう?」と優しく声をかけられた。
みかやん「そうですねぇ。若い男の子の仕事だと思います」
お姉様「でしょう!あなた、よくやってるってみんなビックリしてるもの。社員さんに聞いたら、あなたって”メイクもフロントも物凄く頑張る人で、B班で最強の人”だって話だもの。凄いわ。みんな感心してるから」
みかやん「全然そんなことないですよ。若くないので、もうヨレヨレで…」
お姉様「早く若くてバリバリのフロントの新人が入ればいいね。それまで大変だろうけど、頑張って」
みかやん「はい!ありがとうございます!」
甚だ感激してしまった。どの社員さんがそう言って下さったか分からないけど、C班のお姉様にも労っていただいて、有り難くて胸がいっぱいになった。頑張っていれば、どこかで誰かが見ていてくれる…ホントに有り難いことだ(感涙)。
次回、フロントをする時はまた気持ちを引き締めて、C班のベッドメイク係やフロント係の皆さんに迷惑をかけないように頑張ろう。
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)とUさん(30代後半・悪霊憑き)と#さん(60代前半・元美容師)、中国さん(20代前半・福建省出身)と私の勤務。Sさん(20代前半・初バイト)と社交君(20代半ば・サンタマリア似)がフロントだった。
3人組は最上階からのスタートとなり、Cさんが「最上階ばっかり空いたもの、なんぼ三人でも時間かかるわ」とボヤくと、中国さんが「お姉さん!大丈夫ヨ!私達、頑張る!」と頼もしい発言をした。
中国さんて、いつも前向きで一生懸命でホントにいい子だ。中国さんが「私達、頑張る!」と言ったので、私も頑張らなければ!悪運の強い私は風呂ラッキーを3つ引き当て、サクサクとベッドメイクが進んだ。
私達が昼休みに入る頃には満室だった。
みかやん「仕事してるのが勿体ないぐらい良い天気だよねぇ」
Uさん「あ!Cさんが…(笑)ベッド組んでたらCさんが”外、物凄い吹雪だわ。物凄く吹雪いてるよ”って言って…」
#さん「なんも、風呂の窓から見たら見事な快晴なんだよ」
Uさん「そしたら、全然吹雪いてなくて部屋の窓が曇ってるだけだったの」
Cさんらしくて一同大爆笑した。やはりCさんには(老)眼鏡が必要だと思う。
昼休み明けに出動しようとしたら、業務用エレベーターが使用中だったので、客用エレベーターへ向かうと、若い男性二名と若い女性二名がエレベーター待ちをしていたので、慌てて隠れた。
みかやん「中国ちゃん、見た?4Pだよ、4P!」
中国さん「4P部屋へ行くつもりネ。凄いヨ、私、4人無理ネ」
早く出動したいので、もうエレベーターに乗っただろうか?と、中国さんがドアを細く開けて確認した。
中国さん「オオ!お姉さん!4P違いました!女の人一人残ってます!3Pと1Pヨ(興奮)」
みかやん「えーっ?4人仲良くエレベーター待ちしてるように見えたよね?」
中国さん「ハイ。でも私、3Pも無理無理。有り得ナーイ(笑)」
何だか知らないけど、中国さんが一人で大ウケしていたので、つられて私も笑った。中国さんたら、無邪気で可愛らしいったらありゃしない。
いつも小さな可愛い声で「アイヤー」と呟きながらベッドメイクしている中国さんが、風呂から「アイヤーっ!」と叫んだので駆け付けると、誤ってシャワーを浴びてしまい、ズブ濡れになっていた。
風邪をひくとイケナイのでダスターで髪や服を拭いてあげて、たまたま残っていたポットのお湯(フロント係の捨て忘れ・爆)を飲ませ、窓を閉め暖房を入れて暖まって貰い、母親になったような気分だった。私は中国さんが、妹のように娘のように可愛い。
帰り、以前セットのクレームを入れてきたC班の某お姉様が私に擦り寄ってきた。物凄い剣幕で怒鳴られたけど、その時の酷いセットの犯人はUさんだった…また何かクレームかと身構えたら「今日はメイクだったのね。フロントって重労働でしょう?」と優しく声をかけられた。
みかやん「そうですねぇ。若い男の子の仕事だと思います」
お姉様「でしょう!あなた、よくやってるってみんなビックリしてるもの。社員さんに聞いたら、あなたって”メイクもフロントも物凄く頑張る人で、B班で最強の人”だって話だもの。凄いわ。みんな感心してるから」
みかやん「全然そんなことないですよ。若くないので、もうヨレヨレで…」
お姉様「早く若くてバリバリのフロントの新人が入ればいいね。それまで大変だろうけど、頑張って」
みかやん「はい!ありがとうございます!」
甚だ感激してしまった。どの社員さんがそう言って下さったか分からないけど、C班のお姉様にも労っていただいて、有り難くて胸がいっぱいになった。頑張っていれば、どこかで誰かが見ていてくれる…ホントに有り難いことだ(感涙)。
次回、フロントをする時はまた気持ちを引き締めて、C班のベッドメイク係やフロント係の皆さんに迷惑をかけないように頑張ろう。
ラブホ558日目:非常識
2008年1月10日 らぶほ211:30-18:00 クイックメイク23部屋
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と私の二人勤務。Sさん(20代前半・初バイト)がフロントだった。
出勤すると、Eさんが「ココの玄関の前まで来たら、目の前でタクシーが止まって、男の人が二人で降りてココの玄関に入ってったの!いつものクセで”隠れなきゃ!”と思ったんだけど隠れる場所も無くて”あ、外だからいいんだ”って気付いて力が抜けちゃった(笑)」と興奮していた。
みかやん「普通に通勤中に外を歩いてる分にはココの従業員だと分からないのに(笑)私も多分逃げ惑ったと思います。習慣って怖いですよね」
Eさん「私ったら咄嗟に電信柱に隠れようとして”違う違う!隠れなくていいんだ”と思ったら、自分でも可笑しくなっちゃって」
みかやん「私なら電信柱じゃ隠れきれないんで、もっと慌てたかも知れません」
陽気に出動して1部屋目で、ドギツいピンク色の頬紅がフローリングや絨毯の上で粉々になっていた。それが木目や絨毯の奥にめり込んで、掃除機で吸っても水拭きしても床がほんのりピンクで、妙にイヤラシイ感じに仕上がってしまったが、どうしようもない。
そうこうしている間に売り部屋が数部屋しか無くなり、慌ててベッドメイクするも、1隊では追いつかず更に焦った。1隊しか居ない時に限ってこんなもんだ。
普段ならこんなに慌ててベッドメイクをしたら暑くて鼻血が出そうなのに、今日は寒くて少しも身体が温まらなかったどころか、窓側でベッドを組むとフローリングが冷たくて足の裏がジンジンしたり、開放した風呂の窓が凍って閉まらなくなったり。
最高気温がマイナスだと風呂の窓も凍る。その度にEさんに「みかやん、助けて」と呼ばれ、私の馬鹿力で強引に引っ張ったり叩いたりして窓を閉めていた。
風呂でEさんが「やーっ!ちょっとぉ!」と叫んだので、また窓か?と思って見に行ったら、浴槽が真っ黒な垢でドロドロになっているのを久々に見た。
Eさん「このお客さん、大晦日もお正月もお風呂に入らなかったってことでしょ。十日やそこらじゃこんなにならないだろうし、いったいいつからお風呂に入ってなかったんだか。今時、風呂ナシのアパートも無いだろうにさ」
みかやん「それを考えると怖いですよね。お風呂嫌いな人って”自分は汗をかかないから汚れない”と固く信じてるらしいですけど、そんなのは単なる思い込みで、実際お風呂に入ったらこうなるんですよね」
Eさん「こんなの汚ギャルか汚染オヤジでしょ。汚ギャルと汚染オヤジでペアで来られたりしたら目も当てられないわ。こんな汚い人とやっちゃったと思ったらゾッとするよね」
みかやん「あはは!汚染オヤジって…」
心当たりの有る方は、ラブホへ来る前に入浴しないと、お連れ様やベッドメイク係に嫌われる…と思いますヮ。
夕方、部屋へ入ってベッドメイク道具が入ったバッグをソファーの上へ置こうとしていたEさんが「うわーっ!何コレ!」と叫んだので見てみると、ビニールレザーのソファーの上が血まみれだった。
血は広範囲についていて、所々乾いていたりまだ濡れて光っていたりで、血に弱いEさんは大騒ぎだ。仕方ないので私が「こんな所をこんなに汚して…同じ女としてこっちが恥ずかしいですよね」と言いながら、洗剤をかけて拭き取った。
するとEさんが「ホントだわ!生理なんだもの、ナプキンなりタンポンなりしてソファーに座るもんでしょ!どんな女か知らないけど、非常識だわ!」と猛然と怒り出した。
ふと見ると、床にも点々と血が滴っていた。部屋係は私なのでまぁ良いとして、風呂を確認すると、浴室の床も血だらけで洗面器は真っ赤な液体で満たされており、ついでに確認すると、トイレの便座は乾いた血でコベコベになっていた。
血に弱いEさんに代わって私が血の始末をして回り、Eさんは「どこまで非常識なんだか!」とか「非常識にも程がある!」とか「非常識な女もいたもんだわ」と言いながら、私の後をついて回った。
Eさんが執拗に「非常識」「非常識」と言うのが可笑しくなって、思わず吹き出すと、Eさんは「だって、こんなにあちこち血だらけにして歩くような非常識な女なら、男の人だってイヤでしょう。こんな非常識な女との付き合いは考え直した方がいいわ!」と言って照れていた。
凄い勢いで憤慨していたのに、急に照れてしおらしくなったEさんが妙に可愛らしかった。
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と私の二人勤務。Sさん(20代前半・初バイト)がフロントだった。
出勤すると、Eさんが「ココの玄関の前まで来たら、目の前でタクシーが止まって、男の人が二人で降りてココの玄関に入ってったの!いつものクセで”隠れなきゃ!”と思ったんだけど隠れる場所も無くて”あ、外だからいいんだ”って気付いて力が抜けちゃった(笑)」と興奮していた。
みかやん「普通に通勤中に外を歩いてる分にはココの従業員だと分からないのに(笑)私も多分逃げ惑ったと思います。習慣って怖いですよね」
Eさん「私ったら咄嗟に電信柱に隠れようとして”違う違う!隠れなくていいんだ”と思ったら、自分でも可笑しくなっちゃって」
みかやん「私なら電信柱じゃ隠れきれないんで、もっと慌てたかも知れません」
陽気に出動して1部屋目で、ドギツいピンク色の頬紅がフローリングや絨毯の上で粉々になっていた。それが木目や絨毯の奥にめり込んで、掃除機で吸っても水拭きしても床がほんのりピンクで、妙にイヤラシイ感じに仕上がってしまったが、どうしようもない。
そうこうしている間に売り部屋が数部屋しか無くなり、慌ててベッドメイクするも、1隊では追いつかず更に焦った。1隊しか居ない時に限ってこんなもんだ。
普段ならこんなに慌ててベッドメイクをしたら暑くて鼻血が出そうなのに、今日は寒くて少しも身体が温まらなかったどころか、窓側でベッドを組むとフローリングが冷たくて足の裏がジンジンしたり、開放した風呂の窓が凍って閉まらなくなったり。
最高気温がマイナスだと風呂の窓も凍る。その度にEさんに「みかやん、助けて」と呼ばれ、私の馬鹿力で強引に引っ張ったり叩いたりして窓を閉めていた。
風呂でEさんが「やーっ!ちょっとぉ!」と叫んだので、また窓か?と思って見に行ったら、浴槽が真っ黒な垢でドロドロになっているのを久々に見た。
Eさん「このお客さん、大晦日もお正月もお風呂に入らなかったってことでしょ。十日やそこらじゃこんなにならないだろうし、いったいいつからお風呂に入ってなかったんだか。今時、風呂ナシのアパートも無いだろうにさ」
みかやん「それを考えると怖いですよね。お風呂嫌いな人って”自分は汗をかかないから汚れない”と固く信じてるらしいですけど、そんなのは単なる思い込みで、実際お風呂に入ったらこうなるんですよね」
Eさん「こんなの汚ギャルか汚染オヤジでしょ。汚ギャルと汚染オヤジでペアで来られたりしたら目も当てられないわ。こんな汚い人とやっちゃったと思ったらゾッとするよね」
みかやん「あはは!汚染オヤジって…」
心当たりの有る方は、ラブホへ来る前に入浴しないと、お連れ様やベッドメイク係に嫌われる…と思いますヮ。
夕方、部屋へ入ってベッドメイク道具が入ったバッグをソファーの上へ置こうとしていたEさんが「うわーっ!何コレ!」と叫んだので見てみると、ビニールレザーのソファーの上が血まみれだった。
血は広範囲についていて、所々乾いていたりまだ濡れて光っていたりで、血に弱いEさんは大騒ぎだ。仕方ないので私が「こんな所をこんなに汚して…同じ女としてこっちが恥ずかしいですよね」と言いながら、洗剤をかけて拭き取った。
するとEさんが「ホントだわ!生理なんだもの、ナプキンなりタンポンなりしてソファーに座るもんでしょ!どんな女か知らないけど、非常識だわ!」と猛然と怒り出した。
ふと見ると、床にも点々と血が滴っていた。部屋係は私なのでまぁ良いとして、風呂を確認すると、浴室の床も血だらけで洗面器は真っ赤な液体で満たされており、ついでに確認すると、トイレの便座は乾いた血でコベコベになっていた。
血に弱いEさんに代わって私が血の始末をして回り、Eさんは「どこまで非常識なんだか!」とか「非常識にも程がある!」とか「非常識な女もいたもんだわ」と言いながら、私の後をついて回った。
Eさんが執拗に「非常識」「非常識」と言うのが可笑しくなって、思わず吹き出すと、Eさんは「だって、こんなにあちこち血だらけにして歩くような非常識な女なら、男の人だってイヤでしょう。こんな非常識な女との付き合いは考え直した方がいいわ!」と言って照れていた。
凄い勢いで憤慨していたのに、急に照れてしおらしくなったEさんが妙に可愛らしかった。
ラブホ557日目:ゲイ誌
2008年1月9日 らぶほ2 コメント (4)11:30-18:00 本メイク4部屋+クイックメイク12部屋
今日は、Sさん(20代前半・初バイト)とZさん(20代後半・昔の森尾由美似)、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と私の勤務。社交君(20代半ば・サンタマリア似)がフロントだった。
出勤してモニターを見ると、昨日のあの忙しさは夢か幻だったのだろうか?と思うぐらいのヒマさ加減で、入室しているお客様も10組足らず。Sさんも私もすっかり拍子抜けしてしまった。
Eさんと私のチームは壁紙を貼り替えた部屋の本メイクに当たり、糊との戦いになった。壁紙の余分な糊がテレビ台や精算機や鏡のフチで乾いていて、その拭き取り作業で腕が上がらなくなった。
やっとの思いで糊との戦いを終えて露天風呂付きの部屋へ行ったら、床が砂だらけでクッキリとげそ痕が残っていた。
Eさん「ちょっと!みかやん!また土足のお客さんだわ!”欧米か?”って言ってやってよ。何の為に玄関にスリッパが有ると思ってるんだか。糊だらけの次は砂だらけで、今度は何さ?」
みかやん「コーヒーだらけとか毛だらけとか…垢だらけかも知れませんね。どれもイヤですけど。あ、血…あわわ」
Eさん「え?血だらけ?いやーっ!血だらけだけは勘弁して!私、血だけは…」
血が苦手なEさんに、ついウッカリ”血だらけ”と言いそうになって慌てたけど、遅かった。
その後、私達は”○○だらけ”の部屋には当たらずに、無事に仕事を終えた。
作業室へ降りると、先に到着していたZさんが「私とSさんから、みかやんにプレゼントが有るんです」と紙袋を手渡された。だが、ZさんもSさんもニヤニヤしていたので、客室に有ったエログロい忘れ物だろうと中身を確認したら、オールカラーのゲイ専門誌だった。
みかやん「やーっ!何これ・・・いいねぇ(笑)」
Zさん「みかやんなら、きっと喜んでくれると思ってました(笑)これ、最上階の洗面台の下に何故か隠すように置いてあったんですよ。タチ悪いですよね」
みかやん「堂々とテーブルの上にでも広げて帰ってくれればいいのにね。つか”DVD付き”って書いてるのに無いよ。DVDだけ持ち帰ったんだね。あたしゃDVDも見たかった」
すると、社員の二宮和也似氏が「うわっ!またか…。もうこれで何回目だろ」と呟いた。二宮和也似氏の話だと、いつも最上階の部屋の片隅に隠すようにゲイ専門誌を置いて帰るお客様がいらっしゃるそうだ。
捨てるなら普通にゴミ箱へ入れといてくれればいいのに。別にご本人様がた立ち会いのもとでセットやベッドメイクをするわけじゃないし、誰も居なくなった部屋にゲイ専門誌が有ったって構わないにのに、隠さなくたって。それとも何か意味が有るのだろうか?
次回も同じ部屋へ来て発掘するのを楽しみにしてるとか、ゲイ社会の慣習で仲間の為に隠すように置いて帰ると、他のゲイの方々が発掘して楽しむとか…そんなワケない。
だけど、隠すように置いて帰られて、私達が発見出来ずに部屋を売ってしまって、ノンケのお客様に発見されたら大変じゃないか。そうなるともう完全に悪質な悪戯じゃないか。遊び心もほどほどにしてほしい。
というわけで、糊だらけ、砂だらけの次は男だらけだった。
今日は、Sさん(20代前半・初バイト)とZさん(20代後半・昔の森尾由美似)、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と私の勤務。社交君(20代半ば・サンタマリア似)がフロントだった。
出勤してモニターを見ると、昨日のあの忙しさは夢か幻だったのだろうか?と思うぐらいのヒマさ加減で、入室しているお客様も10組足らず。Sさんも私もすっかり拍子抜けしてしまった。
Eさんと私のチームは壁紙を貼り替えた部屋の本メイクに当たり、糊との戦いになった。壁紙の余分な糊がテレビ台や精算機や鏡のフチで乾いていて、その拭き取り作業で腕が上がらなくなった。
やっとの思いで糊との戦いを終えて露天風呂付きの部屋へ行ったら、床が砂だらけでクッキリとげそ痕が残っていた。
Eさん「ちょっと!みかやん!また土足のお客さんだわ!”欧米か?”って言ってやってよ。何の為に玄関にスリッパが有ると思ってるんだか。糊だらけの次は砂だらけで、今度は何さ?」
みかやん「コーヒーだらけとか毛だらけとか…垢だらけかも知れませんね。どれもイヤですけど。あ、血…あわわ」
Eさん「え?血だらけ?いやーっ!血だらけだけは勘弁して!私、血だけは…」
血が苦手なEさんに、ついウッカリ”血だらけ”と言いそうになって慌てたけど、遅かった。
その後、私達は”○○だらけ”の部屋には当たらずに、無事に仕事を終えた。
作業室へ降りると、先に到着していたZさんが「私とSさんから、みかやんにプレゼントが有るんです」と紙袋を手渡された。だが、ZさんもSさんもニヤニヤしていたので、客室に有ったエログロい忘れ物だろうと中身を確認したら、オールカラーのゲイ専門誌だった。
みかやん「やーっ!何これ・・・いいねぇ(笑)」
Zさん「みかやんなら、きっと喜んでくれると思ってました(笑)これ、最上階の洗面台の下に何故か隠すように置いてあったんですよ。タチ悪いですよね」
みかやん「堂々とテーブルの上にでも広げて帰ってくれればいいのにね。つか”DVD付き”って書いてるのに無いよ。DVDだけ持ち帰ったんだね。あたしゃDVDも見たかった」
すると、社員の二宮和也似氏が「うわっ!またか…。もうこれで何回目だろ」と呟いた。二宮和也似氏の話だと、いつも最上階の部屋の片隅に隠すようにゲイ専門誌を置いて帰るお客様がいらっしゃるそうだ。
捨てるなら普通にゴミ箱へ入れといてくれればいいのに。別にご本人様がた立ち会いのもとでセットやベッドメイクをするわけじゃないし、誰も居なくなった部屋にゲイ専門誌が有ったって構わないにのに、隠さなくたって。それとも何か意味が有るのだろうか?
次回も同じ部屋へ来て発掘するのを楽しみにしてるとか、ゲイ社会の慣習で仲間の為に隠すように置いて帰ると、他のゲイの方々が発掘して楽しむとか…そんなワケない。
だけど、隠すように置いて帰られて、私達が発見出来ずに部屋を売ってしまって、ノンケのお客様に発見されたら大変じゃないか。そうなるともう完全に悪質な悪戯じゃないか。遊び心もほどほどにしてほしい。
というわけで、糊だらけ、砂だらけの次は男だらけだった。
ラブホ556日目:ミイラ
2008年1月8日 らぶほ211:30-18:00 クイックメイク22部屋
今日は、Uさん(30代後半・悪霊憑き)と#さん(60代前半・元美容師)、Sさん(20代前半・初バイト)と私の勤務。フロントは社交君(20代半ば・サンタマリア似)だった。
出動してからというもの、ベッドメイクをしてもベッドメイクをしても売り部屋が増えず大忙しで、平日とはいえ1月もまだまだ侮れないという感じ。
窓も壁も水滴でベチャベチャの風呂係に当たってしまい、途中で拭き上げダスターが足りなくなったので、モニターも確認せずに急いで廊下へ出たら、帰るお客様と来たお客様で廊下もごった返している始末。
大急ぎでベッドメイクをしたいのに、こんな時に限って私達はコーヒー地獄に落ちて、床一面にぶちまけられたドリップコーヒーの粉を掃除機で吸い取ったりガムテで取ったりで、どうにもサクサクとベッドメイクが進まなかった。お客様方も何を慌ててコーヒーをぶちまけてるんだか…。
お互いずっとフロント係でSさんと組むのも久しぶりだったので、最近の”ピンポン鳴らすな指示のお客様”の話を振ってみた。
みかやん「最近さ、フロントの時やたらと”ピンポン鳴らすな指示”が多くない?あれって何か哀しくない?」
Sさん「哀しいっつか絶対感じ悪い!”ピンポン鳴らすな”とか”勝手に玄関に置いて行け”とかめっちゃ多いし!うちだって会いたくないのに…」
みかやん「ねーっ!うちらだって”目を合わせるな”とか”顔を見るな”とか”むやみに笑うな”って言われて行ってるから、顔を見るつもりもないし、まして冷やかしで行くようなつもりも無いのにさ」
二人で暫くこの話で盛り上がったものの、まぁお客様の指示なんでいいんですけど…。
そのようなお客様ばかりでもなくて、若い女性のお客様あたりに、ルームサービスをお届けに上がると「ありがとう」とニッコリと微笑んで下さる。そん時は嬉しくて、それまでの疲れも吹っ飛ぶ感じがして…そんなお客様に何度も救われた年末年始でしたヮ。
昼休みは、Uさんチームが「最上階地獄から脱出できなくて、部屋は無駄に広いわ散らかってるわで全く捗らなかった」とボヤいていた。忙しいから急ぎたいのに捗らないもどかしさについて四人で語らった。
夕方、社交君がセット中の部屋にベッドメイクに入った。いつも抜群のフットワークで大活躍の社交君も疲れが出たのか、部屋を出る時に玄関でルームサービスのトレイをひっくり返したらしく、ガラガラガッシャーンと物凄い音が響いた。
食器が木っ端微塵になったのを想像して「大丈夫?怪我しなかった?」と部屋のドアを開けたら、派手な音のわりに湯飲みが真っ二つに割れていただけで、社交君も無傷だった。
若い社交君でも疲れてしまうなら、私のような老いぼれはフロント係として出る幕は無いんじゃないかと思ったり…まだ今のところは体力だけが取り柄ですけど。
ベッドメイクを終えて廊下へ出たら、前方から50代女性が一人で歩いてきたので、慌てて玄関に隠れた。ちゃんとモニターを確認してから廊下へ出たが、入室されている部屋に後からお連れ様が来た場合などは、モニターに”誘導中”と表示されないので、このように不意打ちを食らって焦る。
そういうわけで図らずも一人歩きの女性と遭遇してしまうことが多いわけで(主にデリヘル嬢)その女性は隣の部屋の玄関前でケータイで「どうも〜!ミイナタンで〜す!今、着きました〜」と部屋の男性へ連絡していた。
ミイナタンて…ヲイ!と思わず突っ込みたくなった。痩せてガリガリの女性だ。ひょっとしてミイラタンかミイラ館の聞き違いだろうか?熟女デリヘル・ミイラ館てことも有りそうでなさそうな…無い…な。
みかやん「ちょっと!今の聞こえた?」
Sさん「うち何も聞いてませんでした。何て言ってたんですか?」
みかやん「や、何でもない」
その直後、4P部屋が空き、「4P部屋担当者」と呼ばれているSさんと組んでいるので、仕方ないと諦めて4P部屋へ向かった。
今日は、Uさん(30代後半・悪霊憑き)と#さん(60代前半・元美容師)、Sさん(20代前半・初バイト)と私の勤務。フロントは社交君(20代半ば・サンタマリア似)だった。
出動してからというもの、ベッドメイクをしてもベッドメイクをしても売り部屋が増えず大忙しで、平日とはいえ1月もまだまだ侮れないという感じ。
窓も壁も水滴でベチャベチャの風呂係に当たってしまい、途中で拭き上げダスターが足りなくなったので、モニターも確認せずに急いで廊下へ出たら、帰るお客様と来たお客様で廊下もごった返している始末。
大急ぎでベッドメイクをしたいのに、こんな時に限って私達はコーヒー地獄に落ちて、床一面にぶちまけられたドリップコーヒーの粉を掃除機で吸い取ったりガムテで取ったりで、どうにもサクサクとベッドメイクが進まなかった。お客様方も何を慌ててコーヒーをぶちまけてるんだか…。
お互いずっとフロント係でSさんと組むのも久しぶりだったので、最近の”ピンポン鳴らすな指示のお客様”の話を振ってみた。
みかやん「最近さ、フロントの時やたらと”ピンポン鳴らすな指示”が多くない?あれって何か哀しくない?」
Sさん「哀しいっつか絶対感じ悪い!”ピンポン鳴らすな”とか”勝手に玄関に置いて行け”とかめっちゃ多いし!うちだって会いたくないのに…」
みかやん「ねーっ!うちらだって”目を合わせるな”とか”顔を見るな”とか”むやみに笑うな”って言われて行ってるから、顔を見るつもりもないし、まして冷やかしで行くようなつもりも無いのにさ」
二人で暫くこの話で盛り上がったものの、まぁお客様の指示なんでいいんですけど…。
そのようなお客様ばかりでもなくて、若い女性のお客様あたりに、ルームサービスをお届けに上がると「ありがとう」とニッコリと微笑んで下さる。そん時は嬉しくて、それまでの疲れも吹っ飛ぶ感じがして…そんなお客様に何度も救われた年末年始でしたヮ。
昼休みは、Uさんチームが「最上階地獄から脱出できなくて、部屋は無駄に広いわ散らかってるわで全く捗らなかった」とボヤいていた。忙しいから急ぎたいのに捗らないもどかしさについて四人で語らった。
夕方、社交君がセット中の部屋にベッドメイクに入った。いつも抜群のフットワークで大活躍の社交君も疲れが出たのか、部屋を出る時に玄関でルームサービスのトレイをひっくり返したらしく、ガラガラガッシャーンと物凄い音が響いた。
食器が木っ端微塵になったのを想像して「大丈夫?怪我しなかった?」と部屋のドアを開けたら、派手な音のわりに湯飲みが真っ二つに割れていただけで、社交君も無傷だった。
若い社交君でも疲れてしまうなら、私のような老いぼれはフロント係として出る幕は無いんじゃないかと思ったり…まだ今のところは体力だけが取り柄ですけど。
ベッドメイクを終えて廊下へ出たら、前方から50代女性が一人で歩いてきたので、慌てて玄関に隠れた。ちゃんとモニターを確認してから廊下へ出たが、入室されている部屋に後からお連れ様が来た場合などは、モニターに”誘導中”と表示されないので、このように不意打ちを食らって焦る。
そういうわけで図らずも一人歩きの女性と遭遇してしまうことが多いわけで(主にデリヘル嬢)その女性は隣の部屋の玄関前でケータイで「どうも〜!ミイナタンで〜す!今、着きました〜」と部屋の男性へ連絡していた。
ミイナタンて…ヲイ!と思わず突っ込みたくなった。痩せてガリガリの女性だ。ひょっとしてミイラタンかミイラ館の聞き違いだろうか?熟女デリヘル・ミイラ館てことも有りそうでなさそうな…無い…な。
みかやん「ちょっと!今の聞こえた?」
Sさん「うち何も聞いてませんでした。何て言ってたんですか?」
みかやん「や、何でもない」
その直後、4P部屋が空き、「4P部屋担当者」と呼ばれているSさんと組んでいるので、仕方ないと諦めて4P部屋へ向かった。
ラブホ555日目:おガキ様
2008年1月6日 らぶほ2 コメント (3)
11:00-18:00 点検21+セット+ダスター上げ+メイク手伝い他
今日は、Sさん(20代前半・初バイト)とZさん(20代後半・昔の森尾由美似)と中国さん(20代前半・福建省出身)が早番、Uさん(30代後半・悪霊憑き)と女将さん(20代後半・寿司屋)が遅番の勤務。社交君(20代半ば・サンタマリア似)と私がフロントだった。
とある部屋へセットに入ると、ベッドの掛け布団が剥がされていて、剥き出しになったシーツの上に、ローターとローションとマンドリアンドット(画像参照)が綺麗に並べられていた。いずれもココのコンビニボックスからのお買い上げ品で、約一万円分だ。
お客様が捨てて帰ったとも思えないので、社員さんへ電話して「ゴミじゃないですよね?」と尋ねると、二宮和也似氏も「忘れ物だと思うので大切に保管しておいて下さい」とのことだが、大切に持ち歩くわけにもいかないので、すぐにフロントへ届けた。
ひとごととは言え、貧乏性の私は「こんな高価なオモチャを買って、忘れて帰るなんて…すぐに気付いて取りに来てくれればいいけど…」と胸が痛んだ。
13時過ぎから異常にお客様の出入りが激しくなり、ひたすらセットと点検に追われた。あっと言う間に各階のエレベーターホールが、部屋から回収してきたセットバッグやらゴミで溢れたが、それらをエレベーターに積む時間も無く、どうしようもなかった。
ようやく少し落ち着いてから、恐ろしく溜まったであろうセットバッグを片付けようと作業室へ降りたら、社員になった特大氏が大汗をかきながら片付けていて下さった。本当に有り難いことだが、社員さんの手を煩わせてしまって心苦しい。
それにしても…社員に抜擢されるような人は、バイト特大君の頃から他のバイト君達とは仕事ぶりや仕事に対する意識が違ったもんなぁ…と、改めて感銘を受けた。
社交君も社交君で「女の人はセットより点検の方が身体がラクでしょ?俺、暫くセット中心にやるから、みかやんは点検中心ってことで、どーお?」と有り難い提案をしてくれて、そんな気遣いが無性に嬉しかった。
巷の皆さんのお正月休みも今日で終わりということで、大忙しの一日だったが、特大氏の大活躍と社交君の気遣いのお陰で、何とか無事に仕事を終えた。
帰りに社交君が「こないだみかやんが言ってたことの意味が分かったよ」と言うので、何の話かと思ったら勘違い女やモテないさんの件だった。
社交君「ココを出たらSさんが前を歩いてたから声を掛けたら、凄い剣幕で”いいです!”って言われて、意味分かんねと思ってたら”いいです!先に行って下さい!噂になるのイヤなんで!”ってキレられて、俺もキレたさ」
みかやん「はあぁ?何それ?一緒に帰っただけで噂になるからイヤって?」
社交君「”お前なんかと噂になったら俺の方が迷惑じゃ!ボケェ!”って言ってやろうかと思ったよ。何様なんだか。だからガキは嫌いなんだよ。俺に言わせたら20代の女なんかガキだからね!」
他にも「社交君て凄い」とか「社交君てカッコイイ」と露骨に媚びてくるガキや、今までドすっぴんだったのに急に髪型変えたり目張りを入れて色気づいたガキに言い寄られたり、エレベーターホールで二人になったらセクハラまがいのことをしてくるガキが居たりで、社交君は閉口してしまったそうだ。
みんな何をやってるんだか(萎)。
今時の20代の女の子って随分と積極的なのね(滝汗)。
みかやん「私やオバ連は、社交君をみんなに親切でみんなの役に立ちたいと思ってる人だと分かってるけど、中には自分だけに優しいと勘違いしたり…お年頃の子は社交君を男として見ちゃうんじゃないの?」
社交君「だから20代の女なんかガキなんだってば。疲れるよ」
地下鉄の中でも社交君はおガキ様方について大いに語っていた。モテ男君の悩みは尽きないらしい。
今日は、Sさん(20代前半・初バイト)とZさん(20代後半・昔の森尾由美似)と中国さん(20代前半・福建省出身)が早番、Uさん(30代後半・悪霊憑き)と女将さん(20代後半・寿司屋)が遅番の勤務。社交君(20代半ば・サンタマリア似)と私がフロントだった。
とある部屋へセットに入ると、ベッドの掛け布団が剥がされていて、剥き出しになったシーツの上に、ローターとローションとマンドリアンドット(画像参照)が綺麗に並べられていた。いずれもココのコンビニボックスからのお買い上げ品で、約一万円分だ。
お客様が捨てて帰ったとも思えないので、社員さんへ電話して「ゴミじゃないですよね?」と尋ねると、二宮和也似氏も「忘れ物だと思うので大切に保管しておいて下さい」とのことだが、大切に持ち歩くわけにもいかないので、すぐにフロントへ届けた。
ひとごととは言え、貧乏性の私は「こんな高価なオモチャを買って、忘れて帰るなんて…すぐに気付いて取りに来てくれればいいけど…」と胸が痛んだ。
13時過ぎから異常にお客様の出入りが激しくなり、ひたすらセットと点検に追われた。あっと言う間に各階のエレベーターホールが、部屋から回収してきたセットバッグやらゴミで溢れたが、それらをエレベーターに積む時間も無く、どうしようもなかった。
ようやく少し落ち着いてから、恐ろしく溜まったであろうセットバッグを片付けようと作業室へ降りたら、社員になった特大氏が大汗をかきながら片付けていて下さった。本当に有り難いことだが、社員さんの手を煩わせてしまって心苦しい。
それにしても…社員に抜擢されるような人は、バイト特大君の頃から他のバイト君達とは仕事ぶりや仕事に対する意識が違ったもんなぁ…と、改めて感銘を受けた。
社交君も社交君で「女の人はセットより点検の方が身体がラクでしょ?俺、暫くセット中心にやるから、みかやんは点検中心ってことで、どーお?」と有り難い提案をしてくれて、そんな気遣いが無性に嬉しかった。
巷の皆さんのお正月休みも今日で終わりということで、大忙しの一日だったが、特大氏の大活躍と社交君の気遣いのお陰で、何とか無事に仕事を終えた。
帰りに社交君が「こないだみかやんが言ってたことの意味が分かったよ」と言うので、何の話かと思ったら勘違い女やモテないさんの件だった。
社交君「ココを出たらSさんが前を歩いてたから声を掛けたら、凄い剣幕で”いいです!”って言われて、意味分かんねと思ってたら”いいです!先に行って下さい!噂になるのイヤなんで!”ってキレられて、俺もキレたさ」
みかやん「はあぁ?何それ?一緒に帰っただけで噂になるからイヤって?」
社交君「”お前なんかと噂になったら俺の方が迷惑じゃ!ボケェ!”って言ってやろうかと思ったよ。何様なんだか。だからガキは嫌いなんだよ。俺に言わせたら20代の女なんかガキだからね!」
他にも「社交君て凄い」とか「社交君てカッコイイ」と露骨に媚びてくるガキや、今までドすっぴんだったのに急に髪型変えたり目張りを入れて色気づいたガキに言い寄られたり、エレベーターホールで二人になったらセクハラまがいのことをしてくるガキが居たりで、社交君は閉口してしまったそうだ。
みんな何をやってるんだか(萎)。
今時の20代の女の子って随分と積極的なのね(滝汗)。
みかやん「私やオバ連は、社交君をみんなに親切でみんなの役に立ちたいと思ってる人だと分かってるけど、中には自分だけに優しいと勘違いしたり…お年頃の子は社交君を男として見ちゃうんじゃないの?」
社交君「だから20代の女なんかガキなんだってば。疲れるよ」
地下鉄の中でも社交君はおガキ様方について大いに語っていた。モテ男君の悩みは尽きないらしい。
ラブホ554日目:日本語
2008年1月5日 らぶほ2 コメント (4)11:30-18:30 クイックメイク24部屋+ベッドのみ2
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)と#さん(60代前半・元美容師)、中国さん(20代前半・福建省出身)と私の勤務。社交君(20代半ば・ユースケサンタマリア似)とSさん(20代前半・初バイト)がフロントだった。
私にとっては12月27日以来、今年初のベッドメイク係だ。ココのフロント係は女子供には過酷で、若い男性の仕事だと思う。ようやくベッドメイク係が出来ることに心から安堵したのも束の間、すぐに満室になって大忙しじゃないか。
今日のもう1隊は60代ペアなので、私達が頑張らなければ!階を移動する時にエレベーターを待つ時間ももどかしく、中国さんを連れて階段を走って移動した。
だがしかし、どんなに急いでもベッドメイクが疎かになっては本末転倒だし、ベッドメイク係の不手際でフロント係が点検に手間取るようなことがあっては、頑張って急いだ甲斐が無い。実際、いつも#さんやUさんの点検には泣かされているので、普段以上にしっかり確認した。
中国さんの仕事も見て「オオ!テーブルの上がアイヤー!よ」とか「鏡がアイヤー!ね」と言えば「オオ!私、悪いヨ。スミマセン!」と元気いっぱいに答えてついてきてくれる。どうやら中国さんは意外と体育会系らしい。
みかやん「”私、悪いよ”と言う代わりに”ヘタこいた”の方が通じるヨ」
中国さん「”ヘターコイター”どんな意味デスカ?」
みかやん「”悪い結果になった”とか”失敗した”って意味でヘタこいた(笑)」
中国さん「オオ!失敗した場合ネ。ヘターコイタ」
お客様の出入りが少し落ち着いてから、中国さんに「ココのお兄さんの中で、誰が好みのタイプ?」と聞いたら「私、誰でもOKヨ」という返事。”誰でもOKなのー!(仲間由紀恵/au by KDDI)”じゃないんだからさ。
みかやん「その日本語は良くないネ。軽薄と思われるヨ」
中国さん「オオ!私、軽薄、違います。何て言ウカ?」
みかやん「う〜ん。”どのお兄さんも素敵です”かな?」
中国さん「アー!ワカター!ナールホド!イーマ意味分かった」
社交君がセット中の部屋に入ると、中国さんが「お姉さん、あそこアイヤー!ヨ(笑)」と言うので見てみると、浴槽の縁に使用済みスキンが2つ乗っていたので、私も「アイヤー!(笑)」と言っていると、社交君が来て笑いながらスキンを始末してくれた。
社交君は「みかやんと中国ちゃんを見てると、微笑ましいって言うか、ほのぼのするって言うか、何だか嬉しくなっちゃうよ」と言って、それからずっと懸命にベッドメイクの手伝いをしてくれた。
夕方になってますますお客様の出入りが激しくなり、タイミングがズレると入って来るお客様にも帰るお客様にも遭遇してしまって、その度に大慌てで逃げ惑う中国さんがあまりにも可愛らしくて、私は顔が緩みっぱなしだった。
非常階段に隠れてお客様が通り過ぎるのを待っていたら、覗き見していた中国さんが「今、凄いヨ!女の人、100キロぐらい、男の人、50キロぐらい。大変ヨ!」と興奮していた。
みかやん「そういう男の人を日本では”デブ専”言うヨ。デブ専門でデブ専」
中国さん「”デブー”は何?」
みかやん「太ってる人をデブ言うネ」
中国さん「オオ!私、痩せてる”ホネ”。太ってる人”デブ”ネ」
みかやん「そのとおり!(笑)」
要らん日本語ばっかり教えるなっつーの、私。
帰りに中国さんに「中国ちゃんのお陰で楽しい一日だったよ、ありがとう」と言ったら、中国さんも「私、今日、いっぱい仕事した。いっぱい日本語勉強した。メイシャーお姉さんのお陰。ありがとう」と満足そうだった(笑)。
今日は、Cさん(60代前半・元看護師)と#さん(60代前半・元美容師)、中国さん(20代前半・福建省出身)と私の勤務。社交君(20代半ば・ユースケサンタマリア似)とSさん(20代前半・初バイト)がフロントだった。
私にとっては12月27日以来、今年初のベッドメイク係だ。ココのフロント係は女子供には過酷で、若い男性の仕事だと思う。ようやくベッドメイク係が出来ることに心から安堵したのも束の間、すぐに満室になって大忙しじゃないか。
今日のもう1隊は60代ペアなので、私達が頑張らなければ!階を移動する時にエレベーターを待つ時間ももどかしく、中国さんを連れて階段を走って移動した。
だがしかし、どんなに急いでもベッドメイクが疎かになっては本末転倒だし、ベッドメイク係の不手際でフロント係が点検に手間取るようなことがあっては、頑張って急いだ甲斐が無い。実際、いつも#さんやUさんの点検には泣かされているので、普段以上にしっかり確認した。
中国さんの仕事も見て「オオ!テーブルの上がアイヤー!よ」とか「鏡がアイヤー!ね」と言えば「オオ!私、悪いヨ。スミマセン!」と元気いっぱいに答えてついてきてくれる。どうやら中国さんは意外と体育会系らしい。
みかやん「”私、悪いよ”と言う代わりに”ヘタこいた”の方が通じるヨ」
中国さん「”ヘターコイター”どんな意味デスカ?」
みかやん「”悪い結果になった”とか”失敗した”って意味でヘタこいた(笑)」
中国さん「オオ!失敗した場合ネ。ヘターコイタ」
お客様の出入りが少し落ち着いてから、中国さんに「ココのお兄さんの中で、誰が好みのタイプ?」と聞いたら「私、誰でもOKヨ」という返事。”誰でもOKなのー!(仲間由紀恵/au by KDDI)”じゃないんだからさ。
みかやん「その日本語は良くないネ。軽薄と思われるヨ」
中国さん「オオ!私、軽薄、違います。何て言ウカ?」
みかやん「う〜ん。”どのお兄さんも素敵です”かな?」
中国さん「アー!ワカター!ナールホド!イーマ意味分かった」
社交君がセット中の部屋に入ると、中国さんが「お姉さん、あそこアイヤー!ヨ(笑)」と言うので見てみると、浴槽の縁に使用済みスキンが2つ乗っていたので、私も「アイヤー!(笑)」と言っていると、社交君が来て笑いながらスキンを始末してくれた。
社交君は「みかやんと中国ちゃんを見てると、微笑ましいって言うか、ほのぼのするって言うか、何だか嬉しくなっちゃうよ」と言って、それからずっと懸命にベッドメイクの手伝いをしてくれた。
夕方になってますますお客様の出入りが激しくなり、タイミングがズレると入って来るお客様にも帰るお客様にも遭遇してしまって、その度に大慌てで逃げ惑う中国さんがあまりにも可愛らしくて、私は顔が緩みっぱなしだった。
非常階段に隠れてお客様が通り過ぎるのを待っていたら、覗き見していた中国さんが「今、凄いヨ!女の人、100キロぐらい、男の人、50キロぐらい。大変ヨ!」と興奮していた。
みかやん「そういう男の人を日本では”デブ専”言うヨ。デブ専門でデブ専」
中国さん「”デブー”は何?」
みかやん「太ってる人をデブ言うネ」
中国さん「オオ!私、痩せてる”ホネ”。太ってる人”デブ”ネ」
みかやん「そのとおり!(笑)」
要らん日本語ばっかり教えるなっつーの、私。
帰りに中国さんに「中国ちゃんのお陰で楽しい一日だったよ、ありがとう」と言ったら、中国さんも「私、今日、いっぱい仕事した。いっぱい日本語勉強した。メイシャーお姉さんのお陰。ありがとう」と満足そうだった(笑)。
ラブホ553日目:ゴミ部屋
2008年1月4日 らぶほ211:00-18:00 点検24+セット+ルームサービス+メイク手伝い他
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と中国さん(20代前半・福建省出身)、Cさん(60代前半・元看護師)と女将さん(20代後半・寿司屋)が早番、Uさん(30代後半・悪霊憑き)と#さん(60代前半・元美容師)が遅番の勤務。
Sさん(20代前半・初バイト)と社交君(20代半ば・ユースケサンタマリア似)と私がフロントだった。
昨年の1月4日は驚く程の客数を記録し、今日が年始の山場ということで我が班もフルメンバーで臨むこととなり、Sさんが30分早出をした。そんな緊張感が漂う中で、Cさんは「お客さんだら新年のご挨拶だのに裸だよ、裸!うしゃしゃしゃ」と一人で大ウケしていた。
出動すると、一昨日と同様に寿司類と酒類のゴミだらけ、コンビニボックスの補充だらけでセットにも点検にも時間がかかっていたのに、アッと言う間に満室となり、ベッドメイクの手伝いにも追われた。
その合間にルームサービスを届けることになったが、またも「ドアベルを鳴らさずに、ただ玄関に置いてきて下さい」と言う指示。最近の流行りなのだろうか?
私がソーッと玄関のドアを開けて、ルームサービスのトレイを玄関に置こうとしたと同時に、そのお客様も部屋のドアを開けて鉢合わせになったりしたら、相当気まずいんじゃないの?と想像したら、怖くて玄関のドアを開けられないんですけど。
単に顔を合わせたくないのか…部屋に入ってルームサービスを頼んだらすぐ始めちゃいたい人で、途中で”ピンボン”が鳴ったら興醒めして萎えてしまう人だとか…物凄いムード派で、その人の演出の中にドアベルの音は含まれていないとか…と、悶々と考えてしまう。
若いカップルが部屋を出た直後にセットに入ると、見渡す限りゴミだらけだった。このような場合、ゴミ箱にゴミが入っていないことが多いが、やはりこの部屋もゴミ箱はカラだった。
しかし、部屋を見渡してもティッシュ系のゴミが無い。確かにベッドは使われた形跡が有るのに何故?と思ったら、入口から死角になる壁側のベッドの脇に大量のティッシュが散乱していた。
いつも思うが、こういう人の家にはゴミ箱が無いんだろうか?ゴミはゴミ箱に捨てるという観念が全くなくて、家でもゴミは床に放置なんだろうか?どんなゴミ屋敷にお住まいなんでしょう?と思ってしまう。それとも今時は、このようなライフスタイルが主流なんだろうか?
ふと、辞めた先輩が「ベッドを使ってるのにティッシュを使ってないって何だと思う?ティッシュの代わりに、お口で…」と言っていたのを思い出して萎えた。
そんなことを考えながら床のティッシュを拾っていると、Eさん&中国さんペアがベッドメイクに来た。「オオ!ゴミダラケ!ゴミ、酷いネ」と部屋のゴミ集めを手伝ってくれていた中国さんが「アイヤー!アイヤー!」と言うので見てみると、電話の上に使用済みスキンが2つ有った。
そんなモノをわざわざ受話器の上にディスプレイしなくても…。洗面所とトイレのゴミ集めを手伝ってくれたEさんからは、おりものシートが床に貼り付いていたと報告された。こうなると、さっき見た若いカップルには「将来は仲良く日本一のゴミ屋敷を築いて下さい」とエールを送るしかない。
クッソ忙しい時にこんな部屋に当たって三人とも萎え萎えだ。あまりの忙しさにCフロントさんが早出してセットをしてくれていたが、その後ろ姿がX君に見えて、一瞬「あまりにも忙しいから手伝いに来てくれたのね」なんて思ってしまって、もの悲しい気分になった。
久しぶりにとんでもなく忙しく、ようやく帰る時間になって作業室へ降りると、社交君もSさんもグッタリとしていた。お気の毒なことに、Cさん&女将さんペアは30分の残業となった。
1月4日、恐るべし。来年の1月4日は休みに当たりますように…例え出番でもベッドメイク係でありますように…と、なんだかんだ言って私は来年もココに居るつもりらしい。
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)と中国さん(20代前半・福建省出身)、Cさん(60代前半・元看護師)と女将さん(20代後半・寿司屋)が早番、Uさん(30代後半・悪霊憑き)と#さん(60代前半・元美容師)が遅番の勤務。
Sさん(20代前半・初バイト)と社交君(20代半ば・ユースケサンタマリア似)と私がフロントだった。
昨年の1月4日は驚く程の客数を記録し、今日が年始の山場ということで我が班もフルメンバーで臨むこととなり、Sさんが30分早出をした。そんな緊張感が漂う中で、Cさんは「お客さんだら新年のご挨拶だのに裸だよ、裸!うしゃしゃしゃ」と一人で大ウケしていた。
出動すると、一昨日と同様に寿司類と酒類のゴミだらけ、コンビニボックスの補充だらけでセットにも点検にも時間がかかっていたのに、アッと言う間に満室となり、ベッドメイクの手伝いにも追われた。
その合間にルームサービスを届けることになったが、またも「ドアベルを鳴らさずに、ただ玄関に置いてきて下さい」と言う指示。最近の流行りなのだろうか?
私がソーッと玄関のドアを開けて、ルームサービスのトレイを玄関に置こうとしたと同時に、そのお客様も部屋のドアを開けて鉢合わせになったりしたら、相当気まずいんじゃないの?と想像したら、怖くて玄関のドアを開けられないんですけど。
単に顔を合わせたくないのか…部屋に入ってルームサービスを頼んだらすぐ始めちゃいたい人で、途中で”ピンボン”が鳴ったら興醒めして萎えてしまう人だとか…物凄いムード派で、その人の演出の中にドアベルの音は含まれていないとか…と、悶々と考えてしまう。
若いカップルが部屋を出た直後にセットに入ると、見渡す限りゴミだらけだった。このような場合、ゴミ箱にゴミが入っていないことが多いが、やはりこの部屋もゴミ箱はカラだった。
しかし、部屋を見渡してもティッシュ系のゴミが無い。確かにベッドは使われた形跡が有るのに何故?と思ったら、入口から死角になる壁側のベッドの脇に大量のティッシュが散乱していた。
いつも思うが、こういう人の家にはゴミ箱が無いんだろうか?ゴミはゴミ箱に捨てるという観念が全くなくて、家でもゴミは床に放置なんだろうか?どんなゴミ屋敷にお住まいなんでしょう?と思ってしまう。それとも今時は、このようなライフスタイルが主流なんだろうか?
ふと、辞めた先輩が「ベッドを使ってるのにティッシュを使ってないって何だと思う?ティッシュの代わりに、お口で…」と言っていたのを思い出して萎えた。
そんなことを考えながら床のティッシュを拾っていると、Eさん&中国さんペアがベッドメイクに来た。「オオ!ゴミダラケ!ゴミ、酷いネ」と部屋のゴミ集めを手伝ってくれていた中国さんが「アイヤー!アイヤー!」と言うので見てみると、電話の上に使用済みスキンが2つ有った。
そんなモノをわざわざ受話器の上にディスプレイしなくても…。洗面所とトイレのゴミ集めを手伝ってくれたEさんからは、おりものシートが床に貼り付いていたと報告された。こうなると、さっき見た若いカップルには「将来は仲良く日本一のゴミ屋敷を築いて下さい」とエールを送るしかない。
クッソ忙しい時にこんな部屋に当たって三人とも萎え萎えだ。あまりの忙しさにCフロントさんが早出してセットをしてくれていたが、その後ろ姿がX君に見えて、一瞬「あまりにも忙しいから手伝いに来てくれたのね」なんて思ってしまって、もの悲しい気分になった。
久しぶりにとんでもなく忙しく、ようやく帰る時間になって作業室へ降りると、社交君もSさんもグッタリとしていた。お気の毒なことに、Cさん&女将さんペアは30分の残業となった。
1月4日、恐るべし。来年の1月4日は休みに当たりますように…例え出番でもベッドメイク係でありますように…と、なんだかんだ言って私は来年もココに居るつもりらしい。
ラブホ552日目:酒盛り
2008年1月2日 らぶほ211:00-14:00 点検20+セット+ダスター上げ+ルームサービス他
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とSさん(20代前半・初バイト)、Uさん(30代後半・悪霊憑き)と中国さん(20代前半・福建省出身)の勤務。私がフロントだった。
出勤すると点検する部屋とドリンク類の補充が溜まっていた。正月でお客様方の懐が暖かいのか、コンビニボックスの利用率が高く、ドリンク類やらオモチャやらが売れに売れて、1部屋に付き7品とか9品の補充が有った。
支配人殿に、××7号室にリネン類と消耗品一式を一人分追加してほしいと指示を受けたが、その際に「ドアベルを鳴らさずに、ただ玄関に置いてきて」とのこと。別に私、これから3Pする人の顔を見に行くのが目的ではないのに、このような形で拒絶されると何か哀しい。
正々堂々と3Pすりゃいいじゃん。別に驚かないし、そのためのラブホでしょうに!とブツブツ思っている間に今日もA班の皆さんが12時で早帰りになった。
Aフロントさんまで早帰りされたので、Sさんがフロントになり我が班は三人メイクになった。結局、全員でダスター上げをした後、我が班も全員14時で早帰りになり、一人だけ残っていたA班の超ベテランメイク女史も加わって、休憩室で酒盛りを始めた。
超ベテランメイク女史が美味しい日本酒を持参して下さり、社員の二宮和也似氏が普段お客様へお出ししている焼酎や枝豆を振る舞って下さって、豪華で賑やかな酒盛りとなった。
「日本酒は苦手」と言うSさんやUさんにも「正月なんだし、この日本酒、超美味いから」と勧めていたら、突然Uさんが床に伏して「いひひひひひひ」「へへへへへへへ」と尋常ではない笑い声を発した。まさに”これぞ悪霊の仕業!”という笑い方で、一同凍りついた。
Uさんは「酔うと笑いが止まらなくなるから酔いたくないの〜。いひひひひひ」と暫く笑っていた。
超ベテランメイク女史とEさんと私は、支配人殿の粋なはからいで××2号室へ移動した。お客様が帰ったばかりのセット待ちの部屋なので散らかってはいたが、大画面でカラオケは歌えるし、休憩室より広くて快適だ。
いくら待ってもSさんとUさんが来ないので様子を見に行ったら、Sさんは一人で休憩室でケータイと睨めっこしていて、Uさんは地下にある従業員用靴置き場でグッタリと倒れていたではないか。
驚いて「こんな所で倒れてたら風邪ひくよ!着替えなきゃ!歩けないならオンブするよ」と声を掛けたら、Uさんは「ん〜。何かまた吐きそう」と言ってヨロヨロとトイレに入った。
その間に休憩室へ戻って、SさんにUさんの様子を見に行くよう頼んでから××2号室へ戻った。あまりのことに酔いも醒めたので、超ベテランメイク女史とEさんのデュエットを聴きながら飲み直した。
そこへ支配人殿から電話がきて「あ、みかやんは大丈夫そうですね。申し訳ないんですが着替えてセットして下さい」とのことで、一同「えーーーっ?」だが、Eさんと着替えた私がセットをして、超ベテランメイク女史と二宮和也似氏でベッドメイクを開始した。
酒は飲んだが大丈夫だろうと着替えてセットを始めたものの、走ると酔いが回って思うようにルームサービスの食器を下げられなかったり、狭い部屋で右往左往していたらめまいはするし、全然大丈夫じゃなかった。
いつもどおり18時に帰ることになり、作業室へ降りると系列店へ異動となった社員のイケメン氏が来ていて「X君、辞めたんだってね」と声を掛けられた。すると支配人殿が「みかやんが社交君て男の子に乗り替えたもんだから、X君はそれを察して身を引いたんだって。有名な話だよ」と言った。
前にCさんが言ってたセリフだ。あの婆さん、支配人殿にまでそんな話をしてやがったんかい!全くもうCさんたら、考えられへん!お陰で帰る頃には完全に酔いが醒めていた。
今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とSさん(20代前半・初バイト)、Uさん(30代後半・悪霊憑き)と中国さん(20代前半・福建省出身)の勤務。私がフロントだった。
出勤すると点検する部屋とドリンク類の補充が溜まっていた。正月でお客様方の懐が暖かいのか、コンビニボックスの利用率が高く、ドリンク類やらオモチャやらが売れに売れて、1部屋に付き7品とか9品の補充が有った。
支配人殿に、××7号室にリネン類と消耗品一式を一人分追加してほしいと指示を受けたが、その際に「ドアベルを鳴らさずに、ただ玄関に置いてきて」とのこと。別に私、これから3Pする人の顔を見に行くのが目的ではないのに、このような形で拒絶されると何か哀しい。
正々堂々と3Pすりゃいいじゃん。別に驚かないし、そのためのラブホでしょうに!とブツブツ思っている間に今日もA班の皆さんが12時で早帰りになった。
Aフロントさんまで早帰りされたので、Sさんがフロントになり我が班は三人メイクになった。結局、全員でダスター上げをした後、我が班も全員14時で早帰りになり、一人だけ残っていたA班の超ベテランメイク女史も加わって、休憩室で酒盛りを始めた。
超ベテランメイク女史が美味しい日本酒を持参して下さり、社員の二宮和也似氏が普段お客様へお出ししている焼酎や枝豆を振る舞って下さって、豪華で賑やかな酒盛りとなった。
「日本酒は苦手」と言うSさんやUさんにも「正月なんだし、この日本酒、超美味いから」と勧めていたら、突然Uさんが床に伏して「いひひひひひひ」「へへへへへへへ」と尋常ではない笑い声を発した。まさに”これぞ悪霊の仕業!”という笑い方で、一同凍りついた。
Uさんは「酔うと笑いが止まらなくなるから酔いたくないの〜。いひひひひひ」と暫く笑っていた。
超ベテランメイク女史とEさんと私は、支配人殿の粋なはからいで××2号室へ移動した。お客様が帰ったばかりのセット待ちの部屋なので散らかってはいたが、大画面でカラオケは歌えるし、休憩室より広くて快適だ。
いくら待ってもSさんとUさんが来ないので様子を見に行ったら、Sさんは一人で休憩室でケータイと睨めっこしていて、Uさんは地下にある従業員用靴置き場でグッタリと倒れていたではないか。
驚いて「こんな所で倒れてたら風邪ひくよ!着替えなきゃ!歩けないならオンブするよ」と声を掛けたら、Uさんは「ん〜。何かまた吐きそう」と言ってヨロヨロとトイレに入った。
その間に休憩室へ戻って、SさんにUさんの様子を見に行くよう頼んでから××2号室へ戻った。あまりのことに酔いも醒めたので、超ベテランメイク女史とEさんのデュエットを聴きながら飲み直した。
そこへ支配人殿から電話がきて「あ、みかやんは大丈夫そうですね。申し訳ないんですが着替えてセットして下さい」とのことで、一同「えーーーっ?」だが、Eさんと着替えた私がセットをして、超ベテランメイク女史と二宮和也似氏でベッドメイクを開始した。
酒は飲んだが大丈夫だろうと着替えてセットを始めたものの、走ると酔いが回って思うようにルームサービスの食器を下げられなかったり、狭い部屋で右往左往していたらめまいはするし、全然大丈夫じゃなかった。
いつもどおり18時に帰ることになり、作業室へ降りると系列店へ異動となった社員のイケメン氏が来ていて「X君、辞めたんだってね」と声を掛けられた。すると支配人殿が「みかやんが社交君て男の子に乗り替えたもんだから、X君はそれを察して身を引いたんだって。有名な話だよ」と言った。
前にCさんが言ってたセリフだ。あの婆さん、支配人殿にまでそんな話をしてやがったんかい!全くもうCさんたら、考えられへん!お陰で帰る頃には完全に酔いが醒めていた。