11:30-18:00 クイックメイク19部屋+ベッドのみ1+リネン折り

今日は、Eさん(60代前半・高見沢俊彦似)とSさん(10代後半・初バイト)、#さん(60代前半・元美容師)と$君(10代後半・ギター少年)が早番、Uさん(30代後半・元愚鈍さん・悪霊憑き)と私の勤務。

昨日、#さんが「$の奴が声を発しやがらない。世間話もしなければ返事もしやがらない」とボヤいていたが、Eさんも私も「まさか!$君に限ってそれは無い」「$君はハキハキ返事をするし、話題を提供しようと懸命だ」と完全否定した。

#さんは、社員さん達に媚びを含んだ声で出動前には「今日も一日宜しくお願いしま〜す」、退勤時には「今日も一日ありがとうございました〜」と挨拶をしているが、実際の#さんは笑い声は中村玉緒だし、口も悪ければガラも悪い。

皆がフツーに「おはようございます」「お疲れ様です」と挨拶をする中で、#さんだけが特別な挨拶をするのが鼻についてきたし、$君が返事をしているのに、#さんが「$!返事ぐらいしろ!返事!ほら行くぞ!」と$君を怒鳴ったのを皆が聞いて驚いたこともあった。

社員さん達には猫なで声、後輩の$君には野太い声で命令口調。何か問題が有るとすれば、やはり$君ではなくて#さんの方だろう。

そんなことを考えながら床を拭いていたら、トイレと風呂の間の床に点々と血が滴っていたので、Uさんに「こっちの床、血だらけだけど部屋の方は大丈夫?」と声をかけた。

「部屋は大丈夫ですけど…うわ〜結構、血だらけですね」とUさんが洗面の方へ来て「そう言えば…」と話し始めた。

「フロント早口君がセットをしてたら、風呂もトイレも洗面も部屋も血だらけの部屋に当たって”気持ち悪い部屋だ”と思ってたら、早口君たら客用のカミソリで自分の手を切っていて、全部自分の血だったんですって。気付かないで歩き回ったから部屋中を血まみれにしたって(笑)」

そう言ってUさんは腹を抱え、涙を流さんばかりの勢いで笑いだしたので、私はいろんな意味でポカーンとした。

私なら早口君にそこまで語られても早口過ぎて聞き取れない。誰よりも喋りの遅いUさんが早口君の話を聞き取れるなんて、ちょっとした特殊技能だと思ったし、早口君がそんな話をUさんにしているというのも妙だ。

そういや、立場が上の人に媚びを売るのはUさんの得意技だった。ん?もしかしてUさんたら、私にも媚びを売ってる?最近、私に対して舌を噛むような敬語を使ってるのよね。私的にはタメグチ&タメ語で全然OKなのに…。

床の血を拭き終えてトイレ掃除を始めたら、便器の中が見事な血の海になっていた。女だったら水を流してから帰りやがれ!と思わず私も#さん口調になるところだった。

昼休みに入ると、Uさんが「ロッカーの鍵が無い!」と騒ぎだし、エプロンのポケットのベッドメイク7つ道具を全て出して探していたので私も手伝った。懸命に探すもスキンの中にも紛れていないし、化粧品の中にも無かった。

結局、Uさんがロッカーの鍵をかけ忘れていて鍵はロッカーに付いたままだった。Cさんの他に、ここにも認知症がいたよ(萎)。

夕方、いつぞやと同様にトイレがスパゲティミートソース系ゲ□風な汚れにまみれていたので、Uさんに「コレね、パッと見ゲーリーやゲ□に見えるんだけど、某ラーメン店の味噌ラーメンなんだって」と教えて差し上げた。

Uさんは些細なことでも報告をしなければ機嫌が悪くなる人だが、Uさんが知らないことを教えて差し上げると、それはそれは喜んで頂ける。なんたって相手は大の仲良しで大好きなUさんですから、教えて差し上げましたわよ(苦笑)。

てなわけで最近、表向きはUさんと私は意外と仲良しだ。お互い大人になった。

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