ラブホ奮戦記107日目:Nさん超ゴキゲン
2003年2月3日 らぶほ1夕方、Oくんから電話がきた。
Oくん「今ね、みかやん家の方へ歩いてるんだ。18丁目あたりで待っててくんない?」
みかやん「いいよ。で、何?こっちの方に用事?」
Oくん「俺もプレステ2を買おうと思ってさ。あんな高価な物、怖くて1人じゃ買えないよ」
との事で小心者Oくんと我が家の近所のゲーム屋さん2店を回って安い方でプレステ2を買った。
ついでに近所の家具屋さんを見てから地下鉄駅までOくんを送った。
Oくん「ちょっとぉ!手ぇ繋いでよ〜。滑って転んだ隙にプレステ2を持ち逃げされたら困るじゃん!1人で歩いてて引ったくりに遭っても困るしぃ!ああぁどうしよう。地下鉄じゃなくてタクシーで帰ろうかな?こんな高価な物を持って歩くの怖いよ〜。あぁでも金使ったからタクシー代無いし〜。けどやっぱり早く帰って”さかつく”やりたいし〜」
みかやん「300万ならともかく、プレステ2とさかつくで3万円でしょ。何、言ってるんだか」
散々騒いで小心者Oくんは「それじゃ4時間後またね」と地下鉄で帰っていった。
0:00-9:00. 12部屋掃除
今日はNさんとOくんとの勤務。ホテルQに最初に到着したので出動の準備をしていると、いつも最後に登場するOくんが出勤してきた。
みかやん「あれれ?Nさんだと思ったらOちゃんなの?」
と言っていたらNさんが出勤してきた。
Oくん&みかやん「おはようございます!」
Nさん「おはようございますぅ」
とりあえず機嫌が良さそうなので安心した。
タイムカードを打刻しにフロントへ行って、フロントカバさんからの連絡事項を聞く。
カバさん「リネン室に掛け布団とマットを干してあります。C班が213号室へ入ると血の惨劇状態になっていて、布団各種はもちろん壁や床まで血だらけだったそうです。処置が早かったので壁も床もすぐに元通りになって、213号室は通常通り売り部屋にしてあります」
Nさん「やんやまたがい?ねぇみかやん!おどといも血の手形だもね」
Oくん「また俺の休みの日に何かあったんすか?」
みかやん「冷蔵庫の上とか棚にこうクッキリと血の手形があったのさ」
Oくん「むはっ。こう、手をついてバックでやった後って事すか?」
みかやん「だから〜。そーゆー事、あからさまに言わないの!」
Nさん「はいはい。ほれっ!行ぐよっ!」
打刻早々に222号室へ向かった。ソファーに面倒臭いカバーがかけられている部屋だ。部屋係だったので渋々ソファーカバーを直していたらNさんが手伝いに来てくれた。
Nさん「ちょっとタンマ!このカバーすすけでるから取り替えるべし!Oくん、替え持って来でや」
Nさんは普段わざわざ仕事を増やす人ではないので、少し驚いた。
控え室へ戻って汚れていたソファーカバーの洗濯をした。全自動洗濯機ではないので手間暇がかかる。洗濯が終わったら半乾きまで乾燥機で乾かした後、竿に干す。こうするとシワにならないそうだ。やっと全行程を終えやれやれと思うと。
Nさん「製氷器の中の氷が溶げできでるから一度氷を捨てでまうべし」
いつもは気だるそうなのに珍しくやる気満々のNさんにかなり驚いた。
アイスメーカーの中の氷を全部取り出し、中を綺麗に拭いてまたやれやれだった。
Nさん「わち、ちょっと行ってくるからあんただぢご飯でも食べでなさい」
と言ってどこかへ行った。
みかやん「”ちょっと”って、どこなんだろね?」
Oくん「おそらくI氏の所でしょ」
と話していたらI氏が来た。
みかやん「あれっ?Nさん、I氏の所へ行きませんでした?」
I氏「いえいえ。Nさんは今、1人で廊下掃除をしていましたよ」
Oくん「あっれーーーー?」
みかやん「Oちゃん、ヤバイよ。手伝いに行こう」
と話していたら今度はNさんが戻ってきた。
掃除も一段落着いたし、控え室で4人仲良く談笑するのかと思いきや、NさんはI氏に一生懸命、仕事の話をしていた。しかも何故かゴキゲンだった。仕事の話に燃えるNさんを見るのは初めてで、物珍しかったが所詮仕事の話なので聞いていてすぐに眠くなって爆睡してしまった。
途中、何回か目が覚めるもNさんが仕事の話で熱弁を振るっていたので何度も寝直した。丁度、話がとぎれた所で目が覚めたので起きると
Nさん「洗濯したし、製氷器も綺麗にしたし、廊下掃除もしたし、あとは何するべねぇ」
と、まだまだやる気満々だったが、運良く部屋が空いたので掃除へ向かった。
Oくん「みかやん、なんか不機嫌だよ。どーした?」
みかやん「仕事熱心な所をI氏に見せたいのかも知れないけど、あたしらを巻き込まなくたっていいじゃん」
Oくん「確かに俺もそう思ったけど仕事なんだから仕方ないじゃん」
みかやん「休憩なのに仕事の話ばかりでテンション下がったしぃ」
Oくん「テンション下がったどころかアンタ寝てたっしょ!」
みかやん「まぁそうとも言うけど。なんか疲れて頑張れないよ」
Oくん「頭なでなでしてあげるから頑張って!」
みかやん「あっ、そーお?じゃあ頑張る」
いつもは誰より気だるそうなNさんが仕事に燃えていてかなり驚いた。なんにせよNさんが機嫌良くいてくれる事が私とOくんにとって一番嬉しい事だ。
Oくん「今ね、みかやん家の方へ歩いてるんだ。18丁目あたりで待っててくんない?」
みかやん「いいよ。で、何?こっちの方に用事?」
Oくん「俺もプレステ2を買おうと思ってさ。あんな高価な物、怖くて1人じゃ買えないよ」
との事で小心者Oくんと我が家の近所のゲーム屋さん2店を回って安い方でプレステ2を買った。
ついでに近所の家具屋さんを見てから地下鉄駅までOくんを送った。
Oくん「ちょっとぉ!手ぇ繋いでよ〜。滑って転んだ隙にプレステ2を持ち逃げされたら困るじゃん!1人で歩いてて引ったくりに遭っても困るしぃ!ああぁどうしよう。地下鉄じゃなくてタクシーで帰ろうかな?こんな高価な物を持って歩くの怖いよ〜。あぁでも金使ったからタクシー代無いし〜。けどやっぱり早く帰って”さかつく”やりたいし〜」
みかやん「300万ならともかく、プレステ2とさかつくで3万円でしょ。何、言ってるんだか」
散々騒いで小心者Oくんは「それじゃ4時間後またね」と地下鉄で帰っていった。
0:00-9:00. 12部屋掃除
今日はNさんとOくんとの勤務。ホテルQに最初に到着したので出動の準備をしていると、いつも最後に登場するOくんが出勤してきた。
みかやん「あれれ?Nさんだと思ったらOちゃんなの?」
と言っていたらNさんが出勤してきた。
Oくん&みかやん「おはようございます!」
Nさん「おはようございますぅ」
とりあえず機嫌が良さそうなので安心した。
タイムカードを打刻しにフロントへ行って、フロントカバさんからの連絡事項を聞く。
カバさん「リネン室に掛け布団とマットを干してあります。C班が213号室へ入ると血の惨劇状態になっていて、布団各種はもちろん壁や床まで血だらけだったそうです。処置が早かったので壁も床もすぐに元通りになって、213号室は通常通り売り部屋にしてあります」
Nさん「やんやまたがい?ねぇみかやん!おどといも血の手形だもね」
Oくん「また俺の休みの日に何かあったんすか?」
みかやん「冷蔵庫の上とか棚にこうクッキリと血の手形があったのさ」
Oくん「むはっ。こう、手をついてバックでやった後って事すか?」
みかやん「だから〜。そーゆー事、あからさまに言わないの!」
Nさん「はいはい。ほれっ!行ぐよっ!」
打刻早々に222号室へ向かった。ソファーに面倒臭いカバーがかけられている部屋だ。部屋係だったので渋々ソファーカバーを直していたらNさんが手伝いに来てくれた。
Nさん「ちょっとタンマ!このカバーすすけでるから取り替えるべし!Oくん、替え持って来でや」
Nさんは普段わざわざ仕事を増やす人ではないので、少し驚いた。
控え室へ戻って汚れていたソファーカバーの洗濯をした。全自動洗濯機ではないので手間暇がかかる。洗濯が終わったら半乾きまで乾燥機で乾かした後、竿に干す。こうするとシワにならないそうだ。やっと全行程を終えやれやれと思うと。
Nさん「製氷器の中の氷が溶げできでるから一度氷を捨てでまうべし」
いつもは気だるそうなのに珍しくやる気満々のNさんにかなり驚いた。
アイスメーカーの中の氷を全部取り出し、中を綺麗に拭いてまたやれやれだった。
Nさん「わち、ちょっと行ってくるからあんただぢご飯でも食べでなさい」
と言ってどこかへ行った。
みかやん「”ちょっと”って、どこなんだろね?」
Oくん「おそらくI氏の所でしょ」
と話していたらI氏が来た。
みかやん「あれっ?Nさん、I氏の所へ行きませんでした?」
I氏「いえいえ。Nさんは今、1人で廊下掃除をしていましたよ」
Oくん「あっれーーーー?」
みかやん「Oちゃん、ヤバイよ。手伝いに行こう」
と話していたら今度はNさんが戻ってきた。
掃除も一段落着いたし、控え室で4人仲良く談笑するのかと思いきや、NさんはI氏に一生懸命、仕事の話をしていた。しかも何故かゴキゲンだった。仕事の話に燃えるNさんを見るのは初めてで、物珍しかったが所詮仕事の話なので聞いていてすぐに眠くなって爆睡してしまった。
途中、何回か目が覚めるもNさんが仕事の話で熱弁を振るっていたので何度も寝直した。丁度、話がとぎれた所で目が覚めたので起きると
Nさん「洗濯したし、製氷器も綺麗にしたし、廊下掃除もしたし、あとは何するべねぇ」
と、まだまだやる気満々だったが、運良く部屋が空いたので掃除へ向かった。
Oくん「みかやん、なんか不機嫌だよ。どーした?」
みかやん「仕事熱心な所をI氏に見せたいのかも知れないけど、あたしらを巻き込まなくたっていいじゃん」
Oくん「確かに俺もそう思ったけど仕事なんだから仕方ないじゃん」
みかやん「休憩なのに仕事の話ばかりでテンション下がったしぃ」
Oくん「テンション下がったどころかアンタ寝てたっしょ!」
みかやん「まぁそうとも言うけど。なんか疲れて頑張れないよ」
Oくん「頭なでなでしてあげるから頑張って!」
みかやん「あっ、そーお?じゃあ頑張る」
いつもは誰より気だるそうなNさんが仕事に燃えていてかなり驚いた。なんにせよNさんが機嫌良くいてくれる事が私とOくんにとって一番嬉しい事だ。
ラブホ奮戦記103日目:愛の逃避行
2003年1月27日 らぶほ10:00-9:00. 12部屋掃除
今日はHさんとOくんとの勤務。C班の人が急に何人か辞めた為、今日から新人さんが来た。Kさん(41才男性)とMさん(40才女性、元バスガイド)だ。
C班にはKくんと言う竹野内豊似の美形の青年と、がらっぱちの多いC班の中でまさに掃き溜めに鶴のように美しいAさんがいた。最近見かけないと思ったらKくんもAさんも揃って急に辞めていたらしい。
Hさん「日曜の朝、みかやんは会社だからすぐ帰ったけど、あの後フロントにヤ○ザ風の男の人が二人来たの。借金取りか因縁を付けに来た人か?と思ったら、Aさんのご主人と弟さんだったのよ。”妻の行方を知りませんか?”って。Aさんったらご主人に黙って失踪したらしいのよ。もうびっくり!」
I氏「そうなんですよ。Aさんは逃げたらしいんです。それもC班の人達の話だと多分K君と一緒だと。でもAさんの旦那さんの兄弟全員が本物のヤ○ザなので、口が裂けても言えないって事なんですよ」
みかやん「えーっ!KくんとAさんが愛の逃避行ですか?うっ羨ましい。あんな若くてカッコイイK君と駆け落ちだなんて」
Oくん「Kくんは俺の1コ下で、Aさんはみかやんの2コ下。俺とみかやんと同じ位の年の差っすよ。K君、度胸あるなぁ。カッコイイや」
I氏「あのぅ。そーゆー事ではなくてですねぇ」
Hさん「C班って昔からそーゆーのが多いのよ。私達は朝6時か9時に仕事が終わってもどーにもなんないけど、C班は午前0時か1時に仕事が終わるから飲みに行ったりできるのよ。前もOくんやKくんと同じくらいの若い男の子と、旦那さんがいるみかやんぐらいの年の女の人が駆け落ちしたのよ」
I氏「確かにC班の人達で飲み会やカラオケ大会をしてたそうなんですが、そのうちKくんとAさんが二人だけで出歩くようになったそうなんです。カラオケとか買い物とかお互いの家へ」
Oくん「普通じゃないすか。みかやんも俺の家へ来るし、カラオケにも買い物にも行きましたよ」
I氏「ウチの班で駆け落ちとなったら、Oくんとみかやんだろうなって」
Oくん「そんな。I氏とNさんかも知れないじゃないすか」
Hさん「I氏とNさんは独身だもの逃げ隠れする必要ないわよ」
I氏「そうなんですよ。人の事どうこう言いますけど昨日もこの二人、よくもまあ職場でこんなにいちゃいちゃできるな!ってくらい、はしゃいで今だってカップ麺やおにぎりを二人で仲良く半分ずつ食べてるんですよ。Hさん!」
みかやん「普通に仲良しですからね」
Oくん「昨日は腰揉み大会じゃないすか。I氏とNさんだっていい大人なのに人目もはばからず、、、ああぁ恥ずかしい」
Hさん「何?また何か怪しい行動だったの?」
I氏「冗談ですよ。人目をはばかるような事はしてませんて」
Hさん「こーゆー場所だからそーなっちゃうのかしらね。駆け落ちなんて若くなきゃ出来ないけどK君とAさんは、どうしてるかしらね」
Oくん「幸せだといいっすけど。現実逃避したかったらC班へ行けばいいって事すか?」
Hさん「そこまで好きになれるような人がC班にいるならね。私をさらってくれるお金持ちのお爺さんでも現れないかしら」
Oくん「愛の逃避行かぁ」
みかやん「愛の逃避行だよぅ」
I氏「愛の逃避行なんですよねぇ」
Hさん「ねぇ。。。」
と言ったきり何故か押し黙ってしまう4人だった。
今日はHさんとOくんとの勤務。C班の人が急に何人か辞めた為、今日から新人さんが来た。Kさん(41才男性)とMさん(40才女性、元バスガイド)だ。
C班にはKくんと言う竹野内豊似の美形の青年と、がらっぱちの多いC班の中でまさに掃き溜めに鶴のように美しいAさんがいた。最近見かけないと思ったらKくんもAさんも揃って急に辞めていたらしい。
Hさん「日曜の朝、みかやんは会社だからすぐ帰ったけど、あの後フロントにヤ○ザ風の男の人が二人来たの。借金取りか因縁を付けに来た人か?と思ったら、Aさんのご主人と弟さんだったのよ。”妻の行方を知りませんか?”って。Aさんったらご主人に黙って失踪したらしいのよ。もうびっくり!」
I氏「そうなんですよ。Aさんは逃げたらしいんです。それもC班の人達の話だと多分K君と一緒だと。でもAさんの旦那さんの兄弟全員が本物のヤ○ザなので、口が裂けても言えないって事なんですよ」
みかやん「えーっ!KくんとAさんが愛の逃避行ですか?うっ羨ましい。あんな若くてカッコイイK君と駆け落ちだなんて」
Oくん「Kくんは俺の1コ下で、Aさんはみかやんの2コ下。俺とみかやんと同じ位の年の差っすよ。K君、度胸あるなぁ。カッコイイや」
I氏「あのぅ。そーゆー事ではなくてですねぇ」
Hさん「C班って昔からそーゆーのが多いのよ。私達は朝6時か9時に仕事が終わってもどーにもなんないけど、C班は午前0時か1時に仕事が終わるから飲みに行ったりできるのよ。前もOくんやKくんと同じくらいの若い男の子と、旦那さんがいるみかやんぐらいの年の女の人が駆け落ちしたのよ」
I氏「確かにC班の人達で飲み会やカラオケ大会をしてたそうなんですが、そのうちKくんとAさんが二人だけで出歩くようになったそうなんです。カラオケとか買い物とかお互いの家へ」
Oくん「普通じゃないすか。みかやんも俺の家へ来るし、カラオケにも買い物にも行きましたよ」
I氏「ウチの班で駆け落ちとなったら、Oくんとみかやんだろうなって」
Oくん「そんな。I氏とNさんかも知れないじゃないすか」
Hさん「I氏とNさんは独身だもの逃げ隠れする必要ないわよ」
I氏「そうなんですよ。人の事どうこう言いますけど昨日もこの二人、よくもまあ職場でこんなにいちゃいちゃできるな!ってくらい、はしゃいで今だってカップ麺やおにぎりを二人で仲良く半分ずつ食べてるんですよ。Hさん!」
みかやん「普通に仲良しですからね」
Oくん「昨日は腰揉み大会じゃないすか。I氏とNさんだっていい大人なのに人目もはばからず、、、ああぁ恥ずかしい」
Hさん「何?また何か怪しい行動だったの?」
I氏「冗談ですよ。人目をはばかるような事はしてませんて」
Hさん「こーゆー場所だからそーなっちゃうのかしらね。駆け落ちなんて若くなきゃ出来ないけどK君とAさんは、どうしてるかしらね」
Oくん「幸せだといいっすけど。現実逃避したかったらC班へ行けばいいって事すか?」
Hさん「そこまで好きになれるような人がC班にいるならね。私をさらってくれるお金持ちのお爺さんでも現れないかしら」
Oくん「愛の逃避行かぁ」
みかやん「愛の逃避行だよぅ」
I氏「愛の逃避行なんですよねぇ」
Hさん「ねぇ。。。」
と言ったきり何故か押し黙ってしまう4人だった。
ラブホ奮戦記100日目:I氏&Nさん大接近
2003年1月24日 らぶほ1朝、9時に仕事を終えて高校時代からの親友Y子さん宅へ遊びに行った。Oくんも同行した。私とY子さんが大人の話をしている間、OくんとY子さんの娘AちゃんSちゃんと、子供同士一緒に遊んで貰おうという作戦だった。毎度の事ながら親友Y子さんは私を大笑いさせてくれる。どんなに忙しい思いや辛い思いをした後でも、Y子さんの顔を見るとホッとする。Y子さんの手料理に激しくもてなされながら、楽しい時間はアッと言う間に過ぎた。
0:00-9:00 20部屋掃除
今日はHさんとOくんとの勤務。出勤早々、大変な話になった。
Hさん「一昨日ね。もしかしたら私、お邪魔虫だったかも知れないのよ。迂闊だったわ。も〜。私とした事が。その時は気づかなかったんだけど、今、思うと。。。ああぁどうしよう」
Oくん「一昨日、俺らが休みの日に何があったんですか?」
Hさん「I氏とNさんがね、201号室の壁に穴が開いていたので直しに行く!って二人で行っちゃったのよ。私、眠かったから”お願いします”と言って寝たのね。そしたら寝て起きても二人がいないの。で、201号室に様子を見に行ったのよ。そしたらね。うぷぷぷっ」
みかやん「えーっ!現場に踏み込んだんですか?」
Oくん「Hさんって、チャレンジャーですね」
Hさん「201号室の壁の穴ってベッドの横の壁なのよ。あの部屋はベッドと壁の間が狭いでしょ。しゃがんだら膝がつかえる位。その狭いベッドと壁の間に二人がピッタリくっついてしゃがんでたの。でねっ、でねっ!I氏ったらズボンのベルトを外して弛めていて、ファスナーが半開きだったのよーーーー」
Oくん「うわーーーーっ」
みかやん「ひいぃぃぃーーー」
Hさん「私は何も聞いてないのにI氏ったら”最近、太ったようでベルトを弛めないと腹が苦しくてしゃがめないんですよ。こんな格好ですみません。ははは”だなんて言うのよ。その時はそうかな?と思ったんだけど、横にいたNさんは無言だったし、今、思うとアレはもしかして”何か”をしようとしていたのか、”何か”をした後だったんじゃないか?って思って。私、とんでもない所へお邪魔したみたいでしょ?」
Oくん「ひぇーーっ。ファスナーが開いてたって事はそりゃやっぱり、I氏のパンツの中身をNさんが、お口でこう?とか、手でこう?とかでしょう」
みかやん「いや〜〜。身振り手振りはやめて〜〜!」
Hさん「でしょう!そう思うでしょ!だいたいねぇ、壁を直すならベッドを背にして壁に向かってしゃがんでるハズでしょ?なのにベッドの方を向いてしゃがんでたのは、絶対おかしいわよねぇ?NさんがしゃがんだI氏の上に乗ってたのかも?」
Oくん「うわーーーーっ」
みかやん「ひいぃぃぃーーー」
そこへタイミング良くI氏が顔を出した。
I氏「今日は皆さんの視線が痛いです。私、何かしましたか?」
Hさん「”何か”したのかどうかは、こっちが聞きたいわよ。一昨日201号室で何をしてたの?」
Oくん「男としてヤリ逃げは良くないですよ。相手もとっくにお年頃の独身なんだしちゃんと責任取らないと」
I氏「はあぁ?何をしてたの?と聞かれたら壁の補修をしていただけで、ヤリ逃げとか責任とか意味がわかりません。はっ!もしやあの時の私の姿からおかしな想像をされたのでは?ヤってませんって!突飛な想像をして変な目で私を見ないで下さいよっ」
Oくん「お腹が苦しくても普通、女の人が隣に来たらファスナー上げてベルトも締め直すでしょ?」
I氏「Nさんは意識するような女性じゃないからですよ。私の中ではどーでもいい人なので。だから誓ってヤってませんって!」
Hさん「わかったわ。未遂だったのね。いいところで私が邪魔しちゃったのね。ごめんなさい」
I氏「未遂もヘチマもありません。ヤるつもりもありませんってば!Nさんの顔を見たら怖くてタチませんって」
みかやん「はい。はい。カモフラージュですね。わかりましたよ」
I氏「みかやんまで何を言うんですか!全然わかってないじゃないですか!」
部屋が空いたので、追いすがるI氏を振り解いて掃除へ向かった。冗談半分でひやかしているのに、妙にムキになってますます怪しいI氏だった。
0:00-9:00 20部屋掃除
今日はHさんとOくんとの勤務。出勤早々、大変な話になった。
Hさん「一昨日ね。もしかしたら私、お邪魔虫だったかも知れないのよ。迂闊だったわ。も〜。私とした事が。その時は気づかなかったんだけど、今、思うと。。。ああぁどうしよう」
Oくん「一昨日、俺らが休みの日に何があったんですか?」
Hさん「I氏とNさんがね、201号室の壁に穴が開いていたので直しに行く!って二人で行っちゃったのよ。私、眠かったから”お願いします”と言って寝たのね。そしたら寝て起きても二人がいないの。で、201号室に様子を見に行ったのよ。そしたらね。うぷぷぷっ」
みかやん「えーっ!現場に踏み込んだんですか?」
Oくん「Hさんって、チャレンジャーですね」
Hさん「201号室の壁の穴ってベッドの横の壁なのよ。あの部屋はベッドと壁の間が狭いでしょ。しゃがんだら膝がつかえる位。その狭いベッドと壁の間に二人がピッタリくっついてしゃがんでたの。でねっ、でねっ!I氏ったらズボンのベルトを外して弛めていて、ファスナーが半開きだったのよーーーー」
Oくん「うわーーーーっ」
みかやん「ひいぃぃぃーーー」
Hさん「私は何も聞いてないのにI氏ったら”最近、太ったようでベルトを弛めないと腹が苦しくてしゃがめないんですよ。こんな格好ですみません。ははは”だなんて言うのよ。その時はそうかな?と思ったんだけど、横にいたNさんは無言だったし、今、思うとアレはもしかして”何か”をしようとしていたのか、”何か”をした後だったんじゃないか?って思って。私、とんでもない所へお邪魔したみたいでしょ?」
Oくん「ひぇーーっ。ファスナーが開いてたって事はそりゃやっぱり、I氏のパンツの中身をNさんが、お口でこう?とか、手でこう?とかでしょう」
みかやん「いや〜〜。身振り手振りはやめて〜〜!」
Hさん「でしょう!そう思うでしょ!だいたいねぇ、壁を直すならベッドを背にして壁に向かってしゃがんでるハズでしょ?なのにベッドの方を向いてしゃがんでたのは、絶対おかしいわよねぇ?NさんがしゃがんだI氏の上に乗ってたのかも?」
Oくん「うわーーーーっ」
みかやん「ひいぃぃぃーーー」
そこへタイミング良くI氏が顔を出した。
I氏「今日は皆さんの視線が痛いです。私、何かしましたか?」
Hさん「”何か”したのかどうかは、こっちが聞きたいわよ。一昨日201号室で何をしてたの?」
Oくん「男としてヤリ逃げは良くないですよ。相手もとっくにお年頃の独身なんだしちゃんと責任取らないと」
I氏「はあぁ?何をしてたの?と聞かれたら壁の補修をしていただけで、ヤリ逃げとか責任とか意味がわかりません。はっ!もしやあの時の私の姿からおかしな想像をされたのでは?ヤってませんって!突飛な想像をして変な目で私を見ないで下さいよっ」
Oくん「お腹が苦しくても普通、女の人が隣に来たらファスナー上げてベルトも締め直すでしょ?」
I氏「Nさんは意識するような女性じゃないからですよ。私の中ではどーでもいい人なので。だから誓ってヤってませんって!」
Hさん「わかったわ。未遂だったのね。いいところで私が邪魔しちゃったのね。ごめんなさい」
I氏「未遂もヘチマもありません。ヤるつもりもありませんってば!Nさんの顔を見たら怖くてタチませんって」
みかやん「はい。はい。カモフラージュですね。わかりましたよ」
I氏「みかやんまで何を言うんですか!全然わかってないじゃないですか!」
部屋が空いたので、追いすがるI氏を振り解いて掃除へ向かった。冗談半分でひやかしているのに、妙にムキになってますます怪しいI氏だった。
ラブホ奮戦記97日目:I氏&Nさん1時間客室に消える
2003年1月19日 らぶほ10:00-9:00 9部屋掃除
今日はNさんとOくんとの勤務。昨日とはうって変わって暇な気配。いつもは遅い人の掃除を手伝ってすみやかに退室するのに、今日は掃除が終わった順に客用ソファーに座ってまったり過ごした。掃除の途中にI氏が売れた飲み物の補充を持ってきた。Nさんと何かコソコソと打ち合わせのような事をしていたようだった。
みかやん「ちょっと!Oちゃん!何だろ?あの二人」
Oくん「逢い引きの約束でもしてるんじゃないの」
控え室にI氏が来た。手には小さめの雑巾を3枚持っていた。申し合わせたようにNさんが立ち上がり洗剤を持って「ちょっとイイトコロに行ってくるからね〜」と言って、二人で連れ立ってどこかへ行ってしまった。
みかやん「何?なんなの?イイトコロってどこ?」
Oくん「洗剤と雑巾を持ってたからどっか掃除に行ったんだよ」
みかやん「だ、だよね〜。あはは。変な想像しちゃったよ」
Oくん「実は変な事しちゃってたりして。あははは。無いって!」
控え室でOくんといろんな話をしながら二人の帰りを待っていたものの、30分経っても帰って来ない。モニターを見ると223号室に30分入ったままだ。さすがにドキドキしてきた。
みかやん「223号室に掃除に30分もかかる所ある?」
Oくん「無いよね。まさに最中かも?ああぁ想像すると怖い」
更に20分程経ってようやく二人が控え室に戻って来た。
Nさん「いや〜ん。ごめんねぇ。I氏ったらしつこくって」
みかやん「へっ?」
I氏「いや〜もう、久しぶりだったものですから」
Oくん「はぁっ?」
Nさん「ベッド使うわけにいかないからソファーの上でね。アハハ」
みかやん「あ、あはははは」
I氏「ちゃんとソファーは綺麗に拭いて帰ってきましたよ。あはは」
Oくん「あはは、あはははは」
二人がご機嫌で笑いながら話すので、つられて私とOくんも笑うが私達の笑いは完全に乾いた笑いだった。
Nさん「アンタ達が後で見に行って”こんな物が落ちてました。何ですか?”と聞かれても困るから丁寧に掃除してきたよ」
I氏「毛の1本も見落とさないようコロコロ(絨毯用粘着シート)をかけてきました。所用時間は短かったんですけど、後始末が大変で」
Nさん「そうだのさ変な物、付いてても困るからソファーも丁寧に拭いてソファーの周りも全部見てきた」
みかやん「Oちゃん、どうする?たすけて〜〜〜」
Oくん「俺も助けて〜〜。ココから逃げ出したい〜」
I氏「風呂も使うわけにいかないので、雑巾を持参したんですよ」
Nさん「I氏ったら雑巾を3枚しか持って来ないんだもの」
I氏「もう若くないので3枚程度で足りるかな?と思ったんですよ」
Nさん「やっぱりシャワー浴びて風呂掃除すれば良かったね」
みかやん「もう勘弁してください〜。椅子から転げ落ちそうです〜」
Oくん「俺も、もう失神寸前っすよ。よそでやって下さいよ」
Nさん「わちらなんか、あんただぢがココで何しててもいいように気ぃ使ってゆっくりしてたんだよ」
I氏「そうですよ。若い二人の邪魔しちゃいけないと思って、早く終わっちゃ悪いと老体にムチ打って頑張りましたよ。あはははは」
Oくん「冗談めかして言ってるけど本当なんだよ、みかやん」
みかやん「あたしもそう思う。絶対事実なんだよ、Oちゃん」
Oくん「うわ〜〜〜〜っ」
みかやん「きゃーーーーーっ」
I氏&Nさん「あっはっはっは」
この後、私もOくんもI氏とNさんとは恥ずかしくて目を合わせられなくなった。次の休憩でOくんは眠りについた。私もドッと疲れて眠ろうとしてふとOくんを見ると、ヨダレを垂らして眠っていた。
Nさん「I氏が刺激的な事を言うから耐えられなくなってヨダレ垂らしてるっしょ」
I氏「だってNさんが先にバラしちゃったからですよ。あはははは」
結局、冗談なのか事実なのかよくわからなかった。223号室でI氏とNさんは小一時間も何をしていたのだろう???
今日はNさんとOくんとの勤務。昨日とはうって変わって暇な気配。いつもは遅い人の掃除を手伝ってすみやかに退室するのに、今日は掃除が終わった順に客用ソファーに座ってまったり過ごした。掃除の途中にI氏が売れた飲み物の補充を持ってきた。Nさんと何かコソコソと打ち合わせのような事をしていたようだった。
みかやん「ちょっと!Oちゃん!何だろ?あの二人」
Oくん「逢い引きの約束でもしてるんじゃないの」
控え室にI氏が来た。手には小さめの雑巾を3枚持っていた。申し合わせたようにNさんが立ち上がり洗剤を持って「ちょっとイイトコロに行ってくるからね〜」と言って、二人で連れ立ってどこかへ行ってしまった。
みかやん「何?なんなの?イイトコロってどこ?」
Oくん「洗剤と雑巾を持ってたからどっか掃除に行ったんだよ」
みかやん「だ、だよね〜。あはは。変な想像しちゃったよ」
Oくん「実は変な事しちゃってたりして。あははは。無いって!」
控え室でOくんといろんな話をしながら二人の帰りを待っていたものの、30分経っても帰って来ない。モニターを見ると223号室に30分入ったままだ。さすがにドキドキしてきた。
みかやん「223号室に掃除に30分もかかる所ある?」
Oくん「無いよね。まさに最中かも?ああぁ想像すると怖い」
更に20分程経ってようやく二人が控え室に戻って来た。
Nさん「いや〜ん。ごめんねぇ。I氏ったらしつこくって」
みかやん「へっ?」
I氏「いや〜もう、久しぶりだったものですから」
Oくん「はぁっ?」
Nさん「ベッド使うわけにいかないからソファーの上でね。アハハ」
みかやん「あ、あはははは」
I氏「ちゃんとソファーは綺麗に拭いて帰ってきましたよ。あはは」
Oくん「あはは、あはははは」
二人がご機嫌で笑いながら話すので、つられて私とOくんも笑うが私達の笑いは完全に乾いた笑いだった。
Nさん「アンタ達が後で見に行って”こんな物が落ちてました。何ですか?”と聞かれても困るから丁寧に掃除してきたよ」
I氏「毛の1本も見落とさないようコロコロ(絨毯用粘着シート)をかけてきました。所用時間は短かったんですけど、後始末が大変で」
Nさん「そうだのさ変な物、付いてても困るからソファーも丁寧に拭いてソファーの周りも全部見てきた」
みかやん「Oちゃん、どうする?たすけて〜〜〜」
Oくん「俺も助けて〜〜。ココから逃げ出したい〜」
I氏「風呂も使うわけにいかないので、雑巾を持参したんですよ」
Nさん「I氏ったら雑巾を3枚しか持って来ないんだもの」
I氏「もう若くないので3枚程度で足りるかな?と思ったんですよ」
Nさん「やっぱりシャワー浴びて風呂掃除すれば良かったね」
みかやん「もう勘弁してください〜。椅子から転げ落ちそうです〜」
Oくん「俺も、もう失神寸前っすよ。よそでやって下さいよ」
Nさん「わちらなんか、あんただぢがココで何しててもいいように気ぃ使ってゆっくりしてたんだよ」
I氏「そうですよ。若い二人の邪魔しちゃいけないと思って、早く終わっちゃ悪いと老体にムチ打って頑張りましたよ。あはははは」
Oくん「冗談めかして言ってるけど本当なんだよ、みかやん」
みかやん「あたしもそう思う。絶対事実なんだよ、Oちゃん」
Oくん「うわ〜〜〜〜っ」
みかやん「きゃーーーーーっ」
I氏&Nさん「あっはっはっは」
この後、私もOくんもI氏とNさんとは恥ずかしくて目を合わせられなくなった。次の休憩でOくんは眠りについた。私もドッと疲れて眠ろうとしてふとOくんを見ると、ヨダレを垂らして眠っていた。
Nさん「I氏が刺激的な事を言うから耐えられなくなってヨダレ垂らしてるっしょ」
I氏「だってNさんが先にバラしちゃったからですよ。あはははは」
結局、冗談なのか事実なのかよくわからなかった。223号室でI氏とNさんは小一時間も何をしていたのだろう???
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ラブホ奮戦記96日目:謎の中国人・その2
2003年1月18日 らぶほ10:00-9:00 21部屋掃除
今日はNさんとOくんとの勤務。出勤直後に4部屋空いたのでNさんは不機嫌だった。Nさんの係の仕事が終わると、私とOくんを見捨ててとっとと次の部屋の掃除へ行ってしまうので、大慌てで追いかけた。この繰り返しですっかり疲れた。こんな日に限って次々と部屋が空き、どんどんNさんにおいて行かれた。
Oくん「Nさん、飛ばし過ぎだよね。もう疲れたよ〜」
みかやん「それに無言なんだもん。怖いよ〜」
と、二人ですっかりダレてしまった。
午前4時にようやく一息ついた。控え室にI氏が来たので急にNさんの機嫌が良くなった。Nさん特製の特大おにぎりをI氏に渡してゴキゲンになった。I氏は最近週に5日は来る謎の中国人グループの最新情報を教えてくれた。
謎の中国人グループは私達が帰った後の午前10時にチェックアウトするそうだ。私達の後のA班の人達やフロント長のKさんも興味津々で、彼らの行動に目を光らせていたらしい。
フロント長・Kさんと、I氏の目撃情報によると。。。
・必ず午後11時にチェックインして翌日午前10時にチェックアウトする
・男1人+女二人(3P)と、男1人で2部屋に別れる
・男1人の方は3Pの男を「アニキ」と呼ぶ
・3Pの部屋には必ず使用済みスキンが最低2個ある
・男1人の方は必ず午前2時までエロビデオを見ている
・レンタカー1台で来る
との事だ。4人で来て3Pと1人に別れて泊まったり、妙に時間にキッチリしていたり、兄弟でもなさそうなのに「アニキ」と呼んでいたりして、かなり怪しい。
Nさん「ちょっとなんだのそれ?前に流行った窃盗団とかでないべねぇ」
I氏「フロントでも中国マ○ィアじゃないか?とか、日中にピッキング強盗でもして夜はラブホをアジトにしてるんじゃないか?とか、専らの噂ですよ。フロントKさんなんか自分がフロント長である立場も忘れて、誰よりも彼らが何者なのか知りたがってるんですよ」
Nさん「そりゃ知りたいべさ。謎だらけの謎の中国人グループだもんだもの。わちも気になるよ」
みかやん「でも善良なお金持ちの中国人かも知れないじゃないですか?ちょっと変わってますけど」
Oくん「本当に犯罪グループで指名手配でもされたら、ココに警察が乗り込んで来たりするんすかね?」
Nさん「わちらも聞き込みだどか事情聴取されるんだべか?」
Oくん「けど俺が前に見た時は、女性の1人はフロントKさんにソックリでしたよ。指名手配になったりしたらフロントKさんがお縄になるかも知れないっすよ」
みかやん「お縄だなんて、アンタいつの時代の人さっ」
I氏「フロント長のKさんがしょっ引かれたりしたら、我々は路頭に迷いますね。それは困ります」
Nさん「あんただぢ捕物とか刑事物の見過ぎだわっ!そんなわけないべさっ」
I氏「いや、冗談ですよ。ハハ」
Nさん「あのしとだぢ(人達)も、ただ外国人だがらって3Pだがらって、こったら噂になってるとは思わないべね。考えだらきのどぐだわ」
I氏「そのとおりですよ。我々も海外へ行って異国人だからと奇異の目で見られたり、変に興味を持たれても困りますよね。まぁ今はそんな時代ではないと思いますけど。我々も興味本位に騒ぎ過ぎました。すみません」
Nさん「いやなんもさ。わちに謝らなくてもいいんだわ〜。や〜ね〜。さ、一緒におにぎり食べましょうや」
この後I氏とNさんの話に花が咲いて、話に入り込めなくなった私とOくんだった。
今日はNさんとOくんとの勤務。出勤直後に4部屋空いたのでNさんは不機嫌だった。Nさんの係の仕事が終わると、私とOくんを見捨ててとっとと次の部屋の掃除へ行ってしまうので、大慌てで追いかけた。この繰り返しですっかり疲れた。こんな日に限って次々と部屋が空き、どんどんNさんにおいて行かれた。
Oくん「Nさん、飛ばし過ぎだよね。もう疲れたよ〜」
みかやん「それに無言なんだもん。怖いよ〜」
と、二人ですっかりダレてしまった。
午前4時にようやく一息ついた。控え室にI氏が来たので急にNさんの機嫌が良くなった。Nさん特製の特大おにぎりをI氏に渡してゴキゲンになった。I氏は最近週に5日は来る謎の中国人グループの最新情報を教えてくれた。
謎の中国人グループは私達が帰った後の午前10時にチェックアウトするそうだ。私達の後のA班の人達やフロント長のKさんも興味津々で、彼らの行動に目を光らせていたらしい。
フロント長・Kさんと、I氏の目撃情報によると。。。
・必ず午後11時にチェックインして翌日午前10時にチェックアウトする
・男1人+女二人(3P)と、男1人で2部屋に別れる
・男1人の方は3Pの男を「アニキ」と呼ぶ
・3Pの部屋には必ず使用済みスキンが最低2個ある
・男1人の方は必ず午前2時までエロビデオを見ている
・レンタカー1台で来る
との事だ。4人で来て3Pと1人に別れて泊まったり、妙に時間にキッチリしていたり、兄弟でもなさそうなのに「アニキ」と呼んでいたりして、かなり怪しい。
Nさん「ちょっとなんだのそれ?前に流行った窃盗団とかでないべねぇ」
I氏「フロントでも中国マ○ィアじゃないか?とか、日中にピッキング強盗でもして夜はラブホをアジトにしてるんじゃないか?とか、専らの噂ですよ。フロントKさんなんか自分がフロント長である立場も忘れて、誰よりも彼らが何者なのか知りたがってるんですよ」
Nさん「そりゃ知りたいべさ。謎だらけの謎の中国人グループだもんだもの。わちも気になるよ」
みかやん「でも善良なお金持ちの中国人かも知れないじゃないですか?ちょっと変わってますけど」
Oくん「本当に犯罪グループで指名手配でもされたら、ココに警察が乗り込んで来たりするんすかね?」
Nさん「わちらも聞き込みだどか事情聴取されるんだべか?」
Oくん「けど俺が前に見た時は、女性の1人はフロントKさんにソックリでしたよ。指名手配になったりしたらフロントKさんがお縄になるかも知れないっすよ」
みかやん「お縄だなんて、アンタいつの時代の人さっ」
I氏「フロント長のKさんがしょっ引かれたりしたら、我々は路頭に迷いますね。それは困ります」
Nさん「あんただぢ捕物とか刑事物の見過ぎだわっ!そんなわけないべさっ」
I氏「いや、冗談ですよ。ハハ」
Nさん「あのしとだぢ(人達)も、ただ外国人だがらって3Pだがらって、こったら噂になってるとは思わないべね。考えだらきのどぐだわ」
I氏「そのとおりですよ。我々も海外へ行って異国人だからと奇異の目で見られたり、変に興味を持たれても困りますよね。まぁ今はそんな時代ではないと思いますけど。我々も興味本位に騒ぎ過ぎました。すみません」
Nさん「いやなんもさ。わちに謝らなくてもいいんだわ〜。や〜ね〜。さ、一緒におにぎり食べましょうや」
この後I氏とNさんの話に花が咲いて、話に入り込めなくなった私とOくんだった。
ラブホ奮戦記95日目:日の丸特攻隊&激臭ナプキン
2003年1月17日 らぶほ1朝、Oくんからメールがきた。
O君「ん〜今軽く熱ある(T-T)」
みか「大丈夫?薬あるの?」
O君「無い(T-T)残された道は寝るのみ(T-T)」
みか「薬持って行くかい?薬飲んで暖かくして寝なきゃ!」
O君「そんな〜無理しないでいいよ(T-T)」
なわけでカコナールと、おにぎりの差し入れを持ってOくん宅へ行った。
Oくんは痛々しくロフトで寝ていた。
みかやん「おにぎりと薬を持ってきたから、食べて薬飲んでゆっくり寝るんだよ」
Oくん「ありがとう」
うわごとのようにわけのわからない事を言っていたので、そそくさと帰った。
0:00-6:00 15部屋掃除
今日はHさんとNさんとの勤務。Hさんの妹さんの術後の経過が思わしくなく落ち込むHさんだった。
Nさん「Hさん、寝でないんだどさ。ご飯も食べてないんだど。もしも明日の朝9時迄だったらHさんだげでも先に6時に帰って貰って、わちら二人で9時迄頑張るべし」
みかやん「もちろんです!頑張りますよ」
と言いつつ立て続けに9部屋掃除して、午前3時45分に控え室に戻った時にはヨレヨレだった。全くめんぼくないっ。
1部屋だが空室があったのでI氏が「4時半までゆっくり休んで下さい」と言ってくれたものの、休んでいる間にもどんどんお客さんが帰って、モニターからお客さんが帰る音が鳴り響く。非常にあずましくない状態だった。
しばしの休憩を終え出動の準備をした4時半には空室が5部屋あった。5部屋全部をI氏がハギをして回ってくれたので、ラクに掃除をして回れそうだった。
I氏「日の丸の部屋ばかりで酷かったですよ〜」
Nさん「やんや、また生理地獄だのがい?」
I氏「布団を剥がしたとたん日の丸が出て日の丸が出て、日の丸特攻隊って感じですよ。愛国心が湧いてきますよ」
と言うやりとりをして一応、心の準備をして掃除へ向かった。今日はOくんが休みなので血が怖いという人もいない。
I氏に言われたとおり2部屋連続ベッドのシーツが見事な日の丸になっていたが、女三人、この程度の血では動じない。3部屋目は何事もなく、4部屋目は日の丸の国旗と言うより日の丸弁当程度の血だった。
最後に201号室へ行った。既に3部屋で血を見たので、もう大丈夫と思ったら大量出血の跡だった。シーツは祝日に掲げたいほどの立派な日の丸になっていた。
Hさん「いつも思うけどこんなに量が多いのに、どうして断らないんだろうねぇ」
Nさん「布団カバーも枕カバーも全滅だわ。女だら自分で量ぐらいわがるべさね」
みかやん「それよりこの部屋、何か臭いませんか?」
Hさん「えっ?怖いよ〜。何の臭い?」
みかやん「魚が腐ったような???」
Nさん「こったらどごでさがな(魚)腐るわげないべさ。冬だし」
Hさん「これ程の血の量だから血生臭いんじゃないかしらね」
と言ってそれぞれ持ち場へついた。
私は洗面所&トイレの係だったので何気にトイレのドアを開けると、とんでもない悪臭が充満していた。思わずゴホゴホと咽せながら恐る恐る汚物入れに手を伸ばした。顔が少し近づいただけで卒倒しそうな悪臭がしたが、思い切って汚物入れの蓋を開けるとナイト用ナプキンが1枚入っていただけだった。
ビニール袋ごと汚物入れから取り出したとたん、あまりの悪臭に涙が出た。倒れるようにトイレから出ると、横で風呂掃除をしていたHさんが咽せながら「ゲホッ。何?この臭い?うわあぁぁ」と叫んだ。Hさんの声を聞いて駆け付けたNさんもトイレに近づいた所で「なんだの?これ?おえぇ」と叫んで立ちつくした。
みかやん「汚物入れに入っていたナプキンの臭いなんです」
Nさん「なんぼ一日中取り替えてなくても、こったら臭いになんないべさ」
Hさん「子宮でも腐ってるんじゃないの?酷い臭い」
Nさん「わち、もうダメ。死んでまうわ」
幸い窓が二つある部屋だったので充分に換気して消臭剤をまいた。掃除を終えると5時45分で6室空き。6時で帰れる条件は整った。掃除に時間がかかったのでI氏が様子を見に来た。
Nさん「6部屋空きました。帰ります」
I氏「えっ?土曜の朝ですよ?本気で帰るんですか?」
Nさん「帰るよ!わちらなんか今、死ぬ目にあったんだからね」
I氏「こんな所で死なれても困るんですけど」
Hさん「本当に酷かったの。もう働けないわ」
みかやん「なわけで帰ります。もうダメっす」
数々の悪臭を嗅いできたが、過去最悪の悪臭だった。三人ともすっかり食欲を失った。
O君「ん〜今軽く熱ある(T-T)」
みか「大丈夫?薬あるの?」
O君「無い(T-T)残された道は寝るのみ(T-T)」
みか「薬持って行くかい?薬飲んで暖かくして寝なきゃ!」
O君「そんな〜無理しないでいいよ(T-T)」
なわけでカコナールと、おにぎりの差し入れを持ってOくん宅へ行った。
Oくんは痛々しくロフトで寝ていた。
みかやん「おにぎりと薬を持ってきたから、食べて薬飲んでゆっくり寝るんだよ」
Oくん「ありがとう」
うわごとのようにわけのわからない事を言っていたので、そそくさと帰った。
0:00-6:00 15部屋掃除
今日はHさんとNさんとの勤務。Hさんの妹さんの術後の経過が思わしくなく落ち込むHさんだった。
Nさん「Hさん、寝でないんだどさ。ご飯も食べてないんだど。もしも明日の朝9時迄だったらHさんだげでも先に6時に帰って貰って、わちら二人で9時迄頑張るべし」
みかやん「もちろんです!頑張りますよ」
と言いつつ立て続けに9部屋掃除して、午前3時45分に控え室に戻った時にはヨレヨレだった。全くめんぼくないっ。
1部屋だが空室があったのでI氏が「4時半までゆっくり休んで下さい」と言ってくれたものの、休んでいる間にもどんどんお客さんが帰って、モニターからお客さんが帰る音が鳴り響く。非常にあずましくない状態だった。
しばしの休憩を終え出動の準備をした4時半には空室が5部屋あった。5部屋全部をI氏がハギをして回ってくれたので、ラクに掃除をして回れそうだった。
I氏「日の丸の部屋ばかりで酷かったですよ〜」
Nさん「やんや、また生理地獄だのがい?」
I氏「布団を剥がしたとたん日の丸が出て日の丸が出て、日の丸特攻隊って感じですよ。愛国心が湧いてきますよ」
と言うやりとりをして一応、心の準備をして掃除へ向かった。今日はOくんが休みなので血が怖いという人もいない。
I氏に言われたとおり2部屋連続ベッドのシーツが見事な日の丸になっていたが、女三人、この程度の血では動じない。3部屋目は何事もなく、4部屋目は日の丸の国旗と言うより日の丸弁当程度の血だった。
最後に201号室へ行った。既に3部屋で血を見たので、もう大丈夫と思ったら大量出血の跡だった。シーツは祝日に掲げたいほどの立派な日の丸になっていた。
Hさん「いつも思うけどこんなに量が多いのに、どうして断らないんだろうねぇ」
Nさん「布団カバーも枕カバーも全滅だわ。女だら自分で量ぐらいわがるべさね」
みかやん「それよりこの部屋、何か臭いませんか?」
Hさん「えっ?怖いよ〜。何の臭い?」
みかやん「魚が腐ったような???」
Nさん「こったらどごでさがな(魚)腐るわげないべさ。冬だし」
Hさん「これ程の血の量だから血生臭いんじゃないかしらね」
と言ってそれぞれ持ち場へついた。
私は洗面所&トイレの係だったので何気にトイレのドアを開けると、とんでもない悪臭が充満していた。思わずゴホゴホと咽せながら恐る恐る汚物入れに手を伸ばした。顔が少し近づいただけで卒倒しそうな悪臭がしたが、思い切って汚物入れの蓋を開けるとナイト用ナプキンが1枚入っていただけだった。
ビニール袋ごと汚物入れから取り出したとたん、あまりの悪臭に涙が出た。倒れるようにトイレから出ると、横で風呂掃除をしていたHさんが咽せながら「ゲホッ。何?この臭い?うわあぁぁ」と叫んだ。Hさんの声を聞いて駆け付けたNさんもトイレに近づいた所で「なんだの?これ?おえぇ」と叫んで立ちつくした。
みかやん「汚物入れに入っていたナプキンの臭いなんです」
Nさん「なんぼ一日中取り替えてなくても、こったら臭いになんないべさ」
Hさん「子宮でも腐ってるんじゃないの?酷い臭い」
Nさん「わち、もうダメ。死んでまうわ」
幸い窓が二つある部屋だったので充分に換気して消臭剤をまいた。掃除を終えると5時45分で6室空き。6時で帰れる条件は整った。掃除に時間がかかったのでI氏が様子を見に来た。
Nさん「6部屋空きました。帰ります」
I氏「えっ?土曜の朝ですよ?本気で帰るんですか?」
Nさん「帰るよ!わちらなんか今、死ぬ目にあったんだからね」
I氏「こんな所で死なれても困るんですけど」
Hさん「本当に酷かったの。もう働けないわ」
みかやん「なわけで帰ります。もうダメっす」
数々の悪臭を嗅いできたが、過去最悪の悪臭だった。三人ともすっかり食欲を失った。
ラブホ奮戦記90日目:冬毛
2003年1月13日 らぶほ1●申し遅れましたが、さりさん、もじもじさん、おさかなさん、ちい子さん、かみゅさん、スヌーピーさん、お気に入り登録ありがとうございます。早速、相互リンクさせて頂きたいのはやまやまですが、自分のお気に入りは100件までしか登録できないので、只今満員御礼状態です。恐れ入りますがもう少々お待ち下さいませ。皆様の日記は毎日読ませて頂いております。皆様へのご挨拶は後日改めます(m_m)。
0:00-6:00 10部屋掃除
今日はHさんとNさんとの勤務。大忙しだったひめはじめラッシュも終わり落ちついてきた今日この頃だが、夏に比べると今の時期は仕事の内容が濃い。夏はシャワーで済ませていたお客さん達も、冬の北海道では熱いお風呂に入りたいらしく「極楽♪極楽♪」と温まった後、お風呂をそのままにして帰るお客さんがとても多い。
お風呂の戸を閉め切り換気扇を回さずに帰られた後などは、目も当てられない状況で、我々は蒸気と戦いながらお風呂の壁や天井をひたすらタオルで叩いて水気を取って、これが何部屋も続くと腕が上がらなくなる(涙)。
おっとっとお客さん!ラブホの帰りはお風呂のお湯を抜いて帰ってくださ〜い。お願いしま〜す(哀願)。
と、ここまではホテルQで働くようになってから何度も書いてきた事だが、冬になってから多発した蒸し風呂状態に加え、最近はどの部屋にも何故か非常に多くの毛が落ちている。
お風呂のお湯を抜くと浴槽の底に大量の陰毛やら髪の毛やらどこの毛かわからない毛。洗面所には大量のお岩さん(ラブホ奮戦記9月8日参照)系の髪の毛。ベッドのシーツの上にも様々な毛、床、どこを見ても、毛。毛。毛。
掃除をする時は各自着ている服の胸やお腹、腕の自分の剥がし易い部分にガムテープを張り付け、毛を見るやいなや自分の服からガムテープを剥がして毛を取る。最近は取っても取っても毛があって、毛取りにとても時間がかかる。プロとして1本の毛も見落とす事はできない(大げさ)。
ちなみに私は服の胸の部分にガムテープを貼っているが、昼の会社の洗面所に髪の毛が落ちているのを見つけ、あるはずもないガムテープを剥がそうと制服の胸の部分を掻きむしってしまった。このところの大量の毛の為に毛ノイローゼになりつつあるようだ。
Hさん「今日も毛が多いから気を付けて見てね」
Nさん「最近だらどごの部屋見でも毛で毛でしどいわ」
Hさん「冬って抜け毛の季節なのかしらね」
Nさん「人間も犬みたいに冬毛に生え替わるんでないの?」
みかやん「そうなんですか?!」
Nさん「こごは北海道だし人間も冬毛に生え替わらないば、寒くてゆるぐないべさ」
みかやん「なんか前にもこの話をしたような気が。。。」
Nさん「したら当だりなんだべさ。やっぱり冬毛だのさ」
みかやん「そんなっ」
Hさん「次のお客さんがベッドの布団をめくったら枕に陰毛が付いてたり、お風呂や洗面所にも他人の陰毛や髪の毛が落ちていたら大変よ。本当に気を付けてね」
Nさん&みかやん「はいっ!」
今日はOくんが休みなので、Oくんがいない時のお楽しみ”女三人エロビ鑑賞会”があると思って期待していたのに、毛取りで忙しくて出来なかった。Nさんの話によると、お客さん達が完全に冬毛に生え替わるまで大変らしい。。。ホントか?
0:00-6:00 10部屋掃除
今日はHさんとNさんとの勤務。大忙しだったひめはじめラッシュも終わり落ちついてきた今日この頃だが、夏に比べると今の時期は仕事の内容が濃い。夏はシャワーで済ませていたお客さん達も、冬の北海道では熱いお風呂に入りたいらしく「極楽♪極楽♪」と温まった後、お風呂をそのままにして帰るお客さんがとても多い。
お風呂の戸を閉め切り換気扇を回さずに帰られた後などは、目も当てられない状況で、我々は蒸気と戦いながらお風呂の壁や天井をひたすらタオルで叩いて水気を取って、これが何部屋も続くと腕が上がらなくなる(涙)。
おっとっとお客さん!ラブホの帰りはお風呂のお湯を抜いて帰ってくださ〜い。お願いしま〜す(哀願)。
と、ここまではホテルQで働くようになってから何度も書いてきた事だが、冬になってから多発した蒸し風呂状態に加え、最近はどの部屋にも何故か非常に多くの毛が落ちている。
お風呂のお湯を抜くと浴槽の底に大量の陰毛やら髪の毛やらどこの毛かわからない毛。洗面所には大量のお岩さん(ラブホ奮戦記9月8日参照)系の髪の毛。ベッドのシーツの上にも様々な毛、床、どこを見ても、毛。毛。毛。
掃除をする時は各自着ている服の胸やお腹、腕の自分の剥がし易い部分にガムテープを張り付け、毛を見るやいなや自分の服からガムテープを剥がして毛を取る。最近は取っても取っても毛があって、毛取りにとても時間がかかる。プロとして1本の毛も見落とす事はできない(大げさ)。
ちなみに私は服の胸の部分にガムテープを貼っているが、昼の会社の洗面所に髪の毛が落ちているのを見つけ、あるはずもないガムテープを剥がそうと制服の胸の部分を掻きむしってしまった。このところの大量の毛の為に毛ノイローゼになりつつあるようだ。
Hさん「今日も毛が多いから気を付けて見てね」
Nさん「最近だらどごの部屋見でも毛で毛でしどいわ」
Hさん「冬って抜け毛の季節なのかしらね」
Nさん「人間も犬みたいに冬毛に生え替わるんでないの?」
みかやん「そうなんですか?!」
Nさん「こごは北海道だし人間も冬毛に生え替わらないば、寒くてゆるぐないべさ」
みかやん「なんか前にもこの話をしたような気が。。。」
Nさん「したら当だりなんだべさ。やっぱり冬毛だのさ」
みかやん「そんなっ」
Hさん「次のお客さんがベッドの布団をめくったら枕に陰毛が付いてたり、お風呂や洗面所にも他人の陰毛や髪の毛が落ちていたら大変よ。本当に気を付けてね」
Nさん&みかやん「はいっ!」
今日はOくんが休みなので、Oくんがいない時のお楽しみ”女三人エロビ鑑賞会”があると思って期待していたのに、毛取りで忙しくて出来なかった。Nさんの話によると、お客さん達が完全に冬毛に生え替わるまで大変らしい。。。ホントか?
ラブホ奮戦記89日目:3P OK!
2003年1月9日 らぶほ10:00-6:00 14部屋掃除
今日はNさんとOくんとの勤務。一昨日と昨日で折りきれなかったリネン類が山積みになっていた。それを見たせいか、いつにも増してNさんの機嫌が悪いので、かなり怖かった。
Nさん「わち、なんだがあんばい悪いんだわ」
みかやん「リネン折りは私達に任せて休んでいて下さい」
Nさん「こったらにリネンあるんだもの。休むわげにいがないべさ」
Oくん「でも、あんばい悪いんなら休んだ方がいいですよ」
Nさん「そうがい?じゃ、わち少し休んでるわ」
「最初から素直に休んでくれよ」と思いながら、Oくんと2人で黙々とリネンを折った。午前1時にI氏が出勤してきた。
I氏「言い忘れたんですけど、昨日、常務は1人客も3P客もOK!って事を言いに来たんですよ。社長が弱っているので、常務が積極的にいろんな事を始めるようなんですよ」
Oくん「へえぇ。でもCMなんかで宣伝するわけでもないし、1人客OKとか3P客OKって事は、お客さんは分からないんじゃないすかね」
I氏「昨日のうちに、入口にあるパネルを一部書き換えて、それと分かるようにはしたんですけどね」
みかやん「じゃあ特に宣伝をするような意識はないんですね」
I氏「そうです。1人の客や3人の客が来ても今までのようにフロントでは断ったりしないって事ですよ」
Oくん「じゃ、寄ってたかって1人や3人の客が来るってわけじゃないんすね」
I氏「そうです。何ら変わりなくベッドメイクして頂ければ結構です」
常務は社長の娘婿だ。今までは社長に頭が上がらなかったが、社長が高齢の為に気弱になり更に病弱になった事で、常務が実権を握りつつあるようだ。常務は社長の娘と結婚する為に、ベッドメイクを1年、フロントを1年、婿入り修行をしたそうだ。花嫁修業とはよく聞くが、2年も婿入り修行をしてまで結婚したい社長の娘とは、どんなに美しくて聡明な女性か?と思うが、社長の娘は至って普通の人らしい。
モニターからお客さんが帰る音を聞きつけて、Nさんが控え室から出てきた。3人で控え室出口のカーテンの陰に隠れて、お客さんの後ろ姿を見送った。いざ出陣!と身を乗り出したら、玄関の方が騒がしくなったので再度、身を隠した。コッソリ覗くと女性2人+男性1人の3人のお客さんが入ってきた。
Nさん「やんや。ちょっと!3人で部屋さ入って行ぐよ」
みかやん「さっきI氏が3POKになったと言ってました」
Oくん「早速来るとは恐るべしですね。クチコミすかね?」
Nさん「なしてわがるのさ。すったらごど」
Oくん「常務が決めたので昨日、玄関のパネルを訂正したそうです」
Nさん「どれっ。せば見でみるがい」
玄関へ行くと確かに”18才以上の2名様”が”18才以上の1〜3名様”とパネルが書きかえられていた。
Nさん「ふーん。何でもいいけど3人でわっさわっさ来て部屋ば荒らさないばいいわ」
Oくん「それもそおっすね。3人になって散らかり方が1.5倍になったら大変っす」
それにしても早速3P客が来るとは驚きだった。
今日はNさんとOくんとの勤務。一昨日と昨日で折りきれなかったリネン類が山積みになっていた。それを見たせいか、いつにも増してNさんの機嫌が悪いので、かなり怖かった。
Nさん「わち、なんだがあんばい悪いんだわ」
みかやん「リネン折りは私達に任せて休んでいて下さい」
Nさん「こったらにリネンあるんだもの。休むわげにいがないべさ」
Oくん「でも、あんばい悪いんなら休んだ方がいいですよ」
Nさん「そうがい?じゃ、わち少し休んでるわ」
「最初から素直に休んでくれよ」と思いながら、Oくんと2人で黙々とリネンを折った。午前1時にI氏が出勤してきた。
I氏「言い忘れたんですけど、昨日、常務は1人客も3P客もOK!って事を言いに来たんですよ。社長が弱っているので、常務が積極的にいろんな事を始めるようなんですよ」
Oくん「へえぇ。でもCMなんかで宣伝するわけでもないし、1人客OKとか3P客OKって事は、お客さんは分からないんじゃないすかね」
I氏「昨日のうちに、入口にあるパネルを一部書き換えて、それと分かるようにはしたんですけどね」
みかやん「じゃあ特に宣伝をするような意識はないんですね」
I氏「そうです。1人の客や3人の客が来ても今までのようにフロントでは断ったりしないって事ですよ」
Oくん「じゃ、寄ってたかって1人や3人の客が来るってわけじゃないんすね」
I氏「そうです。何ら変わりなくベッドメイクして頂ければ結構です」
常務は社長の娘婿だ。今までは社長に頭が上がらなかったが、社長が高齢の為に気弱になり更に病弱になった事で、常務が実権を握りつつあるようだ。常務は社長の娘と結婚する為に、ベッドメイクを1年、フロントを1年、婿入り修行をしたそうだ。花嫁修業とはよく聞くが、2年も婿入り修行をしてまで結婚したい社長の娘とは、どんなに美しくて聡明な女性か?と思うが、社長の娘は至って普通の人らしい。
モニターからお客さんが帰る音を聞きつけて、Nさんが控え室から出てきた。3人で控え室出口のカーテンの陰に隠れて、お客さんの後ろ姿を見送った。いざ出陣!と身を乗り出したら、玄関の方が騒がしくなったので再度、身を隠した。コッソリ覗くと女性2人+男性1人の3人のお客さんが入ってきた。
Nさん「やんや。ちょっと!3人で部屋さ入って行ぐよ」
みかやん「さっきI氏が3POKになったと言ってました」
Oくん「早速来るとは恐るべしですね。クチコミすかね?」
Nさん「なしてわがるのさ。すったらごど」
Oくん「常務が決めたので昨日、玄関のパネルを訂正したそうです」
Nさん「どれっ。せば見でみるがい」
玄関へ行くと確かに”18才以上の2名様”が”18才以上の1〜3名様”とパネルが書きかえられていた。
Nさん「ふーん。何でもいいけど3人でわっさわっさ来て部屋ば荒らさないばいいわ」
Oくん「それもそおっすね。3人になって散らかり方が1.5倍になったら大変っす」
それにしても早速3P客が来るとは驚きだった。
ラブホ奮戦記88日目:常務登場
2003年1月8日 らぶほ1今日はNさんとOくんとの勤務。出勤時からNさんは不機嫌で、Oくんも「おはようございます」と言ったきり何も言わない。三人無言のまま1部屋目の掃除へ向かった。Oくんが風呂係でNさんとベッドを組んだ。
Nさん「仲直りしたんですか〜?早く仲直りしてくれないと仕事やりにくくて困るんですけど〜」
みかやん「はぁ。まぁ。昨日はいろんな話をしたんですけど、よくわかりません」
昨日の朝は手を繋ぎながらOくんといろんな話をしたのに、今日はまた挨拶と返事しかしない。試しに「そんなとりすました顔しても似合わないよーだ」と言ってみても返事はなかった。すぐに2部屋目へ向かった。
2部屋目ではNさんが風呂、私が部屋、Oくんがトイレ&洗面だった。なので私とOくんがベッドを組む。ベッドを挟んで向かいにいるのにOくんは私と話をするどころか、目も合わせようとしなかった。
2部屋目はお風呂ラッキー(お客さんがお風呂を使っていない)だったので、3部屋目も同じ係になる。もう一度Oくんとベッドを組んだが2部屋目と同じ状態だった。更に二部屋掃除するとまたOくんとベッドを組む事になる。
更にまた二部屋掃除してOくんとベッドを組む事になった。いっこうに私と目を合わせようともしないOくんを見ていて「こんなふうにしてもうすぐココからいなくなっちゃうんだ」と悲しくなった。楽しかったいろんな事を思い出してちょっと涙が出そうになった。
Oくん「ど、どうしたんすか!泣いたりして!」
みかやん「別に泣いてなんかないもん」
「そんなふうに目が真っ赤で鼻をグズグズさせてるのを”泣いてる”って言うんすよ!大丈夫すか?」とOくんはオロオロだった。
私は「ぜんぜん大丈夫!泣いてなんかないから」とベッドを組み終わって逃げるように洗面所へ向かった。
その後Oくんは、なんだかんだと一生懸命私に話しかけてきたり、遠くから馬鹿みたいなおどけた顔をして見せたりして、私を笑わせてくれた。
そんな姿を見て「やっぱりいい奴だ」と思った。「いつも散々小競り合いをしたり、茶化して遊んでたのにいなくなっちゃったら寂しいよ。手の掛かる子ほど可愛いって言うけど本当に可愛いや」としみじみと一人、風呂掃除をしていたらふいに常務が顔を出した。
慌てながらも満面の笑みを讃えて「おはようございます!お疲れ様です!」と挨拶をした。常務は「ご苦労様」とだけ言って部屋を出て行った。
控え室へ戻るとI氏が私のところへ来た。
I氏「今日、常務はみかやんを見に来たんですよ」
みかやん「へっ???」
I氏「”俺はみかやんの面接をしてないからどんな子かわからない”との事です」
みかやん「はぁ???」
I氏「常務は”あの子がみかやんかい?”と怪訝な顔をするので尋ねてみると”みかやんがトドにいじめられていて、みかやんは大人しい子だからトドに何を言われても口も返せず、いじめられて泣き寝入りする所を見かねたHさんとNさんが必死で守ってるってフロントKさんから聞いていたのに、みかやんってぜーんぜん大人しく見えないよ”と言ってましたよ」
みかやん「誰がどう見たって大人しくて気弱そうじゃないですか!」
I氏「いえいえ。仕方ないので”お陰様でSさんがいなくなってから別人のように明るく元気になりました”と言っておきましたよ」
みかやん「I氏まで”いえいえ”って何ですか?私が”大人しく見えない”だなんて!そんなだから常務の面接で入ってきた人ってロクな人がいないんですよ!」
Oくん「俺の面接の時は常務でした」
みかやん「あっ。ごめん」
Oくん「だって実際、大人しくないじゃないすか。あわわ」
Nさん「おとなしいみかやんなんて気持ち悪いべさ。どっか悪いんでないべが?って心配になるよ」
みかやん「超人見知りでこんなに大人しいのになんてこった」
Nさん「トドの悪行三昧がちゃんと常務の耳に入ったって事なんだからいがべさ!」
みかやん「なんか納得行かないんですけど、いいんでしょうか?」
Nさん「いいの!」
ようやくOくんに笑顔が戻ったし、トドの件が常務の耳に入ったと言うし、これでいい事にしよう。
Nさん「仲直りしたんですか〜?早く仲直りしてくれないと仕事やりにくくて困るんですけど〜」
みかやん「はぁ。まぁ。昨日はいろんな話をしたんですけど、よくわかりません」
昨日の朝は手を繋ぎながらOくんといろんな話をしたのに、今日はまた挨拶と返事しかしない。試しに「そんなとりすました顔しても似合わないよーだ」と言ってみても返事はなかった。すぐに2部屋目へ向かった。
2部屋目ではNさんが風呂、私が部屋、Oくんがトイレ&洗面だった。なので私とOくんがベッドを組む。ベッドを挟んで向かいにいるのにOくんは私と話をするどころか、目も合わせようとしなかった。
2部屋目はお風呂ラッキー(お客さんがお風呂を使っていない)だったので、3部屋目も同じ係になる。もう一度Oくんとベッドを組んだが2部屋目と同じ状態だった。更に二部屋掃除するとまたOくんとベッドを組む事になる。
更にまた二部屋掃除してOくんとベッドを組む事になった。いっこうに私と目を合わせようともしないOくんを見ていて「こんなふうにしてもうすぐココからいなくなっちゃうんだ」と悲しくなった。楽しかったいろんな事を思い出してちょっと涙が出そうになった。
Oくん「ど、どうしたんすか!泣いたりして!」
みかやん「別に泣いてなんかないもん」
「そんなふうに目が真っ赤で鼻をグズグズさせてるのを”泣いてる”って言うんすよ!大丈夫すか?」とOくんはオロオロだった。
私は「ぜんぜん大丈夫!泣いてなんかないから」とベッドを組み終わって逃げるように洗面所へ向かった。
その後Oくんは、なんだかんだと一生懸命私に話しかけてきたり、遠くから馬鹿みたいなおどけた顔をして見せたりして、私を笑わせてくれた。
そんな姿を見て「やっぱりいい奴だ」と思った。「いつも散々小競り合いをしたり、茶化して遊んでたのにいなくなっちゃったら寂しいよ。手の掛かる子ほど可愛いって言うけど本当に可愛いや」としみじみと一人、風呂掃除をしていたらふいに常務が顔を出した。
慌てながらも満面の笑みを讃えて「おはようございます!お疲れ様です!」と挨拶をした。常務は「ご苦労様」とだけ言って部屋を出て行った。
控え室へ戻るとI氏が私のところへ来た。
I氏「今日、常務はみかやんを見に来たんですよ」
みかやん「へっ???」
I氏「”俺はみかやんの面接をしてないからどんな子かわからない”との事です」
みかやん「はぁ???」
I氏「常務は”あの子がみかやんかい?”と怪訝な顔をするので尋ねてみると”みかやんがトドにいじめられていて、みかやんは大人しい子だからトドに何を言われても口も返せず、いじめられて泣き寝入りする所を見かねたHさんとNさんが必死で守ってるってフロントKさんから聞いていたのに、みかやんってぜーんぜん大人しく見えないよ”と言ってましたよ」
みかやん「誰がどう見たって大人しくて気弱そうじゃないですか!」
I氏「いえいえ。仕方ないので”お陰様でSさんがいなくなってから別人のように明るく元気になりました”と言っておきましたよ」
みかやん「I氏まで”いえいえ”って何ですか?私が”大人しく見えない”だなんて!そんなだから常務の面接で入ってきた人ってロクな人がいないんですよ!」
Oくん「俺の面接の時は常務でした」
みかやん「あっ。ごめん」
Oくん「だって実際、大人しくないじゃないすか。あわわ」
Nさん「おとなしいみかやんなんて気持ち悪いべさ。どっか悪いんでないべが?って心配になるよ」
みかやん「超人見知りでこんなに大人しいのになんてこった」
Nさん「トドの悪行三昧がちゃんと常務の耳に入ったって事なんだからいがべさ!」
みかやん「なんか納得行かないんですけど、いいんでしょうか?」
Nさん「いいの!」
ようやくOくんに笑顔が戻ったし、トドの件が常務の耳に入ったと言うし、これでいい事にしよう。
今日は休み・おててつないで
2003年1月7日 らぶほ1奇跡的にと言うか無理矢理朝6時に仕事を終えてHさんとOくんと、まだ暗い道を歩いた。5分ほど歩いた所でHさんと別れる。今夜はホテルPからトド襲来の為、私とOくんは休みだ。
Hさん「Oくん、今日は本当にありがとう!今夜は頑張るわよ」
みかやん「今日はOくん大活躍の巻でしたからね」
Oくん「・・・・・」
一昨日から別人のように私達とはろくに口をきかなくなったOくんだ。私とは昨日のメールで仲直りしたと思っていたのに。
Hさんと別れてOくんと二人で歩いた。早朝の北海道は寒い。手袋無しでは手がかじかんでしまうのに、バッグの中を探しても左手の手袋が見つからなかった。とりあえず右手だけ手袋をして歩いたが左手が冷た過ぎる。両手をポケットに突っ込んで歩いているOくんの右ポケットに私の左手を入れた。
Oくん「な、何するんですか!」
みかやん「だって左手の手袋が無いんだもの」
Oくん「あっ!すっげえ冷たい手」
と言ってOくんはポケットの中で指を絡めてしっかりと私の手を握ってくれた。
ようやく少し話ができそうかな?と思った。
みかやん「ねぇ!何があったの?」
Oくん「別に。普通に俺はクールガイっすよ」
みかやん「あたしの知ってるOちゃんはクールガイなんてのとは180度違う人だもの」
Oくん「いろんな役を演じられるんじゃないんすか」
みかやん「Oちゃんは劇団ひまわりの子役なんかじゃなかったもの」
Oくん「なんで子役なんすか・・・」
やっと少し笑ってくれた。
みかやん「どうしたの?なんか辛い目にあった?」
Oくん「どうもしないし俺は全然普通っすよ」
みかやん「全然、普通じゃないよ。あっ!わかった!背中にファスナーが付いてて開けると中に別のちっちゃい人が入ってるんでしょ?それかMIBみたいにOちゃんの皮を着たエイリアンかも?どうしよう」
Oくん「そんなわけないじゃないすか。俺は元々あんな奴です」
みかやん「そんなの嘘だよ。Oちゃんは笑い皺が出来る位いつもニコニコで笑い上戸で天真爛漫で無邪気な若者だったもの」
Oくん「笑い疲れたんじゃないすか?若くてもいろいろあるんすよ」
みかやん「昨日のメールに”辞める”って。本当に辞めちゃうの?」
Oくん「多分。でも来月いっぱいは居ますよ」
みかやん「Oちゃんが辞めちゃったらマジ寂しいよ〜」
Oくん「女の人と手を繋いで歩くなんて1年ぶりかな?」
みかやん「あたしの知ってる明るくてお喋りで可愛いOちゃんにはもう会えないのかな?」
Oくん「さぁ。ひょっこり帰って来るかも?二重人格かも知れないし」
みかやん「そっか。本物のOちゃんはどこかのピンサロかキャバクラにハマってるかも」
Oくん「そうかも。みかやんと手を繋いで歩くのもこれが最初で最後かな?」
みかやん「キミは替え玉君で、本物のOちゃんにはあたしと手を繋いだ記憶が無いんだね」
結局Oくん家の近所まで一駅歩いてしまった。最後は笑いながらわけのわからない話をしていた。横断歩道を渡るOくんに「本物のOちゃんに”早く帰ってきて”って伝えてね〜」と言ったらOくんは無言で手を振って帰って行った。
速攻帰宅して小一時間ほど寝て昼の会社へ行った。
眠い目をこすりながらひたすらポスレジ打ちをして、帰宅後いろんな事を思い出した。夫と結婚前に街で喧嘩をして無言のまま手を繋いで街中を歩き回ったら「腹減ったな。メシでも食おう」となんとなく仲直りした事や、新婚当時に寝る前に喧嘩してお互い素直に「ごめんね」と言えないまま布団に入ったものの、手を繋いで眠ったら翌朝には二人ともけろりとしていた事を思い出しながら爆睡した。
Hさん「Oくん、今日は本当にありがとう!今夜は頑張るわよ」
みかやん「今日はOくん大活躍の巻でしたからね」
Oくん「・・・・・」
一昨日から別人のように私達とはろくに口をきかなくなったOくんだ。私とは昨日のメールで仲直りしたと思っていたのに。
Hさんと別れてOくんと二人で歩いた。早朝の北海道は寒い。手袋無しでは手がかじかんでしまうのに、バッグの中を探しても左手の手袋が見つからなかった。とりあえず右手だけ手袋をして歩いたが左手が冷た過ぎる。両手をポケットに突っ込んで歩いているOくんの右ポケットに私の左手を入れた。
Oくん「な、何するんですか!」
みかやん「だって左手の手袋が無いんだもの」
Oくん「あっ!すっげえ冷たい手」
と言ってOくんはポケットの中で指を絡めてしっかりと私の手を握ってくれた。
ようやく少し話ができそうかな?と思った。
みかやん「ねぇ!何があったの?」
Oくん「別に。普通に俺はクールガイっすよ」
みかやん「あたしの知ってるOちゃんはクールガイなんてのとは180度違う人だもの」
Oくん「いろんな役を演じられるんじゃないんすか」
みかやん「Oちゃんは劇団ひまわりの子役なんかじゃなかったもの」
Oくん「なんで子役なんすか・・・」
やっと少し笑ってくれた。
みかやん「どうしたの?なんか辛い目にあった?」
Oくん「どうもしないし俺は全然普通っすよ」
みかやん「全然、普通じゃないよ。あっ!わかった!背中にファスナーが付いてて開けると中に別のちっちゃい人が入ってるんでしょ?それかMIBみたいにOちゃんの皮を着たエイリアンかも?どうしよう」
Oくん「そんなわけないじゃないすか。俺は元々あんな奴です」
みかやん「そんなの嘘だよ。Oちゃんは笑い皺が出来る位いつもニコニコで笑い上戸で天真爛漫で無邪気な若者だったもの」
Oくん「笑い疲れたんじゃないすか?若くてもいろいろあるんすよ」
みかやん「昨日のメールに”辞める”って。本当に辞めちゃうの?」
Oくん「多分。でも来月いっぱいは居ますよ」
みかやん「Oちゃんが辞めちゃったらマジ寂しいよ〜」
Oくん「女の人と手を繋いで歩くなんて1年ぶりかな?」
みかやん「あたしの知ってる明るくてお喋りで可愛いOちゃんにはもう会えないのかな?」
Oくん「さぁ。ひょっこり帰って来るかも?二重人格かも知れないし」
みかやん「そっか。本物のOちゃんはどこかのピンサロかキャバクラにハマってるかも」
Oくん「そうかも。みかやんと手を繋いで歩くのもこれが最初で最後かな?」
みかやん「キミは替え玉君で、本物のOちゃんにはあたしと手を繋いだ記憶が無いんだね」
結局Oくん家の近所まで一駅歩いてしまった。最後は笑いながらわけのわからない話をしていた。横断歩道を渡るOくんに「本物のOちゃんに”早く帰ってきて”って伝えてね〜」と言ったらOくんは無言で手を振って帰って行った。
速攻帰宅して小一時間ほど寝て昼の会社へ行った。
眠い目をこすりながらひたすらポスレジ打ちをして、帰宅後いろんな事を思い出した。夫と結婚前に街で喧嘩をして無言のまま手を繋いで街中を歩き回ったら「腹減ったな。メシでも食おう」となんとなく仲直りした事や、新婚当時に寝る前に喧嘩してお互い素直に「ごめんね」と言えないまま布団に入ったものの、手を繋いで眠ったら翌朝には二人ともけろりとしていた事を思い出しながら爆睡した。
ラブホ奮戦記87日目:Hさん倒れる
2003年1月6日 らぶほ1思い切ってOくんへメールした。
みか「どうしたの?昨日のOちゃん普通じゃなかったよ」
O君「しかしながら普通なんですよ」
みか「全然普通じゃないよ。あんなのOちゃんじゃない」
O君「いろいろあるんすよ。来月で辞めようと思ってるし」
みか「就職や里帰りの事があるから、ずっと一緒には働けないとは思ってたけど、こんなに早く?Oちゃんにはキツイ事を言われて傷ついたし、辞めると言われるし、これでおみくじ大吉だったなんて。。。」
O君「この間はすみませんでした。悪気は無いんですけど、いつもの癖で毒舌になっちゃいました。とりあえずそれだけが心残りだったんで、謝りたかったんですよ」
みか「昨日みたいなOちゃんなんかOちゃんじゃないよ。心残りだなんて寂しい事を言っちゃイヤ!」
O君「辞めるかも知れないって事は、まだ内緒で。まだ決めかねてますけど多分辞めますから」
みか「わかったよ。内緒だね。辞めるって事は何とか考え直して欲しいよ。寂しいもん。泣いちゃうから。それと私もいつも大人げなくてゴメンね」
0:00-6:00 12部屋掃除
今日はHさんとOくんとの勤務。今日の昼にはメールのやりとりをしてくれたのに、Oくんは今夜も無言で私やHさんとは目も合わせなかった。
Hさん「Oくんは昨日もあんな感じ?言い過ぎちゃったかしら?」
みかやん「あの。Oくんに何て言ったんですか?」
Hさん「それがあんまり覚えてないのよ。いつもみかやんはOくんを庇ってるでしょ。みかやんなんか誰よりもOくんの面倒を見てて、Oくんを庇い続けてきたのに、そんなみかやんに対してOくんのあの言い草が頭にきて、つい感情的になっちゃったのよねぇ。それを聞いたNさんも怒っちゃって、今まで言わなかった事も洗いざらい言ったのよ。私達の方も言い過ぎたって感じなのよ。ごめんなさい」
みかやん「いえ。私に謝られても困りますよ〜」
メールでは何度も返信してくれたのに、何を言っても何を聞いてもOくんは「はい」か「いいえ」しか言わなかった。昨日同様今日も控え室は静まりかえっていた。押し黙っていたHさんが口を開いた。
Hさん「あのね。なんか私、出勤した時から頭が痛かったんだけど、熱が出てきたみたいで頭痛が酷くなって吐き気もしてきたの。少し休んでいていいかしら?」
みかやん「えーっ!大丈夫ですか?フロントへ行って風邪薬を貰って来ますんで、薬飲んで横になってて下さい!」
Hさんに薬を飲ませて、リネン室にマットを敷いて風呂掃除用のボロタオルを掛けて横になって貰った。幸いな事に暫く部屋は空かなかったが、1時間程経った時にとうとう部屋が空いてしまった。
Hさんは薬を飲んで暗いリネン室で寝入っていた。その間、無言のままOくんと控え室でまんじりともせず過ごしていたが、やにわにOくんが口を開いた。
Oくん「2人で行こう」
みかやん「えっ?」
Oくん「Hさんを起こさないよう、2人で静かに掃除に行こう」
みかやん「う、うん。そうだね」
Hさんが寝ている間に3部屋空いた。3部屋ともOくんが風呂掃除をしてくれて、風呂掃除の後にトイレや洗面所の掃除もしてくれた。黙ってはいるが物凄い勢いで掃除をして私を助けてくれた。Oくんの活躍のお陰で大助かりだった。
みかやん「ありがとうOちゃん!2人で3部屋なんて無理だと思ったけど、やったね」
Oくん「いえ」
Hさん「2人で3部屋もやってくれたの。起こしてくれれば良かったのに」
Oくん「いえ」
またOくんが「いえ」しか言わなくなってしまった。いつまでこんなのが続くんだろう。悲しくなった。
みか「どうしたの?昨日のOちゃん普通じゃなかったよ」
O君「しかしながら普通なんですよ」
みか「全然普通じゃないよ。あんなのOちゃんじゃない」
O君「いろいろあるんすよ。来月で辞めようと思ってるし」
みか「就職や里帰りの事があるから、ずっと一緒には働けないとは思ってたけど、こんなに早く?Oちゃんにはキツイ事を言われて傷ついたし、辞めると言われるし、これでおみくじ大吉だったなんて。。。」
O君「この間はすみませんでした。悪気は無いんですけど、いつもの癖で毒舌になっちゃいました。とりあえずそれだけが心残りだったんで、謝りたかったんですよ」
みか「昨日みたいなOちゃんなんかOちゃんじゃないよ。心残りだなんて寂しい事を言っちゃイヤ!」
O君「辞めるかも知れないって事は、まだ内緒で。まだ決めかねてますけど多分辞めますから」
みか「わかったよ。内緒だね。辞めるって事は何とか考え直して欲しいよ。寂しいもん。泣いちゃうから。それと私もいつも大人げなくてゴメンね」
0:00-6:00 12部屋掃除
今日はHさんとOくんとの勤務。今日の昼にはメールのやりとりをしてくれたのに、Oくんは今夜も無言で私やHさんとは目も合わせなかった。
Hさん「Oくんは昨日もあんな感じ?言い過ぎちゃったかしら?」
みかやん「あの。Oくんに何て言ったんですか?」
Hさん「それがあんまり覚えてないのよ。いつもみかやんはOくんを庇ってるでしょ。みかやんなんか誰よりもOくんの面倒を見てて、Oくんを庇い続けてきたのに、そんなみかやんに対してOくんのあの言い草が頭にきて、つい感情的になっちゃったのよねぇ。それを聞いたNさんも怒っちゃって、今まで言わなかった事も洗いざらい言ったのよ。私達の方も言い過ぎたって感じなのよ。ごめんなさい」
みかやん「いえ。私に謝られても困りますよ〜」
メールでは何度も返信してくれたのに、何を言っても何を聞いてもOくんは「はい」か「いいえ」しか言わなかった。昨日同様今日も控え室は静まりかえっていた。押し黙っていたHさんが口を開いた。
Hさん「あのね。なんか私、出勤した時から頭が痛かったんだけど、熱が出てきたみたいで頭痛が酷くなって吐き気もしてきたの。少し休んでいていいかしら?」
みかやん「えーっ!大丈夫ですか?フロントへ行って風邪薬を貰って来ますんで、薬飲んで横になってて下さい!」
Hさんに薬を飲ませて、リネン室にマットを敷いて風呂掃除用のボロタオルを掛けて横になって貰った。幸いな事に暫く部屋は空かなかったが、1時間程経った時にとうとう部屋が空いてしまった。
Hさんは薬を飲んで暗いリネン室で寝入っていた。その間、無言のままOくんと控え室でまんじりともせず過ごしていたが、やにわにOくんが口を開いた。
Oくん「2人で行こう」
みかやん「えっ?」
Oくん「Hさんを起こさないよう、2人で静かに掃除に行こう」
みかやん「う、うん。そうだね」
Hさんが寝ている間に3部屋空いた。3部屋ともOくんが風呂掃除をしてくれて、風呂掃除の後にトイレや洗面所の掃除もしてくれた。黙ってはいるが物凄い勢いで掃除をして私を助けてくれた。Oくんの活躍のお陰で大助かりだった。
みかやん「ありがとうOちゃん!2人で3部屋なんて無理だと思ったけど、やったね」
Oくん「いえ」
Hさん「2人で3部屋もやってくれたの。起こしてくれれば良かったのに」
Oくん「いえ」
またOくんが「いえ」しか言わなくなってしまった。いつまでこんなのが続くんだろう。悲しくなった。
ラブホ奮戦記86日目:別人のOくん
2003年1月5日 らぶほ1皆様お久しぶりです。今更あけおめです。
昨年はこんな日記にお付き合い頂きありがとうございました。今年も宜しくお願いします。
年末はトド(旧姓Sさん)問題に揺れに揺れたナイトチームのメンバーでした。その後、カバ(新人フロントBさん)問題にも揺れ始め、書くと愚痴っぽくなるような事ばかりで何となく更新が止まっておりました。それに加え年末に最高記録の26部屋掃除を達成したり、年末年始は連日朝9時までの勤務で、帰宅後は見事に爆睡しておりました。
近日中にI氏とNさんのラブラブぶりや、年末年始のラブホの様子を日記にしたためたいと思っております。相変わらず貧乏暇無し状態ですが、また宜しくお願いします。
0:00-6:00 12部屋掃除
今日はNさんとOくんとの勤務。毎度の事ながらNさんが無愛想だと思っていたら、今日はOくんも無愛想だった。一言も喋らないし、私と目を合わせようともしない。
もしやコレは逆ギレなのか?それとも昨日、私が休みだった間に何かがあったのか?3人とも無言のままフロントで出勤の打刻をして、無言のまま空いた部屋へ掃除へ向かった。最初の部屋はOくんが風呂係だったので、Nさんとベッドを組んだ。
Nさん「こないだの話、聞いだよ。Oくんがあんたさ酷い事ば言ったんだどね。Hさんも大した怒ってだわ。わちも聞いで頭さきたもの。昨日、Hさんにもわちにも怒られだんだわ」
みかやん「あらら。そうなんですか。私もう気にしてないのに」
Nさん「どーごにどごに。まだ許すんでない。Oくんだら先輩ば立でるって事ば知らないもんだもの。黙っでだら調子こぐと思ってだ時だがら、丁度いい薬だのさ」
みかやん「HさんやNさんはともかく、私はOくんと半月しか違わないし、自分でもそんなに先輩だなんて思ってませんから、私はいいのに」
Nさん「あんただら、どごまでお人好しだのさ。1日違っても先輩は先輩だの!だがらあんた、なめられるんでないの?」
みかやん「別にナメられてるとは思ってませんが。。。」
次の部屋でOくんとベッドを組んだ。やはり一言も発しないし私と目を合わせようともしない。控え室へ戻っても3人押し黙ったままで、あまりにも息苦しかった。Nさんがフロントへ逃げたので控え室にOくんと2人になった。Nさんがいない所ならOくんも普通に話しをしてくれるのでは?と淡い期待を抱いて話しかけてみた。
みかやん「今日は元気無いね。何かあったの?」
Oくん「いいえ」
みかやん「いつものOちゃんみたいじゃないよ」
Oくん「いいえ」
何を聞いても「はい」か「いいえ」しか言わなかった。
いつもは誰よりお喋りなOくんが黙っていると、あまりにも静かだ。重苦しい空気のままようやく朝を迎えた。帰りはいつも途中まで3人で帰るのに、Oくんは1人でさっさと帰ってしまった。一度も後ろを振り返る事もなく足早に帰ってしまった。
Nさん「ほっとぎなさい。なんもわちらが構う事ないんだわ」
みかやん「いや〜。でも〜」
Nさん「どごに、これだら逆ギレだべさ。冗談でないっしょ」
みかやん「ですけど、これじゃあ。。。」
Nさん「構うんでないよ。あっちが悪いんだがらね。わがったの?」
みかやん「はい」
「はい」とは言ったものの、Oくんの豹変ぶりが気になって気になって仕方なかった。仲良しだったOくんと、このまま仲違いみたいになっているのはイヤだ。でも何と言ったら心を開いてくれるだろう。今夜もOくんと一緒の勤務だ。どうせ働くなら楽しく働きたい。どうしたものだろう。
昨年はこんな日記にお付き合い頂きありがとうございました。今年も宜しくお願いします。
年末はトド(旧姓Sさん)問題に揺れに揺れたナイトチームのメンバーでした。その後、カバ(新人フロントBさん)問題にも揺れ始め、書くと愚痴っぽくなるような事ばかりで何となく更新が止まっておりました。それに加え年末に最高記録の26部屋掃除を達成したり、年末年始は連日朝9時までの勤務で、帰宅後は見事に爆睡しておりました。
近日中にI氏とNさんのラブラブぶりや、年末年始のラブホの様子を日記にしたためたいと思っております。相変わらず貧乏暇無し状態ですが、また宜しくお願いします。
0:00-6:00 12部屋掃除
今日はNさんとOくんとの勤務。毎度の事ながらNさんが無愛想だと思っていたら、今日はOくんも無愛想だった。一言も喋らないし、私と目を合わせようともしない。
もしやコレは逆ギレなのか?それとも昨日、私が休みだった間に何かがあったのか?3人とも無言のままフロントで出勤の打刻をして、無言のまま空いた部屋へ掃除へ向かった。最初の部屋はOくんが風呂係だったので、Nさんとベッドを組んだ。
Nさん「こないだの話、聞いだよ。Oくんがあんたさ酷い事ば言ったんだどね。Hさんも大した怒ってだわ。わちも聞いで頭さきたもの。昨日、Hさんにもわちにも怒られだんだわ」
みかやん「あらら。そうなんですか。私もう気にしてないのに」
Nさん「どーごにどごに。まだ許すんでない。Oくんだら先輩ば立でるって事ば知らないもんだもの。黙っでだら調子こぐと思ってだ時だがら、丁度いい薬だのさ」
みかやん「HさんやNさんはともかく、私はOくんと半月しか違わないし、自分でもそんなに先輩だなんて思ってませんから、私はいいのに」
Nさん「あんただら、どごまでお人好しだのさ。1日違っても先輩は先輩だの!だがらあんた、なめられるんでないの?」
みかやん「別にナメられてるとは思ってませんが。。。」
次の部屋でOくんとベッドを組んだ。やはり一言も発しないし私と目を合わせようともしない。控え室へ戻っても3人押し黙ったままで、あまりにも息苦しかった。Nさんがフロントへ逃げたので控え室にOくんと2人になった。Nさんがいない所ならOくんも普通に話しをしてくれるのでは?と淡い期待を抱いて話しかけてみた。
みかやん「今日は元気無いね。何かあったの?」
Oくん「いいえ」
みかやん「いつものOちゃんみたいじゃないよ」
Oくん「いいえ」
何を聞いても「はい」か「いいえ」しか言わなかった。
いつもは誰よりお喋りなOくんが黙っていると、あまりにも静かだ。重苦しい空気のままようやく朝を迎えた。帰りはいつも途中まで3人で帰るのに、Oくんは1人でさっさと帰ってしまった。一度も後ろを振り返る事もなく足早に帰ってしまった。
Nさん「ほっとぎなさい。なんもわちらが構う事ないんだわ」
みかやん「いや〜。でも〜」
Nさん「どごに、これだら逆ギレだべさ。冗談でないっしょ」
みかやん「ですけど、これじゃあ。。。」
Nさん「構うんでないよ。あっちが悪いんだがらね。わがったの?」
みかやん「はい」
「はい」とは言ったものの、Oくんの豹変ぶりが気になって気になって仕方なかった。仲良しだったOくんと、このまま仲違いみたいになっているのはイヤだ。でも何と言ったら心を開いてくれるだろう。今夜もOくんと一緒の勤務だ。どうせ働くなら楽しく働きたい。どうしたものだろう。
ラブホ奮戦記85日目:24時間空き部屋
2003年1月3日 らぶほ10:00-9:00. 15部屋掃除
今日はHさんとOくんとの勤務。午前1時にI氏が出勤してすぐに控え室へ来た。
I氏「207号室が、昨日の朝8時に入室して既に17時間滞在してるんです。朝8時になったら24時間経つので、一度精算して貰うんですけど、私が忘れたら困るので声をかけて貰えませんかね」
Hさん「いいわよ。8時ね」
みかやん「私、携帯の目覚ましをかけておきますね」
すっかり忘れて掃除をしていたが、朝方になって思い出した。
Oくん「丸一日、こんな所で何してたんすかねぇ?」
Hさん「前にNさんから4泊したお客さんの話を聞いたけど、散らかってると思うわ」
みかやん「私達が居る時間には帰って欲しくないですね」
と話をしていると、I氏が真っ青になって控え室へ走ってきた。
I氏「あのっ!今何気なく207号室のデータを取ってみたんですけど。そうしたら、そうしたら。ああっ、心臓が痛い」
Hさん「どうしたの?何があったの?」
I氏「テレビもビデオも見ていないんです。冷蔵庫にも手を付けていません。それどころか、シャワーもお湯も使った形跡が無いんですよ。いっ、いっ、生きてるんでしょうか?」
そこで私の携帯の目覚ましが鳴り始めて一同飛び上がって驚いた。
Hさん「まぁとにかく、電話してみる事ね」
I氏が会社の携帯で207号室へ電話してみたが、何度呼び出してもお客さんが電話に出ない。「お客さんは生きていないかも知れない」という事を怖くて誰も口に出来ないまま、4人で207号室へ行ってみる事にした。
部屋の入口でチャイムを鳴らしてもお客さんが出てくる気配もない。いよいよ怖くなった。取り敢えずOくんが部屋のドアを開けて「あっれー?」と叫んだ。
見ると玄関にお客さんの靴が無かった。玄関の上がり口にスリッパも綺麗に並んだままだった。恐る恐る階段を上がって部屋へ向かった。部屋はもぬけのカラだった。一応4人で点検して見たが部屋を使った形跡がまるで無かった。
Oくん「ちょっと何コレ?ベッドの枕元のセットがちゃんとなってないよ。みかやんの名刺だからみかやんでしょ。こんな事じゃ困るなぁ。俺らが発見したから良かったけど、朝のA班に発見されたら、とんだ恥をかく所だったよ。みんな俺には厳しいのに、みかやんも大した事ないなぁ。これからは俺だけじゃなくて、みかやんの後も点検した方が良さそう。ははは」
I氏「今はそういう事を言ってる場合じゃないですよ。一日丸々空いてたのに売り部屋にしてなかったんですよ。それに何故、お客さんが入ったようなドア操作になってたのかもわかりません」
Hさん「Oくん、何て事言うの!誰にだって失敗はあるでしょう。後輩はそういう事は黙っているものよ。いつもかばってくれてるみかやんに対して、その言いぐさは何?ちょっとみかやんが失敗してたのを見つけたからって、鬼の首取ったみたいに勝ち誇って偉そうに。みかやんに謝りなさい!」
I氏「ですから今はそういう事ではなくて、この状態だとお客さんが入口で部屋を選んで普通に入室していた事になってるんですよ。ドア操作のどういうミスが重なるとこのような状態になるのか、それともお客さんが何らかの形で入室したのに帰ったのか、帰ったなら何故モニターが”退室”にならないのか、誰もいない部屋を売り部屋にしてなかった事の方が問題なんですよ。金庫と入金の金額も合わなくなりますし」
Oくん「・・・・だって」
Hさん「あんな言い方をしたらみかやんが可愛そうよ。早く謝りなさい」
Oくん「申し訳ありませんでした」
みかやん「別にいいです。私がミスをしていたんですから」
I氏「フロントK子には何と説明をしたらいいんでしょう?」
Hさん「さぁ?こんな事は今まで無かったわ。昨日の朝は入退室が多くてバタバタしたから、207号室に入ったお客さんも見てないし、逆にどうすればこんな風になるか私の方が知りたいわよ。これじゃお客さんもタダ逃げできるじゃない」
I氏「そうなんですよねぇ。部屋が荒れていてお客さんが居ないなら逃げられたかも知れませんが、今回は部屋を使った形跡もないし、本当に狐につままれた感じですよねぇ。常務に何と言おう」
Oくんの言い方があまりにも酷くて傷ついたと言うより腹がたった。Oくんとは話もせず、朝9時に仕事があるフリをして走って帰宅した。今回のカラクリはとうとうわからなかったが、どうもI氏のドア操作ミスらしい。
今日はHさんとOくんとの勤務。午前1時にI氏が出勤してすぐに控え室へ来た。
I氏「207号室が、昨日の朝8時に入室して既に17時間滞在してるんです。朝8時になったら24時間経つので、一度精算して貰うんですけど、私が忘れたら困るので声をかけて貰えませんかね」
Hさん「いいわよ。8時ね」
みかやん「私、携帯の目覚ましをかけておきますね」
すっかり忘れて掃除をしていたが、朝方になって思い出した。
Oくん「丸一日、こんな所で何してたんすかねぇ?」
Hさん「前にNさんから4泊したお客さんの話を聞いたけど、散らかってると思うわ」
みかやん「私達が居る時間には帰って欲しくないですね」
と話をしていると、I氏が真っ青になって控え室へ走ってきた。
I氏「あのっ!今何気なく207号室のデータを取ってみたんですけど。そうしたら、そうしたら。ああっ、心臓が痛い」
Hさん「どうしたの?何があったの?」
I氏「テレビもビデオも見ていないんです。冷蔵庫にも手を付けていません。それどころか、シャワーもお湯も使った形跡が無いんですよ。いっ、いっ、生きてるんでしょうか?」
そこで私の携帯の目覚ましが鳴り始めて一同飛び上がって驚いた。
Hさん「まぁとにかく、電話してみる事ね」
I氏が会社の携帯で207号室へ電話してみたが、何度呼び出してもお客さんが電話に出ない。「お客さんは生きていないかも知れない」という事を怖くて誰も口に出来ないまま、4人で207号室へ行ってみる事にした。
部屋の入口でチャイムを鳴らしてもお客さんが出てくる気配もない。いよいよ怖くなった。取り敢えずOくんが部屋のドアを開けて「あっれー?」と叫んだ。
見ると玄関にお客さんの靴が無かった。玄関の上がり口にスリッパも綺麗に並んだままだった。恐る恐る階段を上がって部屋へ向かった。部屋はもぬけのカラだった。一応4人で点検して見たが部屋を使った形跡がまるで無かった。
Oくん「ちょっと何コレ?ベッドの枕元のセットがちゃんとなってないよ。みかやんの名刺だからみかやんでしょ。こんな事じゃ困るなぁ。俺らが発見したから良かったけど、朝のA班に発見されたら、とんだ恥をかく所だったよ。みんな俺には厳しいのに、みかやんも大した事ないなぁ。これからは俺だけじゃなくて、みかやんの後も点検した方が良さそう。ははは」
I氏「今はそういう事を言ってる場合じゃないですよ。一日丸々空いてたのに売り部屋にしてなかったんですよ。それに何故、お客さんが入ったようなドア操作になってたのかもわかりません」
Hさん「Oくん、何て事言うの!誰にだって失敗はあるでしょう。後輩はそういう事は黙っているものよ。いつもかばってくれてるみかやんに対して、その言いぐさは何?ちょっとみかやんが失敗してたのを見つけたからって、鬼の首取ったみたいに勝ち誇って偉そうに。みかやんに謝りなさい!」
I氏「ですから今はそういう事ではなくて、この状態だとお客さんが入口で部屋を選んで普通に入室していた事になってるんですよ。ドア操作のどういうミスが重なるとこのような状態になるのか、それともお客さんが何らかの形で入室したのに帰ったのか、帰ったなら何故モニターが”退室”にならないのか、誰もいない部屋を売り部屋にしてなかった事の方が問題なんですよ。金庫と入金の金額も合わなくなりますし」
Oくん「・・・・だって」
Hさん「あんな言い方をしたらみかやんが可愛そうよ。早く謝りなさい」
Oくん「申し訳ありませんでした」
みかやん「別にいいです。私がミスをしていたんですから」
I氏「フロントK子には何と説明をしたらいいんでしょう?」
Hさん「さぁ?こんな事は今まで無かったわ。昨日の朝は入退室が多くてバタバタしたから、207号室に入ったお客さんも見てないし、逆にどうすればこんな風になるか私の方が知りたいわよ。これじゃお客さんもタダ逃げできるじゃない」
I氏「そうなんですよねぇ。部屋が荒れていてお客さんが居ないなら逃げられたかも知れませんが、今回は部屋を使った形跡もないし、本当に狐につままれた感じですよねぇ。常務に何と言おう」
Oくんの言い方があまりにも酷くて傷ついたと言うより腹がたった。Oくんとは話もせず、朝9時に仕事があるフリをして走って帰宅した。今回のカラクリはとうとうわからなかったが、どうもI氏のドア操作ミスらしい。
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ラブホ奮戦記84日目:仕事始め
2003年1月2日 らぶほ1先日、Nさんに「正月三が日の夜中に歩いでるなんて、ろぐなもんでないよ。こごさ来る途中に人さ会ったら、ひったぐりか痴漢だど思って用心しなさいや。大金なんて持って歩がれないよ」と言われていたので、地下鉄代200円と予備の千円しか持たずに家を出た。ボーっと地下鉄に乗っていると「次は大谷地。大谷地です。降り口は。。。」というアナウンスが聞こえた。マジっすか?
間違って逆方向行きの地下鉄に乗ってしまった。慌てて地下鉄を降りたが、逆のホームへ渡って次の地下鉄を待つような時間の余裕がなかった。駅の外へ出てタクシーに飛び乗った。千円しか持っていないのにタクシーは深夜割増の時間になっているので、メーターがカチカチ上がる。ドキドキしながらタクシーのメーターを見ていて900円を越えた所で降りた。ホテルQの最寄り駅のかなり手前だった。
吹雪の中をホテルQ目指してひた走った。
0:00-9:00 12部屋掃除
今日はHさんとNさんとの勤務。ギリギリの時間に大汗かいて飛び込んだ私を見て驚いた。
Hさん「どうしたの?みかやん。そんなに息を切らして」
Nさん「痴漢にでも遭ったのがい?なしたのー?」
かくかくしかじかと説明して笑われた。
笑われた事など、どーでもいいが気になったのは、タクシー代で所持金を使い果たしたのと、時間がなかったのとで、午前三時のおやつや飲み物を買えなかった事だ。飲み物は年末で退職したA班の人の置きみやげがあったので、それを飲む事にしたが、問題は食べ物だ。ホテルQの最寄りの地下鉄駅から遙か離れた所から走ったので、既に空腹だったし、出勤だけで今日のエネルギーを使い果たした気がしていた。
水を飲みながら空腹を紛らわせて仕事をした。実に貧乏臭い話だ。いよいよ午前3時過ぎになり掃除を終えて控え室へ戻った。そこへI氏が大きな箱を抱えてやってきた。それはI氏が働いている総菜工場の、おせち料理セット4人前定価3500円の品だった。
I氏「貰い物ですけど、お正月なんでみんなで食べましょう」
I氏に後光が差して見えた。4人でオードブルをいただいた。普段は自分では作れない、煮物や黒豆、たらこあえなどが入っていて、感激しながら食べていた。Nさんが「あっ!わち忘れるどごだった」と言って席を立ち、手に大きなおにぎりを持って戻ってきた。
Nさん「はい。I氏。おにぎり作ってきたよ」
I氏「えええっ。私にですか?」
Nさん「コンビニの弁当やおにぎり以外の米ば食べたいんだべさ」
I氏「ありがとうございます。早速頂きます」
和やかな雰囲気に包まれた。幸いな事に私達がオードブルを食べ終わって、まったりとするまで部屋も空かなかった。今日は午前三時のおやつも持たないまま出勤したが、I氏からのオードブルにありつけて助かった。いずれは私も今の昼の仕事を辞めて、I氏が働いている某総菜工場で働くつもりだ。それにしてもオードブルは美味すぎた。なんとしても昼の仕事を辞めて総菜工場で働こうと思った。
今年の仕事始めだと言うのに、地下鉄を乗り間違えたりして焦ったが、いい仕事始めになった。
間違って逆方向行きの地下鉄に乗ってしまった。慌てて地下鉄を降りたが、逆のホームへ渡って次の地下鉄を待つような時間の余裕がなかった。駅の外へ出てタクシーに飛び乗った。千円しか持っていないのにタクシーは深夜割増の時間になっているので、メーターがカチカチ上がる。ドキドキしながらタクシーのメーターを見ていて900円を越えた所で降りた。ホテルQの最寄り駅のかなり手前だった。
吹雪の中をホテルQ目指してひた走った。
0:00-9:00 12部屋掃除
今日はHさんとNさんとの勤務。ギリギリの時間に大汗かいて飛び込んだ私を見て驚いた。
Hさん「どうしたの?みかやん。そんなに息を切らして」
Nさん「痴漢にでも遭ったのがい?なしたのー?」
かくかくしかじかと説明して笑われた。
笑われた事など、どーでもいいが気になったのは、タクシー代で所持金を使い果たしたのと、時間がなかったのとで、午前三時のおやつや飲み物を買えなかった事だ。飲み物は年末で退職したA班の人の置きみやげがあったので、それを飲む事にしたが、問題は食べ物だ。ホテルQの最寄りの地下鉄駅から遙か離れた所から走ったので、既に空腹だったし、出勤だけで今日のエネルギーを使い果たした気がしていた。
水を飲みながら空腹を紛らわせて仕事をした。実に貧乏臭い話だ。いよいよ午前3時過ぎになり掃除を終えて控え室へ戻った。そこへI氏が大きな箱を抱えてやってきた。それはI氏が働いている総菜工場の、おせち料理セット4人前定価3500円の品だった。
I氏「貰い物ですけど、お正月なんでみんなで食べましょう」
I氏に後光が差して見えた。4人でオードブルをいただいた。普段は自分では作れない、煮物や黒豆、たらこあえなどが入っていて、感激しながら食べていた。Nさんが「あっ!わち忘れるどごだった」と言って席を立ち、手に大きなおにぎりを持って戻ってきた。
Nさん「はい。I氏。おにぎり作ってきたよ」
I氏「えええっ。私にですか?」
Nさん「コンビニの弁当やおにぎり以外の米ば食べたいんだべさ」
I氏「ありがとうございます。早速頂きます」
和やかな雰囲気に包まれた。幸いな事に私達がオードブルを食べ終わって、まったりとするまで部屋も空かなかった。今日は午前三時のおやつも持たないまま出勤したが、I氏からのオードブルにありつけて助かった。いずれは私も今の昼の仕事を辞めて、I氏が働いている某総菜工場で働くつもりだ。それにしてもオードブルは美味すぎた。なんとしても昼の仕事を辞めて総菜工場で働こうと思った。
今年の仕事始めだと言うのに、地下鉄を乗り間違えたりして焦ったが、いい仕事始めになった。
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今日は休み・Oくんと初詣
2003年1月1日 らぶほ1朝9時にホテルQを出た。初日の出どころではなくとっくに日が昇っていた。Nさんと別れ、Oくんと帰り道にある神社に寄る事にした。それほどメジャーな神社ではないと思っていたのに、意外に混んでいてお参りする迄に時間がかかった。いよいよ私とOくんの番になり、各自5円玉を賽銭箱に放ってから祈った。私が終わってもOくんは、ひたすら何かを願っているようだった。かなり待たされた。
みかやん「何?今年こそ彼女ができますように!って?」
Oくん「わかってるなら聞かないでくださいよ」
みかやん「あらっ?当たってたの?ごめーん」
Oくん「他にも就職とかいろいろ祈る事があるんすよ」
おみくじを引くと二人とも”大吉”だった。1年の計は元旦にありという事で、今日から散財すると今年1年散財しそうなので、最低限の出費=おみくじ200円+賽銭5円=205円の出費と考えていたのに、大吉で気を良くして境内に出ていた店でフランクフルトを買って食べた。
神社を後にして地下鉄駅を目指して歩いていた。
Oくん「おおおっ。あうっ」
みかやん「何?なんなの?」
Oくん「お腹がキュルキュルっと。ヤバイかも」
みかやん「全くお腹、弱いよね。コンビニまで我慢しなさい」
Oくん「おわわわわわ〜。うううぅ」
みかやん「何?ヤバイの?勘弁して〜」
Oくん「いえ、おさまりました。俺も新年早々お腹の急降下はイヤっすよ」
みかやん「ビックリさせないでよね〜」
Oくん「まっ、そんなこんなで今年もよろしくです」
みかやん「はい。こちらこそ」
地下鉄駅でOくんと別れた。
今年もあのラブホで、みんな仲良く楽しく和やかに仕事ができますように。
みかやん「何?今年こそ彼女ができますように!って?」
Oくん「わかってるなら聞かないでくださいよ」
みかやん「あらっ?当たってたの?ごめーん」
Oくん「他にも就職とかいろいろ祈る事があるんすよ」
おみくじを引くと二人とも”大吉”だった。1年の計は元旦にありという事で、今日から散財すると今年1年散財しそうなので、最低限の出費=おみくじ200円+賽銭5円=205円の出費と考えていたのに、大吉で気を良くして境内に出ていた店でフランクフルトを買って食べた。
神社を後にして地下鉄駅を目指して歩いていた。
Oくん「おおおっ。あうっ」
みかやん「何?なんなの?」
Oくん「お腹がキュルキュルっと。ヤバイかも」
みかやん「全くお腹、弱いよね。コンビニまで我慢しなさい」
Oくん「おわわわわわ〜。うううぅ」
みかやん「何?ヤバイの?勘弁して〜」
Oくん「いえ、おさまりました。俺も新年早々お腹の急降下はイヤっすよ」
みかやん「ビックリさせないでよね〜」
Oくん「まっ、そんなこんなで今年もよろしくです」
みかやん「はい。こちらこそ」
地下鉄駅でOくんと別れた。
今年もあのラブホで、みんな仲良く楽しく和やかに仕事ができますように。
ラブホ奮戦記83日目:ひめはじめ
2002年12月31日 らぶほ10:00-9:00 12部屋掃除
今日はNさんとOくんとの勤務。出勤して午後11時55分にタイムカードを押し、スタンバイして午前0時にNさんとOくんと三人で「明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします」と挨拶をし合った。
Nさん「日付変わったよ。お客さんだぢは、一斉にひめはじめだわ」
Oくん「年末年始に思いっきり仕事っすよ。客はひめはじめなのに」
みかやん「確かに正月気分どころじゃ無いよね」
Nさん「暇そうだがら、のんびりやるべし」
作業室にある大きな作業台をロッカー室へ移して椅子を置いて、そこでまったりする事にした。ロッカー室は暖かい。座ったとたんに眠くなって三人揃ってテーブルに顔を付けて爆睡した。紅白を見終わって来た人、近くの神社にお参りをしてから来た人で、満室になったので暫くの間、眠っていられた。
部屋が空いたので渋々掃除へ向かった。Oくんがベッドの布団を剥がすとシーツが見事な日の丸になっていた。
Oくん「ほらっ。初日の出ですよ」
みかやん「紅白だしお目出度いんじゃない」
Nさん「新年早々縁起がいいね。。。んなわげないべさっ。新年早々、生理の血で人んちの布団汚すなんて、とんでもない話だべさ。1年の計は元旦にありって言うのに、なんて事すんだべが。これで今年も1年、生理の血ばっかりだべさ。冗談でないよ全く」
Oくん「新年早々怒っちゃダメですよ」
Nさん「それもそうだげど納得いがないねぇ」
気を取り直して次の部屋の掃除へ行って愕然とした。また生理で布団が血に染まっていた。
Nさん「ほれ見なさいや!こんな風に今年は生理ばっかりだのさ。あーやだやだ。さっきの部屋、掃除しないば良かった。元旦から生理だら黙って家さいればいがべさね」
みかやん「あの、新年早々怒っちゃダメですってば」
Nさん「だげどもさ、これだらしどいべさっ」
控え室へ戻って2枚のおねしょマットの洗濯をした。Nさんは押し黙ったまま洗濯機の中で回るおねしょマットを見つめていた。
Nさん「しゃーないね。仕事だもね」
Oくん「俺も血なんかもうすっかり慣れましたよ」
みかやん「毎日毎日血だらけだもんね」
Nさん「んだよね。今日だげでないもね」
再度気を取り直して次の部屋へ向かうと、今度は白子着きシーツだった。
Nさん「血に白子。これで本当に紅白だわ。目出度いね。ははは。。。こーゆー所で働いてるもんだもの、逃れられないんだよね。わち、ビジネスホテルが長がったからね。ビジネスだら血も白子も滅多にながったよ」
みかやん「ビジネスホテルでも血や白子だらけだったら怖いですよね」
Nさん「まっ、こーゆー所で若いあんただぢには辛い職場がも知れないけど、今年も頑張るんだよ」
Oくん&みかやん「はい。宜しくお願いします」
Nさんが言った”1年の計は元旦にありだから今年は生理ばかり”というのは当たりそうな予感がした。
今日はNさんとOくんとの勤務。出勤して午後11時55分にタイムカードを押し、スタンバイして午前0時にNさんとOくんと三人で「明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします」と挨拶をし合った。
Nさん「日付変わったよ。お客さんだぢは、一斉にひめはじめだわ」
Oくん「年末年始に思いっきり仕事っすよ。客はひめはじめなのに」
みかやん「確かに正月気分どころじゃ無いよね」
Nさん「暇そうだがら、のんびりやるべし」
作業室にある大きな作業台をロッカー室へ移して椅子を置いて、そこでまったりする事にした。ロッカー室は暖かい。座ったとたんに眠くなって三人揃ってテーブルに顔を付けて爆睡した。紅白を見終わって来た人、近くの神社にお参りをしてから来た人で、満室になったので暫くの間、眠っていられた。
部屋が空いたので渋々掃除へ向かった。Oくんがベッドの布団を剥がすとシーツが見事な日の丸になっていた。
Oくん「ほらっ。初日の出ですよ」
みかやん「紅白だしお目出度いんじゃない」
Nさん「新年早々縁起がいいね。。。んなわげないべさっ。新年早々、生理の血で人んちの布団汚すなんて、とんでもない話だべさ。1年の計は元旦にありって言うのに、なんて事すんだべが。これで今年も1年、生理の血ばっかりだべさ。冗談でないよ全く」
Oくん「新年早々怒っちゃダメですよ」
Nさん「それもそうだげど納得いがないねぇ」
気を取り直して次の部屋の掃除へ行って愕然とした。また生理で布団が血に染まっていた。
Nさん「ほれ見なさいや!こんな風に今年は生理ばっかりだのさ。あーやだやだ。さっきの部屋、掃除しないば良かった。元旦から生理だら黙って家さいればいがべさね」
みかやん「あの、新年早々怒っちゃダメですってば」
Nさん「だげどもさ、これだらしどいべさっ」
控え室へ戻って2枚のおねしょマットの洗濯をした。Nさんは押し黙ったまま洗濯機の中で回るおねしょマットを見つめていた。
Nさん「しゃーないね。仕事だもね」
Oくん「俺も血なんかもうすっかり慣れましたよ」
みかやん「毎日毎日血だらけだもんね」
Nさん「んだよね。今日だげでないもね」
再度気を取り直して次の部屋へ向かうと、今度は白子着きシーツだった。
Nさん「血に白子。これで本当に紅白だわ。目出度いね。ははは。。。こーゆー所で働いてるもんだもの、逃れられないんだよね。わち、ビジネスホテルが長がったからね。ビジネスだら血も白子も滅多にながったよ」
みかやん「ビジネスホテルでも血や白子だらけだったら怖いですよね」
Nさん「まっ、こーゆー所で若いあんただぢには辛い職場がも知れないけど、今年も頑張るんだよ」
Oくん&みかやん「はい。宜しくお願いします」
Nさんが言った”1年の計は元旦にありだから今年は生理ばかり”というのは当たりそうな予感がした。
ラブホ奮戦記82日目:Oくんおねむ
2002年12月29日 らぶほ10:00-9:00 14部屋掃除
今日はHさんとOくんとの勤務。今朝はホテルQから昼の会社へ直行した。昼の会社も年末で忙しく先日の最高記録26部屋の疲れが取れないまま、今日も仕事だ。休み明けでリフレッシュしているハズのOくんは、昨日の合コンではしゃぎ過ぎたのか、いつにも増してお疲れのようだった。
Oくんが風呂掃除をしているハズなのに、風呂場から物音一つしないので覗いて見ると寝ていたし、Oくんとベッドを組んでいて、枕カバーをかけている作業が進まないのでよく見ると寝ていたし、Oくんがトイレ掃除をしているハズなのに、また物音一つしないので覗いてみると、トイレ掃除用のスポンジを持ち片手を便器に突っ込んだまま寝ていた。何をやっとるんじゃ!Hさんに見つかったら大変だ。
みかやん「ちょっと!仕事なんだからしっかりしなさい」
Oくん「んー?あっ、ああ!すいません」
みかやん「Hさんに見つからないうちに目を覚ましなさいよ」
Hさん「さっきから寝たり起きたりじゃ仕事にならないわよ」
みかやん「あれっ?バレてました?」
Hさん「私とベッドを組みながらも寝てたのよ」
Oくん「ほんと申し訳ないっす」
みかやん「昨日の合コン、そんなに楽しかったの?」
Oくん「いえ、それほどでもないっすよ。あふ。。。」
みかやん「だから〜。寝るんじゃないってば!」
Oくん「んー?俺、今、寝てたんっすか?」
Hさん「うちの若大将、今日は使い物にならないわね」
控え室に戻るなり爆睡するOくんだった。Hさんも呆れ顔でOくんを見ていた。運良くずっと部屋が空かなかったので、静かにOくんを寝かせておいた。。。小一時間ほど経って部屋が空いたのでOくんを叩き起こして掃除へ向かったが、それでもOくんは眠たそうだった。
部屋へ入ると血まみれのシーツが剥きだしになっていた。おねしょマットから外れた所に血が付いていたのでシーツをめくって見ると、ベッドパットまで血が貫通していた。ベッドパットを交換しなければならない。
Hさん「Oくん、ちゃんと目を覚ましてベットパット交換して来て!」
Oくん「ふぁーい。わかりまひた〜あ」
目をこすりながら小走りでベッドに近づいて来たOくんが、突然視界から消えた。何事か?と思って見ると、床にもこぼれていた生理の血の上に乗って転倒していた。
Oくん「痛たたたー。うわっ!靴下に血が付いたよ。キモイキモイ!ああっ、いてぇ」
Hさん「寝ぼけてるからこんな事になるのよ!しっかりして」
Oくん「はいっ!すいませんっ」
Oくんはすっくと立ち上がり靴下を脱いでベッドパットを担いで行った。ようやく完全に目を覚まし手際よくベッドパットの交換を済ませた。次の部屋もベットパットに白子が付いて交換する事になったが、それも疲れる様子もなく手際よく交換した。我々女性陣なら2部屋連続でベットパットを交換したら、ヘトヘトになっていただろう。ベットパットは大きくて重い。
Hさん「やっぱり男性がいると頼もしいわ。いつもこうだといいんだけど。23才でまだまだ遊び盛りだろうけど仕事に支障がない程度に遊んでね」
Oくん「はいっ!ほんっとに申し訳ありませんでした」
時々とても眠たそうなOくんだが、今後はシャキッとするだろう。
今日はHさんとOくんとの勤務。今朝はホテルQから昼の会社へ直行した。昼の会社も年末で忙しく先日の最高記録26部屋の疲れが取れないまま、今日も仕事だ。休み明けでリフレッシュしているハズのOくんは、昨日の合コンではしゃぎ過ぎたのか、いつにも増してお疲れのようだった。
Oくんが風呂掃除をしているハズなのに、風呂場から物音一つしないので覗いて見ると寝ていたし、Oくんとベッドを組んでいて、枕カバーをかけている作業が進まないのでよく見ると寝ていたし、Oくんがトイレ掃除をしているハズなのに、また物音一つしないので覗いてみると、トイレ掃除用のスポンジを持ち片手を便器に突っ込んだまま寝ていた。何をやっとるんじゃ!Hさんに見つかったら大変だ。
みかやん「ちょっと!仕事なんだからしっかりしなさい」
Oくん「んー?あっ、ああ!すいません」
みかやん「Hさんに見つからないうちに目を覚ましなさいよ」
Hさん「さっきから寝たり起きたりじゃ仕事にならないわよ」
みかやん「あれっ?バレてました?」
Hさん「私とベッドを組みながらも寝てたのよ」
Oくん「ほんと申し訳ないっす」
みかやん「昨日の合コン、そんなに楽しかったの?」
Oくん「いえ、それほどでもないっすよ。あふ。。。」
みかやん「だから〜。寝るんじゃないってば!」
Oくん「んー?俺、今、寝てたんっすか?」
Hさん「うちの若大将、今日は使い物にならないわね」
控え室に戻るなり爆睡するOくんだった。Hさんも呆れ顔でOくんを見ていた。運良くずっと部屋が空かなかったので、静かにOくんを寝かせておいた。。。小一時間ほど経って部屋が空いたのでOくんを叩き起こして掃除へ向かったが、それでもOくんは眠たそうだった。
部屋へ入ると血まみれのシーツが剥きだしになっていた。おねしょマットから外れた所に血が付いていたのでシーツをめくって見ると、ベッドパットまで血が貫通していた。ベッドパットを交換しなければならない。
Hさん「Oくん、ちゃんと目を覚ましてベットパット交換して来て!」
Oくん「ふぁーい。わかりまひた〜あ」
目をこすりながら小走りでベッドに近づいて来たOくんが、突然視界から消えた。何事か?と思って見ると、床にもこぼれていた生理の血の上に乗って転倒していた。
Oくん「痛たたたー。うわっ!靴下に血が付いたよ。キモイキモイ!ああっ、いてぇ」
Hさん「寝ぼけてるからこんな事になるのよ!しっかりして」
Oくん「はいっ!すいませんっ」
Oくんはすっくと立ち上がり靴下を脱いでベッドパットを担いで行った。ようやく完全に目を覚まし手際よくベッドパットの交換を済ませた。次の部屋もベットパットに白子が付いて交換する事になったが、それも疲れる様子もなく手際よく交換した。我々女性陣なら2部屋連続でベットパットを交換したら、ヘトヘトになっていただろう。ベットパットは大きくて重い。
Hさん「やっぱり男性がいると頼もしいわ。いつもこうだといいんだけど。23才でまだまだ遊び盛りだろうけど仕事に支障がない程度に遊んでね」
Oくん「はいっ!ほんっとに申し訳ありませんでした」
時々とても眠たそうなOくんだが、今後はシャキッとするだろう。